JP6432866B2 - 付設ボックス付電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車に搭載される電気接続箱に係り、特に、電気接続箱の側壁に付設ボックスを組み付けてなる付設ボックス付電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車の電装系にはヒューズボックス、ジャンクションボックス等の電気接続箱が用いられており、電気配線の効率化やメンテナンス性の向上が図られている。近年では、自動車のグレード違い等による回路変更に柔軟に対応可能とするために、電気接続箱の側壁に対して、ヒューズ回路等の回路体からなる付設ボックスを着脱自在に組み付けた付設ボックス付電気接続箱も採用されている。例えば、特開2013−243858号公報(特許文献1)に記載のものが、それである。
このような付設ボックス付電気接続箱においては、電気接続箱の側壁と付設ボックスの側壁の間に設けられたロック機構により、電気接続箱の側壁に対して付設ボックスが着脱自在に組み付けられている。ロック機構はロック片と係合突部から構成されており、ロック片の両側に設けられた一対の当接ブロックが、係合突部の両側に設けられた一対の収容部に収容保持されることにより、電気接続箱の側壁に対して付設ボックスが支持されるようになっている。ロック片の先端部にはロックを解除するための操作部が設けられており、かかる操作部に対して容易に力を加えることができるように、操作部は当接ブロックと収容部の上端面よりも上方に突出するように形成されている。
ところで、このような付設ボックス付電気接続箱において、電気接続箱の側壁に対する付設ボックスの組み付けは、電気接続箱のアッパカバーが外された状態で行われる場合がある。これにより、ロック機構がよく見える状態で付設ボックスを電気接続箱に組み付けることができる。そして、組み付け後に、電気接続箱にアッパカバーが取り付けられていた。
しかしながら、ロックを解除するための操作部が当接ブロックと収容部の上端面よりも上方に突出するように形成されていることから、電気接続箱にアッパカバーが取り付けられる際に、アッパカバーに操作部が干渉するおそれがある。これにより、アッパカバーの取り付け作業性が低下するおそれがあることから、さらなる改良が求められていた。
特開2013−243858号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、電気接続箱へのアッパカバーの取り付けに際して、アッパカバーと操作部の干渉を防止して組み付け作業性の向上を図ることができる、新規な構造の付設ボックス付電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、電気接続箱と、該電気接続箱にロック機構を介して着脱自在に取り付けられる付設ボックスを備えており、前記ロック機構を構成するロック片が、互いに対向する前記電気接続箱の側壁と前記付設ボックスの側壁の一方において、前記側壁の下端側から上端側に向かって突出して設けられている一方、前記ロック機構を構成し前記ロック片の係合部が係合される係合突部が、前記電気接続箱の前記側壁と前記付設ボックスの前記側壁の他方に突設されており、前記ロック片の前記係合部と前記係合突部が係合した状態で、前記ロック片の前記係合部よりも上方に延び出して設けられた操作部が、前記電気接続箱と前記付設ボックスの前記側壁間のスペースにおいて、前記係合突部よりも上方に突出している付設ボックス付電気接続箱において、前記付設ボックスの前記側壁には、前記操作部の上端よりも上方側から下方側に向かって延出すると共に前記電気接続箱側に突出するガイド突起が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、付設ボックスの電気接続箱に対向する側壁において、操作部の上端よりも上方側に位置して、操作部の上端よりも電気接続箱側に突出するガイド突起が設けられている。すなわち、電気接続箱と付設ボックスの対向側壁間の正面視において、操作部の上端よりも上方側において、ガイド突起が、付設ボックスの側壁から操作部を超えて電気接続箱の側壁側に突出するように配設されているのである。これにより、電気接続箱に上方からアッパカバーが取り付けられる際に、アッパカバーに操作部が干渉する前にアッパカバーがガイド突起に当接して、アッパカバーと操作部の干渉が未然に防止される。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記ガイド突起の前記電気接続箱側への突出寸法が前記ガイド突起の上端部側から下端部側に向かって次第に大きくされていると共に、前記操作部の前記上端よりも上方側において、前記ガイド突起が前記操作部よりも前記電気接続箱側に突出するようになっているものである。
本態様によれば、ガイド突起の電気接続箱側への突出寸法が、ガイド突起の上端部側から下端部側に向かって次第に大きくされていると共に、操作部の上端よりも上方側において、ガイド突起が操作部よりも電気接続箱側に突出するようになっている。これにより、ガイド突起に当接したアッパカバーがガイド突起の傾斜に沿ってスムーズに電気接続箱側に案内されて、操作部に干渉する前に、確実に電気接続箱側に導かれる。その結果、アッパカバーのスムーズかつ安定した組み付けが可能となって、アッパカバーの電気接続箱への組み付け作業性の向上を図ることができる。
本発明の第三の態様は、前記第一または第二の態様に記載のものにおいて、前記付設ボックスの前記側壁において、前記操作部の左右方向両側に前記ガイド突起が一対設けられているものである。
本態様によれば、操作部の左右方向両側にガイド突起が設けられていることから、電気接続箱と付設ボックスの側壁間のスペースにおいて、操作部を両サイドからガイド突起で包囲することができる。これにより、電気接続箱に対して上方からアッパカバーが取り付けられる際に、アッパカバーに操作部が干渉することが一層確実に防止され、よりスムーズなアッパカバーの組み付けが実現される。
本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか一つの態様に記載のものにおいて、前記付設ボックスの前記側壁が、前記付設ボックスのアッパカバーにおける前記電気接続箱と対向するアッパ側壁を含んで構成されている一方、前記ガイド突起が、前記操作部の前記上端を超えて前記アッパカバーの下端部まで延出しかつ前記操作部よりも前記電気接続箱側に一定の突出寸法で突出する補強壁部を含んで構成されているものである。
本態様によれば、ガイド突起を付設ボックスのアッパカバーのアッパ側壁に設けたことから、操作部の上方側に突設するガイド突起を容易に設けることができる。また、かかるガイド突起がさらに下方側に向かって延出する補強壁部を含んで構成されていることから、操作部全体を、ガイド突起によって側面視で完全にカバーすることができる。さらに、電気接続箱のアッパカバーが直接当接されるガイド突起の上端部に連接して補強壁部が一体的に設けられていることから、ガイド突起全体の剛性が向上されて、アッパカバーの当接によるガイド突起の変形や破損が生じるおそれが低減されて、耐久性の向上が図られている。加えて、補強壁部がアッパカバーの下端部まで延出していることから、アッパカバーのアッパ側壁のそり等の発生防止にも寄与することができ、ガイド突起のガイド作用が一層安定して発揮され得る。
本発明の第五の態様は、前記第四の態様に記載のものにおいて、前記付設ボックスが、内部回路を収容する本体部と該本体部の上方開口部を覆う前記アッパカバーを含んで構成されており、前記本体部と前記アッパカバーを着脱自在に固定するロック部が、前記本体部の本体部側壁と前記アッパカバーの前記アッパ側壁において、前記電気接続箱に対向していない領域に設けられているものである。
本態様によれば、付設ボックスの本体部とアッパカバーを着脱自在に固定するロック部が、本体部の本体部側壁とアッパカバーのアッパ側壁において電気接続箱に対向していない領域に設けられている。これにより、付設ボックスの本体部とアッパカバーの組み付けに際して、操作部が干渉することが未然に防止されている。しかも、操作部が配設される電気接続箱と付設ボックスの対向面間の隙間にロック部を設けないことから、対向面間の構成を簡素化することができ、電気接続箱のアッパカバーの組み付けにおけるさらなる干渉の発生を有利に防止できる。
本発明によれば、付設ボックスの電気接続箱に対向する側壁において、操作部の上端よりも上方側に位置して、操作部の上端よりも電気接続箱側に突出するガイド突起が設けられている。これにより、電気接続箱に上方からアッパカバーが取り付けられる際に、アッパカバーに操作部が干渉する前にアッパカバーがガイド突起に当接して、アッパカバーと操作部の干渉が未然に防止される。
本発明の一実施形態としての付設ボックス付電気接続箱を示す全体斜視図。 図1に示す付設ボックス付電気接続箱において、電気接続箱のアッパカバーを外した状態の図1とは別の方向から見た全体斜視図。 本実施形態における電気接続箱を示す斜視図。 本実施形態における付設ボックスを拡大して示す斜視図。 図1に示す付設ボックス付電気接続箱の拡大平面図。 図5のVI−VI断面の拡大図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
まず、図1〜6には、本発明の一実施形態としての付設ボックス付電気接続箱10が示されている。図1および図5に示されているように、本実施形態の付設ボックス付電気接続箱10は、電気接続箱12の側壁14に付設ボックス16がロック機構18を介して着脱自在に取り付けられた構造とされている。なお、以下の説明において、上下方向とは図1中の上下方向、左右方向とは図5中の左右方向を表すものとする。
電気接続箱12は、本体部20と、アッパカバー22と、ロアカバー24を含んで構成されている。そして、本体部20に対して、一方の側(図1中、上側)からアッパカバー22が重ね合わされて組み付けられると共に、他方の側(図1中、下側)からロアカバー24が重ね合わされて組み付けられており、それぞれ、周上の複数箇所に設けられたロック部26や解除片付ロック部28によって、本体部20に対して着脱可能に取り付けられている。これら本体部20、アッパカバー22、ロアカバー24は、それぞれ、合成樹脂からなる一体成形品とされている。
電気接続箱12の本体部20は、略矩形箱体形状を有しており、バスバー等の導通部材からなる図示しない内部回路が内部に収容配置されており、上面にはヒューズ装着部30やリレー装着部32などの電気部品装着部が突設されている(図2参照)。また、電気接続箱12のロアカバー24には、複数のハーネス導出口34が周壁部を貫通して設けられており、本体部20が収容保持する内部回路に接続された図示しないワイヤーハーネスが、ロアカバー24のハーネス導出口34を通じて外部に導出されるようになっている。そして、本体部20の外周面には、複数の車両固定部36が突設されており、車両固定部36が図示しないボデー側の取付部に対してボルト固定されることにより、付設ボックス付電気接続箱10が、図1に示すようにアッパカバー22が鉛直上方に位置する向きで、自動車のエンジンルーム内などに配設されるようになっている。
一方、付設ボックス16は、図示しない内部回路を収容する付設ボックス本体部38と、付設ボックスアッパカバー40と、付設ボックスロアカバー42を含んで構成されている。付設ボックス本体部38は、上下に開口する略矩形箱体形状とされており、上方開口部を覆う付設ボックスアッパカバー40が重ね合わされて組み付けられると共に、下方開口部を覆う付設ボックスロアカバー42が重ね合わされて組み付けられており、それぞれ、付設ボックス16の側壁44の周上の複数箇所に設けられたロック部46や解除片付ロック部48によって、付設ボックス本体部38に対して着脱自在に取り付けられている。図1に示されているように、付設ボックス本体部38と付設ボックスアッパカバー40を着脱自在に固定するロック部46,48が、付設ボックス本体部38の本体部側壁44bと付設ボックスアッパカバー40のアッパ側壁44aにおいて、電気接続箱12に対向していない領域に設けられている。なお、これら付設ボックス本体部38、付設ボックスアッパカバー40、付設ボックスロアカバー42は、それぞれ、合成樹脂からなる一体成形品とされている。
次に、電気接続箱12と付設ボックス16の取付構造について、図3〜図6を用いて詳述する。なお、電気接続箱12と付設ボックス16の取付固定は、電気接続箱12と付設ボックス16の一方の側壁に設けられた後述する当接ブロック58が、他方の側壁に設けられた後述する収容部52に収容配置されると共に、当接ブロック58と同じ側に配設された後述するロック片56の係合部62と、収容部52と同じ側に配設された後述する係合突部50の係合により実現される。
図3には、付設ボックス付電気接続箱10から付設ボックス16が取り外された状態の電気接続箱12が示されている。本実施形態では、電気接続箱12の本体部20の側壁14に、ロック機構18を構成する係合突部50と一対の収容部52,52が設けられている。係合突部50は、側壁14の長手方向(図5中の左右方向)の略中央部分における上端部において、側壁14の外周側に庇状に突出して形成されている。また、一対の収容部52,52は、側壁14の左右方向で係合突部50の両側に位置して外方に向かって突設されている。
一対の収容部52,52は、それぞれ全体として略矩形の有底筒形状を呈しており、係合突部50を間に挟んだ両側において、電気接続箱12の本体部20の側壁14の左右方向で所定幅寸法で広がると共に、側壁14の上下方向の略中央部分から上端部まで延在して設けられている。これら収容部52,52の下端部はそれぞれ底壁54,54で覆蓋されている一方、収容部52,52は上方および側方に向かって開口された構造とされている。
次に、図4には、付設ボックス16が拡大して示されている。本実施形態では、付設ボックス本体部38の本体部側壁44bに、ロック機構18を構成するロック片56と一対の当接ブロック58,58が設けられている。そして、付設ボックス本体部38の本体部側壁44bが本体部20の側壁14の組み付け位置に対向配置された状態で、ロック片56は、係合突部50に対向する位置に配設されると共に、一対の当接ブロック58,58は、一対の収容部52,52に対向する位置に配設されるようになっている。
具体的には、ロック片56は、本体部側壁44bの長手方向(図5中の左右方向)の略中央部分において、本体部側壁44bの下端部から外周側に向かって、基端部60が突出すると共に、さらに上方に向かって屈曲されることにより、略L字形状で本体部側壁44bの下端側から上端側に向かって、本体部側壁44bから隙間を隔てて平行に延出するように突出形成されている。要するに、ロック片56は、基端部60において片持ち状態で本体部側壁44bに連結支持されており、基端部60を中心として、先端部分が本体部側壁44bに向かって撓み変形可能とされている。
ロック片56の先端部分には、外面から庇状に突出する係合部62が一体形成されている。ロック片56の上下方向における係合部62の形成位置は、後述するように、付設ボックス16に設けた一対の当接ブロック58,58が電気接続箱12に設けた一対の収容部52,52に収容保持された状態で、電気接続箱12に設けた係合突部50に係合される位置に設定されている。さらに、ロック片56の先端部分には、係合部62よりも先端側(上端側)に延び出して操作部64が設けられている。特に、本実施形態では、後述する図6などに示されているように、ロック片56の係合部62と係合突部50が係合した状態で、操作部64は、電気接続箱12と付設ボックス16の側壁14,44間のスペースにおいて、係合突部50よりも上方に突出している一方、当接ブロック58の上端面よりも上方に突出していると共に、電気接続箱12に設けた収容部52の上端面よりも上方に突出している。
図4に示されているように、付設ボックス本体部38の本体部側壁44bには、さらに、本体部側壁44bの左右方向でロック片56の両側に位置して、略矩形柱状の一対の当接ブロック58,58が一体的に突設されている。一対の当接ブロック58,58は、略一定の矩形断面形状で本体部側壁44bの上下および左右方向の所定範囲に亘って延出している。これら一対の当接ブロック58,58は、略一定の長手矩形断面形状で本体部側壁44bの左右方向および上下方向の所定範囲に亘って延出する厚肉の連結部66,66を介して側壁44の外周側に突出保持されている。
また、付設ボックス16の付設ボックスアッパカバー40における電気接続箱12と対向するアッパ側壁44aには、アッパ側壁44aの左右方向でロック片56の操作部64の両側に位置して、略台形平板状の一対のガイド突起68,68が突設されている。ガイド突起68は、先端側に設けられた略三角平板状のガイド突起本体70と、基端側に設けられた略矩形平板状の補強壁部72と、を含んで構成されている。より詳細には、図4および図6に示されているように、ガイド突起本体70は、操作部64の上端74よりも上方側から下方側に向かって延出すると共に電気接続箱12側に突出して形成されている。さらに、ガイド突起本体70は、その電気接続箱12側への突出寸法がガイド突起本体70の上端部側から下端部側に向かって次第に大きくされていると共に、操作部64の上端74よりも上方側においてガイド突起本体70が操作部64よりも電気接続箱12側に突出するように形成されている。一方、補強壁部72は、操作部64の上端74を超えて付設ボックスアッパカバー40のアッパ側壁44aの下端部まで延出しかつ操作部64よりも電気接続箱12側に一定の突出寸法で突出して形成されている。
上述の如き構造とされた電気接続箱12の側壁14に、付設ボックス16が取り付けられて付設ボックス付電気接続箱10が構成される。図3および図4に示されているように、これら電気接続箱12と付設ボックス16の取付固定は、付設ボックス16に設けられた一対の当接ブロック58,58が、電気接続箱12に設けられた一対の収容部52,52の上方開口部から挿し入れることにより行われる。ここで、各収容部52には側方開口部が設けられていることから、各当接ブロック58の連結部66が各収容部52の側方開口部に挿し入れられることにより、当接ブロック58を筒状の収容部52の内部に押し込んで収容配置することができるのである。
そして、付設ボックス16をさらに下方に挿し入れると、図6に示されているように、付設ボックス16に設けたロック片56の係合部62が、電気接続箱12の側壁14に突設された係合突部50の上方から当接する。その際、ロック片56の係合部62が上方に向かうに従って突出量が多くなる傾斜面とされている一方、係合突部50が下方に向かうに従って突出量が多くなる傾斜面とされていることから、付設ボックス16が下方にスライドされるに従って、弾性変形可能なロック片56が付設ボックス本体部38側に徐々に撓み変形することとなる。その後、さらに付設ボックス16を下方にスライドさせることにより、係合部62が係合突部50を乗り越えて、撓み変形されたロック片56が初期形状に弾性復帰することで、係合突部50と係合部62により係止効果が発揮される。
図6に示されているように、かかる電気接続箱12と付設ボックス16の取付状態において、ロック片56の係合部62よりも上端側に設けられた操作部64は、当接ブロック58,58と収容部52により設けられた電気接続箱12と付設ボックス16の各側壁14,44間のスペースにおいて、当接ブロック58と収容部52の上端面よりも上方に突出されている。従って、付設ボックス付電気接続箱10から付設ボックス16を取り外す際には、付設ボックス付電気接続箱10の上方からロック片56の操作部64にアクセスできる。そして、ロック片56の操作部64を手指等で付設ボックス16側に押さえてロック片56を付設ボックス16側に撓み変形させることにより、係合突部50と係合部62による係止効果が解除され、当接ブロック58を収容部52の開口している上方側から引き抜くことができる。特に、本実施形態では、付設ボックス16を片手で保持した状態で、ロック片56の操作部64にかかる片手の手指をかけてロック解除ができることから、ワンハンドの付設ボックス16の取外作業が可能となっている。
ところで、このような付設ボックス付電気接続箱10において、電気接続箱12の側壁14に対する付設ボックス16の組み付けは、図2に示すように、電気接続箱12のアッパカバー22が外された状態で行われる場合がある。これに対して、本実施形態の付設ボックス付電気接続箱10によれば、付設ボックス16の付設ボックスアッパカバー40における電気接続箱12と対向するアッパ側壁44aには、アッパ側壁44aの左右方向でロック片56の操作部64の両側に位置して、一対のガイド突起68,68が突設されている。より詳細には、図2のA矢視における電気接続箱12と付設ボックス16の対向側壁14,44間では、図6に明示されているように、ガイド突起68を構成するガイド突起本体70は、操作部64の上端74よりも上方側から下方側に向かって延出すると共に電気接続箱12側に突出して形成されている。このように、電気接続箱12の側壁14に対する付設ボックス16の組み付け後に電気接続箱12に対して上方からアッパカバー22を取り付ける際には、アッパカバー22が操作部64に干渉する前にアッパカバー22がガイド突起68のガイド突起本体70に当接するようになっている。それゆえ、本実施形態においては、電気接続箱12の側壁14に対する付設ボックス16の組み付け後に電気接続箱12に対して上方からアッパカバー22を取り付けても、アッパカバー22と操作部64が干渉することが防止されるようになっている。しかも、ガイド突起68のガイド突起本体70の電気接続箱12側への突出寸法が、上端部側から下端部側に向かって次第に大きくされていることから、ガイド突起本体70の上端面76に当接したアッパカバー22はガイド突起本体70の上端面76の傾斜に沿ってスムーズに電気接続箱12側に案内されて、操作部64に干渉する前に、確実に電気接続箱12側に導かれることになる。従って、アッパカバー22のスムーズ且つ安定した組み付けが可能となって、アッパカバー22の電気接続箱12への組み付け作業性の向上を図ることができるのである。
さらに、ガイド突起68が下方側に向かって延出する補強壁部72を含んで構成されていることから、図6に示されているように、操作部64全体を、ガイド突起68によって側面視で完全にカバーすることができ、一層確実にアッパカバー22を操作部64に干渉することなく電気接続箱12側に導くことができる。また、補強壁部72をガイド突起本体70に連接して一体的に設けたことにより、ガイド突起68全体の剛性が向上されることから、アッパカバー22の当接によるガイド突起68の変形や破損の発生が抑えられて耐久性の向上が図られている。さらに、ガイド突起68を付設ボックス16の付設ボックスアッパカバー40のアッパ側壁44aに設けることにより、操作部64の上方側に突設するガイド突起68を容易に設けることができるのである。
加えて、ガイド突起68が操作部64の左右方向両側に設けられていることから、操作部64を両サイドからガイド突起68で包囲することができ、より一層確実にアッパカバー22を操作部64に干渉することなく電気接続箱12側に導くことができるのである。また、付設ボックス本体部38と付設ボックスアッパカバー40を着脱自在に固定するロック部46,48が、付設ボックス16の電気接続箱12に対向していない側壁44に設けられていることから、付設ボックス本体部38と付設ボックスアッパカバー40を着脱自在に固定する際に、操作部64が干渉することがない。しかも、ロック部46,48を付設ボックス16の電気接続箱12に対向していない側壁44に設けることにより、付設ボックス16の電気接続箱12に対向する側壁44の構成を簡素化することができ、電気接続箱12のアッパカバー22の組み付けにおけるさらなる干渉の発生を有利に防止できるのである。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでない。例えば、本実施形態では、ロック片56が付設ボックス16の本体部側壁44bに、また係合突部50が電気接続箱12の側壁14に設けられていたが、逆でもよい。また、本実施形態では、ガイド突起68はガイド突起本体70と補強壁部72を含んで構成されていたが、補強壁部72は必ずしも必要ではない。
さらに、本実施形態では、一対のガイド突起68,68を有していたが、ガイド突起68は1つであってもよい。また、本実施形態では、付設ボックス本体部38と付設ボックスアッパカバー40を着脱自在に固定するロック部46,48が、付設ボックス16の電気接続箱12に対向していない側壁44に設けられていたが、付設ボックス16の電気接続箱12に対向する側壁44に設けられていてもよい。
10:付設ボックス付電気接続箱、12:電気接続箱、14:側壁、16:付設ボックス、18:ロック機構、38:付設ボックス本体部(本体部)、40:付設ボックスアッパカバー(アッパカバー)、44:側壁、44a:アッパ側壁(側壁)、44b:本体部側壁(側壁)、46:ロック部、48:解除片付ロック部(ロック部)、50:係合突部(ロック機構)、56:ロック片(ロック機構)、62:係合部、64:操作部、68:ガイド突起、72:補強壁部、74:上端

Claims (5)

  1. 電気接続箱と、該電気接続箱にロック機構を介して着脱自在に取り付けられる付設ボックスを備えており、
    前記ロック機構を構成するロック片が、互いに対向する前記電気接続箱の側壁と前記付設ボックスの側壁の一方において、前記側壁の下端側から上端側に向かって突出して設けられている一方、
    前記ロック機構を構成し前記ロック片の係合部が係合される係合突部が、前記電気接続箱の前記側壁と前記付設ボックスの前記側壁の他方に突設されており、
    前記ロック片の前記係合部と前記係合突部が係合した状態で、前記ロック片の前記係合部よりも上方に延び出して設けられた操作部が、前記電気接続箱と前記付設ボックスの前記側壁間のスペースにおいて、前記係合突部よりも上方に突出している付設ボックス付電気接続箱において、
    前記付設ボックスの前記側壁には、前記操作部の上端よりも上方側から下方側に向かって延出すると共に前記電気接続箱側に突出するガイド突起が設けられている
    ことを特徴とする付設ボックス付電気接続箱。
  2. 前記ガイド突起の前記電気接続箱側への突出寸法が前記ガイド突起の上端部側から下端部側に向かって次第に大きくされていると共に、前記操作部の前記上端よりも上方側において、前記ガイド突起が前記操作部よりも前記電気接続箱側に突出するようになっている請求項1に記載の付設ボックス付電気接続箱。
  3. 前記付設ボックスの前記側壁において、前記操作部の左右方向両側に前記ガイド突起が一対設けられている請求項1または2に記載の付設ボックス付電気接続箱。
  4. 前記付設ボックスの前記側壁が、前記付設ボックスのアッパカバーにおける前記電気接続箱と対向するアッパ側壁を含んで構成されている一方、
    前記ガイド突起が、前記操作部の前記上端を超えて前記アッパカバーの下端部まで延出しかつ前記操作部よりも前記電気接続箱側に一定の突出寸法で突出する補強壁部を含んで構成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の付設ボックス付電気接続箱。
  5. 前記付設ボックスが、内部回路を収容する本体部と該本体部の上方開口部を覆う前記アッパカバーを含んで構成されており、前記本体部と前記アッパカバーを着脱自在に固定するロック部が、前記本体部の本体部側壁と前記アッパカバーの前記アッパ側壁において、前記電気接続箱に対向していない領域に設けられている請求項4に記載の付設ボックス付電気接続箱。
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