JP7353647B2 - 移植機 - Google Patents

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Description

本発明は、ポット苗を圃場に植え付ける移植機に関する。
従来、野菜や稲などの苗を圃場へ植え付ける移植機が知られている。従来の移植機については、例えば、特許文献1に記載されている。この種の移植機は、苗を下方へ搬送するために、一対の縦送りベルトの間に苗を挟んで、下向きに移動させる機構を有する場合がある。
特開2001-037305号公報
一対の縦送りベルトで苗をしっかりと保持するためには、一対の縦送りベルトの間隔を狭くすることが好ましい。ただし、一対の縦送りベルトの間隔が狭すぎると、一対の縦送りベルトの間へ苗が進入しにくくなる。特に、搬送される苗が、土付きの根部を有するポット苗である場合、一対の縦送りベルトの間へ根部を進入させためには、より高度な技術が必要となる。
ポット苗用の移植機の中には、一対の縦送りベルトの上部に、押し込み爪が設けられているものがある。押し込み爪は、ポット苗の根部に上方から接触することにより、一対の縦送りベルトの間へ、根部を押し込む。これにより、一対の縦送りベルトの間へ、ポット苗の根部を円滑に進入させることができる。ただし、ポット苗の状態は様々であり、中には根部の土が崩れているものもある。その場合、押し込み爪による根部の押し込みが、正常に機能しないことがある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、一対の縦送りベルトの間へ、ポット苗を高い成功率で進入させることができる移植機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、ポット苗を圃場に植え付ける移植機であって、苗箱から前記ポット苗を取り出す苗取出部と、前記苗取出部により取り出された前記ポット苗を、左右方向に搬送する横送り部と、前記横送り部により搬送された前記ポット苗を、下方へ搬送する縦送り部と、前記縦送り部により搬送された前記ポット苗を、圃場へ植え付ける植付部と、を備え、前記縦送り部は、前記ポット苗の搬送経路を挟んで配置される一対の縦送りコンベアを有し、前記縦送りコンベアは、上プーリと、前記上プーリから間隔をあけて下側に位置する下プーリと、前記上プーリと前記下プーリとの間に掛け渡された環状の縦送りベルトと、を有し、前記一対の縦送りコンベアの少なくとも一方は、前記上プーリとともに回転する回転板を有し、前記回転板は、半径方向の外側へ向けて突出し、前記ポット苗の茎葉部に接触可能な複数の突起を有する。
本願の第2発明は、第1発明の移植機であって、前記一対の縦送りコンベアの両方が、前記回転板を有する。
本願の第3発明は、第2発明の移植機であって、一対の前記回転板は、互いに異なる軸方向の位置に配置されている。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれか1発明の移植機であって、前記回転板の少なくとも前記突起は弾性体である。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれか1発明の移植機であって、前記横送り部により搬送された前記ポット苗の根部を、前記一対の縦送りベルトの間へ押し込む押し込み爪をさらに備える。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれか1発明の移植機であって、前記回転板は、前記上プーリに対して着脱可能である。
本願の第1発明から第6発明によれば、ポット苗の茎葉部に、回転板の突起が接触することにより、一対の縦送りベルトの間へ、ポット苗を誘い込むことができる。これにより、一対の縦送りベルトの間へ、ポット苗を高い成功率で進入させることができる。
特に、本願の第2発明によれば、一対の縦送りベルトの間へ、ポット苗をより高い成功率で進入させることができる。
特に、本願の第3発明によれば、一対の回転板の突起同士が接触することを防止できる。
特に、本願の第4発明によれば、突起の接触による茎葉部の損傷を抑制できる。
特に、本願の第5発明によれば、一対の縦送りベルトの間へ、根部を押し込んで進入させることができる。また、根部が崩れていて押し込み爪による押し込みが正常に機能しない場合でも、回転板の突起が茎葉部に接触することにより、一対の縦送りベルトの間へポット苗を誘い込むことができる。
特に、本願の第6発明によれば、状況に応じて回転板の有無を選択できる。
苗箱の平面図である。 苗箱および複数のポット苗の断面図である。 移植機および牽引車両の側面図である。 移植機の側面図である。 苗取出部、苗移載部、および横送り部の側面図である。 苗取出部、苗移載部、および横送り部の側面図である。 横送り部、縦送り部、および植付部の側面図である。 横送り部および縦送り部の斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.苗箱について>
まず、ポット苗Nの苗箱9について説明する。苗箱9は、タマネギ、ブロッコリー、キャベツ等の野菜のポット苗Nや、稲のポット苗Nを、圃場へ移植する前に育苗するための容器である。図1は、苗箱9の平面図である。図2は、苗箱9および複数のポット苗Nの断面図である。
図1および図2に示すように、苗箱9は、複数のカップ状の苗室91を有する。複数の苗室91は、縦横に規則的に配列されている。ポット苗Nは、苗箱9の各苗室91に床土を入れて、播種、鎮圧し、育苗されることにより、生成される。以下では、ポット苗Nのうち、床土から露出した茎および葉の部分を茎葉部N1と称する。また、ポット苗Nのうち、根および床土により構成される部分を根部N2と称する。
苗箱9の各苗室91の底部には、移植時に根部N2を押し出すための細孔92が設けられている。図1の例では、細孔92は、Y字状の切り込みとなっている。ただし、細孔92は、十文字状の切り込みであってもよく、単なる円形または多角形の貫通孔であってもよい。また、苗箱9は、左右の両端部に、苗箱9の搬送に使用される複数の係合孔93を有する。複数の係合孔93は、苗箱9の長手方向に沿って等間隔に形成されている。
<2.移植機の全体構成>
続いて、苗箱9において育苗されたポット苗Nを、苗箱9から取り出して圃場Gへ植え付ける移植機1について説明する。なお、以下の説明においては、移植機1が進行する方向を「前後方向」とし、前後方向に対して垂直かつ水平な方向を「左右方向」として、各部の位置関係を説明する。
図3は、移植機1および牽引車両2の側面図である。図4は、移植機1の側面図である。この移植機1は、牽引車両2の後部に接続される。移植機1は、牽引車両2により牽引されながら、圃場Gに形成された畝の上面に、複数のポット苗Nを順次に植え付ける。図3および図4に示すように、移植機1は、苗箱搬送部10、苗取出部20、空箱搬送部30、苗移載部40、横送り部50、縦送り部60、および植付部70を有する。これらの各部は、牽引車両2のエンジンからPTO軸を介して得られる動力により動作する。
苗箱搬送部10は、複数のポット苗Nを保持した苗箱9を、苗取出部20まで搬送する機構である。苗箱搬送部10は、第1苗箱搬送路11、第2苗箱搬送路12、および苗箱搬送機構13を有する。第1苗箱搬送路11は、牽引車両2の座席に着座した作業者の後方において、前後方向に延びている。第2苗箱搬送路12は、第1苗箱搬送路11の後方において、上下方向に延びている。苗箱搬送機構13は、第1苗箱搬送路11および第2苗箱搬送路12に沿って、苗箱9を搬送する機構である。苗箱搬送機構13は、苗箱9の係合孔93に係合する複数の歯車131により構成される。
作業者は、牽引車両2を運転しつつ、第1苗箱搬送路11に苗箱9を順次に供給する。第1苗箱搬送路11にセットされた苗箱9は、苗箱搬送機構13により、まず、図4中の破線矢印A1のように、第1苗箱搬送路11の後端まで搬送される。その後、苗箱9は、第1苗箱搬送路11から第2苗箱搬送路12へ移載されて、図4中の破線矢印A2のように、第2苗箱搬送路12に沿って、苗取出部20まで搬送される。
苗取出部20は、第2苗箱搬送路12の下端において、苗箱9から複数のポット苗Nを取り出すための機構である。図5および図6は、苗取出部20、苗移載部40、および横送り部50の側面図である。図5および図6に示すように、苗取出部20は、左右方向に並ぶ複数の押出棒21を有する。各押出棒21は、前方への突出と後方への退避とを、周期的に繰り返す。押出棒21が前方へ突出すると、苗箱9の各苗室91の底部に設けられた細孔92に、押出棒21が挿入される。これにより、苗室91から根部N2が押し出されて、苗箱9からポット苗Nが取り出される。
図3および図4に戻る。空箱搬送部30は、ポット苗Nが取り出されて空となった苗箱9を搬送するための機構である。空箱搬送部30は、空箱搬送路31、空箱搬送機構32、および空箱回収部33を有する。空箱搬送路31は、第2苗箱搬送路12の下端から、方向転換し、第2苗箱搬送路12の後方および第1苗箱搬送路11の上方を通って、第1苗箱搬送路11の上部前方に位置する空箱回収部33まで延びる。空箱搬送機構32は、空箱搬送路31に沿って、空の苗箱9を搬送する機構である。空箱搬送機構32は、苗箱9の係合孔93に係合する複数の歯車321により構成される。苗取出部20を通過した苗箱9は、空箱搬送機構32により、空箱搬送路31に沿って搬送され、空箱回収部33へ収納される。
苗移載部40は、苗取出部20により苗箱9から取り出されたポット苗Nを、横送り部50へ移載するための機構である。図5および図6に示すように、苗移載部40は、苗保持部41と、苗保持部41を回動させるアーム42とを有する。押出棒21により苗箱9から押し出されたポット苗Nの根部N2は、図5のように、苗取出部20の前方において待機する苗保持部41に保持される。この時点では、ポット苗Nは、茎葉部N1が前方、根部N2が後方となる姿勢で、苗保持部41に保持される。
その後、苗移載部40は、図6のようにアーム42を回動させるとともに、アーム42に対して苗保持部41を回転させる。これにより、ポット苗Nを下方へ搬送するとともに、ポット苗Nの姿勢を、茎葉部N1が後方、根部N2が前方となるように、反転させる。そして、苗保持部41が根部N2を解放することにより、横送り部50の後述する横送りベルト511の上面へ、ポット苗Nを落下させる。
図7は、横送り部50、縦送り部60、および植付部70の側面図である。図8は、横送り部50および縦送り部60の斜視図である。
横送り部50は、苗移載部40から受け渡されたポット苗Nを、左右方向に搬送するための機構である。横送り部50は、横送りコンベア51を有する。横送りコンベア51は、左右方向に間隔をあけて配置された一対のプーリ(図示省略)と、一対のプーリに掛け渡された環状の横送りベルト511とを有する。横送りベルト511の材料には、例えば、弾性体であるゴムが用いられる。一対のプーリの一方は、PTO軸から得られる動力により回転する。これにより、一対のプーリの間で、横送りベルト511が回動する。このとき、一対のプーリの他方は、横送りベルト511の回動により従動的に回転する。
苗移載部40の苗保持部41から解放されたポット苗Nは、横送りベルト511の上面に落下する。これにより、ポット苗Nは、茎葉部N1が後方、根部N2が前方となる姿勢で、横送りベルト511の上面に載置される。その後、横送りベルト511の回動により、ポット苗Nは、左方向または右方向に搬送される。
横送りベルト511は、表面に複数の凸部512を有する。複数の凸部512は、横送りベルト511の回動方向に沿って、一定の間隔で設けられている。ポット苗Nの根部N2は、これらの凸部512の間に載置される。これにより、順次に搬送されるポット苗Nの間隔が、適正な間隔に維持される。
縦送り部60は、横送り部50により搬送されたポット苗Nを、下方へ搬送するための機構である。縦送り部60は、一対の縦送りコンベア61を有する。ポット苗Nは、一対の縦送りコンベア61の間を通って、下方へ搬送される。すなわち、一対の縦送りコンベア61は、縦送り部60におけるポット苗Nの搬送経路を挟んで、左右方向に隣接配置されている。
図8に示すように、縦送りコンベア61は、上プーリ611と、上プーリ611から間隔をあけて下側に配置された下プーリ612と、これらのプーリ611,612に掛け渡された環状の縦送りベルト613と、を有する。縦送りベルト613の材料には、例えば、弾性体であるゴムが用いられる。上プーリ611および下プーリ612のいずれか一方は、PTO軸から得られる動力により回転する。これにより、上プーリ611と下プーリ612の間で、縦送りベルト613が回動する。このとき、上プーリ611および下プーリ612の他方は、縦送りベルト613の回動により従動的に回転する。
一対の縦送りベルト613は、互いに接触しながら、反対向きに回動する。具体的には、後方から見たときに、左側の縦送りベルト613は時計回りに回動し、右側の縦送りベルト613は反時計回りに回動する。したがって、一対の縦送りベルト613は、いずれも、それらが接触する境界部において下方へ移動する。ポット苗Nは、一対の縦送りベルト613の間に根部N2が挟まれた状態で、縦送りベルト613の回動により、下方へ搬送される。
また、移植機1は、一対の縦送りベルト613の上方に、押し込み爪62を有する。押し込み爪62は、横送り部50により搬送されたポット苗Nの根部N2を、一対の縦送りベルト613の間へ押し込むための機構である。押し込み爪62は、一対の縦送りベルト613から上方へ離れた退避位置と、一対の縦送りベルト613の境界部に接近する押込位置との間で、周期的に昇降移動する。横送りベルト511から一対の縦送りベルト613の上端部の間へポット苗Nが落下すると、押し込み爪62は、退避位置から押込位置へ移動する。これにより、一対の縦送りベルト613の間に、ポット苗Nの根部N2が押し込まれる。
植付部70は、縦送り部60により搬送されたポット苗Nを、圃場Gへ植え付けるための機構である。図4および図7に示すように、植付部70は、溝切り板71、一対の植付輪72、および一対の土寄せ輪73を有する。溝切り板71は、圃場Gの畝の上面に、植付溝を形成する。一対の植付輪72は、縦送りベルト613の下端部まで搬送されたポット苗Nの茎葉部N1を挟んで保持し、回転する。そして、一対の植付輪72は、ポット苗Nの根部N2が植付溝内に配置される位置で、ポット苗Nの保持を解除する。一対の土寄せ輪73は、ポット苗Nの根部N2が配置された植付溝に、側方の土を寄せて被せる。これにより、ポット苗Nの根部N2が圃場Gの土に覆われる。
<3.回転板について>
上述の通り、この移植機1では、押し込み爪62の下端部が、ポット苗Nの根部N2に接触することにより、ポット苗Nの根部N2を、一対の縦送りベルト613の間へ押し込む。しかしながら、ポット苗Nの根部N2の土が崩れている場合、押し込み爪62による押し込み動作が正常に機能せず、一対の縦送りベルト613の間へポット苗Nが進入しない場合がある。そこで、このようなポット苗Nの搬送不良を低減するために、この移植機1では、縦送りコンベア61の上プーリ611の端部に、回転板63が取り付けられている。以下では、この回転板63について説明する。
図7および図8に示すように、一対の縦送りコンベア61は、それぞれ、回転板63を有する。回転板63は、上プーリ611の後方側の端部に固定されている。このため、上プーリ611が回転すると、回転板63も、上プーリ611と同じ方向に同じ角速度で回転する。回転板63は、円板部631と、円板部631から半径方向の外側へ向けて突出する複数の突起632とを有する。複数の突起632は、円板部631の周囲に、等角度間隔で設けられている。
ポット苗Nの根部N2の土が崩れていて、押し込み爪62が根部N2を押し込むことができない場合、回転板63の突起632が、ポット苗Nの茎葉部N1に接触する。このとき、突起632は、上方から下方へ向けて回転しながら、茎葉部N1に接触する。これにより、茎葉部N1が下方へ移動し、その茎葉部N1に引かれることによって、ポット苗Nの根部N2が、一対の縦送りベルト613の間へ誘い込まれる。その結果、一対の縦送りベルト613の間へ、ポット苗Nの根部N2を高い成功率で進入させることができる。
本実施形態の回転板63は、ゴム等の弾性体からなる。このため、回転板63の突起632は、外圧に応じて弾性変形する。このように、回転板63を弾性体により形成すれば、突起632の接触による茎葉部N1の損傷を抑制できる。なお、回転板63のうち、円板部631を金属等の剛体により形成し、複数の突起632のみを弾性体としてもよい。回転板63のうち、少なくとも複数の突起632を弾性体とすれば、茎葉部N1の損傷を抑制することができる。
また、本実施形態では、縦送りベルト613自体に突起を設けるのではなく、上プーリ611の端部に取り付けられた回転板63に突起632を設けている。このため、一対の縦送りベルト613は、互いに接近させることができる。したがって、一対の縦送りベルト613の間に、ポット苗Nの根部N2をしっかりと保持できる。
図7および図8に示すように、本実施形態の回転板63は、円板部631から前方へ延びる複数の脚部633を、上プーリ611の後端面に設けられた孔に挿入することで、上プーリ611に固定される。このため、既存の移植機1にも、回転板63を容易に取り付けることができる。また、本実施形態の回転板63は、上プーリ611に対して着脱可能である。このため、移植機1のユーザは、状況に応じて、回転板63の有無を選択できる。例えば、ポット苗Nの品種が、根部N2の崩れが発生しにくい品種である場合や、茎葉部N1が損傷しやすい品種である場合には、回転板63を取り外して、移植機1を使用してもよい。
また、本実施形態では、一対の縦送りコンベア61の上プーリ611に、それぞれ、回転板63が取り付けられている。これらの2つの回転板63は、脚部633の長さが互いに異なる。このため、2つの回転板63の円板部631は、互いに異なる軸方向(上プーリ611の回転軸が延びる方向)の位置に配置されている。このようにすれば、回転板63の突起632同士が接触することを避けつつ、2つの回転板63を近接した位置に配置することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、一対の縦送りコンベア61の両方の上プーリ611に、回転板63が取り付けられていた。しかしながら、回転板63は、一対の縦送りコンベア61のいずれか一方の上プーリ611のみに、取り付けられていてもよい。ただし、上記実施形態のように、回転の向きが異なる2つの回転板63を用いる方が、より多くの状況において、ポット苗Nを一対の縦送りベルト613の間へ誘い込むことができる。したがって、一対の縦送りベルト613の間へ、ポット苗Nの根部N2を、より高い成功率で進入させることができる。
上記実施形態の移植機1は、牽引車両2に牽引されて前方へ移動するものであった。しかしながら、本発明の移植機は、牽引式のみならず、エンジンを搭載した自走式の移植機であってもよい。
また、移植機の細部の構成については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 移植機
2 牽引車両
9 苗箱
10 苗箱搬送部
20 苗取出部
30 空箱搬送部
40 苗移載部
50 横送り部
51 横送りコンベア
60 縦送り部
61 縦送りコンベア
62 押し込み爪
63 回転板
70 植付部
511 横送りベルト
512 凸部
611 上プーリ
612 下プーリ
613 縦送りベルト
631 円板部
632 突起
633 脚部
N ポット苗
N1 茎葉部
N2 根部

Claims (6)

  1. ポット苗を圃場に植え付ける移植機であって、
    苗箱から前記ポット苗を取り出す苗取出部と、
    前記苗取出部により取り出された前記ポット苗を、左右方向に搬送する横送り部と、
    前記横送り部により搬送された前記ポット苗を、下方へ搬送する縦送り部と、
    前記縦送り部により搬送された前記ポット苗を、圃場へ植え付ける植付部と、
    を備え、
    前記縦送り部は、前記ポット苗の搬送経路を挟んで配置される一対の縦送りコンベアを有し、
    前記縦送りコンベアは、
    上プーリと、
    前記上プーリから間隔をあけて下側に位置する下プーリと、
    前記上プーリと前記下プーリとの間に掛け渡された環状の縦送りベルトと、
    を有し、
    前記一対の縦送りコンベアの少なくとも一方は、前記上プーリとともに回転する回転板を有し、
    前記回転板は、半径方向の外側へ向けて突出し、前記ポット苗の茎葉部に接触可能な複数の突起を有する、移植機。
  2. 請求項1に記載の移植機であって、
    前記一対の縦送りコンベアの両方が、前記回転板を有する、移植機。
  3. 請求項2に記載の移植機であって、
    一対の前記回転板は、互いに異なる軸方向の位置に配置されている、移植機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移植機であって、
    前記回転板の少なくとも前記突起は弾性体である、移植機。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の移植機であって、
    前記横送り部により搬送された前記ポット苗の根部を、前記一対の縦送りベルトの間へ押し込む押し込み爪
    をさらに備える、移植機。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の移植機であって、
    前記回転板は、前記上プーリに対して着脱可能である、移植機。
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