JP7360573B2 - 柱脚構造 - Google Patents
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Description
このような構造では、側方からの力が柱に作用した際に柱と基礎の接合箇所に大きな曲げモーメントが加わることになる。この曲げモーメントに耐えるために、柱や基礎の剛性を大きく頑丈にする必要があり、コスト増を引き起こす要因となっていた。
本発明が解決しようとする課題は、このようにベースプレート表面を覆う被覆材に拘束されず、柱材及びベースプレートの外力による回転変形が阻害されない柱脚構造を提供することにある。
そして力学的に当該柱脚構造を説明すると、被覆材に柱及び/又はベースプレートからの外力が伝達され、その反力が柱及び/又はベースプレートに作用し、意図した回転変形を阻害することを防止する柱脚構造を提供することにある。
本願請求項2に係る発明は、前記被覆材は、前記柱材の外周面の下部を被覆する外周面被覆部を備え、前記柱材の前記下部の少なくとも一部と前記被覆材の前記外周面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の柱脚構造である。
本願請求項3に係る発明は、柱材と、該柱材の下端が接合される突部を表面に有するベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、前記ベースプレートの前記表面の少なくとも一部と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されており、前記ベースプレートはアンカーボルトを介して基礎に固定され、前記ベースプレートは、前記アンカーボルトが貫通されるボルト孔と、前記ベースプレートの表裏面を貫通するとともに前記ボルト孔から離間した周囲の少なくとも一部を囲んで形成されたスリットとを有しており、前記縁切材は、前記スリットで囲まれた部分を除いた前記ベースプレートの前記表面と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する前記表面被覆部との間に設置されていることを特徴とする柱脚構造である。
本願請求項4に係る発明は、前記被覆材は、前記突部の外周面を被覆する外周面被覆部を備え、前記突部の前記外周面の少なくとも一部と前記被覆材の前記外周面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする請求項3に記載の柱脚構造である。
本願請求項5に係る発明は、柱材と、該柱材の下端に表面が接合されたベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、前記被覆材は、前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第1被覆部と、該表面第1被覆部より前記ベースプレート側に位置し前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第2被覆部とを備えており、前記表面第1被覆部と前記表面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造である。
本願請求項6に係る発明は、柱材と、該柱材の下端に表面が接合されたベースプレートと、前記柱材の外周面の下部を被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、前記被覆材は、前記柱材の前記外周面の前記下部と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第1被覆部と、該外周面第1被覆部より前記柱材側に位置し前記柱材の前記外周面の前記下部と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第2被覆部とを備えており、前記外周面第1被覆部と前記外周面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造である。
本願請求項7に係る発明は、柱材と、該柱材の下端に表面が接合されたベースプレートと、前記ベースプレート及び前記柱材の外周面の下部を被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、前記被覆材は、前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第1被覆部と、該表面第1被覆部より前記ベースプレート側に位置し前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第2被覆部と、前記柱材の前記外周面の前記下部と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第1被覆部と、該外周面第1被覆部より前記柱材側に位置し前記柱材の前記外周面の前記下部と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第2被覆部と、を備えており、前記表面第1被覆部と前記表面第2被覆部との間、及び前記外周面第1被覆部と前記外周面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造である。
本願請求項8に係る発明は、柱材と、該柱材の下端が接合される突部を表面に有するベースプレートと、前記突部の外周面を被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、前記被覆材は、前記突部の外周面と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第1被覆部と、該外周面第1被覆部より前記突部側に位置し前記突部の前記外周面と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第2被覆部とを備えており、前記外周面第1被覆部と前記外周面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造である。
本願請求項9に係る発明は、柱材と、該柱材の下端が接合される突部を表面に有するベースプレートと、前記ベースプレート及び前記突部の外周面の下部を被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、前記被覆材は、前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第1被覆部と、該表面第1被覆部より前記ベースプレート側に位置し前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第2被覆部と、前記突部の前記外周面と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第1被覆部と、該外周面第1被覆部より前記突部側に位置し前記突部の前記外周面と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第2被覆部と、を備えており、前記表面第1被覆部と前記表面第2被覆部との間、及び前記外周面第1被覆部と前記外周面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造である。
本願請求項10に係る発明は、前記ベースプレートはアンカーボルトを介して基礎に固定され、前記ベースプレートは、前記アンカーボルトが貫通されるボルト孔と、前記ベースプレートの表裏面を貫通するとともに前記ボルト孔から離間した周囲の少なくとも一部を囲んで形成されたスリットとを有していることを特徴とする請求項5乃至請求項9のうちいずれか1項に記載の柱脚構造である。
本願請求項11に係る発明は、前記縁切材が止水性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項10のうちいずれか1項に記載の柱脚構造である。
本願請求項12に係る発明は、前記ベースプレートは、駒材と、該駒材の周囲に形成される隙間とを介して基礎に固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項11のうちいずれか1項に記載の柱脚構造である。
本願請求項13に係る発明は、前記ベースプレートの外周囲に沿って、基礎から延びて前記ベースプレートの側面と対向する塞ぎ板が立設され、前記塞ぎ板は、上端が前記縁切材の下方に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項12のうちいずれか1項に記載の柱脚構造である。
本願請求項14に係る発明は、柱材と、該柱材の下端に表面が接合されたベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、前記ベースプレートの前記表面の少なくとも一部と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されており、前記ベースプレートはアンカーボルトを介して基礎に固定され、前記ベースプレートの外周囲に沿って、基礎から延びて前記ベースプレートの側面と対向し前記基礎と前記ベースプレートとの隙間を塞ぐクッション性を有しない塞ぎ板が立設され、前記塞ぎ板は、上端が前記縁切材の下方に位置し前記縁切り材に覆われることを特徴とする柱脚構造である。
本願請求項15に係る発明は、柱材と、該柱材の下端が接合される突部を表面に有するベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、前記ベースプレートの前記表面の少なくとも一部と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されており、前記ベースプレートはアンカーボルトを介して基礎に固定され、前記ベースプレートの外周囲に沿って、基礎から延びて前記ベースプレートの側面と対向し前記基礎と前記ベースプレートとの隙間を塞ぐクッション性を有しない塞ぎ板が立設され、前記塞ぎ板は、上端が前記縁切材の下方に位置し前記縁切り材に覆われることを特徴とする柱脚構造である。
本願請求項16に係る発明は、前記ベースプレートは、前記アンカーボルトが貫通されるボルト孔と、前記ベースプレートの表裏面を貫通するとともに前記ボルト孔から離間した周囲の少なくとも一部を囲んで形成されたスリットとを有していることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の柱脚構造である。
また、別発明として以下のものでも良い。
手段1は、柱材と、該柱材の下端に接合されたベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、前記ベースプレートの少なくとも一部と前記被覆材との間に、縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造である。
ことを特徴とする柱脚構造である。
また、柱材やベースプレートと被覆材との間に縁切材を設置しているので、柱材やベースプレートと被覆材との間に単に隙間を設けて、被覆材に拘束されないようにした場合に比べて、当該隙間に雨や埃等の侵入を防止することができる。その結果、ベースプレートや柱材やその周辺部材の傷み、外観の低下という大きな問題の発生を防止することもできる。さらに、ベースプレートや柱材と被覆材との間に隙間を設けることは、例えば、被覆材をコンクリートとした場合に、コンクリートを流し込む際に、隙間を設けるためのコンクリートの止め板設置等が必要になり、施工性が大変悪いものとなる。特にベースプレート上面に隙間を設けることは困難性が極めて高い。これらの問題点を解決するために、縁切材によって上記の隙間が発生されず、柱やベースプレートの回転移動を伝達することなく、コンクリートに接触しないため、コンクリートに亀裂が形成されず、柱材及びベースプレートが回転変形し、この結果、意図した柱脚性能を確実に発揮させることができる。
また、コンクリートに亀裂を発生させないため、見栄えがよく、亀裂から侵入した水によって錆や汚れが発生するのを防ぎ、耐久性が向上する。
柱材の下端が接合される突部が設けられたベースプレートであっても同様の効果を奏する。
図1~図3は、本発明の第1の実施形態を示し、図1は、柱脚部分の縦断面図、図2は、柱脚部分の横断面図、図3は、柱材及びベースプレートの回転変形を説明する図である。
ベースプレート3には、ボルト孔4、及び、ベースプレート3の表面3aと裏面3bを貫通するスリット5が形成される。ボルト孔4及びスリット5は柱材1の位置を避けてその外側に配置される。
基礎2にはアンカーボルト6が埋設される。アンカーボルト6の上端部は基礎2の上面から突出し、ベースプレート3のボルト孔4に挿通される。そして、アンカーボルト6のボルト孔4から上方へ突出した部分に厚座金を介してナット7を締め込み、ベースプレート3及び柱材1を基礎2に固定してある。
スリット5は、ベースプレート3の表面3aと裏面3bとを貫通するとともにボルト孔4から離間してボルト孔4の周囲の少なくとも一部を囲んで形成され、各ボルト孔4の近傍において、ベースプレート3の各辺から直角に内側へ向かって延び、さらに直角に曲がって各辺と平行に延び、全体としてL字形を成す。そして、各ボルト孔4からやや離間した周囲は、L字形のスリット5とベースプレート3の各辺によって3方から囲まれている。
駒材8はベースプレート3の中央部に設けられ、駒材8の外側を囲んで隙間9が形成される。すなわち、ベースプレート3の裏面3bは、駒材8とその周囲の隙間9を介して基礎2に固定される。
なお、駒材8の縦横寸法は、柱材1の断面寸法と同じかやや小さく、駒材8の高さは、柱材1の断面寸法によっても異なるが、50mm程度とする。
モルタル部8aの強度は、基礎2の強度以上とするのが望ましい。
金属板8bの縦横寸法は、モルタル部8aの縦横寸法より小さくなっている。これは、ベースプレート3の配置の際に、金属板8bに接触してモルタル部8a上をずれたとしてもモルタル部8a上に重なって存在することを維持するような寸法である。このようにモルタル部8aとベースプレート3の裏面3bとの間に金属板8bを設けたことにより、ベースプレート3からの圧力によりモルタル部8aが破損するのを防ぐ。さらに、金属板8bの縦横寸法をモルタル部8aより小さくすることで、ベースプレート3がより点に近い形で支持されることになるのでベースプレート3がスムーズに回転変形することになるが、あまり小さくすると、回転変形したベースプレート3の底部がモルタル部8aの縁に接触し、この部分が破壊される場合があるので、適宜設定する。具体的には、金属板8bの縦横寸法は、例えば、モルタル部8aの0.5倍から1.0未満としている。
また、基礎2の上にはコンクリート11が打設され、ベースプレート3の表面3a、柱材1の外周面下部及び塞ぎ板10の外側はコンクリート11で被覆される。塞ぎ板10の上端は、ベースプレート3の表面3aを超えないので、ベースプレート3の表面3aを覆うコンクリート11には、塞ぎ板10による亀裂が生じにくい。
また、柱材1の外周面下部とコンクリート11との間には第2の縁切材15が設置される。
第1の縁切材14,第2の縁切材15は、独立気泡構造の発泡樹脂を素材とする板体であり、クッション性及び止水性を有している。
なお、第1の縁切材14と第2の縁切材15は、別体であってもよいし、一体であってもよい。また、第1の縁切材14,第2の縁切材15と同じ素材で塞ぎ板10を形成することもできる。塞ぎ板10まで一体にして形成すれば、施工性、止水性が向上する。
本実施形態では、駒材8はベースプレート3の中心に設けられているので、ベースプレート3が図3の反時計回りに回転した時、回転中心は図3(ア)の丸印で示すように金属板8bの上面左端の角となり、第1の縁切材14において最も潰れる量が大きいのは、ベースプレート3の右端に相当する部分であり、第2の縁切材15において最も潰れる量が大きいのは、柱材1の左側面とコンクリート11との間に介在された部分の上端である。
金属板8bの幅をBm、ベースプレート3の幅をAとすると、回転中心から第1の縁切材14の右端までの距離L1=Bm/2+A/2となり、ベースプレート3の右端で潰される第1の縁切材14の潰れ代δ1=1/50×L1となる。
また、金属板8bの上面からコンクリート11の上面までの距離L2とすると、第2の縁切材15の潰れ代δ2=1/50×L2となる。
すなわち、第1の縁切材14及び第2の縁切材15は、それぞれ潰れ代δ1、δ2を確保できる厚さとする。
そして、ベースプレート3の表面3aとコンクリート11との間には、クッション性を有する第1の縁切材14が介在され、柱材1の外周面下部とコンクリート11との間には、クッション性を有する第2の縁切材15が介在されており、第1の縁切材14,第2の縁切材15が潰れて曲げモーメントを許容するため、回転が阻害されない。
コンクリート11と柱材1の外周面との間隙、コンクリート11とベースプレート3の表面3aとの間隙を通して、水が浸入しようとしても、止水性を有する第1の縁切材14,第2の縁切材15が遮断するため、防水性が高い。
図4を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と共通する部分については、説明を省略する。
柱材取り付け突部16の外側において、ベースプレート3の表面3aには、柱材取り付け突部16の上端面と面一となるか、あるいは柱材取り付け突部16がやや突出するようにコンクリート11が打設される。したがって、柱材取り付け突部16の表面(外側面)はコンクリート11で覆われ、柱材取り付け突部16の表面とコンクリート11との間に第2の縁切材15が設置される。
このようにベースプレート3の表面3aに柱材取り付け突部16を設けると、コンクリート11を打設した後でも、柱材1をベースプレート3に溶接することができる。
図5を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。なお、第1及び第2の実施形態と共通する部分については、説明を省略する。
すなわち、被覆材であるコンクリート11は、図5に示すように第1被覆部11aと第2被覆部11bとでなり、第1被覆部11aは第1の縁切材14及び第2の縁切材15も被覆している。そして、第2被覆部11bは第1被覆部11aより柱材1側、ベースプレート3側に位置しており、柱材1と第2の縁切材15の間、ベースプレート3と第1の縁切材14との間に位置している。また、塞ぎ板10は上端がベースプレート3の表面3aを超えて第1の縁切材14の下方に位置している。
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば以下のようなものも含まれる。
また、駒材の平面形状を矩形としていたが、これにも限られず、平面視において円形であっても良い。
2 基礎
3 ベースプレート
3a 表面
3b 裏面
3c 側面
4 ボルト孔
5 スリット
6 アンカーボルト
7 ナット
8 駒材
8a モルタル部
8b 金属板
9 隙間
10 塞ぎ板
11 コンクリート
12 防錆層
13 凹凸部
14 第1の縁切材
15 第2の縁切材
16 柱材取り付け突部
Claims (16)
- 柱材と、該柱材の下端に表面が接合されたベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、
前記ベースプレートの前記表面の少なくとも一部と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されており、
前記ベースプレートはアンカーボルトを介して基礎に固定され、前記ベースプレートは、前記アンカーボルトが貫通されるボルト孔と、前記ベースプレートの表裏面を貫通するとともに前記ボルト孔から離間した周囲の少なくとも一部を囲んで形成されたスリットとを有しており、前記縁切材は、前記スリットで囲まれた部分を除いた前記ベースプレートの前記表面と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する前記表面被覆部との間に設置されている
ことを特徴とする柱脚構造。 - 前記被覆材は、前記柱材の外周面の下部を被覆する外周面被覆部を備え、
前記柱材の前記下部の少なくとも一部と前記被覆材の前記外周面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の柱脚構造。 - 柱材と、該柱材の下端が接合される突部を表面に有するベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、
前記ベースプレートの前記表面の少なくとも一部と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されており、
前記ベースプレートはアンカーボルトを介して基礎に固定され、前記ベースプレートは、前記アンカーボルトが貫通されるボルト孔と、前記ベースプレートの表裏面を貫通するとともに前記ボルト孔から離間した周囲の少なくとも一部を囲んで形成されたスリットとを有しており、前記縁切材は、前記スリットで囲まれた部分を除いた前記ベースプレートの前記表面と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する前記表面被覆部との間に設置されている
ことを特徴とする柱脚構造。 - 前記被覆材は、前記突部の外周面を被覆する外周面被覆部を備え、
前記突部の前記外周面の少なくとも一部と前記被覆材の前記外周面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする請求項3に記載の柱脚構造。 - 柱材と、該柱材の下端に表面が接合されたベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、
前記被覆材は、前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第1被覆部と、該表面第1被覆部より前記ベースプレート側に位置し前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第2被覆部とを備えており、
前記表面第1被覆部と前記表面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造。 - 柱材と、該柱材の下端に表面が接合されたベースプレートと、前記柱材の外周面の下部を被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、
前記被覆材は、前記柱材の前記外周面の前記下部と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第1被覆部と、該外周面第1被覆部より前記柱材側に位置し前記柱材の前記外周面の前記下部と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第2被覆部とを備えており、
前記外周面第1被覆部と前記外周面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されている
ことを特徴とする柱脚構造。 - 柱材と、該柱材の下端に表面が接合されたベースプレートと、前記ベースプレート及び前記柱材の外周面の下部を被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、
前記被覆材は、前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第1被覆部と、該表面第1被覆部より前記ベースプレート側に位置し前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第2被覆部と、前記柱材の前記外周面の前記下部と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第1被覆部と、該外周面第1被覆部より前記柱材側に位置し前記柱材の前記外周面の前記下部と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第2被覆部と、を備えており、
前記表面第1被覆部と前記表面第2被覆部との間、及び前記外周面第1被覆部と前記外周面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造。 - 柱材と、該柱材の下端が接合される突部を表面に有するベースプレートと、前記突部の外周面を被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、
前記被覆材は、前記突部の外周面と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第1被覆部と、該外周面第1被覆部より前記突部側に位置し前記突部の前記外周面と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第2被覆部とを備えており、
前記外周面第1被覆部と前記外周面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造。 - 柱材と、該柱材の下端が接合される突部を表面に有するベースプレートと、前記ベースプレート及び前記突部の外周面の下部を被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、
前記被覆材は、前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第1被覆部と、該表面第1被覆部より前記ベースプレート側に位置し前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面第2被覆部と、前記突部の前記外周面と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第1被覆部と、該外周面第1被覆部より前記突部側に位置し前記突部の前記外周面と前記ベースプレートの前記表面を被覆する外周面第2被覆部と、を備えており、
前記表面第1被覆部と前記表面第2被覆部との間、及び前記外周面第1被覆部と前記外周面第2被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造。 - 前記ベースプレートはアンカーボルトを介して基礎に固定され、前記ベースプレートは、前記アンカーボルトが貫通されるボルト孔と、前記ベースプレートの表裏面を貫通するとともに前記ボルト孔から離間した周囲の少なくとも一部を囲んで形成されたスリットとを有していることを特徴とする請求項5乃至請求項9のうちいずれか1項に記載の柱脚構造。
- 前記縁切材が止水性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項10のうちいずれか1項に記載の柱脚構造。
- 前記ベースプレートは、駒材と、該駒材の周囲に形成される隙間とを介して基礎に固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項11のうちいずれか1項に記載の柱脚構造。
- 前記ベースプレートの外周囲に沿って、基礎から延びて前記ベースプレートの側面と対向する塞ぎ板が立設され、前記塞ぎ板は、上端が前記縁切材の下方に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項12のうちいずれか1項に記載の柱脚構造。
- 柱材と、該柱材の下端に表面が接合されたベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、
前記ベースプレートの前記表面の少なくとも一部と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されており、
前記ベースプレートはアンカーボルトを介して基礎に固定され、
前記ベースプレートの外周囲に沿って、基礎から延びて前記ベースプレートの側面と対向し前記基礎と前記ベースプレートとの隙間を塞ぐクッション性を有しない塞ぎ板が立設され、前記塞ぎ板は、上端が前記縁切材の下方に位置し前記縁切材に覆われる
ことを特徴とする柱脚構造。 - 柱材と、該柱材の下端が接合される突部を表面に有するベースプレートと、前記ベースプレートを被覆する被覆材と、を備えた柱脚構造であって、
前記ベースプレートの前記表面の少なくとも一部と前記被覆材の前記ベースプレートの前記表面を被覆する表面被覆部との間に、クッション性を有する縁切材が設置されており、
前記ベースプレートはアンカーボルトを介して基礎に固定され、
前記ベースプレートの外周囲に沿って、基礎から延びて前記ベースプレートの側面と対向し前記基礎と前記ベースプレートとの隙間を塞ぐクッション性を有しない塞ぎ板が立設され、前記塞ぎ板は、上端が前記縁切材の下方に位置し前記縁切材に覆われる
ことを特徴とする柱脚構造。 - 前記ベースプレートは、前記アンカーボルトが貫通されるボルト孔と、前記ベースプレートの表裏面を貫通するとともに前記ボルト孔から離間した周囲の少なくとも一部を囲んで形成されたスリットとを有していることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の柱脚構造。
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