JP2003300679A - エレベータ装置並びにエレベータの遠隔監視システム - Google Patents

エレベータ装置並びにエレベータの遠隔監視システム

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JP2003300679A
JP2003300679A JP2002107108A JP2002107108A JP2003300679A JP 2003300679 A JP2003300679 A JP 2003300679A JP 2002107108 A JP2002107108 A JP 2002107108A JP 2002107108 A JP2002107108 A JP 2002107108A JP 2003300679 A JP2003300679 A JP 2003300679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声式緊急通話システムの関連機器を撤去す
ることなく追加工事のみで画像・音声式緊急通話システ
ムを構築することができるエレベータ装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 エレベータかご1内にインターフォン4
が設置され、エレベータかご1の駆動系を制御する制御
装置2にインターフォン4が接続され、制御装置2が接
続された遠隔監視装置3に駆動系又はインターフォン4
から出力された信号に基づく情報信号をデジタル通信回
線網14を経由して管理システム側の受信装置15に送
信するアダプター23が接続され、エレベータかご1内
に追加設置された監視カメラ21並びにモニタ装置22
がアダプター23を介してデジタル通信回線網14に接
続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの遠隔
監視システム、特にエレベータかご内と外部との通話シ
ステムを備えたエレベータの遠隔監視システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、エレベータかご内には、何ら
かの原因により緊急停止した場合に外部との交信を可能
とする通話システムが設けられている。
【0003】また、このような通話システムのうち、建
物内の管理室との間で行う通話システムでは建物保有者
側の管理コストが高騰する上、24時間体制を確保する
ことが困難であり、しかも、緊急停止の原因解明や修理
・復旧作業等を行うことも困難であることから、これら
を総合した管理システムを有する外部管理業者に一切を
委託した遠隔監視システムも知られている。
【0004】図8は、このような遠隔監視システムにお
ける通話システムの一例を示す説明図である。
【0005】図8において、エレベータ側は、エレベー
タかご1、エレベータかご1を駆動させる駆動系の制御
装置2、制御装置2に接続された遠隔監視装置3、エレ
ベータかご1内に設置されて制御装置2を介して遠隔監
視装置3と接続されたかご内インターフォン4を備えて
いる。
【0006】これに対して、外部管理業者側(以下、
「センター」と称する。)の管理システムは、アナログ
通信回線網5を介して遠隔監視装置3と接続された受信
装置6、受信装置6に接続された音声対応用インターフ
ォン7、受信装置6に接続された監視制御装置8、監視
制御装置8に接続された顧客データベース9を備えてい
る。
【0007】このような遠隔監視システムとしての通話
システムとしては、エレベータかご1が何らかの原因に
より停止した場合、エレベータかご1内の乗客がかご内
インターフォン4を利用してセンターを呼び出し、この
センター内の担当者が音声対応用インターフォン7を利
用して音声で状況を対話する。また、センターには、制
御装置2からの自動監視データがアナログ通信回線網5
を介して監視制御装置8に転送されるため、この自動監
視データを確認することでエレベータかご1内の乗客に
状況等を説明することができる。
【0008】一方、上述した通話システムは、音声のみ
によるもの(以下、「音声式緊急通話システム」と称す
る。)であるが、エレベータかご1内の状況を画像によ
り確認することができるようにしたもの(以下、「画像
・音声式緊急通話システム」と称する。)も知られてい
る。
【0009】図7は、このような画像・音声式緊急通話
システムの一例を示す説明図である(特開2000−3
49917号公報参照)。
【0010】図7において、エレベータ側は、エレベー
タかご1、エレベータかご1を駆動させる駆動系の制御
装置2、制御装置2に接続された遠隔監視装置10、エ
レベータかご1内に設置されて制御装置2を介して遠隔
監視装置10と接続されたかご内インターフォン11、
エレベータかご1内に設置された監視カメラ12、エレ
ベータかご1内に設置されたモニタ装置13を備えてい
る。尚、この監視カメラ12とモニタ装置13とは遠隔
監視装置10に接続されている。
【0011】これに対して、センター側は、デジタル通
信回線網14を介して遠隔制御装置10と接続された受
信装置15、受信装置15に接続されたセンター内イン
ターフォン16,センター内カメラ17,モニタ装置1
8、受信装置15に接続された監視制御装置19、監視
制御装置19に接続された顧客データベース20を備え
ている。
【0012】このような遠隔監視システムとしての画像
・音声式緊急通話システムは、エレベータかご1が何ら
かの原因により停止した場合、エレベータかご1内の乗
客がかご内インターフォン11を利用してセンターを呼
び出し、このセンター内の担当者がセンター内インター
フォン16を利用して音声で状況を対話する。
【0013】これと同時に、監視カメラ12からの映像
信号がデジタル通信回線網14を介して画像処理された
上でセンター側のモニタ装置18に表示され、センター
内カメラ17からの映像信号がデジタル通信回線網14
を介して画像処理された上でエレベータかご1内のモニ
タ装置13に表示される。また、センターには、制御装
置2からの自動監視データがデジタル通信回線網14を
介して監視制御装置19に転送されるため、この自動監
視データを確認することでエレベータかご1内の乗客に
状況等を説明することができる。
【0014】図6は、このような緊急通話システムのセ
ンター側の対応ルーチンのフロー図である。
【0015】即ち、センター側では、あるエレベータ装
置からの通話呼び出しがシステム的並びに人員的に待機
状態となっており(ステップ1)、システム的には監視
制御装置19が受信装置15を監視しており(ステップ
2)、受信装置15が呼び出し信号を受信したらば、緊
急通話要求(以下、便宜上「直話」と称する場合もあ
る。)であるか否かが判断され(ステップ3)、受信装
置15が呼出信号を受信していない間は引き続き監視状
態を維持する。
【0016】そして、緊急通話要求でなかった場合に
は、制御装置2の駆動系等の監視に伴うその他の異常通
報と判断してメンテナンス等の異常処理が行われた(ス
テップ4)後に、受信装置15の監視状態へと復帰し、
緊急通話要求であった場合には各インターフォン11,
16を用いて通話を開始すると共に各カメラ12,17
及びモニタ装置13,18を用いて画像確認等を開始す
る(ステップ5)。
【0017】さらに、センター側とエレベータ側とでの
対応・了解が得られたか否かが回線の切断によって判断
され(ステップ6)、回線が切断されなかった場合には
音声による対応並びに画像による対応状態が継続され、
回線が切断された場合には実際の回線切断処理が行われ
て(ステップ7)、再び待機状態へと復帰する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたエレベータの遠隔監視システムにあっては、
近年の防犯対策強化や通信システムの向上の観点から、
音声式緊急通話システムから画像・音声式緊急通話シス
テムへと移行しつつある。
【0019】しかしながら、これら音声と同時に画像を
用いた画像・音声式緊急通話システムにあっては、セン
ター側の機器が音声式緊急通話システムとは別システム
(アナログ通信回線網5によるものとデジタル通信回線
網14によるものとを別々に構築しなければならな
い。)となるため、センター側の運営効率が悪いという
問題が生じていた。
【0020】また、センター輻輳時には、音声式緊急通
話システムに比べて画像・音声式緊急通話システムの場
合は負荷が増大してしまうことから、他の地域(例え
ば、東京と大阪など)のセンターへの負荷分散を図って
いるが、例えば、負荷分散先のセンターでは画像・音声
式緊急通話システム対象現場が設置されていないにも拘
らず、メインのセンターから負荷分散先のセンターへと
転送された画像付き緊急電話を受信するためには、別シ
ステムを構築しなければならなかった。
【0021】さらに、画像・音声式緊急通話システムを
現場に設置するには、既存の音声式緊急通話システム
(アナログ回線)に追加工事を行うことができず、遠隔
監視装置3等の監視関連機器を全て撤去・更新(デジタ
ル回線)する必要があり、費用がさらに高騰する上、手
間と工期も長くなるといった問題も生じていた。
【0022】しかも、画像・音声式緊急通話システム設
置現場から監視料金の値引きの要望などに応じて、音声
対応へのサービスダウンを図る際に遠隔監視装置10や
監視カメラ12並びにモニタ装置13等の監視関連機器
を全て撤去・更新する必要があるなどの問題も生じてい
た。
【0023】本発明は、上記問題を解決するため、音声
式緊急通話システムの関連機器を撤去することなく追加
工事のみで画像・音声式緊急通話システムを構築するこ
とができるエレベータ装置を提供することを目的とす
る。
【0024】また、音声式緊急通話システムと画像・音
声式緊急通話システムとを一つの管理システムで対応す
ることができる遠隔監視システムを提供することを目的
とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、本発明は、エレベータかご内に設置されたインター
フォンと、前記エレベータかごの駆動系を制御すると共
に前記インターフォンが接続された制御装置と、該制御
装置が接続されると共に前記駆動系又は前記インターフ
ォンから出力された信号に基づく情報信号をアナログ通
信回線網を経由して管理システム側受信装置に送信する
遠隔監視装置とを備えたエレベータ装置において、前記
エレベータかご内に追加設置されて該エレベータかご内
の状況を撮影する監視カメラ並びに画像を表示するモニ
タ装置と、前記遠隔監視装置をデジタル通信回線網に接
続すると共に前記監視カメラ並びに前記モニタ装置と前
記管理システム側受信装置とを通信可能に接続するアダ
プターとを備えていることを特徴とする。
【0026】このような構成においては、エレベータか
ご内にこのエレベータかご内の状況を撮影する監視カメ
ラと画像を表示するモニタ装置が追加設置されると共
に、アダプターにより遠隔監視装置,監視カメラ,モニ
タ装置がデジタル通信回線網を介して管理システム側受
信装置との間で通信可能に接続される。
【0027】また、本発明は、エレベータかご内に設置
されたインターフォンと、このエレベータかごの駆動系
を制御すると共に前記インターフォンが接続された制御
装置と、該制御装置が接続されると共に前記駆動系又は
前記インターフォンから出力された信号に基づく情報信
号をアナログ通信回線網を経由して管理システム側受信
装置に送信する遠隔監視装置と、を備えた音声式緊急通
話システム付属のエレベータ装置と、エレベータかご内
に設置されたインターフォンと、前記エレベータかごの
駆動系を制御すると共に前記インターフォンが接続され
た制御装置と、前記エレベータかご内に追加設置されて
該エレベータかご内の状況を撮影する監視カメラ並びに
画像を表示するモニタ装置と、前記制御装置が接続され
ると共に前記駆動系又は前記インターフォンから出力さ
れた信号に基づくアナログ信号をデジタル信号に変換す
ると共に前記監視カメラ並びに前記モニタ装置からのデ
ジタル信号が入力されるアダプターと、を備えた画像・
音声式緊急通話システム付属のエレベータ装置と、前記
アダプターが接続されたデジタル通信回線網に前記アナ
ログ通信回線網を接続するA/D変換器と、前記デジタ
ル通信回線網に接続された受信装置と、該受信装置を介
して前記音声式緊急通話システム付属のエレベータ装置
側の前記インターフォン若しくは前記画像・音声式緊急
通話システム付属のエレベータ装置の前記インターフォ
ンとの音声通話を確立するセンター側インターフォン
と、前記デジタル通信回線網に接続された画像処理装置
と、を備えた管理システムと、から構築されていること
を特徴とする。
【0028】このような構成においては、音声式緊急通
話システム付属のエレベータ装置、音声式緊急通話シス
テム付属であったものを画像・音声式緊急通話システム
付属と変更したエレベータ装置、これら各システムの双
方との接続を可能とした管理システムが構築される。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明のエレベータの遠隔
監視システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】図1において、Aは音声式緊急通話システ
ム付属のエレベータ装置、Bは音声式緊急通話システム
を画像・音声式緊急通話システムに追加変更したエレベ
ータ装置である。
【0031】これら各エレベータ装置A,Bは、共通の
音声式緊急通話システムを具備しており、1はエレベー
タかご、2はエレベータかご1の駆動系を制御する制御
盤等の制御装置、3はエレベータかご1内に設置された
かご内インターフォン4と制御装置2を介して接続され
た遠隔監視装置である。
【0032】エレベータ装置A側の遠隔監視装置3はア
ナログ通信回線網5と接続されている。
【0033】一方、エレベータ装置Bは、エレベータか
ご1内に監視カメラ21とモニタ装置22とが追加設置
されており、これら監視カメラ21とモニタ装置22並
びに遠隔監視装置3がアダプター23を介してデジタル
通信回線網14と接続されている。このデジタル通信回
線網14はA/D変換器24を介してアナログ通信回線
網5と接続されている。また、デジタル通信回線網14
は、エレベータ管理者側の受信装置15と接続されてい
る。さらに、デジタル通信回線網14は、エレベータ管
理者側の回線制御装置25とも接続されている。
【0034】管理システム側としての受信装置15は、
センター内インターフォン16と接続されていると共に
監視制御装置19を介して顧客データベース20と接続
されている。
【0035】他方、回線制御装置25には画像コーディ
ック装置26が接続され、この画像コーディック装置2
6には、監視制御装置19、センター内カメラ17、セ
ンター内モニタ装置18が接続されている。尚、これら
回線制御装置25、画像コーディック装置26、センタ
ー内カメラ17、センター内モニタ装置18によって管
理システムにおける画像処理装置を構成している。
【0036】遠隔監視装置3は、エレベータ装置A,B
の駆動系の動作を監視すると共にその監視情報の通報並
びに音声式緊急通話を可能とする。また、アダプター2
3は音声式緊急通話に画像を付加した画像・音声式緊急
通話を可能としている。
【0037】インターフォン4からの緊急通報ボタン等
の呼出スイッチの押下(単に、受話器の取り外しでも
可)又は制御装置2による異常検出があると、遠隔監視
装置3に緊急通話要求が出力される。
【0038】この際、エレベータ装置A側での緊急通話
要求の場合にはアナログ通信回線網5、A/D変換器2
4、デジタル通信回線網14を経由して受信装置15で
受信されてセンターとの接続がなされる。また、エレベ
ータ装置B側での緊急通話要求の場合には、アダプター
23によりアナログ信号がデジタル変換され、デジタル
通信回線網14を経由して受信装置15で受信されてセ
ンターとの接続がなされる。
【0039】図2は、このようなアダプター23の具体
的な構成を示すブロック図である。
【0040】図2において、アダプター23は、アナロ
グ回線用インターフェース31、切換スイッチ32、デ
ジタル回線用インターフェース33、画像コーディック
装置34、制御部35を備えている。
【0041】アナログ回線用インターフェース31に入
力されたアナログ信号からなる緊急通話要求は、そのア
ナログ回線用インターフェース31の内部でデジタル信
号化された後、切換スイッチ32を経由してデジタル回
線用インターフェース33からデジタル通信回線網14
へと出力されてセンターとの接続が可能となる。
【0042】また、監視カメラ21から出力された画像
信号は、常時は画像コーディック装置34を経由してモ
ニタ装置22で画像表示される。制御部35は、デジタ
ル回線用インターフェース33からの緊急通話要求(画
像折り返し要求)を受けると、監視カメラ21から出力
された画像信号を画像コーディック装置34、切換スイ
ッチ32を経由してデジタル回線用インターフェース3
3からデジタル通信回線網14へと出力されてセンター
へと送信される。モニタ装置22には、センターとの通
信関係が設立された後、センター内カメラ17からの画
像信号に基づく画像が表示される。
【0043】デジタル通信回線網14を経由して受信装
置15で受信された緊急通話要求は、監視制御装置19
へと出力され、顧客データベース20で照合される。
【0044】図3は顧客データベース20に格納されて
いる管理情報の一例の図表である。また、図4(A)は
エレベータ内インターフォン4から出力されたアナログ
信号に含まれる直話データの一例、図4(B)は監視カ
メラ21から出力されたデジタル信号に含まれる画像デ
ータの一例、図4(C)はアダプター23をISDN回
線用とした場合のチャネル使用イメージの一例をそれぞ
れ示すデータフォーマットの説明図である。
【0045】この図4(C)において、41は通報を行
っていない場合のデータフォーマット、42は1つのチ
ャネルのみ占有された音声通話のみの場合のデータフォ
ーマット、43は2つのチャネルのうち一方のチャネル
(64K)に音声、他方のチャネル(64K)に画像が
それぞれ占有された画像・音声通話の場合のデータフォ
ーマットである。尚、PHS等のように1つの回線で複
数の通信チャネルを持たない回線を使用した場合には、
アダプター23内にデジタル回線用インターフェース3
3を2回線収容するものとする。
【0046】次に、図5のフロー図を参照しつつ緊急通
話システムの使用例を説明する。
【0047】受信装置15の受信待機状態(ステップ1
1)から、緊急通話要求を監視制御装置19が受けたと
判断すると(ステップ12)、図4(A)で示したデー
タフォーマットに含まれる制御情報と顧客データベース
20に格納された顧客データとが照合されて緊急通話要
求か否かが識別される(ステップ13)。
【0048】緊急通話要求でなかった場合には制御装置
2による駆動系等の異常に伴う通報であると判断してメ
ンテナンス等の異常通報処理がなされ(ステップ1
4)、緊急通話要求であった場合にはセンター内インタ
ーフォン16による通話処理が施される(ステップ1
5)。
【0049】これと共に、図4(A)で示したデータフ
ォーマットに含まれる制御情報と顧客データベース20
に格納された顧客データとの照合により、緊急通話要求
が画像・音声式緊急通話システムにおけるものか否かが
識別され(ステップ16)、画像・音声式緊急通話シス
テムでない場合には音声式緊急通話システム(エレベー
タ装置A側)による緊急通話要求であると判定して回線
が切断されるまで(ステップ17)、音声式緊急通話シ
ステムとしての音声のみの対応が各インターフォン4,
16により行われて通話終了と共に(ステップ18)、
待機状態(ステップ11)へと復帰する。
【0050】また、ステップ16において緊急通話要求
が画像・音声式緊急通話システムにおけるものであると
判定した場合には、画像回線の確保が確認された後(ス
テップ19)、画像回線が確保されなかった場合には緊
急通話状態を確保するために音声のみの通話が維持され
(ステップ17,18)、画像回線が確保された場合に
は、顧客データベース20に格納された電話番号情報に
基づいて回線を接続し、センター内カメラ17からのセ
ンター画像が画像コーディック装置26及び回線制御装
置25を経由してデジタル通信回線網14へと画像信号
として出力されると共に回線が切断されるまで相互に画
像処理が施され(ステップ20〜ステップ23)、回線
が切断されると回線切断処理を行った後(ステップ2
4)、待機状態(ステップ11)へと復帰する。
【0051】このように、従来の音声式緊急通話システ
ム(エレベータ装置A側)との緊急通話を確保しつつ、
その従来の音声式緊急通話システムで使用していた機器
等はそのまま利用して画像・音声式緊急通話システム
(エレベータ装置B側)を確立することができると共
に、これら両緊急通話システムを一つの管理システムに
て対応することが可能となる。
【0052】従って、エレベータ装置B側における機器
等の共用化による画像・音声式緊急通話システム構築の
ための設置費用の削減、工期の短縮化を実現することが
できる。
【0053】また、センター側における通話設備の運用
効率の向上を実現することができ、しかも、一部地域の
みで画像・音声式緊急通話システムの運用を開始したと
しても音声式緊急通話システム(異常通報を含む)等の
サービスは負荷分散することができ、より信頼性の高い
サービスを少ない投資で実現することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明にあっては、以上説明したことに
より、音声式緊急通話システムの関連機器を撤去するこ
となく追加工事のみで画像・音声式緊急通話システムを
構築することができる。
【0055】また、音声式緊急通話システムと画像・音
声式緊急通話システムとを一つの管理システムで対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるエレベータの遠
隔監視システムのブロック説明図である。
【図2】 アダプターの具体的構想を示すブロック説明
図である。
【図3】 管理データベースに格納された顧客データの
図である。
【図4】 (A)はエレベータ内インターフォン4から
出力されたアナログ信号に含まれる直話データのデータ
フォーマット図、(B)は監視カメラから出力されたデ
ジタル信号に含まれる画像データのデータフォーマット
図、(C)はアダプターをISDN回線用とした場合の
チャネル使用イメージのデータフォーマット図である。
【図5】 本発明に係わる管理システムの処理ルーチン
のフロー図である。
【図6】 従来に係わる管理システムの処理ルーチンの
フロー図である。
【図7】 画像・音声式緊急通話システムのブロック説
明図である。
【図8】 音声式緊急通話システムのブロック説明図で
ある。
【符号の説明】
A 音声式緊急通話システム付属のエレベータ装置、B
画像・音声式緊急通話システム付属のエレベータ装
置、1 エレベータかご、2 制御装置、3 遠隔監視
装置、4 インターフォン、5 アナログ通信回線網、
14 デジタル通信回線網、15 受信装置、21 監
視カメラ(エレベータ装置B側)、22モニタ装置(エ
レベータ装置B側)、23 アダプター。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータかご内に設置されたインター
    フォンと、前記エレベータかごの駆動系を制御すると共
    に前記インターフォンが接続された制御装置と、該制御
    装置が接続されると共に前記駆動系又は前記インターフ
    ォンから出力された信号に基づく情報信号をアナログ通
    信回線網を経由して管理システム側受信装置に送信する
    遠隔監視装置とを備えたエレベータ装置において、 前記エレベータかご内に追加設置されて該エレベータか
    ご内の状況を撮影する監視カメラ並びに画像を表示する
    モニタ装置と、前記遠隔監視装置をデジタル通信回線網
    に接続すると共に前記監視カメラ並びに前記モニタ装置
    と前記管理システム側受信装置とを通信可能に接続する
    アダプターとを備えていることを特徴とするエレベータ
    装置。
  2. 【請求項2】 エレベータかご内に設置されたインター
    フォンと、このエレベータかごの駆動系を制御すると共
    に前記インターフォンが接続された制御装置と、該制御
    装置が接続されると共に前記駆動系又は前記インターフ
    ォンから出力された信号に基づく情報信号をアナログ通
    信回線網を経由して管理システム側受信装置に送信する
    遠隔監視装置と、を備えた音声式緊急通話システム付属
    のエレベータ装置と、 エレベータかご内に設置されたインターフォンと、前記
    エレベータかごの駆動系を制御すると共に前記インター
    フォンが接続された制御装置と、前記エレベータかご内
    に追加設置されて該エレベータかご内の状況を撮影する
    監視カメラ並びに画像を表示するモニタ装置と、前記制
    御装置が接続されると共に前記駆動系又は前記インター
    フォンから出力された信号に基づくアナログ信号をデジ
    タル信号に変換すると共に前記監視カメラ並びに前記モ
    ニタ装置からのデジタル信号が入力されるアダプター
    と、を備えた画像・音声式緊急通話システム付属のエレ
    ベータ装置と、 前記アダプターが接続されたデジタル通信回線網に前記
    アナログ通信回線網を接続するA/D変換器と、 前記デジタル通信回線網に接続された受信装置と、該受
    信装置を介して前記音声式緊急通話システム付属のエレ
    ベータ装置側の前記インターフォン若しくは前記画像・
    音声式緊急通話システム付属のエレベータ装置の前記イ
    ンターフォンとの音声通話を確立するセンター側インタ
    ーフォンと、前記デジタル通信回線網に接続された画像
    処理装置と、を備えた管理システムと、 から構築されていることを特徴とするエレベータの遠隔
    管理システム。
JP2002107108A 2002-04-09 2002-04-09 エレベータ装置並びにエレベータの遠隔監視システム Pending JP2003300679A (ja)

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