JP2022047213A - 樹脂構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部の大型化を避けながら開口部を通じて電線を適正に案内させることが可能な樹脂構造体の提供すること。【解決手段】樹脂構造体1は、箱状の形状を有する。樹脂構造体1は、第1電線2を所定方向に案内しながら樹脂構造体1の内外に挿通させることになる第1開口部4と、第2電線3を所定方向に交差する方向に案内しながら樹脂構造体1の内外に挿通させることになる第2開口部6と、を有する。第1開口部4及び第2開口部6は、第1開口部4の内部近傍にて第2電線3を第1電線2に接触させながら、第2電線3を第2開口部6に挿通させるように案内する、ように構成される。【選択図】図4

Description

本発明は、箱状の形状を有する樹脂構造体に関する。
従来から、車両に搭載される電気接続箱(例えば、リレーボックス)等のように、複数の樹脂体を互いに組み付けて構成される樹脂構造体が提案されている。例えば、従来の電気接続箱の一つは、電気接続箱の内部に格納される電子部品と外部に配置される各種の電装品等とを接続するための電線を電気接続箱の内外に挿通させるべく、筒状の開口部を有している(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2017-005789号公報
上述したような開口部を有する樹脂構造体は、一般に、開口部の内周面や開口縁を用いて、開口部の延出方向に電線を案内するようになっている。そのため、特に多数の電線が束ねられた電線束(いわゆる太物電線)を適正に案内するためには、通常、開口部そのものを大型化することが求められる。ところが、例えば、樹脂構造体を車両等に搭載するための設置スペースが限られているとき、太物電線の案内に足りるだけの大きさの開口部を樹脂構造体に設けることが困難な場合がある。この場合、開口部による電線の案内効果が不十分となる可能性がある。
本発明の目的の一つは、開口部の大型化を避けながら開口部を通じて電線を適正に案内させることが可能な樹脂構造体の提供である。
前述した目的を達成するために、本発明に係る樹脂構造体は、下記[1]~[2]を特徴としている。
[1]
箱状の形状を有する樹脂構造体であって、
第1電線を所定方向に案内しながら当該樹脂構造体の内外に挿通させることになる第1開口部と、第2電線を前記所定方向に交差する方向に案内しながら当該樹脂構造体の内外に挿通させることになる第2開口部と、を備え、
前記第1開口部及び前記第2開口部は、
当該第1開口部の内部近傍にて前記第2電線を前記第1電線に接触させながら、前記第2電線を当該第2開口部に挿通させるように案内する、ように構成される、
樹脂構造体であること。
[2]
上記[1]に記載の樹脂構造体であって、
第1樹脂体と、前記第1樹脂体に組み付けられる第2樹脂体と、を更に備え、
前記第1樹脂体は、
当該樹脂構造体の箱内から箱外に向けて突出するように当該第1樹脂体の壁部から延び、前記第1開口部の一部を構成する第1突出部を有し、
前記第2樹脂体は、
前記箱外に向けて突出するように当該第2樹脂体の壁部から延び、前記第1開口部の他部を構成する第2突出部を有し、
前記第2突出部は、
前記第2電線を前記第1電線に接触させるように収容するとともに前記第2開口部に連通する収容空間を、当該第2突出部の内部に有する、
樹脂構造体であること。
上記[1]の構成の樹脂構造体によれば、第1開口部から所定方向に案内される第1電線と、第2開口部から所定方向に交差する方向に案内される第2電線と、を第1開口部の内部近傍にて接触させながら、第1電線及び第2電線が樹脂構造体の内外に挿通される。これにより、例えば、第1電線が多数の電線を束ねた太物電線である場合、第1開口部を過度に大型化しなくても、第2電線で第1電線を押さえつけて第1電線の案内を補助することで、第1電線を所定方向に適正に案内できる。換言すると、本構成の樹脂構造体は、第1開口部による案内効果に加え、第2電線による補助案内効果を発揮できる。したがって、本構成の樹脂構造体は、開口部の大型化を避けながら開口部を通じて電線を適正に案内させることが可能である。
上記[2]の構成の樹脂構造体によれば、第1開口部を、第1突出部と第2突出部とを組み合わせることで構成する。そして、第1開口部に第1電線を挿通させながら、第2突出部の内部に設けた収容空間を経て第2開口部に第2電線を挿通させ、収容空間の内側で第1電線に第2電線を接触させる。よって、第1開口部の開口端の近傍において、第1電線に第2電線を接触させることができる。その結果、第2電線による補助案内効果をより効率良く発揮させることができる。したがって、本構成の樹脂構造体は、開口部を通じて電線を更に適正に案内させることが可能である。
このように、本発明によれば、開口部の大型化を避けながら開口部を通じて電線を適正に案内させることが可能な樹脂構造体を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る樹脂構造体の一部を樹脂構造体の外側からみた斜視図である。 図2は、図1のA部の拡大図である。 図3(a)は、図1のA部を正面からみた図であり、図3(b)は、図1のA部を側面からみた図である。 図4(a)は、図3(a)のB-B断面図であり、図4(b)は、図3(b)のC-C断面図である。 図5は、図1のA部に対応する部分を樹脂構造体の内側からみた斜視図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、図1に示す本発明の実施形態に係る樹脂構造体1について説明する。樹脂構造体1は、典型的には、車両のフレーム等に取り付けられ、リレー等の電子部品を収容するリレーボックス(電気接続箱)である。
図1に示すように、樹脂構造体1は、リレー等の電子部品(及び、その他の部品、図示省略)が収容されることになる本体ケース20と、本体ケース20の下端開口部を塞ぐように本体ケース20の下端部に組み付けられるロアカバー10と、を含んで構成される箱状体である。本体ケース20及びロアカバー10の各々は、樹脂成形体である。ロアカバー10は、本発明の「第1樹脂体」に対応し、本体ケース20は、本発明の「第2樹脂体」に対応している。
以下、説明の便宜上、図1~図5に示すように、「上下方向」、「周方向」、「内外方向」、「上」、「下」、「内」及び「外」を定義する。「上下方向」、「周方向」及び「内外方向」は、互いに直交している。樹脂構造体1の車両搭載時において、「上下方向」は、車両の上下方向に対応している。「周方向」は、ロアカバー10の後述する周壁11及び本体ケース20の後述する周壁21における周方向に対応し、「内外方向」は、周壁11及び周壁21における厚み方向に対応している。以下、樹脂構造体1を構成する各部材について順に説明する。
まず、ロアカバー10について説明する。ロアカバー10は、図1に示すように、上下方向に延びる略矩形筒状の周壁11と、周壁11の下端開口部を塞ぐ略矩形平板状の底壁部12(図3及び図5も参照)と、を一体に有する。
周壁11の略矩形枠状の上端縁部には、周方向の1箇所にて、底壁部12から連続するように周壁11から外側へ突出する下側突出部13が設けられている(図2、図3及び図4(b)参照)。下側突出部13の上面側には、円弧状に下方に窪み且つ内外方向に延びる下側凹部14が形成されている(図2、図3(a)及び図4(b)参照)。下側凹部14は、下側突出部13の根本部分に連続する底壁部12の上面の一部にまで内方へ延びており(図5参照)、ロアカバー10の内外を内外方向に連通している。
周壁11の略矩形枠状の上端縁部の外面には、下側突出部13が設けられた箇所以外の周方向の複数箇所にて、上方へ向けて舌状に延びるロック片15がそれぞれ設けられている(図1参照)。
次いで、本体ケース20について説明する。本体ケース20は、図1に示すように、上下方向に延びる略矩形筒状の周壁21を有する。周壁21にて画成された本体ケース20の内部空間には、リレー等の電子部品(及び、その他の部品)を収容するための複数の収容部22が設けられている。
周壁21の略矩形枠状の下端縁部には、ロアカバー10の下側突出部13に対応して、周方向の1箇所にて、周壁21から外側へ突出する上側突出部23が設けられている。上側突出部23の下面側には、円弧状に上方に窪み且つ内外方向に延びる上側凹部24が形成されている。上側凹部24は、本体ケース20の内外を内外方向に連通している。
本体ケース20とロアカバー10との組付完了状態(図1参照)にて、本体ケース20の上側突出部23とロアカバー10の下側突出部13とが互いに組み合わされることで、樹脂構造体1から外側へ突出する第1開口部4が構成されることになる(図1等参照)。第1開口部4は、樹脂構造体1の内外を内外方向に連通する電線挿通孔5を画成する(図1等参照)。電線挿通孔5には、多数の電線が束ねられた太い電線束(太物電線)2が挿通されることになる。
上側突出部23には、図2~図4等に示すように、周壁21から外方へ突出するように上方に膨出し且つ周壁21に沿って周方向一側に延びる膨出部25が、一体に形成されている。膨出部25の周方向一側の端部は、周方向一側を向いて樹脂構造体1の外部に開口する第2開口部6を構成している。第2開口部6には、太物電線2より細い電線3が挿通されることになる。
膨出部25の下面側には、図3(b)及び図4(b)等に示すように、円弧状に上方に窪み且つ周方向に延びて第2開口部6と連通する側方凹部26が形成されている。側方凹部26は、電線3の延在方向の一部を収容することになる収容空間27を画成している。図4(b)に示すように、側方凹部26は、上側凹部24に連続している。このため、収容空間27は、第1開口部4によって画成される電線挿通孔5(即ち、樹脂構造体1の内部)と連通している。この結果、収容空間27は、第2開口部6を介して、樹脂構造体1の内外を周方向に連通している。
周壁21の略矩形枠状の下端縁部の外面には、ロアカバー10の複数のロック片15に対応して、周方向の複数箇所にて、上下方向に貫通する係止孔(図示省略)を周壁21との間に画成する係止部28がそれぞれ設けられている(図1参照)。本体ケース20とロアカバー10との組付完了状態(図1参照)にて、複数の係止部28の係止孔は、ロアカバー10に設けられた複数のロック片15とそれぞれ係合することになる。以上、樹脂構造体1を構成する各部材について説明した。
次いで、本体ケース20とロアカバー10との組み付けについて説明する。本体ケース20とロアカバー10とを組み付けるためには、まず、本体ケース20がロアカバー10の上方に位置するように、本体ケース20及びロアカバー10を配置する。
次いで、本体ケース20及びロアカバー10を上下方向に近づけて、本体ケース20の周壁21の下端縁部と、ロアカバー10の周壁11の上端縁部とを嵌合させる。この嵌合は、周壁21の下端縁部が周壁11の上端縁部の外側に位置するように、複数の係止部28の係合孔に複数のロック片15がそれぞれ挿入されるように、且つ、上側突出部23と下側突出部13とが組み合わされるように、進行していく。
この嵌合が進行し、係止部28の係止孔に設けられた係止突起(図示省略)とロック片15に設けられたロック突起(図示省略)とが係合すると、本体ケース20とロアカバー10との組み付けが完了する。この結果、図1に示す樹脂構造体1が得られる。
本体ケース20とロアカバー10との組付完了状態(図1参照)では、係止部28の係止突起とロック片15のロック突起とが互いに係合していることで、本体ケース20とロアカバー10との上下方向への分離が防止される。
本体ケース20とロアカバー10との組付完了状態(図1参照)では、図2及び図3等に示すように、上側突出部23と下側突出部13とが上下方向に組み合わされることで、樹脂構造体1から外側へ突出する第1開口部4が形成されている。第1開口部4の内部には、上側突出部23の上側凹部24と下側突出部13の下側凹部14とが上下方向に組み合わされることで、樹脂構造体1の内外を内外方向に連通する円筒状の電線挿通孔5が画成されている。
第1開口部4(電線挿通孔5)には、樹脂構造体1の収容部22(図1参照)に収容した各種の電子部品等と外部機器とを電気的に接続するための太物電線2が挿通される。これにより、太物電線2は、第1開口部4(電線挿通孔5)の内周面や開口縁への接触によって、第1開口部4(電線挿通孔5)の延在方向(即ち、内外方向)に案内されるように、樹脂構造体1の内外に挿通される。
更に、本体ケース20の第2開口部6(収容空間27)には、樹脂構造体1の収容部22(図1参照)に収容した各種の電子部品等と外部機器とを電気的に接続するための電線3が挿通される。これにより、電線3は、第2開口部6(収容空間27)の内周面や開口縁への接触によって、第2開口部6(収容空間27)の延在方向(即ち、周方向)に案内されるように、樹脂構造体1の内外に挿通される。
なお、上記の説明では、本体ケース20とロアカバー10とを組み付けた後に、第1開口部4(電線挿通孔5)に太物電線2が挿通され、且つ、第2開口部6(収容空間27)に電線3が挿通されている。これに対し、例えば、ロアカバー10の下側突出部13の下側凹部14に太物電線2を内外方向に延びるように載置し、且つ、本体ケース20の第2開口部6(収容空間27)に電線3を挿通させた後に、本体ケース20とロアカバー10とを組み付けてもよい。
このように、第1開口部4(電線挿通孔5)に太物電線2が挿通され、且つ、第2開口部6(収容空間27)に電線3が挿通された状態では、図4(b)及び図5に示すように、収容空間27において、太物電線2に電線3の一部が接触している。なお、本例では、電線3の一部(太物電線2に接触する部分)にて、電線3を拡径するために、電線3の外周に樹脂製の円筒状の外装部材3aが装着されている(図4(a)及び図5参照)。これにより、電線3の一部を太物電線2により一層確実に接触させることができる。
このように、収容空間27において太物電線2に電線3の一部が接触していることで、第1開口部4(電線挿通孔5)の開口縁の近傍において、太物電線2を電線3の一部で押さえつけることができる。その結果、第1開口部4を過剰に大型化しなくても、電線3で太物電線2を押さえつけて太物電線2の案内を補助することで、太物電線2を内外方向に適正に案内できる。
<作用・効果>
以上より、本実施形態に係る樹脂構造体1によれば、第1開口部4から内外方向に案内される太物電線2と、第2開口部6から周方向に案内される電線3と、を第1開口部4の内部近傍にて接触させながら、太物電線2及び電線3が樹脂構造体1の内外に挿通される。これにより、例えば、第1開口部4を過剰に大型化しなくても、電線3で太物電線2を押さえつけて太物電線2の案内を補助することで、太物電線2を内外方向に適正に案内できる。したがって、本実施形態に係る樹脂構造体1は、第1開口部4の大型化を避けながら第1開口部4を通じて太物電線2を適正に案内させることが可能である。
更に、本実施形態に係る樹脂構造体1によれば、第1開口部4を上側突出部23と下側突出部13とを組み合わせることで構成する。そして、第1開口部4に太物電線2を挿通させながら、上側突出部23の内部に設けた収容空間27を経て第2開口部6に向けて電線3を挿通させ、収容空間27において太物電線2に電線3を接触させることができる。よって、第1開口部4の開口端の近傍において、太物電線2を電線3で押さえつけることができる。その結果、太物電線2の案内を電線3で補助する効果を、より効率良く発揮させることができる。したがって、本実施形態に係る樹脂構造体1は、第1開口部4を通じて太物電線2を更に適正に案内させることが可能である。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を発揮できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、樹脂構造体1が、本体ケース20とロアカバー10という2つの部材を組み付けることで構成され、第1開口部4が、ロアカバー10の下側突出部13と本体ケース20の上側突出部23とを組み合わせることで構成されている。これに対し、樹脂構造体1が、本体ケース20とロアカバー10という2つの部材が一体化された単一の部材で構成され、第1開口部4も、当該単一の部材のみで構成されていてもよい。
上記実施形態では、第1開口部4(電線挿通孔5)の延在方向(即ち、太物電線2が案内される方向)が内外方向に設定され、第2開口部6(収容空間27)の延在方向(即ち、電線3が案内される方向)が周方向に設定されている。これに対し、第1開口部4(電線挿通孔5)に挿通された太物電線2に第2開口部6(収容空間27)に挿通された電線3の一部が接触している限りにおいて、第1開口部4(電線挿通孔5)の延在方向と、この延在方向と交差する第2開口部6(収容空間27)の延在方向とが、どのような方向に設定されていてもよい。
ここで、上述した本発明に係る樹脂構造体1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
箱状の形状を有する樹脂構造体(1)であって、
第1電線(2)を所定方向に案内しながら当該樹脂構造体(1)の内外に挿通させることになる第1開口部(4)と、第2電線(3)を前記所定方向に交差する方向に案内しながら当該樹脂構造体(1)の内外に挿通させることになる第2開口部(6)と、を備え、
前記第1開口部(4)及び前記第2開口部(6)は、
当該第1開口部(4)の内部近傍にて前記第2電線(3)を前記第1電線(2)に接触させながら、前記第2電線(3)を当該第2開口部(6)に挿通させるように案内する、ように構成される、
樹脂構造体(1)。
[2]
上記[1]に記載の樹脂構造体(1)であって、
第1樹脂体(10)と、前記第1樹脂体(10)に組み付けられる第2樹脂体(20)と、を更に備え、
前記第1樹脂体(10)は、
当該樹脂構造体(1)の箱内から箱外に向けて突出するように当該第1樹脂体(10)の壁部(11)から延び、前記第1開口部(4)の一部を構成する第1突出部(13)を有し、
前記第2樹脂体(20)は、
前記箱外に向けて突出するように当該第2樹脂体(20)の壁部(21)から延び、前記第1開口部(4)の他部を構成する第2突出部(23)を有し、
前記第2突出部(23)は、
前記第2電線(3)を前記第1電線(2)に接触させるように収容するとともに前記第2開口部(6)に連通する収容空間(27)を、当該第2突出部(23)の内部に有する、
樹脂構造体(1)。
1 樹脂構造体
2 太物電線(第1電線)
3 電線(第2電線)
4 第1開口部
6 第2開口部
10 ロアカバー(第1樹脂体)
11 周壁(壁部)
13 下側突出部(第1突出部)
20 本体ケース(第2樹脂体)
21 周壁(壁部)
23 上側突出部(第2突出部)
27 収容空間

Claims (2)

  1. 箱状の形状を有する樹脂構造体であって、
    第1電線を所定方向に案内しながら当該樹脂構造体の内外に挿通させることになる第1開口部と、第2電線を前記所定方向に交差する方向に案内しながら当該樹脂構造体の内外に挿通させることになる第2開口部と、を備え、
    前記第1開口部及び前記第2開口部は、
    当該第1開口部の内部近傍にて前記第2電線を前記第1電線に接触させながら、前記第2電線を当該第2開口部に挿通させるように案内する、ように構成される、
    樹脂構造体。
  2. 請求項1に記載の樹脂構造体であって、
    第1樹脂体と、前記第1樹脂体に組み付けられる第2樹脂体と、を更に備え、
    前記第1樹脂体は、
    当該樹脂構造体の箱内から箱外に向けて突出するように当該第1樹脂体の壁部から延び、前記第1開口部の一部を構成する第1突出部を有し、
    前記第2樹脂体は、
    前記箱外に向けて突出するように当該第2樹脂体の壁部から延び、前記第1開口部の他部を構成する第2突出部を有し、
    前記第2突出部は、
    前記第2電線を前記第1電線に接触させるように収容するとともに前記第2開口部に連通する収容空間を、当該第2突出部の内部に有する、
    樹脂構造体。
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