JP7362209B2 - 切削ブレード - Google Patents

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Description

本発明は、被加工物を切削するときに用いられる環状の切削ブレードに関する。
半導体ウェーハ、樹脂パッケージ基板、セラミックス基板、ガラス基板等の各種の板状の被加工物を複数のチップに分割する場合や、当該被加工物に溝を形成する場合に、ボンドで固定された砥粒を含む切り刃を備える切削ブレードが用いられる。
切削ブレードとしては、例えば、基台を有さずにブレード全体が切り刃で形成された環状のハブレスブレード(即ち、ワッシャーブレード)が用いられる。ハブレスブレードは、円形の外周を有し、この外周円に対して同心円状となる様に円盤の中央部に貫通穴(具体的には、丸穴)が形成された環状のブレードである。ハブレスブレードは、この貫通穴を利用してマウントに装着される。
マウントは、円筒状のボス部と、ボス部の外周側に形成されているフランジ部とを含む。ハブレスブレードをマウントに装着する場合、ハブレスブレードの貫通穴にボス部を挿入し、ハブレスブレードの一面をフランジ部に接触させる。そして、環状の押さえナットをハブレスブレードの他面に接触させて、フランジ部と押さえナットとでハブレスブレードを挟む。
その後、押さえナットに対してハブレスブレードとは反対側に環状の固定ナットを配置し、固定ナットをボス部の先端部に固定する。これにより、フランジ部と押さえナットとに挟まれた状態で、ハブレスブレードはマウントに固定される。
マウントの一部には、円柱状のスピンドルの先端部がボルト等で固定されている。スピンドルの他端部にはモーター等の回転駆動源が連結されており、スピンドルは、マウントの回転軸となる。
ハブレスブレードで被加工物を切削するときには、回転駆動源でスピンドルを回転させることで、ハブレスブレードを高速で回転させる。そして、高速で回転するハブレスブレードの下端を被加工物に切り込ませることで、被加工物を切削する。
ところで、スピンドルの回転中心とハブレスブレードの外周円の中心とのずれ量が比較的大きい状態で切削を行うと、ハブレスブレードの外周部の一部だけで切削が行われるので、被加工物に欠けやクラックが発生しやすい。
なお、ハブレスブレードの貫通穴にボス部を挿入しやすくするために、貫通穴の直径は、ボス部の外径よりも大きく設定される(余裕幅が設けられる)が、上述のずれ量を小さくするために、この余裕幅は、通常、僅かな大きさ(例えば、10μmから20μm)に設定される。これにより、ハブレスブレードをマウントに装着したときに、スピンドルの回転中心とハブレスブレードの外周円の中心とのずれ量が低減される。
しかし、余裕幅を小さくした結果、貫通穴の遊び量が小さくなり、貫通穴にボス部を挿入することが比較的難しくなる。例えば、オペレータの技量が低い場合やマウントに傷がある場合には、貫通穴にボス部を挿入する際、切削ブレードを破損させてしまう恐れがある。
これに対して、貫通穴の直径をボス部の外径よりも十分に大きくすれば、貫通穴にボス部を容易に挿入できるが、上述の様に、スピンドルの回転中心とハブレスブレードの外周円の中心とのずれ量が比較的大きくなる。それゆえ、この状態で切削を行うと、被加工物に欠けやクラックが発生しやすい。
これを回避するためには、ハブレスブレードをマウントに装着する度に、ずれ量に応じて外周部を整形(即ち、ツルーイング)して、スピンドルの回転中心に対して外周部が真円となる様にハブレスブレードを加工する(所謂、真円出を行う)必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-233613号公報
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、貫通穴の大きさを、ボス部を容易に挿入できる大きさとすることと、ブレードをマウントに装着する度に行う真円出しのためのツルーイングを省略することとを両立することを目的とする。
本発明の一態様によれば、被加工物を切削するときに用いられる、貫通穴を備える環状の切削ブレードであって、スピンドルの一端部に固定されるマウントに設けられている円筒状のボス部を該切削ブレードの該貫通穴に挿入するときに、該切削ブレードの向きを示す目印部を該切削ブレードは備え、該貫通穴の縁に対応する該切削ブレードの内周は、該切削ブレードの外周円の中心から該切削ブレードの内周までの長さが該ボス部の半径と同じとなる位置合わせ領域と、該位置合わせ領域と異なる領域に位置し、該切削ブレードの外周円の中心から該切削ブレードの内周までの長さが該ボス部の半径よりも長い余裕領域とを含み、該目印部を所定の向きに合わせて該貫通穴に該ボス部を挿入して該切削ブレードを該ボス部に設置したときに、該ボス部の回転中心と該切削ブレードの外周円の中心との距離が所定の長さ以下となり、該目印部は、該切削ブレードの内周から該切削ブレードの外周に向かって該切削ブレードを切り欠く様に設けられており、該目印部が、該切削ブレードの外周円の中心と該切削ブレードの内周の円の中心との位置ずれに起因して生じる重量バランスのずれを調整するための重量調整部を兼ねる切削ブレードが提供される。
また、好ましくは、該切削ブレードは、該切削ブレードの外周円の中心と該切削ブレードの内周の円の中心との位置ずれに起因して生じる重量バランスのずれを調整するための重量調整部を更に含む。
また、好ましくは、該重量調整部は、該切削ブレードの内周から該切削ブレードの外周に向かって該切削ブレードを切り欠く様に設けられた切り欠き部である。また、好ましくは、該切削ブレードは、ブレード全体が切り刃で構成された円環状のハブレスブレードである。
本発明の一態様に係る切削ブレードは、マウントに設けられている円筒状のボス部を切削ブレードの貫通穴に挿入するときに、切削ブレードの向きを示す目印部を備える。貫通穴の縁に対応する切削ブレードの内周は、位置合わせ領域と、余裕領域とを含む。
位置合わせ領域においては、切削ブレードの外周円の中心から切削ブレードの内周までの長さがボス部の半径と同じとなる。これに対して、余裕領域は、位置合わせ領域とは異なる領域に位置しており、余裕領域においては、切削ブレードの外周円の中心から切削ブレードの内周までの長さがボス部の半径よりも長い。それゆえ、目印部を所定の向きに合わせて貫通穴にボス部を挿入するときに、貫通穴にボス部を容易に挿入できる。
更に、目印部を所定の向きに合わせて貫通穴にボス部を挿入して切削ブレードをボス部に設置したときに、ボス部の回転中心と切削ブレードの外周円の中心との距離は、所定の長さ以下となる。例えば、目印部を所定の向きに合わせて貫通穴にボス部を挿入して切削ブレードをボス部に設置したとき、ボス部の回転中心と切削ブレードの外周円の中心とは合致する。
この様に、目印を所定の向きに合わせて貫通穴にボス部を挿入して切削ブレードをボス部に設置したとき、スピンドルの回転中心に対して切削ブレードの外周円は真円と見なせるので、真円出しのための切削ブレードの整形(即ち、ツルーイング)を省略できる。
切削装置の一部断面側面図である。 切削ユニットの分解斜視図である。 切削ユニットの一部断面側面図である。 図4(A)はスピンドルの先端部に固定されたマウント等の正面図であり、図4(B)は切削ブレードの一面側を示す図であり、図4(C)は貫通穴に第1のボス部を挿入した状態を示す図である。 図5(A)は第2の実施形態に係る切削ブレードの正面図であり、図5(B)は第3の実施形態に係る切削ブレードの正面図である。 第4の実施形態に係る切削ブレードの正面図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る第1の実施形態について説明する。図1は、切削装置2の一部断面側面図である。まず、切削装置2を用いて切削される被加工物11等について説明する。
本実施形態の被加工物11は、シリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)等の半導体材料で形成された円盤状のウェーハである。なお、被加工物11は、円盤状のウェーハに限定されず、樹脂パッケージ基板、セラミックス基板、ガラス基板等の矩形状の基板であってもよい。
本実施形態の被加工物11の表面11a側には、格子状に複数の分割予定ライン(不図示)が設定されており、複数の分割予定ラインで区画された各領域にはデバイス(不図示)が形成されている。
被加工物11の裏面11b側には、樹脂で形成され、被加工物11の直径よりも大きな直径を有する円形のダイシングテープ13が貼り付けられている。ダイシングテープ13は、例えば、基材層及び粘着層(糊層)の積層構造を有する。
基材層は、ポリオレフィン(PO)等の樹脂で形成されており、基材層の一面の全体又は一部には、紫外線(UV)硬化型樹脂等の粘着性の樹脂で形成された粘着層が形成されている。
ダイシングテープ13の略中央部には、被加工物11の裏面11b側が貼り付けられ、ダイシングテープ13の外周部には、金属で形成された環状のフレーム15の一面が貼り付けられる。
なお、ダイシングテープ13は、基材層及び粘着層の積層構造に限定されない。例えば、ダイシングテープ13は基材層のみを有してもよい。この場合、被加工物11等に基材層を熱圧着することで、被加工物11等にダイシングテープ13が貼り付けられる。
切削装置2は、被加工物11等を吸引して保持する円盤状のチャックテーブル4を有する。チャックテーブル4は、金属等で形成された枠体を有する。枠体内には所定の形状の流路(不図示)が設けられており、この流路の一端は、エジェクタ等の吸引源(不図示)に接続している。
枠体の上面側には、円盤状の空間から成る凹部が形成されている。この凹部には、円盤状の多孔質プレート(不図示)が固定されている。多孔質プレートの上面は、チャックテーブル4の上方に露出しており、多孔質プレートの下面は、枠体の流路の他端に接続されている。
吸引源を動作させると多孔質プレートの上面には負圧が生じるので、チャックテーブル4の上面は、当該上面に載置された物体を吸引して保持する保持面4aとして機能する。なお、チャックテーブル4の外周部には、フレーム15を固定するための複数のクランプユニット6が設けられている。
チャックテーブル4の下方には、所定の回転軸の周りにチャックテーブル4を回転させるθテーブル(不図示)が設けられている。また、θテーブルの下方には、チャックテーブル4等を加工送り方向(X軸方向)に沿って移動させるX軸移動機構(不図示)が設けられている。
切削ユニット10は、円柱状のスピンドル14を有する。スピンドル14は、高さ方向がY軸方向に沿う様に配置されている。スピンドル14の先端部にはマウント16等を介して円環状の切削ブレード(ハブレスブレード)18が装着されており、スピンドル14の他端側にはモーター等の回転駆動源が連結されている。
切削ユニット10で被加工物11を切削する場合には、まず、表面11aが露出する様に、被加工物11の裏面11b側(即ち、ダイシングテープ13)を保持面4aで保持し、複数のクランプユニット6でフレーム15を固定する。
次いで、撮像素子等を有するカメラユニット(不図示)で被加工物11の表面11a側を撮像する。この撮像により取得した画像に基づき、切削すべき領域(即ち、分割予定ライン)を検出する。そして、切削ブレード18を、一の分割予定ラインの延長線上に位置付ける。
その後、スピンドル14の回転軸を中心として切削ブレード18を回転させ、切削ブレード18の下端を被加工物11の裏面11bと保持面4aとの間に位置付ける。そして、X軸移動機構により被加工物11に対してチャックテーブル4をX軸方向に移動させる。これにより、被加工物11は、X軸方向に沿って切削される。
一の分割予定ラインに沿って被加工物11を切削した後、切削ユニット10をY軸方向(割り出し送り方向)に沿って移動させて、切削ブレード18を一の分割予定ラインに対してY軸方向に隣接する他の分割予定ラインの延長線上に位置付ける。
そして、他の分割予定ラインに沿って被加工物11を切削する。同様にして、残りの分割予定ラインに沿って被加工物11を切削する。なお、X軸方向及びY軸方向は、鉛直方向(Z軸方向)に垂直な平面において、互いに直交する。
次に、図2、図3、図4(A)、図4(B)及び図4(C)を用いて、切削ユニット10の構成について詳しく説明する。図2は、切削ユニット10の分解斜視図であり、図3は、切削ユニット10の一部断面側面図である。
切削ユニット10は、筒状のスピンドルハウジング12を有する。スピンドルハウジング12中には、上述のスピンドル14の一部が回転可能な態様で収容されている。スピンドル14の先端部には、スピンドル14の高さ方向に沿って所定の深さを有するねじ穴14aが形成されている。ねじ穴14aは略円柱形状であり、ねじ穴14aの中心軸は、スピンドル14の回転軸と合致する。
スピンドル14の先端部にはマウント16が配置される。マウント16は、切削ブレード18の貫通穴18aが挿入される円筒状の第1のボス部(ボス部)16aを有する。第1のボス部16aの外側には、第1のボス部16aの外側を囲む態様で同心円状にフランジ部16bが設けられている。
フランジ部16bは、第1のボス部16aの外周部に切削ブレード18が設置された場合に、切削ブレード18の一面に接触する環状面16cを有する。環状面16cは、円筒の第1のボス部16aの長さ方向の一端と他端との間に位置する。
第1のボス部16aの一端側には、第1のボス部16aよりも直径が小さい円筒状の第2のボス部16dが第1のボス部16aと同心円状に形成されている。円筒状の第2のボス部16dの内側には、スピンドル14の先端側の形状に対応する装着穴16eが形成されている。
第1のボス部16aの他端側には、円筒状の第3のボス部16fが第1のボス部16aと同心円状に形成されている。第3のボス部16fの外径は、第1のボス部16aの外径よりも小さく、第2のボス部16dの外径と略同じである。
第3のボス部16fの外側面のうち、第1のボス部16aとは反対側に位置する一部の領域には、雄ねじ16gが形成されている。また、第3のボス部16f及び第1のボス部16aの内側には、取付穴16hが形成されている。
取付穴16hは、第3のボス部16f及び第1のボス部16aに対して同心円状に形成されている。取付穴16hは、装着穴16eと接続しており、取付穴16h及び装着穴16eにより貫通孔が形成される。取付穴16hは、第3のボス部16fの内側に主として形成された円柱状の第1の空間を有する。
取付穴16hは、更に、第1のボス部16aの内側に主として形成され、且つ、第1の空間の直径よりも小さい直径を有する円柱状の第2の空間を有する。なお、第1及び第2の空間の中心軸は、装着穴16eの中心軸と合致している。
第1及び第2の空間の直径の差異により、取付穴16h内には段差部16iが形成されている。段差部16iには、段差部16iの内径よりも大きな外径を有するワッシャー20が配置される。ワッシャー20には、ワッシャー20の内径よりも大きな直径の頭部を有するボルト22の軸部が挿入される。
スピンドル14が装着穴16eに装着された状態で、ボルト22の軸部がスピンドル14のねじ穴14aに締結されると、ボルト22の頭部及びワッシャー20によりマウント16はスピンドル14の先端部(一端部)に固定される。このとき、円筒状の第1のボス部16aの中心軸は、スピンドル14の回転中心14bと合致する。
図4(A)は、スピンドル14の先端部に固定されたマウント16等の正面図である。第1のボス部16aの中心軸に直交する平面での第1のボス部16aの外周円は、所定の外径(2r)を有する。
再び、図2及び図3を参照すると、第3のボス部16fには、円環状の押さえフランジ部24が挿入される。押さえフランジ部24は、環状面24aを有する。環状面24aは、フランジ部16bの環状面16cとそれぞれ同じ外径及び内径を有しており、押さえフランジ部24が第3のボス部16fに挿入された場合に、環状面16cに対面する。
第1のボス部16aの外周部に切削ブレード18が設置された状態で、第3のボス部16fに押さえフランジ部24を挿入すると、第3のボス部16fの先端部に位置する雄ねじ16gは、押さえフランジ部24から露出する。
この露出した雄ねじ16gには、内側面に雌ねじ26aが形成されている円環状の固定ナット26が締結される。これにより、切削ブレード18は、マウント16の環状面16cと押さえフランジ部24の環状面24aとに挟まれた状態で、スピンドル14の先端部に固定される。
次に、切削ブレード18の構造について更に詳しく説明する。切削ブレード18は、レジンボンドやメタルボンド中にダイヤモンド砥粒が分散された円環状のハブレスブレード(即ち、ワッシャーブレード)である。但し、切削ブレード18は、電鋳法により形成され、ニッケル等の金属のボンド中に砥粒が分散されたハブレスブレードであってもよい。
図4(B)は、切削ブレード18の一面側を示す図である。切削ブレード18の外周円は、第1のボス部16aの半径rよりも大きい半径r(例えば、28.0mm)を有する。これに対して、切削ブレード18の内周円(即ち、貫通穴18aの縁)は、半径rよりも大きく半径rよりも小さい半径r(例えば、20.1mm)を有する。
但し、内周円の中心18cは、外周円の中心18bから所定の方向にずれて配置されている。なお、図4(B)に示す様に、本実施形態では、外周円の中心18b(即ち、外径の中心)と内周円の中心18c(即ち、内径の中心)との距離をずれ量Aとし、中心18bから中心18cに向かう方向をずれ方向とする。ずれ量Aは、例えば、100μm以上1mm以下である。
通常のハブレスブレードでは、貫通穴は、ハブレスブレードの外周円と同心円状に形成される。つまり、通常のハブレスブレードでは、切削ブレード18の様に、外周円の中心18bと、内周円の中心18cとが100μm以上もずれる様には形成されない。
切削ブレード18の内周円の予め定められた位置には、所定の目印部が形成されている。目印部は、貫通穴18aの内側から外側に向かって切削ブレード18の一部を切り欠く様に形成されている。本実施形態の切り欠き18dは、アーチ状の切り欠き(目印部)18dを有するが、アーチ状に限定されず他の形状を有してもよい。
切り欠き18dは、例えば、中心18b及び中心18cを通る直線と、切削ブレード18の内周円との交点を含む領域に形成される。切り欠き18dは、第1のボス部16aを切削ブレード18の貫通穴18aに挿入してマウント16に切削ブレード18を装着するときに、切削ブレード18の向きを示す目印部として機能する。
例えば、第1のボス部16aを貫通穴18aに挿入するとき、第1のボス部16aの頂部(鉛直方向の上部)に切り欠き18dが位置する様に、切り欠き18dの向きが調整される。図4(C)は、貫通穴18aに第1のボス部16aを挿入した状態を示す図である。
切り欠き18dを所定の向きに合わせて貫通穴18aに第1のボス部16aを挿入して、切削ブレード18を第1のボス部16aに設置したときに、切り欠き18dを規定するアーチ状の曲線のうち切削ブレード18の内周円に位置する2つの端部は、第1のボス部16aの一部と接触する。
つまり、当該2つの端部は、第1のボス部16aに接触する位置合わせ領域18aとして機能する。なお、当該2つの端部から、外周円の中心18bまでの長さは、第1のボス部16aの外周円の半径rと同じとなる様に設定されている。
それゆえ、切り欠き18dを所定の向きに合わせた状態で貫通穴18aに第1のボス部16aを挿入して切削ブレード18を第1のボス部16aに設置すると、外周円の中心18bと回転中心14bとの距離が所定の長さ以下となる。例えば、外周円の中心18bと回転中心14bとは合致する。
なお、本実施形態において、外周円の中心18bと回転中心14bとの距離を所定の長さ以下にするとは、中心18bと回転中心14bとの距離が、10μm以内、望ましくは5μm以内であることを意味する。
これに対して、貫通穴18aのうち位置合わせ領域18aとは異なる領域は、外周円の中心18bから貫通穴18aの内周円までの長さが、第1のボス部16aの半径rよりも長い余裕領域18aである。
余裕領域18aは、切り欠き18dを所定の向きに合わせた状態で貫通穴18aに第1のボス部16aを挿入して切削ブレード18を第1のボス部16aに設置したときに、第1のボス部16aに接触しない領域である。なお、図4(C)に示す様に、本実施形態では、中心18b,18cを通る直線上における余裕領域18aの長さを余裕幅Bとする。
余裕領域18aを設けることにより、第1のボス部16aの外径に対する貫通穴18aの遊び量をできるだけ小さくする場合に比べて、貫通穴18aに第1のボス部16aを容易に挿入できる。
ところで、切り欠き18dを設けない場合には、外周円の中心18bと内周円の中心18cとのずれに起因して、切削ブレード18の外周円の中心18bと、切削ブレード18の内周円(内周の円)の中心18cとの位置ずれに起因して重量バランスのずれが生じる場合がある。
しかし、切り欠き18dを設けることにより、中心18bの周りに生じる重量バランスのずれを調整できる。つまり、切り欠き18dは、目印部に加えて、重量調整部としても機能する。
なお、切削ブレード18を第1のボス部16aに挿入してフランジ部16bと押さえフランジ部24とで挟んで固定した場合に、切り欠き18dは、環状面16c及び環状面24aの外周縁よりも内側(即ち、第1のボス部16aの中心軸側)に位置する。それゆえ、切削ブレード18で被加工物11を切削するときに、切り欠き18dが被加工物11に接触することは無いので、切り欠き18dは直接的に切削に影響しない。
次に、本実施形態の切削ブレード18の製造方法について説明する。例えば、切削ブレード18がレジンボンドのハブレスブレードである場合、まず、内周円の中心と外周円の中心とが所定長さずれた円環状の空間を有する型枠に、砥粒、樹脂等の混合物を入れて成形し、環状の成形体を形成する。
次に、成形体を焼成して焼成体を得る。そして、焼成体に吸収される波長のレーザービームを焼成体の内周近傍の一部に照射して、焼成体の内周領域の一部を除去する。これにより、切り欠き18dが形成された切削ブレード18が製造される。
次に、本実施形態の切削ブレード18の使用方法について説明する。まず、切削ブレード18の切り欠き18dが第1のボス部16aの頂部に一致する様に、切削ブレード18の貫通穴18aに第1のボス部16aを挿入して、切削ブレード18を第1のボス部16aに設置する(挿入工程(S10))。
挿入工程(S10)の後、押さえフランジ部24を第1のボス部16aに挿入し、固定ナット26を雄ねじ16gに締結する。これにより、切削ブレード18がスピンドル14に対して装着される(装着工程(S20))。
このとき、切削ブレード18の外周円の中心18bは、スピンドル14の回転中心14bと略一致する。それゆえ、装着工程(S20)後に、切削ブレード18の外周円が回転中心14bに対して真円となる様に、切削ブレード18の整形(即ち、ツルーイング)を行う必要はない。この様に、切削ブレード18を用いる場合は真円出しが不要になるので、切削ブレード18の消耗を抑制できる。
但し、切削ブレード18の目立てがされていない場合には、目立てを行うことを目的として切削ブレード18の外周部をドレッシングしてもよい。その後、図1で説明した様に、切削ユニット10で被加工物11を切削する(第1の切削工程(S30))。
第1の切削工程(S30)の後、例えば、異なる種類のハブレスブレードで、既に部分的に加工した被加工物11や他の被加工物11を切削する場合がある。この場合、固定ナット26及び押さえフランジ部24を順次取り外し、切削ブレード18をマウント16から取り外す。
そして、所定のハブレスブレードをマウント16に装着する(交換工程(S40))。交換工程(S40)の後、既に部分的に加工した被加工物11や他の被加工物11は、交換された所定のハブレスブレードで切削される(第2の切削工程(S50))。
ところで、第2の切削工程(S50)の後、切削ブレード18を再度使用する場合がある。この場合、切り欠き18dが第1のボス部16aの頂部に一致する様に、切削ブレード18の貫通穴18aを第1のボス部16aに再び挿入して、切削ブレード18を第1のボス部16aに設置する(再挿入工程(S60))。
再挿入工程(S60)の後、押さえフランジ部24及び固定ナット26により、切削ブレード18をスピンドル14に対して固定する(再装着工程(S70))。再装着工程(S70)後においても、真円出しが不要である。
この様に、切削ブレード18を用いれば、装着工程の度に真円出しに起因する消耗を回避できるので、通常のハブレスブレードに比べて、切削ブレード18の寿命を延ばすことができる。
次に、第2の実施形態について説明する。図5(A)は、第2の実施形態に係る切削ブレード28の正面図である。なお、第1の実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付す。切削ブレード28は、切り欠き18dを有さず、マウント16に対する切削ブレード28の向きを示すV字形状のマーク(目印部)28aを有する。
マーク28aに対応する内周の領域は、上述の位置合わせ領域18aとして機能する。マーク28aは、例えば、顔料インク、染料インク等のインクを使用して形成されるが、切削ブレード28の他面側を部分的に除去して当該他面側に凹凸を形成することで形成されてもよい。
また、切削ブレード28は、肉薄部(重量調整部)28bを更に有する。肉薄部28bは、上述のずれ方向とは反対側に配置されており、マーク28aよりも切削ブレード28の外周側の領域であって、切り刃として用いられず、被加工物11に接触しない領域に形成されている。
肉薄部28bを設けることで、外周円の中心18bと内周円の中心18cとのずれに起因して切削ブレード28の外周円の中心18bの周りに生じる重量バランスのずれを調整できる。この様に、マーク28a及び肉薄部28bが、切り欠き18dと同じ役割を果たす。なお、肉薄部28bは、マーク28aが形成された切削ブレード28の他面側に形成されてよく、切削ブレード28の他面とは反対側に位置する一面側に形成されてもよい。
切削ブレード28を第1のボス部16aに挿入してフランジ部16bと押さえフランジ部24とで挟んで固定した場合に、マーク28a及び肉薄部28bは、環状面16c及び環状面24aの外周縁よりも内側に位置する。それゆえ、マーク28a及び肉薄部28bが被加工物11に接触することは無いので、マーク28a及び肉薄部28bは直接的に切削に影響しない。
第2の実施形態でも、マーク28aを利用して切削ブレード28の外周円の中心18bをスピンドル14の回転中心14bに合わせることができる。それゆえ、切削ブレード28でも、真円出しが不要になるので、切削ブレード28の消耗を抑制できる。
また、第2の実施形態でも余裕領域18aを設けることにより、第1のボス部16aの外径に対する貫通穴18aの遊び量をできるだけ小さくする場合に比べて、切削ブレード28の貫通穴18aに第1のボス部16aを容易に挿入できる。
次に、第3の実施形態について説明する。図5(B)は、第3の実施形態に係る切削ブレード38の正面図である。なお、第1及び第2の実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付す。
切削ブレード38は、上述のマーク28aを有する。加えて、切削ブレード38は、貫通穴18aの縁のうち、中心18b,18cを通る直線に対して線対称な位置に、上述の切り欠き18dよりも大きさが小さい小切り欠き38aを有する。
2つの小切り欠き38aは、外周円の中心18bに対して上述のずれ方向とは反対側に配置されている。2つの小切り欠き38aは、切削ブレード28の外周円の中心18bの周りに生じる重量バランスのずれを調整するための重量調整部として機能する。
切削ブレード38を第1のボス部16aに挿入してフランジ部16bと押さえフランジ部24とで挟んで固定した場合に、マーク28a及び小切り欠き38aは、環状面16c及び環状面24aの外周縁よりも内側に位置する。それゆえ、マーク28a及び小切り欠き38aが被加工物11に接触することは無いので、マーク28a及び小切り欠き38aは直接的に切削に影響しない。
第3の実施形態でも、マーク28aを利用して切削ブレード38の外周円の中心18bをスピンドル14の回転中心14bに合わせることができる。それゆえ、切削ブレード38でも、真円出しが不要になるので、切削ブレード38の消耗を抑制できる。
また、第3の実施形態でも余裕領域18aを設けることにより、第1のボス部16aの外径に対する貫通穴18aの遊び量をできるだけ小さくする場合に比べて、切削ブレード38の貫通穴18aに第1のボス部16aを容易に挿入できる。
次に、第4の実施形態について説明する。図6は、第4の実施形態に係る切削ブレード48の正面図である。なお、第1、第2及び第3の実施形態と同じ構成要素については、同じ符号を付す。
切削ブレード48は、上述の2つの小切り欠き38aを有する。加えて、切削ブレード48は、上述の切り欠き18dと略同じ位置に、切り欠き18dよりも小さな小切り欠き48aを有する。小切り欠き48aを規定するアーチ状の曲線のうち切削ブレード48の内周円に位置する2つの端部は、上述の位置合わせ領域18aとして機能する。
また、小切り欠き48aは、マウント16に切削ブレード48を装着するときの、マウント16に対する切削ブレード18の向きを示す目印部として機能するが、小切り欠き38aと同様に、重量調整部としても機能する。
切削ブレード48を第1のボス部16aに挿入してフランジ部16bと押さえフランジ部24とで挟んで固定した場合に、小切り欠き38a,48aは、環状面16c及び環状面24aの外周縁よりも内側に位置する。それゆえ、小切り欠き38a,48aが被加工物11に接触することは無いので、小切り欠き38a,48aは直接的に切削に影響しない。
第4の実施形態でも、小切り欠き48aを利用して切削ブレード48の外周円の中心18bをスピンドル14の回転中心14bに合わせることができる。それゆえ、切削ブレード48でも、真円出しが不要になるので、切削ブレード48の消耗を抑制できる。
また、第4の実施形態でも余裕領域18aを設けることにより、第1のボス部16aの外径に対する貫通穴18aの遊び量をできるだけ小さくする場合に比べて、切削ブレード48の貫通穴18aに第1のボス部16aを容易に挿入できる。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。なお、マーク28aの位置は、図5(A)及び図5(B)に示す位置に限定されない。
つまり、マーク28aは、外周円の中心18bと内周円の中心18cとのずれが考慮された位置合わせ領域18aを特定できれば、位置、大きさ、数、形状等は限定されない。なお、マーク28aは、オペレータが目視で確認する場合に限定されず、カメラ等を備える読み取り装置(不図示)で読み取ってもよい。また、小切り欠き38aの位置、大きさ、数、形状等も、図5(B)及び図6に示す例に限定されない。
2 切削装置
4 チャックテーブル
4a 保持面
6 クランプユニット
10 切削ユニット
12 スピンドルハウジング
14 スピンドル
14a ねじ穴
14b 回転中心
16 マウント
16a 第1のボス部(ボス部)
16b フランジ部
16c 環状面
16d 第2のボス部
16e 装着穴
16f 第3のボス部
16g 雄ねじ
16h 取付穴
16i 段差部
18 切削ブレード
18a 貫通穴
18a 位置合わせ領域
18a 余裕領域
18b,18c 中心
18d 切り欠き(目印部)
20 ワッシャー
22 ボルト
24 押さえフランジ部
24a 環状面
26 固定ナット
26a 雌ねじ
28 切削ブレード
28a マーク
28b 肉薄部(重量調整部)
38 切削ブレード
38a 小切り欠き
48 切削ブレード
48a 小切り欠き
11 被加工物
11a 表面
11b 裏面
13 ダイシングテープ
15 フレーム
,r,r 半径
A ずれ量
B 余裕幅

Claims (4)

  1. 被加工物を切削するときに用いられる、貫通穴を備える環状の切削ブレードであって、
    スピンドルの一端部に固定されるマウントに設けられている円筒状のボス部を該切削ブレードの該貫通穴に挿入するときに、該切削ブレードの向きを示す目印部を該切削ブレードは備え、
    該貫通穴の縁に対応する該切削ブレードの内周は、
    該切削ブレードの外周円の中心から該切削ブレードの内周までの長さが該ボス部の半径と同じとなる位置合わせ領域と、
    該位置合わせ領域と異なる領域に位置し、該切削ブレードの外周円の中心から該切削ブレードの内周までの長さが該ボス部の半径よりも長い余裕領域とを含み、
    該目印部を所定の向きに合わせて該貫通穴に該ボス部を挿入して該切削ブレードを該ボス部に設置したときに、該ボス部の回転中心と該切削ブレードの外周円の中心との距離が所定の長さ以下となり、
    該目印部は、該切削ブレードの内周から該切削ブレードの外周に向かって該切削ブレードを切り欠く様に設けられており、
    該目印部が、該切削ブレードの外周円の中心と該切削ブレードの内周の円の中心との位置ずれに起因して生じる重量バランスのずれを調整するための重量調整部を兼ねることを特徴とする切削ブレード。
  2. 該切削ブレードの外周円の中心と該切削ブレードの内周の円の中心との位置ずれに起因して生じる重量バランスのずれを調整するための重量調整部を更に含むことを特徴とする請求項記載の切削ブレード。
  3. 該重量調整部は、該切削ブレードの内周から該切削ブレードの外周に向かって該切削ブレードを切り欠く様に設けられた切り欠き部であることを特徴とする請求項記載の切削ブレード。
  4. 該切削ブレードは、ブレード全体が切り刃で構成された円環状のハブレスブレードであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の切削ブレード。
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