JP3173278B2 - 超音波式カッタ - Google Patents
超音波式カッタInfo
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- JP3173278B2 JP3173278B2 JP08244294A JP8244294A JP3173278B2 JP 3173278 B2 JP3173278 B2 JP 3173278B2 JP 08244294 A JP08244294 A JP 08244294A JP 8244294 A JP8244294 A JP 8244294A JP 3173278 B2 JP3173278 B2 JP 3173278B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波式カッタに係
り、特に、超音波のねじり振動を利用して切削等の加工
を行う場合に好適な超音波式カッタに関する。
り、特に、超音波のねじり振動を利用して切削等の加工
を行う場合に好適な超音波式カッタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平4−317651号
公報等に記載されている如く、超音波の縦振動を利用し
てギプス等の切断を行う超音波式カッタが公知である。
図4は従来の超音波式カッタの構成を示すものであり、
超音波式カッタ50は、筒状のケース51と、ケース5
1内部に収納された超音波発生器52と、超音波発生器
52を構成するホーン53の先端部に装着された切刃5
4とから大略構成されている。更に、超音波発生器52
は、超音波変換部55と、超音波変換部55にブースタ
56を介して植込ボルト62により締結されたホーン5
3とを備えており、ホーン53は、大径ホーン部53
a,エクスポネンシャル形ホーン部53b,小径ホーン
部53cから構成されている。
公報等に記載されている如く、超音波の縦振動を利用し
てギプス等の切断を行う超音波式カッタが公知である。
図4は従来の超音波式カッタの構成を示すものであり、
超音波式カッタ50は、筒状のケース51と、ケース5
1内部に収納された超音波発生器52と、超音波発生器
52を構成するホーン53の先端部に装着された切刃5
4とから大略構成されている。更に、超音波発生器52
は、超音波変換部55と、超音波変換部55にブースタ
56を介して植込ボルト62により締結されたホーン5
3とを備えており、ホーン53は、大径ホーン部53
a,エクスポネンシャル形ホーン部53b,小径ホーン
部53cから構成されている。
【0003】更に、超音波変換部55は、ケース51内
部の基端部側から順次配設されたアルミブロック57,
電極58,セラミック振動子59,電極60,セラミッ
ク振動子61から構成されており、これらはボルト(図
示略)によりアルミブロック57側の端面からブースタ
56に対して締結されている。即ち、セラミック振動子
59,61は、電極58,60を介してアルミブロック
57及びブースタ56により挟持され、縦振動型ボルト
締めランジュバン振動子として構成されている。所定の
発振回路から電極58,60へ通電すると、セラミック
振動子59,61が超音波を発生し、当該超音波はブー
スタ56により増幅されホーン53を介して切刃54へ
縦振動として伝達されるようになっている。
部の基端部側から順次配設されたアルミブロック57,
電極58,セラミック振動子59,電極60,セラミッ
ク振動子61から構成されており、これらはボルト(図
示略)によりアルミブロック57側の端面からブースタ
56に対して締結されている。即ち、セラミック振動子
59,61は、電極58,60を介してアルミブロック
57及びブースタ56により挟持され、縦振動型ボルト
締めランジュバン振動子として構成されている。所定の
発振回路から電極58,60へ通電すると、セラミック
振動子59,61が超音波を発生し、当該超音波はブー
スタ56により増幅されホーン53を介して切刃54へ
縦振動として伝達されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の超音波式カッタにおいては、超音波の縦振動を
利用して切削等の加工を行う構造となっているため、図
5に示す如くホーン53先端部に装着された切刃54に
は、切刃装着状態や切刃寸法あるいは外乱等によって横
振れ現象が発生し易く、この結果、切刃54による被加
工材の加工作業時に刃折れが発生し易いという問題があ
った。また、縦振動するホーン53における振動の変位
分布は図6に示すような分布となるため、ホーン53に
おける切刃54装着部分の振動変位が大きく、この結
果、振動変位によりホーン53及び切刃54の発熱が大
きくなるため、超音波式カッタを把持した作業者の手に
熱が伝わり、加工作業を円滑に行うことができない等の
問題があった。
た従来の超音波式カッタにおいては、超音波の縦振動を
利用して切削等の加工を行う構造となっているため、図
5に示す如くホーン53先端部に装着された切刃54に
は、切刃装着状態や切刃寸法あるいは外乱等によって横
振れ現象が発生し易く、この結果、切刃54による被加
工材の加工作業時に刃折れが発生し易いという問題があ
った。また、縦振動するホーン53における振動の変位
分布は図6に示すような分布となるため、ホーン53に
おける切刃54装着部分の振動変位が大きく、この結
果、振動変位によりホーン53及び切刃54の発熱が大
きくなるため、超音波式カッタを把持した作業者の手に
熱が伝わり、加工作業を円滑に行うことができない等の
問題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、切刃における横振れの発生を防止して刃
折れを未然に防止すると共に切刃の発熱を抑制すること
を達成した超音波式カッタを提供することを、その目的
とする。
改善し、特に、切刃における横振れの発生を防止して刃
折れを未然に防止すると共に切刃の発熱を抑制すること
を達成した超音波式カッタを提供することを、その目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、電
歪材料から成る部材の両端を金属製の部材で挟むと共に
当該各部材をボルトで締結したボルト締めランジュバン
振動子と、該ボルト締めランジュバン振動子の一端に固
着されたホーンと、該ホーンの先端部に装着された切刃
とを備えた超音波式カッタにおいて、この超音波カッタ
は手持ち式であり、前記ボルト締めランジュバン振動子
を、ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子として
構成し、前記切刃が板状を呈すると共に、前記ホーンの
先端部の軸心部分に当該軸芯が板面に垂直となるように
装着すると共に、当該切刃の刃先を、前記ホーンの軸線
に対して直角方向に向ける、という構成を採っている。
これによって前述した目的を達成しようとするものであ
る。
歪材料から成る部材の両端を金属製の部材で挟むと共に
当該各部材をボルトで締結したボルト締めランジュバン
振動子と、該ボルト締めランジュバン振動子の一端に固
着されたホーンと、該ホーンの先端部に装着された切刃
とを備えた超音波式カッタにおいて、この超音波カッタ
は手持ち式であり、前記ボルト締めランジュバン振動子
を、ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子として
構成し、前記切刃が板状を呈すると共に、前記ホーンの
先端部の軸心部分に当該軸芯が板面に垂直となるように
装着すると共に、当該切刃の刃先を、前記ホーンの軸線
に対して直角方向に向ける、という構成を採っている。
これによって前述した目的を達成しようとするものであ
る。
【0007】請求項2の本発明は、電歪材料から成る部
材の両端を金属製の部材で挟むと共に当該各部材をボル
トで締結したボルト締めランジュバン振動子と、該ボル
ト締めランジュバン振動子の一端に固着されたホーン
と、該ホーンの先端部に装着された切刃とを備えた超音
波式カッタにおいて、この超音波カッタは手持ち式であ
り、前記ボルト締めランジュバン振動子を、ねじり振動
型ボルト締めランジュバン振動子として構成し、前記切
刃が板状を呈すると共に外周縁に沿って刃先が形成され
た円形状の切刃として構成され、当該切刃を、その中心
部を介して前記ホーンの先端部の軸心部分に当該軸芯が
板面に垂直となるように装着し、当該切刃の刃先を、前
記ホーンの軸線に対して直角方向に向ける、という構成
を採っている。これによって前述した目的を達成しよう
とするものである。
材の両端を金属製の部材で挟むと共に当該各部材をボル
トで締結したボルト締めランジュバン振動子と、該ボル
ト締めランジュバン振動子の一端に固着されたホーン
と、該ホーンの先端部に装着された切刃とを備えた超音
波式カッタにおいて、この超音波カッタは手持ち式であ
り、前記ボルト締めランジュバン振動子を、ねじり振動
型ボルト締めランジュバン振動子として構成し、前記切
刃が板状を呈すると共に外周縁に沿って刃先が形成され
た円形状の切刃として構成され、当該切刃を、その中心
部を介して前記ホーンの先端部の軸心部分に当該軸芯が
板面に垂直となるように装着し、当該切刃の刃先を、前
記ホーンの軸線に対して直角方向に向ける、という構成
を採っている。これによって前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0008】
【作用】請求項1の本発明によれば、超音波式カッタに
より被加工物の加工作業を行うに際して、ねじり振動型
ボルト締めランジュバン振動子に所定の発振回路から電
圧を印加すると、当該ねじり振動型ボルト締めランジュ
バン振動子で発生したねじり振動はホーンへ伝達され、
更にホーン先端部の軸心部分に装着された切刃に伝達さ
れる。作業者は超音波式カッタを把持して切刃の刃先を
被加工物の面に当接させて切刃を所望の方向へ移動させ
れば、被加工物の加工が成される。この時、ねじり振動
型ボルト締めランジュバン振動子によるねじり振動の発
生に伴い、切刃に作用する力はモーメント力となるた
め、切刃には横振れは発生しない。また、ホーンの先端
部の軸心部分では振動変位が極めて微小なものとなるた
め、切刃における発熱が抑制される。
より被加工物の加工作業を行うに際して、ねじり振動型
ボルト締めランジュバン振動子に所定の発振回路から電
圧を印加すると、当該ねじり振動型ボルト締めランジュ
バン振動子で発生したねじり振動はホーンへ伝達され、
更にホーン先端部の軸心部分に装着された切刃に伝達さ
れる。作業者は超音波式カッタを把持して切刃の刃先を
被加工物の面に当接させて切刃を所望の方向へ移動させ
れば、被加工物の加工が成される。この時、ねじり振動
型ボルト締めランジュバン振動子によるねじり振動の発
生に伴い、切刃に作用する力はモーメント力となるた
め、切刃には横振れは発生しない。また、ホーンの先端
部の軸心部分では振動変位が極めて微小なものとなるた
め、切刃における発熱が抑制される。
【0009】請求項2の本発明によれば、超音波式カッ
タにより被加工物の加工作業を行うに際して、ねじり振
動型ボルト締めランジュバン振動子に所定の発振回路か
ら電圧を印加すると、当該ねじり振動型ボルト締めラン
ジュバン振動子で発生したねじり振動はホーンへ伝達さ
れ、更にホーン先端部の軸心部分に装着された円形状の
切刃に伝達される。作業者は超音波式カッタを把持して
切刃の刃先を被加工物の面に当接させて所望の方向へ回
転させれば、刃先に必要以上の力を加えなくとも切刃に
より被加工物の加工が成される。
タにより被加工物の加工作業を行うに際して、ねじり振
動型ボルト締めランジュバン振動子に所定の発振回路か
ら電圧を印加すると、当該ねじり振動型ボルト締めラン
ジュバン振動子で発生したねじり振動はホーンへ伝達さ
れ、更にホーン先端部の軸心部分に装着された円形状の
切刃に伝達される。作業者は超音波式カッタを把持して
切刃の刃先を被加工物の面に当接させて所望の方向へ回
転させれば、刃先に必要以上の力を加えなくとも切刃に
より被加工物の加工が成される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の超音波式カッタを適用してな
る実施例を図面に基づいて説明する。
る実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】本実施例における超音波式カッタの構成を
図1に基づき説明すると、超音波式カッタ1は、円筒状
のねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子2と、該
ランジュバン振動子2の一端にボルト(図示略)により
締結された段付き構造を有する円筒状のホーン3と、ホ
ーン3の先端部にネジ4により着脱自在に装着された切
刃5とを備える構成となっている。この場合、図1で
は、ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子2及び
ホーン3等を収納したケースの図示は省略してある。
図1に基づき説明すると、超音波式カッタ1は、円筒状
のねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子2と、該
ランジュバン振動子2の一端にボルト(図示略)により
締結された段付き構造を有する円筒状のホーン3と、ホ
ーン3の先端部にネジ4により着脱自在に装着された切
刃5とを備える構成となっている。この場合、図1で
は、ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子2及び
ホーン3等を収納したケースの図示は省略してある。
【0012】これを詳述すると、超音波式カッタ1のね
じり振動型ボルト締めランジュバン振動子2は、順次配
設された金属ブロック6,電極7,第1セラミック振動
子8,電極9,第2セラミック振動子10,ブースタと
しての機能を有する金属ブロック11を備えて構成され
ており、これら各部は全体として円筒形状として構成さ
れている。
じり振動型ボルト締めランジュバン振動子2は、順次配
設された金属ブロック6,電極7,第1セラミック振動
子8,電極9,第2セラミック振動子10,ブースタと
しての機能を有する金属ブロック11を備えて構成され
ており、これら各部は全体として円筒形状として構成さ
れている。
【0013】第1及び第2セラミック振動子8,10
は、電極7,9を介してボルト(図示略)により金属ブ
ロック6及び金属ブロック11に対して締付け固定され
ており、ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子2
として構成されている。即ち、第1及び第2セラミック
振動子8,10,金属ブロック6,金属ブロック11
は、その内部の軸心に沿って形成されたボルト穴(図示
略)を介して前記ボルトにより締付けられたいわゆる内
周締め形構造となっている。
は、電極7,9を介してボルト(図示略)により金属ブ
ロック6及び金属ブロック11に対して締付け固定され
ており、ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子2
として構成されている。即ち、第1及び第2セラミック
振動子8,10,金属ブロック6,金属ブロック11
は、その内部の軸心に沿って形成されたボルト穴(図示
略)を介して前記ボルトにより締付けられたいわゆる内
周締め形構造となっている。
【0014】ホーン3は、ねじり振動型ボルト締めラン
ジュバン振動子2の外径と同じ外径を有する円筒状の第
1ホーン部3aと、第1ホーン部3aの外径より小さい
外径を有する円筒状の第2ホーン部3bとを備えてい
る。ホーン3の第2ホーン部3bの先端部の軸心部分に
は、切刃5がネジ4を介して着脱自在に装着されると共
に、切刃5の刃先5aはホーン3の軸心に対して直角方
向に向けられた状態に設定されている。切刃5は、図1
に示すように一定の幅をもって板状に形成されており、
先端部が一様な傾斜を有する刃先5aとして構成されて
いる。ホーン3を前述したような段付き構造とすること
により、切刃5へ伝達する超音波振動のパワーを増大さ
せるようになっている。
ジュバン振動子2の外径と同じ外径を有する円筒状の第
1ホーン部3aと、第1ホーン部3aの外径より小さい
外径を有する円筒状の第2ホーン部3bとを備えてい
る。ホーン3の第2ホーン部3bの先端部の軸心部分に
は、切刃5がネジ4を介して着脱自在に装着されると共
に、切刃5の刃先5aはホーン3の軸心に対して直角方
向に向けられた状態に設定されている。切刃5は、図1
に示すように一定の幅をもって板状に形成されており、
先端部が一様な傾斜を有する刃先5aとして構成されて
いる。ホーン3を前述したような段付き構造とすること
により、切刃5へ伝達する超音波振動のパワーを増大さ
せるようになっている。
【0015】ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動
子2に電極7,9を介して発振回路13から電圧を印加
すると、第1及び第2セラミック振動子8,10でねじ
り振動が発生し、当該ねじり振動がホーン3へ伝達され
るようになっている。図2はホーン3の第1ホーン部3
a及び第2ホーン部3bにおけるねじり振動の変位の方
向及び大きさを矢印で示しており、ねじり振動型ボルト
締めランジュバン振動子2におけるねじり振動の発生時
には、ホーン3における振動節部3c及び軸心3dでは
振動変位が零に近い極めて微小なものとなるようになっ
ている。
子2に電極7,9を介して発振回路13から電圧を印加
すると、第1及び第2セラミック振動子8,10でねじ
り振動が発生し、当該ねじり振動がホーン3へ伝達され
るようになっている。図2はホーン3の第1ホーン部3
a及び第2ホーン部3bにおけるねじり振動の変位の方
向及び大きさを矢印で示しており、ねじり振動型ボルト
締めランジュバン振動子2におけるねじり振動の発生時
には、ホーン3における振動節部3c及び軸心3dでは
振動変位が零に近い極めて微小なものとなるようになっ
ている。
【0016】本実施例における超音波式カッタ1の切刃
5により被切削材を切削する場合には、作業者が超音波
式カッタ1を把持して切刃5の刃先5aを被切削材の切
削対象面に当接させながら図1矢印方向へ切刃5を移動
させることにより、被切削材の切削作業を行うようにな
っている。
5により被切削材を切削する場合には、作業者が超音波
式カッタ1を把持して切刃5の刃先5aを被切削材の切
削対象面に当接させながら図1矢印方向へ切刃5を移動
させることにより、被切削材の切削作業を行うようにな
っている。
【0017】即ち、本実施例における超音波式カッタ1
においては、超音波変換手段としてねじり振動型ボルト
締めランジュバン振動子2を使用すると共に、振動変位
が零に近い極めて微小なホーン3の軸心部分に切刃5を
装着した点が特徴となっている。
においては、超音波変換手段としてねじり振動型ボルト
締めランジュバン振動子2を使用すると共に、振動変位
が零に近い極めて微小なホーン3の軸心部分に切刃5を
装着した点が特徴となっている。
【0018】次に、上記の如く構成した本実施例の作用
を説明する。
を説明する。
【0019】超音波式カッタ1を構成するねじり振動型
ボルト締めランジュバン振動子2に電極7,9を介して
発振回路13から電圧を印加すると、第1及び第2セラ
ミック振動子8,10でねじり振動が発生すると共に、
当該発生したねじり振動がホーン3を構成する第1ホー
ン部3a及び第2ホーン部3bへ伝達される。作業者
は、超音波式カッタ1を把持して切刃5の刃先5aを被
切削材の切削対象面に当接させ図1矢印方向へ切刃5を
移動させることにより、被切削材の切削作業を行う。
ボルト締めランジュバン振動子2に電極7,9を介して
発振回路13から電圧を印加すると、第1及び第2セラ
ミック振動子8,10でねじり振動が発生すると共に、
当該発生したねじり振動がホーン3を構成する第1ホー
ン部3a及び第2ホーン部3bへ伝達される。作業者
は、超音波式カッタ1を把持して切刃5の刃先5aを被
切削材の切削対象面に当接させ図1矢印方向へ切刃5を
移動させることにより、被切削材の切削作業を行う。
【0020】この時、ホーン3の第1ホーン部3a及び
第2ホーン部3bにおいては、図2に示すようなねじり
振動が発生するが、ホーン3の振動節部3c及び軸心3
dでは振動変位が零に近い極めて微小なものとなるた
め、ホーン3及びホーン先端部の軸心部分に装着された
切刃5における発熱を抑制することができる。また、前
記の構造により、切削作業時における切刃5の横振れ現
象を抑制することができるため、切刃5の刃折れを防止
することができる。
第2ホーン部3bにおいては、図2に示すようなねじり
振動が発生するが、ホーン3の振動節部3c及び軸心3
dでは振動変位が零に近い極めて微小なものとなるた
め、ホーン3及びホーン先端部の軸心部分に装着された
切刃5における発熱を抑制することができる。また、前
記の構造により、切削作業時における切刃5の横振れ現
象を抑制することができるため、切刃5の刃折れを防止
することができる。
【0021】即ち、ねじり振動型ボルト締めランジュバ
ン振動子2によりホーン3に発生させたねじり振動は、
振動の形態が縦振動のように粗密波では無いため、切刃
5に対してはモーメント力が作用することとなり、この
結果、切刃5の横振れ現象を抑制することができる。ま
た、ホーン3の振動節部3c及び軸心3d以外における
振動変位を大きく確保することができるため、切刃5の
切削性能を向上させることができる。
ン振動子2によりホーン3に発生させたねじり振動は、
振動の形態が縦振動のように粗密波では無いため、切刃
5に対してはモーメント力が作用することとなり、この
結果、切刃5の横振れ現象を抑制することができる。ま
た、ホーン3の振動節部3c及び軸心3d以外における
振動変位を大きく確保することができるため、切刃5の
切削性能を向上させることができる。
【0022】上述したように、本実施例によれば、超音
波式カッタ1における超音波変換手段としてねじり振動
型ボルト締めランジュバン振動子2を使用すると共に,
振動変位が零に近い極めて微小なホーン3の軸心部分に
切刃5を装着した構造としているため、ねじり振動型ボ
ルト締めランジュバン振動子2によるねじり振動の発生
に伴い切刃5に作用する力はモーメント力となり、この
結果、切刃5には横振れが発生せず、従って切刃5によ
る加工作業時の刃折れを防止することができる。
波式カッタ1における超音波変換手段としてねじり振動
型ボルト締めランジュバン振動子2を使用すると共に,
振動変位が零に近い極めて微小なホーン3の軸心部分に
切刃5を装着した構造としているため、ねじり振動型ボ
ルト締めランジュバン振動子2によるねじり振動の発生
に伴い切刃5に作用する力はモーメント力となり、この
結果、切刃5には横振れが発生せず、従って切刃5によ
る加工作業時の刃折れを防止することができる。
【0023】また、本実施例によれば、上述のようにホ
ーン3の軸心部分における振動変位は零に近い極めて微
小なものであるため、ホーン3及び切刃5における発熱
を抑制することができ、これにより、超音波式カッタ1
を把持した作業者は加工作業を円滑に行うことができる
と共に、切刃5による加工対象が熱を嫌う性質のもので
ある場合でも加工作業に支障を来たすことは無い。
ーン3の軸心部分における振動変位は零に近い極めて微
小なものであるため、ホーン3及び切刃5における発熱
を抑制することができ、これにより、超音波式カッタ1
を把持した作業者は加工作業を円滑に行うことができる
と共に、切刃5による加工対象が熱を嫌う性質のもので
ある場合でも加工作業に支障を来たすことは無い。
【0024】更に、本実施例によれば、超音波式カッタ
1を上述した構造としているため、切刃の刃長を長く形
成した場合でも切刃における横振れ現象や発熱が生ずる
ことが無く、これにより、ホーン3の軸心部分に加工対
象に応じた刃長を有する切刃を装着することが可能とな
り、加工作業の自由度を向上させることができる。
1を上述した構造としているため、切刃の刃長を長く形
成した場合でも切刃における横振れ現象や発熱が生ずる
ことが無く、これにより、ホーン3の軸心部分に加工対
象に応じた刃長を有する切刃を装着することが可能とな
り、加工作業の自由度を向上させることができる。
【0025】次に、本実施例の変形例について説明す
る。図3は変形例における超音波式カッタのホーン及び
切刃の構成を示すものであり、上記実施例におけるねじ
り振動型ボルト締めランジュバン振動子2と同様構造を
有するねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子22
には、第1ホーン部23a及び第2ホーン部23bを有
する段付き構造のホーン23がボルト(図示略)により
締結されている。
る。図3は変形例における超音波式カッタのホーン及び
切刃の構成を示すものであり、上記実施例におけるねじ
り振動型ボルト締めランジュバン振動子2と同様構造を
有するねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子22
には、第1ホーン部23a及び第2ホーン部23bを有
する段付き構造のホーン23がボルト(図示略)により
締結されている。
【0026】ホーン23の第2ホーン部23bの先端部
の軸心部分には、外周縁に沿って刃先25aが形成され
た円形状の切刃25(丸刃)がネジ24を介して着脱自
在に装着されており、切刃25の刃先25aはホーン2
3の軸心に対して直角状態となるように設定されてい
る。変形例においては、切刃25の形状以外は上記実施
例と同様構造となっている。
の軸心部分には、外周縁に沿って刃先25aが形成され
た円形状の切刃25(丸刃)がネジ24を介して着脱自
在に装着されており、切刃25の刃先25aはホーン2
3の軸心に対して直角状態となるように設定されてい
る。変形例においては、切刃25の形状以外は上記実施
例と同様構造となっている。
【0027】変形例における超音波式カッタの切刃25
により被切削材を切削する場合には、切刃25の刃先2
5aを被切削材の切削対象面に当接させ、切刃25を切
削対象面上を図3矢印方向へ転動させることにより、被
切削材の切削作業を行うようになっている。
により被切削材を切削する場合には、切刃25の刃先2
5aを被切削材の切削対象面に当接させ、切刃25を切
削対象面上を図3矢印方向へ転動させることにより、被
切削材の切削作業を行うようになっている。
【0028】変形例によれば、超音波式カッタにおける
超音波変換手段としてねじり振動型ボルト締めランジュ
バン振動子22を使用すると共に,振動変位が零に近い
極めて微小なホーン23の軸心部分に切刃25を装着し
た構造としているため、上記実施例と同様に、ホーン2
3及び切刃25における発熱を抑制して切刃25による
加工作業を円滑に行うことができると共に、切刃25の
刃折れを防止することができる。
超音波変換手段としてねじり振動型ボルト締めランジュ
バン振動子22を使用すると共に,振動変位が零に近い
極めて微小なホーン23の軸心部分に切刃25を装着し
た構造としているため、上記実施例と同様に、ホーン2
3及び切刃25における発熱を抑制して切刃25による
加工作業を円滑に行うことができると共に、切刃25の
刃折れを防止することができる。
【0029】更に、変形例によれば、外周縁に沿って刃
先25aを有する円形状の切刃25(丸刃)を使用して
いるため、作業者は把持した超音波式カッタの切刃25
の刃先25aを被切削材の面に当接させて回転させれ
ば、刃先25aに必要以上の力を加えなくとも円滑な切
削作業を行うことができ、これにより作業性を向上させ
ることができる。
先25aを有する円形状の切刃25(丸刃)を使用して
いるため、作業者は把持した超音波式カッタの切刃25
の刃先25aを被切削材の面に当接させて回転させれ
ば、刃先25aに必要以上の力を加えなくとも円滑な切
削作業を行うことができ、これにより作業性を向上させ
ることができる。
【0030】ここで、本実施例及び変形例では、超音波
式カッタのホーンの先端部に切刃をネジを介して固定し
たが、切刃の固定手段としてはネジに限定されるもので
はなく、超音波式カッタのホーンの先端部に切刃を溶接
により固定してもよい。
式カッタのホーンの先端部に切刃をネジを介して固定し
たが、切刃の固定手段としてはネジに限定されるもので
はなく、超音波式カッタのホーンの先端部に切刃を溶接
により固定してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明の超音波式カッタによれば、ボルト締めランジュバ
ン振動子を,ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動
子として構成しているため、ねじり振動型ボルト締めラ
ンジュバン振動子によるねじり振動の発生に伴い切刃に
作用する力はモーメント力となり、この結果、切刃には
横振れが発生せず、従って切刃による加工作業時の刃折
れを防止することができる。また、切刃をホーンの先端
部における振動変位が極めて微小な軸心部分に装着して
いるため、ホーン及び切刃における発熱を抑制すること
ができ、この結果、超音波式カッタを把持した作業者は
加工作業を円滑に行うことができると共に、切刃による
加工対象が熱を嫌う性質のものである場合でも加工作業
に支障を来たすことは無い、という効果を奏する。
発明の超音波式カッタによれば、ボルト締めランジュバ
ン振動子を,ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動
子として構成しているため、ねじり振動型ボルト締めラ
ンジュバン振動子によるねじり振動の発生に伴い切刃に
作用する力はモーメント力となり、この結果、切刃には
横振れが発生せず、従って切刃による加工作業時の刃折
れを防止することができる。また、切刃をホーンの先端
部における振動変位が極めて微小な軸心部分に装着して
いるため、ホーン及び切刃における発熱を抑制すること
ができ、この結果、超音波式カッタを把持した作業者は
加工作業を円滑に行うことができると共に、切刃による
加工対象が熱を嫌う性質のものである場合でも加工作業
に支障を来たすことは無い、という効果を奏する。
【0032】請求項2記載の本発明の超音波式カッタに
よれば、ボルト締めランジュバン振動子を,ねじり振動
型ボルト締めランジュバン振動子として構成しているた
め、上記請求項1記載の発明と同様の効果を有すると共
に、ホーン先端部の軸心部分に,外周縁に沿って刃先を
有する円形状の切刃をその中心部を介して装着している
ため、作業者は超音波式カッタの切刃の刃先を被加工物
の面に当接させて回転させれば、刃先に必要以上の力を
加えなくとも円滑な加工作業を行うことができ、これに
より作業性の向上を図ることができる、という効果を奏
する。
よれば、ボルト締めランジュバン振動子を,ねじり振動
型ボルト締めランジュバン振動子として構成しているた
め、上記請求項1記載の発明と同様の効果を有すると共
に、ホーン先端部の軸心部分に,外周縁に沿って刃先を
有する円形状の切刃をその中心部を介して装着している
ため、作業者は超音波式カッタの切刃の刃先を被加工物
の面に当接させて回転させれば、刃先に必要以上の力を
加えなくとも円滑な加工作業を行うことができ、これに
より作業性の向上を図ることができる、という効果を奏
する。
【図1】本発明を適用した本実施例における超音波式カ
ッタの構成を示す説明図である。
ッタの構成を示す説明図である。
【図2】図1に示したホーンにおける振動変位の方向及
び振動変位の大きさを示す説明図である。
び振動変位の大きさを示す説明図である。
【図3】変形例における超音波式カッタのホーン及び円
形状の切刃の構成を示す説明図である。
形状の切刃の構成を示す説明図である。
【図4】従来例における超音波式カッタの構成を示す一
部を断面とし一部を省略した説明図である。
部を断面とし一部を省略した説明図である。
【図5】図4に示した切刃の横振れ状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図6】図4に示したホーンにおける振動変位の分布状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
1 超音波式カッタ 2,22 ねじり振動型ボルト締めランジュバン振動子 3,23 ホーン 5,25 切刃 6 金属製の部材としての金属ブロック 8 電歪材料から成る部材としての第1セラミック振動
子 10 電歪材料から成る部材としての第2セラミック振
動子 11 金属製の部材としての金属ブロック
子 10 電歪材料から成る部材としての第2セラミック振
動子 11 金属製の部材としての金属ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26F 3/00 B26D 7/08 B23B 1/00 B06B 3/04 H04R 17/10 A61F 15/02
Claims (2)
- 【請求項1】 電歪材料から成る部材の両端を金属製の
部材で挟むと共に当該各部材をボルトで締結したボルト
締めランジュバン振動子と、該ボルト締めランジュバン
振動子の一端に固着されたホーンと、該ホーンの先端部
に装着された切刃とを備えた超音波式カッタにおいて、この超音波カッタは手持ち式であり、 前記ボルト締めランジュバン振動子を、ねじり振動型ボ
ルト締めランジュバン振動子として構成し、 前記切刃が板状を呈すると共に前記ホーンの先端部の軸
心部分に当該軸芯が板面に垂直となるように装着され、
当該切刃の刃先を、前記ホーンの軸線に対して直角方向
に向けて成ることを特徴とした超音波式カッタ。 - 【請求項2】 電歪材料から成る部材の両端を金属製の
部材で挟むと共に当該各部材をボルトで締結したボルト
締めランジュバン振動子と、該ボルト締めランジュバン
振動子の一端に固着されたホーンと、該ホーンの先端部
に装着された切刃とを備えた超音波式カッタにおいて、この超音波カッタは手持ち式であり、 前記ボルト締めランジュバン振動子を、ねじり振動型ボ
ルト締めランジュバン振動子として構成し、 前記切刃が板状を呈すると共に外周縁に沿って刃先が形
成された円形状の切刃として構成され、当該切刃を、そ
の中心部を介して前記ホーンの先端部の軸心部分に当該
軸芯が板面に垂直となるように装着し、当該切刃の刃先
を、前記ホーンの軸線に対して直角方向に向けて成るこ
とを特徴とした超音波式カッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08244294A JP3173278B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 超音波式カッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08244294A JP3173278B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 超音波式カッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07266297A JPH07266297A (ja) | 1995-10-17 |
JP3173278B2 true JP3173278B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=13774656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08244294A Expired - Fee Related JP3173278B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 超音波式カッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173278B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PT1049411E (pt) * | 1998-01-19 | 2006-09-29 | Michael John Radley Young | Instrumento de corte ultra-sonico |
DE102011118208A1 (de) * | 2011-11-11 | 2013-05-16 | Artech Ultrasonic Systems Ag | Ultraschall-Schneidevorrichtung |
AT521720A1 (de) * | 2018-10-01 | 2020-04-15 | Gfm Gmbh | Verfahren zum Schneiden von Randfasen plattenförmiger Werkstücke |
CN113894857A (zh) * | 2021-10-15 | 2022-01-07 | 长春工业大学 | 一种搭配专用铣削刀具的纵-扭共振变幅杆 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP08244294A patent/JP3173278B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07266297A (ja) | 1995-10-17 |
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