JP7367048B2 - 携帯型作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドルがハンドル支持部を介して筒部に支持され、駆動部の動力を、筒部の内部で複数の軸受部材によって支持される軸を介して、作業部に伝達する携帯型作業機に関する。
例えば、特開昭53-62627号公報、特開平11-257335号公報及び特許第5297646号公報には、作業者が把持するハンドルをハンドル支持部を介して筒部の外周面で支持している場合に、内燃機関等の駆動部の動力を、筒部に内挿され、複数の軸受部材によって支持された軸を介して、刈刃等の作業部に伝達する携帯型作業機が開示されている。
ところで、駆動部の動力が軸を介して作業部に伝達され、該作業部が所定の作業を行う場合、加振源としての駆動部又は作業部の振動に起因して、軸、複数の軸受部材及び筒部が一体的に振動する。これにより、軸、複数の軸受部材及び筒部の構造体の振動がハンドル支持部を介してハンドルに伝わってしまう。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、ハンドルに伝わる振動を低減することができる携帯型作業機を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、駆動部と、前記駆動部の動力によって駆動する作業部と、前記駆動部の動力を前記作業部に伝達する軸と、前記駆動部と前記作業部との間に配置され、内部に前記軸が挿通する筒部と、前記筒部の内部で前記軸を支持する複数の軸受部材と、前記筒部の外周面に連結されるハンドル支持部と、前記ハンドル支持部に支持され、作業者が把持するハンドルとを備える携帯型作業機であって、前記ハンドル支持部と向かい合う前記軸の第1領域は、前記軸に発生する振動の腹に対応し、複数の前記軸受部材は、前記筒部の内部において、前記軸の長手方向に沿った前記第1領域以外の箇所に配置される。
本発明の第2の態様は、駆動部と、前記駆動部の動力によって駆動する作業部と、前記駆動部の動力を前記作業部に伝達する軸と、前記駆動部と前記作業部との間に配置され、内部に前記軸が挿通する筒部と、前記筒部の内部で前記軸を支持する複数の軸受部材と、前記筒部の外周面に連結されるハンドル支持部と、前記ハンドル支持部に支持され、作業者が把持するハンドルとを備える携帯型作業機であって、前記ハンドル支持部と向かい合う前記軸の第1領域は、前記軸に発生する振動の腹に対応し、複数の前記軸受部材のうち、2つの第1軸受部材は、前記第1領域を囲うように配置され、2つの前記第1軸受部材の間隔は、前記第1軸受部材と、前記軸の長手方向に沿った前記第1領域の外側において隣接する他の軸受部材との間隔よりも広い間隔である。
本発明によれば、軸に発生する振動の腹に対応し、且つ、ハンドル支持部に向かい合う第1領域を避けるように複数の軸受部材を配置するので、第1領域は、筒部から独立して自由に振動する。これにより、加振源としての駆動部又は作業部の振動に起因して軸の振動が発生する場合、加振エネルギーは、第1領域に流れ、第1領域は、加振エネルギーによって大きく振動する。この結果、加振エネルギーが複数の軸受部材を介して筒部に流れることを回避し、筒部の振動を抑制することができる。このように、本発明では、軸から複数の軸受部材、筒部及びハンドル支持部を介してハンドルに伝わる振動を低減することができる。
本実施形態に係る作業機の斜視図である。 図1の作業機の内部の側面図である。 図2のIII-III線に沿った断面図である。 第1領域による振動の低減(第1実施例)を示す説明図である。 第2領域による振動の低減(第2実施例)を示す説明図である。 第1実施例での周波数と振動加速度との関係を示す図である。 比較例での周波数と変位及び位相との関係を示す図である。 第1実施例での周波数と変位及び位相との関係を示す図である。 第2実施例での周波数と振動加速度との関係を示す図である。 第1実施例での周波数と振動加速度との関係を示す図である。
以下、本発明に係る携帯型作業機について、好適な実施形態を例示し、添付の図面を参照しながら説明する。
[1.本実施形態の概略構成]
本実施形態に係る携帯型作業機10(以下、本実施形態に係る作業機10ともいう。)は、図1及び図2に示すように、携帯型の刈払機であり、駆動部12と、駆動部12の動力によって駆動する作業部14と、駆動部12の動力を作業部14に伝達する軸16と、駆動部12と作業部14との間に配置され、内部に軸16が挿通する筒部18と、筒部18の内部で軸16を支持する複数の軸受部材20とを備える。筒部18の外周面の駆動部12側には、ハンドル支持部22を有するフローティングボックス24が設けられている。ハンドル支持部22には、作業者が把持するハンドル26が支持されている。
駆動部12は、例えば、内燃機関を駆動源として軸16及び筒部18の基端部側に設けられている。軸16は、例えば、鋼鉄製の棒状のシャフトであり、基端部がクラッチ28を介して駆動部12の駆動源に連結され、先端部が変速ギヤ29を介して作業部14に連結されている。従って、駆動部12の動力(回転力)は、クラッチ28、軸16及び変速ギヤ29を介して作業部14に伝達される。従って、駆動部12と作業部14とは、変速ギヤ29によって、異なる周波数で振動する場合がある。また、作業機10を実際に使用する場合、作業部14は、120Hz程度の周波数で所定の作業を行う。筒部18は、例えば、アルミニウム製のパイプであり、基端部が駆動部12に連結され、先端部が作業部14に連結されている。
複数の軸受部材20は、図2及び図3に示すように、筒部18の内部において、軸16と筒部18とが略同軸となるように、軸16を回転可能に支持する。各軸受部材20は、オイルを含浸した筒状の金属部材からなり、軸16の外周面に接触するブッシュ20aと、耐油性の筒状のゴム部材からなり、ブッシュ20aの外周面と筒部18の内周面との間に配置される弾性部材20bとから構成される。なお、筒部18の内部における複数の軸受部材20の配置位置については、後述する。
作業部14は、例えば、軸16の先端部に連結される回転刈刃であり、駆動部12からクラッチ28及び軸16を介して伝達される動力で駆動(回転力で回転)することにより、所定の作業を行う。ハンドル26には、作業者が作業時に把持する左右一対のグリップ30が設けられている。一方のグリップ30には、駆動部12の動力を調整するスロットルレバー32が設けられている。
筒部18の基端部には、駆動部12に接続され、クラッチ28及び筒部18の基端部を覆う第1保持部34が設けられている。また、軸16の長手方向に沿って、筒部18の基端部から作業部14側に所定距離だけ離間した箇所には、筒部18の外周面を取り囲む第2保持部36が設けられている。フローティングボックス24は、第1保持部34と第2保持部36との間に挟まれるように、筒部18の基端部側に配置されている。
フローティングボックス24の基端部は、第1振動吸収部材38を介して第1保持部34に連結され、フローティングボックス24の先端部は、第2振動吸収部材40を介して第2保持部36に連結されている。ハンドル支持部22は、フローティングボックス24の第2保持部36側の先端部に取り付けられている。第1振動吸収部材38及び第2振動吸収部材40は、ゴム等の弾性体であり、筒部18の基端部側からハンドル支持部22を介してハンドル26に伝わる振動を抑制するために設けられる。
[2.本実施形態の特徴的な構成]
次に、本実施形態に係る作業機10の特徴的な構成について説明する。特徴的な構成とは、筒部18の内部における複数の軸受部材20の配置に関するものである。なお、図4及び図5では、軸16に対する複数の軸受部材20の配置位置を強調して図示するため、作業機10の構成を模式的に図示している。
従来、複数の軸受部材20は、筒部18(図1~図3参照)の内部において、軸16の長手方向に沿って、均等な間隔で配置されていた。これに対して、本実施形態では、図4及び図5に示すように、複数の軸受部材20は、筒部18の内部において、軸16の長手方向に沿って、不均等な間隔で配置されている。不均等な間隔で配置する理由は、以下の通りである。
従来でも、軸16と筒部18とは、複数の軸受部材20を介して連結されている。また、軸16の基端部は駆動部12に連結され、軸16の先端部は作業部14に連結されている。そのため、加振源としての駆動部12又は作業部14に振動が発生した場合、該振動に起因して、軸16、複数の軸受部材20及び筒部18が一体的に振動する。この場合、軸16、複数の軸受部材20及び筒部18の構造体44の固有周波数と、駆動部12又は作業部14の振動の周波数とが近接すれば、該構造体44の振動が共振して一層大きくなる。筒部18の外周面には第2保持部36及び第2振動吸収部材40を介してハンドル支持部22が配置され、ハンドル支持部22にハンドル26が支持されているので、構造体44の振動は、第2保持部36から第2振動吸収部材40及びハンドル支持部22を介してハンドル26に伝わってしまう。
このように、従来は、構造体44に発生する振動のモード(曲げ振動モード)を何ら考慮せず、軸16の長手方向に沿って、複数の軸受部材20を均等に配置している。そのため、例えば、任意の軸受部材20が振動の腹の位置に配置されている場合、共振した振動が軸16から軸受部材20を介して筒部18に伝わり、より大きな振動がハンドル26に伝わってしまう。
そこで、本実施形態では、図4(第1実施例)に示すように、第2保持部36と向かい合う軸16の部分、すなわち、該第2保持部36を軸16に投影した部分を領域Aとし、領域Aを軸16に発生する振動の腹に対応させる。そして、複数の軸受部材20は、筒部18の内部において、軸16の長手方向に沿った領域A以外の箇所に配置する。具体的には、複数の軸受部材20のうち、軸16の長手方向に沿った領域Aの両側に、2つの軸受部材20(第1軸受部材)を配置する。領域Aを含み、2つの軸受部材20の間隔に対応する軸16の長手方向に沿った領域(2つの軸受部材20に挟まれている軸16の領域)を第1領域50と定義する。つまり、2つの軸受部材20は、第1領域50(領域A)を囲うように配置されている。2つの軸受部材20の間隔は、該軸受部材20と、軸16の長手方向に沿った第1領域50の外側において隣接する他の軸受部材20との間隔よりも広い間隔である。
振動の腹は、振動が大きい箇所であるので、第1領域50を筒部18から独立して自由に振動させる腹の部分とする。これにより、駆動部12又は作業部14の振動に起因して軸16に振動が発生する場合、駆動部12又は作業部14の振動による加振エネルギーは、第1領域50に流れ、第1領域50は、加振エネルギーによって大きく振動する。そのため、加振エネルギーが複数の軸受部材20を介して筒部18に流れることを回避することができる。この結果、筒部18の振動が抑制され、ハンドル支持部22を介してハンドル26に伝わる振動が低減される。
このように、2つの軸受部材20は、第1領域50を囲うように配置され、2つの軸受部材20の間隔は、軸16に発生する振動の周波数に応じた長さに設定されている。これにより、例えば、2つの軸受部材20の間隔を、作業部14の振動の周波数に応じた長さに設定すれば、作業部14の振動による加振エネルギーは、第1領域50に流れ、第1領域50は、該加振エネルギーによって大きく振動する。
図4では、作業部14の振動の周波数が120Hzである場合に、軸16に発生する振動を細線、筒部18に発生する振動を太線で模式的に図示している。第1領域50を設けることで、該第1領域50が大きく振動すると共に、筒部18の振動を低減することができる。
また、本実施形態では、図5(第2実施例)に示すように、軸16において、第1領域50とは別に第2領域52を設けてもよい。この場合、第2領域52は、第1領域50に対応する周波数の振動とは異なる周波数の振動の腹に対応させる。そして、複数の軸受部材20のうち、2つの軸受部材20(第2軸受部材)を、第2領域52の両端を囲うように配置する。
第2領域52は、筒部18から独立して自由に振動させる腹の部分とする。これにより、駆動部12又は作業部14の振動に起因して軸16に振動が発生する場合、駆動部12又は作業部14の振動による加振エネルギーは、第2領域52に流れ、第2領域52は、加振エネルギーによって大きく振動する。この場合も、加振エネルギーが複数の軸受部材20を介して筒部18に流れ、該筒部18が振動することを抑制し、第2保持部36、第2振動吸収部材40及びハンドル支持部22を介してハンドル26に伝わる振動を低減することができる。
また、2つの軸受部材20の間隔は、第2領域52の長さに対応している。この場合、例えば、2つの軸受部材20の間隔を、駆動部12の振動の周波数に応じた長さに設定すれば、駆動部12の振動による加振エネルギーは、第2領域52に流れ、第2領域52は、該加振エネルギーによって大きく振動する。
図5では、駆動部12の振動の周波数が155Hzである場合に、軸16に発生する振動を細線、筒部18に発生する振動を太線で模式的に図示している。第2領域52を設けることで、該第2領域52で軸16に大きな振動が発生すると共に、筒部18の振動を低減することができる。
なお、図4及び図5では、1つの軸16に第1領域50と第2領域52との2つの領域が形成される場合を図示している。本実施形態では、第1領域50及び第2領域52のうち、少なくとも一方の領域が1つの軸16に形成されていればよい。
図6は、第1実施例において、作業部14の振動の周波数に起因する振動を低減する場合に、第1領域50の両端を囲う2つの軸受部材20の間隔を適宜調整した場合の第2保持部36の位置を応答点としたときの筒部18の振動加速度の変化を示している。実線は、第1領域50の軸16の固有周波数が122Hzになるように、第1領域50の両端を囲う2つの軸受部材20の間隔を設定した場合の結果を示す。破線は、第1領域50の軸16の固有周波数が110Hzになるように、2つの軸受部材20の間隔を設定した場合の結果を示す。一点鎖線は、第1領域50の軸16の固有周波数が135Hzになるように、2つの軸受部材20の間隔を設定した場合の結果を示す。
このように、低減したい振動の周波数に合わせて、第1領域50の両端を囲う2つの軸受部材20の間隔を適宜調整することで、第1領域50を、筒部18に対して独立に、且つ、作業部14の振動周波数に同調して振動させることができる。それにより、作業部14の振動による加振エネルギーは、第1領域50に流れるので、第2保持部36の位置(応答点)での筒部18の振動は抑制される。この結果、ハンドル26に伝わる振動を低減することができる。従って、本実施形態の手法を用いることで、例えば、作業部14を駆動させる変速ギヤ29の減速比が設計変更され、作業部14の振動周波数が変化した場合でも、第1領域50を囲う2つの軸受部材20の間隔を適宜調整することで、振動低減の最適化を図ることが可能となる。
さらに詳しく説明すると、上記の手法は、反共振現象(反共振周波数)を効果的に活用することで振動を低減している。ここで、反共振周波数とは、ある応答点(図4及び図5では第2保持部36の位置)において、隣接した共振周波数の間に存在する振動が極小値となる周波数をいう。
図7(比較例)は、軸16の長手方向に沿って、複数の軸受部材20を均等な間隔で配置した際、第2保持部36の位置を応答点としたときの周波数に対する軸16(破線)及び筒部18(実線)の位相及び変位の変化を示す。また、図8は、第1実施例において、第2保持部36の位置を応答点としたときの周波数に対する軸16(破線)及び筒部18(実線)の位相及び変位の変化を示す。
図7の比較例では、軸16及び筒部18が一体的に振動し、120Hzの固有周波数において共振が発生している。また、軸16及び筒部18の位相は、周波数に対して同じ位相で変化している。
これに対して、図8の第1実施例では、複数の軸受部材20の配置を調整することにより、120Hzを挟んで低周波側(110Hz)と高周波側(140Hz)とにおいて、軸16及び筒部18がそれぞれ共振している。すなわち、第1実施例では、図7の比較例での120Hzの共振を、110Hzと140Hzとの2つの固有周波数での共振に分離している。この場合、110Hzの低周波側では、軸16及び筒部18が同じ位相で変化している。また、140Hzの高周波側では、軸16及び筒部18が逆位相で変化している。
従って、第1実施例では、低周波側と高周波側とで2つの固有周波数に分離し、高周波側で軸16の位相に対して筒部18の位相を反転させることにより、筒部18の振動の変位について、120Hzで反共振を発生させることができる。つまり、分離した2つの固有周波数の間に、振動の変位が極小値となる周波数域を生成することができる。
このように、第1領域50の固有周波数を120Hzに合わせ、振動が極小となる周波数域を生成することで、例えば、120Hzの作業部14の加振周波数に対して、効果的に振動を低減することができる。なお、図6における他の固有周波数(110Hz、135Hz)に対しても、同様の原理により、振動を低減することができる。
図9は、第2実施例において、駆動部12の振動の周波数に起因する振動を低減する場合に、第2領域52の両端を囲う2つの軸受部材20の間隔を適宜調整した場合の筒部18の振動加速度の変化を示している。この場合でも、第2領域52の両端を囲う2つの軸受部材20の間隔を、第2領域52の軸16の固有周波数を、86Hz、114Hz、128Hz、142Hz、161Hzに変化させると、筒部18の共振のピークは高周波側にシフトする。これにより、低減したい駆動部12の振動の周波数のターゲットが155Hzである場合でも、第2領域52の両端を囲う2つの軸受部材20の間隔を適宜調整することで、155Hzの振動が抑制され、ハンドル26に伝わる振動を低減することができる。
なお、第2領域52のように、筒部18に対して、独立して軸16が振動する領域が、振動を低減したい応答点(筒部18における第2保持部36の位置)からずれた箇所に設置されている場合、2つの軸受部材20の間隔によって決まる第2領域52の固有周波数と、応答点で振動が最も低減される周波数域との間にずれが生じる。この場合、CAE(Computer Aided Engineering)解析等を活用し、応答点での周波数応答を確認しながら、低振動化のために最適な軸受部材20の配置を検討すればよい。
図10は、第1実施例において、第1領域50の両端を囲う2つの軸受部材20の間隔を変更したときの110Hz以下の低周波領域における周波数に対する振動加速度の変化を示している。実線は、第1実施例の結果を示し、破線は、比較例の結果を示す。低減したい振動の周波数が110Hz以上である場合、該周波数に応じて2つの軸受部材20の間隔を変更しても、110Hz以下の低周波領域に対する影響を低く抑えることができる。これは、軸受部材20の配置調整による筒部18と軸16との振動モードの分離効果が、筒部18の3次曲げモード以上の高次の曲げモードで顕著に現れるため、曲げの次数が低い低周波域では、軸受部材20の配置調整を行っても、筒部18と軸16との振動モードの分離効果が小さいからである。従って、本実施形態では、他の実用回転数域の周波数域に影響を及ぼすことなく、実用上、使用頻度の高い高周波域において、低減したい周波数の振動を低減することが可能である。
[3.本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係る作業機10は、駆動部12と、駆動部12の動力によって駆動する作業部14と、駆動部12の動力を作業部14に伝達する軸16と、駆動部12と作業部14との間に配置され、内部に軸16が挿通する筒部18と、筒部18の内部で軸16を支持する複数の軸受部材20と、筒部18の外周面に連結されるハンドル支持部22と、ハンドル支持部22に支持され、作業者が把持するハンドル26とを備える。この場合、ハンドル支持部22と向かい合う軸16の第1領域50は、軸16に発生する振動の腹に対応し、複数の軸受部材20は、筒部18の内部において、軸16の長手方向に沿った第1領域50以外の箇所に配置される。
また、本実施形態に係る作業機10は、ハンドル支持部22と向かい合う軸16の第1領域50は、軸16に発生する振動の腹に対応し、複数の軸受部材20のうち、2つの第1軸受部材20は、第1領域50を囲うように配置され、2つの軸受部材20の間隔は、該軸受部材20と、軸16の長手方向に沿った第1領域50の外側において隣接する他の軸受部材20との間隔よりも広い間隔である。
このように、軸16に発生する振動の腹に対応し、且つ、ハンドル支持部22に向かい合う第1領域50を避けるように複数の軸受部材20を配置するので、第1領域50は、筒部18から独立して自由に振動する。これにより、加振源としての駆動部12又は作業部14の振動に起因して軸16の振動が発生する場合、加振エネルギーは、第1領域50に流れ、第1領域50は、加振エネルギーによって大きく振動する。この結果、加振エネルギーが複数の軸受部材20を介して筒部18に流れることを回避し、筒部18の振動を抑制することができる。このように、本実施形態では、軸16から複数の軸受部材20、筒部18及びハンドル支持部22を介してハンドル26に伝わる振動を低減することができる。
さらに説明すると、本実施形態では、軸16におけるハンドル支持部22付近の領域において、振動の節に複数の軸受部材20を寄せる配置にすることで、軸受部材20に拘束されず、筒部18に対して軸16が独立して自由に振動できるフリー領域としての第1領域50を形成する。これにより、構造体44の固有周波数(共振周波数)がシフトし、第1領域50では、駆動部12又は作業部14の周波数(加振周波数)と同調して大きく振動する。この結果、筒部18におけるハンドル支持部22との連結箇所に流れる加振エネルギーが減少するので、ハンドル26の振動は大幅に抑制される。
この場合、複数の軸受部材20のうち、2つの軸受部材20(第1軸受部材)は、第1領域50を囲うように配置され、2つの軸受部材20の間隔は、振動の周波数に応じた長さに設定される。これにより、任意の周波数の振動を低減することが可能となる。すなわち、第1領域50に対応する周波数(共振周波数)と加振周波数とが一致するように、2つの軸受部材20の間隔を設定すれば、加振周波数の振動の低減化を図ることができる。
そのため、単純に、曲げ振動モードの節の位置に軸受部材20を配置した場合と比較して、振動を効果的に低減することができる。また、軸受部材20の配置を変更しても、他の周波数域(例えば、数十Hzのアイドル回転数の領域)への影響を考慮する必要もない。
また、軸16及び筒部18には、複数の周波数の振動が発生し、複数の周波数の振動に対応するため、軸16には、軸16の長手方向に沿って、第1領域50とは別に第2領域52が設けられる。第2領域52は、第1領域50に対応する振動とは異なる振動の腹に対応している。第2領域52の両端を囲うように、2つの軸受部材20(第2軸受部材)が配置され、2つの軸受部材20の間隔は、第2領域52に対応する振動の周波数に応じた長さに設定される。これにより、複数の周波数の振動に対して、それぞれ、独立して振動を低減する対策を行うことが可能となる。
具体的に、第1領域50に対応する振動の周波数は、作業部14の振動の周波数に対応し、第2領域52に対応する振動の周波数は、駆動部12の振動の周波数に対応する。これにより、作業機10の加振源に起因する各振動を好適に低減することができる。
さらに詳しく説明すると、軸16の複数の箇所にフリー領域(第1領域50、第2領域52)を形成し、軸受部材20の間隔を調整することで、これらのフリー領域の長さをそれぞれ調整することにより、同時且つ各々独立して、複数の加振周波数の振動を低減することができる。例えば、駆動部12である内燃機関の加振周波数を155Hz、作業部14である刈刃の加振周波数を120Hzとした場合、異なる長さのフリー領域を軸16に2箇所設けることにより、2つの加振周波数に対して、それぞれ独立して振動低減対策を行うことが可能となる。
また、従来の振動低減対策では、一方の加振周波数の共振を回避する場合、他方の加振周波数の振動が却って大きくなる可能性がある。これに対して、本実施形態では、上記のように、軸16に複数のフリー領域を設けることで、それぞれの加振周波数の振動を低減することができる。
[4.その他の構成等]
なお、本実施形態に係る作業機10では、複数の軸受部材20は、筒部18の内部において、軸16の長手方向に沿って、不均等な間隔で配置されている。すなわち、複数の軸受部材20を軸16又は筒部18に発生する振動の節側に配置する。振動の節は、振動が小さい箇所であるため、軸16と筒部18との間での振動の伝達が抑制される。すなわち、複数の軸受部材20は、軸16の振動と筒部18の振動とを分離させる部材として機能し、軸16と筒部18との間での振動伝達率を低減させる。これにより、軸16と筒部18とが独立したモード(曲げ振動モード)で振動することになるので、共振の発生が抑制されると共に、構造体44が一体的に振動することを回避することができる。
また、不均等な配置にすることで、構造体44の固有周波数を任意の周波数に変更することができる。これにより、駆動部12又は作業部14の振動の周波数に対して、構造体44の固有周波数が異なる周波数域に変化するので、構造体44での共振の発生を回避することができる。具体的に、構造体44での振動の複数の節に、それぞれ、2つ又は3つの軸受部材20を集約して配置する。これにより、駆動部12又は作業部14の振動の周波数と、構造体44の固有周波数とがずれるので、筒部18の振動加速度が抑制され、ハンドル26の振動加速度も抑制される。
また、本実施形態では、振動の節側に複数の軸受部材20が配置されている。これにより、軸16と筒部18との間での振動伝達率が低減され、ハンドル26に伝達される振動を好適に低減することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることは勿論である。

Claims (5)

  1. 駆動部(12)と、
    前記駆動部の動力によって駆動する作業部(14)と、
    前記駆動部の動力を前記作業部に伝達する軸(16)と、
    前記駆動部と前記作業部との間に配置され、内部に前記軸が挿通する筒部(18)と、
    前記筒部の内部で前記軸を支持する複数の軸受部材(20)と、
    前記筒部の外周面に連結されるハンドル支持部(22)と、
    前記ハンドル支持部に支持され、作業者が把持するハンドル(26)と、
    を備える携帯型作業機(10)において、
    前記ハンドル支持部と向かい合う前記軸の第1領域(50)は、前記軸に発生する振動の腹に対応し、
    複数の前記軸受部材は、前記筒部の内部において、前記軸の長手方向に沿った前記第1領域以外の箇所で、前記軸の長手方向に沿って不均等な間隔で配置される、携帯型作業機。
  2. 駆動部と、
    前記駆動部の動力によって駆動する作業部と、
    前記駆動部の動力を前記作業部に伝達する軸と、
    前記駆動部と前記作業部との間に配置され、内部に前記軸が挿通する筒部と、
    前記筒部の内部で前記軸を支持する複数の軸受部材と、
    前記筒部の外周面に連結されるハンドル支持部と、
    前記ハンドル支持部に支持され、作業者が把持するハンドルと、
    を備える携帯型作業機において、
    前記ハンドル支持部と向かい合う前記軸の第1領域は、前記軸に発生する振動の腹に対応し、
    複数の前記軸受部材のうち、2つの第1軸受部材(20)は、前記第1領域を囲うように配置され、
    2つの前記第1軸受部材の間隔は、前記第1軸受部材と、前記軸の長手方向に沿った前記第1領域の外側において隣接する他の軸受部材との間隔よりも広い間隔である、携帯型作業機。
  3. 請求項1又は2記載の携帯型作業機において、
    複数の前記軸受部材のうち、2つの第1軸受部材は、前記第1領域を囲うように配置され、
    2つの前記第1軸受部材の間隔は、前記振動の周波数に応じた長さに設定される、携帯型作業機。
  4. 請求項3記載の携帯型作業機において、
    前記軸及び前記筒部には、複数の周波数の前記振動が発生し、
    複数の周波数の振動に対応するため、前記軸には、前記長手方向に沿って、前記第1領域とは別に第2領域(52)が設けられ、
    前記第2領域は、前記第1領域に対応する振動とは異なる振動の腹に対応し、
    前記第2領域の両端を囲うように、2つの第2軸受部材(20)が配置され、
    2つの前記第2軸受部材の間隔は、前記第2領域に対応する振動の周波数に応じた長さに設定される、携帯型作業機。
  5. 請求項4記載の携帯型作業機において、
    前記第1領域に対応する振動の周波数は、前記作業部の振動の周波数に対応し、
    前記第2領域に対応する振動の周波数は、前記駆動部の振動の周波数に対応する、携帯型作業機。
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