JP6194498B2 - ブースタホーン及びブースタホーンを用いた超音波溶着装置 - Google Patents
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Description
また、本発明の請求項3の超音波溶着装置は、請求項1のブースタホーンを用いた超音波溶着装置である。
更に、本発明の請求項4の超音波溶着装置は、請求項2のブースタホーンを用いた超音波溶着装置である。
図1に、本発明の第一の実施の形態にかかる超音波溶着装置のホーンの外観斜視図を示す。図2に、本発明の第一の実施の形態にかかる超音波溶着装置のホーンの右側面図を示す。図1と図2で、1は固定ホーン、2はブースタホーン、3は工具ホーン、4は連結ネジ、5は第一のスロットである。
本発明では、複数の第一のスロット5と直交する第二のスロット6を設けたことで、ブースタホーンの加振面2bに入力された超音波振動はブースタホーン2内を厚さ方向において手前側と奥側に分割されて伝わる。そして、ブースタホーン2の第二のスロット6の下部で第二のスロット6の長さ方向における加工面側の端部から加工面2aに向けて、第二のスロット6よりも狭い幅で超音波振動の入出力方向に伸びて加工面2aで開口するスリット7があるため、超音波振動はブースタホーン2内を手前側と奥側に分割されたまま、スリット7で分割された加工面2aにそれぞれ到達する。ブースタホーン2の紙面手前側と奥側の超音波振動の振幅を測定したところ、手前側の加工面と奥側の加工面とが同じ所定の超音波振動数で均一の振幅で超音波振動していることを確認した。
出願人は、本発明の第一の実施の形態のブースタホーンの振幅の均一化レベルを更に向上する方法を発明したので、以下説明する。
本発明の第二の実施の形態におけるブースタホーンおよびブースタホーンを用いた超音波溶着装置では、第一の実施の形態で説明した内容に更に幾つかの技術的手段を加えることで、(1)周波数の均一化レベル、(2)振幅の均一化レベル、(3)スロットの端部での破断しにくさのレベル、(4)予備の交換用ブースタホーンを不要とするレベル、(5)ブースタホーンの軽量化のレベル、を更に向上することができる。
本発明の第二の実施の形態のブースタホーン12では、ブースタホーン2の厚さ方向に貫通し、超音波振動の入出力方向に長い矩形状に開口した孔である第一のスロット15を、長手方向に2つ並んで設けている。
二つ目の技術的手段として、本発明の第二の実施の形態にかかるブースタホーン12では、加工面12aの面積を超音波振動の加振面12bと上面12cの面積より大きくしている。そして、ブースタホーンの加工面12aから、超音波振動の加振面12bに向けて加工面12aの形状のまま超音波振動の入出力方向において所定の高さ(H1)まで立ち上げた平面部分21を形成した。また、ブースタホーンの加振面12bのある上面から、超音波振動の加工面12aに向けて加振面側外形の形状のまま超音波振動の入出力方向において所定の高さ(H2)まで立ち下げた平面部分22を形成した。そして、立ち上げた平面部分21と、立ち下げた平面部分22を除いた超音波振動の入出力方向における高さ(H3)の部分を所定の曲率半径(R)の曲面23でつないだ。
図9に工具ホーンを取り付ける位置の変形例を示した。図9で、二重丸はネジの位置を示し、二点鎖線の四角は、工具ホーン3の形を示した。図10(a)には、図9のC−C断面図、つまりスリット17’の無いところ(E点)に工具ホーン3を取り付けたときの断面図を示し、図10(b)には、図9のD−D断面図、つまりスリット17’の有るところ(F点)に工具ホーン3を取り付けたときの断面図を示した。
これらの図に示すように、ブースタホーン12’において、スリット17’の無いところ(E点)と、スリット17’のあるところ(F点)に連結ネジ4を配置して工具ホーン3を実際に取り付けて超音波振動させた場合も、各工具ホーン3は同じ振動動作をして、差異の無い超音波溶着をすることを確認した。
本発明の第一と第二の実施の形態では、四角柱型のブースタホーンを例示したが、本発明は、円柱型のブースタホーンにも適用することができる。図11に、本発明の第三の実施の形態にかかるブースタホーン32の外観斜視図を示す。
立上げ部分38には、径方向に貫通した矩形状のスロット36を設け、その下にスリット37を形成している。加工面32aは当該スロット36及びスリット37により、それぞれの領域に2つの工具ホーン33が配置されるように二分割されている。なお、当該ブースタホーン32では、立上げ部分38の高さと曲面部分39の高さについて厳密に管理すればよいので、加振面32bから立ち下げた立下げ部分は形成していないが、必要により立下げ部分を形成してもよい。
本発明は、広い加工面をもつブースタホーンのスロットの下方に幅の狭いスリットをワイヤーカットで形成することにより、加工面を特定の周波数で均一の振幅で振動させることができるため、広い加工面をもつブースタホーンを用いた超音波溶着装置に適用できる。
2、12、12’、22 ブースタホーン
3、13、23、33 工具ホーン
4 連結ネジ
5 第一のスロット
6 第二のスロット
7 スリット
17 第一のスリット
18 第二のスリット
19、20、24 面取り部
21、38 立上げ部分
23、39 曲面部分
Claims (4)
- 一面を超音波振動の加振面とし、他面を一以上の工具ホーンを取り付ける加工面とするブースタホーンであって、
超音波振動の入出力方向に対して直角方向に前記ブースタホーンを貫通するスロットを設け、
前記スロットにおける超音波振動の入出力方向の加工面側の端部から加工面に向けて当該スロットよりも狭い幅で超音波振動の入出力方向に伸びて、加工面で開口するスリットを形成し、
前記超音波振動の入出力方向に対して直角方向に貫通するスリットを第一のスリットとして、
前記加振面に、前記第一のスリットと直交する方向に第二のスリットを設け、
前記加振面と前記超音波振動の入出力方向に沿った側面との角を前記第二のスリットの延びている方向と同方向に沿って面取りしたことを特徴とするブースタホーン。 - 一面を超音波振動の加振面とし、他面を一以上の工具ホーンを取り付ける加工面とするブースタホーンであって、
超音波振動の入出力方向に対して直角方向に前記ブースタホーンを貫通するスロットを設け、
前記スロットにおける超音波振動の入出力方向の加工面側の端部から加工面に向けて当該スロットよりも狭い幅で超音波振動の入出力方向に伸びて、加工面で開口するスリットを形成し、
前記加工面の面積を加振面の面積より大きくし、
前記加工面から、前記加振面に向けて加工面の形状のまま所定の高さまで立ち上げた立上げ部分を形成し、
前記立上げ部分から前記加振面に向けて滑らかな曲面で結んだことを特徴とするブースタホーン。 - 請求項1のブースタホーンを用いた超音波溶着装置。
- 請求項2のブースタホーンを用いた超音波溶着装置。
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