JP7373320B2 - 配設具、配設装置、及び、配設構造 - Google Patents

配設具、配設装置、及び、配設構造 Download PDF

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Description

本発明は、長尺体の配設に使用する配設具、その配設具を使用する配設装置、及び、配設構造に関する。
従来、移設可能な間仕切壁等の内部に電線を配設し、外観上では電線を目視できなくしているものがある。このような間仕切壁を備えるものとして、特許文献1に記載の間仕切り装置がある。特許文献1に記載の間仕切り装置では、間仕切壁の内部に電線を配設可能とし、間仕切壁内と通過させた電線を天井へと導いている。
特開平10-66222号公報
特許文献1に記載の間仕切り装置では、天井から床に至るまでの間仕切壁を用いることを前提としており、上端と天井との間に所定の間隔を有する間仕切壁に適用することは想定されていない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、建造物等に配置した場合にその建造物との間に所定の間隔を有する間仕切壁等に対して、電線等の長尺体を好適に配設可能な配設具、その配設具を使用する配設装置、及び、配設構造を提供することにある。
第1の構成は、構造物に固定されて使用され、可撓性を有する長尺体と、その長尺体を内部に収容可能であり端部から長尺体を導出可能な管との配設に用いられる配設具であって、構造物に取り付け可能な取付部と、第1方向に沿って配設される長尺体の通過空間を有する経路形成部と、通過空間又は、通過空間の第1方向の延長線上に、端部又は端部の延長線を配置させて管を保持可能な保持部と、管の端部へ向かう長尺体の、第1方向とは異なる方向への膨出を抑制する抑制部と、を備える。
電線や配管等の可撓性を有する長尺体を屈曲させる場合、屈曲箇所では応力を分散させるように変形するため、長尺体は屈曲方向とは異なる方向へと膨出しやすくなる。特に屋内等に電線や配管を設置する場合には、見栄えを考慮して設置する必要があり、電線や配管が膨出した場合には、見栄えが悪化するおそれがある。第1の構成では、電線や配管等の長尺体の膨出を抑制することができるため、見栄えの悪化を抑制することができる。加えて、管の端部が通過空間やその通過空間の第1方向の延長線上に無い場合、長尺体を第1方向へ向けて配設しようとすれば、長尺体に過剰な応力がかかる場合がある。この点、本構成では、保持部により管の端部を通過空間又は通過空間の第1方向の延長線上に配置させるものとしているため、長尺体に過剰な応力がかかる事態を抑制することができる。
第2の構成では、第1の構成に加えて、保持部は、長尺帯状の帯状部と、帯状部の複数個所のいずれかを選択して係止可能である係止部と、を備え、係止部が帯状部を係止した場合に、帯状部が環状体を形成する。
第2の構成では、単一の形状の配設具で、外径の異なる管の保持を可能とすることができる。
第3の構成では、第1又は第2の構成のいずれかに加えて、管の外面には凹部が設けられており、保持部は、凹部に係合する凸部を有する。
第3の構成では、配設具により管を保持する場合に、管の位置のずれを抑制することが
できる。
第4の構成では、第1~第3の構成のいずれかに加えて、経路形成部は、通過空間を取り囲む周壁を備え抑制部は、周壁の一部として設けられた開閉可能な蓋である。
第4の構成では、蓋を開放状態としたうえで長尺体を通過空間に配置することができるため、長尺体を容易に配置することが可能となる。
第5の構成では、第1~第4の構成のいずれかに加えて、規制部は、管の端部の延長線上とは異なる位置に設けられる。
規制部を管の端部の延長線上に設けた場合、規制部の第1方向の幅によっては規制部の脇から長尺体が膨出する事態が起こる場合がある。この点、第5の構成では、長尺体を屈曲又は湾曲させた後に規制部により膨出を抑制することとなるため、より好適に長尺体の膨出を抑制することができる。
第6の構成では、第1~第5の構成のいずれかに加えて、構造物は、上端に窪みが形成された壁であり、窪みに全体が収まる形状である。
第6の構成では、配設具を外部から視認することが困難であるため、配設具を使用した場合の見栄えをより良くすることができる。
第7の構成は、長尺体を内部に収容可能であり端部から長尺体を導出可能な管と、第1~第6のいずれかの構成の配設具とを備える配設装置であって、取付部は、経路形成部の外面の一部である当接位置を構造物に当接させた状態で構造物に取り付けられ、保持部は、経路形成部の当接位置よりも通過空間側、又は通過空間の第1方向の延長線側で、管の端部を保持する。
第7の構成では、第1の構成に準ずる効果を奏する配設装置を提供することができる。
第8の構成は、内部を長尺体が通過可能な間仕切壁に、長尺体を配設する配設構造であって、間仕切壁の上端には、周壁により囲まれ、第1方向に沿って配設される長尺体が通過可能な通過空間を有する配設具が取り付けられており、長尺体は、通過空間内で、又は通過空間を通過後に通過空間の横で、屈曲又は湾曲して間仕切壁の内部へ導入される。
第8の構成では、第1の構成に準ずる効果を奏する配設構造を提供することができる。
第9の構成では、第8の構成に加えて、間仕切壁の内部には、長尺体が通過可能な管が配設されており、管は、通過空間又は、通過空間の第1方向の延長線上に、管の端部又は端部の延長線が位置するように配設具に保持される。
第9の構成では、第8の構成に管を加えて第1実施形態に準ずる効果を奏する配設構造を提供することができる。
第10の構成では、第8又は第9の構成に加えて、長尺体は、配設具の通過空間を構成する周壁に下方から当接する。
間仕切壁の下方から上方へと配設される長尺体を湾曲させた場合、その長尺体は上方へ向けて膨出しやすい。第10の構成では、長尺体が周壁に下方から当接するため、長尺体の上方への膨出をより好適に抑制することができる。
第11の構成では、第8~第10の構成のいずれかに加えて、配設具を複数備え、長尺体は、少なくとも1つの配設具の通過空間内で、又は通過空間を通過後に通過空間の横で、屈曲又は湾曲して間仕切壁の内部へ導入される。
第11の構成では、長尺体を2方向へと配設する場合等においても、それぞれの方向で長尺体の膨出を抑制しつつ、間仕切壁の内部へと導入することができる。
配設具の使用状態の概要を示す図である。 配設具の斜視図である。 配設具の別角度から見た斜視図である。 配設具の正面図である。 配設具の背面図である。 配設具の平面図である。 配設具の底面図である。 配設具の右側面図である。 配設具の左側面図である。 配設具の使用状態を示す斜視図である。 配設具の使用状態を示す正面図である。 第2実施形態に係る配設具の斜視図である。 第2実施形態に係る配設具の使用状態を示す斜視図である。 第3実施形態に係る配設具の斜視図である。 第3実施形態に係る配設具の別角度から見た斜視図である。 第4実施形態に係る配設具の斜視図である。 第4実施形態に係る配設具の別角度から見た斜視図である。 第4実施形態に係る配設具の底面図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
<第1実施形態>
図1~9を参照して、本実施形態に係る配設具10の構造について説明する。本実施形態に係る配設具10は、図1に示すように、主に屋内に設置される間仕切壁100の上部に取り付けられて使用されるものであり、その間仕切壁100の上部には、間仕切壁100の厚み方向の両面に設けられた一対の側壁101,102と、その側壁101,102よりも下方に設けられ、間仕切壁100の内部空間と外部とを区画する上端部103が設けられている。そして、側壁101,102と上端部103とにより、側面視にて凹状の窪みが形成されており、配設具10はその窪みに取り付けられる。また、配設具10は、ポリエチレン等の可撓性を有するプラスチックにより成型されている。なお、配設具10の形状を説明するうえで、配設具10が間仕切壁100に取り付けられた場合の間仕切壁100の幅方向を前後方向とし、間仕切壁100の厚み方向を左右方向として説明する。
配設具10は、左右方向に略直線状の一対の長辺を有し、前後方向に略直線状の短辺を有し、上下方向に略一定の厚みを有する、長方形状の底部20を備えている。この底部20の正面側の端部には、底部20の上面よりも上方へ隆起し、厚み及び高さが略一定の前壁部21が設けられている。この前壁部21の左右方向の中央近傍には、背面側へ向けて若干窪んだ窪部22が設けられている。この窪部22においては、左右方向の中央から左右方向それぞれの所定位置までは窪み量は略一定であり、その所定位置から窪部22の左右端までは、徐々に窪み量が減少している。
前壁部21の窪部22が設けられている部分の上端には、正面側へ突出し、前後方向の幅及び上下方向の厚みが略一定の凸部23が設けられている。この凸部23の前後方向の幅は、窪部22の窪み量よりも大きく、窪部22の正面側端部を起点として一定とされている。凸部23の形状がこのように定められているため、前壁部21を構成する平面から見た前方への突出量については、中央から所定位置までは一定であり、所定位置から窪部22の左右端までは、中央近傍よりも前方へ突出している。
底部20の上面において、左右方向の中心には、背面側の端部から前後方向の略中央の部分まで延び、略長方形状に下側へ向けて凹んだ上側凹部24が設けられている。一方、底部20の底面において、左右方向の中心には、正面側の端部から前後方向の背面側寄りの位置まで延び、半円柱状に上側へ向けて窪んだ下側凹部25が設けられている。この下側凹部25の左右幅は、背面側へ向かうにつれ徐々に狭まっている。また、上側凹部24の正面側の端部近傍と下側凹部25の背面側の端部近傍とは、前後方向の位置において、一部が重複している。加えて、上側凹部24の正面側端部近傍から下側凹部25の背面側端部近傍に向けて、上下方向に垂直に貫通した孔である取付部26が設けられている。この取付部26は、前後方向を長辺とし、左右方向を短辺とする略長方形柱状の孔である。
底部20の右側端部には、前後方向に所定幅を有し、左右方向に所定の厚みを有し、上方へ垂直に延びる板状の右壁部30が設けられている。この右壁部30の上下方向の高さは、底部20の底から右壁部30の上端までの高さが、間仕切壁100の上端部103から側壁102,103の上端までの高さよりも低くなるように定められている。この右壁部30の幅は、上下方向の中央よりやや上に至るまで略一定であり、その位置よりも上方では徐々に狭まっている。また、右壁部30の厚みは、上端近傍に至るまでは底部20と同等の厚みで一定であり、上端近傍では徐々に薄くなっている。
底部20の右端と右壁部30の下端との接続位置には、前方へ向けて延び、上下方向に所定幅を有し、左右方向に所定の厚みを有する長尺状の帯状部31が設けられている。この帯状部31の厚みは、先端近傍に至るまでは一定であり、先端近傍では、先端に至るまで徐々に薄くなっている。帯状部31の幅は、先端近傍に至るまでは一定であり、先端近傍では、先端に至るまで徐々に薄くなっている。また、帯状部31の下端の位置は、底部20の前壁部21に設けられた凸部23の下端の位置と略等しい。
帯状部31の右側面には、前後方向の中央よりもやや前方寄りから前端近傍に至るまで、後方へ向けて徐々に隆起する鋸歯が連続して設けられた被係止部32が設けられている。一方、帯状部31の左側面の下端には、長手方向に間隔を空けて3つの凸部33が設けられている。この凸部33は、上下方向の厚み及び左右方向の幅が一定であり、帯状部31の長手方向に沿うように伸びている。
右壁部30の上端には、前後方向に一定の幅を有し、上下方向に一定の厚みを有し、左右方向の長さが底部20と略同等の蓋部40が設けられている。この蓋部40は、蓋部40及び右壁部30よりも肉薄に形成され、右壁部30と蓋部40とに囲われる領域中に中心を有する円弧状の接続部41により、右壁部30に接続されている。すなわち、接続部41を湾曲させることで、蓋部40を接続部41を構成する円弧の中心廻りに回動させることができる。
蓋部40の接続部41側とは反対の側の先端には、下方へ向けて凸状の被係合部42が設けられている。この被係合部42上下方向の略中央の位置には、下方から上方へ向けて左側へ徐々に突出する被係合突起43が設けられている。
底部20の左側端部には、前後方向に所定幅を有し、左右方向に所定の厚みを有し、上方へ垂直に延びる板状の左壁部50が設けられている。この左壁部50の上下方向の高さは、底部20の底から左壁部50の上端までの高さが、間仕切壁100の上端部103から側壁102,103の上端までの高さよりも低くなるように定められている。底部20の左端と左壁部50の下端との接続位置には、帯状部31に設けられた被係止部32を係止可能な係止部51が設けられている。具体的には、後方へ向けて徐々に隆起する鋸歯が左壁部50の右側面と若干の間隔を空けて設けられており、その間隔を利用して鋸歯を撓ませることができる。そして、帯状部31を被係止部32が左側に位置するようにして係止部51に挿入することで、鋸歯どうしが噛み合って係止される。
左壁部50の上端には、被係合部42を収容可能な矩形の内部領域を有し、上端が開放された係合部52が設けられている。この係合部52内の左側面(左壁部50の右側面に相当する箇所)には、上方から下方へ向けて右側へ徐々に突出する係合爪53が設けられている。
以上のように構成される配設具10の使用方法について、図10及び図11を参照して説明する。本実施形態に係る配設具10は、上下方向に延びるように間仕切壁100の内部に配設される円筒形の管60の上端を保持する。この管60は、間仕切壁100の上端部103に設けられた孔から上端が外部へ露出するものであり、管60の側面には上下方向すなわち管60の長手方向に交互に連続する凹凸61が設けられており、略蛇腹状となっている。この管60の中に一部が収容されるように、可撓性を有する電線70が設けられている。この電線70は、銅線の周囲が柔軟な樹脂により被覆されたものである。その電線70は、管60の上端からその上端を乗り越えるようにして外部へと導出され、間仕切壁100の一対の側壁101,102及び上端部103により区画される窪みの中を、間仕切壁100の幅方向に沿って配設される。なお、間仕切壁100幅方向は、配設具10からみれば前後方向であり、第1方向と称することもできる。
配設具10は、ビス(図示略)等の公知の取付手段を、底部20に設けられた孔である取付部26に挿入することで、間仕切壁100の上端部103に取り付けられる。配設具10の帯状部31は、管60の上端の約半周を巻いて環状体を形成するようにして取り付けられ、左壁部50の係止部51に挿入されることで固定される。このとき、帯状部31の被係止部32は、複数の鋸歯が設けられたものであるため、異なる直径を有する管60の保持が可能である。また、底部20に設けられた凸部23、及び、帯状部31に設けられた凸部33は、管60の外周面に設けられた凹凸61のうちの凹部に嵌まりこみ、配設具10と管60との上下方向への相対的な位置の変化が抑制される。なお、帯状部31と係止部51とにより管60を保持するものであると言えるため、帯状部31と係止部51とを纏めて保持部と称することができる。
電線70は、管60の上端から導出されたあと、配設具10の底部20、右壁部30、蓋部40、及び左壁部50により四方が囲まれる空間を通過する。すなわち、底部20、右壁部30、蓋部40、及び左壁部50は電線70の経路となっているため、これらを纏めて経路形成部と称することができる。このとき、底部20、右壁部30、蓋部40、及び左壁部50により四方が囲まれる空間は、電線70が通過する空間であるため通過空間と称することができ、底部20、右壁部30、蓋部40、及び左壁部50はその通過空間を取り囲む周壁と称することができる。電線70は、通過空間において、その通過空間の上方に位置する周壁である蓋部40に下方から当接する。また、管60の上端は、通過空間の第1方向の延長線上に位置しているということができる。
以上のように管60が保持されるため、管60の上端と蓋部40との間に通過空間を残すようにして、管60の上端が通過空間の第1方向の延長線上に位置しているといえる。これにより、管60の上端と蓋部40との間の通過空間を、管60の内部を通過する電線70に加えて、管60の内部へと導入されず第1方向に沿って直線状に配設される電線等の経路として利用することができる。
なお、以上説明した配設具10と管60とにより電線70を配設するための装置を構成しているといえるため、配設具10と管60とを纏めて配設装置と称することができる。また、配設具10、管60、電線70、及び間仕切壁100による構造を、配設構造を称することができる。
上記構成により、本実施形態に係る配設具10は、以下の効果を奏する。
・可撓性を有する電線70を屈曲又は湾曲させる場合、屈曲/湾曲箇所では応力を分散させるように変形するため、電線70は屈曲/湾曲方向とは異なる方向へと膨出しやすくなる。特に屋内等に電線70を設置する場合には、見栄えを考慮して設置する必要があり、電線70が膨出した場合には、見栄えが悪化するおそれがある。この点、本実施形態では蓋部40により、電線70の膨出を抑制することができるため、見栄えの悪化を抑制することができる。
・管60の端部が通過空間の第1方向の延長線上に無い場合、電線70を第1方向へ向けて配設しようとすれば、電線70に過剰な応力がかかる場合がある。この点、本実施形態では、帯状部31により管60の端部を通過空間の第1方向の延長線上に配置させるものとしているため、電線70に過剰な応力がかかる事態を抑制することができる。
・帯状部31の係止位置を可変としているため、外径の異なる管60の保持を可能とすることができる。
・底部20に設けられた凸部23と帯状部31に設けられた凸部33を管60の凹凸61のうちの凹部に嵌め込むようにしているため、管60の位置のずれを抑制することができる。
・開閉可能な蓋部40を備えており、蓋部40を開放状態としたうえで電線70を通過空間に配置することができるため、電線70を容易に配置することが可能となる。
・蓋部40を管60の端部の延長線上に設けた場合、蓋部40の前後方向の幅によっては蓋部40の脇から電線70が膨出する事態が起こる場合がある。この点、本実施形態では、電線70を屈曲又は湾曲させた後に蓋部40により膨出を抑制することとなるため、より好適に電線70の膨出を抑制することができる。
・配設具10の高さを取り付けが想定される間仕切壁100の上端部103から側壁101,102の上端までの高さよりも低くしているため、配設具10を外部から視認することが困難となる。これは、蓋部40により膨出が抑制される電線70が側壁101,102の上端よりも下方に配設されることを意味する。したがって、配設具10を使用した場合の見栄えをより良くすることができる。
・間仕切壁100の下方から上方へと配設される電線70を湾曲させた場合、その電線70は上方へ向けて膨出しやすい。本実施形態では、電線70が蓋部40に下方から当接するため、電線70の上方への膨出をより好適に抑制することができる。
<第2実施形態>
本実施形態に係る配設具110は、構成の一部が第1実施形態と異なっている。本実施形態に係る配設具110について、図12を参照して説明する。なお、図12において、第1実施形態に係る配設具10と同等の構成については、第1実施形態と同じ符号を付与しており、説明を省略する。
配設具110における底部20の右端と右壁部30の下端との接続位置には、前方へ向けて延び、上下方向に所定幅を有し、左右方向に所定の厚みを有する長尺状の帯状部131が設けられている。この帯状部131の厚み及び幅は、第1実施形態における帯状部31と略同等であり、長さが第1実施形態における帯状部31よりも短く、底部20の左右方向の長さよりもやや長い程度となっている。この帯状部131の右側面には、後端近傍から前端近傍に至るまで、後方へ向けて徐々に隆起する鋸歯が連続して設けられた被係止部132が設けられている。また、配設具110は、図では明示していないが、第1実施形態と同様の位置に係止部51を有している。
以上のように構成される配設具110の使用方法について、図13を参照して説明する。本実施形態に係る配設具110は、2つを一組として使用する。一方の配設具110の係止部51に他方の配設具110の帯状部131を挿入し、その帯状部131の被係止部132を係止させる。同様に、他方の配設具110の係止部51に一方の配設具110の帯状部131を挿入し、その帯状部131の被係止部132を係止させる。このようにして、2つの配設具110を連結する。
配設具110が連結されれば、一対の帯状部131と、一対の窪部22とに囲まれる領域に管60を保持することが可能である。このとき、一対の窪部22の間隔が管60の外径よりも大きくなる程度に帯状部131を係止しておき、管60を領域に通した後に帯状部131を係止部51により深く挿入することで、管60を固定すればよい。また、このように管60を固定するため、一方の配設具110を管60の固定前に間仕切壁100に取り付けておき、他方の配設具110については、管60の固定後に間仕切壁100に取り付けるものとしてもよいし、管60の固定後に両方の配設具110を間仕切壁100に取り付けるものとしてもよいし、一方の配設具110は間仕切壁100に取り付け、他方の配設具110は間仕切壁100に取り付けないものとしてもよい。
電線70を間仕切壁100の幅方向の一方向にのみ配設する場合には、一方の配設具110の通過空間を通過させればよい。また、電線70を間仕切壁100の幅方向の2方向に配設する場合には、両方の配設具110の通過空間をそれぞれ通過させればよい。
上記構成により、本実施形態に係る配設具110は、第1実施形態に係る配設具10が奏する効果に加えて、以下の効果を奏する。
・電線70を2方向へと配設する場合等においても、それぞれの方向で電線70の膨出を抑制しつつ、間仕切壁100の内部へと導入することができる。
<第3実施形態>
本実施形態に係る配設具210は、構成の一部が第1実施形態と異なっている。本実施形態に係る配設具210について、図14及び図15を参照して説明する。
配設具210は、第1実施形態と同様に、底部220、右壁部230、蓋部240、及び左壁部250を備えている。また、蓋部240は右壁部230と接続部241で接続されており、蓋部240は被係合部242及び被係合突起243を備えており、右壁部250は、係合部252及び係合爪253を備えている。これらの形状は、背面視にて第1実施形態と略同等であり、前後方向の長さが第1実施形態よりも長い点が異なっているのみであるため、これらの具体的な説明は省略する。加えて、底部220には、底部220の上面に上端側の開口を有する円筒形の保持部227が設けられている。保持部227の内径は、保持が想定される管60の外径と略等しく形成されている。保持部227の内周には、第1実施形態に係る配設具10における凸部23,33に相当する部分が設けられており(図示略)、管60の凹部に嵌め込まれて管60の抜けを抑制する。
配設具210を使用して管60を保持する場合には、保持部227に管60を通過させ、管60の上端から電線70を導出させればよい。この場合には、電線70の通過空間内に管60の上端が位置している。管60の上端から導出された電線70は、蓋部240に下方から当接し、第1方向のいずれかへと配設される。なお、配設具210を間仕切壁100に取り付けるための手段としては、具体的な図示及び説明を省略するが、第1実施形態における取付部26に準ずる構成等を設けておけばよい。
上記構成により、本実施形態に係る配設具210は、第1実施形態に係る配設具10が奏する効果に準ずる効果を奏する。
<第4実施形態>
本実施形態に係る配設具310は、構成の一部が第1実施形態と異なっている。本実施形態に係る配設具310について、図16~18を参照して説明する。
配設具310は、第1実施形態と同様に、底部320、右壁部330、蓋部340、及び左壁部350を備えている。また、蓋部340は右壁部330と接続部341で接続されており、蓋部340は被係合部342及び被係合突起343を備えており、右壁部350は、係合部352及び係合爪353を備えている。これらの形状は、背面視にて第1実施形態と略同等であり、前後方向の長さが第1実施形態よりも長い点が異なっているのみであるため、これらの具体的な説明は省略する。
加えて、底部320には、右壁部330側から左側へと切れ込まれた保持部327が設けられている。この保持部327の形状は、右壁部330側から所定の位置までは前後方向の幅が略一定に設けられ、その位置よりも左側においては、やや幅広の円弧状に形成されている。この円弧の直径は、取付が想定される管60の凸部の外径よりも小さく、凹部の外径よりも大きいである。右壁部330には、底部320から上方へ向けて切れ込まれた開口337が設けられている。この開口は側面視において略長方形であり、前後方向の幅は保持部327の前後方向の幅よりも大きい。
配設具310を使用して管60を保持する場合には、保持部327の右側から管60を入り込ませ、管60の上端から電線70を導出させればよい。この場合には、電線70の通過空間内に管60の上端が位置している。管60の上端から導出された電線70は、蓋部340に下方から当接し、第1方向のいずれかへと配設される。なお、保持部327については、管60の凹部に嵌まり込むものであるため、第1実施形態における凸部23,33に準ずる機能を有するといえる。また、配設具310を間仕切壁100に取り付けるための手段としては、具体的な図示及び説明を省略するが、第1実施形態における取付部26に準ずる構成等を設けておけばよい。
上記構成により、本実施形態に係る配設具310は、第1実施形態に係る配設具10が奏する効果に準ずる効果を奏する。
<変形例>
・実施形態では、電線70が通過する通過空間の上部に蓋部40を設けるものとしたが、周壁を構成する他の部分を開閉可能な蓋としてもよい。
・実施形態では、蓋部40を設けるものとしたが、蓋部40を設けず、電線70が通過する通過空間を囲う周壁について開閉しないものとしてもよい。
・実施形態では、電線70が通過する通過空間の全周を周壁が囲うものとしたが、通過空間の一部を周壁が囲うものとしてもよい。この場合には、電線70の湾曲方向を鑑みて、少なくとも電線70の膨出を抑制可能な位置に周壁が存在するようにすればよい。例えば、第1実施形態における右壁部30及び左壁部50の一方を設けないものとしたり、底部20の一部を設けないものとしたりしてもよい。これらの場合でも、抑制部と称することができる蓋部40により、電線70の膨出を抑制することができる。さらに、右壁部30及び左壁部50の一方を設けないものとした場合には、電線70を側方から通過空間に配設することが可能となるため、蓋部40設けなくとも電線70の配設を好適に行うことができる。
・実施形態における管60の保持手段はあくまで一例であって、管60を保持可能であれば種々の変更が可能である。例えば、一対の湾曲した帯状の部材に挟み込むようにしてもよいし、円弧状に形成された部材を管60の側面に当接させる等して保持するものとしてもよい。また、実施形態では複数の直径の管60に対応可能としているが、単一の直径の管60にのみ対応可能としてもよく、周囲に凹凸が形成されていない管60を保持するものであってもよい。
・実施形態では、間仕切壁100の上部に配設具10,110,210,310を取り付けるものとしたが、間仕切壁100の幅方向の端部や底部において電線70を配設する場合においても、配設具10,110,210,310を使用することができる。
・実施形態では、間仕切壁100に配設具10,110,210,310を取り付けるものとしたが、配設具10,110,210,310の取り付け対称は間仕切壁に限られず、電線70の膨出を抑制する必要がある種々の構造物に対して取り付けて使用することができる。
・第1実施形態では、底部20に設けられた取付部26を利用して配設具10を間仕切壁100に取り付けるものとしたが、配設具10を間仕切壁100に取り付けるための手段はこれに限られない。例えば、底部20、右壁部30、又は左壁部50を粘着テープ等により間仕切壁100の上端部103や側壁101,102等に取り付けてもよく、この場合には、それらを取付部と称することができる。また、間仕切壁100に取り付けられている管60に帯状部31を利用して取り付けているため、配設具10は、帯状部31により間接的に間仕切壁100に取り付けられていると見なすことができ、この場合には帯状部31が取付部の機能を有するということができる。
・実施形態では、配設具10,110,210,310を電線70の配設に使用するものとしたが、電線70に限らず、可撓性を有する長尺体であれば適用可能である。
・実施形態では、配設具10,110,210,310により管60を保持しつつ、電線70の配設を行うものとしたが、管60を備えない場合でも適用可能であり、配設具10,110,210,310により電線70の膨出を抑制することができる。加えて、電線70が第1方向に沿って直線状に配設される場合においても配設具10,110,210,310を利用することができ、この場合には、特に、曲がり癖のある電線70の膨出を抑制するという効果を得ることができる。
・第1実施形態及び第2実施形態では、管60の上端を通過空間の第1方向の延長線上に位置させたが、管60の上端を第1方向の延長線上よりも下方に位置させ、管の60の上方向の延長線が通過空間の第1方向の延長線上に位置するように、帯状部31を設ける箇所等を変更してもよい。この場合にも、電線70の膨出を抑制するという効果を得ることができる。第3実施形態及び第4実施形態においても、管60の上端を通過空間よりも下方に位置させてもよい。
・第2実施形態では、間仕切壁100の幅方向の両方向へ電線70を配設するものとしたが、一方のみへ配設するものとしてもよい。また、第1、3、4実施形態において、幅方向の両方向へ電線70を配設するものとしてもよい。この場合には、管60を保持する配設具10,210,310の他にもう一つの配設具10,210,310を用意し、もう一つの配設具10,210,310は管60を保持せず、電線70の通過空間として利用するものとすればよい。
・実施形態では、管60の中を通過させた電線70の配設に配設具10,110,210,310を使用するものとしたが、電線70以外の可撓性を有する長尺体を管60の中を通過させて間仕切壁100の上方等に配設する場合にも使用することができる。
・実施形態では、配設具10,110,210,310が円筒形の管60を保持するものとしたが、管60の形状はこれに限られず、内部を電線70等の長尺体が通過可能であればよい。この場合には、配設具10,110,210,310を保持対象の管60の形状に合わせればよい。また、管60の素材は特に限定されることは無く、樹脂、金属など、様々な素材の管60を使用することができる。
配設具…10、底部…20、凸部…23、取付部…26、右壁部…30、帯状部…31、凸部…33、蓋部…40、左壁部…50、係止部…51、管…60、電線…70、間仕切壁…100、配設具…110、帯状部…131、配設具…210、底部…220、保持部…227、右壁部…230、蓋部…240、左壁部…250、配設具…310、底部…320、保持部…327、右壁部…330、蓋部…340、左壁部…350

Claims (13)

  1. 構造物に固定されて使用され、可撓性を有する長尺体と、その長尺体を内部に収容可能であり端部から前記長尺体を導出可能な管との配設に用いられる配設具であって、
    前記構造物に取り付け可能な取付部と、
    第1方向に沿って配設される前記長尺体の通過空間を有する経路形成部と、
    前記通過空間又は、前記通過空間の前記第1方向の延長線上に、前記端部又は前記端部の延長線を配置させて前記管を保持可能な保持部と、
    前記管の端部へ向かう前記長尺体の、前記第1方向とは異なる方向への膨出を抑制する抑制部と、を備え、
    前記保持部は、
    長尺帯状の帯状部と、前記帯状部の複数個所のいずれかを選択して係止可能である係止部と、を備え、
    前記係止部が前記帯状部を係止した場合に、前記帯状部が環状体を形成する、配設具。
  2. 構造物に固定されて使用され、可撓性を有する長尺体と、その長尺体を内部に収容可能であり端部から前記長尺体を導出可能な管との配設に用いられる配設具であって、
    前記構造物に取り付け可能な取付部と、
    第1方向に沿って配設される前記長尺体の通過空間を有する経路形成部と、
    前記通過空間又は、前記通過空間の前記第1方向の延長線上に、前記端部を配置させて前記管を保持可能な保持部と、
    前記管の端部へ向かう前記長尺体の、前記第1方向とは異なる方向への膨出を抑制する抑制部と、を備え、
    前記取付部は、前記経路形成部の外面の一部を当接位置として前記構造物に当接させた状態で前記構造物に取付可能であり、
    前記保持部は、前記経路形成部の前記当接位置よりも前記構造物から突出させた前記管を保持可能である、配設具。
  3. 間仕切壁の上端に固定されて使用され、前記間仕切壁の上端部に設けられた孔を貫通し当該間仕切壁の内部へと配設される可撓性を有する長尺体と、その長尺体を内部に収容可能であり端部から前記長尺体を導出可能な管との配設に用いられる配設具であって、
    前記間仕切壁の上端に取り付け可能な取付部と、
    前記間仕切壁の幅方向である第1方向に沿って配設される前記長尺体の通過空間を有する経路形成部と、
    前記通過空間又は、前記通過空間の前記第1方向の延長線上に、前記端部又は前記端部の延長線を配置させて前記管を保持可能な保持部と、
    前記管の端部へ向かう前記長尺体の、前記第1方向とは異なる方向への膨出を抑制する抑制部と、を備え、
    前記経路形成部は、前記通過空間を取り囲む周壁を備え、
    前記取付部は、前記周壁の外面を前記間仕切壁の上面に当接させた状態に、当該間仕切壁の上端に取り付け可能である配設具。
  4. 構造物に固定されて使用され、可撓性を有する長尺体と、その長尺体を内部に収容可能であり端部から前記長尺体を導出可能な管との配設に用いられる配設具であって、
    前記構造物に取り付け可能な取付部と、
    第1方向に沿って配設される前記長尺体の通過空間を有する経路形成部と、
    前記通過空間又は、前記通過空間の前記第1方向の延長線上に、前記端部又は前記端部の延長線を配置させて前記管を保持可能な保持部と、
    前記管の端部へ向かう前記長尺体の、前記第1方向とは異なる方向への膨出を抑制する抑制部と、を備え、
    前記構造物は、上端に窪みが形成された壁であり、
    前記窪みに全体が収まる形状である、配設具。
  5. 前記経路形成部は、前記通過空間を取り囲む周壁を備え
    前記抑制部は、前記周壁の一部として設けられた開閉可能な蓋である、請求項1~4のいずれか1項に記載の配設具。
  6. 前記抑制部は、前記管の前記端部の延長線上とは異なる位置に設けられる、請求項1~5のいずれか1項に記載の配設具。
  7. 長尺体を内部に収容可能であり端部から前記長尺体を導出可能な管と、請求項1、2及び4のいずれか1項に記載の配設具とを備える配設装置であって、
    前記取付部は、前記経路形成部の外面の一部である当接位置を前記構造物に当接させた状態で前記構造物に取り付けられ、
    前記保持部は、前記経路形成部の前記当接位置よりも前記通過空間側、又は前記通過空間の第1方向の延長線側で、前記管の前記端部を保持する、配設装置。
  8. 上端に窪みが形成されており内部を長尺体が通過可能な間仕切壁に、前記長尺体を配設する配設構造であって、
    前記間仕切壁の上端の窪みには、周壁により囲まれ、前記間仕切壁の幅方向である第1方向に沿って配設される前記長尺体が通過可能な通過空間を有し、前記間仕切壁の幅よりも短い幅を有する配設具が取り付けられており、
    前記長尺体は、前記窪みに沿って配設される一部が、前記通過空間内に配設されており、かつ、前記通過空間内で、又は前記通過空間を通過後に前記通過空間の横で、屈曲又は湾曲して前記間仕切壁の内部へ導入される、配設構造。
  9. 前記間仕切壁の前記内部には、前記長尺体が通過可能な管が配設されており、
    前記管は、前記通過空間又は、前記通過空間の前記第1方向の延長線上に、前記管の端部又は前記端部の延長線が位置するように配設されている、請求項8に記載の配設構造。
  10. 上端に窪みが形成されており内部を長尺体が通過可能な間仕切壁に、前記長尺体を配設する配設構造であって、
    前記間仕切壁の上端の窪みには、周壁により囲まれ、前記間仕切壁の幅方向である第1方向に沿って配設される前記長尺体が通過可能な通過空間を有する配設具が配置されており、
    前記間仕切壁の前記内部には、前記長尺体が通過可能な管が配設されており、
    前記管は、前記通過空間又は、前記通過空間の前記第1方向の延長線上に、前記管の端部又は前記端部の延長線が位置するように前記配設具に保持され、当該保持状態において、前記配設具と管との上下方向への相対的な位置の変化が抑制され、
    前記長尺体は、前記通過空間内で、又は前記通過空間を通過後に前記通過空間の横で、屈曲又は湾曲して前記間仕切壁の内部へ導入されており、且つ、当該長尺体は、前記通過空間を構成する周壁に下方から当接している、配設構造。
  11. 前記管の端部は、前記間仕切壁の上端の窪み内に突出しており、
    前記配設具は、前記管の突出した前記端部を保持しており、
    前記周壁の上方の内面は、保持されている前記管の前記端部よりも上方に位置している、請求項9又は10に記載の配設構造。
  12. 前記長尺体は、前記第1方向に沿って前記通過空間を通過する箇所において、前記配設具の前記通過空間を構成する周壁に下方から当接する、請求項8-11のいずれか1項に記載の配設構造。
  13. 前記間仕切壁の上端の窪みには、複数の前記配設具が取り付けられており、
    前記長尺体は、少なくとも1つの前記配設具の前記通過空間内で、又は前記通過空間を通過後に前記通過空間の横で、屈曲又は湾曲して前記間仕切壁の内部へ導入される請求項8~11のいずれか1項に記載の配設構造。
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