JP7353859B2 - 電気的接触子及び電気的接続装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気的接触子及び電気的接続装置に関し、例えば、半導体ウェハ上に形成された半導体集積回路等の電気的検査に用いる電気的接触子及び電気的接続装置に適用し得るものである。
半導体ウェハ上に形成された各半導体集積回路(被検査体)の電気的検査では、複数のプローブ(以下では、「電気的接触子」とも呼ぶ。)を有するプローブカード等の電気的接続装置を、テストヘッダに取り付けた検査装置(テスタ)が用いられる。
プローブカードには、当該プローブカードの下面から各プローブの先端部が突出するように、複数のプローブが装着されており、被検査体がプローブカードに押圧されると、各プローブの先端部と、被検査体の対応する電極端子とが電気的に接触する。そして、検査の際、検査装置からの電気信号が各プローブを介して各被検査体に供給され、また各被検査体からの信号が各プローブを介して検査装置側に取り込まれることで、各被検査体の電気的検査が行なわれる。
近年、半導体集積回路の高密度化、高集積化等に伴い、半導体集積回路の電極端子の小径化や、電極端子間の間隔の狭ピッチ化が進んでいる。これに対して、小径化及び狭ピッチ化した電極端子に対して確実に電気的に接触させるために、カンチレバー型プローブが用いられる。
例えば、特許文献1には、取付部と、その取付部から左右方向に延びる2本のアーム部と、2本のアーム部の先端側で2本のアームを連結する台座部とを備え、台座部の下端に、電極端子と電気的に接触する接触部を有する接触子が開示されている。2本のアーム部の後端部は取付部に支持されており、プローブの接触部と被検査体の電極端子とが電気的に接触する際、接触部と電極端子との接触荷重を抑制するために、2本のアーム部は、接触部を弾性的に支持する部分として機能する。また、被検査体の電極端子に対する接触部の位置決めを確実にするために、2本のアーム部のうち、接触部に近いアーム部(特許文献1の図1では、下側アーム部34)は直線状に形成している。
このようなカンチレバー型プローブは、取付部と接触部とが左右方向に離れて配置されており、さらにプローブの接触部と被検査体の電極端子とが電気的に接触するときには、上述したようにアーム部が弾性的に作用する。そのため、接触部と電極端子とが電気的に接触するときには、プローブの接触部の位置が、取付部を中心として円弧状に移動することになり、またオーバードライブをかけたときには、電極端子と接触しているプローブの接触部が電極端子の表面上をスクラブすることになる。さらに、電極端子の表面の欠損等を少なくするため、電極端子に対する接触部の針圧(接触時の圧力)を適切に調整することが必要となる。
従来、プローブのアームの太さ(上下方向の長さ)や湾曲のさせ方等を微調整することで、上述したようなプローブの接触部の移動量、スクラブ量、針圧などを調整している。
特開2009-229410号公報
ところで、被検査体の電気的検査を良好とし、被検査体を精度良く検査するためには、プローブを流れる電気信号の導通特性を良好とすることが求められる。そのために、例えばプローブのアーム部の太さ(上下方向の長さ)を太くし、抵抗値を低くすることが考えられるが、プローブのアーム部を太くすると、アーム部の弾性変形(例えば撓み)がしにくくなり、プローブの接触部の移動量やスクラブ量が増大してしまうおそれがある。
また、プローブの小型化が進んでいるため、プローブのアーム部の左右方向の長さが短くなり、プローブの接触部の移動量を制御(調整)することが難しくなっているという課題もある。
そのため、電気的接触子に流れる電気信号の導通特性を良好として、被検査体の電気的検査を良好とすることができる電気的接触子及び電気的接続装置が求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る電気的接触子は、配線基板の基板電極と、被検査体の電極端子との間を電気的に接触するカンチレバー型の電気的接触子において、配線基板の基板電極と電気的に接触する取付部と、取付部から被検査体側に連なって延びる基端部と、基端部から電気的接触子の長手方向に延びる複数のアーム部と、複数のアーム部のそれぞれの先端部と連結する連結部と、連結部から被検査体側に連なって設けられた台座部と、台座部の被検査体側に電極端子と電気的に接触する接触部とを備え、複数のアーム部はそれぞれ、被検査体の電極端子と接触する接触部を弾性的に支持するものであり、複数のアーム部のうち、接触部に最も近い接触部最近接アーム部は、基端部に支持されて当該電気的接触子の長手方向に直線状に延びるストレート部と、ストレート部と一体的に連続して形成されて、ストレート部と連結部との間に設けられて、被検査体の電極端子と接触した接触部の移動を抑制する湾曲部とを有し、台座部が、接触部と接触部最近接アーム部との間に、被検査体の電極端子に接触する接触部の位置を決める位置決め部を有し、位置決め部が、当該電気的接触子の長手方向に沿って直線状に設けられており、接触部最近接アーム部のストレート部の面と、平行な面を有することを特徴とする。
第2の本発明に係る電気的接続装置は、配線基板の基板電極と、被検査体の電極端子との間を電気的に接触するカンチレバー型の複数の電気的接触子を備え、各電気的接触子を介して被検査体の電極端子配線基板の基板電極とを電気的に接続させる電気的接続装置において、複数の電気的接触子が、第1の本発明に係る電気的接触子であることを特徴とする。
本発明によれば、電気的接触子に流れる電気信号の導通特性を良好として、被検査体の電気的検査を良好とすることができる。
実施形態に係る電気的接触子の構成を示す構成図である。 実施形態に係る電気的接続装置の構成を示す構成図である。 従来の直線状のアーム部を有する電気的接触子の構成を示す構成図である。 実施形態の電気的接触子の接触部と被検査体の電極端子とが電気的に接触している状態を示す図である。 実施形態に係る電気的接触子における第1のアーム部の湾曲部の設定方法の概念を説明する説明図である。 変形実施形態に係る電気的接触子の構成を示す構成である(その1)。 変形実施形態の電気的接触子の接触部と被検査体の電極端子とが電気的に接触している状態を示す図である。 変形実施形態に係る電気的接触子の構成を示す構成である(その2)。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明に係る電気的接触子及び電気的接続装置の主たる実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A-1)実施形態の構成
(A-1-1)電気的接続装置
図2は、この実施形態に係る電気的接続装置の構成を示す構成図である。図2では、電気的接続装置1の主要な構成部材を図示しているが、これらの構成部材に限定されるものではなく、実際は、図2に図示してない構成部材を有する。また、以下では、図2中の上下方向に着目して、「上」、「下」を言及する。
図2において、この実施形態に係る電気的接続装置1は、平板状の支持部材44と、支持部材44の下面に保持される平板状の配線基板41と、配線基板41と電気的に接続される電気的接続ユニット42と、電気的接続ユニット42と電気的に接続すると共に、被検査体2の電極端子51と電気的に接続する複数の電気的接触子(以下では、「プローブ」とも呼ぶ。)3が装着されたプローブ基板43と、を備える。
電気的接続装置1は、支持部材44、配線基板41、電気的接続ユニット42、プローブ基板43等を組み立てる際に、多数の固定部材(例えば、ボルト等の螺合部材など)を用いているが、図2ではこれらの固定部材の図示を省略している。
電気的接続装置1は、例えば半導体ウェハ上に形成された半導体集積回路等を被検査体2とし、被検査体2の電気的検査を行なう。具体的には、被検査体2をプローブ基板43に向けて押圧し、プローブ基板43の各電気的接触子3の先端部と被検査体2の電極端子51とを電気的に接触させる。そして、検査の際に、図示しない検査装置(テスタ)からの電気信号が各電気的接触子3を介して被検査体2の電極端子51に電気信号を供給され、さらに被検査体2の電極端子51からの電気信号が各電気的接触子3を介して検査装置に与えられる。このようにして、検査装置は、被検査体2の電気特性を捉えることで被検査体2の電気的検査を行なう。
検査対象である被検査体2はチャックトップ5の上面に載置される。チャックトップ5は、水平方向のX軸方向、水平面上においてX軸方向に対して垂直なY軸方向、水平面(X-Y平面)に対して垂直なZ軸方向に位置調整が可能であり、さらに、Z軸回りのθ方向に回転姿勢を調整可能である。被検査体2の電気的検査を実施する際には、上下方向(Z軸方向)に昇降可能なチャックを移動させて、被検査体2の電極端子51をプローブ基板43の各電気的接触子3の先端部に電気的に接触させるため、電気的接続装置1のプローブ基板43の下面と、チャックトップ5上の被検査体2とが相対的に近づくように移動させる。
[支持部材]
支持部材44は、配線基板41の変形(例えば、撓み等)を抑えるものである。例えば、プローブ基板43には多数の電気的接触子3が装着されているため、配線基板41側に取り付けられるプローブ基板43の重量は大きくなっている。また、被検査体2の電気的検査を行なう際、チャックトップ5上の被検査体2がプローブ基板43に押し付けられることにより、プローブ20の先端部と被検査体2の電極端子51とが電気的に接触する。このように、電気的検査の際、下から上に向けて突き上げる反力(接触荷重)が作用し、配線基板41にも大きな荷重が加わるため、配線基板41が変形(例えば撓み等)し得る。支持部材44は、このような配線基板14の変形(例えば、撓み等)を抑える部材として機能する。
[配線基板]
配線基板41は、例えばポリイミド等の樹脂材料で形成されたものであり、例えば略円形板状に形成されたプリント基板等である。配線基板41の上面の周縁部には、検査装置のテストヘッド(図示しない)と電気的に接続する多数の電極端子(図示しない)が配置されている。また、配線基板41の下面には、図示しない配線パターンが形成されており、配線パターンの接続端子と、電気的接続ユニット42に設けられている複数の接続子(図示しない)の上端部とが電気的に接続するようになっている。
配線基板41は様々な構成をとることができるが、例えば以下のような構成をとることができる。例えば、配線基板41の上面には、テストヘッドと電気的に接続する電極端子が形成され、配線基板41の下面には、電気的接続ユニット42の各接続子と電気的に接続する配線パターンが形成され、更に、配線基板41の内部には配線回路が形成されている。配線基板41の下面の配線パターンと、配線基板41の上面の電極端子とは、配線基板41内部の配線回路を介して接続可能となっている。したがって、配線基板41内の配線回路を介して、電気的接続ユニット42の各接続子と、テストヘッドとの間で電気信号を導通させることができる。なお、配線基板41の上面には、被検査体2の電気的検査に必要な複数の電子部品も配置されている。
[電気的接続ユニット]
電気的接続ユニット42は、例えばポゴピン等のような複数の接続子を有している。電気的接続装置1の組み立て状態では、各接続子の上端部を、配線基板41の下面の配線パターンの接続端子に電気的に接続され、また各接続子の下端部を、プローブ基板43の上面に設けられたパッドに接続される。電気的接触子3の先端部が被検査体2の電極端子51に電気的に接触するので、被検査体2の電極端子51は、電気的接触子3及び接続子を通じて、検査装置と電気的に接続され、検査装置による電気的検査が可能となる。
[プローブ基板]
プローブ基板43は、複数の電気的接触子3を有する基板であり、略円形若しくは多角形(例えば16角形等)に形成されたものである。電気的接続装置1にプローブ基板43が装着される際、プローブ基板43は、その周縁部をプローブ基板支持部18により支持される。プローブ基板43に組み込まれる電気的接触子3は、例えば、カンチレバー型プローブ等を用いることができるが、これに限定されない。被検査体(半導体集積回路)2の数や、各被検査体2の電極端子51の数等に応じた数の電気的接触子3が、プローブ基板43に組み込まれる。
プローブ基板43は様々な構成をとることができるが、図1ではその一例を示している。例えば、プローブ基板43は、例えばセラミック板等で形成される基板部材431と、基板部材431の下面に形成された多層配線基板432とを有する。
セラミック基板である基板部材431の内部には、板厚方向に貫通する多数の導電路(図示しない)が形成されたものとしてもよい。基板部材431の上面にはパッドが形成されており、基板部材431内の導電路の一端が、当該基板部材431の上面の対応する配線パターンの接続端子と接続するように形成されている。基板部材431の下面では、基板部材431内の導電路の他端が、多層配線基板432の上面に設けられた接続端子と接続されるように形成されている。
多層配線基板432は、例えばポリイミド等の合成樹脂部材で形成された複数の多層基板で形成されており、複数の多層基板の間に配線路(図示しない)が形成されたものとしてもよい。多層配線基板432の配線路の一端は、基板部材431の導電路の他端と接続しており、多層配線基板432の他端は、多層配線基板432の下面に設けられたプローブランドに接続されている。多層配線基板432の下面に設けられたプローブランドには、複数の電気的接触子3が配置されており、プローブ基板43の複数の電気的接触子3は、電気的接続ユニット42を介して、配線基板41の対応する接続端子と電気的に接続している。
(A-1-2)電気的接触子
図1は、この実施形態に係る電気的接触子の構成を示す構成図である。
図1において、電気的接触子3は、取付部31、基端部32、アーム部33、連結部34、位置決め部35、台座部36、接触部37を有する。
電気的接触子3は、板状の導電性部材(例えば、金属材料)で形成されており、第1の接触対象としての被検査体2の電極端子51と、第2の接触対象としてのプローブ基板43の配線端子433(図4等参照)との間で電気信号を導通する。例えばメッキ加工等により電気的接触子3を形成することができ、電気的接触子3は全体として同じ厚さ若しくは同程度の厚さで形成されている。
電気的接触子3の寸法は、被検査体2の電極端子51の大きさや電極端子51間の間隔等に応じて決められるので特に限定されないが、例えば電気的接触子3の左右方向の寸法(長さ)は数mm程度とすることができる。
電気的接触子3は、被検査体2の電極端子51と接触部37とが電気的に接触する際に、電極端子51側から接触部37側に向けて接触荷重が作用することにより、基端部32側と連結しているアーム部33が弾性変形し、アーム部33が接触部37を弾性的に支持するカンチレバー型接触子である。これにより、接触部37と電極端子51との接触荷重を抑制しながら、接触部37と電極端子51とを確実に電気的に接触させることができる。
[取付部]
取付部31は、プローブ基板43の下面に取り付けられる部分であり、プローブ基板43の配線端子433と電気的に接触する。図1では、取付部31が矩形形状である場合を例示しているが、電気的接触子3のプローブ基板43への取付方法に応じて、取付部31の形状を変えても良いし、例えば取付部31に1又は複数の孔部等を設けるなどして、プローブ基板43への取付けるために必要な要素を設けるようにしても良い。取付部31の下方には、基端部32と一体的に形成されている。
[基端部]
基端部32は、取付部31の下方部から下方向に延びた部分である。基端部32は、アーム部33の後端部(図1ではアーム部33の右側端部)と連結して、弾性変形するアーム部33を支持する部分である。なお、図1では、基端部32が取付部31の下方部から右斜め下方向に延びている。これは、被検査体2の電極端子51の小径化や電極端子51間の狭ピッチ化等に伴い、弾性するアーム部33の左右方向の長さが短くなり、アーム部33を撓まわせることや、接触部37の移動量を制御することが難しい。したがって、取付部31に対して、基端部32を右斜め下方向にわずかに延ばすことで、アーム部33の左右方向の長さをある程度確保できるので、アーム部33の弾性を有効に作用させることができ、接触部37の移動量を制御することができる。
[アーム部]
アーム部33は、接触部37を弾性的に支持する部分である。またアーム部33は、接触部37の移動量やスクラブ量を調整する部分である。図1では、アーム部33が、第1のアーム部61と第2のアーム部62とを有する場合を例示している。また、第1のアーム部61と第2のアーム部62の上下方向の長さは同じである場合を例示している。換言すると、アーム部33は2本のアーム部で構成される場合を例示している。
第1のアーム部61と第2のアーム部62とは、上下方向に間隔をおいて設けられている。第1のアーム部61と第2のアーム部62の後端部(図1の右側の端部)は、基端部32と一体的に連結され、第1のアーム部61と第2のアーム部62の先端部(図1の左側の端部)は、連結部34と一体的に連結している。
第1のアーム部61は、2本のアーム部のうち、接触部37側(すなわち、被検査体2側)に設けられた部材である。第1のアーム部61は、複数のアーム部のうち、最も接触部37に近くに設けられた部材である。以下では、第1のアーム部61を、接触部最近接アーム部、若しくは、最下部アーム部等とも呼ぶ。
左右方向に延びる第1のアーム部61は、基端部32から左方向に向けて直線状に延びるストレート部612と、ストレート部612から左斜め上方向に向けて湾曲した湾曲部611とを有する。図1の例では、湾曲部611は、下に凸に湾曲した部分である。
第1のアーム部61のストレート部612は、被検査体2の電極端子51に対する接触部37の位置決めを確保する機能を有する。また、接触部37と被検査体2の電極端子51とが接触した際、第1のアーム部61には上向きの荷重が作用し、第1のアーム部61において応力が作用する。特に、基端部32に連結しているストレート部612は、接触部37から離れているので、大きな応力が作用する。
第1のアーム部61の湾曲部611は、接触部37と電極端子51とが電気的に接触する際、接触部37の移動量、スクラブ量、及び針圧等を調整する機能を有する。
従来、複数のアーム部を有するカンチレバー型プローブでは、接触部37側に最も近いアーム部は、接触部37の位置決めを確実するため、左右方向の全域に亘って直線状に形成されているが、この実施形態の第1のアーム部61は、接触部37のある連結部34側の一部分を湾曲させた湾曲部611を有するようにしている。これにより、接触部37の移動量、スクラブ量、及び針圧等を調整する機能を第1のアーム部61に持たせている。なお、第1のアーム部61の湾曲部611を設定方法の詳細な説明については後述する。
第2のアーム部62は、取付部31側に設けられた部材である。この実施形態では、第2のアーム部62が、接触部37に最も近くに第1のアーム部61(接触部最近接アーム部、最下部アーム部)以外の部材であるとする。
なお、この実施形態では、説明を容易にするために、第2のアーム部62が左右方向の全域に亘って直線状の部材としているが、第2のアーム部62は、湾曲させた部分を有するようにしてもよい。例えば、第2のアーム部62と基端部32とが連結する部分、第2のアーム部62の中央部分、第2のアーム部62と連結部34とが連結する部分等のように、その湾曲部分を様々な位置に1又は複数箇所に設けるようにしても良い。このように、第2のアーム部62に湾曲部分を有することによっても、接触部37の移動量、スクラブ量、及び針圧等を調整する機能を果たすことができる。換言すると、第1のアーム部61の湾曲部611に加えて、第2のアーム部62が湾曲部分を有することで、接触部37の移動量、スクラブ量、及び針圧等の調整に関して相乗効果があるが、この実施形態では、説明を容易にするために、第2のアーム部62を直線状の部材としている。
[連結部]
連結部34は、アーム部33(すなわち第1のアーム部61と第2のアーム部62)の先端部と一体的に連結する部分である。連結部34は、上下方向に延びた部材であり、略矩形形状に形成された部分である。
[位置決め部]
位置決め部35は、連結部34の下方部から一体的に連結されて基端部32側に向けて(右方向)に延びた部分である。位置決め部35の下面部351は、左右方向に直線状の形成されている。位置決め部35は、被検査体2の電極端子51に対する接触部37の位置決めするための部分である。特に、位置決め部35の下面部351が、左右方向に直線状に形成されているため、接触部37の位置決めを確実に行なうことができる。上述したように、第1のアーム部61は、接触部37の位置決め機能も有しているが、左右方向に延びる第1のアーム部61には、連結部34との連結付近に湾曲部611があるので、接触部37の位置決めをより確実にするため、左右方向に直線状に形成された下面部351を有する位置決め部35を備える。
また、位置決め部35の先端部(図1の左端部)には、円弧状に形成された位置確認部352が設けられており、円弧状の最も窪んでいる部分は、台座部36の下部に設けられている接触部37の位置と対応する位置となっている。これにより、接触部37の位置を確認させながら、被検査体2の電極端子51に対して接触部37を電気的に接触させることができる。
[台座部、接触部]
台座部36は、位置決め部35の下方部から下方向に延びた部分である。接触部37は、台座部36の下部に設けられており、被検査体2の電極端子51と電気的に接触する部分である。
[第1のアーム部の湾曲部の設定方法]
次に、第1のアーム部61の湾曲部611の設定方法の概念を、図面を参照しながら説明する。
図3は、従来の直線状のアーム部(接触部最近接アーム部)を有する電気的接触子9の構成を示す構成図である。図3における点線は、被検査体2の電極端子51と電気的接触子9の接触部97とが電気的に接触している状態を示している。
図4は、実施形態の電気的接触子3の接触部37と被検査体2の電極端子51とが電気的に接触している状態を示す図である。
図3に例示する従来の電気的接触子9は、基本的には、実施形態の電気的接触子3と対応する構成要素を備えており、2本のアーム部93(上部アーム部931、下部アーム部932)を有する。下部アーム部932は、基端部92から左方向に直線状に延びた部材であり、下部アーム部932の左端部が連結部94に連結しているものとする。なお、図3では、電気的接触子3の位置決め部35に相当する構成要素については省略している。
図3に示すように、電気的接触子9の接触部97と被検査体2の電極端子51とを電気的に接触させたとき、電極端子51から接触部97に向けた荷重が作用する。そうすると、直線状の上部アーム部931は基端部92を中心として円弧を描くように接触部97を支持するので、例えば図3中の矢印方向に接触部97は移動する。また例えば、オーバードライブをかけたとき、接触部97は電極端子51の表面上をスクラブする。このように接触部97の移動量やスクラブ量が大きくなってしまうと、接触部97と電極端子51との電気的な接触が確保できなくなってしまうこともある。
これに対して、図4に例示するように、実施形態の電気的接触子3の第1のアーム部61は、下に凸の湾曲部611を有するので、接触部37と電極端子51とが接触すると、電極端子51に対する接触部37の移動方向(例えば図4の場合、左方向)とは逆方向に荷重がかかり、接触部37の移動量が減少する。換言すると、第1のアーム部61が湾曲部611を有することで、接触部37が引き上がり、接触部37が上方向に移動するので、移動量が減少する。勿論、オーバードライブをかけたときも同様に、接触部37のスクラブ量も減少する。また、第1のアーム部61が湾曲部611を有しているので、電極端子51に対する針圧が抑えられる。
さらに、電気的接触子3を流れる電気信号の導通特性を良好とするために、第1のアーム部61及び/又は第2のアーム部62の太さ(上下方向の長さ;以下では、「アーム幅」とも呼ぶ。)を太くしても、第1のアーム部61の湾曲部611により、接触部37の移動量やスクラブ量を調整できる。換言すると、第1のアーム部61の先端側を湾曲させる湾曲の程度や、アーム部33(第1のアーム部61及び/又は第2のアーム部62)の太さを調整することで、接触部37の移動量、スクラブ量、針圧等の調整と、電気信号の導電特性の調整との両立を図ることができる。
図5は、実施形態に係る電気的接触子3における第1のアーム部61の湾曲部611の設定方法の概念を説明する説明図である。
図5において、ストレート部612と湾曲部611との境界面の中点(仮想点)を「点O」とする。また、点Oを通り、ストレート部612の軸方向を「X軸」とし、板状の電気的接触子3の板面上(平面上)で、点Oを通り、X軸に垂直方向の直線を「Y軸」とする。
電気的接触子3を設計する際、接触部37の移動量、スクラブ量、針圧や、電気信号の導通特性などを考慮して、第1のアーム部61の湾曲部611の湾曲形状を決めること(設計すること)は非常に困難である。なぜなら、電気信号の導通特性を良好とするためには、アーム部33(第1のアーム部61及び/又は第2のアーム部62)の太さを太くして抵抗値を減少させることが望まれるが、接触部37の移動量、スクラブ量を減少させる程度が小さくなったり、アーム部33を太くすると針圧が目標値よりも大きくなったりするので、湾曲部611の最適な円弧半径(湾曲の程度)を見出すことが難しいからである。アーム部33の太さと、湾曲部611の円弧半径とを並列的に設計することになるので、太さと円弧半径とを最適にすることは困難である。
そこで、この実施形態では、点Oを基準として、第1のアーム部61と連結部34との境界面の中点を点Pとし、点Oから点PのX軸方向の距離(x距離、又は、x座標値とも呼ぶ。)と、点Oから点PのY軸方向の距離(y距離、又は、y座標値とも呼ぶ。)との組み合わせである(x,y)を変更することで湾曲部611の円弧半径(湾曲の程度)を求めるようにする。
また、第1のアーム部61の太さ(アーム幅)については、その太さを変えながら、第1のアーム部61の太さ毎に(x,y)を適宜設計し、第1のアーム部61の太さと湾曲部611円弧半径との最適値を導出する。なお、接触部37の移動量、スクラブ量、針圧、抵抗値等は、第2のアーム部62のアーム幅の大きさも影響し得る。したがって、第1のアーム部61のアーム幅だけでなく、第2のアーム部62のアーム幅も規定した上で、第1のアーム部61のアーム幅の大きさを変更するようにしてもよい。ここでは、第2のアーム部62のアーム幅は一定値である場合を例示する。
より具体的には、左右方向に延びる第1のアーム部61の全域におけるアーム幅(上下方向の長さ)を「a1」とする。そして、例えば、点Pの(x,y)の組み合わせを(x1,y1)とし、点Oと点Pとを結ぶ湾曲した曲線に基づいて湾曲部611を設計し、その場合の接触部37の移動量、スクラブ量、針圧、抵抗値等の理論値又は実測値を求める。また、点Pの(x,y)の組み合わせについて(x1,y2)、(x1,y3)、…、若しくは、(x2,y1)、(x2,y2)、(x2,y3)、…(x3,y1)、(x3,y2)、…などのように、x座標値(x距離)とy座標値(y距離)との組み合わせを変更していき、それらの接触部37の移動量、スクラブ量、針圧、抵抗値等の理論値又は実測値を求める。
次に、アーム幅を「a2」に変更し、上述した方法と同様に、点Pの(x,y)の組み合わせを変更させて、接触部37の移動量、スクラブ量、針圧、抵抗値等の理論値又は実測値を求める。
このような手順を実施していき、湾曲部611の湾曲の程度(すなわち点Pからのx距離とy距離の組み合わせ)と、第1のアーム部61の太さとを調整していく。
上述したように、第1のアーム部61の太さ(アーム幅)を変更しながら、第1のアーム部61の太さ毎に、点Pの(x,y)の組み合わせを調整することにより、第1のアーム部61の湾曲部611を容易に設計でき、接触部37の移動量、スクラブ量、針圧を調整しながら、抵抗値を調整することができる。
また、上述した例では、第1のアーム部61の全域においてアーム幅が一定である場合を例示したが、左右方向に延びる第1のアーム部61の位置によって、アーム幅が異なるものとしてもよい。
例えば、第1のアーム部61に荷重がかかった場合、第1のアーム部61のうち、基端部32に近い位置(第1のアーム部61の後端部)で応力が最大となることが考えられる。したがって、第1のアーム部61の後端部のアーム幅を比較的大きくし、第1のアーム部61の先端部のアーム幅を比較的小さく設計するようにしてもよい。このようにすることで、大きな荷重が作用する第1のアーム部61の後端部を補強することができる。特に、湾曲部611のx距離を大きくするときには、第1のアーム部61と基端部32との連結する部分付近で大きな荷重が作用するので、第1のアーム部61の基端部32を有効に補強できる。
(A-2)変形実施形態
上述した実施形態では、アーム部33が、2本のアーム部で構成される場合を例示したが、アーム部33が3本以上であってもよい。
図6は、変形実施形態に係る電気的接触子3Aの構成を示す構成である。図7は、変形実施形態の電気的接触子3Aの接触部37と被検査体2の電極端子51とが電気的に接触している状態を示す図である。
図6及び図7に例示する電気的接触子3Aのアーム部33Aは、第1のアーム部61と、第2のアーム部62と、第3のアーム部63とを有する場合を示している。
なお、図6では、第2のアーム部62及び第3のアーム部63が、左右方向の全域に亘って直線状の部材としているが、第2のアーム部62及び第3のアーム部63は、左右方向に延びるいずれかの位置で湾曲させた部分を設けるようにしてもよい。
図6及び図7において、第1のアーム部61が、接触部最近接アーム部である。第1のアーム部61は、基端部32と一体的に連結して左方向に直線状に延びるストレート部612と、ストレート部612から左斜め上方向に向けて下に凸に湾曲した湾曲部611とを有する。
この場合も、図7に示すように、第1のアーム部61が湾曲部611を有するので、接触部37と電極端子51とが接触すると、電極端子51に対する接触部37の移動方向とは逆方向に荷重がかかり、接触部37の移動量が減少する。その結果、接触部37が引き上がり、接触部37が上方向に移動するので、移動量が減少する。オーバードライブをかけたときも同様に、接触部37のスクラブ量も減少する。また、第1のアーム部61が湾曲部611を有しているので、電極端子51に対する針圧が抑えられる。
また、第1のアーム部61の湾曲部611の設計方法は、上述した設計方法と同様に(図5参照)、点Oを基準として、第1のアーム部61と連結部34との境界面の中点を点Pとし、点Pのx距離とy距離との組み合わせである(x,y)を変更することで湾曲部611の円弧半径(湾曲の程度)を求める。これにより、アーム部33Aが、3本若しくは3本以上に増えた場合でも、第1のアーム部61の太さ毎に、点Pの(x,y)の組み合わせを調整することができる。そのため、第1のアーム部61の湾曲部611を容易に設計でき、接触部37の移動量、スクラブ量、針圧を調整しながら、抵抗値を調整することができる。
(A-3)実施形態の効果
以上のように、この実施形態によれば、基端部から左右方向に複数のアーム部を有する板状の電気的接触子であって、それら複数のアーム部のうち、被検査体の電極端子と電気的に接触する接触部側に位置している接触部最近接アーム部に湾曲部が設けられることにより、接触部の移動量、スクラブ量、針圧を調整(コントロール)することができる。したがって、複数のアーム部のアーム幅を大きくして抵抗値を低くさせつつ、接触部の移動量、スクラブ量、針圧を調整することができる。
また、この実施形態によれば、接触部最近接アーム部において、ストレート部と湾曲部との境界の基準点とし、その基準点からのx距離とy距離を調整することにより、湾曲部の円弧を容易に設計することができる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は以下の変形実施形態にも適用できる。
(B-1)上述した実施形態では、第1のアーム部61の基端部32側をストレート部612として、接触部37側を湾曲部611とする場合を例示した。
しかし、これに限定されるものではなく、例えば図8に示すように、第1のアーム部(接触部最近接アーム部)61Bの基端部32側を湾曲部611Bとし、接触部37側をストレート部612Bとしてもよい。
この場合も、第1のアーム部61Bの基端部32側に湾曲部611を設けることにより、接触部37と電極端子51とが接触する際、電極端子51に対する接触部37の移動方向とは逆方向に荷重がかかり、接触部37の移動量、スクラブ量、電極端子51に対する針圧を調整することができる。
3、3A及び3B…電気的接触子、31…取付部、32…基端部、33、33A及び33B…アーム部、61及び61B…第1のアーム部、611及び611…湾曲部、612及び612B…ストレート部、62…第2のアーム部、34…連結部、35…位置決め部、351…下面部、352…位置確認部、36…台座部、37…接触部、
1…電気的接続装置、41…配線基板、42…電気的接続ユニット、43…プローブ基板、431…基板部材、432…多層配線基板、44…支持部材、2…被検査体、51…電極端子。

Claims (4)

  1. 配線基板の基板電極と、被検査体の電極端子との間を電気的に接触するカンチレバー型の電気的接触子において、
    前記配線基板の前記基板電極と電気的に接触する取付部と、前記取付部から前記被検査体側に連なって延びる基端部と、前記基端部から当該電気的接触子の長手方向に延びる複数のアーム部と、前記複数のアーム部のそれぞれの先端部と連結する連結部と、前記連結部から前記被検査体側に連なって設けられた台座部と、前記台座部の前記被検査体側に前記電極端子と電気的に接触する接触部とを備え、
    前記複数のアーム部はそれぞれ、前記被検査体の前記電極端子と接触する前記接触部を弾性的に支持するものであり、
    前記複数のアーム部のうち、前記接触部に最も近い接触部最近接アーム部は、
    前記基端部に支持されて当該電気的接触子の長手方向に直線状に延びるストレート部と、
    前記ストレート部と一体的に連続して形成されて、前記ストレート部と前記連結部との間に設けられて、前記被検査体の前記電極端子と接触した前記接触部の移動を抑制する湾曲部と
    を有し、
    前記台座部が、
    前記接触部と前記接触部最近接アーム部との間に、前記被検査体の前記電極端子に接触する前記接触部の位置を決める位置決め部を有し、
    前記位置決め部が、当該電気的接触子の長手方向に沿って直線状に設けられており、前記接触部最近接アーム部の前記ストレート部の面と、平行な面を有する
    ことを特徴とする電気的接触子。
  2. 前記接触部最近接アーム部における前記湾曲部と前記ストレート部との境界における基準点から長手方向の第1の距離と、当該電気的接触子の本体面上で前記基準点から長手方向に対する垂直方向の第2の距離とに基づいて、前記湾曲部の湾曲形状が形成されることを特徴とする請求項1に記載の電気的接触子。
  3. 前記台座部には、前記位置決め部と対向する位置に、前記接触部の位置を確認する位置確認部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気的接触子。
  4. 配線基板の基板電極と、被検査体の電極端子との間を電気的に接触するカンチレバー型の複数の電気的接触子を備え、前記各電気的接触子を介して前記被検査体の前記電極端子前記配線基板の前記基板電極とを電気的に接続させる電気的接続装置において、
    前記複数の電気的接触子が、請求項1~3のいずれかに記載の電気的接触子であることを特徴とする電気的接続装置。
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