JP7339225B2 - 樹脂構造体、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

樹脂構造体、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、樹脂構造体、及び、ワイヤハーネスに関する。
従来から、車両に搭載される電気接続箱(例えば、リレーボックス)等のように、複数の樹脂体を互いに組み付けて構成される樹脂構造体が提案されている。例えば、従来の電気接続箱の一つは、電子部品等を保持する本体ケースと、本体ケースの下部(又は上部)に組み付けられるロアカバー(又はアッパーカバー)と、を有している(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2018-186614号公報
従来の電気接続箱では、各種の電装品に繋がる電線が電気接続箱の内外に挿通されるとともに、電気接続箱の内部の電子部品等と電気的に接続されるように配索される。そして、電気接続箱の内部の電線は、ロアカバー、及び、ロアカバーの底壁に組み付けられる追加のガイド部によって画成された挿通部から外部に引き出される。
特許文献1に記載の電気接続箱では、電気接続箱とは別体に設けられた追加のガイド部をロアカバーの底壁に組み付けることで、電線を任意の方向へと引き出している。しかし、上述した方法は、追加のガイド部を使用するため部品点数が増加するため、コスト及び作業性の観点から好ましくない。このように、従来の電気接続箱では、部品点数の削減と、電線を任意の方向に引き出すこととの両立が困難であった。
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を削減しながら、任意の方向に電線を引き出すことが可能な樹脂構造体、及び、その樹脂構造体を用いたワイヤハーネス、の提供である。
前述した目的を達成するために、本発明に係る樹脂構造体、及び、ワイヤハーネスは、下記[1]~[2]を特徴としている。
[1]
電線を内外に挿通可能な挿通部を有する樹脂構造体であって、
開口部を有する箱状の第1樹脂体と、
前記開口部を覆うように前記第1樹脂体に所定の組付向きに組み付けられる第2樹脂体と、を備え、
前記第1樹脂体は、
該樹脂構造体の前記組付向きに面する底壁の一部を構成する第1壁部と、
前記第1壁部に設けられ、前記挿通部の一部を構成する第1挿通部と、を有し、
前記第2樹脂体は、
前記底壁の他の一部を構成する第2壁部と、
前記第2壁部に設けられ、前記挿通部の他の一部を構成する第2挿通部と、を有し、
前記樹脂構造体の前記底壁は、前記第1壁部と、前記第2壁部と、で構成され、
前記樹脂構造体の前記挿通部は、前記第1挿通部と、前記第2挿通部と、で構成され、
前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが組み付けられた組付状態において、前記樹脂構造体の前記底壁に前記挿通部が配置され、
前記樹脂構造体の前記底壁は、前記組付向きからみて、長手方向と短手方向とを有する略矩形状の形状を有し、
前記第1壁部は、前記組付向きからみて、前記底壁における、前記短手方向の一端から前記短手方向の中央より前記一端側の位置までの前記短手方向の範囲、且つ、前記長手方向の一端から前記長手方向の略中央位置までの前記長手方向の範囲に亘って広がる略矩形状の第1領域を構成し、
前記第2壁部は、前記組付向きからみて、前記底壁における、前記第1領域以外の残り領域である第2領域を構成し、
前記挿通部は、前記底壁における、前記第1領域の前記長手方向の他端側の端部に対応する位置に配置されており、
前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体の一方は、該一方の縁部に係合凸部を有し、
前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体の他方は、該他方の縁部に係合凹部を有し、
前記係合凸部が前記係合凹部に挿入されることで、前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが係合され、
前記係合凸部は、
該係合凸部が突出する方向とは異なる方向に突出する突出箇所を有し、
前記係合凹部は、
前記突出箇所に対応するように窪む窪み箇所を有し、
前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが係合されるとき、
前記突出箇所が前記窪み箇所に嵌まり、且つ、前記窪み箇所が、前記係合凸部の突出方向を向いた前記突出箇所の側面と、前記突出箇所の突出方向を向いた前記突出箇所の端面との双方を覆う、
樹脂構造体であること。
[2]
樹脂構造体と、前記樹脂構造体の内外に挿通される電線と、を備えたワイヤハーネスであって、
前記樹脂構造体は、
前記電線を該樹脂構造体の内外に挿通可能な挿通部を有し、
開口部を有する箱状の第1樹脂体と、
前記開口部を覆うように前記第1樹脂体に所定の組付向きに組み付けられる第2樹脂体と、を備え、
前記第1樹脂体は、
該樹脂構造体の前記組付向きに面する底壁の一部を構成する第1壁部と、
前記第1壁部に設けられ、前記挿通部の一部を構成する第1挿通部と、を有し、
前記第2樹脂体は、
前記底壁の他の一部を構成する第2壁部と、
前記第2壁部に設けられ、前記挿通部の他の一部を構成する第2挿通部と、を有し、
前記樹脂構造体の前記底壁は、前記第1壁部と、前記第2壁部と、で構成され、
前記樹脂構造体の前記挿通部は、前記第1挿通部と、前記第2挿通部と、で構成され、
前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが組み付けられた組付状態において、前記樹脂構造体の前記底壁に前記挿通部が配置され、
前記樹脂構造体の前記底壁は、前記組付向きからみて、長手方向と短手方向とを有する略矩形状の形状を有し、
前記第1壁部は、前記組付向きからみて、前記底壁における、前記短手方向の一端から前記短手方向の中央より前記一端側の位置までの前記短手方向の範囲、且つ、前記長手方向の一端から前記長手方向の略中央位置までの前記長手方向の範囲に亘って広がる略矩形状の第1領域を構成し、
前記第2壁部は、前記組付向きからみて、前記底壁における、前記第1領域以外の残り領域である第2領域を構成し、
前記挿通部は、前記底壁における、前記第1領域の前記長手方向の他端側の端部に対応する位置に配置されており、
前記電線は、
前記挿通部を通じて前記樹脂構造体の内外に挿通され、
前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体の一方は、該一方の縁部に係合凸部を有し、
前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体の他方は、該他方の縁部に係合凹部を有し、
前記係合凸部が前記係合凹部に挿入されることで、前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが係合され、
前記係合凸部は、
該係合凸部が突出する方向とは異なる方向に突出する突出箇所を有し、
前記係合凹部は、
前記突出箇所に対応するように窪む窪み箇所を有し、
前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが係合されるとき、
前記突出箇所が前記窪み箇所に嵌まり、且つ、前記窪み箇所が、前記係合凸部の突出方向を向いた前記突出箇所の側面と、前記突出箇所の突出方向を向いた前記突出箇所の端面との双方を覆う、
ワイヤハーネスであること。
上記[1]の構成の樹脂構造体によれば、第1樹脂体が第1壁部及び第1壁部に設けられる第1挿通部を有し、第2樹脂体が第2壁部及び第2壁部に設けられる第2挿通部を有する。樹脂構造体の壁部は、第1壁部及び第2壁部を含んで構成され、樹脂構造体の挿通部は、壁部に設けられて第1挿通部及び第2挿通部を含んで構成される。つまり、第1樹脂体と第2樹脂体とによって樹脂構造体の挿通部が構成されるため、所望の方向に開口するように挿通部の開口向きを定めれば、従来の樹脂構造体のように追加のガイド部を組み付けることなく、壁部において挿通部を任意の方向に開口できる。この結果、本構成の樹脂構造体は、部品点数を削減しながら、任意の方向に電線を引き出すことができる。
更に、上記[]の構成の樹脂構造体によれば、第1樹脂体及び第2樹脂体のうちの一方の縁部に係合凸部が設けられ、第1樹脂体及び第2樹脂体のうちの他方の縁部に係合凹部が設けられる。一方及び他方の縁部は、壁部の係合箇所であり、係合凸部が係合凹部に挿入されることで、一方の縁部と他方の縁部とが係合される。係合箇所がこのような凹凸嵌め合い構造を有することで、挿通部が配置されている壁部に外力が及んでも、第1樹脂体と第2樹脂体とが分離する(即ち、係合箇所が開く)ことが抑制される。別の言い方をすると、係合凸部と係合凹部とが係合されることで、第1樹脂体及び第2樹脂体によって樹脂構造体の壁部が構成される。このため、本構成の樹脂構造体は、係合箇所にロック構造(具体的には、従来の樹脂構造体における第1樹脂体と第2樹脂体との組付状態を維持するための構造)を設けることなく、係合凸部に係合凹部を挿入するという簡易的な構造で、上述した一方の縁部と他方の縁部とが分離することが抑制される。
更に、上記[]の構成の樹脂構造体によれば、係合凸部が突出方向とは異なる方向に突出する突出箇所を有し、係合凹部が突出箇所に対応するように窪む窪み箇所を有する。そして、第1樹脂体と第2樹脂体とが係合されるとき、突出箇所が窪み箇所に嵌まる(いわゆる、ラビリンス構造。)。係合箇所が上述したようなラビリンス構造を有することで、挿通部が配置されている壁部に外力が及んでも、第1樹脂体と第2樹脂体とが分離する(即ち、係合箇所が開く)ことがより適正に抑制される。更に、本構成の樹脂構造体は、上述した構造(いわゆる、ラビリンス構造)によって、係合箇所にロック構造を設ける場合に比べ、係合箇所から樹脂構造体の内部への水の侵入が抑制される。
上記[]の構成のワイヤハーネスによれば、第1樹脂体が第1壁部及び第1壁部に設けられる第1挿通部を有し、第2樹脂体が第2壁部及び第2壁部に設けられる第2挿通部を有する。樹脂構造体の壁部は、第1壁部及び第2壁部を含んで構成され、樹脂構造体の挿通部は、壁部に設けられて第1挿通部及び第2挿通部を含んで構成される。つまり、第1樹脂体と第2樹脂体とによって樹脂構造体の挿通部が構成されるため、所望の方向に開口するように挿通部の開口向きを定めれば、従来のワイヤハーネス(樹脂構造体)のように追加のガイド部を組み付けることなく、壁部において電線を任意の方向に樹脂構造体の内外に挿通できる。この結果、本構成のワイヤハーネスは、部品点数を削減しながら、任意の方向に電線を引き出すことができる。
このように、本発明によれば、部品点数を削減しながら、任意の方向に電線を引き出すことが可能な樹脂構造体、及び、ワイヤハーネスを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る樹脂構造体を下方から見た斜視図である。 図2は、図1に示す樹脂構造体の分解斜視図である。 図3は、図1に示す樹脂構造体を下方から見た正面図である。 図4は、本体ケースおよびロアカバーの向きを上下反転させた分解斜視図である。 図5(a)は、図3におけるA-A断面図であり、図5(b)は、図5(a)におけるB部拡大図である(車両固定具の図示省略)。 図6は、本発明の実施形態に係るワイヤハーネスを下方から見た正面図である(ロアカバーの図示省略)。 図7(a)は、図1の樹脂構造体の引出部を示す拡大斜視図であり、図7(b)は、図7(a)において電線をタイバンドで巻き付ける工程を示す図である(車両固定具の図示省略)。 図8は、引出部を図7(a)とは異なる角度から見た拡大斜視図である(車両固定具の図示省略)。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、図1に示す本発明の実施形態に係る樹脂構造体1について説明する。樹脂構造体1は、典型的には、車両に搭載され、リレー等の電子部品を収容するリレーボックス(電気接続箱)である。
図1及び図2に示すように、樹脂構造体1は、本体ケース10と、ロアカバー20と、アッパーカバー30と、を含んで構成される。本体ケース10は、リレー等の電子部品(及び、その他の部品、図示省略)が収容されることになる。ロアカバー20は、本体ケース10の下端開口部を塞ぐように本体ケース10の下端部に組み付けられ、アッパーカバー30は、本体ケース10の上端開口部を塞ぐように本体ケース10の上端部に組み付けられる。本体ケース10、ロアカバー20、及び、アッパーカバー30の各々は、樹脂構造体1である。本体ケース10は、本発明の「第1樹脂体」に対応し、ロアカバー20は、本発明の「第2樹脂体」に対応している。また、後述する引出部3は、本発明の「挿通部」に対応している。
以下、説明の便宜上、図1~8に示すように、「上下方向」、「周方向」、「内外方向」、「上」、「下」、「内」及び「外」を定義する。「上下方向」、「周方向」及び「内外方向」は、互いに直交している。本体ケース10とロアカバー20、及び、本体ケース10とアッパーカバー30との組み付け時において、「上下方向」は、樹脂構造体1の組付方向に対応している。「周方向」は、本体ケース10の後述する周壁11及びロアカバー20の後述する周壁21における周方向に対応し、「内外方向」は、周壁11及び周壁21における厚み方向に対応している。以下、樹脂構造体1を構成する各部材について順に説明する。
まず、本体ケース10について説明する。本体ケース10は、図2に示すように、上下方向に延びる略矩形筒状の周壁11と、後述するロアカバー20の底壁22と共に樹脂構造体1の底壁2を構成する底壁12と、を一体に有する。
周壁11の略矩形枠状の上端縁部の外面には、周方向の複数個所(本例では、不図示を含む4箇所)にて、第1係合部17aがそれぞれ設けられる。本体ケース10とアッパーカバー30との組付状態(図1参照)にて、複数の第1係合部17aは、アッパーカバーに設けられた後述する複数の係合部33とそれぞれ係合することになる。更に、下端縁部の外面には、周方向の複数個所(本例では、不図示を含む7箇所)にて、第2係合部17bがそれぞれ設けられる。本体ケース10とロアカバー20との組付状態(図1参照)にて、複数の第2係合部17bは、ロアカバー20に設けられた後述する複数の係合部23とそれぞれ係合することになる。
図1及び図2に示すように、周壁11の下端縁部の外面には、周方向の長手側に沿って延び且つ上方に円弧状に窪む略半円筒状の形状を有する第1引入部18が設けられる。第1引入部18は、後述するロアカバー20の第2引入部24とともに、樹脂構造体1の外部に向かって開口する略円筒状の形状を有する引入部4を構成する。
図4に示すように、周壁11の外面には、第3係合部19が設けられる。第3係合部19は、後述する車両固定具40の係合部42と係合されて、本体ケース10に車両固定具40が組み付けられる。
底壁12は、図2に示すように、延在部13と、係合凹部14と、第1案内部15と、第1引出部16と、を含んで構成される。延在部13は、周方向の短手側に所定の長さを有し、且つ、周壁11の下方端縁から下方端縁と直交するように周方向の長手側に沿って所定距離だけ延びている。延在部13は、図1及び図2に示すように、上下方向にオフセットして延びている。
係合凹部14は、図2に示すように、延在部13に連続して設けられて、延在部13に沿って延び且つ上方に窪む凹部である。係合凹部14には、窪み箇所14aが設けられ、後述する係合凸部25の突出箇所25aに対応する形状を有している。係合凹部14は、窪み箇所14aと向かい合う壁部14bと、窪み箇所14aを有する壁部及び壁部14bと連続する底壁14cと、を更に有する。
第1案内部15は、延在部13と第1引出部16との間に位置し、延在部13に対して曲面を有しつつ上方に窪み、周方向の短手側に滑らかな形状を有している。第1案内部15は、周方向の長手側に縁部15a及び縁部15bを有する(図7参照)。
第1引出部16は、第1案内部15と連続して設けられ、長手側に沿って延び且つ上方に円弧状に窪む略半円筒状の形状を有している。図5に示すように、第1引出部16は、後述する第2引出部26とともに、樹脂構造体1の外部に向かって開口する略円筒状の形状を有する引出部3を構成する。
次いで、ロアカバー20について説明する。ロアカバー20は、図2に示すように、上下方向に延びる周壁21と、周壁21の下端開口部を塞ぐ略矩形平板状の底壁22と、を一体に有する。ロアカバー20は、本体ケース10の底壁12に対応する箇所では、底壁22が切り欠かれて形成され、周壁21が設けられていない。
周壁21の上端縁部の外面には、本体ケース10の複数の第2係合部17bに対応して、周方向の複数個所(本例では、不図示を含む7箇所)にて、係合部23がそれぞれ設けられている。
図1~図4に示すように、周壁21の上端縁部には、長手側に沿って延び且つ下方に円弧状に窪む略半円筒状の形状を有する第2引入部24が設けられる。第2引入部24は、本体ケース10の第1引入部18とともに、樹脂構造体1の外部に向かって開口する略円筒状の形状を有する引入部4を構成する。
底壁22は、図2及び図4に示すように、係合凸部25と、第2引出部26と、第2案内部27と、を含んで構成される。係合凸部25は、係合凹部14と対応する箇所に設けられて、周方向の長手側に沿って延び且つ上方に突出する凸部である。係合凸部25は、周方向に突出する突出箇所25aが設けられ、係合凹部14の窪み箇所14aと向かい合うように、係合凹部14に挿入される。
第2引出部26は、第1引出部16に対応する箇所に設けられ、長手側に沿って延び且つ下方に円弧状に窪む略半円筒状の形状を有している。図5に示すように、第2引出部26は、第1引出部16とともに、樹脂構造体1の外部に向かって開口する略円筒状の形状を有する引出部3を構成する。
第2案内部27は、第2引出部26の自由端から、第2引出部26の一部が切り欠かれた状態で周方向の長手側に沿って延びている。第2案内部27は、周方向の短手側の切り欠かれた側とは反対側の端縁に、後述するタイバンドBが挿通される孔部27aが設けられ、長手側の端縁に、下方に向かって突出する抑制部27bが設けられる。孔部27aは上下方向に貫通する孔である。
次いで、アッパーカバー30について説明する。アッパーカバー30は、図2に示すように、上下方向に延びる周壁31と、周壁31の上端開口部を塞ぐ略矩形平板状の上壁32と、を一体に有する。周壁31の下端縁部の外面には、本体ケース10の複数の第1係合部17aに対応して、周方向の複数個所(本例では、不図示を含む4箇所)にて、係合部33がそれぞれ設けられている。
次いで、車両固定具40について説明する。本発明の実施形態に係る樹脂構造体1は、車両固定具40を更に含んで構成される。車両固定具40は、図2及び図4に示すように、上下方向に延びる周壁41と、周壁41の外面且つ本体ケース10の第3係合部19と対応する箇所に係合部42が設けられている。車両固定具40は、本体ケース10と別体に設けられて、樹脂構造体1が車両に搭載されるとき、車両に対して樹脂構造体1の変位を抑制する。
なお、樹脂構造体1は、本体ケース10と車両固定具40とが別体に設けられていることで、車両固定具40の設計自由度が向上する。このため、本実施形態に係る樹脂構造体1は、車両固定具40を強度の高い構造に設計している。この結果、樹脂構造体1は、強度の高い車両固定具40を本体ケース10に組み付けることで、樹脂構造体1の強度を上げることができる。
次いで、本発明の実施形態に係るワイヤハーネスWHについて説明する。樹脂構造体1においては、電線W1が内部に引き入れられて、電線W1から分岐する電線W2が内部に収容された電子部品及び電線(不図示)に対して電気的に接続して、電線W1が内部から外部に引き出される。樹脂構造体1及び電線W1,W2は、ワイヤハーネスWHの一部である。
図6に示すように、樹脂構造体1の内部に引き入れられる電線W1は、本体ケース10の第1引入部18上に載置されている。また、樹脂構造体1の内部においては、電線W2が所定の電子部品及び電線(不図示)に対してコネクタ等を介して電気的に接続される。そして、樹脂構造体1の内部を通過した電線W1,W2は、第1引出部16上に載置される。
このように、電線W1,W2の配索が完了すると、本体ケース10にロアカバー20が組み付けられる。このとき、本体ケース10が底壁12を有することで、電線W1を底壁12上に載置できるため、延在部13によって電線を任意の方向に案内できる(即ち、電線W1を延在部13に沿わせて配索できる。)。これにより、電線W1は、従来のワイヤハーネスのように追加のガイド部を設けて電線W1,W2を任意の方向に案内することなく、本体ケース10及びロアカバー20によって電線W1,W2を任意の方向に引き出すことができる。別の言い方をすると、本実施形態に係るワイヤハーネスWHでは、電線W1が引入部4から引き入れられた方向と、引出部3から引き出される方向とが略平行であり、電線W1が樹脂構造体1の内部からを周方向に沿って外部へと引き出される。
上述した作業の完了後(即ち、本体ケース10とロアカバー20とが組付状態)において、第1引入部18に載置された電線W1は、第1引入部18が第2引入部24とともに構成する引入部4に周囲を覆われて任意の方向に案内されることになる。同様に、第1引出部16に載置された電線W1は、第1引出部16が第2引出部26とともに構成する引出部3に周囲を覆われて任意の方向に案内されることになる。この後、図7(b)に示すように、タイバンドBを用いて、引出部3と、引出部3から引き出された電線W1と、が一体に巻き付けられる。
次いで、上述したタイバンドBの巻き付け作業について説明する。作業者は、図7及び図8に示すように、タイバンドBの一方側の端部を矢印Y3に沿って(即ち、下方から上方に向かって)孔部27aに挿入する。孔部27aに挿通されたタイバンドBは、一方側の端部が縁部15aを通過して第1案内部15に進入する。タイバンドBの挿入を更に続けると、一方側の端部は、第1案内部の曲面に沿って案内され、縁部15bを通過し下方に向かって移動する。
上述したように、孔部27aに挿通されたタイバンドBは、第1案内部15に案内されて、図7(b)に示すように、略U字状の形状になる。この後、作業者は、第1案内部15によって案内されたタイバンドBの一方側の端部を掴み、他方側が有する留め具を介して、一方側と他方側とを結束させる。タイバンドBの巻き付け後、抑制部27bは、タイバンドBが引出部3の開口端側へ逃げる動きを抑制する。
このように、樹脂構造体1が第1案内部15を有することで、タイバンドBの一方側の端部を孔部27aに挿通させることで、一方側の端部が自然と下方に(作業者の手前側に)向かって案内されるため、巻き付け作業が容易になる。つまり、タイバンドBが孔部27aに挿通されることにより電線W1にタイバンドBが沿うように巻き付けられ、作業者が手作業で電線W1に沿うように巻き付ける工程が削減される。この結果、本実施形態に係る樹脂構造体1は、従来の樹脂構造体(電気接続箱)に比べて、作業性が向上する。
なお、縁部15aは、孔部27aに挿通されたタイバンドBが第1案内部15に進入できる位置に設計される。また、第2案内部27は、第2引出部26の一部が切り欠かれた状態で周方向の長手側に沿って延びているため、縁部15bを通過して下方に向かって移動するタイバンドBに干渉しない。
次いで、底壁2における本体ケース10とロアカバー20と開き防止構造について説明する。開き防止構造は、係合凹部14と係合凸部25とによって構成される、底壁12と底壁22との係合が解除されることを抑制する構造である。具体的には、係合凸部25は、突出箇所25aが係合凹部14の窪み箇所14aと互いに向かい合うように、係合凹部14に挿入される(即ち、開き防止構造は、いわゆるラビリンス構造を有している。)。
図5(b)に示すように、上述したように、電線W1,W2が内部に挿通された樹脂構造体1においては、本体ケース10の底壁12及びロアカバー20の底壁22のそれぞれに電線W1,W2からの負荷が生じる場合がある。具体的には、電線W1、W2が樹脂構造体1の内部で底壁2上に載置されるため、電線W1,W2の重さや車両に搭載された樹脂構造体1の微振動等に起因して底壁12及び底壁22に上述した負荷が生じてしまう。特に、本体ケース10には、電線W1,W2から矢印Y10の向きに負荷が生じ、ロアカバー20には、電線W1,W2から矢印Y20の向きに負荷が生じる。
開き防止構造は、上述した矢印Y10の向きの負荷に起因して、本体ケース10に生じるロアカバー20との組付状態が解除される回転方向(矢印Y11の向き)の変位を抑制する。つまり、開き防止構造では、矢印Y11の向きに力が生じると、壁部14bの下端部が底壁22と干渉するため、本体ケース10とロアカバー20との組付状態が解除されることを抑制する。
同様に、開き防止構造は、上述した矢印Y20の向きの負荷に起因して、ロアカバー20に生じる本体ケース10との組付状態が解除される回転方向(矢印Y21の向き)の変位を抑制する。つまり、開き防止構造では、矢印Y21の向きに力が生じると、係合凸部25の突出箇所25aを有する壁部が係合凹部14の窪み箇所14aを有する壁部と干渉するため、本体ケース10とロアカバー20との組付状態が解除されることを抑制する。
<作用・効果>
本実施形態に係る樹脂構造体1によれば、本体ケース10が底壁12及び第1引出部16を有し、ロアカバー20が底壁22及び第2引出部26を有する。底壁2は、底壁12及び底壁22を含んで構成され、引出部3は、底壁2に設けられて第1引出部16及び第2引出部26を含んで構成される。つまり、本体ケース10とロアカバー20とによって樹脂構造体1の引出部3が構成されるため、所望の方向に開口するように引出部3の開口向きを定めれば、従来の樹脂構造体のように追加のガイド部を組み付けることなく、底壁2において引出部3を任意の方向に開口できる。この結果、本実施形態に係る樹脂構造体1は、部品点数を削減しながら、任意の方向に電線W1,W2を引き出すことができる。
更に、ロアカバー20の底壁22の縁部に係合凸部25が設けられ、本体ケース10の底壁12の縁部に係合凹部14が設けられる。本体ケース10及びロアカバー20の縁部は、底壁2の係合箇所であり、係合凸部25が係合凹部14に挿入されることで、上述した本体ケース10及びロアカバー20の双方の縁部同士が係合される。係合箇所がこのような凹凸嵌め合い構造を有することで、引出部3が配置されている底壁2に外力が及んでも、本体ケース10とロアカバー20とが分離する(即ち、係合箇所が開く)ことが抑制される。別の言い方をすると、係合凸部25と係合凹部14とが係合されることで、本体ケース10及びロアカバー20によって樹脂構造体1の底壁2が構成される。このため、本実施形態に係る樹脂構造体1は、係合箇所にロック構造(具体的には、従来の樹脂構造体における本体ケースとロアカバーとの組付状態を維持するための構造)を設けることなく、係合凸部25に係合凹部14を挿入するという簡易的な構造で、上述した双方の縁部同士が分離することが抑制される。
更に、係合凸部25が突出方向とは異なる方向に突出する突出箇所25aを有し、係合凹部14が突出箇所25aに対応するように窪む窪み箇所14aを有する。そして、本体ケース10とロアカバー20とが係合されるとき、突出箇所25aが窪み箇所14aに嵌まる(いわゆる、ラビリンス構造。)。係合箇所が上述したようなラビリンス構造を有することで、引出部3が配置されている底壁2に外力が及んでも、本体ケース10とロアカバー20とが分離する(即ち、係合箇所が開く)ことがより適正に抑制される。更に、本実施形態に係る樹脂構造体1は、上述した構造(いわゆる、ラビリンス構造)によって、係合箇所にロック構造を設ける場合に比べ、係合箇所から樹脂構造体1の内部への水の侵入が抑制される。
本実施形態に係るワイヤハーネスWHによれば、本体ケース10が底壁12及び第1引出部16を有し、ロアカバー20が底壁22及び第2引出部26を有する。底壁2は、底壁12及び底壁22を含んで構成され、引出部3は、底壁2に設けられて第1引出部16及び第2引出部26を含んで構成される。つまり、本体ケース10とロアカバー20とによって樹脂構造体1の引出部3が構成されるため、所望の方向に開口するように引出部3の開口向きを定めれば、従来の樹脂構造体のように追加のガイド部を組み付けることなく、底壁2において電線W1,W2を任意の方向に樹脂構造体1の内外に挿通できる。この結果、本実施形態に係るワイヤハーネスWHは、部品点数を削減しながら、任意の方向に電線W1,W2を引き出すことができる。
<他の形態>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係る樹脂構造体、及び、ワイヤハーネスの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
電線(W1,W2)を内外に挿通可能な挿通部(引出部3)を有する樹脂構造体(1)であって、
開口部を有する箱状の第1樹脂体(本体ケース10)と、
前記開口部を覆うように前記第1樹脂体に所定の組付向きに組み付けられる第2樹脂体(ロアカバー20)と、を備え、
前記第1樹脂体(本体ケース10)は、
該樹脂構造体の前記組付向きに面する壁部(底壁2)の一部を構成する第1壁部(底壁12)と、
前記第1壁部に設けられ、前記挿通部(引出部3)の一部を構成する第1挿通部(第1引出部16)と、を有し、
前記第2樹脂体(ロアカバー20)は、
前記壁部(底壁2)の他の一部を構成する第2壁部(底壁22)と、
前記第2壁部に設けられ、前記挿通部(引出部3)の他の一部を構成する前記第2挿通部(第2引出部26)と、を有し、
前記第1樹脂体(本体ケース10)と前記第2樹脂体(ロアカバー20)とが組み付けられた組付状態において、前記樹脂構造体(1)の前記壁部(底壁2)に前記挿通部(引出部3)が配置される、
樹脂構造体(1)。
[2]
上記[1]に記載の樹脂構造体(1)において、
前記第1樹脂体(本体ケース10)及び前記第2樹脂体(ロアカバー20)の一方(ロアカバー20)は、該一方の縁部に係合凸部(25)を有し、
前記第1樹脂体(本体ケース10)及び前記第2樹脂体(ロアカバー20)の他方(本体ケース10)は、該他方の縁部に係合凹部(14)を有し、
前記係合凸部(25)が前記係合凹部(14)に挿入されることで、前記第1樹脂体(本体ケース10)と前記第2樹脂体(ロアカバー20)とが係合される、
樹脂構造体(1)。
[3]
上記[2]に記載の樹脂構造体(1)において、
前記係合凸部(25)は、
該係合凸部が突出する方向とは異なる方向に突出する突出箇所(25a)を有し、
前記係合凹部(14)は、
前記突出箇所に対応するように窪む窪み箇所(14a)を有し、
前記第1樹脂体(本体ケース10)と前記第2樹脂体(ロアカバー20)とが係合されるとき、
前記突出箇所(25a)が前記窪み箇所(14a)に嵌まる、
樹脂構造体(1)。
[4]
樹脂構造体(1)と、前記樹脂構造体の内外に挿通される電線(W1,W2)と、を備えたワイヤハーネス(WH)であって、
前記樹脂構造体(1)は、
前記電線を該樹脂構造体の内外に挿通可能な挿通部(引出部3)を有し、
開口部を有する箱状の第1樹脂体(本体ケース10)と、
前記開口部を覆うように前記第1樹脂体に所定の組付向きに組み付けられる第2樹脂体(ロアカバー20)と、を備え、
前記第1樹脂体(本体ケース10)は、
該樹脂構造体(1)の前記組付向きに面する壁部(底壁2)の一部を構成する第1壁部(底壁12)と、
前記第1壁部に設けられ、前記挿通部(引出部3)の一部を構成する第1挿通部(第1引出部16)と、を有し、
前記第2樹脂体(ロアカバー20)は、
前記壁部の他の一部を構成する第2壁部(底壁22)と、
前記第2壁部に設けられ、前記挿通部の他の一部を構成する第2挿通部(第2引出部26)と、を有し、
前記第1樹脂体(本体ケース10)と前記第2樹脂体(ロアカバー20)とが組み付けられた組付状態において、前記樹脂構造体(1)の前記壁部(底壁2)に前記挿通部(引出部3)が配置され、
前記電線(W1,W2)は、
前記挿通部(引出部3)を通じて前記樹脂構造体(1)の内外に挿通される、
ワイヤハーネス(WH)。
1 樹脂構造体
2 底壁
3 引出部
4 引入部
10 本体ケース
12 底壁
13 延在部
14 係合凹部
14a 窪み箇所
16 第1引出部
18 第1引入部
20 ロアカバー
22 底壁
24 第2引入部
25 係合凸部
25a 突出箇所
26 第2引出部
30 アッパーカバー
40 車両固定具
B タイバンド
W1,W2 電線
WH ワイヤハーネス
Y3,Y10,Y11,Y20,Y21 矢印

Claims (2)

  1. 電線を内外に挿通可能な挿通部を有する樹脂構造体であって、
    開口部を有する箱状の第1樹脂体と、
    前記開口部を覆うように前記第1樹脂体に所定の組付向きに組み付けられる第2樹脂体と、を備え、
    前記第1樹脂体は、
    該樹脂構造体の前記組付向きに面する底壁の一部を構成する第1壁部と、
    前記第1壁部に設けられ、前記挿通部の一部を構成する第1挿通部と、を有し、
    前記第2樹脂体は、
    前記底壁の他の一部を構成する第2壁部と、
    前記第2壁部に設けられ、前記挿通部の他の一部を構成する第2挿通部と、を有し、
    前記樹脂構造体の前記底壁は、前記第1壁部と、前記第2壁部と、で構成され、
    前記樹脂構造体の前記挿通部は、前記第1挿通部と、前記第2挿通部と、で構成され、
    前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが組み付けられた組付状態において、前記樹脂構造体の前記底壁に前記挿通部が配置され、
    前記樹脂構造体の前記底壁は、前記組付向きからみて、長手方向と短手方向とを有する略矩形状の形状を有し、
    前記第1壁部は、前記組付向きからみて、前記底壁における、前記短手方向の一端から前記短手方向の中央より前記一端側の位置までの前記短手方向の範囲、且つ、前記長手方向の一端から前記長手方向の略中央位置までの前記長手方向の範囲に亘って広がる略矩形状の第1領域を構成し、
    前記第2壁部は、前記組付向きからみて、前記底壁における、前記第1領域以外の残り領域である第2領域を構成し、
    前記挿通部は、前記底壁における、前記第1領域の前記長手方向の他端側の端部に対応する位置に配置されており、
    前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体の一方は、該一方の縁部に係合凸部を有し、
    前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体の他方は、該他方の縁部に係合凹部を有し、
    前記係合凸部が前記係合凹部に挿入されることで、前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが係合され、
    前記係合凸部は、
    該係合凸部が突出する方向とは異なる方向に突出する突出箇所を有し、
    前記係合凹部は、
    前記突出箇所に対応するように窪む窪み箇所を有し、
    前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが係合されるとき、
    前記突出箇所が前記窪み箇所に嵌まり、且つ、前記窪み箇所が、前記係合凸部の突出方向を向いた前記突出箇所の側面と、前記突出箇所の突出方向を向いた前記突出箇所の端面との双方を覆う、
    樹脂構造体。
  2. 樹脂構造体と、前記樹脂構造体の内外に挿通される電線と、を備えたワイヤハーネスであって、
    前記樹脂構造体は、
    前記電線を該樹脂構造体の内外に挿通可能な挿通部を有し、
    開口部を有する箱状の第1樹脂体と、
    前記開口部を覆うように前記第1樹脂体に所定の組付向きに組み付けられる第2樹脂体と、を備え、
    前記第1樹脂体は、
    該樹脂構造体の前記組付向きに面する底壁の一部を構成する第1壁部と、
    前記第1壁部に設けられ、前記挿通部の一部を構成する第1挿通部と、を有し、
    前記第2樹脂体は、
    前記底壁の他の一部を構成する第2壁部と、
    前記第2壁部に設けられ、前記挿通部の他の一部を構成する第2挿通部と、を有し、
    前記樹脂構造体の前記底壁は、前記第1壁部と、前記第2壁部と、で構成され、
    前記樹脂構造体の前記挿通部は、前記第1挿通部と、前記第2挿通部と、で構成され、
    前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが組み付けられた組付状態において、前記樹脂構造体の前記底壁に前記挿通部が配置され、
    前記樹脂構造体の前記底壁は、前記組付向きからみて、長手方向と短手方向とを有する略矩形状の形状を有し、
    前記第1壁部は、前記組付向きからみて、前記底壁における、前記短手方向の一端から前記短手方向の中央より前記一端側の位置までの前記短手方向の範囲、且つ、前記長手方向の一端から前記長手方向の略中央位置までの前記長手方向の範囲に亘って広がる略矩形状の第1領域を構成し、
    前記第2壁部は、前記組付向きからみて、前記底壁における、前記第1領域以外の残り領域である第2領域を構成し、
    前記挿通部は、前記底壁における、前記第1領域の前記長手方向の他端側の端部に対応する位置に配置されており、
    前記電線は、
    前記挿通部を通じて前記樹脂構造体の内外に挿通され、
    前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体の一方は、該一方の縁部に係合凸部を有し、
    前記第1樹脂体及び前記第2樹脂体の他方は、該他方の縁部に係合凹部を有し、
    前記係合凸部が前記係合凹部に挿入されることで、前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが係合され、
    前記係合凸部は、
    該係合凸部が突出する方向とは異なる方向に突出する突出箇所を有し、
    前記係合凹部は、
    前記突出箇所に対応するように窪む窪み箇所を有し、
    前記第1樹脂体と前記第2樹脂体とが係合されるとき、
    前記突出箇所が前記窪み箇所に嵌まり、且つ、前記窪み箇所が、前記係合凸部の突出方向を向いた前記突出箇所の側面と、前記突出箇所の突出方向を向いた前記突出箇所の端面との双方を覆う、
    ワイヤハーネス。
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