JP7385634B2 - 吸気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンルーム内に配置されたインタークーラに冷却用空気を導くための吸気構造に関する。
例えば、過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ)付きエンジンを搭載した車両において、過給機によって圧縮されて温度が上がった空気を冷却するインタークーラが搭載されることがある。インタークーラがエンジン本体の上部に水平に設置される場合、走行風をインタークーラに導くためのエアダクトが設けられる。
エアダクトは、種々の構成のものが提案されている。例えば、特許文献1では、エアダクトの前端部の下半分を拡張させて、車体に設けた窪みに装着することによって、前端部の断面積を拡大させたエアダクトが提案されている。
特開2006-97598号公報
しかしながら、このような従来のエアダクトにあっては、1か所のエアダクトのみから吸気を行うため、十分な走行風の取り込みが難しい場合があった。また、一般に、エアダクトは、走行風が大きく向きを変えてインタークーラに導かれる構造のため、走行風の効率的な取り込みが難しい場合があった。
本発明の目的は、インタークーラに冷却用の十分な空気を送り込むことができる吸気構造を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る吸気構造は、車両のエンジンルームに設置されたエンジン本体の上部に水平配置されたインタークーラと、車両の前面に設けられた第1の開口部と、第1の開口部から取り入れた空気を、第1の導風路を通過させてインタークーラに導くダクト部材と、車両の前面に設けられた、第1の開口部とは異なる第2の開口部と、第2の開口部から取り入れて、第2の導風路を通過させた空気を、第1の導風路を流れる空気に合流させる、少なくとも1つのスリット穴を有するガイド部材と、を備えて、ガイド部材は、スリット穴の上縁部と左右縁部とを取り囲んで、第2の導風路を通過する空気を堰き止める方向に延びるリブを備える。
この構成によれば、第2の開口部から取り込まれて第2の導風路を通過した空気が、スリット穴を通過して、第1の開口部から取り込まれて第1の導風路を流れる空気を巻き込んでインタークーラに誘導することができる。これによって、インタークーラに冷却用の十分な空気を送り込むことができるとともに、スリット穴を通過する空気の量を増加させることができる。また、リブを設けることによって、ガイド部材の剛性を向上させることができる。
また、本発明に係る吸気構造において、スリット穴の開口面積は、第2の導風路の流路の断面積よりも小さい。
この構成によれば、スリット穴を通過した空気の流速が、第2の導風路を流れる空気の流速よりも速まるため、第1の開口部から取り込まれて第1の導風路を流れる空気を、より一層巻き込んで、インタークーラに誘導することができる。これによって、インタークーラに冷却用の十分な空気を送り込むことができる。
また、本発明に係る吸気構造において、スリット穴の縁部は丸みを有する。
この構成によれば、空気がスリット穴を通過する際の抵抗を減らすことができるため、スリット穴を通過した空気の流速を増加させることができる。また、空気がスリット穴を通過した際の風切音を低減させることができる。
本発明によれば、インタークーラに冷却用の十分な空気を送り込むことができる吸気構造を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る吸気構造が設けられたエンジンルーム内の概略構成を示す断面図である。 図2は、インタークーラガイドの一例を示す外観図である。 図3は、インタークーラガイドの側面図である。 図4は、インタークーラガイドのA-A断面図である。 図5は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る吸気構造が設けられたエンジンルーム内の概略構成を示す断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1を用いて、本発明の第1の実施形態の吸気構造を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る吸気構造が設けられたエンジンルーム内の概略構成を示す断面図である。
(エンジンルーム内に形成される吸気構造の説明)
エンジンルーム10は、車両5の前方側(X軸正側)に設けられている。そして、エンジンルーム10の前方(X軸正側)は、フロントグリル13およびバンパ14で覆われている。
エンジンルーム10の上方(Z軸正側)は、開閉可能なエンジンフード20によって覆われている。エンジンフード20の裏面側には、エンジンルーム10内で発生した熱の遮熱と、エンジンルーム10で発生したエンジンの作動音の遮音を行うためのフードインナ21が設けられている。
エンジンルーム10の左右側方(Y軸正側およびY軸負側)は、図1に非図示のボディパネルに覆われている。
エンジンルーム10の前方には、ラジエター17が配置されている。ラジエター17は、フロントグリル13またはバンパ14の開口から取り込んだ走行風によって、エンジン本体12の冷却水を冷却する熱交換機である。ラジエター17の上方には、ラジエターサポート18が設けられる。ラジエターサポート18は、エンジンルーム10の内部におけるラジエター17やエンジンフード20、バンパ14、および図1に非図示のヘッドライト等の位置決めを行う部材である。
エンジンルーム10には、エンジン本体12の真上に、インタークーラ11が水平に配置されている。インタークーラ11は、エンジン本体12が備えるターボチャージャやスーパーチャージャ等の過給機によって圧縮された圧縮空気を冷却する熱交換機である。インタークーラには、圧縮空気を空気で冷却する空冷式と、圧縮空気を冷却水で冷却する水冷式とがあるが、本実施形態のインタークーラ11は空冷式である。
インタークーラ11は、高温の圧縮空気が流入する多数のフィン(非図示)を備えている。隣接するフィンの間には隙間が設けられており、当該隙間に、図1に示す吸気構造8aによって車両5の前方から取り込んだ走行風を通過させることによって、圧縮空気を冷却する。
以下、車両5が備える吸気構造8aを説明する。吸気構造8aは、第1の導風路19と第2の導風路23とを備える。
第1の導風路19は、車両5の前面のフロントグリル13またはバンパ14に設けられた第1の開口部15から取り込んだ走行風(空気)を、エンジンルーム10の後方側(X軸負側)に導く。
第1の導風路19は、バンパ14の裏面側とエアガイド16とで形成される。エアガイド16は、第1の開口部15から取り込んだ走行風が、ラジエター17およびラジエターサポート18に当たらないように設置されて、走行風をエンジンルーム10の上方を経由してインタークーラ11に導く。なお、エアガイド16は、本発明におけるダクト部材の一例である。
第1の開口部15から取り込まれて、第1の導風路19を通過した走行風は、エンジンルーム10の上方側に設けられたインタークーラガイド24に沿って進行して、エンジンルーム10の後方(X軸負側)に流れる。
第2の導風路23は、エンジンフード20とフロントグリル13との割線部に設けられた第2の開口部22から取り込んだ走行風を、エンジンルーム10の後方側(X軸負側)に導く。
第2の導風路23は、フロントグリル13と、フードインナ21と、インタークーラガイド24とで形成される。インタークーラガイド24は、第2の導風路23においてフロントグリル13の後方(X軸負側)に設置されている。インタークーラガイド24は、第2の開口部22から取り入れて、第2の導風路23を通過させた空気を、第1の導風路19を流れる空気に合流させるスリット穴25を有する。なお、インタークーラガイド24は、本発明におけるガイド部材の一例である。
インタークーラガイド24は、後述するクリップ32によってフードインナ21に締結されている。即ち、インタークーラガイド24は、エンジンフード20の開閉と連動して移動可能に設置されている。
本実施形態の吸気構造8aにおいて、インタークーラガイド24には、2本のスリット穴25a,25bが設けられている。スリット穴25a,25bは、いずれも、Y軸に沿って水平に形成される。スリット穴25a,25bには、エンジンフード20とフロントグリル13との割線部に形成された第2の開口部22から取り込まれた走行風が流入する。より具体的には、第2の開口部22から取り込まれた走行風は、フードインナ21とフロントグリル13とで形成される第2の導風路23を通過して、スリット穴25a,25bに到達する。
なお、第2の導風路23の流路の断面積は、第1の導風路19の流路の断面積よりも小さい。したがって、第1の導風路19を流れる走行風の流量は、第2の導風路23を流れる走行風の流量よりも多い。例えば、第1の導風路19を流れる走行風の流量は、第2の導風路23を流れる走行風の流量の約4倍になるように、各導風路が設計される。
インタークーラガイド24は、スリット穴25a,25bを通過した走行風を、第1の導風路19を通過した走行風に合流させる。このとき、第2の導風路23の流路の断面積よりも、スリット穴25aの開口面積(図4に示すスリット幅Waとスリット穴25aの長さの積算値)、およびスリット穴25bの開口面積(図4に示すスリット幅Wbとスリット穴25bの長さの積算値)の方が小さいため、第2の導風路23からスリット穴25a,25bに流入した走行風は、スリット穴25a,25bによって絞り込まれる。したがって、スリット穴25a,25bを通過した走行風の流速は、第2の導風路23における走行風の流速よりも大きくなる。
そして、スリット穴25a,25bを通過した走行風の流速は、第1の導風路19を通過する走行風の流速よりも大きくなるため、スリット穴25a,25bを通過した走行風は、流量がより多い第1の導風路19を通過する走行風を巻き込んで、インタークーラ11に誘導する。言い換えれば、第1の導風路19を通過した走行風は、スリット穴25a,25bを通過した流速が大きい走行風に引っ張られて、インタークーラ11に誘導される。
インタークーラガイド24の後方(X軸負側)には、上方にインタークーラダクト27が設置されている。インタークーラダクト27は、インタークーラガイド24が合流させた走行風を、インタークーラ11のフィンに導く。
(インタークーラガイドの構造)
図2、図3、図4を用いてインタークーラガイド24の構造を説明する。図2は、インタークーラガイドの一例を示す外観図である。図3は、インタークーラガイドの側面図である。図4は、インタークーラガイドのA-A断面図である。
インタークーラガイド24は、例えば樹脂で形成されて、図2に示すように、上方(Z軸正側)に、クリップ32を備える。本実施形態のインタークーラガイド24は、X軸方向正側に、Y軸に沿って配置された2個のクリップ32b,32cと、X軸方向負側に設置された1個のクリップ32aと、を備える。これらのクリップ32(32a,32b,32c)は、それぞれ、フードインナ21の各クリップと対応する位置に設けられた締結穴(非図示)に締結される。
インタークーラガイド24の2個のクリップ32b,32cの間には、走行風をX軸負側に誘導する誘導面26が形成される。誘導面26は、X軸負側ほど上方(Z軸正側)に位置するように形成される。そして、誘導面26には、Y軸に沿うスリット穴25が形成される。本実施形態の例では、スリット穴25は2本形成される。1本目のスリット穴25aは、誘導面26の、2個のクリップ32b,32cの間の位置に形成される。2本目のスリット穴25bは、誘導面26の、スリット穴25aに対して、X軸負側の位置に形成される。スリット穴25aは2個のクリップ32b,32cの間に形成されるため、スリット穴25bよりも短い。
スリット穴25bの上縁および左右端の近傍には、スリット穴25bを取り囲むように、リブ30が形成されている。リブ30は、誘導面26から上方(Z軸正側)に向けて立設した状態で形成される。リブ30は、スリット穴25bの上縁に沿って、即ちY軸に沿って形成される上縁リブ30aと、スリット穴25bをX軸正側から見て左縁近傍にX軸に沿って形成される左縁リブ30bと、スリット穴25bをX軸正側から見て右縁近傍にX軸に沿って形成される右縁リブ30cとを備える。
リブ30は、誘導面26に沿って第2の導風路23を通過した走行風を堰き止めることによって、より多くの走行風をスリット穴25bに通過させる。
また、リブ30を設けることによって、インタークーラガイド24自体の剛性が向上して変形しにくくなるため、当該インタークーラガイド24をフードインナ21に締結させる際の作業性が向上する。
なお、図2には、インタークーラガイド24に2本のスリット穴25a,25bを形成した例を示したが、形成するスリット穴は、少なくとも1本あればよい。
次に、図3と図4を用いて、2本のスリット穴25a,25bの形状を、より詳細に説明する。
スリット穴25aとスリット穴25bとは、X軸負側ほど高くなる誘導面26の、異なるX軸位置に形成される。したがって、図3に示すように、第2の導風路23の下流側に位置するスリット穴25aは、第2の導風路23の上流側に位置するスリット穴25bよりも下方(X軸正側)に位置する。
図4のA-A断面図に示すように、スリット穴25aの下縁部31aと上縁部31bとは、スリット幅Waを隔てて形成される。そして、スリット穴25aの下縁部31aと上縁部31bとは、ともに丸みを有する。また、スリット穴25bの下縁部31cと上縁部31dとは、スリット幅Wbを隔てて形成される。そして、スリット穴25bの下縁部31cと上縁部31dとは、ともに丸みを有する。
したがって、X軸正側から進行した走行風がスリット穴25aに進入した際に、下縁部31aおよび上縁部31bにおける通気抵抗を減少させることができ、これによってスリット穴25aを通過した走行風の流速を増加させることができる。また、走行風がスリット穴25aを通過した際の風切音を低減させることができる。
同様に、X軸正側から進行した走行風がスリット穴25bに進入した際に、下縁部31cおよび上縁部31dにおける通気抵抗を減少させることができ、これによってスリット穴25bを通過した走行風の風速を増大させることができる。また、走行風がスリット穴25bを通過した際の風切音を低減させることができる。
なお、スリット穴25a,25bの下縁部と上縁部とを、翼型に形成すると、スリット穴25a,25bを通過した走行風の風速を更に増大させることができる。また、風切音を更に低減させることができる。
(本実施形態の作用効果)
以上説明したように、本実施の形態に係る吸気構造8aは、車両5のエンジンルーム10に設置されたエンジン本体12の上部に水平配置されたインタークーラ11と、車両5の前面に設けられた第1の開口部15と、第1の開口部15から取り入れた空気を、第1の導風路19を通過させてインタークーラ11に導くエアガイド16(ダクト部材)と、車両5の前面に設けられた、第1の開口部15とは異なる第2の開口部22と、第2の開口部22から取り入れて、第2の導風路23を通過させた空気を、第1の導風路19を流れる空気に合流させる、少なくとも1つのスリット穴25を有するインタークーラガイド24(ガイド部材)と、を備える。したがって、第2の開口部22から取り込まれて第2の導風路23を通過した空気が、スリット穴25を通過して、第1の開口部15から取り込まれて第1の導風路19を流れる空気を巻き込んでインタークーラ11に誘導することができる。これによって、インタークーラ11に冷却用の十分な空気を送り込むことができる。
また、本実施の形態に係る吸気構造8aにおいて、スリット穴25(25a,25b)の開口面積は、第2の導風路23の流路の断面積よりも小さい。したがって、スリット穴25を通過した空気の流速が、第2の導風路23を流れる空気の流速よりも速まるため、第1の開口部15から取り込まれて第1の導風路19を流れる空気を、より一層巻き込んで、インタークーラに11誘導することができる。これによって、インタークーラ11に冷却用の十分な空気を送り込むことができる。
また、本実施の形態に係る吸気構造8aにおいて、インタークーラガイド24(ガイド部材)は、スリット穴25aの上縁部と左右縁部とを取り囲んで、第2の導風路23を通過する空気を堰き止める方向に延びるリブ30を備える。したがって、スリット穴25aを通過する空気の量を増加させることができる。また、リブ30を設けることによって、インタークーラガイド24の剛性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る吸気構造8aにおいて、スリット穴25(25a,25b)の縁部(下縁部31a,31cと上縁部31b,31d)は丸みを有する。したがって、スリット穴25を通過した走行風の風速を増大させることができる。また、走行風がスリット穴25を通過した際の風切音を低減させることができる。
(第1の実施形態の変形例)
図5を用いて、本発明の第1の実施形態の変形例の吸気構造を説明する。図5は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る吸気構造が設けられたエンジンルーム内の概略構成を示す断面図である。
図5において、車両5のエンジンルーム10には、第1の導風路19と第2の導風路23とを備える吸気構造8bが形成される。
第1の導風路19は、エアガイド40によって形成される。エアガイド40は、車両5の前方に向かって開口した第1の開口部15から取り込んだ走行風をインタークーラ11に導くダクト状の部材である。即ち、エアガイド40は、第1の開口部15から取り込んだ走行風を、第1の導風路19を介してインタークーラ11に導く。なお、エアガイド40は、本発明におけるダクト部材の一例である。
エアガイド40の中流域の上方(Z軸正側)には、第1の実施形成で説明したインタークーラガイド24が、エアガイド40と一体的に形成されている。即ち、エアガイド40にスリット穴25(25a,25b)が形成されている。スリット穴25には、車両5の前方に設けた第1の開口部15とは異なる第2の開口部22から、第2の導風路23を介して取り込んだ走行風が通過する。スリット穴25を通過した走行風は、第1の導風路19を流れる走行風を巻き込んで、インタークーラ11まで導く。
スリット穴25bの後方(X軸負側)には、第1の実施形態で説明したのと同様にリブ30が形成されている。リブ30は、第2の導風路23を通過した走行風を堰き止めることによって、より多くの走行風をスリット穴25bに通過させる。
このような吸気構造8bによっても、第1の実施形態で説明したのと同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能である。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。また、この実施の形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5 車両
8a,8b 吸気構造
10 エンジンルーム
11 インタークーラ
12 エンジン本体
13 フロントグリル
14 バンパ
15 第1の開口部
16,40 エアガイド(ダクト部材)
17 ラジエター
18 ラジエターサポート
19 第1の導風路
20 エンジンフード
21 フードインナ
22 第2の開口部
23 第2の導風路
24 インタークーラガイド(ガイド部材)
25,25a,25b スリット穴
26 誘導面
27 インタークーラダクト
30 リブ
30a 上縁リブ
30b 左縁リブ
30c 右縁リブ
31a,31c 下縁部
31b,31d 上縁部
32,32a,32b,32c クリップ
Wa,Wb スリット幅

Claims (3)

  1. 車両のエンジンルームに設置されたエンジン本体の上部に水平配置されたインタークーラと、
    前記車両の前面に設けられた第1の開口部と、
    前記第1の開口部から取り入れた空気を、第1の導風路を通過させて前記インタークーラに導くダクト部材と、
    前記車両の前面に設けられた、前記第1の開口部とは異なる第2の開口部と、
    前記第2の開口部から取り入れて、第2の導風路を通過させた空気を、前記第1の導風路を流れる空気に合流させる、少なくとも1つのスリット穴を有するガイド部材と、を備えて、
    前記ガイド部材は、
    前記スリット穴の上縁部と左右縁部とを取り囲んで、前記第2の導風路を通過する空気を堰き止める方向に延びるリブを備える、
    吸気構造。
  2. 前記スリット穴の開口面積は、前記第2の導風路の流路の断面積よりも小さい、
    請求項1に記載の吸気構造。
  3. 前記スリット穴の縁部は丸みを有する、
    請求項1または請求項に記載の吸気構造。
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