JP6317441B2 - 結束バンド - Google Patents

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    • H02G3/30Installations of cables or lines on walls, floors or ceilings
    • H02G3/32Installations of cables or lines on walls, floors or ceilings using mounting clamps

Description

本発明は、例えば、ケーブルや電線等の被結束部材に巻き付けて、これらを結束する結束バンドに関する。
例えば、車両の内部や外部には、複数のケーブルや電線、パイプ、チューブ等(被結束部材)が配設されているが、これらは結束バンドによって結束されることが多い。
このような結束バンドとして、下記特許文献1には、歯が形成されたストラップと、その一端部に固定されるロック部とを備え、ロック部は、ストラップ開口部を有するとともに、ストラップとの連結部に対向して位置する側面に前記ストラップ開口部の方向に対して横切る方向に位置するストラップガイド面を形成する、ケーブル束のような対象物を結束する装置が記載されている。また、特許文献1のFig.4に示すように、ロック部を、ストラップの挿入方向側から見たとき、ロック部の内周壁には、ストラップの歯に係合する、撓み可能な戻り止めが連結されている。この戻り止め爪の両側には、スリット状の隙間が形成され、該隙間を介して前記ストラップガイド面が配置されている。そして、ストラップをケーブル束等の外周に巻き付けて、その先端をストラップ開口部の入口側から挿入して出口側から引き出すと、ストラップの歯が戻り止め爪に係合して、ストラップの戻りが防止されつつ、ケーブル束等が締め付け固定される。
特表2003−525825号公報
ところで、上記特許文献1の結束装置において、ロック部のストラップ開口部の出口側から挿出されたストラップは、ケーブル束等を締め付け固定した状態で、ケーブル束等に外力がかかったときに、ロック部のストラップ開口部の入口側(引き抜き側)に引張られることとなる。この際、ストラップがストラップ開口部の挿通方向に対して斜めに引張られることがあり、それによって、戻り止め爪が幅方向に変形してしまって、ストラップに対するロック強度が低下するおそれがある。
また、戻り止め爪と、その両側のストラップガイド面との間には、スリット状をなした細い隙間が形成されており、この隙間に成形型の挿入部が挿入されるため、型強度上、この隙間をできるだけ大きく確保したいという要望がある。しかしながら、この隙間を大きく確保すると、上述したように、ストラップが斜めに引張られた際に、戻り止め爪が幅方向に変形しやすくなり、ストラップとのロック強度が低下しやすくなる。
したがって、本発明の目的は、係止片の幅方向への変形を抑制して、バンド部とロック部とのロック強度を維持できると共に、成形型の型強度を保持することができる、結束バンドを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の結束バンドは、少なくとも片面に長手方向に沿って所定間隔で複数の係止歯が形成されたバンド部と、該バンド部の基端に形成されたロック部とを備え、前記ロック部は、前記バンド部が挿通される挿通路と、該挿通路内に配置され前記バンド部の係止歯に係止する係止爪を有する係止片とを有し、前記係止片は、一端が前記挿通路のバンド部入口側壁部に連結部を介して連結され、他端が前記挿通路のバンド部出口側へ延出されていると共に、前記連結部よりも前記挿通路のバンド部入口側に突出し、かつ、前記挿通路の壁部に対して離間する突出部を有しており、前記突出部と前記挿通路の壁部との対向面の、どちらか一方に凸部が形成され、他方に凹部が形成されており、前記挿通路に挿通された前記バンド部がバンド部入口側に引張られたときに、前記凸部が前記凹部に入り込むように構成されていることを特徴とする。
本発明の結束バンドにおいては、前記凸部の両側には基底面が設けられ、前記凹部の両側には突出面が設けられており、前記凸部の両側の基底面と前記凹部の両側の突出面とが、隙間Aをもって対向配置され、前記凸部の頂面と前記凹部の底面とが、前記隙間Aよりも大きな隙間Bをもって対向配置されていることが好ましい。
本発明の結束バンドにおいては、前記挿通路を、前記バンド部の挿通方向に沿って見たときに、前記凸部の両外側面には、同凸部の頂面に向かって次第に幅狭となるテーパ面が形成されていると共に、前記凹部の両内側面には、同凹部の底面に向かって次第に幅狭となるテーパ面が形成されていることが好ましい。
本発明の結束バンドにおいては、前記挿通路を、前記バンド部の挿通方向に沿って見たときに、前記凸部の両外側面には、同凸部の頂面に向かって次第に幅狭となるテーパ面が形成されていると共に、前記凹部の両内側面には、同凹部の底面に向かって次第に幅狭となるテーパ面が形成されており、前記凹部の開口部側の幅と前記凸部の基部側の幅との差の1/2をCとしたとき、該Cは前記隙間Aよりも小さく、かつ、前記凸部のテーパ面と前記凹部のテーパ面との間隔Dは、前記隙間A以上に形成されていることが好ましい。
本発明の結束バンドにおいては、前記凹部は、前記係止片の突出部に形成され、前記凸部は、前記挿通路の内壁に形成されていることが好ましい。
本発明の結束バンドにおいては、前記挿通路のバンド部出口側の周縁には、前記バンド部の係止歯が係合しない程度に大きな曲率の面取部が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、バンド部を複数のハーネスやケーブル等の被結束部材に巻き付けて、バンド部をその先端側からロック部の挿通路のバンド部入口側から挿入して、バンド部出口から挿出させ、バンド部の挿出した部分を引張ることにより、被結束部材をバンド部で締め付けることができる。そして、バンド部がバンド部出口側から引き出されるのに従って、ロック部の係止片の係止爪がバンド部の係止歯に順次係止し、引き出されたバンド部の戻りを規制する。その結果、バンド部によって被結束部材が締め付けられた状態に維持され、被結束部材をしっかりと結束することができる。
そして、本発明においては、結束状態で被結束部材に外力が作用して、バンド部がバンド部入口側(引き抜き側)に引張られたときに、係止片の突出部又は挿通路内壁の一方に設けた凸部が、それらの他方に設けた凹部に入り込むように構成されているので、連結部を介して撓み変形する係止片が、挿通路の幅方向に変形することを抑制することができ、その結果、係止爪と係止歯とをしっかりと係止させて、バンド部とロック部とのロック強度が低下することを抑制することができる。
また、係止片の両側と挿通路内壁との間隔を大きくとっても、上記のように、係止片の突出部又は挿通路内壁の一方に設けた凸部が、それらの他方に設けた凹部に入り込むことによって、係止片の幅方向への変形が抑制されるので、上記間隔に挿入される成形型の挿入部を比較的厚くして、結束バンド成形用の成形型の型強度を保持することができる。
本発明に係る結束バンドの一実施形態を示す斜視図である。 同結束バンドの要部拡大斜視図である。 同結束バンドにおいて、図2とは異なる方向から見た場合の要部拡大斜視図である。 同結束バンドの要部拡大平面図である。 同結束バンドの拡大断面図である。 同結束バンドを用いて、被結束部材を結束した状態の断面図である。 同結束バンドにおいて、バンド部が挿通路のバンド部入口側に引張られた状態の断面斜視図である。 同結束バンドの使用状態を示しており、(a)はバンド部がバンド部入口側に引張られた状態の説明図、(b)はバンド部が挿通路の幅方向に偏った状態で引張られた状態の説明図である。 同結束バンドにおいて、バンド部をバンド部連結側の壁部に近接する方向に屈曲させて、増し締めしようとした状態の説明図である。 同結束バンドにおいて、バンド部を図11とは反対側の壁部に近接する方向に屈曲させて、増し締めしようとした状態の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る結束バンドの一実施形態について説明する。
図6に示すように、この結束バンド10は、例えば、車両の内部に配設される、複数の電線やケーブル、チューブ、パイプ等の被結束部材Hを結束するためのものであって、バンド部20と、該バンド部20の基端に形成されたロック部30とを備えている。なお、この結束バンド10は、複数の電線が束になったワイヤハーネスに巻き付けて、保持させるために用いてもよい。
図1に示すように、前記バンド部20は、所定長さで伸びる帯状をなしており、その片面には、長手方向に沿って所定間隔で、かつ、バンド部20の幅方向に伸びる複数の係止歯21が形成されている。この係止歯21は、バンド部20の先端側が次第に低くなるテーパ形状をなしている。なお、複数の係止歯21は、バンド部20の両面に設けてもよい。また、バンド部20の幅方向両側縁部には、長手方向に沿ってリブ23,23が延設されている。
一方、ロック部30は、対向して配置された一対の壁部31,32と、該一対の壁部31,32の両側端部に連結された壁部33,33とで囲まれて形成された挿通路35を有する、略四角枠状をなしている。前記バンド部20は、前記壁部31の、挿通路35のバンド部入口35a(図5,6参照)に位置する一縁部から延出されている。図6に示すように、バンド部20は、上記バンド部入口35aから挿入されて、その反対側のバンド部出口35bから挿出されるようになっている。
また、図2及び図4に示すように、前記一対の壁部33,33の内面には、ガイド壁37,37が設けられている。このガイド壁37,37は、バンド部20を挿通路35に挿通させるときに、バンド部20のリブ23,23に当接して挿通ガイドとなると共に、係止片40の傾きを抑制して、係止歯21を係止片40に適切に係止させるものである。
図1〜4に示すように、ロック部30の挿通路35内には、前記バンド部20の係止歯21に係止する複数の係止爪41を設けた、係止片40が配設されている。なお、係止爪41は、挿通路35のバンド部出口35b側に向かって次第に高くなる逆テーパ状をなしている(図5及び図6参照)。そのため、バンド部20が挿通路35のバンド部出口35bから引き出されるときには、係止片40の係止爪41が、バンド部20の係止歯21を順次乗り越えて、バンド部20の移動を許容すると共に、バンド部20が挿通路35のバンド部入口35a側に引張られたときには、係止歯21に係合して、バンド部20の戻りが規制されるようになっている。
この実施形態の係止片40は、前記ガイド壁37,37に対して、所定間隔のスリット39,39(図4参照)を介して撓み可能に形成されており、その一端が、挿通路35を画成する壁部31の内面の、バンド部入口35a側に連結部43を介して連結され、他端がバンド部出口35b側へ向けて斜めに延出されている(図5参照)。
更に図5に示すように、係止片40は、前記連結部43よりも、挿通路35のバンド部入口35a側に突出し、かつ、挿通路35の壁部31,32及び壁部33,33に対して離間する突出部45を有している。
図2及び図4に示すように、この突出部45の、挿通路35の壁部31との対向面に、凹部47が形成されている。この凹部47は、挿通路35をバンド部20の挿通方向に沿って見たときに、その両内側面に、凹部47の底面47aに向かって次第に幅狭となるテーパ面47b,47bが形成されている(図4参照)。また、凹部47の両側には、挿通路35の壁部31に向かって突出する、突出面47c,47cが形成されている。なお、この突出面47c,47c及び前記底面47aは、バンド部20の延出方向に直交する平坦面状をなしている。
一方、挿通路35の壁部31の内面の、バンド部入口35a側に、凸部49が形成されている。この凸部49は、挿通路35をバンド部20の挿通方向に沿って見たときに、その両外側面には、凸部49の頂面49aに向かって次第に幅狭となるテーパ面49b,49bが形成されている(図4参照)。
また、図4に示すように、凸部49の両側には基底面49c,49cが形成されており、これらの基底面49c,49cと、前記凹部47の両側の突出面47c,47cとは、所定の隙間Aをもって対向して配置されている。更にこの凸部49の頂面49aと、前記凹部47の底面47aとは、前記隙間Aよりも大きな間隔Bをもって対向して配置されている(図4参照)。
また、図4に示すように、凹部47の開口部側の幅と凸部49の基部側の幅との差の、1/2をCとしたとき、該Cは、前記隙間Aよりも小さく、かつ、凸部49のテーパ面49bと凹部47のテーパ面47bとの間隔Dは、前記隙間A以上に形成されている。
そして、図7に示すように、バンド部20が、挿通路35のバンド部入口35a側に引張られたときに、凸部49が凹部47に入り込むように構成されている。この実施形態では、上記のようにバンド部20が引張られたときに、凸部49が凹部47に入り込むと共に、凹部47の突出面47c,47cが、凸部49の基底面49c,49cに当接するようになっている(図7参照)。
なお、この実施形態では、凹部47が係止片40の突出部45に形成され、凸部49が挿通路35を画成する壁部31に形成されているが、これとは逆に、壁部31に凹部47を設け、突出部45に凸部49を設けてもよく、特に限定はされない。また、この実施形態における凹部47及び凸部49は、テーパ面47b、49bが形成されているが、例えば、凹部をコ字状とし凸部を角形としたり、凹部を円弧状とし凸部を曲面状としたり、更には凹部をV字状し凸部を山形としたりしてもよく、バンド部20がバンド部入口35a側に引張られたときに、凸部が凹部に入り込むように構成されていればよい。
また、図3及び図5に示すように、挿通路35のバンド部出口35b側の周縁には、面取部が形成されている。この実施形態では、一対のガイド壁37,37の、壁部32との対向面であって、バンド部出口35b側の周縁に、円弧状に屈曲した面取部51,51が形成され、また、壁部32の内面であって、バンド部出口35b側の周縁に、円弧状に屈曲した面取部52が形成され、更に、一対の壁部33,33の内面であって、バンド部出口35b側の周縁に、円弧状に屈曲した面取部53,53が形成されている。
これらの面取部51、52、53は、図9に示すように、バンド部出口35bから挿出されたバンド部20を屈曲させつつ引張ったときに、バンド部20の係止歯21が係合しない程度の大きな曲率で形成されている。この実施形態の場合、バンド部20の係止歯21が当接するのは、面取部51だけであるが、他の面取部52,53においても、上記曲率で形成されることにより、バンド部20が滑りやすくすることができる。例えば、図10に示すように、バンド部出口35bから挿出されたバンド部20を上記とは反対側に屈曲させつつ引張ったときにも、面取り部52にバンド部20が当接して滑りやすくなっている。
なお、この実施形態における結束バンド10は、車両パネルや車体フレーム等の固定部材に保持される構造ではないが、例えば、前記ロック部30の所定壁部に、柱状のステム部と、該ステム部の先端から碇足状に延出した一対の係止脚とからなるクリップ(もちろん、この構造以外のクリップでもよい)を連設して、該クリップを前記固定部材に形成された取付孔に挿入して固定させて、固定部材に対して結束バンドを保持させるようにしてもよい。
次に、上記構成からなる結束バンド10の使用方法及び作用効果について説明する。
まず、バンド部20を、複数の係止歯21が内側となるように湾曲させて、電線やケーブル等の被結束部材Hに巻き付けると共に、その先端側からロック部30の挿通路35のバンド部入口35aに挿入する。そして、バンド部20のリブ23,23をガイド壁37,37に当接させてガイドさせつつ、バンド部20を挿通路35に挿通して、バンド部出口35bから挿出させた後、バンド部20の挿出した部分を引張ることにより、係止片40が連結部43を介して撓みつつ、その係止爪41がバンド部20の係止歯21を順次乗り越えて、バンド部20が引き出されていき、被結束部材Hをバンド部20で締め付けることができる(図6及び図7参照)。被結束部材Hを充分に締め付けた状態で手を離すと、係止片40の係止爪41がバンド部20の係止歯21に係止して、バンド部20がロック部30にロックされて抜け止めされ、バンド部20によって被結束部材Hが締め付けられた状態に維持されて、被結束部材Hをしっかりと結束することができる(図6参照)。
そして、この結束バンド10においては、上記結束状態で、例えば被結束部材Hに外力がかかり、挿通路35に挿通されたバンド部20が、挿通路35のバンド部入口35a側に引張られたときに、図7に示すように、挿通路35を画成する壁部31に設けた凸部49が、係止片40の突出部45に設けた凹部47に入り込むと共に、凹部47の両側の突出面47c,47cが、凸部49の両側の基底面49c,49cに当接する。その結果、連結部43を介して撓み変形する係止片40が、バンド部入口35a側にそれ以上撓むことが抑制されると共に、挿通路35の幅方向に変形することも抑制されるので、係止片40の係止爪41とバンド部20の係止歯21とをしっかりと係止させて、バンド部20とロック部30とのロック強度を高めることができる。
また、図4に示すように、係止片40の両側と、挿通路35を画成する一対の壁部32,32との間隔(スリット39の幅)を大きく確保しても、上記のように、壁部31に設けた凸部49が、係止片40の突出部45に設けた凹部47に入り込むことによって、係止片40の幅方向への変形が抑制されるので、上記スリット39に挿入される、結束バンド10の成形型の挿入部を比較的厚くすることができ、その型強度を保持することができる。
更に、この実施形態においては、図4に示すように、凸部49の両側の基底面49c,49cと、凹部47の両側の突出面47c,47cとは、所定の隙間Aをもって対向して配置され、凸部49の頂面49aと凹部47の底面47aとは、前記隙間Aよりも大きな間隔Bをもって対向して配置されている。この場合、隙間Aよりも隙間Bが大きいので、バンド部20が挿通路35のバンド部入口35a側に引張られたときに、凸部49の両側の基底面49c,49cと、凹部47の両側の突出面47c,47cとを当接しやすくして、係止片40の撓みを規制して、係止片40の係止爪41とバンド部20の係止歯21との係合力を高めることができる(図7参照)。また、隙間Bを大きくとることによって、結束バンド10の成形型における隙間Bに入り込む部分を、厚くできるので、同成形型の型強度を保持することができる。
更に、この実施形態においては、凸部49の両外側面に、頂面49aに向かって次第に幅狭となるテーパ面49b,49bが形成されていると共に、凹部47の両内側面に、底面47aに向かって次第に幅狭となるテーパ面47b,47bが形成されている(図4参照)。そのため、結束状態でバンド部20が、挿通路35のバンド部入口35a側に引張られたときに、凸部49と凹部47の、テーパ面49b、47bによって、凸部49がガイドされつつ凹部47に入り込むので(図8(a)参照)、係止片40の幅方向への変形をより効果的に抑制することができる。
また、この実施形態においては、図4に示すように、凹部47の開口部側の幅と凸部49の基部側の幅との差の、1/2をCとしたとき、該Cは、前記隙間Aよりも小さく、かつ、凸部49のテーパ面49bと凹部47のテーパ面47bとの間隔Dは、前記隙間A以上に形成されている。そのため、図8(b)に示すように、バンド部20が、挿通路35の幅方向に偏倚した状態で、バンド部入口35a側に引張られて、係止片40が挿通路35の幅方向に変形するときに、凸部49の基部側周縁に、凹部47の開口側周縁が当接することとなり、係止片40の、挿通路35の幅方向への変形を、より効果的に抑制することができると共に、凸部49のテーパ面49bと凹部47のテーパ面47bとの間隔D(図4(a)参照)を大きく確保して、成形型の型強度を高めることができる。
更に、この実施形態においては、凹部47が係止片40の突出部45に形成され、凸部49が挿通路35を画成する壁部31に形成されているので、ロック部30の壁厚を確保して、ロック部30の変形を抑制することができる。
ところで、本発明の結束バンド10を用いて被結束部材Hを結束する際には、被結束部材Hの外径に応じて、挿通路35のバンド部出口35bから挿出されたバンド部20を引張って、係止片40の係止爪41を、バンド部20の所定位置の係止歯21に係止させる。しかしながら、作業者によっては、被結束部材Hを結束するのに十分な締め付け力が得られているのに、挿通路35のバンド部出口35bの周縁にバンド部20の係止歯21を係止させて、バンド部20を屈曲させつつ更に引張ってしまうことがあった(これを「増し締め」という)。この場合、被結束部材Hが過度の締め付け力で結束されるため、好ましくない。この実施形態の結束バンド10においては、このような増し締めを抑制できる構造となっている。
すなわち、この結束バンド10においては、図3及び図5に示すように、挿通路35のバンド部出口35b側の周縁に、バンド部出口35bから挿出されたバンド部20を屈曲させつつ引張ったときに、バンド部出口35b側の周縁に、バンド部20の係止歯21が係合しない程度の大きな曲率で、面取部51、52、53が形成されている。
そのため、例えば、図9に示すように、挿通路35のバンド部出口35bから挿出されたバンド部20を、その係止歯21がロック部30の壁部31に近接する方向に屈曲させて増し締めしようとしても、バンド部20の係止歯21が、挿通路35のバンド部出口35b側周縁の面取部51に係止されることはないので、増し締めがしにくくなり、係止片40の係止爪41とバンド部20の係止歯21とを、適度な引張り力で係止させることができる。
更に図10に示すように、バンド部20を、係止歯21がロック部30の壁部32に近接する方向に屈曲させて増し締めしようとした場合には、挿通路35のバンド部出口35b側周縁の面取部52に当接して曲がって、バンド部20の係止歯21が、反対側の面取部51に係止されることが防止されて、増し締めがしにくくなり、係止片40の係止爪41とバンド部20の係止歯21とを、適度な引張り力で係止させることができる。
10 結束バンド
20 バンド部
21 係止歯
30 ロック部
35 挿通路
35a バンド部入口
35b バンド部出口
40 係止片
41 係止爪
43 連結部
45 突出部
47 凹部
47a 底面
47b テーパ面
47c 突出面
49 凸部
49a 頂面
49b テーパ面
49c 基底面
51,52,53 面取部

Claims (6)

  1. 少なくとも片面に長手方向に沿って所定間隔で複数の係止歯が形成されたバンド部と、該バンド部の基端に形成されたロック部とを備え、
    前記ロック部は、前記バンド部が挿通される挿通路と、該挿通路内に配置され前記バンド部の係止歯に係止する係止爪を有する係止片とを有し、
    前記係止片は、一端が前記挿通路のバンド部入口側壁部に連結部を介して連結され、他端が前記挿通路のバンド部出口側へ延出されていると共に、前記連結部よりも前記挿通路のバンド部入口側に突出し、かつ、前記挿通路の壁部に対して離間する突出部を有しており、
    前記突出部と前記挿通路の壁部との対向面の、どちらか一方に凸部が形成され、他方に凹部が形成されており、前記凸部の両側には基底面が設けられ、前記凹部の両側には突出面が設けられており、前記挿通路に挿通された前記バンド部がバンド部入口側に引張られたときに、前記凸部が前記凹部に入り込むと共に、前記凹部の突出面が、前記凸部の基底面に当接するように構成されていることを特徴とする結束バンド。
  2. 前記凸部の両側の基底面と前記凹部の両側の突出面とが、隙間Aをもって対向配置され、前記凸部の頂面と前記凹部の底面とが、前記隙間Aよりも大きな隙間Bをもって対向配置されている請求項1記載の結束バンド。
  3. 少なくとも片面に長手方向に沿って所定間隔で複数の係止歯が形成されたバンド部と、該バンド部の基端に形成されたロック部とを備え、
    前記ロック部は、前記バンド部が挿通される挿通路と、該挿通路内に配置され前記バンド部の係止歯に係止する係止爪を有する係止片とを有し、
    前記係止片は、一端が前記挿通路のバンド部入口側壁部に連結部を介して連結され、他端が前記挿通路のバンド部出口側へ延出されていると共に、前記連結部よりも前記挿通路のバンド部入口側に突出し、かつ、前記挿通路の壁部に対して離間する突出部を有しており、
    前記突出部と前記挿通路の壁部との対向面の、どちらか一方に凸部が形成され、他方に凹部が形成されており、前記挿通路に挿通された前記バンド部がバンド部入口側に引張られたときに、前記凸部が前記凹部に入り込むように構成されており、
    前記挿通路を、前記バンド部の挿通方向に沿って見たときに、前記凸部の両外側面には、同凸部の頂面に向かって次第に幅狭となるテーパ面が形成されていると共に、前記凹部の両内側面には、同凹部の底面に向かって次第に幅狭となるテーパ面が形成されていることを特徴とする結束バンド。
  4. 前記挿通路を、前記バンド部の挿通方向に沿って見たときに、前記凸部の両外側面には、同凸部の頂面に向かって次第に幅狭となるテーパ面が形成されていると共に、前記凹部の両内側面には、同凹部の底面に向かって次第に幅狭となるテーパ面が形成されており、
    前記凹部の開口部側の幅と前記凸部の基部側の幅との差の1/2をCとしたとき、該Cは前記隙間Aよりも小さく、かつ、前記凸部のテーパ面と前記凹部のテーパ面との間隔Dは、前記隙間A以上に形成されている請求項2記載の結束バンド。
  5. 前記凹部は、前記係止片の突出部に形成され、前記凸部は、前記挿通路の内壁に形成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の結束バンド。
  6. 前記挿通路のバンド部出口側の周縁には、前記バンド部の係止歯が係合しない程度に大きな曲率の面取部が形成されている請求項1〜5のいずれか1つに記載の結束バンド
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