JP5175250B2 - 振動低減部材 - Google Patents
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Description
本発明は、複数の周波数域での振動を低減できる振動低減部材に関する。
AV(Audio Visual)機器、コピー機、および空気圧縮機などの圧力脈動を発生させる装置には、モータ、減速機、スクリュなどの回転機器が取り付けられている。これら回転機器の回転にともない当該回転機器から周波数および振幅がそれぞれ一定の加振力が発生し、これにより回転機器が固定されたブラケット本体などの構造物が加振されて騒音が発生する。本発明者らは、反共振周波数を加振周波数に一致させた鋼板製の両端自由梁の中点を構造物に取り付けることにより、回転機器の回転に起因する放射音を低減する技術を提案している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された技術によると、両端自由梁(吸振部)に生じる変位と力とは同位相で振動するため、回転機器の振動(回転)による加振力とは逆位相の力が発生するようになる。これにより、吸振部とブラケット本体との連結部における変位を零とすることができ、その結果、ブラケット本体の振動を低減できる。
一方、回転機器の加振力には、一般に基本次の周波数f[Hz]成分のほかに、その2倍、3倍、・・・の周波数(2f[Hz]、3f[Hz]、・・・)成分も含まれている。そのため、単一の反共振周波数をもつ動吸振器を用いて構造物から放射される騒音(放射音)を低減するには、各周波数に合わせた複数の動吸振器を構造物に取り付ける必要がある。しかしながら、設置スペースの制約上、十分な個数の動吸振器を構造物に取り付けることができない場合がある。
この問題を解決するための技術として、本発明者らは、特許文献2に記載された技術を提案している。特許文献2に記載された技術は、両端に折り返し部を設けたジグザグ型形状の多関節型動吸振器(振動低減部材)である。この振動低減部材により、より小さい設置スペースで、回転数の1倍、2倍、3倍、・・・成分(1次、2次、3次、・・・成分)のすべての振動を低減できる。
しかしながら、特許文献2の例えば図9に記載された振動低減部材では、3次モードのときの等価質量(振動低減効果量を示すパラメータ)が非常に小さかった。これは、3次モードのときの振動低減効果量(3次の振動低減効果量)が微々たるものであることを意味する。この原因は、板状部(4)の両側の板状部(Beam2)と、さらにその外側の板状部(Beam3)とが3次モードのとき逆位相で振動していることにあった。これにより、Beam2,3の振動が互いに打ち消しあい、その結果、振動低減効果が小さくなってしまうのである。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、少なくとも3次モードのときの振動低減効果量を高めた振動低減部材を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、被加振部を挟むように対向配置された対称形状の一対の振動体を具備してなる振動低減部材であって、前記振動体は、それぞれ、前記被加振部から延在する第1振動部と、前記第1振動部から分岐するように当該第1振動部に設けられた第1接続部から延在する第2振動部と、前記第1振動部から分岐するように当該第1振動部に設けられた第2接続部から延在する第3振動部と、を備え、前記第1接続部は前記第2接続部よりも前記被加振部側に設けられ、前記被加振部、前記第1接続部、および前記第2接続部が支点となって振動する振動低減部材を提供する。
この構成によると、第1接続部が第2接続部よりも被加振部側に設けられていることにより、第2振動部および第3振動部の振動の支点が相互にずれる。その結果、第2振動部および第3振動部の逆位相による振動の打ち消しあい量が小さくなり、3次モードのときの等価質量は従来よりも大きくなる。すなわち、本発明によると、少なくとも3次モードのときの振動低減効果量を従来よりも高めることができる。
また本発明において、前記第1接続部、および前記第2接続部の剛性が、いずれも、前記第1振動部、前記第2振動部、および前記第3振動部の剛性よりも高められていることが好ましい。
この構成によると、第1接続部、および第2接続部の剛性が高められていることで、反共振周波数の設計・調整に際し、これら接続部(振動の支点となる部分)におけるねじれ成分の影響が小さくなる。その結果、例えば、振動低減部材を1次元の梁でモデル化してその反共振周波数を設計・調整することができる。すなわち、振動低減部材の反共振周波数を容易に設計・調整することができる。
さらに本発明において、前記第1振動部、前記第2振動部、および前記第3振動部は、いずれも板状部であり、前記第1接続部は、前記第1振動部から前記第2振動部への凹凸が設けられた第1折り返し部であり、前記第2接続部は、前記第1振動部から前記第3振動部への凹凸が設けられた第2折り返し部であることが好ましい。
この構成によると、各振動部を板状部とし、かつ凹凸により各接続部の剛性を高めることにより、例えば、1枚の板材から振動低減部材をつくることができる。すなわち、振動低減部材の製造コストを抑えることができる。
さらに本発明において、前記第1折り返し部および前記第2折り返し部に設けられた前記凹凸は、前記一対の振動体の対向方向に延びる中心線に対して直交する方向に連続する稜線部をそれぞれ有することが好ましい。
この構成によると、折り返し部における中心線回りに回転しようとする回転方向のねじれ成分に対する剛性が高まる。反共振周波数の設計・調整に際し、剛性が高まることでこのねじれ成分の影響が小さくなる。
また、中心線が延びる方向の折り返し部の寸法を従来よりも短くできる。これにより、第2板状部の長さを調整できる空間が従来よりも増加する。その結果、振動低減部材の反共振周波数をより設計・調整しやすくなる。
さらに本発明において、前記一対の振動体が、板状体への切り込みにより、当該板状体自体に形成されていることが好ましい。
この構成によると、板状体自体に動吸振器が形成される。そのため、板状体に別途振動低減部材を取り付ける必要がない。板状体の軽量化になるとともに、板状体の表面に凸状物がないため取り扱いやすく、かつ省スペース化を図れる。
本発明によれば、本発明の構成要件、特に、第1接続部が第2接続部よりも被加振部側に設けられていることにより、少なくとも3次モードのときの振動低減効果量を高めることができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明に係る振動低減部材は、例えばAV(Audio Visual)機器、コピー機、および空気圧縮機などの圧力脈動を発生させる装置に用いられているモータ、減速機、スクリュなどの回転機器(振動源)に直接接する板状体などの構造物に配設されたり、これら振動源からの振動を空気媒体を介して受ける(振動源からの騒音を受ける)板状体などの構造物に配設されたりするものである。さらに詳しくは、本発明に係る振動低減部材は、例えばAV(Audio Visual)機器、コピー機、空気圧縮機などのカバーや、モータ、減速機、スクリュなどを支持するブラケット本体や架台などの支持部材に配設されるものである。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動低減部材101を示す概略図である。図1(a)および(b)は、それぞれ、振動低減部材101の平面図および側面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動低減部材101を示す概略図である。図1(a)および(b)は、それぞれ、振動低減部材101の平面図および側面図である。
図1(a)(b)に示すように、本実施形態に係る振動低減部材101は、被加振部(支持部A)を挟むように対向配置された対称形状の一対の振動体11,12を具備してなる。そして、これら一対の振動体11,12で動吸振器が形成されている。振動低減部材101は1枚の板材を加工してなるものである。なお、対称形状の振動体11,12を別に成形した後、連結させてもよい。振動低減部材101の材料としては、鋼板、ステンレス板、アルミ板、銅板などの金属板やエンジニアリングプラスチックなどが挙げられる(他の実施形態においても同様)。
ここで、振動低減部材101の中心に位置する支持部Aは、振動低減対象であるAV(Audio Visual)機器、コピー機、空気圧縮機などのカバーや、モータ、減速機、スクリュなどの回転機器(振動源)を支持するブラケット本体や架台などに、溶接、ボルト、ピンなどにより取り付けられる部分である。
振動体11,12は、それぞれ、振動体11,12の対向方向に延びる中心線S1に対して対称となるように形成されている。また、振動体11,12は、それぞれ、第1振動部1と、中心線S1に対して直交する方向(中心線S2が延びる方向)において第1振動部1の両側に配置された第2振動部2と、中心線S1に直交する方向において2つの第2振動部2を挟むように配置された2つの第3振動部3とを備える。
(第1振動部)
第1振動部1は、支持部Aから延在する矩形の板状部である。第1振動部1の長手方向中途部には、第1振動部1から分岐するように第1接続部4が設けられている。また、第1振動部1の長手方向端部には、第1振動部1から分岐するように第2接続部5が設けられている。すなわち、第1接続部4は第2接続部5よりも支持部A側(被加振部側)に設けられている。
第1振動部1は、支持部Aから延在する矩形の板状部である。第1振動部1の長手方向中途部には、第1振動部1から分岐するように第1接続部4が設けられている。また、第1振動部1の長手方向端部には、第1振動部1から分岐するように第2接続部5が設けられている。すなわち、第1接続部4は第2接続部5よりも支持部A側(被加振部側)に設けられている。
(第2振動部)
第2振動部2は、第1接続部4から支持部A側へ向けて延在する矩形の板状部である。具体的には、第2振動部2は、矢印R1で示したように、第1振動部1の長手方向中途部から180°折り返されるような形態で支持部A側に延在する。この折り返し部分が第1接続部4(第1折り返し部)である。第1振動部1および第2振動部2は、矩形状の板材に切り込みC1を入れることにより互いに隣接するように形成されている。
第2振動部2は、第1接続部4から支持部A側へ向けて延在する矩形の板状部である。具体的には、第2振動部2は、矢印R1で示したように、第1振動部1の長手方向中途部から180°折り返されるような形態で支持部A側に延在する。この折り返し部分が第1接続部4(第1折り返し部)である。第1振動部1および第2振動部2は、矩形状の板材に切り込みC1を入れることにより互いに隣接するように形成されている。
(第3振動部)
第3振動部3は、第2接続部5から支持部A側へ向けて延在する矩形の板状部である。具体的には、第3振動部3は、矢印R2で示したように、第1振動部1の長手方向端部から第2振動部2の外側で180°折り返されるような形態で支持部A側に延在する。この折り返し部分が第2接続部5(第2折り返し部)である。第2振動部2および第3振動部3は、矩形状の板材に切り込みC2を入れることにより互いに隣接するように形成されている。
第3振動部3は、第2接続部5から支持部A側へ向けて延在する矩形の板状部である。具体的には、第3振動部3は、矢印R2で示したように、第1振動部1の長手方向端部から第2振動部2の外側で180°折り返されるような形態で支持部A側に延在する。この折り返し部分が第2接続部5(第2折り返し部)である。第2振動部2および第3振動部3は、矩形状の板材に切り込みC2を入れることにより互いに隣接するように形成されている。
(接続部(折り返し部)について)
「折り返し部」とは、折り返されたような形状を有することを意味し、決して振動低減部材101(振動体11,12)の成形方法を指すものではない。なお、本発明の振動低減部材(振動体11,12)を板材ではなく線材で形成してもよい(他の実施形態においても同様)。この場合、通常、線材の折り曲げ(折り返し)加工により振動低減部材が形成される。
「折り返し部」とは、折り返されたような形状を有することを意味し、決して振動低減部材101(振動体11,12)の成形方法を指すものではない。なお、本発明の振動低減部材(振動体11,12)を板材ではなく線材で形成してもよい(他の実施形態においても同様)。この場合、通常、線材の折り曲げ(折り返し)加工により振動低減部材が形成される。
線材は板材と比べて音の放射効率が低いため、線材からなる振動低減部材は、振動低減部材自身が振動しても音が放射されにくいという特徴がある。
第1接続部4および第2接続部5には、それぞれ凹凸(第1凹凸6および第2凹凸8)が設けられることでその剛性が各振動部1,2,3よりも高められている。換言すれば、第1接続部4および第2接続部5は、それぞれ凹凸(第1凹凸6および第2凹凸8)の形態とされることで各振動部1,2,3よりも剛性が高められている。本実施形態では、各接続部に設けられた凹凸(第1凹凸6および第2凹凸8)は、それぞれ山折り加工(山折りの折り曲げ加工)により形成されている。これらの凹凸(第1凹凸6および第2凹凸8)は、中心線S1に直交する方向に連続する稜線部7,9をそれぞれ有している。なお、剛性を高めるための凹凸(第1凹凸6および第2凹凸8)は、プレス加工により形成されてもよいし、各接続部に細長い板材を重ねて厚みを増やすことで形成されてもよい。なお、折り曲げ加工により凹凸(第1凹凸6および第2凹凸8)を形成することで、各接続部に容易に凹凸を形成することができる。凹凸の形状は本実施形態のものに限られることはない。
また、第1振動部1と第2振動部2とを分ける切り込みC1は、第1凹凸6の形成開始位置まで入れられ、第2振動部2と第3振動部3とを分ける切り込みC2も、第2凹凸8の形成開始位置まで入れられている。
なお、本発明の振動低減部材を線材で形成する場合、第1振動部から分岐するように設けられた第1振動部と第2振動部とを接続する第1接続部、および第1振動部から分岐するように設けられた第1振動部と第3振動部とを接続する第2接続部を構成する線材は、例えばその径を太くして剛性が高められる。
ここで、振動低減部材101においては、被加振部(支持部A)、第1接続部4、および第2接続部5が支点となって各振動部がz軸方向に振動する。各接続部4,5に設けられた凹凸6、8により、当該各接続部4,5における中心線S1回り(x軸回り)に回転しようとする回転方向のねじれ成分に対する剛性が上がる。これによりx軸回り回転方向のねじれ成分の影響が無視できるほどに小さくなる。その結果、振動低減部材101を例えば1次元の梁でモデル化することができる。
具体的には、振動低減部材101を加振力F0で中点加振させたモード形状は、その中点(支持部A)を剛境界とした片側半分の片持ち梁でモデル化することができる(剛境界とした支持部Aが加振力F0/2で加振される片持ち梁でモデル化することができる)。
このとき、加振力F0/2は剛境界とした支持部A(x=0)における梁のせん断力とつりあうため、次式で示す動質量の極大値から梁(各振動部)の反共振周波数が求められる。ここで、Zは各振動部のz方向の変位量である。
また、凹凸6,8により各接続部4,5の剛性を上げたこと、および各接続部4,5の凹凸6,8まで切り込みC1、C2を入れたことにより、各接続部4,5の幅寸法(中心線S1が延びる方向の各接続部4,5の寸法)を従来のように考慮しなくてもよくなり、設計パラメータの数を減少させることができる(設計パラメータが多くなるほど誤差が増える)。
これらの結果、単純化した理論モデルを用いて振動低減部材101を形状設計することができる。換言すれば、振動低減部材101の反共振周波数を容易に設計・調整することができる。
また、振動低減部材101によると、中心線S1が延びる方向の第1接続部4の寸法を従来よりも短くできる。これにより、第2振動部2の長さを調整できる中心側(支持部A側)の空間が従来よりも増加する。その結果、振動低減部材101の反共振周波数をより設計・調整しやすくなる。
なお、図1(b)において、第1振動部1に対して第2振動部2が、第1振動部1に対して第3振動部3が傾いているように図示されているが、実際は、第1振動部1、第2振動部2、および第3振動部3は同一の平面上にある。各振動部1,2,3を区別するために第2振動部2および第3振動部3を傾けて図示しているのである(他の実施形態においても同様)。なお、第2振動部2および第3振動部3のうちの少なくともいずれかが第1振動部1に対して少し傾いていてもよい。
(3次の振動低減効果)
また、本実施形態の振動低減部材101によると、第1接続部4が第2接続部5よりも被加振部側(支持部A側)に設けられていることにより、第2振動部2および第3振動部3の振動の支点が相互にずれる。その結果、第2振動部2および第3振動部3の逆位相による振動の打ち消しあい量が従来よりも小さくなり、各振動が動吸振器設置部(支持部A)3にまで伝わりやすくなる。換言すれば、3次モードのときの等価質量が大きくなる。すなわち、3次モードのときの振動低減効果量が従来よりも大きくなる。なお、等価質量とは、動吸振器の振動低減効果を駆動点モビリティにて表すときのパラメータであり、各反共振周波数における動質量(前記した数1参照)の絶対値に損失係数ηを乗じたものである。
また、本実施形態の振動低減部材101によると、第1接続部4が第2接続部5よりも被加振部側(支持部A側)に設けられていることにより、第2振動部2および第3振動部3の振動の支点が相互にずれる。その結果、第2振動部2および第3振動部3の逆位相による振動の打ち消しあい量が従来よりも小さくなり、各振動が動吸振器設置部(支持部A)3にまで伝わりやすくなる。換言すれば、3次モードのときの等価質量が大きくなる。すなわち、3次モードのときの振動低減効果量が従来よりも大きくなる。なお、等価質量とは、動吸振器の振動低減効果を駆動点モビリティにて表すときのパラメータであり、各反共振周波数における動質量(前記した数1参照)の絶対値に損失係数ηを乗じたものである。
本実施形態の振動低減部材101、および図2に示した比較例に係る振動低減部材801,901の各モードにおける各反共振周波数および等価質量を数値解析によって求め、第1接続部4を第2接続部5よりも被加振部側(支持部A側)に設けることにより、振動低減効果を支配する3次モードのときの等価質量が大きくなることの検証結果について以下に示す。
比較例に係る振動低減部材801,901は、いずれも、第1振動部17と第2振動部18との接続部、および第1振動部17と第3振動部19との接続部の中心線S1方向の位置が同一のものである(第1振動部17上の位置が同じ接続部20)。振動低減部材801,901の違いは、第2振動部18の長さL2である。
振動低減部材101、振動低減部材801,901は、いずれも鋼板製(損失係数η=0.008、板厚0.8mm)とした。
振動低減部材101の各部寸法は次のとおりである。
L1:35mm、L2:25mm、L3:23mm、L4:8mm、B1〜B3:それぞれ8mm
L1:35mm、L2:25mm、L3:23mm、L4:8mm、B1〜B3:それぞれ8mm
振動低減部材801の各部寸法は次のとおりである。
L1:35mm、L2:25mm、L3:23mm、B1〜B3:それぞれ8mm
L1:35mm、L2:25mm、L3:23mm、B1〜B3:それぞれ8mm
振動低減部材901の各部寸法は次のとおりである。
L1:35mm、L2:33mm、L3:23mm、B1〜B3:それぞれ8mm
L1:35mm、L2:33mm、L3:23mm、B1〜B3:それぞれ8mm
これらの条件で、1次モード、2次モード、3次モードの反共振周波数および等価質量を数値解析により求めた。その結果を表1に示す。
表1に示したように、本実施形態の振動低減部材101によると、3次の振動低減効果量が少なくとも50倍以上にアップした(等価質量比、2.4/0.044=約55)。すなわち、振動低減部材101によると、3次モードのときの振動低減効果量が従来よりも大幅に大きくなる。なお、振動低減部材101の各部寸法の決め方によって、等価質量の大きさは変化する。しかしながら、第1接続部4を第2接続部5よりも被加振部側(支持部A側)に設けることにより、接続部の位置が同一の場合(振動低減部材801、901)に比して、振動低減効果を支配する3次の等価質量が大きくなることは確かである。
なお、比較例に係る振動低減部材801,901においても、凹凸(山折り形状)により接続部20の剛性が高められていることで、単純化した理論モデルを用いてその反共振周波数を容易に設計・調整することができるという効果を有する点は、振動低減部材101と共通する。
図3は、振動低減部材101(損失係数η=0.008、板厚0.8mm、L1:35mm、L2:25mm、L3:23mm、L4:8mm、B1〜B3:それぞれ8mm)のFEM解析による各次の振動モードの立体図である。図3(a)、(b)、(c)は、それぞれ、1次モード、2次モード、3次モードを示す。
図3(a)に示したように、1次モードのとき、振動体11,12は、それぞれ全体が1つの質量として同相で振動している。また、2次モードにおいては、最も外側に位置する第3振動部3の振幅が大きい(図5(b)参照)。3次モードにおいては、第1振動部1と第3振動部3との間の第2振動部2の振幅が大きい(図5(c)参照)。動吸振器の振動低減効果は、振動伝播経路に近い位置に動吸振器を設置するほど大きくなるため、3次の振動低減に有効な第2振動部2が加振点(支持部A)に近い位置に設置されていることにより、振動低減部材101の3次の等価質量が大幅に大きくなった。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る振動低減部材201を示す概略図である。図4(a)および(b)は、それぞれ、振動低減部材201の平面図および側面図である。本実施形態については、第1実施形態に係る振動低減部材101との相違について主に説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る振動低減部材201を示す概略図である。図4(a)および(b)は、それぞれ、振動低減部材201の平面図および側面図である。本実施形態については、第1実施形態に係る振動低減部材101との相違について主に説明する。
第1実施形態に係る振動低減部材101と、本実施形態の振動低減部材201との相違は、振動低減部材101の振動体11(または振動体12)の有する接続部が2つであるのに対して(振動部は3つ)、振動低減部材201の振動体21(または振動体22)の有する接続部は3つであることである(振動部は4つ)。
図4に示すように、本実施形態に係る振動低減部材201の振動体21(または振動体22)は、さらに、中心線S1に直交する方向において2つの第3振動部3を挟むように配置された2つの第4振動部10(矩形の板状体)と、第1振動部1から第4振動部10への第3接続部13とを有する。第3接続部13に設けられた第3凹凸14は、中心線S1に直交する方向に連続する稜線部15を有する。また、第2接続部5が第3接続部13よりも被加振部側(支持部A側)に設けられている。
第4振動部10は、第1振動部1の支持部Aから遠い側の端部から180°折り返されるような形態で支持部A側に延在する。第4振動部10と第3振動部3とを分ける切り込みは、第3凹凸14の形成開始位置まで入れられている。第3凹凸14は、第1、2凹凸6、8と同様に山折り加工(山折りの折り曲げ加工)により形成されている。そして、振動体21,22で一対の動吸振器(振動低減部材201)が形成されている。
振動低減部材201は、1次モード〜4次モードの4つの振動モードを低周波域に有する。第1接続部4が第2接続部5よりも被加振部側(支持部A側)に設けられ、かつ第2接続部5が第3接続部13よりも被加振部側(支持部A側)に設けられていることにより、振動低減部材201によると、3次モードだけでなく4次モードのときの振動低減効果量も従来よりも大きくなる。
なお、振動低減部材(一対の振動体)の有する接続部(位置がずらされた接続部)は、片側(中心線S2方向の片側)に1つ〜3つに限られることはなく、片側に4つ以上の接続部を振動低減部材(一対の振動体)に設けてもよい。位置がずらされた接続部を増やすことで、振動低減に効果のある高次モードの振動を大きく発生させることができる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3、4実施形態に係る振動低減部材を示す概略図である。図5(a)は、第3実施形態に係る振動低減部材301の平面図および側面図である。本実施形態については、第1実施形態に係る振動低減部材101との相違について主に説明する。
図5は、本発明の第3、4実施形態に係る振動低減部材を示す概略図である。図5(a)は、第3実施形態に係る振動低減部材301の平面図および側面図である。本実施形態については、第1実施形態に係る振動低減部材101との相違について主に説明する。
第1実施形態に係る振動低減部材101と、本実施形態の振動低減部材301との相違は、第2振動部2の延在する向きである。振動低減部材101においては、第1接続部4から支持部A側へ向かって第2振動部2が延在しているのに対し、本実施形態の振動低減部材301においては、支持部A側から離れる向きに第1接続部4から第2振動部2が延在している。このように、第2振動部2の延在する向きは、第1接続部4から支持部A側へ向かうものに限られるものではない。
(第4実施形態)
図5(b)は、第4実施形態に係る振動低減部材401の平面図および側面図である。
図5(b)は、第4実施形態に係る振動低減部材401の平面図および側面図である。
第1実施形態に係る振動低減部材101においては、第1振動部1の両側に各振動部2,3が設けられていたのに対し、本実施形態の振動低減部材401においては、第1振動部1の一側面側(加振方向(z軸方向)の一側面側)には第2振動部2のみが設けられ、他側面側(加振方向(z軸方向)の他側面側)には第3振動部3のみが設けられている。ここで、中心線S1が延びる方向およびそれに直交する方向には、振動低減部材401は対称形状に形成されている。そのため、第1振動部1の一側面側には第2振動部2のみが設けられ、他側面側には第3振動部3のみが設けられていても、振動低減部材401にはねじりモーメントが生じにくい。すなわち、このような形態で、第1接続部4が第2接続部5よりも被加振部側(支持部A側)に設けられていてもよい。なお、第2振動部2と第3振動部3とが、第1振動部1のいずれか一方の同じ側面側にあってもよい。
(変形例)
図6は、図1に示す振動低減部材101の変形例を示す概略図である。
図6は、図1に示す振動低減部材101の変形例を示す概略図である。
例えばAV(Audio Visual)機器、コピー機、空気圧縮機などのカバーや、モータ、減速機、スクリュなどを支持するブラケット本体や架台などに、直接、切り込みを入れることにより本発明に係る振動低減部材を形成してもよい。
図6に示すように、本変形例に係る振動低減部材501は、板状体16自体に切り込みを入れることにより形成されている。この構成によると、板状体16に別途振動低減部材を取り付ける必要がない。すなわち、振動低減対象である板状体16自体に動吸振器を形成することで、板状体16の軽量化になるとともに、板状体16の表面に凸状物がないため取り扱い易く、かつ省スペース化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することが可能なものである。
1:第1振動部
2:第2振動部
3:第3振動部
4:第1接続部
5:第2接続部
11、12:振動体
101:振動低減部材
A:支持部(被加振部側)
S1:中心線
2:第2振動部
3:第3振動部
4:第1接続部
5:第2接続部
11、12:振動体
101:振動低減部材
A:支持部(被加振部側)
S1:中心線
Claims (5)
- 被加振部を挟むように対向配置された対称形状の一対の振動体を具備してなる振動低減部材であって、
前記振動体は、それぞれ、
前記被加振部から延在する第1振動部と、
前記第1振動部から分岐するように当該第1振動部に設けられた第1接続部から延在する第2振動部と、
前記第1振動部から分岐するように当該第1振動部に設けられた第2接続部から延在する第3振動部と、
を備え、
前記第1接続部は前記第2接続部よりも前記被加振部側に設けられ、
前記被加振部、前記第1接続部、および前記第2接続部が支点となって振動することを特徴とする、振動低減部材。 - 前記第1接続部、および前記第2接続部の剛性が、いずれも、前記第1振動部、前記第2振動部、および前記第3振動部の剛性よりも高められていることを特徴とする、請求項1に記載の振動低減部材。
- 前記第1振動部、前記第2振動部、および前記第3振動部は、いずれも板状部であり、
前記第1接続部は、前記第1振動部から前記第2振動部への凹凸が設けられた第1折り返し部であり、
前記第2接続部は、前記第1振動部から前記第3振動部への凹凸が設けられた第2折り返し部であることを特徴とする、請求項2に記載の振動低減部材。 - 前記第1折り返し部および前記第2折り返し部に設けられた前記凹凸は、前記一対の振動体の対向方向に延びる中心線に対して直交する方向に連続する稜線部をそれぞれ有することを特徴とする、請求項3に記載の振動低減部材。
- 前記一対の振動体が、板状体への切り込みにより、当該板状体自体に形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の振動低減部材。
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