JP7354314B2 - 遠隔端末装置、遠隔サービスセンター装置、エレベーター通話診断システム及びエレベーター通話診断方法 - Google Patents

遠隔端末装置、遠隔サービスセンター装置、エレベーター通話診断システム及びエレベーター通話診断方法 Download PDF

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本発明の実施形態は、遠隔端末装置、遠隔サービスセンター装置、エレベーター通話診断システム及びエレベーター通話診断方法に関する。
遠隔監視が実施されているエレベーター号機にて、閉じ込め発生時にエレベーター乗りかご内と遠隔サービスセンターのオペレーターとで通話する機能がある。近年、LTE(Long Term Evolution)通信などの無線通信による通話が実施されており、エレベーター保守点検員により定期的に通話が正常にできるかの確認を実施している。保守点検中に通話が正常にできない場合、エレベーター側から通話発信した場合には保守点検員が異常と判断する。一方、遠隔サービスセンター側から通話発信した場合には遠隔サービスセンターのオペレーターが異常と判断する。
従来、通常動作中に閉じ込め等の異常が発生すると、乗りかごと遠隔サービスセンターとの通信喪失時にエレベーター乗客の携帯電話を代わりに利用して遠隔サービスセンターと通信確立させて通話をできるようにすることができる技術がある。
また、遠隔サービスセンターが通話要求信号を受信後にエレベーターの非常呼び信号であるかを識別できる情報から、非常呼び信号であれば遠隔サービスセンターのオペレーターとの通話を優先する制御を可能にする技術もある。
特開2021-31235号公報 特開2021-80108号公報
しかし、通信圏外等の原因で通信不良が発生している時、またはインターホン故障で保守点検員とオペレーターとの通話ができない時、保守点検員は通話ができない原因が分からない場合がある。保守点検中において、通話不能の原因が分からないと、正常時に比べて多大な点検時間がかかってしまうという不具合があった。
本発明は上記事情に鑑み、乗りかご内の保守点検員と遠隔サービスセンターのオペレーターとの間の双方向の通信、通話が正常かどうかを確認でき、通信、通話が異常の時に異常の原因を判断し、エレベーターの保守点検員、遠隔サービスセンターのオペレーターに原因を通知できる遠隔端末装置、遠隔サービスセンター装置、エレベーター通話診断システム及びエレベーター通話診断方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための形態は、端末通信制御部と、端末通信異常検知部と、通話制御部と、通話異常検知部とを少なくとも備えた遠隔端末装置である。
前記端末通信制御部は、前記非常呼びボタンが押された際に発信される非常呼び信号を前記遠隔サービスセンター装置へ送信する機能と、当該非常呼び信号を前記遠隔サービスセンター装置へ送信できるか否かを監視する機能と、前記遠隔サービスセンター装置から通話要求信号を受信すると遠隔端末装置内部の通話制御部と接続し通話切断要求を受信すると通話制御部へ切断信号を送信する機能と、当該遠隔端末装置内で音声異常と判断されるとその旨を遠隔サービスセンター装置へ通知する機能とを少なくとも有し、
端末通信異常検知部は、前記端末通信制御部から遠隔サービスセンター装置へ信号送信できない旨の情報を受信すると通信異常と判断して前記かご内表示部へ異常表示を指令する機能を有し、
通話制御部は、前記端末通信制御部から通話開始指令または通話終了指令を受信すると、それぞれ前記かご内通話部との接続または切断を実行する機能と、前記かご内通話部または前記端末通信制御部から音声信号を検出できるか否かを監視する機能とを有し、
通話異常検知部は、前記通話制御部から音声信号を検出できない旨を受信すると通話異常と判断して前記端末通信制御部と前記かご内表示部へ異常を通知する機能を有する。
また、他の形態は、かご呼出し部と、センター通信接続部と、センター通信異常検知部と、センター通話部と、センター通話異常検知部とを少なくとも備える遠隔サービスセンター装置である。
前記かご呼出し部は、前記遠隔端末装置の通話制御部を介して前記かご内通話部への通話、通信を要求する機能を有し、
センター通信接続部は、前記遠隔端末装置の端末通信制御部から非常呼び信号を受信して前記遠隔端末装置の通話制御部を介して前記かご内通話部との通話接続を前記遠隔端末装置の端末通信制御部へ要求し、前記かご呼出し部から前記遠隔端末装置の通話制御部を介して前記かご内通話部との通話接続指令を受信して、前記かご内通話部へ通信および通話を前記遠隔端末装置の端末通信制御部を介して前記遠隔端末装置の通話制御部へ要求し、前記遠隔端末装置の端末通信制御部を経由して前記遠隔端末装置の通話制御部へ通信できない時に通信できないことを通知する機能を有し、
前記センター通信異常検知部は、前記センター通信接続部で前記遠隔端末装置の端末通信制御部と通信できない時に異常と判断して遠隔サービスセンター装置内の画面に通信異常を表示し、保守員が携帯する保守員携帯端末装置へ通信異常である旨を送信要求する機能を有し、
前記センター通話部は、前記センター通信接続部からの通話接続要求に対して前記遠隔端末装置の端末通信制御部から正常接続したことを受信した時に前記かご内通話部と遠隔サービスセンター装置との通話を有効にする機能を有し、
センター通話異常検知部は、前記センター通話部の音声信号を検出しない場合に通話異常を検知して遠隔サービスセンター装置内の画面に通話異常を表示する機能を有する。
また、他の形態は、遠隔端末装置と、遠隔サービスセンター装置と、保守員が携帯する保守員携帯端末装置とを備えるエレベーター通話診断システムである。
前記遠隔サービスセンター装置は、センター通信異常検知部およびセンター通話異常検知部から前記保守員携帯端末装置への異常送信要求を受信すると、前記保守員携帯端末装置に異常を送信する保守端末通信接続部をさらに備え、
前記保守員携帯端末装置は、前記保守端末通信接続部から通信、通話の異常を受信する携帯通信部と、通信、通話の異常を表示する携帯画面表示部と、を備え、
エレベーター乗りかご内と遠隔サービスセンター装置とで通話ができない時の原因について、通信が確立していないか音声信号が出力されていないかを判断し、前記エレベーター乗りかご内、遠隔サービスセンター装置、および保守員携帯端末装置へ通知する。
また、他の形態は、非常呼びボタン、かご内通話部及びかご内表示部を備えたエレベーターの乗りかごと接続される遠隔端末装置と、前記乗りかごを遠隔監視する遠隔サービスセンター装置とがネットワークを介して接続され、前記乗りかごと前記遠隔サービスセンター装置との間の通信および通話を診断する方法であって、
前記遠隔端末装置は、前記遠隔サービスセンター装置との通信ラインを監視し、非導通状態であれば、通信異常と診断し、通信ラインは確立しているが、前記乗りかごからの音声信号が検知不能の場合には前記かご内通話部の機器異常と診断し、
前記遠隔サービスセンター装置は、前記遠隔端末装置との通信ラインを監視し、非導通状態であれば、通信異常と診断し、通信ラインは確立しているが、前記乗りかごからの音声信号が検知不能の場合には前記かご内通話部の機器異常と診断する。
第1実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。 第1実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。 第1実施形態に係るエレベーター通話診断システムの処理手順を示すフローチャート。 第1実施形態に係るエレベーター通話診断システムの処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。 第2実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。 第2実施形態に係るエレベーター通話診断システムの処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態に係るエレベーター通話診断システムの処理手順を示すフローチャート。 第3実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。 第3実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。 第3実施形態に係るエレベーター通話診断システムの処理手順を示すフローチャート。 第3実施形態に係るエレベーター通話診断システムの処理手順を示すフローチャート。 第4実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。 第4実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。 第4実施形態に係るエレベーター通話診断システムの処理手順を示すフローチャート。 第4実施形態に係るエレベーター通話診断システムの処理手順を示すフローチャート。 第5実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。 第5実施形態に係るエレベーター通話診断システムの構成を示すブロック図。
<第1実施形態>
《第1実施形態の構成》
図1A、図1Bは本発明の第1実施形態の構成を示すブロック構成図である。
図1A、図1Bに示すように、エレベーター通話診断システム100は、エレベーター制御により走行するエレベーター乗りかご1の異常監視、通話制御をする遠隔端末装置11と、各地のエレベーター乗りかご1などの異常監視、通話を制御する遠隔サービスセンター装置21と、遠隔サービスセンター装置21から異常を受信する保守員携帯端末装置41とを備える。
エレベーター乗りかご1は、非常呼びボタン2と、かご内通話部3と、かご内表示部4と、を備える。
非常呼びボタン2は、通話点検や閉じ込め等の非常時に押されると遠隔端末装置11へ通話を要求する。
かご内通話部3は、非常呼びボタン2が押されると遠隔端末装置11経由でエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通話音声の送信、受信をする。
かご内表示部4は、かご内通話部3でエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21の通話について、通信がつながっていない場合、通信はできるが通話ができない場合に異常の状態や過去の異常履歴を遠隔端末装置11から受信して表示する。
遠隔端末装置11は、端末通信制御部12と、端末通信異常検知部13と、通話制御部14と、通話異常検知部15と、を備える。
端末通信制御部12は、非常呼びボタン2が押された際、非常呼び信号を遠隔サービスセンター装置21へ送信する。遠隔サービスセンター装置21へ送信できない場合に送信できないことを遠隔端末装置11内で通知する。遠隔サービスセンター装置21から通話要求信号を受信すると遠隔端末装置11内部の通話制御部14と接続する。通話切断要求を受信すると通話制御部14へ切断信号を送信して、端末内で音声異常と判断されると遠隔サービスセンター装置21へ通知する、という一連の処理を実行する。
端末通信異常検知部13は、端末通信制御部12から遠隔サービスセンター装置21へ信号送信できない場合に異常と判断して、かご内表示部4へ異常表示を指令する。
通話制御部14は、端末通信制御部12から通話開始指令または通話終了指令を受けた時にそれぞれかご内通話部3と接続または切断する。また、かご内通話部3または端末通信制御部12から音声信号を検出できない時、遠隔端末装置11内へ音声信号を検出できない旨を通知する。
通話異常検知部15は、通話制御部14から音声信号を検出できないことを受信して異常と判断して端末通信制御部12とかご内表示部4へ異常を通知する。
図1Bに示すように、遠隔サービスセンター装置21は、センター通信接続部22と、かご呼出し部23と、センター通話部24と、センター通信異常検知部25と、センター通話異常検知部26と、センター画面表示部27と、保守端末通信接続部28と、を備える。
かご呼出し部23は、通話制御部14を介してかご内通話部3への通話、通信を要求する。
センター通信接続部22は、端末通信制御部12から非常呼び信号を受信して通話制御部14を介してかご内通話部3との通話接続を端末通信制御部12へ要求する。かご呼出し部23から通話制御部14を介してかご内通話部3との通話接続指令を受信してセンター21からかご内通話部3へ通信、通話を端末通信制御部12を介して通話制御部14へ要求する。端末通信制御部12を経由して通話制御部14へ通信できない時にセンター21内で通信できないことを通知する、という一連の処理を実行する。
センター通信異常検知部25は、センター通信接続部22で端末通信制御部12と通信できない時に異常と判断して遠隔サービスセンター装置21の画面に通信異常を表示し、保守員携帯端末装置へ通信異常のことを送信要求する。
センター通話部24は、センター通信接続部22から通話接続要求に対して端末通信制御部12から正常接続したことを受信した時にかご内通話部3と遠隔サービスセンター装置21との通話を有効にする。
センター通話異常検知部26は、センター通話部24の音声信号を検出しない場合に通話異常を検知して遠隔サービスセンター装置21の画面に通話異常を表示し、保守員携帯端末装置41へ通話異常のことを送信要求する。
センター画面表示部27は、センター通信接続部22が通信有無を検知して通話制御部14への接続時に通信が無い時に異常を表示する。
保守端末通信接続部28は、センター通信異常検知部25やセンター通話異常検知部26から保守員携帯端末装置への異常送信要求を受信したら保守員携帯端末装置41に異常を送信する。
保守員携帯端末装置41は、携帯通信部42と、携帯画面表示部43と、を備える。携帯通信部42は、保守端末通信接続部28から通信、通話の異常を受信する。携帯画面表示部43は、通信、通話の異常を表示する。
《第1実施形態の動作》
図2A、図2Bは第1実施形態の動作を示すフローチャートである。
図2A、図2Bにおいて、乗りかご1は通常運転で走行しており、保守点検員が点検で到着する(ステップS1)。その後、点検が始まってエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21の通話確認を実施する通話点検のタイミングとなる(ステップS2)。
通話点検時、保守点検員によりエレベーター乗りかご1内の非常呼びボタン2が押される(ステップS3YES)。その際、端末通信制御部12からセンター通信接続部22に正常に接続でき(ステップS4YES)、通話制御部14、センター通信接続部22が通信接続してかご内通話部3とセンター通話部24が音声信号による送受信により正常の通話ができ(ステップS5YES)、遠隔サービスセンター装置21からエレベーター乗りかご1内への発信の通信、通話接続の確認も実施していなければ(ステップS6NO)、遠隔サービスセンター装置21からエレベーター乗りかご1内へ発信させて通信、通話接続の確認を実施する。
遠隔サービスセンター装置21からエレベーター乗りかご1内への発信の通信、通話接続の確認も実施していれば(ステップS6YES)、通話点検を含めた一通りの点検作業が完了し(ステップS7)、点検完了後にエレベーター乗りかご1は通常走行となる(ステップS8)。
通話点検時に、エレベーター乗りかご1内の非常呼びボタン2が押されて(ステップS3YES)、端末通信制御部12からセンター通信接続部22に通信接続できない時(ステップS4NO)、端末通信異常検知部13が通信無しで異常と判断し、かご内表示部4では通信異常が発生した旨を表示する(ステップS9)。
その後、保守点検員にて通信が接続できるように遠隔端末装置や付属するアンテナの設置位置などを調整する。調整後に、センター通信接続部22と正常に接続できなければ(ステップS10NO)、通信できる設置位置の調整を続ける。センター通信接続部22と正常に接続でき(ステップS10YES)、遠隔サービスセンター装置21と通話ができ(ステップS5YES)、遠隔サービスセンター装置21からエレベーター乗りかご1内への発信の通信、通話接続の確認も実施していなければ(ステップS6NO)、遠隔サービスセンター装置21からエレベーター乗りかご1内へ発信させて通信、通話接続の確認を実施する。遠隔サービスセンター装置21からエレベーター乗りかご1内への発信の通信、通話接続の確認も実施していれば(ステップS6YES)、通話点検を含めた一通りの点検作業が完了し(S7)、点検完了後にエレベーター乗りかご1は通常走行に復帰する(ステップS8)。
通話点検時に通信接続して、通話制御部14、センター通話部24にて音声信号の出力がなくエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21で通話ができない場合(ステップS5NO)、通話異常検知部15よりかご内表示部4へ通話異常の表示をし、合わせてセンター通話異常検知部26よりセンター画面表示部27へ通話異常を表示して保守端末通信接続部28より携帯通信部42へ通話異常を送信し携帯画面表示部43で通話異常を表示させる(ステップS11)。その後、保守点検員にてインターホン機器を交換して遠隔サービスセンター装置21側のオペレーターも異常がないかを確認をしてかご内通話部3とセンター通話部24で通話ができなければ(ステップS12NO)、エレベーター側のインターホン関係の機器交換やセンター側の異常有無、是正を続けてかご内通話部3とセンター通話部24で通話ができて(ステップS12YES)、遠隔サービスセンター装置21からエレベーター乗りかご1内への発信の通信、通話接続の確認も実施していなければ(ステップS6NO)、遠隔サービスセンター装置21からエレベーター乗りかご1内へ発信させて通信、通話接続の確認を実施する。遠隔サービスセンター装置21からエレベーター乗りかご1内への発信の通信、通話接続の確認も実施していれば(ステップS6YES)、通話点検を含めた一通りの点検作業が完了し(ステップS7)、点検完了後にエレベーター乗りかご1は通常走行となる(ステップS8)。
通話点検時、エレベーター乗りかご1内の非常呼びボタン2が押されず(ステップS3NO)、遠隔サービスセンター装置21のかご呼出し部23よりかご内通話部3との通話要求をセンター通信接続部22経由で端末通信制御部12へ接続しなければ(S13NO)、特に動きはないが、端末通信制御部12へ接続して(ステップS13YES)、かご内通話部3と通話するために端末通信制御部12と通信ができたら(ステップS14YES)、端末通信制御部12から通話制御部14経由でかご内通話部3とセンター通話部24とを通話接続して通話ができて(ステップS15YES)、非常呼びボタン2を押したときのエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通信、通話接続の確認も実施していなければ(ステップS6NO)、非常呼びボタン2を押してエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通信、通話接続の確認を実施する。非常呼びボタン2を押してエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通信、通話接続の確認も実施していれば(ステップS6YES)、通話点検を含めた一通りの点検作業が完了し(ステップS7)、点検完了後にエレベーター乗りかご1は通常走行となる(ステップS8)。
遠隔サービスセンター装置21のかご呼出し部23よりかご内通話部3との通話要求をセンター通信接続部22経由で端末通信制御部12と接続して(ステップS13YES)、かご内通話部3と通話するために端末通信制御部12と通信ができない時(ステップS14NO)、センター通信異常検知部25が通信無しで異常と判断してセンター画面表示部27へ通信異常の表示をし、保守端末通信接続部28により携帯通信部42経由で携帯画面表示43に通信異常を表示する(ステップS16)。その後、保守点検員にて通信が接続できるように遠隔端末装置や付属するアンテナの設置位置などを調整した時に端末通信接続部22と正常に接続できなければ(ステップS17NO)、通信できる設置位置の調整を続け、端末通信接続部22と正常に接続でき(ステップS17YES)、かご内通話部3とも通話ができて(ステップS15YES)、非常呼びボタン2を押したときのエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通信、通話接続の確認を実施していなければ(ステップS6NO)、非常呼びボタン2を押してエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通信、通話接続の確認を実施する。非常呼びボタン2を押してエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通信、通話接続の確認も実施していれば(S6YES)、通話点検を含めた一通りの点検作業が完了し(ステップS7)、点検完了後にエレベーター乗りかご1は通常走行に復帰する(ステップS8)。
かご内通話部3と通話するために端末通信制御部12と通信ができて(ステップS14YES)、センター通話部24、通話制御部14にて音声信号の出力がなく遠隔サービスセンター装置21とエレベーター乗りかご1内で通話ができない場合(ステップS15NO)、センター通話異常検知部26よりセンター画面表示部27へ通話異常を表示して保守端末通信接続部28より携帯通信部42へ通話異常を送信し携帯画面表示部43で通話異常を表示させて合わせて通話異常検知部15よりかご内表示部4へ通話異常の表示する(ステップS18)。その後、保守点検員にてインターホン機器を交換して遠隔サービスセンター装置21側のオペレーターも異常がないかを確認をしてセンター通話部24とかご内通話部3で通話ができなければ(ステップS19NO)、エレベーター側のインターホン関係の機器交換やセンター側の異常有無、是正を続けてかご内通話部3とセンター通話部24で通話ができて(ステップS19YES)、非常呼びボタン2を押したときのエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通信、通話接続の確認を実施していなければ(ステップS6NO)、非常呼びボタン2を押してエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通信、通話接続の確認を実施する。非常呼びボタン2を押してエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通信、通話接続の確認も実施していれば(ステップS6YES)、通話点検を含めた一通りの点検作業が完了し(ステップS7)、点検完了後にエレベーター乗りかご1は通常走行となる(ステップS8)。
ここまでの一連の説明において、通信、通話に異常となってかご内表示部4、センター画面表示部27、携帯画面表示部43の異常表示となるが、その後、是正が完了して通信通話が正常となったらかご内表示部4、センター画面表示部27、携帯画面表示部43の異常表示は消える。
なお、音声の大きさについては異常時に異常ということを表示することを代表で記載したが、表示内容は一例であり、異常表示以外にも、例えば、異常表示となった日時を表示するようにしてもよい。
このように第1実施形態によれば、エレベーターの保守点検時のエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通話確認で異常発生時に、通信が原因で通話ができないか、音声出力が無いことにより通話ができないかの判別が可能となり、それぞれの原因に従った是正を実現することができるという効果を奏する。
<第2実施形態>
《第2実施形態の構成》
図3A、図3Bは本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図である。
図3A、図3Bに示すエレベーター通話診断システム200は、第1実施形態の構成に対して、遠隔端末装置11に端末通信異常履歴部16を追加し、遠隔サービスセンター装置21にセンター通信異常履歴部29を追加した構成となる。
端末通信異常履歴部16は、端末通信異常検知部13で通信異常の検知を受信した履歴を保存し、通信異常が発生した時にかご内通話部3へ通信異常が発生したことと過去の端末通信異常履歴を送信する機能を有する。
センター通信異常履歴部29は、センター通信異常検知部25で通信異常の検知を受信した履歴を保存し、通信異常が発生した時に通信異常が発生したことと過去の端末通信異常履歴をセンター画面表示部27と保守端末通信接続部28へ送信する機能を有する。
《第2実施形態の動作》
図4A、図4Bは第1実施形態の動作を示すフローチャートである。なお、図4A、図4BのステップS21~S28、S34~S35、S38、S42~S43については、それぞれ第1実施形態の図2A、図2BのステップS1~S8、S11~S12、S15、S18~S19と同様の内容となるため、説明は省略する。以下では、第1実施形態との異なる内容について説明する。
図4A、図4Bにおいて、端末通信制御部12からセンター通信接続部22に通信接続できない時(ステップS24NO)、遠隔端末装置11の端末通信異常履歴部16にて端末通信異常検知部13で通信異常の検知を受信し、過去の端末通信異常履歴がある場合(ステップS31YES)、異常が発生したことと過去の端末通信異常履歴をかご内表示部4へ通信異常の表示をする(ステップS212)。
過去の端末通信異常履歴がない場合(ステップS31NO)、異常が発生したことと過去の端末通信異常履歴が0回であることをかご内表示部4へ表示する(ステップS32)。その後、保守点検員にて通信が接続できるように遠隔端末装置11や付属するアンテナの設置位置などを調整した時にセンター通信接続部22と正常に接続できなければ(ステップS33NO)、通信できる設置位置の調整を続け、センター通信接続部22と正常に接続できれば(ステップS33YES)、その後の流れは第1実施形態と同じである。
同様に図4A、図4Bにおいて、かご内通話部3と通話するためにセンター通信接続部22が端末通信制御部12と通信ができない時(ステップS37NO)、センター通信異常履歴部29にてセンター通信異常検知部25で通信異常の検知を受信し、過去のセンター側で通信異常履歴がある場合(ステップS39YES)、異常が発生したことと過去のセンター側通信異常履歴をセンター画面表示部27へ表示し、保守端末通信接続部28により携帯通信部42経由で携帯画面表示部43に異常が発生したことと過去のセンター側通信異常履歴を表示する(ステップS40)。過去のセンター側通信異常履歴がない場合(ステップS39NO)、異常が発生したことと過去のセンター側通信異常履歴が0回であることをセンター画面表示部27と携帯画面表示部43へ表示する(ステップS40)。その後、保守点検員にて通信が接続できるように遠隔端末装置11や付属するアンテナの設置位置などを調整した時に端末通信接続部22と正常に接続できなければ(ステップS41NO)、通信できる設置位置の調整を続け、端末通信接続部22と正常に接続できれば(ステップS41YES)、その後の流れは第1実施形態と同じである。
また、図4A、図4Bにおいて、通話点検を含めた一通りの点検作業が完了し(ステップS27)、点検完了後にエレベーター乗りかご1は通常走行となった後(ステップS28)、かご内表示部3またはセンター画面表示部27、携帯画面表示部43にて過去に通信異常履歴があった場合(ステップS29YES)、今後、別の通信手段を準備することを進める(ステップS30)。過去に通信異常履歴がない場合(ステップS30NO)、そのまま一通りの点検作業が完了となる(ステップS30)。
ここまでの一連の説明において、通信、通話に異常となってかご内表示部4、センター画面表示部27、携帯画面表示部43の過去の履歴を含めた異常表示となるが、その後、是正が完了して通信通話が正常となったらかご内表示部4、センター画面表示部27、携帯画面表示部43の異常表示は消える。
また、音声の大きさについては異常時に異常と過去の異常履歴を表示することを代表で記載したが、異常表示、異常履歴以外にも異常表示となった日時を表示するなどもあり、ここでの表示内容は一例である。
このように第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、エレベーターの保守点検時のエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通話確認で通信異常が原因の場合は、過去の通信異常履歴から通信機器の設置位置の問題なのか、通信手段自体を変更した方が良いかの判断をできるという効果を奏する。
<第3実施形態>
《第3実施形態の構成》
図5A、図5Bは本発明の第3実施形態の構成を示すブロック構成図である。
図5A、図5Bに示すエレベーター通話診断システム300は、第2実施形態の構成に対して、遠隔端末装置11に端末音声閾値判断部17を追加し、遠隔サービスセンター装置21にセンター音声閾値判断部30を追加した構成となる。
端末音声閾値判断部17は、通話制御部14から通話が始まる信号を受信後にかご内通話部3からの音声、センター通話部24からの音声をリアルタイムで取得して各音声の大きさが基準値以上か未満かを判断し、基準値未満の場合は通話異常検出部15へ通話異常を通知する機能を有する。
センター音声閾値判断部30は、センター通話部24から通話が始まる号機の信号を受信後にセンター通話部24からの音声、かご内通話部3からの音声をリアルタイムで取得して各音声の大きさが基準値以上か未満かを判断し、基準値未満の場合はセンター通話異常検出部26へ通話異常を通知する機能を有する。
《第3実施形態の動作》
図6A、図6Bは第3実施形態の動作を示すフローチャートである。なお、図6A、図6BのステップS51~S55、S57~S69、S71~S75については、それぞれ第2実施形態の図5、図6のステップS21~S25、S26~S38、S39~S43と同様の内容となるため、説明は省略する。第2実施形態との異なる内容について説明する。
図6A、図6Bにおいて、かご内通話部3、通話制御部14、センター通話部24にてエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21で通話ができていて(ステップS55YES)、端末音声閾値判断部17にて通話制御部14からかご内通話部3からの音声、センター通話部24からの音声をリアルタイムで取得して各音声の大きさが基準値以上で十分に大きい場合は(ステップS56YES)、正常に点検を進められており、以後の処理は第1、第2実施形態と同じである。
端末音声閾値判断部17にてかご内通話部3からの音声、センター通話部24からの音声をリアルタイムで取得して各音声の大きさが基準値未満で満たしていない場合は(ステップS56NO)、通話異常検知部15よりかご内表示部4へ通話異常を表示し、合わせてセンター通話異常検知部26よりセンター画面表示部27へ通話異常を表示して保守端末通信接続部28より携帯通信部42へ通話異常を送信し携帯画面表示部43で通話異常を表示させる(ステップS65)。この後の流れは第1、第2実施形態と同じである。
同様に図6A、図6Bにおいて、センター通話部24、通話制御部14、かご内通話部3にて遠隔サービスセンター装置21とエレベーター乗りかご1内で通話ができていて(ステップS69YES)、センター音声閾値判断部30にてセンター通話部24からの音声、かご内通話部3からの音声をリアルタイムで取得して各音声の大きさが基準値以上で十分に大きい場合は(ステップS70YES)、正常に点検を進められており、以後の処理は第1、第2実施形態と同じである。
センター音声閾値判断部30にてセンター通話部24からの音声、かご内通話部3からの音声をリアルタイムで取得して各音声の大きさが基準値未満で満たしていない場合は(ステップS70NO)、センター通話異常検知部26よりセンター画面表示部27へ通話異常を表示して保守端末通信接続部28より携帯通信部42へ通話異常を送信し携帯画面表示部43で通話異常を表示し、合わせて通話異常検知部15よりかご内表示部4へ通話異常を表示させる(ステップS74)。この後の流れは第1、第2実施形態と同じである。
ここまでの一連の説明において、通信、通話に異常となってかご内表示部4、センター画面表示部27、携帯画面表示部43の過去の履歴を含めた異常表示となるが、その後、是正が完了して通信通話が正常となったらかご内表示部4、センター画面表示部27、携帯画面表示部43の異常表示は消える。
また、音声の大きさについては基準値以上、未満の表示をすることを代表で記載したが、基準値未満の場合はその時の数値を表示するなどもあり、ここでの表示内容は一例である。
このように第3実施形態によれば、第1,第2実施形態の効果に加え、エレベーターの保守点検時のエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通話確認で音声の大きさが基準値未満の場合に、機器劣化による異常の判断をできるという効果を奏する。
<第4実施形態>
《第4実施形態の構成》
図7A、図7Bは本発明の第4実施形態の構成を示すブロック構成図である。
図7A、図7Bに示すエレベーター通話診断システム400は、第3実施形態の構成に対して、遠隔端末装置11に端末通話切断部18を追加し、遠隔サービスセンター装置21にセンター通話切断部31を追加した構成となる。
端末通話切断部18は、通話異常検知部15が異常と判断した時に通話制御部14で制御しているかご内通話部3とセンター通話部24の通話を切断する機能を有する。
センター通話切断部31は、センター通話異常検知部26が異常と判断した時にセンター通話部24で制御しているかご内通話部3との通話を切断する機能を有する。
《第4実施形態の動作》
図8A、図8Bは第4実施形態の動作を示すフローチャートである。なお、図8A、図8BのステップS81~S94、S96~S104、S106~S107については、それぞれ第3実施形態の図6A、図6BのステップS51~S64、S65~S73、S74~S75と同様の内容となるため、説明は省略する。第3実施形態との異なる内容について説明する。
図8A、図8Bにおいて、かご内通話部3、通話制御部14、センター通話部24にてエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21で通話ができない場合(ステップS85NO)、または通話はできるが、かご内通話部3からの音声、センター通話部24からの音声の各音声の大きさが基準値未満の場合は(ステップS86NO)、通話異常検知部15が異常と判断して端末通話切断部18にて通話制御部14で制御しているかご内通話部3とセンター通話部24の通話を切断し、同じようにセンター通話異常検知部26から異常を受けてセンター通話切断部31にてセンター通話部24で制御しているセンター通話部24とかご内通話部3との通話を切断する(ステップS95)。そして、通話異常検知部15よりかご内表示部4へ通話異常の表示し、合わせてセンター通話異常検知部26よりセンター画面表示部27へ通話異常を表示して保守端末通信接続部28より携帯通信部42へ通話異常を送信し携帯画面表示部43で通話異常を表示させる(ステップS96)。以後の処理は第1~第3実施形態の処理と同じである。
同様に図8A、図8Bにおいて、センター通話部24、通話制御部14、かご内通話部3にて遠隔サービスセンター装置21とエレベーター乗りかご1内で通話ができない場合(ステップS100NO)、またはセンター音声閾値判断部30にてセンター通話部24からの音声、かご内通話部3からの音声の各音声の大きさが基準値未満の場合は(ステップS101NO)、センター通話異常検知部26が異常と判断してセンター通話切断部31にてセンター通話部24で制御しているセンター通話部24とかご内通話部3との通話を切断し、同じように端末通話切断部18にて通話制御部14で制御しているかご内通話部3とセンター通話部24の通話を切断する(ステップS105)。そして、センター通話異常検知部26よりセンター画面表示部27へ通話異常を表示して保守端末通信接続部28より携帯通信部42へ通話異常を送信し携帯画面表示部43で通話異常を表示させ、合わせて通話異常検知部15よりかご内表示部4へ通話異常の表示する(ステップS106)。以後の処理は第1~第3実施形態の処理と同じである。
ここまでの一連の説明において、通信、通話に異常となってかご内表示部4、センター画面表示部27、携帯画面表示部43の過去の履歴を含めた異常表示となるが、その後、是正が完了して通信通話が正常となったらかご内表示部4、センター画面表示部27、携帯画面表示部43の異常表示は消える。
また、音声の大きさについては異常時に異常を表示することを代表で記載したが、異常表示にも通話異常で通話を切断した旨を表示するなどもあり、ここでの表示内容は一例である。
このように第4実施形態によれば、第1~第3実施形態の効果に加え、エレベーターの保守点検時のエレベーター乗りかご1内と遠隔サービスセンター装置21との通話確認で異常の時は通話を切断することで異常時の通話時間を短縮して確認時間を短縮できるという効果を奏する。
<第5実施形態>
《第5実施形態の構成》
図9A、図9Bは本発明の第5実施形態の構成を示すブロック図である。
図9A、図9Bに示すエレベーター通話診断システム500は、第4実施形態の構成に対して、エレベーター乗りかご1に車いす非常呼びボタン5と、車いす用通話部6とを追加し、遠隔サービスセンター装置21に車いす用呼出し部32を追加した構成となる。
車いす非常呼びボタン5は、車いす利用者が通話をする際に使用されるもので、車いす通話用の通話要求を端末通信制御部12へ要求する機能を有する。
車いす用通話部6は、通話制御部14よりエレベーター乗りかご1内の車いす通話用の通話要求を受信すると遠隔サービスセンター装置21と通話する機能を有する。
車いす用呼出し部32は、センター通信接続部22に対して車いす通話部6との通話を要求する機能を有する。
図9A、図9Bに示すエレベーター通話診断システム500は、第1~第4実施形態の処理に加えて、エレベーター乗りかご1の車いす非常呼びボタン5、車いす用通話部6を利用した通信・通話を点検するものであり、第1~第4実施形態の処理を車いす用に読み替えて適用可能である。
このように第5実施形態によれば、第1~第4実施形態の効果を車いす用通話にも適用することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,200,300,400,500…エレベーター通話診断システム、1…エレベーター乗りかご、2…非常呼びボタン、3…かご内通話部、4…かご内表示部、5…車いす非常呼びボタン、6…車いす用通話部、11…遠隔端末装置、12…端末通信制御部、13…端末通信異常検知部、14…通話制御部、15…通話異常検知部、16…端末通信異常履歴部、17…端末音声閾値判断部、18…端末通話切断部、21…遠隔サービスセンター装置、22…センター通信接続部、23…かご呼出し部、24…センター通話部、25…センター通信異常検知部、26…センター通話異常検知部、27…センター画面表示部、28…保守端末通信接続部、29…センター通信異常履歴部、30…センター音声閾値判断部、31…センター通話切断部、32…車いす用呼出し部、41…保守員携帯端末装置、42…携帯通信部、43…かご内映像/字幕送受信部

Claims (7)

  1. エレベーターの乗りかごに設置された非常呼びボタン、かご内通話部及びかご内表示部と接続されるとともに、前記乗りかごを遠隔監視する遠隔サービスセンター装置とネットワークを介して接続された遠隔端末装置であって、
    端末通信制御部と、端末通信異常検知部と、通話制御部と、通話異常検知部とを少なくとも備え、
    前記端末通信制御部は、前記非常呼びボタンが押された際に発信される非常呼び信号を前記遠隔サービスセンター装置へ送信する機能と、当該非常呼び信号を前記遠隔サービスセンター装置へ送信できるか否かを監視する機能と、前記遠隔サービスセンター装置から通話要求信号を受信すると遠隔端末装置内部の通話制御部と接続して通話開始指令を送信し通話切断要求を受信すると通話制御部へ通話終了指令を送信する機能と、当該遠隔端末装置内で通話異常と判断されるとその旨を遠隔サービスセンター装置へ通知する機能とを少なくとも有し、
    端末通信異常検知部は、前記端末通信制御部から遠隔サービスセンター装置へ信号送信できない旨の情報を受信すると通信異常と判断して前記かご内表示部へ異常表示を指令する機能を有し、
    通話制御部は、前記端末通信制御部から前記通話開始指令または通話終了指令を受信すると、それぞれ前記かご内通話部との接続または切断を実行する機能と、前記かご内通話部または前記端末通信制御部から音声信号を検出できるか否かを監視する機能とを有し、
    通話異常検知部は、前記通話制御部から音声信号を検出できない旨を受信すると通話異常と判断して前記端末通信制御部と前記かご内表示部へ異常を通知する機能を有する遠隔端末装置。
  2. 非常呼びボタン、かご内通話部及びかご内表示部が設置されたエレベーターの乗りかごに接続された遠隔端末装置とネットワークを介して接続され、前記乗りかごを遠隔監視する遠隔サービスセンター装置であって、
    かご呼出し部と、センター通信接続部と、センター通信異常検知部と、センター通話部と、センター通話異常検知部とを少なくとも備え、
    前記かご呼出し部は、前記遠隔端末装置の通話制御部を介して前記かご内通話部への通話、通信を要求する通話接続指令を送信する機能を有し、
    センター通信接続部は、前記遠隔端末装置の端末通信制御部から非常呼び信号を受信すると、前記遠隔端末装置の通話制御部を介して前記かご内通話部との通話接続を前記遠隔端末装置の端末通信制御部へ要求する機能と、前記かご呼出し部から前記遠隔端末装置の通話制御部を介して前記かご内通話部との通話接続指令を受信すると、前記かご内通話部へ通信および通話を前記遠隔端末装置の端末通信制御部を介して前記遠隔端末装置の通話制御部へ要求し、前記遠隔端末装置の端末通信制御部を経由して前記遠隔端末装置の通話制御部へ通信できない時に通信できないことを通知する機能を有し、
    前記センター通信異常検知部は、前記センター通信接続部で前記遠隔端末装置の端末通信制御部と通信できない時に異常と判断して遠隔サービスセンター装置内の画面に通信異常を表示し、保守員が携帯する保守員携帯端末装置へ通信異常である旨を送信要求する機能を有し、
    前記センター通話部は、前記センター通信接続部からの通話接続要求に対して前記遠隔端末装置の端末通信制御部から正常接続したことを受信した時に前記かご内通話部と遠隔サービスセンター装置との通話を有効にする機能を有し、
    センター通話異常検知部は、前記センター通話部の音声信号を検出しない場合に通話異常を検知して遠隔サービスセンター装置内の画面に通話異常を表示する機能を有する遠隔サービスセンター装置。
  3. 請求項1に記載の遠隔端末装置と、
    請求項2に記載の遠隔サービスセンター装置と、
    保守員が携帯する保守員携帯端末装置とを備え、
    前記遠隔サービスセンター装置は、センター通信異常検知部およびセンター通話異常検知部から前記保守員携帯端末装置への異常送信要求を受信すると、前記保守員携帯端末装置に異常を送信する保守端末通信接続部をさらに備え、
    前記保守員携帯端末装置は、
    前記保守端末通信接続部から通信、通話の異常を受信する携帯通信部と、
    通信、通話の異常を表示する携帯画面表示部と、を備え、
    エレベーター乗りかご内と遠隔サービスセンター装置とで通話ができない時の原因について、通信が確立していないか音声信号が出力されていないかを判断し、前記エレベーター乗りかご内、遠隔サービスセンター装置、および保守員携帯端末装置へ通知するエレベーター通話診断システム。
  4. 前記遠隔端末装置に、端末通信異常検知部から過去に異常と判断された時に異常信号を受信して履歴として保存し、端末通信異常検知部で通信異常と判断された時に過去の通信異常履歴についてかご内表示部に表示する端末通信異常履歴部、を備え
    遠隔サービスセンター装置に、センター通信異常検知部から過去に異常と判断された時に異常信号を受信して履歴として保存し、前記センター通信異常検知部で通信異常と判断された時に過去の通信異常履歴についてもセンター画面表示部に表示し、前記保守端末通信接続部に送信要求するセンター通信異常履歴部、を備え、
    エレベーター乗りかご内と遠隔サービスセンター装置で通話ができない場合に、エレベーター乗りかご側または遠隔サービスセンター装置側から通信ができないことが原因の時に過去の通信異常履歴をエレベーター乗りかご内、遠隔サービスセンター装置、保守員携帯端末装置へ通知する請求項3に記載のエレベーター通話診断システム。
  5. 前記遠隔端末装置に、前記通話制御部からの音声信号を受信して音声の大きさが正常レベルの閾値と比較し、閾値未満の場合に通話異常検知部へ異常を通知する端末音声閾値判断部、を備え、
    遠隔サービスセンター装置に、センター通話部からの音声信号を受信して音声の大きさが正常レベルの閾値と比較し、閾値未満の場合に前記センター通話異常検知部へ異常を通知するセンター音声閾値判断部、を備え、
    エレベーター乗りかご内と遠隔サービスセンター装置との通話開始後に音声の大きさが異常と判断された時にエレベーター乗りかご内、遠隔サービスセンター装置、保守員携帯端末装置へ通知する請求項3又は4に記載のエレベーター通話診断システム。
  6. 前記エレベーター乗りかごに、車いす用通話を前記端末通信制御部へ要求する車いす非常呼びボタンと、前記通話制御部よりエレベーター乗りかご内の車いす通話用の通話要求を受信すると前記遠隔サービスセンター装置と通話する車いす用通話部と、を備え、
    前記遠隔サービスセンター装置に、センター通信接続部に前記車いす通話部との通話を要求する車いす用呼出し部と、を備える請求項3~5の何れか1項に記載のエレベーター通話診断システム。
  7. 非常呼びボタン、かご内通話部及びかご内表示部を備えたエレベーターの乗りかごと接続される遠隔端末装置と、前記乗りかごを遠隔監視する遠隔サービスセンター装置とがネットワークを介して接続され、前記乗りかごと前記遠隔サービスセンター装置との間の通信および通話を診断する方法であって、
    前記遠隔端末装置は、前記遠隔サービスセンター装置との通信ラインを監視し、非導通状態であれば、通信異常と診断し、通信ラインは確立しているが、前記乗りかごからの音声信号が検知不能の場合には前記かご内通話部の機器異常と診断し、
    前記遠隔サービスセンター装置は、前記遠隔端末装置との通信ラインを監視し、非導通状態であれば、通信異常と診断し、通信ラインは確立しているが、前記乗りかごからの音声信号が検知不能の場合には前記かご内通話部の機器異常と診断する、エレベーター通話診断方法。
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