JP2022126032A - 送風装置 - Google Patents

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泰世 杉本
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Abstract

【課題】机に向かって作業を行う利用者の顔に向けて意図した強度の気流を吹き付けることが可能な送風装置を提供する。【解決手段】送風装置1は、空気を取り入れる吸込口14と、吸込口14から取り入れた空気を高圧空気にする高圧空気発生部と、机11の天板11aの上面に対して所定の仰角となる吹出方向に高圧空気を吹き出す吹出口13と、机11に向かって作業を行う利用者の画像情報を取得する撮像部15と、高圧空気発生部の動作を制御する制御部とを備える。吹出口13は、利用者の左側前方から利用者に向けて高圧空気を第一吹出気流として吹き出す第一吹出口13aと、利用者の右側前方から利用者に向けて高圧空気を第二吹出気流として吹き出す第二吹出口13bとを有する。制御部は、撮像部15が取得した画像情報に基づいて、第一吹出口13aから送風される第一吹出気流の風量と第二吹出口13bから送風される第二吹出気流の風量とを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、机の背面側に設けられ、机の天板に沿って気流の送風を行う送風装置に関するものである。
この種の送風装置として、例えば、机の背面側に設けたパーティションに吹出口を設け、パーティションの吹出口から空調された気流を机の天板上に吹き出すように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7-120006号公報
従来の送風装置において、気流の吹出口は、机の利用者に対して正面の位置に設けられている。つまり、利用者が正面から顔に気流を浴びるためには、利用者の顔の角度が机の前面に正対しており、かつ、利用者が吹出口の正面の位置になければならない。そのため、利用者の顔が机の前面に対して斜めの方向を向いている場合あるいは利用者が吹出口の正面の位置にない場合には、気流は利用者の顔に対して正面から当たらなくなり、快適性あるいは覚醒感が損なわれてしまうという課題がある。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、机に向かって作業を行う利用者の顔に向けて意図した強度の気流を吹き付けることが可能な送風装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る送風装置は、机の背面側に設けられ、机の天板の上面に気流を送風する送風装置である。送風装置は、空気を取り入れる吸込口と、吸込口から取り入れた空気を高圧空気にする高圧空気発生部と、机の背面側から、机の天板の上面に対して所定の仰角となる吹出方向に高圧空気を吹き出す吹出口と、机に向かって作業を行う利用者の画像情報を取得する撮像部と、高圧空気発生部の動作を制御する制御部と、を備える。また、吹出口は、利用者の左側前方から利用者に向けて高圧空気を第一吹出気流として吹き出す第一吹出口と、利用者の右側前方から利用者に向けて高圧空気を第二吹出気流として吹き出す第二吹出口と、を有して構成される。そして、制御部は、撮像部が取得した画像情報に基づいて、第一吹出口から送風される第一吹出気流の風量と第二吹出口から送風される第二吹出気流の風量とを制御することを特徴とする。これにより、所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、机に向かって作業を行う利用者の顔に向けて意図した強度の気流を吹き付けることが可能な送風装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る送風装置を机に設置した状態での斜視図である。 図2は、送風装置を机に設置した状態での概略正面図である。 図3は、送風装置を机に設置した状態での概略断面図である。 図4は、送風装置から吹き出される吹出気流を示す概略上面図である。 図5は、送風装置を構成する制御部の制御ブロック図である。 図6は、本発明の実施の形態2に係る送風装置の概略断面図である。 図7は、送風装置から吹き出される気流の吹出位置を示す概略正面図である。
本発明に係る送風装置は、机の背面側に設けられ、机の天板の上面に気流を送風する送風装置である。送風装置は、空気を取り入れる吸込口と、吸込口から取り入れた空気を高圧空気にする高圧空気発生部と、机の背面側から、机の天板の上面に対して所定の仰角となる吹出方向に高圧空気を吹き出す吹出口と、机に向かって作業を行う利用者の画像情報を取得する撮像部と、高圧空気発生部の動作を制御する制御部と、を備える。また、吹出口は、利用者の左側前方から利用者に向けて高圧空気を第一吹出気流として吹き出す第一吹出口と、利用者の右側前方から利用者に向けて高圧空気を第二吹出気流として吹き出す第二吹出口と、を有して構成される。そして、制御部は、撮像部が取得した画像情報に基づいて、第一吹出口から送風される第一吹出気流の風量と第二吹出口から送風される第二吹出気流の風量とを制御する。
こうした構成によれば、撮像部が取得する画像情報に基づいて特定される利用者の向きまたは位置に応じて、第一吹出気流の風量と第二吹出気流の風量とを異ならせることができる。これにより、送風装置は、机に向かって作業を行う利用者の顔に向けて意図した強度の気流を吹き付けることできる。
また、本発明に係る送風装置では、制御部は、利用者が右側前方を向いていると判定した場合には、利用者が机の正面を向いている場合と比較して、第一吹出気流の風量を減少させ、第二吹出気流の風量を増加させるように制御し、利用者が左側前方を向いていると判定した場合には、利用者が机の正面を向いている場合と比較して、第一吹出気流の風量を増加させ、第二吹出気流の風量を減少させるように制御することが好ましい。これにより、利用者の顔の向きが正面ではない場合には、第一吹出気流と第二吹出気流の風量バランスを変化させて、利用者の顔の正面で感じるように気流の強度が調節されるため、より意図した強度の気流を利用者の顔に向けて吹き付けることができる。
また、本発明に係る送風装置では、制御部は、利用者が机に向かって作業を行う所定の位置よりも右側に位置していると判定した場合には、利用者が所定の位置にいる場合と比較して、第二吹出気流の風量を減少させ、第一吹出気流の風量を増加させるように制御し、利用者が所定の位置よりも左側に位置していると判定した場合には、利用者が所定の位置にいる場合と比較して、第一吹出気流の風量を減少させ、第二吹出気流の風量を増加させるように制御することが好ましい。これにより、利用者が所定の位置から外れた位置にいる場合には、第一吹出気流と第二吹出気流の風量バランスを変化させて、利用者の顔の正面で感じるように気流の強度が調節されるため、より意図した強度の気流を利用者の顔に向けて吹き付けることができる。
また、本発明に係る送風装置は、第一吹出口から吹き出される高圧空気に第一香り成分を付与可能に構成された第一香り発生部と、第二吹出口から吹き出される高圧空気に第二香り成分を付与可能に構成された第二香り発生部と、をさらに備えるようにしてもよい。このようにすることで、利用者の顔の正面で感じる気流(第一吹出気流あるいは第二吹出気流)に対して選択的に香り成分(第一香り成分あるいは第二香り成分)を付加することができるので、利用者の覚醒感あるいはリラックス感を効率よく高めることができる。
また、本発明に係る送風装置では、第一吹出口は、第一吹出気流を吹き出す際の所定の仰角を制御する第一ルーバーを有し、第二吹出口は、第二吹出気流を吹き出す際の所定の仰角を制御する第二ルーバーを有し、第一吹出気流と第二吹出気流とは、第一ルーバーと第二ルーバーとによって鉛直方向上下に吹き分けられるようにしてもよい。このようにすることで、利用者の顔に向けた気流(例えば、第一吹出気流)に香り成分を付加し、利用者の顔よりも下方に向けた気流(例えば、第二吹出気流)に消臭剤を付加するといった吹き分けが可能となる。これにより、利用者に向けて香り成分を含む気流を吹き付けた後に、利用者の顔よりも下方に拡散する残り香に対して消臭剤を含む気流を吹き付けて消臭することができるので、残り香に起因する利用者の不快感を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施の形態1)
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態1に係る送風装置1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る送風装置1を机11に設置した状態での斜視図である。図2は、送風装置1を机11に設置した状態での概略正面図である。ここで、図2の(a)は、送風装置1を机11の正面側から見た状態での概略正面図である。図2の(b)は、第一吹出口13aの寸法を明確にするために、第一吹出口13a自体を正面視した状態での拡大図である。なお、図2の(a)では、机11の天板11aのみを図示し、机11の脚部は図示せず省略している。
送風装置1は、机11の背面側に設けられ、机11の天板11aに沿って気流の送風を行うものである。送風装置1は、図1に示すように、一対の送風ユニット(第一送風ユニット1a、第二送風ユニット1b)を有して構成され、それぞれの送風ユニットから机11の天板11aの上面に対して所定の仰角となる吹出方向に気流を送風する。より詳細には、送風装置1は、机11に向かって作業を行う利用者(気流の送風対象となる人物)の頭部(顔)に向けて、気流の送風を行う。
送風装置1は、天板10aを共有する形で、第一送風ユニット1a及び第二送風ユニット1bを机11の正面側から見て左右に配置して構成される。
第一送風ユニット1a及び第二送風ユニット1bのそれぞれは、天板10aと、前面側(利用者側)に位置する前板10bと、前板10bとは反対側に位置する背板10c(図3参照)と、前板10bと背板10cとを連結する二つの側板10dとを有して構成される。前板10bと背板10cと二つの側板10dとで、天板10aを支える台座(脚部)を構成する。なお、第一送風ユニット1a及び第二送風ユニット1bの内部は、中空構造となっている。また、送風装置1の天板10aは、送風装置1が机11に設置された状態で、机11の天板11aと略平行になっている。
送風装置1の天板10aの上面には、突起部12が形成されている。突起部12は、天板10aの上面から鉛直方向上方に突出した筐体によって構成される。そして、このうちの壁面12aには、机11の天板11aの上面に対して所定の仰角となる吹出方向に吹出気流30(図3参照)を吹き出す吹出口13が形成されている。吹出口13は、利用者が机11に向かって作業を行う際に、机11の利用者から見て左側前方に位置する第一吹出口13aと、右側前方に位置する第二吹出口13bとを有して構成されている。詳細は後述する。
また、突起部12には、机11の利用者から見て正面の位置にある壁面12bの中央部に、撮像部15で利用者側を撮影するための穴(開口)が設けられている。そして、突起部12の内部には、撮像部15が取り付けられている。
撮像部15は、吹出口13(第一吹出口13a、第二吹出口13b)から高圧空気が吹き出される領域を含む送風装置1の前方を繰り返し撮像するカメラである。撮像部15は、撮像した送風装置1の前方の空間の様子を示す周辺画像を繰り返し生成し、後述する制御部51に出力する。ここで、撮像部15の撮影範囲は、水平方向では机11の天板11aの幅が撮影できる範囲であり、鉛直方向では机11の天板11aの利用者側端部から利用者の頭頂部までが撮影できる範囲であることが好ましい。
第一送風ユニット1a及び第二送風ユニット1bのそれぞれの前板10bには、図2の(a)に示すように、複数のスリットによって構成される吸込口14(第一吸込口14a、第二吸込口14b)が形成されている。吸込口14は、送風装置1の外部から空気を内部に取り入れるための開口である。ここで、吸込口14には、取り入れる空気を浄化する空気浄化フィルタ(図示せず)を装着するようにしてもよい。空気浄化フィルタとして、既知の集塵フィルタ、活性炭などの脱臭フィルタあるいは除菌フィルタを用いることで、取り入れる空気を、塵埃、花粉、アレルギー物質、ばい菌などが取り除かれた浄化空気とすることができる。
第一吹出口13a及び第二吹出口13bは、図2の(a)に示すように、机11の利用者から見て左右対称となるように、送風装置1の壁面12aにそれぞれ設けられている。具体的には、第一吹出口13aは、利用者が机11に向かって作業を行う際に、机11の正面にいる利用者から見て左側前方の位置に配置されている。また、第一吹出口13aは、図2の(b)に示すように、第一吹出口13aを正面視すると、天板10aから壁面12aの所定の高さ(高さH)の位置において、所定の幅(幅W)を有して形成されている。そして、第一吹出口13aは、第一送風ユニット1aと連通しており、利用者に向かって第一送風ユニット1aからの気流(図4の第一吹出気流30a参照)を吹き出す。一方、第二吹出口13bは、机11の正面にいる利用者から見て右側前方の位置に配置されている。また、第二吹出口13bの形状は、第一吹出口13aと同様である。そして、第二吹出口13bは、第二送風ユニット1bと連通しており、利用者に向かって第二送風ユニット1bからの気流(図4の第二吹出気流30b参照)を吹き出す。
次に、図3を参照して、送風装置1の内部構造について説明する。図3は、送風装置1を机11に設置した状態での概略断面図である。
送風装置1(第一送風ユニット1a、第二送風ユニット1b)は、図3に示すように、吸込口14(図2参照)から取り入れた空気を高圧空気に生成する送風ファン16と、送風ファン16を駆動するモータ17とで構成される高圧空気発生部18を備える。ここで、送風ファン16には、静圧特性の高いファンである遠心ファン(シロッコファンあるいはターボファンなど)が用いられる。つまり、送風装置1では、高圧空気発生部18によって吸込口14から取り入れた空気を昇圧して高圧空気として送風する。
そして、高圧空気発生部18で発生した高圧空気は、通風路19及びチャンバー20を流通して、吹出口13から、吹出気流30として所定の角度の吹出方向に吹き出される。ここでは、所定の角度は、送風装置1の天板10aの上面に対して仰角θである。なお、送風装置1の天板10aの上面と机11の天板11aの上面とは、互いに略平行となっているので、所定の角度は、机11の天板11aの上面に対して仰角θであるとも言える。
通風路19は、高圧空気発生部18とチャンバー20を連通接続するダクトである。高圧空気発生部18が動作すると、通風路19には高圧空気が流通する。
チャンバー20は、高圧空気の圧力を調節する空間である。そして、チャンバー20は、鉛直方向上部において吹出口13と連通接続され、通風路19を流通してきた高圧空気を吹出口13へと流通させる。また、チャンバー20には、吹出口13から吹き出される高圧空気に香り成分を付与可能に構成された香り発生部21が接続されている。ここで、香り発生部21には、アロマディフューザーあるいは据え置き型の芳香剤などが用いられる。また、香り発生部21による香りの導入には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは詳細な説明を省略するが、例えば、供給カートリッジから導入される香料のガス化あるいは放電によるイオン化によって香りを放出させて導入する。
より詳細には、第一送風ユニット1aは、第一吸込口14aから取り入れた空気を高圧空気に生成する第一送風ファン16aと、第一送風ファン16aを駆動する第一モータ17aとで構成される第一高圧空気発生部18aを備える。つまり、第一送風ユニット1aでは、第一高圧空気発生部18aによって第一吸込口14aから取り入れた空気を昇圧して高圧空気として送風する。そして、第一高圧空気発生部18aで発生した高圧空気は、第一通風路19a及び第一チャンバー20aを流通して、第一吹出口13aから、第一吹出気流30aとして所定の角度の吹出方向に吹き出される。なお、第一チャンバー20aには、第一吹出口13aから吹き出される高圧空気に第一香り成分を付与可能に構成された第一香り発生部21aが接続されている。
一方、第二送風ユニット1bは、第二吸込口14bから取り入れた空気を高圧空気に生成する第二送風ファン16bと、第二送風ファン16bを駆動する第二モータ17bとで構成される第二高圧空気発生部18bを備える。つまり、第二送風ユニット1bでは、第二高圧空気発生部18bによって第二吸込口14bから取り入れた空気を昇圧して高圧空気として送風する。そして、第二高圧空気発生部18bで発生した高圧空気は、第二通風路19b及び第二チャンバー20bを流通して、第二吹出口13bから、第二吹出気流30bとして所定の角度の吹出方向に吹き出される。なお、第二チャンバー20bには、第二吹出口13bから吹き出される高圧空気に第二香り成分を付与可能に構成された第二香り発生部21bが接続されている。
以上のように、送風装置1は、各部材により構成される。
次に、図4を参照して、送風装置1の吹出口13から吹き出される吹出気流30について説明する。図4は、送風装置1から吹き出される吹出気流30を示す概略上面図である。ここで、図4の(a)は、机11の利用者22が送風装置1に対して正面の位置で正対している場合における吹出気流30を示した図である。なお、正面の位置とは、利用者22から見て、第一吹出口13aと第二吹出口13bが略等距離となる位置のことである。図4の(b)は、机11の利用者22が送風装置1に対して正面の位置で斜め右前方を向いている場合における吹出気流30を示した図である。図4の(c)は、机11の利用者22が送風装置1に対して正面の位置から右にずれた位置で正対している場合における吹出気流30を示した図である。
図4の(a)に示すように、机11の利用者22が送風装置1に対して正面の位置で正対している場合には、第一吹出気流30aと第二吹出気流30bとは、同じ風量で送風される。このときの吹出気流30の全体の風量(総風量)は、利用者22が自身の好みに合わせて操作パネル50(図5参照)により設定した風量である。
続いて、図4の(b)に示すように、机11の利用者22が送風装置1に対して正面の位置で斜め右前方(右側前方)を向いた場合には、利用者22が机11の正面を向いていた場合と比較して、第一吹出気流30aの風量を減少させ、第二吹出気流30bの風量を増加させている。これは、図4の(a)のように第一吹出気流30aと第二吹出気流30bとを同じ風量で送風した場合には、利用者22自身の好みに合わせた風量よりも弱く感じてしまい、意図した快適性あるいは覚醒感を得ることができなくなってしまうためである。なお、第一吹出気流30aと第二吹出気流30bの風量比を変化させても、吹出気流30の全体の風量(総風量)は変化させずに同じとしている。
一方、図4の(b)に示す状態とは逆側、つまり机11の利用者22が送風装置1に対して正面の位置で斜め左前方(左側前方)を向いた場合には、利用者22が机11の正面を向いていた場合と比較して、第二吹出気流30bの風量を減少させ、第一吹出気流30aの風量を増加させればよい。
続いて、図4の(c)に示すように、机11の利用者22が送風装置1に対して所定の位置となる正面から右側に移動した位置で正対している場合には、利用者22が机11の所定の位置にいた場合と比較して、第二吹出気流30bの風量を減少させ、第一吹出気流30aの風量を増加させている。これは、図4の(a)のように第一吹出気流30aと第二吹出気流30bとを同じ風量で送風した場合には、利用者22自身の好みに合わせた風量よりも弱く感じてしまい、意図した快適性あるいは覚醒感を得ることができなくなってしまうためである。また、このとき第二吹出気流30bの風量を小さくすることにより、第一吹出気流30aと第二吹出気流30bとの間での衝突が抑制され、より第一吹出気流30aを感じやすくなるため好適である。なお、第一吹出気流30aと第二吹出気流30bの風量比を変化させても、吹出気流30の全体の風量(総風量)は変化させずに同じとしている。
一方、図4の(c)に示す状態とは逆側、つまり机11の利用者22が送風装置1に対して所定の位置である正面から左側に移動した位置で正対している場合には、利用者22が机11の所定の位置にいた場合と比較して、第二吹出気流30bの風量を減少させ、第一吹出気流30aの風量を増加させればよい。
また、送風装置1では、第一吹出気流30a及び第二吹出気流30bのそれぞれには、第一香り発生部21a及び第二香り発生部21bにより、香り成分(第一香り成分及び第二香り成分)を付加することが可能になっている。これらの香り成分は、同種あるいは異種のものを使用することができる。また、香り成分の種類としては、柑橘類もしくはハーブ類などが用いることで、利用者22の覚醒感あるいはリラックス感を高めることができる。特に、利用者22の顔の正面で感じる気流(第一吹出気流30aあるいは第二吹出気流30b)に対して選択的に香り成分(第一香り成分あるいは第二香り成分)を付加することによって、利用者22の覚醒感あるいはリラックス感を効率よく高めることができる。
次に、図5を参照して、送風装置1における制御部51について説明する。図5は、送風装置1における制御部51の構成を示すブロック図である。なお、制御部51は、特に図示していないが、送風装置1の内部に収容されている。
制御部51は、吹出気流30を送風する高圧空気発生部18(第一高圧空気発生部18a、第二高圧空気発生部18b)の運転動作を制御する。また、制御部51は、吹出気流30に香り成分を付加する香り発生部21(第一香り発生部21a、第二香り発生部21b)の運転動作も制御する。また、制御部51は、操作パネル50、高圧空気発生部18、香り発生部21との間の通信を無線あるいは有線で行う。なお、操作パネル50は、例えば、送風装置1の前板10bに設けられている。
具体的には、制御部51は、図5に示すように、入力部51a、記憶部51b、計時部51c、処理部51d、及び出力部51eを有している。
入力部51aは、操作パネル50からの利用者の入力設定に関する情報(第一情報)と、撮像部15からの送風装置1の前方の空間の様子を示す周辺画像に関する画像情報(第二情報)とを受け付ける。入力部51aは、受け付けた第一情報及び第二情報を処理部51dに出力する。
ここで、第一情報には、送風装置1の電源のオンまたはオフに関する情報、吹出気流30の風量に関する情報、香り成分の添加の有無に関する情報などが含まれる。
記憶部51bは、処理部51dにより参照または更新されるデータを記憶する。例えば、記憶部51bは、第一送風ユニット1a及び第二送風ユニット1bの動作態様を決定するアルゴリズムを記憶している。また、記憶部51bは、入力部51aが受け付けた第一情報及び第二情報を時系列に記憶している。そして、記憶部51bは、記憶したデータ(記憶データ)を、処理部51dからの要求に応じて処理部51dに出力する。
計時部51cは、処理部51dが実行するプログラムの中で、必要に応じて時間の測定に使用される。そして、計時部51cは、現在時刻を示すデータ(時刻データ)を処理部51dに出力する。
処理部51dは、入力部51aからの第一情報及び第二情報と、記憶部51bからの記憶データと、計時部51cからの時刻データとを受け付ける。
処理部51dは、受け付けた各情報を用いて、一対の送風ユニット(第一送風ユニット1a、第二送風ユニット1b)及び香り発生部21(第一香り発生部21a、第二香り発生部21b)の各動作に関する制御情報を特定する。そして、処理部51dは、特定した制御情報を出力部51eに出力する。
より詳細には、処理部51dは、第二情報として取得した画像情報を用いたパターンマッチング(テンプレートマッチング)等の公知の手法により、周辺画像内に含まれる物体を検出する。検出対象の物体は、机11を利用する人物(人物の上半身あるいは人物の頭部)である。そして、処理部51dは、周辺画像内での検出した人物(利用者22)が机11に向かっている位置を判定する。具体的には、処理部51dは、机11の利用者22が正面となる位置(第一吹出口13aと第二吹出口13bが略等距離となる位置)にいるのか、利用者22が正面の位置から外れた左側の位置にいるか、利用者22が正面の位置から外れた右側の位置にいるか、を判定する。なお、利用者22の位置は、周辺画像内における画像の中心からのずれ量によって判定するようにしてもよい。
さらに、処理部51dは、利用者22の瞳の状態(左右の瞳の大きさの違い)あるいは鼻または口の状態(位置あるいは形状)を検出することによって、利用者22の顔の向きを判定する。具体的には、処理部51dは、机11の利用者22が送風装置1に対して正対しているか、利用者22が送風装置1に対して斜め左前方(左側前方)を向いているか、利用者22が送風装置1に対して斜め右前方(右側前方)を向いているか、を判定する。
そして、判定した利用者22の位置及び向きに関する情報を用いて、第一送風ユニット1a及び第二送風ユニット1bの制御情報をそれぞれ特定する。処理部51dは、例えば、図4の(c)に示すように、利用者22が送風装置1に対して正面の位置から右側に移動した位置で正対している場合には、第一吹出気流30aの風量が第二吹出気流30bの風量よりも多くなる風量比となるように第一高圧空気発生部18a及び第二高圧空気発生部18bの制御情報をそれぞれ特定する。また、処理部51dは、第一吹出気流30aに第一香り成分が付与され、第二吹出気流30bに第二香り成分が付与されないように第一香り発生部21a及び第二香り発生部21bの制御情報を特定する。なお、処理部51dは、利用者22が他の状態の場合には、それぞれの状態に対応した制御情報を特定する。そして、処理部51dは、特定した制御情報を出力部51eに出力する。
出力部51eは、処理部51dから受け付けた制御情報を、第一送風ユニット1a(第一高圧空気発生部18a、第一香り発生部21a)及び第二送風ユニット1b(第二高圧空気発生部18b、第二香り発生部21b)にそれぞれ出力する。
そして、第一送風ユニット1aは、出力部51eから出力された制御情報に基づいて、第一高圧空気発生部18a及び第一香り発生部21aの運転動作をそれぞれ実行する。また、第二送風ユニット1bは、出力部51eから出力された制御情報に基づいて、第二高圧空気発生部18b及び第二香り発生部21bの運転動作を実行する。
制御部51は、以上のようにして送風装置1の機器の各動作を実行させる。
以上のように、本実施の形態1に係る送風装置1によれば、以下の効果を享受することができる。
(1)送風装置1は、机11の背面側に設けられ、机11の天板11aの上面に気流を送風する装置である。送風装置1は、空気を取り入れる吸込口14と、吸込口14から取り入れた空気を高圧空気にする高圧空気発生部18と、机11の背面側から、机11の天板11aの上面に対して所定の仰角θとなる吹出方向に高圧空気を吹き出す吹出口13と、机11に向かって作業を行う利用者22の画像情報を取得する撮像部15と、高圧空気発生部18の動作を制御する制御部51と、を備える。また、吹出口13は、利用者22の左側前方から利用者22に向けて高圧空気を第一吹出気流30aとして吹き出す第一吹出口13aと、利用者22の右側前方から利用者22に向けて高圧空気を第二吹出気流30bとして吹き出す第二吹出口13bと、を有して構成される。そして、制御部51は、撮像部15が取得した画像情報(第二情報)に基づいて、第一吹出口13aから送風される第一吹出気流30aの風量と第二吹出口13bから送風される第二吹出気流30bの風量とを制御するようにした。
これにより、撮像部15が取得する画像情報に基づいて特定される利用者22の向きまたは位置に応じて、第一吹出気流30aの風量と第二吹出気流30bの風量とを異ならせることができる。これにより、送風装置1は、机11に向かって作業を行う利用者22の顔に向けて意図した強度の気流を吹き付けることできる。
(2)送風装置1では、制御部51は、利用者22が右側前方を向いていると判定した場合には、利用者22が机11の正面を向いている場合と比較して、第一吹出気流30aの風量を減少させ、第二吹出気流30bの風量を増加させるように制御し、利用者22が左側前方を向いていると判定した場合には、利用者22が机11の正面を向いている場合と比較して、第一吹出気流30aの風量を増加させ、第二吹出気流30bの風量を減少させるように制御するようにした。これにより、利用者22の顔の向きが正面ではない場合には、第一吹出気流30aと第二吹出気流30bの風量バランスを変化させて、利用者22の顔の正面で感じるように気流の強度が調節されるため、より意図した強度の気流を利用者22の顔に向けて吹き付けることができる。
(3)送風装置1では、制御部51は、利用者22が机11に向かって作業を行う所定の位置(正面の位置)よりも右側に位置していると判定した場合には、利用者22が所定の位置にいる場合と比較して、第二吹出気流30bの風量を減少させ、第一吹出気流30aの風量を増加させるように制御し、利用者22が所定の位置よりも左側に位置していると判定した場合には、利用者22が所定の位置にいる場合と比較して、第一吹出気流30aの風量を減少させ、第二吹出気流30bの風量を増加させるように制御するようにした。これにより、利用者22が所定の位置から外れた位置にいる場合には、第一吹出気流30aと第二吹出気流30bの風量バランスを変化させて、利用者22の顔の正面で感じるように気流の強度が調節されるため、より意図した強度の気流を利用者の顔に向けて吹き付けることができる。
(4)送風装置1は、第一吹出口13aから吹き出される高圧空気に第一香り成分を付与可能に構成された第一香り発生部21aと、第二吹出口13bから吹き出される高圧空気に第二香り成分を付与可能に構成された第二香り発生部21bと、を備えるようにした。これにより、利用者22の顔の正面で感じる気流(第一吹出気流30aあるいは第二吹出気流30b)に対して選択的に香り成分(第一香り成分あるいは第二香り成分)を付加することができるので、利用者22の覚醒感あるいはリラックス感を効率よく高めることができる。
(実施の形態2)
次に、図6及び図7を参照して、本発明の実施の形態2に係る送風装置2について説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係る送風装置2の概略断面図である。図7は、送風装置2から吹き出される気流の吹出位置を示す概略正面図である。ここで、図6の(a)は、第一吹出口13aに第一ルーバー23aを取り付けた場合の送風装置2の概略断面図である。図6の(b)は、第二吹出口13bに第二ルーバー23bを取り付けた場合の送風装置2の概略断面図である。
本実施の形態2に係る送風装置2は、吹出口13にルーバー23を取り付けている点で実施の形態1と異なる。これ以外の送風装置2の構成は、実施の形態1に係る送風装置1と同様である。以下、実施の形態1で説明済みの内容は再度の説明を適宜省略し、実施の形態1と異なる点を主に説明する。
送風装置2は、第一吹出口13aに第一ルーバー23aを取り付けた第一送風ユニット2aと、第二吹出口13bに第二ルーバー23bを取り付けた第二送風ユニット2bとを有して構成される。
そして、第一送風ユニット2aでは、図6の(a)に示すように、第一ルーバー23aは、第一吹出口13aから吹き出される第一吹出気流30aの吹出方向を、送風装置2の天板10aの上面に対して仰角θ1となるように調整されている。ここで、仰角θ1は、実施の形態1における仰角θと同じであり、第一吹出気流30aが利用者22の顔付近に向かって吹き出される角度に設定されている。
一方、第二送風ユニット2bでは、図6の(b)に示すように、第二ルーバー23bは、第二吹出口13bから吹き出される第二吹出気流30bの吹出方向を、送風装置2の天板10aの上面に対して仰角θ2となるように調整されている。ここで、仰角θ2は、仰角θ1よりも小さい角度であり、利用者22の顔よりも下方(例えば、利用者22の手元付近)に向かう角度に設定されている。
なお、本実施の形態では、第一ルーバー23a及び第二ルーバー23bは、いずれも固定された状態で設置されているが、制御部51によって自動制御されるように構成してもよい。
つまり、送風装置2では、図7に示すように、第一吹出気流30aと第二吹出気流30bとは、第一ルーバー23aと第二ルーバー23bとによって鉛直方向上下に吹き分けられるように構成されている。具体的には、送風装置2では、第一吹出口13aからの第一吹出気流30aは、利用者22の顔付近に向かって吹き付けられ、第二吹出口13bからの第二吹出気流30bは、利用者22の顔よりも下方(例えば、利用者22の手元付近)に向かって吹き付けられる。
そして、第一送風ユニット2aでは、第一香り発生部21aによって第一吹出気流30aに対して、第一香り成分として芳香剤(柑橘類もしくはハーブ類など)が付加されるように制御される。一方、第二送風ユニット2bでは、第二香り発生部21bによって第二吹出気流30bに対して、第二香り成分として消臭剤が付加されるように制御される。
以上のように、本実施の形態2に係る送風装置2によれば、以下の効果を享受することができる。
(5)送風装置2では、第一吹出口13aは、第一吹出気流30aを吹き出す際の所定の仰角θ1を制御する第一ルーバー23aを有し、第二吹出口13bは、第二吹出気流30bを吹き出す際の所定の仰角θ2を制御する第二ルーバー23bを有して構成した。そして、第一吹出気流30aと第二吹出気流30bとは、第一ルーバー23aと第二ルーバー23bとによって鉛直方向上下に吹き分けられるようにした。これにより、利用者22の顔に向けた気流(第一吹出気流30a)に第一香り成分として芳香剤を付加し、利用者の顔よりも下方に向けた気流(第二吹出気流30b)に第二香り成分として消臭剤を付加するといった吹き分けが可能となる。これにより、利用者22に向けて香り成分を含む第一吹出気流30aを吹き付けた後に、利用者22の顔よりも下方に拡散する残り香に対して消臭剤を含む第二吹出気流30bを吹き付けて消臭することができるので、残り香に起因する利用者22の不快感を抑制することができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
本実施の形態に係る送風装置1では、机11と送風装置1とを別体に構成したものを用いたが、これに限られない。例えば、机11と送風装置1とを一体化して構成してもよい。これにより、吹出口13を机の天板11a上にも設けることができ、利用者22の顔に対して下方から吹出気流30を送風することができるため、より利用者22の好みに合わせた吹出気流30を送風することが可能となる。
また、本実施の形態に係る送風装置1では、制御部51は、利用者22による操作パネル50の操作によって送風動作を制御するようにしたが、これに限られない。例えば、送風装置1に撮像部15に加えて人感センサを設置し、利用者22の位置情報を取得するようにしてもよい。これにより、撮像部15の前に遮蔽物がある場合でも、人感センサにより位置を特定し、送風動作を制御することが可能となる。
本発明に係る送風装置は、机の天板に沿って気流の送風を行う際に、利用者の顔の向きあるいは位置が変わった場合でも、意図した強度の気流を浴びることが可能となるものであって、パーソナル送風機としても有用である。また、温調(冷房、暖房)機能を有する送風装置あるいは送風機能付き机に対しても適用可能である。
1 送風装置
2 送風装置
10a 天板
10b 前板
10c 背板
10d 側板
11 机
11a 天板
12 突起部
12a 壁面
12b 壁面
13 吹出口
13a 第一吹出口
13b 第二吹出口
14 吸込口
14a 第一吸込口
14b 第二吸込口
15 撮像部
16 送風ファン
16a 第一送風ファン
16b 第二送風ファン
17 モータ
17a 第一モータ
17b 第二モータ
18 高圧空気発生部
18a 第一高圧空気発生部
18b 第二高圧空気発生部
19 通風路
19a 第一通風路
19b 第二通風路
20 チャンバー
20a 第一チャンバー
20b 第二チャンバー
21 香り発生部
21a 第一香り発生部
21b 第二香り発生部
22 利用者
23 ルーバー
23a 第一ルーバー
23b 第二ルーバー
30 吹出気流
30a 第一吹出気流
30b 第二吹出気流
50 操作パネル
51 制御部
51a 入力部
51b 記憶部
51c 計時部
51d 処理部
51e 出力部

Claims (5)

  1. 机の背面側に設けられ、前記机の天板の上面に気流を送風する送風装置であって、
    空気を取り入れる吸込口と、
    前記吸込口から取り入れた空気を高圧空気にする高圧空気発生部と、
    前記机の背面側から、前記机の天板の上面に対して所定の仰角となる吹出方向に前記高圧空気を吹き出す吹出口と、
    前記机に向かって作業を行う利用者の画像情報を取得する撮像部と、
    前記高圧空気発生部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記吹出口は、前記利用者の左側前方から前記利用者に向けて前記高圧空気を第一吹出気流として吹き出す第一吹出口と、前記利用者の右側前方から前記利用者に向けて前記高圧空気を第二吹出気流として吹き出す第二吹出口と、を有して構成され、
    前記制御部は、前記撮像部が取得した前記画像情報に基づいて、前記第一吹出口から送風される前記第一吹出気流の風量と前記第二吹出口から送風される前記第二吹出気流の風量とを制御することを特徴とする送風装置。
  2. 前記制御部は、前記利用者が右側前方を向いていると判定した場合には、前記利用者が前記机の正面を向いている場合と比較して、前記第一吹出気流の風量を減少させ、前記第二吹出気流の風量を増加させるように制御し、前記利用者が左側前方を向いていると判定した場合には、前記利用者が前記机の正面を向いている場合と比較して、前記第一吹出気流の風量を増加させ、前記第二吹出気流の風量を減少させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記制御部は、前記利用者が前記机に向かって作業を行う所定の位置よりも右側に位置していると判定した場合には、前記利用者が前記所定の位置にいる場合と比較して、前記第二吹出気流の風量を減少させ、前記第一吹出気流の風量を増加させるように制御し、前記利用者が前記所定の位置よりも左側に位置していると判定した場合には、前記利用者が前記所定の位置にいる場合と比較して、前記第一吹出気流の風量を減少させ、前記第二吹出気流の風量を増加させるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の送風装置。
  4. 前記第一吹出口から吹き出される前記高圧空気に第一香り成分を付与可能に構成された第一香り発生部と、
    前記第二吹出口から吹き出される前記高圧空気に第二香り成分を付与可能に構成された第二香り発生部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の送風装置。
  5. 前記第一吹出口は、前記第一吹出気流を吹き出す際の前記所定の仰角を制御する第一ルーバーを有し、
    前記第二吹出口は、前記第二吹出気流を吹き出す際の前記所定の仰角を制御する第二ルーバーを有し、
    前記第一吹出気流と前記第二吹出気流とは、前記第一ルーバーと前記第二ルーバーとによって鉛直方向上下に吹き分けられることを特徴とする請求項4に記載の送風装置。
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