JP7344161B2 - レール位置決めシステム - Google Patents
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Description
本発明は、エレベーター用いられるレールのレール位置決めシステムに関する。
日本、北米、欧州をはじめとする先進国では、少子高齢化に伴う施工作業者の減少が問題となっており、エレベーターの据付現場においても施工作業の省力化と作業性向上が求められている。エレベーターの据付作業において、レール据付は、階床分の繰返し作業となるため、時間と労力を要する作業の一つである。エレベーターのレールは、乗りかごの両側に位置し、このレールに沿って乗りかごが昇降する。一般的に、レール単体の長さは3~5mあり、昇降路内で個々のレールを繋ぎ合わせて立設し、連結されたレールが鉛直となるようにブラケットで昇降路の壁や鉄骨等に固定される。レール据付作業は、昇降時の乗りかごの乗り心地を左右するため、作業者には、レールを高精度に位置決めする高い技能が求められる。
レール据付けの際には、日照によって建屋の傾きが変化することを考慮する必要がある。したがって、建屋の傾きに合わせ、レールの据付け時に参照する基準芯も同様に傾き、それに沿ってレールを位置決めし、昇降路内の壁面に固定することで、レールを無理なく、正確に据付けることができる。従来、昇降路最上部から最下部に敷設したピアノ線を基準芯として用いており、建屋の傾きに合わせてピアノ線も同様に傾くため、日照による建屋の傾きに対応していた。
しかし、ピアノ線は、風や建屋の振動で、常に振れており、レールとピアノ線間距離の測り方は、作業者でばらつきやすく、また、機材の搬入や昇降路内での作業時にピアノ線と干渉しやすいため、作業性が悪いという課題があった。
そこで、ピアノ線を用いないレール位置決め装置の先行技術文献として、特許文献1に記載の塔内昇降機据付装置がある。この特許文献1に記載されている塔内昇降機据付装置では、昇降路下部に設置したレーザ鉛直器から照射されるレーザ光を据付基準芯としてレールを据付ける装置の記載があり、作業者の安全性を損なうことなく、エレベーターの据付時間を短縮する装置を提供することを課題としている。この課題を解決するため、特許文献1には、昇降路内に基準垂直線を作る垂直基準装置と、前記垂直基準線を検出する検出装置を備えた作業台枠と、この作業台枠上に設けられ該作業台枠を前記垂直基準線に一致させて水平に保持する姿勢保持装置と、前記作業台枠上に設けられ前記垂直基準線に対してガイドレールの芯出しを行うガイドレール芯出し装置と、前記作業台枠上に設けられ前記ガイドレールに沿って動作する昇降装置と、を備えた塔内昇降機据付装置において、上記垂直基準線を発生する基準線発生器に専用の電源を設けると共に、エレベーターを据付ける建物の曲り量を検知して建屋壁面からの距離を一定値に保持するための補正値を演算する補正手段と、該補正手段によってガイドレールの据付位置を制御する制御手段を備えた構成が記載されている。
特許文献1に記載されている塔内昇降機据付装置の建屋の傾きを検知する方法では、建屋の傾き後もレーザ鉛直器から照射されたレーザ光が、作業台枠の検出装置で常時検出可能であることを前提としている。しかし、実際は、作業台枠とレーザ鉛直器の距離が離れるにつれ、僅かな建屋の傾きや、作業台枠の揺れによって、レーザ光が検出装置外を通ってしまうことがあり、レーザ光の位置を検出できないという課題がある。
本発明の目的は、建屋に傾きが生じた場合であっても、建屋の傾きを考慮してレールの位置決め行うことができるレール位置決めシステムを提供することにある。
前記目的を達成するために本発明は、昇降路内でレールを位置決めするレール位置決めシステムにおいて、傾斜検出装置と、レール位置決め装置と、を備え、前記傾斜検出装置は、前記昇降路の下部に設置され、上方に向かってレーザ光を照射するレーザ照射部と、前記レーザ照射部の姿勢を変更する姿勢変更部と、前記姿勢変更部の動作を制御する姿勢制御部と、前記昇降路の上部に設置され、前記レーザ光を受光する受光部Aと、を備え、前記レール位置決め装置は、前記レールを把持するレール把持部と、前記レール把持部で把持した前記レールをレール固定位置に移動させるレール位置調整部と、前記レール位置調整部を制御する位置決め制御部と、前記レーザ光を受光する受光部Bと、を備え、前記姿勢制御部は、前記レーザ光が前記受光部Aで受光できるように前記姿勢変更部の動作を制御し、前記位置決め制御部は、前記レーザ照射部と前記受光部Aとの間に照射されている前記レーザ光を前記受光部Bが受光するように前記レール位置調整部を移動させることを特徴とする。
本発明によれば、建屋に傾きが生じた場合であっても、建屋の傾きを考慮してレールの位置決め行うことができるレール位置決めシステムを提供することができる。
以下、図示した実施例に基づいて本発明のレール位置決め装置及びそれをレール位置決め方法を説明する。なお、各図において、同一の構成には同一の符号を付し、説明が重複する場合は、その説明を省略する場合がある。本発明の各実施例では、図中に記載した方向を前後・上下・左右と定義する。
本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部材から成ること、複数の構成要素が一の部材から成ること、或る構成要素が別の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複すること、などを許容する。
〔レール据付システム400の全体構成〕
まず、図1を参照し、レール据付システム400の全体構成について説明する。図1は、実施例1に関するレール位置決め装置200を備えたレール据付システム400の概略図である。ここで実施例1では、下記事項を仮定とする。昇降路1内ではエレベーターの据付位置が既に定まっていること、最下部から最上部までのレール5が昇降路1内に搬入及び連結され、壁面2にブラケット8で固定されていない状態で存在し、昇降路1上部からワイヤ6等で吊下げられていることである。また、実施例で1は、レール最下部は、ピットベース4に設置されているものとする。レール据付システム400は、主にレール固定装置300と、レール位置決め装置200の2つの装置から構成される。
〔レール固定装置300の構成〕
レール固定装置300の役割は、レール位置決め装置200を所定の高さまで運搬し、レール5を壁面2の所定位置に取付けること、その際に必要な壁面への穿孔、アンカー打設、ブラケット等を取付することにある。したがって、レール固定装置300は、ロボットアーム301と各作業に応じて換装されるエンドエフェクタ302と、エンドエフェクタ302に装着するツールを保管するツール台303と、ロボットアーム301を設置する作業床14と、吊りビーム3に取付けられ、作業床14を昇降させるワインダ11と、ワインダ11のワインダロープ12が接続されるスリング13と、無線通信機B202を備える。
〔レール位置決め装置200の構成〕
次に、レール位置決め装置200の詳細構造について、図1~図3を用いて説明する。図2は、図1からレール位置決め装置200のみを取り出した図であり、図3は、図2を上方から見た概略図である。
まず、図1を参照し、レール据付システム400の全体構成について説明する。図1は、実施例1に関するレール位置決め装置200を備えたレール据付システム400の概略図である。ここで実施例1では、下記事項を仮定とする。昇降路1内ではエレベーターの据付位置が既に定まっていること、最下部から最上部までのレール5が昇降路1内に搬入及び連結され、壁面2にブラケット8で固定されていない状態で存在し、昇降路1上部からワイヤ6等で吊下げられていることである。また、実施例で1は、レール最下部は、ピットベース4に設置されているものとする。レール据付システム400は、主にレール固定装置300と、レール位置決め装置200の2つの装置から構成される。
〔レール固定装置300の構成〕
レール固定装置300の役割は、レール位置決め装置200を所定の高さまで運搬し、レール5を壁面2の所定位置に取付けること、その際に必要な壁面への穿孔、アンカー打設、ブラケット等を取付することにある。したがって、レール固定装置300は、ロボットアーム301と各作業に応じて換装されるエンドエフェクタ302と、エンドエフェクタ302に装着するツールを保管するツール台303と、ロボットアーム301を設置する作業床14と、吊りビーム3に取付けられ、作業床14を昇降させるワインダ11と、ワインダ11のワインダロープ12が接続されるスリング13と、無線通信機B202を備える。
〔レール位置決め装置200の構成〕
次に、レール位置決め装置200の詳細構造について、図1~図3を用いて説明する。図2は、図1からレール位置決め装置200のみを取り出した図であり、図3は、図2を上方から見た概略図である。
レール位置決め装置200は、それ自体に昇降機能がないため、作業床14に設置された台座15に載置して昇降させる。レール位置決め装置200を昇降させるにあたっては、作業床14の台座15にレール位置決め装置200を載置し、ワインダ11を動作させる。ワインダ11はワインダロープ12を巻上げ、若しくは巻下げ、レール位置決め装置200が所定の位置に移動した時に停止する。そして、レール位置決め装置200が壁面2への突っ張りが完了すると、ワインダ11が動作し、作業床14がレール位置決め装置200の下方の位置になるように移動する。
レール位置決め装置200は、レール5を所定位置まで移動させ、保持するための装置である。レール固定装置300は、レール位置決め装置200によって保持されたレール5を壁面2に固定する。そのため、レール位置決め装置200は、レール固定装置300がレール5を壁面2に固定するまで、レール5を保持する。
レール位置決め装置200は、無線通信機B202と、レールゲージ203と、レール把持部204と、前後位置調整部205と、左右位置調整部206と、ベース207と、壁面接触部208(接触部)と、位置決め制御部209と、レールの位置を検出する受光部B210と、突っ張り力を検出する力覚センサ211(突っ張り力検出部)から構成される。前後位置調整部205と左右位置調整部206はレール把持部204で把持したレール5をレール固定位置に移動させるレール位置調整部としての機能を有する。位置決め制御部209はこのレール位置調整部を制御する。
無線通信機B202は、後述する傾斜検出装置100の無線通信機C107と無線通信を行う。
レールゲージ203は、対向する2本のレール5間の距離を合わせるため用いられる。
レール把持部204は、レールゲージ203の左右に備えられており、対向する2本のレール5を把持する。
ベース207は、レールゲージ203の左右方向中央部を支点A214によって回動可能に支持する。
左右位置調整部206は、ベース207に備えられており、壁面2と接触し、左右方向に伸縮可能となっている。
壁面接触部208は、左右位置調整部206の左右に接続されており、左右位置調整部206が発生する突っ張り力によって壁面に接触し、押圧される。壁面接触部208と左右位置調整部206の間には、回転軸212が備えられ、壁面2に傾斜に応じて壁面接触部208が追従するようにしている。
前後位置調整部205は、ベース207の左右にそれぞれ備えられており、レールゲージ203の左右のそれぞれと支点B215によって回動可能に接続されると共に前後方向に伸縮可能となっている。
ベース207には、前後位置調整部205の伸縮動作に合わせ、支点A214が前後方向に動くのを許容する長穴207aが形成されている。実施例1における前後位置調整部205と、左右位置調整部206は、電動、油圧、空圧等を駆動力とし、伸縮するピストン部により力を発生させるリニアアクチュエータとしている。
力覚センサ211は、左右位置調整部206と壁面接触部208の間に配置され、突っ張り力(壁面からの反力)を検出する。
レールの位置検出にあたっては、レーザ光108を用いる。図1に示すように、昇降路1の下部には2つのレーザ照射部101が設置され、レーザ照射部101から鉛直方向に照射された2本のレーザ光108を基準芯として活用する。レーザ光108は、レールゲージ203に受光部取付板213を介して取付けられた4象限フォトディテクタ等の受光部B210(位置検出部)で検出する。受光部B210はレールゲージ203の位置を検出する。
そして、位置決め制御部209は、レーザ照射部101と受光部A105との間に照射されているレーザ光108を受光部B210が受光するようにレール位置調整部(前後位置調整部205,左右位置調整部206)を制御する。
〔傾斜検出装置100の構成〕
傾斜検出装置100の構成について、図1、図4及び図5を用いて説明する。図4は、実施例1に関する傾斜検出装置100の正面拡大図、図5は、図4の上面図である。
〔傾斜検出装置100の構成〕
傾斜検出装置100の構成について、図1、図4及び図5を用いて説明する。図4は、実施例1に関する傾斜検出装置100の正面拡大図、図5は、図4の上面図である。
ピットベース4には、傾斜検出装置100が備えられている。傾斜検出装置100は、レール5を設置するにあたって基準となるレーザ光を上方に照射する2つのレーザ照射部101と、レーザ照射部101の姿勢を検出する姿勢検出部102と、レーザ照射部101の姿勢を変更する姿勢変更部103(103a,103b)と、無線通信機A106及び無線通信機B202との間で無線通信を行う無線通信C107と、無線通信機C107及び姿勢検出部102の情報に基づき、姿勢変更部103の動作を制御する姿勢制御部104と、昇降路1の上部に設置され、レーザ照射部101からのレーザ光108を受光する受光部A105を備えている。受光部A105の構成については、後述する。
レーザ照射部101は回転軸120aによってジンバルフレーム115によって支持され、レーザ照射部101は左右方向に回動可能となっている。また、ジンバルフレーム115は回転軸120bによって支持台118に支持され、ジンバルフレーム115は前後方向に回動可能となっている。回転軸120aの一端は姿勢変更部103aと接続され、姿勢変更部103aはレーザ照射部101の左右方向の角度を調整する。回転軸120bの一端は姿勢変更部103bと接続され、姿勢変更部103bはジンバルフレーム115の前後方向の角度を調整する。ジンバルフレーム115の前後方向に角度が調整されることによって、レーザ照射部101の前後方向の角度が調整される。
〔受光部A105の構成〕
次に、受光部A105の構成について図6を用いて説明する。図6は、実施例1に係る受光部Aの正面拡大図である。
〔受光部A105の構成〕
次に、受光部A105の構成について図6を用いて説明する。図6は、実施例1に係る受光部Aの正面拡大図である。
受光部A105は吊りビーム3に備えられている。受光部A105は、吊りビーム3に取り付けられた筒状の筐体112と、筐体112の下方側開口部に備えられた対物レンズ110と、筐体112内に配置され、対物レンズ110の上方に位置し、対物レンズ110からのレーザ光108を集光する像側レンズ111と、筐体112内に配置され、像側レンズ111の上方に位置し、集光された像側レンズ111のレーザ光108を受光する光位置センサ113と、対物レンズ110の下方側に配置され、レーザ光108以外の外乱光の透過を抑制する光学フィルタ114(外乱光抑制手段)を備えている。対物レンズ110と像側レンズ111は、遠方で広がったレーザ光108を再び収束させるビームコンプレッサ109(レーザ光収束手段)を構成する。実施例1では、ビームコンプレッサ109を備えることにより、レーザ光108の検出精度を向上させることができる。
受光部A105では、レーザ光108を受光し、レーザ位置の座標データを無線通信機A106(図1)に送信する。
〔レール位置決めシステム250の動作〕
次に、図7~図12を用いてレール位置決めシステム250の動作について説明する。図7は、実施例1に係るレール位置決めシステム250の概略構成図である。図8は、実施例1に係るレール位置決めシステム250のシステム構成図である。図9は、実施例1に係るレーザ光を鉛直に照射する際の傾斜検出装置100の姿勢制御ループを示す図である。図10は、実施例1に係る昇降路の傾きに伴う受光部A105の移動に追従する際のレーザ照射部101の姿勢制御ループを示す図である。図11は、実施例1に係るレール位置決め装置200の姿勢制御ループを示す図である。図12は、実施例1に係るレール位置決めシステムを用いたレール据付方法の流れを示すフローチャートである。
〔レール位置決めシステム250の動作〕
次に、図7~図12を用いてレール位置決めシステム250の動作について説明する。図7は、実施例1に係るレール位置決めシステム250の概略構成図である。図8は、実施例1に係るレール位置決めシステム250のシステム構成図である。図9は、実施例1に係るレーザ光を鉛直に照射する際の傾斜検出装置100の姿勢制御ループを示す図である。図10は、実施例1に係る昇降路の傾きに伴う受光部A105の移動に追従する際のレーザ照射部101の姿勢制御ループを示す図である。図11は、実施例1に係るレール位置決め装置200の姿勢制御ループを示す図である。図12は、実施例1に係るレール位置決めシステムを用いたレール据付方法の流れを示すフローチャートである。
実施例1では、受光部A105、無線通信機A106、傾斜検出装置100、レール位置決め装置200によってレール位置決めシステム250を構成している。
従来、昇降路内にレールを据付する場合、昇降路上部の吊りビームから下方に向かってピアノ線を垂らし、ピアノ線の下端をピットベースに固定し、固定されたピアノ線を基準芯とする方法が利用されてきた。ピアノ線を基準芯とする場合、風や建屋の振動によってピアノ線が常に振れているので、作業者によってレールの据付位置にばらつきが生じ易く、また、搬入する機材等がピアノ線と干渉し作業性が悪かった。これを解決するために、レーザ光を基準芯として利用するレールを据付する方法が利用されるようになった。
図7に示すように建物は日照10を受けて傾くことがある。図7では、元の昇降路の位置9から、昇降路1の上方が右側に位置するように建物が傾いている。ピアノ線を基準芯とするレール据付方法では、建物の傾斜に合わせピアノ線が追従するので、その基準芯をそのまま利用できるが、レーザ光を基準芯とするレール据付方法では、レーザ光が建物の傾斜に合わせて追従しないことから、レーザ光の基準芯をそのまま利用できないものであった。これを解決するための手法について、図12のフローチャートを交え、以下説明する。
傾斜検出装置100では、レーザ照射部101から鉛直方向(上方)に向かってレーザ光108を照射する(ステップS1:レーザ光108を鉛直方向に向かって照射する工程)。姿勢制御部104では、レーザ照射部101の姿勢角度を検出する姿勢検出部102の検出値に基づき、姿勢変更部103を制御してレーザ光108が鉛直に発光するようレーザ照射部101を動作させる。レーザ照射部101の動きは、姿勢検出部102で検出され、姿勢制御部104にフィードバックされる(図9)。このようにして、レーザ光108が鉛直に発光するようレーザ照射部101を動作させる。
次に受光部A105がレーザ光108を受光するように、受光部A105の位置を調整する(ステップS2:受光部Aの位置を調整する工程)。受光部A105の光位置センサ113は、レーザ位置座標データを取得し、無線通信機A106から傾斜検出装置100の無線通信機C107へレーザ位置座標データを送信する。これで、基準芯が決定される。
無線通信機C107で受信されたレーザ位置座標データは姿勢制御部104に送信され、姿勢制御部104はレーザ光108が受光部A105で受光されるように姿勢変更部103を制御する。すなわち、姿勢制御部104はレーザ照射部101が受光部A105の座標位置に追従するように姿勢変更部103を制御する(ステップS3:レーザ光108を追従するモードをONする工程)。図7に示すように、建物が傾くと受光部A105のレーザ位置座標データが変更される。受光部A105の光位置センサ113は、変更されたレーザ位置座標データを取得し、無線通信機A106から傾斜検出装置100の無線通信機C107へレーザ位置座標データを送信する。変更されたレーザ位置座標データは姿勢制御部104へフィードバックされ(図10)、姿勢制御部104は受光部A105の位置にレーザ照射部101が追従するように姿勢変更部103を制御する。
実施例1では、姿勢制御部104が受光部A105にレーザ照射部101が追従するように姿勢変更部103を制御するようにしているので、建物が傾いて受光部Aの位置が変更された場合であっても、建物の傾きにあわせて基準芯が変更(追従)され、レールの据付位置がばらつくのを抑制することができる。
次に、レール位置決め装置200の動作について説明する。上述したようにレール位置決め装置200は、それ自体に昇降機能がないため、作業床14に設置された台座15に乗せて昇降させる。レール位置決め装置200を昇降させるにあたっては、作業床14の台座15にレール位置決め装置200を載置し、ワインダ11を動作させる(ステップS4:作業床14を昇降移動させる工程)。ワインダ11はワインダロープ12を巻上げ、若しくは巻下げ、レール位置決め装置200が所定の位置に移動した時に停止する。そして、レール5の位置決めを開始する(ステップS5:レール5の位置決めを開始するステップ)。
位置決め制御部209は、図示しない演算部と、制御プログラム等が記憶された記憶部と、記憶部に記憶された制御プログラム、受光部B210の検出値、力覚センサ211の検出値に基づいて演算を行う演算部を備えている。
左右位置調整部206は、伸縮するピストン部を伸ばし、壁面接触部208を壁面2に押圧し、レール位置決め装置200を壁面2に突っ張って固定する(ステップS6:レール位置決め装置200を壁面に突っ張る工程)。レール位置決め装置200が壁面2への突っ張りが完了すると、ワインダ11が動作し、作業床14がレール位置決め装置200の下方の位置になるように移動する。位置決め制御部209は、力覚センサ211の検出値に基づいてレール位置決め装置200壁面2に対して所定値以上の突っ張り力となるように制御する。
位置決め制御部209は、受光部B210の検出値及び力覚センサ211の検出値に基づいて、前後位置調整部205及び前後位置調整部205を制御してレールゲージ203をレール5の設置位置に移動させる。
レール5は、乗りかご(図示せず)を挟むように対を成して昇降路1内に設置される。2本のレール5は、レール位置決め装置200のレール把持部204で把持される(ステップS7:レール5を把持する工程)。レール把持部204は、レール5を把持するためのクランプ機構を備えており、レールゲージ203の両端に取付けられている。このレールゲージ203の剛体部の長さは、所定のレール間距離と等しく、また、レール把持面が平行になっているため、レール把持部204でレール5を把持すると、対を成す2本のレール間距離と平行が出る仕組みとなっている。
レーザ照射部101からは受光部A105に向かって基準芯となるレーザ光108が照射されている。受光部A105のレーザ位置座標データは、無線通信機C107を介して無線通信機A106から無線通信機B202へ送信される。受光部A105のレーザ位置座標データは、無線通信機B202で受信され、無線通信機B202から位置決め制御部209へ送信される。
位置決め制御部209は、受光部A105のレーザ位置座標データから、受光部B210がレーザ光108を受光する位置を検出し、レールゲージ203を動作させる(ステップS8:受光部B210がレーザ位置を検出する工程)。
レールゲージ203に固定されたレール5は、前後位置調整部205及び左右位置調整部206によって並進移動させる(ステップS9:レール位置決め動作を行う工程)。レールゲージ203には、前後方向に伸縮可能な前後位置調整部205が支点B213を介して接続されており、前後位置調整部205は、ベース207に取付けられている。さらにベース207には、左右方向に伸縮可能な左右位置調整部206が取付けられており、左右位置調整部206の左右先端部の壁面接触部208を、対向する壁面2に押付けた際に発生する反力を利用することで、レール5を前後左右に動かし、所定位置まで移動させるものである。左右位置調整部206と壁面接触部の間には、力覚センサ211が備えられており、力覚センサ211は壁面への突っ張り力(反力)を検出し、左右位置調整部206の移動を制御するために用いる。レール位置決め装置200の落下を防ぐためには、左右位置調整部206による突っ張り力が所定値以上になるように位置決め制御部209で制御する必要がある。突っ張り力はレール位置決め装置200の自重、レール5の剛性を考慮する必要があることから、位置決め制御部209ではこれらを考慮し、突っ張り力の所定値を算出する。上述したように、実施例1では最下部から最上部までの複数のレール5が昇降路1内に搬入及び連結され、壁面2にブラケット8で固定されていない状態で存在している。レール把持部204で把持したレール5には、ブラケット8で固定されていない他の複数のレール5に押付力や引き離し力が発生する。実施例1でのレール5の剛性とは、押付力や引き離し力を意味する。左右位置調整部206は、突っ張り力が所定値以上に保持しつつ、左右方向に移動してレール5を固定する左右位置を決定する(ステップS10:レール位置決めを完了する工程)。
次に2つの前後位置調整部205の移動量をそれぞれ調整することで、レール5の捻じれも矯正することができる。なお、2つの前後位置調整部205とレールゲージ203は、支点B113を介して回動可能に接続され、レールゲージ203は、ベース207と支点A214を介して回動可能に接続されているので、前後位置調整部205に掛かる負担が低減される。
レール位置決めが完了すると、レール固定装置300を動作させ、昇降路1の壁面2を穿孔し、アンカーボルトを打ち込む(ステップS11:レール固定装置300によるレール固定作業を開始する工程)。そして、壁面2に打ち込んだアンカーボルトにブラケット8を取付け、このブラケット8にレール5を固定し、レール固定作業を完了する(ステップS12:レール固定作業を完了する工程)。
レール固定作業が完了すると、ワインダ11を動作させてワインダロープ12を巻上げ、作業床14の台座15にレール位置決め装置200を載置する。レール位置決め装置200の載置が完了すると、左右位置調整部206を縮小する方向に動作させ、突っ張り力を開放し、左右位置調整部206を最短化する(ステップS13:左右位置調整部206を最短化する工程)。左右位置調整部206の最短化が完了すると、レール把持部204を動作させ、レール5の把持を解放する(ステップS14:レール把持部204を解放する工程)。レール5の把持を解放すると、レール位置決め装置200の全荷重がレール固定装置300に移る。レール5の把持を解放した後、前後位置調整部205を縮小する方向に動作させ、前後位置調整部205を最短化する(ステップS15:前後位置調整部205を最短化する工程)。そして、レール据付工程を終了する。
実施例1によれば、レール位置決め動作に伴う突っ張り力の変動や壁面の状態に応じて精度良くレール設置位置を判断し、レール位置決め作業を自動化することができるレール位置決め装置を提供することができる。
また、実施例1によれば、姿勢制御部104が受光部A105にレーザ照射部101が追従するように姿勢変更部103を制御するようにしているので、建物が傾いて受光部Aの位置が変更された場合であっても、建物の傾きにあわせて基準芯が変更され、レールの据付位置がばらつくのを抑制することができる。
次に、本発明の実施例2について、図13を用いて説明する。図13は、実施例2に関する傾斜検出装置100の正面拡大図である。実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
実施例2において、実施例1と異なるところは、レーザ光108の照射方向を変更する光路変更部116を備えたところにある。
実施例2に傾斜検出装置100は、レーザ照射部101と、レーザ照射部101から照射されたレーザ光108の照射方向を変更する光路変更部116と、光路変更部116の姿勢を変更する姿勢変更部103(103a,103b)と、無線通信機A106及び無線通信機B202と無線通信を行う無線通信C107と、無線通信機C107の情報に基づき、姿勢変更部103の動作を制御する光路制御部117と、昇降路の上部に設置され、光路変更部116で変更されたレーザ光108を受光する受光部A105とを備えている。また、図示していないが、傾斜検出装置100は、光路変更部116の姿勢を検出する姿勢検出部を備えている。レーザ照射部101は、レーザ光108の照射方向が左右方向(水平方向)となるように横向きに配置されている。
光路変更部116はジンバルフレーム115によって支持され、ジンバルフレーム115に取り付けられた姿勢変更部103aによって左右方向に回動可能となっている。また、ジンバルフレーム115支持台118によって支持され、ジンバルフレーム115は姿勢変更部103bによって前後方向に回動可能となっている。
姿勢変更部103aは、レーザ照射部101から左右方向(水平方向)に照射されたレーザ光108を垂直方向に向くように角度を変更する。姿勢変更部103bは、レーザ照射部101から左右方向(水平方向)に照射されたレーザ光108を前後方向に向くように角度を変更する。そして、光路制御部117は、姿勢変更部103a,103bを制御して、受光部A105にレーザ光108を照射する。
そして、光路制御部117は、光路変更部116と受光部A105との間に照射されているレーザ光108を受光部B210が受光するようにレール位置調整部(前後位置調整部205,左右位置調整部206)を制御する。レール位置決め装置200の動作については、実施例1と同様である。
実施例2では、実施例1に作用効果に加え、以下の作用効果を得ることができる。実施例2によれば、レーザ照射部101を横向きになるように配置しているので、傾斜検出装置100の高さ方向を小さくすることができ、傾斜検出装置100の設置の自由度を拡張することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
1…昇降路、2…壁面、3…吊りビーム、4…ピットベース、5…レール、6…ワイヤ、8…ブラケット、9…元の昇降路の位置、10…日照、11…ワインダ、12…ワインダロープ、13…スリング、14…作業床、15…台座、100…傾斜検出装置、101…レーザ照射部、102…姿勢検出部、103,103a,103b…姿勢変更部、104…姿勢制御部、105…受光部A、106…無線通信機A、107…無線通信機C、108…レーザ光、109…ビームコンプレッサ、110…対物レンズ、111…像側レンズ、112…筐体、113…光位置センサ、114…光学フィルタ、115…ジンバルフレーム、116…光路変更部、117…光路制御部、118…支持台、120a,120b…回転軸、200…レール位置決め装置、202…無線通信機B、203…レールゲージ、204…レール把持部、205…前後位置調整部、206…左右位置調整部、207…ベース、207a…長穴、208…壁面接触部、209…位置決め制御部、210…受光部B、211…力覚センサ、212…回転軸、213…受光部取付板、214…支点A、215…支点B、250…レール位置決めシステム、300…レール固定装置、301…ロボットアーム、302…エンドエフェクタ、303…ツール台、400…レール据付システム
Claims (10)
- 昇降路内でレールを位置決めするレール位置決めシステムにおいて、
傾斜検出装置と、レール位置決め装置と、を備え、
前記傾斜検出装置は、
前記昇降路の下部に設置され、上方に向かってレーザ光を照射するレーザ照射部と、前記レーザ照射部の姿勢を変更する姿勢変更部と、前記姿勢変更部の動作を制御する姿勢制御部と、前記昇降路の上部に設置され、前記レーザ光を受光する受光部Aと、を備え、
前記レール位置決め装置は、
前記レールを把持するレール把持部と、前記レール把持部で把持した前記レールをレール固定位置に移動させるレール位置調整部と、前記レール位置調整部を制御する位置決め制御部と、前記レーザ光を受光する受光部Bと、を備え、
前記姿勢制御部は、前記レーザ光が前記受光部Aで受光できるように前記姿勢変更部の動作を制御し、
前記位置決め制御部は、前記レーザ照射部と前記受光部Aとの間に照射されている前記レーザ光を前記受光部Bが受光するように前記レール位置調整部を移動させることを特徴とするレール位置決めシステム。 - 請求項1において、
前記受光部Aは、前記レーザ光を収束させるレーザ光収束手段を備えたことを特徴とするレール位置決めシステム。 - 請求項1又は2において、
前記受光部Aは、前記レーザ光以外の外乱光の透過を抑制する外乱光抑制手段を備えたことを特徴とするレール位置決めシステム。 - 請求項1又は2において、
前記レール位置調整部は、左右方向に伸縮し、前記昇降路の壁面に接触して突っ張り力を発生させる左右位置調整部と、前後方向に伸縮する前後位置調整部から構成されたことを特徴とするレール位置決めシステム。 - 請求項1又は2において、
前記受光部Aのレーザ位置座標データを取得し、前記レーザ位置座標データを無線で送信する無線通信機Aと、前記無線通信機Aから送信された前記レーザ位置座標データを受信し、前記姿勢制御部へ送信する無線通信機Cを備え、
前記姿勢制御部は前記レーザ位置座標データに基づいて、前記レーザ照射部が前記受光部Aに受光されるように前記姿勢変更部を制御することを特徴とするレール位置決めシステム。 - 請求項5において、
前記レーザ位置座標データを受信する無線通信機Bを備え、前記無線通信機Bは前記レーザ位置座標データを前記位置決め制御部へ送信し、
前記位置決め制御部は、前記レーザ位置座標データに基づいて、前記受光部Bが前記レーザ光を受光するように前記レール位置調整部を制御することを特徴とするレール位置決めシステム。 - 昇降路内でレールを位置決めするレール位置決めシステムにおいて、
傾斜検出装置と、レール位置決め装置と、を備え、
前記傾斜検出装置は、
前記昇降路の下部に設置され、左右方向に向かってレーザ光を照射するレーザ照射部と、前記レーザ光の照射方向を変更する光路変更部と、前記光路変更部の姿勢を変更する姿勢変更部と、前記姿勢変更部の動作を制御する姿勢制御部と、
前記昇降路の上部に設置され、前記光路変更部で変更された前記レーザ光を受光する受光部Aと、を備え、
前記レール位置決め装置は、
前記レールを把持するレール把持部と、前記レール把持部で把持した前記レールをレール固定位置に移動させるレール位置調整部と、前記レール位置調整部を制御する位置決め制御部と、前記レーザ光を受光する受光部Bと、を備え、
前記姿勢制御部は、前記レーザ光が前記受光部Aで受光できるように前記姿勢変更部の動作を制御し、
前記位置決め制御部は、前光路変更部と前記受光部Aとの間に照射されている前記レーザ光を前記受光部Bが受光するように前記レール位置調整部を移動させることを特徴とするレール位置決めシステム。 - 請求項7において、
前記レール位置調整部は、左右方向に伸縮し、前記昇降路の壁面に接触して突っ張り力を発生させる左右位置調整部と、前後方向に伸縮する前後位置調整部から構成されたことを特徴とするレール位置決めシステム。 - 請求項7又は8において、
前記受光部Aのレーザ位置座標データを取得し、前記レーザ位置座標データを無線で送信する無線通信機Aと、前記無線通信機Aから送信された前記レーザ位置座標データを受信し、前記姿勢制御部へ送信する無線通信機Cを備え、
前記姿勢制御部は前記レーザ位置座標データに基づいて、前記レーザ照射部が前記受光部Aに受光されるように前記姿勢変更部を制御することを特徴とするレール位置決めシステム。 - 請求項9において、
前記レーザ位置座標データを受信する無線通信機Bを備え、前記無線通信機Bは前記レーザ位置座標データを前記位置決め制御部へ送信し、
前記位置決め制御部は、前記レーザ位置座標データに基づいて、前記受光部Bが前記レーザ光を受光するように前記レール位置調整部を制御することを特徴とするレール位置決めシステム。
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