JP7367453B2 - 制震構造 - Google Patents
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Description
左右方向に互いに間隔を隔てて配置された2本の構造縦材と、
前記2本の構造縦材の間に設けられている複数階層に亘って貫通する貫通空間のうちの上下方向に繋がる所定数の階層に亘る複数の連続空間に各々配置され、前記左右方向の外力を制震する制震部材と、を有し、
互いに異なる前記連続空間が共有する空間においては、前記互いに異なる連続空間に配置されている前記制震部材同士は、前記2本の構造縦材が並ぶ前記左右方向と交差する奥行き方向において互いに異なる位置に配置されており、
前記貫通空間は、前記奥行き方向に間隔を隔てて設けられている2本の横材の間に設けられていることを特徴とする。
前記構造縦材の前記奥行き方向の幅は、前記貫通空間の前記奥行き方向の幅よりも広いことを特徴とする。
このような制震構造によれば、複数の制震部材を2本の構造縦材間に確実に備えることが可能である。
前記制震部材は、前記連続空間の対角線上に配置されていることを特徴とする。
このような制震構造によれば、制震部材は連続空間の対角線上に配置されているので、ブレースとして機能しつつも、地震動等により左右方向の外力が入力された際には制震することが可能である。
前記制震部材は、前記連続空間の対角線上に配置されて前記2本の構造縦材間に掛け渡されるブレースが上下に分割された上ブレース部及び下ブレース部と、
前記上ブレース部と前記下ブレース部との間に介在された減衰部と、
を有することを特徴とする。
前記上ブレース部及び前記下ブレース部は板状をなしており、
前記互いに異なる連続空間が共有する空間においては、下側に位置する前記制震部材の前記上ブレース部と上側に位置する前記制震部材の前記下ブレース部とが前記奥行き方向に重なっていることを特徴とする。
前記減衰部は、前記連続空間の中央に配置されていることを特徴とする。
このような制震構造によれば、互いに異なる制震部材の上下に位置する減衰部同士は、奥行き方向において重ならないので、減衰部によって奥行き方向の幅が広げられることはない。このため、奥行き方向の幅がより狭い空間内に複数の制震部材を備えることが可能である。
本実施形態においては、複数の階層を有する建物1において上下方向に貫通する空間を形成する、例えば図1、図2に示すようなエレベータ竪穴区画S1に複数の制震部材2が組み込まれた制震構造を例に挙げて説明する。
減衰部6の奥行き方向における両面には、左右の端部に沿って上制震板材7から下制震板材8に亘る縦板材15が重ねられている。
このため、各連続空間S3に1つずつ配置された制震部材2は、その一部が、1つ上の階を下空間S3cとする連続空間S3に設けられた制震部材2、及び、2つ上の階を下空間S3cとする連続空間S3に設けられた制震部材2と、奥行き方向に重なるように配置されている。すなわち、空間を共有する連続空間S3に配置された制震部材2同士は、それらの一部が奥行き方向に重なっている。
また、各制震部材2は連続空間S3の対角線上に配置されているので、引張ブレースとして機能しつつも、地震動等により左右方向の外力が入力された際には制震することが可能である。
また、上記実施形態においては、貫通空間S2が2本の柱3間に設けられている例について説明したが、貫通空間は2本の柱に限らず2本の構造縦材間に設けられていれば構わない。
3 柱(構造縦材)
5a 上ブレース部
5b 下ブレース部
6 減衰部
S2 貫通空間
S3 連続空間
W1 柱の奥行き方向の幅
W2 貫通空間の奥行き方向の幅
Claims (6)
- 左右方向に互いに間隔を隔てて配置された2本の構造縦材と、
前記2本の構造縦材の間に設けられている複数階層に亘って貫通する貫通空間のうちの上下方向に繋がる所定数の階層に亘る複数の連続空間に各々配置され、前記左右方向の外力を制震する制震部材と、を有し、
互いに異なる前記連続空間が共有する空間においては、前記互いに異なる連続空間に配置されている前記制震部材同士は、前記2本の構造縦材が並ぶ前記左右方向と交差する奥行き方向において互いに異なる位置に配置されており、
前記貫通空間は、前記奥行き方向に間隔を隔てて設けられている2本の横材の間に設けられていることを特徴とする制震構造。 - 請求項1に記載の制震構造であって、
前記構造縦材の前記奥行き方向の幅は、前記貫通空間の前記奥行き方向の幅よりも広いことを特徴とする制震構造。 - 請求項1または請求項2に記載の制震構造であって、
前記制震部材は、前記連続空間の対角線上に配置されていることを特徴とする制震構造。 - 請求項3に記載の制震構造であって、
前記制震部材は、前記連続空間の対角線上に配置されて前記2本の構造縦材間に掛け渡されるブレースが上下に分割された上ブレース部及び下ブレース部と、
前記上ブレース部と前記下ブレース部との間に介在された減衰部と、
を有することを特徴とする制震構造。 - 請求項4に記載の制震構造であって、
前記上ブレース部及び前記下ブレース部は板状をなしており、
前記互いに異なる連続空間が共有する空間においては、下側に位置する前記制震部材の前記上ブレース部と上側に位置する前記制震部材の前記下ブレース部とが前記奥行き方向に重なっていることを特徴とする制震構造。 - 請求項4または請求項5に記載の制震構造であって、
前記減衰部は、前記連続空間の中央に配置されていることを特徴とする制震構造。
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JP2019191110A JP7367453B2 (ja) | 2019-10-18 | 2019-10-18 | 制震構造 |
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JP2014231897A (ja) | 2013-05-30 | 2014-12-11 | 株式会社大林組 | 引張ブレース制振システム |
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