JP7354522B2 - 風呂給湯装置 - Google Patents
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Description
そこで、従来においては、ユーザが市販の配管洗浄用の洗剤を購入し、この洗剤のパッケージなどに記載された手順にしたがって追い焚き用配管部の洗浄を行なっているのが実情である。
しかしながら、このような手段によれば、ユーザがパッケージなどに記載された手順を逐一確認しながら、浴槽に湯水を溜める作業や、溜まった湯水に洗剤を投入する作業、およびその他の作業を行なう必要があり、その手順が判り難い場合がある。したがって、このようなことが適切に解消することが望まれる。
すなわち、ユーザがデータ入力部を利用して追い焚き用配管部の洗浄モードを設定すると、制御手段の制御により、浴槽に所定の水位で湯水が溜められ、洗剤を投入するための前準備がなされる。この前準備を完了すると、その時点で洗剤投入を促す報知動作がなされるため、ユーザは、その報知内容にしたがって洗剤を投入し、その旨をデータ入力部を利用して応答すればよい。その後は、制御手段の制御により、洗剤を利用した追い焚き用配管部の洗浄処理が実行される。このように、前記構成によれば、追い焚き用配管部の洗浄をいわゆる半自動で行なうことが可能となり、ユーザが洗剤を投入し、その旨をデータ入力部を利用して応答する以外の煩雑な作業を行なう必要はない。また、ユーザは、どのようなタイミングで洗剤を投入するのかも容易に判別できる。したがって、ユーザが洗剤のパッケージなどに記載された手順書をみながら、洗浄作業を進めていく必要はなく、便利である。
また、追い焚き用配管部の洗浄処理の全自動化は図られておらず、特殊で高価な機器類を追加して設ける必要もないため、風呂給湯装置の製造コストが上昇することも抑制することができる。
さらにこのような構成によれば、洗浄処理に用いる洗剤の種類に応じて、洗浄処理条件が相違することとなるが、ユーザが用いる洗剤による洗浄効果を高める上で好ましい条件で追い焚き用配管部を洗浄処理することが可能となる。
すなわち、ユーザがデータ入力部を利用して追い焚き用配管部の洗浄モードを設定する
と、浴槽に所定の水位で湯水を溜めた状態で浴槽に洗剤を投入することを促す報知動作がなされる。これに対応した措置をとってから、ユーザが洗剤を投入した旨の応答をすると、その後は制御手段の制御により、洗剤を利用した追い焚き用配管部の洗浄処理が実行される。このように、前記構成によれば、追い焚き用配管部の洗浄をいわゆる半自動で行なうことが可能となるが、データ入力部を利用して洗浄処理を設定すると、ユーザがどのような行動をとればよいのかが報知される。したがって、ユーザは、どのような状況で洗剤を投入するのかが判らないといったことはなく、ユーザが洗剤のパッケージなどに記載された手順書をみながら、洗浄作業を進めていく必要はない。したがって、ユーザにとって便利である。
また、本発明の第1の側面により提供される風呂給湯装置と同様に、追い焚き用配管部の洗浄処理の全自動化は図られておらず、特殊で高価な機器類を追加して設ける必要もないため、風呂給湯装置の製造コストが上昇することも抑制することができる。
本発明の第4の側面により提供される風呂給湯装置は、湯水供給配管部を利用した浴槽への湯水供給動作、および追い焚き用配管部を利用した前記浴槽の湯水の追い焚き動作を実行制御可能な制御手段と、この制御手段へのデータ入力が可能なデータ入力部と、情報の報知動作が可能な報知手段と、を備えている、風呂給湯装置であって、前記データ入力部を利用して、前記制御手段を前記追い焚き用配管部の洗浄モードに設定可能とされており、前記制御手段は、前記洗浄モードが設定されたときには、前記浴槽に所定の水位で湯水を溜めた状態で前記浴槽に洗剤を投入することをユーザに促す報知動作を、前記報知手段を利用して実行するとともに、この報知動作に対応し、湯水を溜めて洗剤投入を行なった旨の応答が前記データ入力部を利用してあったときには、前記浴槽の湯水を前記追い焚き用配管部に送り込み、前記追い焚き用配管部の洗浄処理を実行させるように構成されており、前記浴槽は排水栓を備えており、前記制御手段は、前記洗浄処理を終了した後には、前記浴槽の湯水を排水させた後に前記浴槽の前記排水栓を閉状態にすることを前記ユーザに促す報知動作を、前記報知手段を利用して実行するとともに、この報知動作に対応し、前記排水栓を閉状態とした旨の応答が前記データ入力部を利用してあったときには、前記すすぎ用の湯水を前記浴槽に溜めてからこの湯水を前記追い焚き用配管部に送り込み、前記追い焚き用配管部のすすぎ処理を実行させるように構成されており、前記制御手段は、前記洗剤として用いることが可能な洗剤の種類と、この洗剤の種類ごとに定められた洗浄処理条件とを示す洗剤関連データを記憶可能であり、または外部の情報装置から取得可能とされており、前記データ入力部は、ユーザが前記洗浄モードを設定する際に、前記洗浄処理に用いられる洗剤の種類をユーザが特定可能な構成とされており、前記制御手段は、前記洗剤の種類が特定された場合には、前記洗剤関連データに基づき、前記特定された洗剤の種類に対応する洗浄処理条件で前記洗浄処理を実行させるとともに、前記洗浄処理前の前記報知動作においては、前記特定された洗剤の種類に対応する条件で前記浴槽に湯水を溜めることを促す報知動作を行なうように構成されていることを特徴としている。
態の説明から、より明らかになるであろう。
給湯装置本体部9には、風呂給湯装置WHの各部の動作制御やデータ処理を実行する制御部7が具備されている。
追い焚き用配管部5は、浴槽1のアダプタ10に接続された外部配管5a,5bに、風呂給湯装置WHの内部配管5c,5dおよび風呂追い焚き用の熱交換器33が接続された構成である。追い焚き用配管部5には、水圧センサSaが設けられている。この水圧センサSaを利用して測定される水圧に基づき、浴槽1の水位(浴槽1の湯水量)を検出可能である。
洗剤として、複数種類の洗剤A~Dがある。
洗剤Aを用いる場合、予め浴槽1のアダプタ10よりも○○cm上側になるように浴槽1に水を溜める。その後は、洗剤Aを○○の量だけ投入し、追い焚きを行なう。この追い焚き温度は○○℃とし、追い焚き時間は○○分とする。追い焚き後は、浴槽1の水の全量を排水する。排水後には、すすぎ処理用の水をアダプタ10よりも○○cm上側になるように溜めてから追い焚きを行なう。この追い焚き温度は、○○℃とし、追い焚き時間は○○分とする。この追い焚き後は、すすぎ処理用の水の全量を排水する。洗剤Aを用いる追い焚き用配管部5の洗浄処理は、○○日の間隔で定期的に行なうことが推奨される。
洗剤B~Dを用いる場合の洗浄条件も前記同様に定められているが、その具体的な内容は省略する。
YES,S4)。この報知動作は、たとえばスピーカSPからの音声メッセージの出力、および表示部73による画像表示出力の双方またはいずれか一方の態様で行なわれる。
前記したすすぎ処理を終了した後には、リモコン7A,7Bにおいてその旨の報知動作がなされる(S8:YES,S9)。
この風呂給湯装置WHaのハード構成は、前記した風呂給湯装置WHと同様であるが、追い焚き用配管部5の洗浄処理を行なう場合の動作処理手順が、前記実施形態とは相違している。以下、図4のフローチャートを参照して説明する。
示すスイッチ操作を行なうことをユーザに促す報知動作を、リモコン7A,7Bを利用して実行する(S15:YES,S16)。これに対し、ユーザがそのような報知内容に対応した作業を行ない、かつ所定のスイッチ操作を行なうと、制御部7は、浴槽1に湯水を供給する湯張り動作を開始させ、洗剤関連データD1の内容に則した水位に湯水を溜めてから、すすぎ処理を開始する(S17:YES,S18)。このすすぎ処理は、循環ポンプP1を運転させて浴槽1のすすぎ用の湯水を追い焚き用配管部5に送り込んで循環させることにより行なわれるが、この際のすすぎ処理の条件も洗剤関連データD1の内容に則した条件とされる。
すなわち、制御部7は、追い焚き用配管部5の前回の洗浄処理時から洗剤関連データD1における推奨洗浄期間が経過したか否かを判断している(S31)。前記期間が経過すると、リモコン7A,7Bを利用し、ユーザに洗浄処理を行なうことを促す報知がなされる(S32:YES,S33)。
このことにより、洗剤の種類に対応した推奨洗浄期間の間隔でユーザは追い焚き用配管部5の洗浄処理を定期的に行なうことが可能となる。したがって、追い焚き用配管部5を衛生的な状態に維持する上で一層好ましいものとなる。
SP スピーカ(報知手段)
1 浴槽
1a 排水口
11 自動排水栓
12 排水栓
2 湯水供給配管部
5 追い焚き用配管部
7 制御部(制御手段)
72 操作スイッチ(データ入力部)
73 表示部(報知手段)
Claims (6)
- 湯水供給配管部を利用した浴槽への湯水供給動作、および追い焚き用配管部を利用した前記浴槽の湯水の追い焚き動作を実行制御可能な制御手段と、
この制御手段へのデータ入力が可能なデータ入力部と、
情報の報知動作が可能な報知手段と、
を備えている、風呂給湯装置であって、
前記制御手段の制御により前記浴槽の排水口の開閉動作が自在な自動排水栓を、さらに備えており、
前記データ入力部を利用して、前記制御手段を前記追い焚き用配管部の洗浄モードに設定可能とされており、
前記制御手段は、前記洗浄モードが設定されたときには、前記自動排水栓が閉状態であり、かつ前記浴槽に所定の水位で湯水が溜められた状態に設定した後に、前記浴槽への洗剤投入をユーザに促す報知動作を、前記報知手段を利用して実行するとともに、この報知動作に対応し、洗剤投入を行なった旨の応答が前記データ入力部を利用してあったときには、前記浴槽の湯水を前記追い焚き用配管部に送り込み、前記追い焚き用配管部の洗浄処理を実行させるように構成されており、
前記制御手段は、前記洗剤として用いることが可能な洗剤の種類と、この洗剤の種類ごとに定められた洗浄処理条件とを示す洗剤関連データを記憶可能であり、または外部の情報装置から取得可能とされており、
前記データ入力部は、ユーザが前記洗浄モードを設定する際に、前記洗浄処理に用いられる洗剤の種類をユーザが特定可能な構成とされており、
前記制御手段は、前記洗剤の種類が特定された場合には、前記洗剤関連データに基づき、前記特定された洗剤の種類に対応する洗浄処理条件で前記洗浄処理を実行させるように構成されていることを特徴とする、風呂給湯装置。 - 請求項1に記載の風呂給湯装置であって、
前記制御手段は、前記洗浄処理を終了した後には、前記自動排水栓を開状態として前記浴槽の湯水を排水させた後に、前記浴槽にすすぎ用の湯水を溜めてからこの湯水を前記追い焚き用配管部に送り込み、前記追い焚き用配管部のすすぎ処理を実行させるように構成されている、風呂給湯装置。 - 湯水供給配管部を利用した浴槽への湯水供給動作、および追い焚き用配管部を利用した前記浴槽の湯水の追い焚き動作を実行制御可能な制御手段と、
この制御手段へのデータ入力が可能なデータ入力部と、
情報の報知動作が可能な報知手段と、
を備えている、風呂給湯装置であって、
前記データ入力部を利用して、前記制御手段を前記追い焚き用配管部の洗浄モードに設定可能とされており、
前記制御手段は、前記洗浄モードが設定されたときには、前記浴槽に所定の水位で湯水を溜めた状態で前記浴槽に洗剤を投入することをユーザに促す報知動作を、前記報知手段を利用して実行するとともに、この報知動作に対応し、湯水を溜めて洗剤投入を行なった旨の応答が前記データ入力部を利用してあったときには、前記浴槽の湯水を前記追い焚き用配管部に送り込み、前記追い焚き用配管部の洗浄処理を実行させるように構成されており、
前記浴槽は排水栓を備えており、
前記制御手段は、前記洗浄処理を終了した後には、前記浴槽の湯水を排水させた後に前記浴槽の前記排水栓を閉状態にすることを前記ユーザに促す報知動作を、前記報知手段を利用して実行するとともに、この報知動作に対応し、前記排水栓を閉状態とした旨の応答が前記データ入力部を利用してあったときには、前記すすぎ用の湯水を前記浴槽に溜めてからこの湯水を前記追い焚き用配管部に送り込み、前記追い焚き用配管部のすすぎ処理を実行させるように構成されていることを特徴とする、風呂給湯装置。 - 湯水供給配管部を利用した浴槽への湯水供給動作、および追い焚き用配管部を利用した前記浴槽の湯水の追い焚き動作を実行制御可能な制御手段と、
この制御手段へのデータ入力が可能なデータ入力部と、
情報の報知動作が可能な報知手段と、
を備えている、風呂給湯装置であって、
前記データ入力部を利用して、前記制御手段を前記追い焚き用配管部の洗浄モードに設定可能とされており、
前記制御手段は、前記洗浄モードが設定されたときには、前記浴槽に所定の水位で湯水を溜めた状態で前記浴槽に洗剤を投入することをユーザに促す報知動作を、前記報知手段を利用して実行するとともに、この報知動作に対応し、湯水を溜めて洗剤投入を行なった旨の応答が前記データ入力部を利用してあったときには、前記浴槽の湯水を前記追い焚き用配管部に送り込み、前記追い焚き用配管部の洗浄処理を実行させるように構成されており、
前記制御手段は、前記洗剤として用いることが可能な洗剤の種類と、この洗剤の種類ごとに定められた洗浄処理条件とを示す洗剤関連データを記憶可能であり、または外部の情報装置から取得可能とされており、
前記データ入力部は、ユーザが前記洗浄モードを設定する際に、前記洗浄処理に用いられる洗剤の種類をユーザが特定可能な構成とされており、
前記制御手段は、前記洗剤の種類が特定された場合には、前記洗剤関連データに基づき、前記特定された洗剤の種類に対応する洗浄処理条件で前記洗浄処理を実行させるとともに、前記洗浄処理前の前記報知動作においては、前記特定された洗剤の種類に対応する条件で前記浴槽に湯水を溜めることを促す報知動作を行なうように構成されていることを特徴とする、風呂給湯装置。 - 湯水供給配管部を利用した浴槽への湯水供給動作、および追い焚き用配管部を利用した前記浴槽の湯水の追い焚き動作を実行制御可能な制御手段と、
この制御手段へのデータ入力が可能なデータ入力部と、
情報の報知動作が可能な報知手段と、
を備えている、風呂給湯装置であって、
前記データ入力部を利用して、前記制御手段を前記追い焚き用配管部の洗浄モードに設定可能とされており、
前記制御手段は、前記洗浄モードが設定されたときには、前記浴槽に所定の水位で湯水を溜めた状態で前記浴槽に洗剤を投入することをユーザに促す報知動作を、前記報知手段を利用して実行するとともに、この報知動作に対応し、湯水を溜めて洗剤投入を行なった旨の応答が前記データ入力部を利用してあったときには、前記浴槽の湯水を前記追い焚き用配管部に送り込み、前記追い焚き用配管部の洗浄処理を実行させるように構成されており、
前記浴槽は排水栓を備えており、
前記制御手段は、前記洗浄処理を終了した後には、前記浴槽の湯水を排水させた後に前記浴槽の前記排水栓を閉状態にすることを前記ユーザに促す報知動作を、前記報知手段を利用して実行するとともに、この報知動作に対応し、前記排水栓を閉状態とした旨の応答が前記データ入力部を利用してあったときには、前記すすぎ用の湯水を前記浴槽に溜めてからこの湯水を前記追い焚き用配管部に送り込み、前記追い焚き用配管部のすすぎ処理を実行させるように構成されており、
前記制御手段は、前記洗剤として用いることが可能な洗剤の種類と、この洗剤の種類ごとに定められた洗浄処理条件とを示す洗剤関連データを記憶可能であり、または外部の情報装置から取得可能とされており、
前記データ入力部は、ユーザが前記洗浄モードを設定する際に、前記洗浄処理に用いられる洗剤の種類をユーザが特定可能な構成とされており、
前記制御手段は、前記洗剤の種類が特定された場合には、前記洗剤関連データに基づき、前記特定された洗剤の種類に対応する洗浄処理条件で前記洗浄処理を実行させるとともに、前記洗浄処理前の前記報知動作においては、前記特定された洗剤の種類に対応する条件で前記浴槽に湯水を溜めることを促す報知動作を行なうように構成されていることを特徴とする、風呂給湯装置。 - 請求項1、2、4または5のいずれかに記載の風呂給湯装置であって、
前記制御手段は、前回の洗浄処理時から、前記洗剤関連データにおける推奨洗浄期間が経過したときには、洗浄処理を促す報知動作を前記報知手段を利用して実行させるように構成されている、風呂給湯装置。
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