JP5879582B2 - 超音波振動接合装置、及び超音波振動溶着装置 - Google Patents
超音波振動接合装置、及び超音波振動溶着装置 Download PDFInfo
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Description
上記のように、従来の超音波振動接合装置90では、ホーン97を水平方向に振動させる構造であり、ホーン97の突出長さ(L)は一定である。そのため、ホーン97の突出長さ(L)を越えた離れた位置で超音波振動接合をすることができなかった。また、図11のような状態で、シート状のワークW3、W4について、ホーン97の突出長さ(L)より内側で超音波振動接合できなかった。図11の状態で、ホーン97の突出長さ(L)より内側で超音波振動接合するためには、図11の想像線(二点鎖線)で示したように、ホルダー部94ごとホーン97を傾斜させ、傾斜させたホーン97’を下降させることで、ホーンの先端97a’を下げればよいとも考えられるが、超音波振動子91の後端が持ち上がって装置が大型化するため現実的な解決方法ではなかった。また、装置本体93とワーク搭載部93aを離してホルダー部94を上下動する方法もあるが、広い床面積が必要なため、これも現実的な解決方法ではなかった(例えば、特許文献1参照)。
また、本発明によれば、従来できなかった範囲での超音波振動接合作業あるいは超音波振動溶着作業を可能にしている。
本発明の特徴は、超音波振動子11の軸方向、つまり振動方向(H)に対してブースタ16の振動方向が傾いている点である。図1に、本発明の第一の実施の形態にかかる超音波振動接合装置10の斜視図を示す。超音波振動接合装置10では、超音波振動子11にブースタ16を介して結合されたホーン17をホルダー部14に取り付けたものを一つの超音波振動ユニットとして構成し、ホルダー部14ごと図示しない支持機構で装置本体13に対して上下動可能(図中、白抜き矢印Vで示す方向)に支持している。装置本体13の上には、金属材料からなる複数のワークW3、W4を重ねて載置している。そして、ホルダー部14を下降動作して、ホーンの先端17aと装置本体13でワークW3、W4を加圧保持する。なお、本発明のホーンの先端17aの形状について説明すると、先端部分が断面T字状で幅方向に延びた形状をなしており、当該T字の頭部分の一端を上側のワークW3に当接させている。この状態で、超音波振動子11を超音波振動させている。
図4に、本発明の第一の実施の形態にかかるブースタ16の斜視図を示す。本発明の第一の実施の形態にかかるブースタ16は円柱状をしているため、加工に際しては、外周面の一部を稜線に沿った略長方形の平面に切削した基準面16fを作ってから、円柱の端面の軸方向に対して所定角度(θ)傾いた斜面16aを形成し、斜面16aの突出端(A)から2λ/8から3/8の範囲を凹部16eにしている。凹部16eを設けることによってホーン17の出力面内での振動の振幅を均一にすることについては、既に説明した。
なお、ホーン17がワークW3、W4の表面に対して斜め方向に振動するため、ホーンの先端17aがワークW3、W4の表面から離れる向きに振れるときに、ホーンの先端17aがワークW3、W4の表面を押す力が低減するので、本発明では、図示しない支持機構により、ホルダー部14ごとホーンの先端17aをワークW3、W4の表面に一定圧で押圧している。そのため、ホーン17がワークW3、W4の表面に対して垂直に振動するときと同様に超音波振動接合をすることができる。
本発明の第一の実施の形態では、超音波振動子11からの超音波振動を受けるブースタの一端面だけを軸方向に対して傾斜した斜面とした場合を説明した。しかし、ブースタの一端面だけでなく他端面についても、軸方向に対して傾斜した斜面としてもよい。そこで、本発明の第二の実施の形態では、ブースタの一端面および他端面についてブースタの軸方向に対して傾斜した斜面とした場合を説明する。
本発明の第一、第二の実施の形態では、本発明の超音波振動用ブースタを超音波振動接合装置に適用した場合を説明した。しかし、本発明の超音波振動用ブースタは超音波振動溶着装置についても適用することができる。そこで、本発明の第三の実施の形態として、超音波振動溶着装置30について説明する。
図8に、本発明の第三の実施の形態にかかる他の超音波振動溶着装置の部分正面図を示す。図8では、2つの超音波振動溶着装置30、31を横に並べた状態を示している。超音波振動溶着装置31の構成は、今説明した超音波振動溶着装置30の構成と基本的に同じである。超音波振動溶着装置31では、ブースタ36’の一端面36a’と他端面36b’の軸心に対する傾斜角を超音波振動溶着装置30のブースタ36と逆向きにしている。そのため、超音波振動溶着装置30と31の2つの超音波振動子11は図8のK2のように大きく離れているが、ホーン37、37’は図8のK1のように接近している。このように、本発明の第三の実施の形態にかかる他の超音波振動溶着装置では、接近した複数個所の溶着を同時に行うことができる。
11 超音波振動子
13 装置本体
14 ホルダー部
15a、15b ネジ
16 ブースタ
16a ブースタの一端面
16b ブースタの他端面
16c ブースタの他端面の雌ネジ
16d ブースタの一端面の雌ネジ
16e ブースタの凹部
16f ブースタの加工上の基準面
17 ホーン
17a ホーンの先端
30、31 超音波振動溶着装置
e、e1 偏心量
δ、δ1、δ2、δ3、δ4 振幅
λ 波長
W1、W2、W3、W4 ワーク(被接合物)
W5、W6 ワーク(被溶着物)
Claims (3)
- 超音波振動子と、
ブースタと、
ホーンと、を有し、
前記超音波振動子と前記ホーンとの間にあって両者とネジ結合された前記ブースタは、
前記ブースタの少なくとも一端面が軸方向に対して交差した斜面であり、
前記ブースタの斜面に対して垂直で前記ブースタの軸心より前記斜面の突出端から離れる向きに所定量、偏心した位置にネジ結合用雌ネジが設けられているとともに、
前記斜面の突出端のある稜線と反対側の稜線上で、前記ブースタの斜面の突出端から軸方向に2λ/8の位置から3λ/8の位置の間に凹部が形成された超音波振動用ブースタであり、
前記超音波振動用ブースタの斜面に前記超音波振動子がネジ結合され、前記超音波振動子と前記超音波振動用ブースタと前記ホーンが一体にネジ結合された状態において、
前記斜面に入力した前記超音波振動子の振動方向を前記超音波振動用ブースタの軸方向に屈折させるとともに、前記超音波振動子の振動を前記超音波振動用ブースタから前記ホーンに伝え、
前記ホーンで被接合物を超音波振動接合するように構成した超音波振動接合装置。 - 超音波振動子と、
ブースタと、
ホーンと、
ホルダー部と、を有し、
前記超音波振動子と前記ホーンとの間にあって両者とネジ結合された前記ブースタは、
前記ブースタの少なくとも一端面が軸方向に対して交差した斜面であり、
前記ブースタの斜面に対して垂直で前記ブースタの軸心より前記斜面の突出端から離れる向きに所定量、偏心した位置にネジ結合用雌ネジが設けられているとともに、
前記斜面の突出端のある稜線と反対側の稜線上で、前記ブースタの斜面の突出端から軸方向に2λ/8の位置から3λ/8の位置の間に凹部が形成された超音波振動用ブースタであり、
前記超音波振動用ブースタの斜面に前記超音波振動子がネジ結合され、前記超音波振動子と前記超音波振動用ブースタと前記ホーンが一体にネジ結合されて前記ホルダー部に取り付けたものが一つの超音波振動ユニットとして構成され、
更に前記ホーンの先端部が前記超音波振動ユニットの下面より突出し、
前記斜面に入力した前記超音波振動子の振動方向を前記超音波振動用ブースタの軸方向に屈折させるとともに、前記超音波振動子の振動を前記超音波振動用ブースタから前記ホーンに伝え、
前記ホーンで被接合物を超音波振動接合するように構成した超音波振動接合装置。 - 超音波振動子と、
ブースタと、
ホーンと、を有し、
前記超音波振動子と前記ホーンとの間にあって両者とネジ結合された前記ブースタは、
前記ブースタの少なくとも一端面が軸方向に対して交差した斜面であり、
前記ブースタの斜面に対して垂直で前記ブースタの軸心より前記斜面の突出端から離れる向きに所定量、偏心した位置にネジ結合用雌ネジが設けられているとともに、
前記斜面の突出端のある稜線と反対側の稜線上で、前記ブースタの斜面の突出端から軸方向に2λ/8の位置から3λ/8の位置の間に凹部が形成された超音波振動用ブースタであり、
前記超音波振動用ブースタの斜面に前記超音波振動子がネジ結合され、前記超音波振動子と前記超音波振動用ブースタと前記ホーンが一体にネジ結合された状態において、
前記斜面に入力した前記超音波振動子の振動方向を前記超音波振動用ブースタの軸方向に屈折させるとともに、前記超音波振動子の振動を前記超音波振動用ブースタから前記ホーンに伝え、
前記ホーンで被溶着物を超音波振動溶着するように構成した超音波振動溶着装置。
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