JP5510016B2 - ワイヤーハーネス用プロテクタ - Google Patents

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Description

この発明は、自動車等で用いられるワイヤーハーネス用プロテクタに関する。
従来、ワイヤーハーネス用のプロテクタとして、特許文献1に開示のものがある。
特許文献1では、ボックス形状のプロテクタ内に、コネクタを着脱自在なコネクタ取付部が設けられている。
コネクタ取付部は、取付対象となる壁面に凹設したレール溝を挟んで略ボックス形状の嵌合壁を突設し、該嵌合壁の上辺の先端に可橈片を設けると共にロック孔を設けた構成とされている。そして、コネクタの突起をレール溝に嵌合して挿入し、可橈片を撓ませてコネクタのロック爪をロック孔に係止することにより、コネクタがコネクタ取付部に取付けられる。
特開2000−209733号公報
しかしながら、特許文献1に開示のプロテクタでは、コネクタをコネクタ取付部に取付ける際、コネクタの突起及び可撓片等をコネクタ取付部に対して正確に位置合わせする必要がある。このため、取付作業性が悪いという問題がある。
そこで、この発明は、プロテクタに設けられたコネクタ取付部に対して、コネクタを取付ける作業を容易に行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため,第1の態様に係るワイヤーハーネス用プロテクタは、コネクタ本体部と被ロック部とを有するコネクタが取付けられたワイヤーハーネスを収容するワイヤーハーネス用プロテクタであって、ワイヤーハーネスを収容可能な空間を有するプロテクタ本体部と、前記プロテクタ本体部に設けられたコネクタ取付部とを備え、前記コネクタ取付部は、前記プロテクタ本体部の内面に沿って押込まれる前記被ロック部と係合可能なロック部と、前記ロック部に対する前記被ロック部の押込み方向上流側に設けられ、前記被ロック部を前記ロック部に向けて案内するように、前記押込み方向上流側に向けて順次外方に広がるように形成された一対のガイド面と、を有し、前記一対のガイド面のうち前記押込み方向上流側の部分からさらに前記押込み方向上流側に向けて互いに平行に延在するように、別の一対のガイド面が形成されているものである。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネス用プロテクタであって、前記プロテクタ本体部の内面のうち前記コネクタ取付部の両側部分が、前記被ロック部が一対のガイド面によりガイドされる状態及び前記ロック部と係合している状態で、前記コネクタ本体部の底面と接触可能な位置に設定されている。
第3の態様は、コネクタ本体部と被ロック部とを有するコネクタが取付けられたワイヤーハーネスを収容するワイヤーハーネス用プロテクタであって、ワイヤーハーネスを収容可能な空間を有するプロテクタ本体部と、前記プロテクタ本体部に設けられたコネクタ取付部と、を備え、前記コネクタ取付部は、前記プロテクタ本体部の内面に沿って押込まれる前記被ロック部と係合可能なロック部と、前記ロック部に対する前記被ロック部の押込み方向上流側に設けられ、前記被ロック部を前記ロック部に向けて案内する一対のガイド面と、を有し、前記コネクタ取付部は、前記被ロック部を収容可能な幅を有する溝形状部分を有し、前記ロック部は、前記溝形状部分の一端部から他端部に向けて延びると共にその先端部が前記溝形状部分の一端部と他端部との間に位置するロック片を有し、前記一対のガイド面は、前記溝形状部分の両側部のうち前記ロック片の先端部に対応する位置から前記溝形状部分の他端部に向う部分が順次外方に拡がるように形成された部分とされている。
第1〜第3の態様に係るワイヤーハーネス用プロテクタによると、被ロック部をロック部に向けて押込むと、一対のガイド面によって被ロック部がロック部に向けて案内される。このため、プロテクタに設けられたコネクタ取付部に対して、コネクタを取付ける作業を容易に行える。
第2の態様に係るワイヤーハーネス用プロテクタによると、コネクタの取付作業中において、コネクタ本体部の底面を、前記プロテクタ本体部の内面のうち前記コネクタ取付部の両側部分に接触させることができる。これにより、取付作業中におけるコネクタ姿勢を安定化させることができ、コネクタの取付作業がより容易となる。
第3の態様によると、ロック部を溝形状部分内に配設することができるため、プロテクタ本体部内にワイヤーハーネスを収容するための十分な空間を得ることができる。また、プロテクタ本体部に部分的に溝形状部分を形成すればよいため、ワイヤーハーネス用プロテクタの全体形状の大型化を抑制でき、省スペース化を図ることができる。
実施形態に係るワイヤーハーネス用プロテクタを示す斜視図である。 同上のワイヤーハーネス用プロテクタを示す斜視図である。 同上のワイヤーハーネス用プロテクタを示す平面図である。 同上のワイヤーハーネス用プロテクタを示す背面図である。 同上のワイヤーハーネス用プロテクタを示す底面図である。 同上のワイヤーハーネス用プロテクタを示す側面図である。 コネクタを示す概略斜視図である。 同上のコネクタを示す概略底面図である。 図8のIX−IX線における要部概略断面図である。 コネクタ取付部を示す平面図である。 図10のXI−XI線断面図である。 図10のXII−XII線断面図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネス用プロテクタについて説明する。図1及び図2は実施形態に係るワイヤーハーネス用プロテクタ20を示す斜視図であり、図3は同ワイヤーハーネス用プロテクタ20を示す平面図であり、図4は同ワイヤーハーネス用プロテクタ20を示す背面図であり、図5は同ワイヤーハーネス用プロテクタ20を示す底面図であり、図6は同ワイヤーハーネス用プロテクタ20を示す側面図である。
このワイヤーハーネス用プロテクタ20は、自動車に組込まれるワイヤーハーネスWHを収容可能に構成されている。ここで、ワイヤーハーネスWHは、複数の電線等を自動車への布線形態に応じて適宜分岐させつつ束ねると共に、各電線の端部に必要に応じてコネクタ10を取付けたものである(図3参照)。このワイヤーハーネスWHは、自動車の内装部品(例えば、内装パネル等)内等を通って配索され、当該自動車に搭載される諸電気部品同士を接続する部品として用いられる。本ワイヤーハーネス用プロテクタ20は、自動車の内装部品(例えば、内装パネル等)内等で、ワイヤーハーネスWHの端部或は途中部分を収容することで、当該ワイヤーハーネスWHを保護或は経路規制等する役割を有している。
このワイヤーハーネス用プロテクタ20は、プロテクタ本体部22と、コネクタ取付部40とを有している。ここでは、ワイヤーハーネス用プロテクタ20全体が樹脂により一体形成されている。もっとも、ワイヤーハーネス用プロテクタ20は、複数の部品を適宜組合わせることにより構成されていてもよい。
プロテクタ本体部22は、ワイヤーハーネスWHを収容可能な空間を有する形状に形成されている。ここでは、プロテクタ本体部22は、第1収容部24と第2収容部30とが略L字状に連結された構成とされている。
第1収容部24は、一側(ここでは上側)が開口する角筒状に形成されており、その一端部は壁部25によって閉塞されると共に、その他端部は外方に向けて開口している。
第2収容部30は、一側(ここでは上側)が開口する角筒状に形成されており、第1収容部24の一端部一側より外方に向けて延出している。この第2収容部30内の収容空間は、第1収容部24内の直線状収容空間と連通している。ここでは、第2収容部30の基端側開口は、第1収容部24の一端部からコネクタ10の配設位置を避けて中間よりの位置で、第1収容部24内の直線状収容空間と連通している(図3参照)。また、第2収容部30の先端部は外方に向けて開口している。そして、第1収容部24と第2収容部30とによって両端側で開口する略L字状の収容空間が形成されている。
もっとも、プロテクタ本体部の形状は上記例に限られない。例えば、ワイヤーハーネスWHを直線状にのみ収容する形状であってもよいし、ワイヤーハーネスWHのより多分岐部分を収容する形状であってもよい。すなわち、プロテクタ本体部は、ワイヤーハーネスWHの少なくともいずれかの部分を収容し得る形状であればよい。
なお、本プロテクタ本体部22の外周には、本ワイヤーハーネス用プロテクタ20を自動車に取付けるための取付部28が形成されている。ここでは、取付部28は、車体或は内装部品に形成された取付穴部に嵌め込むことでロックする構成とされている。もっとも、その他の嵌め込み構造、ねじ止構造等によって、本ワイヤーハーネス用プロテクタ20が自動車に取付けられる構成であってもよい。
また、プロテクタ本体部22の一側(ここでは上側)開口は、開口したままの状態で使用されても、或は、他の蓋部材或は自動車側の部材等で閉塞されてもよい。
コネクタ取付部40は、ワイヤーハーネスWHに取付けられたコネクタ10をプロテクタ本体部22内に取付固定するための部分であり、上記プロテクタ本体部22の内面に設けられている。より具体的には、コネクタ取付部40は、第1収容部24の一端部内の底部に設けられている。そして、コネクタ10が、その接続面を第1収容部24と第2収容部30とによる略L字状の収容空間のコーナー部分に向けた姿勢で、当該コーナー部分外方で取付固定されるようになっている。
ここで、ワイヤーハーネスWH及びコネクタ10の一例について説明しておく。ワイヤーハーネスWHは、中継用のコネクタ10を有しており、ワイヤーハーネスWHを構成する電線が第1収容部24の他端部開口或は第2収容部30の先端側開口等を通ってプロテクタ本体部22内に案内される。そして、その電線端部に取付けられたコネクタが当該コネクタ10に接続されることで、本ワイヤーハーネスWHがコネクタ10を介して中継接続される。電線端部に取付けられたコネクタをコネクタ10に接続する作業はコネクタ10をワイヤーハーネス用プロテクタ20に組込む前及び後のいずれの段階で行われてもよい。
図7はコネクタ10を示す概略斜視図であり、図8は同コネクタ10を示す概略底面図であり、図9は図8のIX−IX線における要部概略断面図である。
すなわち、コネクタ10は、ワイヤーハーネスWHを中継接続するためのコネクタであり、コネクタ本体部12と、被ロック部14とを有している。
コネクタ本体部12は、樹脂等により直方体状に形成されており、その内部に複数の端子13が間隔をあけて縦横に設けられている。複数の端子13の一端部はコネクタ本体部12の接続面側に突出しており、複数の端子13の他端部は、所定の回路配線を形成するように、コネクタ本体部12内で中継導体等を介して相互接続されている。そして、電線の端部に取付けられたコネクタが、上下のいずれかの段の端子13群に対して挿入接続されることで、各電線が端子13及び中継導体を介して電気的に接続され、これによりワイヤーハーネスWHがコネクタ10を介して中継接続されるようになっている。
被ロック部14は、コネクタ本体部12の一主面である底面に設けられている。ここでは、被ロック部14は、コネクタ本体部12と樹脂により一体形成されている。
被ロック部14は、一対の側壁部15と、一対の側壁部15間に配設される被ロック片16とを備えている。
側壁部15は、コネクタ本体部12の底面に突設された長尺壁状部分であり、一対の側壁部15は間隔を有して略平行姿勢で設けられている。
被ロック片16は、一対の側壁部15の突出端部に掛渡すように配設されており、コネクタ本体部12の底面と本被ロック片16との間に間隔が設けられている。
被ロック片16の幅方向中央部には突片17が突設され、この突片17の先端部の内側面に突起部17aが突設されている。突起部17aは、突片17の先端側(つまり、被ロック部14の押込方向)に向けて順次高さ寸法が小さくなり、その反対側では突片17に対して略垂直に立上がる突起形状に形成されている。
そして、後述するロック片52が一対の側壁部15間でコネクタ本体部12の底面と本被ロック片16との間に挿入されると、前記突起部17aがロック凹部52hに嵌め込まれて、本被ロック部14とロック部50が係合するようになっている。
コネクタ取付部40の説明に戻る。図10はコネクタ取付部40を示す平面図であり、図11は図10のXI−XI線断面図であり、図12は図10のXII−XII線断面図である。
図1〜図6,図10〜図12に示すように、コネクタ取付部40は、ガイド部44とロック部50とを有している。
ロック部50は、プロテクタ本体部22の内面(ここでは底部の内面)に沿って押込まれる被ロック部14と係合可能に構成されている。また、ガイド部44は、ロック部50に対する被ロック部14の押込方向上流側に設けられており、被ロック部14をロック部50に向けて案内する一対のガイド面22s1を有している。
より具体的には、第1収容部24の一端側の底部のうちの幅方向中央部が、被ロック部14に対応する幅で外方に突出するように形成されている。これにより、第1収容部24の一端側の底部の幅方向中央部に、被ロック部14を収容可能な幅を有する溝形状部分22gが形成されている。
第1収容部24の底部の内面に対する溝形状部分22gの深さ寸法は、コネクタ本体部12の底面に対する被ロック部14の突出寸法と略同じである。従って、被ロック部14の突出端部を溝形状部分22gの底部内面に当接させた状態で、コネクタ本体部12の底面が第1収容部24の底部の内面に接触するようになっている。なお、溝形状部分22gの底部のうち次述するロック片52を形成した部分には開口22c(ここでは略方形状の開口)が形成されている。また、溝形状部分22gの底部のうち第1収容部24の他端側に近い部分は、第1収容部24の他端側(つまり、被ロック部14の押込方向に対して反対側)に向けて徐々に深さ寸法が小さくなるガイド面22dに形成されている。
ロック部50は、溝形状部分22gの一端部側に設けられたロック片52を有している。ロック片52は略方形板状に形成されており、その基端部は溝形状部分22gの一端側(第1収容部24の一端側)で第1収容部24の底部に対して一体的に連結支持されている。これにより、ロック片52は、溝形状部分22gの内面より第1収容部24側に離れた高さ位置で、溝形状部分22gの一端部から他端部に向けて片持ち状に支持されている。ここでは、ロック片52のうち第1収容部24内側を向く面は、第1収容部24の底部の内面に対して同一面上に配設されるようになっている。このロック片52の長さ寸法は、溝形状部分22gの長さ寸法よりも十分に短く、その先端部が溝形状部分22gの一端部と先端部との間に位置している。
また、ロック片52には、ロック凹部52hが形成されている。ここでは、ロック片52の略中央部にロック凹部52hが形成されている。ロック凹部52hは突起部17aを嵌め込み可能な凹状に形成されている。ここでは、ロック凹部52hは貫通孔であるが必ずしも貫通していなくてもよい。
そして、コネクタ10の被ロック部14を、第1収容部24の底部の内面に沿って、ロック片52の先端部から基端部に向けて押込むと、ロック片52が一対の側壁部15間でコネクタ本体部12の底面と本被ロック片16との間に挿入される。すると、突起部17aがロック片52の外面に摺接し、被ロック片16がロック片52から離反する方向に弾性変形する。そして、ロック片52をさらに押込むと、突起部17aがロック凹部52h内に嵌り込んで、被ロック片16が弾性復帰する。これにより、突起部17aがロック凹部52hに嵌り込んだ状態が維持され、ロック部50と被ロック部14とのロック状態、即ち、コネクタ10をコネクタ取付部40に取付けた状態が維持される。
なお、上記ロック片52の先端部は、先端側に向けて徐々に幅狭及び薄肉となる形状に形成されており、ロック片52を一対の側壁部15間でコネクタ本体部12の底面と本被ロック片16との間に容易に挿入できるようになっている。
また、溝形状部分22gは、ロック片52の先端部に対応する位置(先端部の側方位置)から溝形状部分22gの他端部に至る一対の側面22sを有している。一対の側面22sは、ロック片52の先端部に対応する位置から他端側に向う途中までの部分22s1と、当該途中までの部分から溝形状部分22gの他端部に至る部分22s2とを有している。前者の部分22s1は、溝形状部分22gの他端部に向うに従って順次外方に拡がるガイド面22s1に形成されている。なお、一対のガイド面22s1は、必ずしも直線に形成されている必要はなく、弧状等のカーブを描くように形成されていてもよい。後者の部分22s2は、互いに平行なガイド面22s2に形成されている。ガイド面22s2間の間隔は、被ロック部14の幅寸法よりも大きくかつコネクタ本体部12の幅寸法よりは小さい。また、ガイド面22s1の間隔は、ロック片52の先端部に至る位置で、被ロック部14の幅寸法と略同一である。
そして、被ロック部14を溝形状部分22gの他端部内に配設すると、被ロック部14の突出端部が溝形状部分22gの底部の内面に接触すると共に、コネクタ本体部12の底面の両側部が溝形状部分22gの両側部で第1収容部24の底部内面に接触する。
この状態から、被ロック部14をロック片52に向けて押込むと、被ロック部14が一対のガイド面22s2を超えて一対のガイド面22s1に接触可能な位置に達する。すると、被ロック部14の両側部が一対のガイド面22s1に摺接して、溝形状部分22gの幅方向中央に向けて、即ち、ロック部50に向けて誘い込むように案内される。これにより、ロック片52を一対の側壁部15内に円滑に挿入できるように、コネクタ10が案内されることとなる。
上記のように構成されたワイヤーハーネス用プロテクタ20によると、被ロック部14をロック部50に向けて押込むと、一対のガイド面22s1によって被ロック部14がロック部50に向けて案内される。このため、ワイヤーハーネス用プロテクタ20内に設けられたコネクタ取付部40に対してコネクタ10を取付ける作業を容易に行える。
しかも、コネクタ10の被ロック部14をロック部50に向けて案内する際、一対のガイド面22s1の作用によって被ロック部14がロック部50に対して所定の挿入姿勢となるように案内される。このため、被ロック部14とロック部50との無理矢理な挿入作業を抑制してロック作業を円滑に行えるようにすることができると共に、被ロック部14、ロック部50の破損或は変形も抑制できる。
特に、コネクタ10をプロテクタ本体部22内に固定する場合、被ロック部14とロック部50との相対位置を目視によって確認し難い。そこで、プロテクタ本体部22の内面にコネクタ取付部40を設けた構成において、上記のようなガイド構造は有効に機能する。
また、被ロック部14がガイド面22s1によりガイドされる状態で、コネクタ本体部12の底面がプロテクタ本体部22の底部の内面のうち溝形状部分22gの両側部と接触可能なように、溝形状部分22gの深さ寸法が設定されている。また、被ロック部14とロック部50とが係合している状態で、コネクタ本体部12の底面がプロテクタ本体部22の底部の内面のうちロック部50の両側部分と接触可能なように、ロック部50のロック片52の位置が設定されている。このため、コネクタ10の取付作業中において、コネクタ本体部12の底面を、プロテクタ本体部22の底部の内面に接触させることができ、取付作業中におけるコネクタ姿勢を安定化させることができ、コネクタの取付作業がより容易となる。また、取付後においても、コネクタ本体部12の底面がプロテクタ本体部22の底部の内面に接触しているので、コネクタ10の取付姿勢をより安定化させることができる。
また、溝形状部分22g内にロック部50及びロック片52を設けているため、プロテクタ本体部22内にワイヤーハーネスWHを収容するための十分な空間を得ることができる。また、プロテクタ本体部22を部分的に外部に突出させて溝形状部分22gを形成しているため、ワイヤーハーネス用プロテクタ20の全体形状の大型化を抑制でき、省スペース化を図ることができる。
{変形例}
なお、上記実施形態では、コネクタ取付部40はプロテクタ本体部22の底部の内面に設けられているが、プロテクタ本体部の側壁部分等に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、プロテクタ本体部22に形成した溝形状部分22gの側壁をガイド面22s1として形成しているが、必ずしもその必要はない。例えば、プロテクタ本体部の内面に間隔を有して一対の側壁部を形成し、当該一対の側壁部の内面によってガイド面を形成してもよい。
また、上記実施形態では、一対のガイド面22s1が被ロック部14に接触することで当該被ロック部14をガイドする構成で説明したが、必ずしもその必要はない。コネクタ本体部12等に接触することで、被ロック部14をロック部に向けて案内する構成であってもよい。
10 コネクタ
12 コネクタ本体部
14 被ロック部
20 ワイヤーハーネス用プロテクタ
22 プロテクタ本体部
22g 溝形状部分
22s1 ガイド面
22s2 ガイド面
40 コネクタ取付部
44 ガイド部
50 ロック部
52 ロック片
WH ワイヤーハーネス

Claims (3)

  1. コネクタ本体部と被ロック部とを有するコネクタが取付けられたワイヤーハーネスを収容するワイヤーハーネス用プロテクタであって、
    ワイヤーハーネスを収容可能な空間を有するプロテクタ本体部と、
    前記プロテクタ本体部に設けられたコネクタ取付部と、
    を備え、
    前記コネクタ取付部は、
    前記プロテクタ本体部の内面に沿って押込まれる前記被ロック部と係合可能なロック部と、
    前記ロック部に対する前記被ロック部の押込み方向上流側に設けられ、前記被ロック部を前記ロック部に向けて案内するように、前記押込み方向上流側に向けて順次外方に広がるように形成された一対のガイド面と、
    を有し、
    前記一対のガイド面のうち前記押込み方向上流側の部分からさらに前記押込み方向上流側に向けて互いに平行に延在するように、別の一対のガイド面が形成されている、ワイヤーハーネス用プロテクタ。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、
    前記プロテクタ本体部の内面のうち前記コネクタ取付部の両側部分が、前記被ロック部が一対のガイド面によりガイドされる状態及び前記ロック部と係合している状態で、前記コネクタ本体部の底面と接触可能な位置に設定されている、ワイヤーハーネス用プロテクタ。
  3. コネクタ本体部と被ロック部とを有するコネクタが取付けられたワイヤーハーネスを収容するワイヤーハーネス用プロテクタであって、
    ワイヤーハーネスを収容可能な空間を有するプロテクタ本体部と、
    前記プロテクタ本体部に設けられたコネクタ取付部と、
    を備え、
    前記コネクタ取付部は、
    前記プロテクタ本体部の内面に沿って押込まれる前記被ロック部と係合可能なロック部と、
    前記ロック部に対する前記被ロック部の押込み方向上流側に設けられ、前記被ロック部を前記ロック部に向けて案内する一対のガイド面と、
    を有し、
    前記コネクタ取付部は、前記被ロック部を収容可能な幅を有する溝形状部分を有し、
    前記ロック部は、前記溝形状部分の一端部から他端部に向けて延びると共にその先端部が前記溝形状部分の一端部と他端部との間に位置するロック片を有し、
    前記一対のガイド面は、前記溝形状部分の両側部のうち前記ロック片の先端部に対応する位置から前記溝形状部分の他端部に向う部分が順次外方に拡がるように形成された部分である、ワイヤーハーネス用プロテクタ。
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