JP7338162B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、ケースの内部に熱交換器を収容する車両用空調装置に関する。
特許文献1には、冷凍サイクル装置の構成部品である蒸発器の下端面と筐体との間にパッキンを介在させて、蒸発器から筐体への振動伝搬を抑制する技術が開示されている。
特開2015-75252号公報
従来の車両用空調装置は、空調ケース内に保持されている熱交換器を備えている。熱交換器には、例えば、作動流体の流動によって配管を介した振動が伝搬する。熱交換器に伝搬した振動は、空調ケースを伝わり異音や騒音などを引き起こすことになる。例えば、モータ動力によって走行する車両やエンジン停止状態の車両は暗騒音が低いため、車両用空調装置の空調運転において、熱交換器を振動源とする騒音が発生しやすい。
この明細書における開示の目的は、熱交換器から空調ケースに伝わる振動を低減可能な車両用空調装置を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された車両用空調装置の一つは、車室内に送風される送風空気が流通する空気通路(10,12,15)を内部に有する空調ケース(1)と、通過する送風空気と内部を流れる熱媒体とが熱交換する熱交換コア部(110)を有し、熱交換コア部が空気通路を横断するように設置されている熱交換器(11)と、空調ケースに設けられ、熱交換器の下部(111)を支持する支持部(18;118)と、熱交換器の下部と支持部との間に介在する緩衝材(20)と、を備え、
支持部は、熱交換器の下部において熱媒体の流入用配管または流出用配管が延びる側に位置する配管側部(111a)を支持する配管側支持部(18a)と、熱交換器の下部において配管側部とは反対側に位置する反配管側部(111b)を支持する反配管側支持部(18b;118b)とを備え、
流入用配管と流出用配管は、熱交換器において上部に接続されており、
反配管側支持部は、緩衝材に接触している部分の表面積が配管側支持部よりも大きく、
配管側支持部は、空調ケースから突出する配管側リブであり、
反配管側支持部(18b)は、空調ケースから突出する反配管側リブ(18b1)に一体に設けられて、反配管側リブに対して交差し緩衝材に接触する支持面を有する支持圧抑制部であり、
支持圧抑制部は、反配管側リブに交差するように反配管側リブの端部から両側に突出する板状部である。
開示された車両用空調装置の一つは、車室内に送風される送風空気が流通する空気通路(10,12,15)を内部に有する空調ケース(1)と、
通過する送風空気と内部を流れる熱媒体とが熱交換する熱交換コア部(110)を有し、熱交換コア部が空気通路を横断するように設置されている熱交換器(11)と、
空調ケースに設けられ、熱交換器の下部タンク(111)を支持する支持部(18;118)と、
熱交換器の下部タンクと支持部との間に介在する緩衝材(20)と、
を備え、
支持部は、熱交換器の下部タンクにおいて熱媒体の流入用配管または流出用配管が延びる側に位置しかつ下部タンクの下面に対して直交して上方に延びる側面である配管側部(111a)を支持する配管側支持部(18a)と、熱交換器の下部タンクにおいて配管側部とは反対側に位置しかつ下部タンクの下面に対して直交して上方に延びる側面である反配管側部(111b)を支持する反配管側支持部(18b;118b)とを備え、
流入用配管と流出用配管は、熱交換器において上部に接続されており、
反配管側支持部は、緩衝材に接触している部分の表面積が配管側支持部よりも大きく、
配管側支持部は、空調ケースから突出する配管側リブであり、
反配管側支持部(18b)は、空調ケースから突出する反配管側リブ(18b1)に一体に設けられて、反配管側リブに対して交差し緩衝材に接触する支持面を有する支持圧抑制部であり、
支持圧抑制部の支持面は、支持面に接触している緩衝材の部分の接触面積よりも大きい表面積を有する。
この車両用空調装置によれば、反配管側支持部が緩衝材に接触する部分の表面積は、配管側支持部が緩衝材に接触する部分の表面積よりも大きく設定されている。この構成により、反配管側支持部が緩衝材に与える圧力を、配管側支持部が緩衝材に与える圧力よりも小さくできる。これにより、反配管側の緩衝材の変形量を、配管側の緩衝材よりも小さくできるので、反配管側の緩衝材は、より弾性変形しやすく熱交換器の振動を吸収する能力を発揮することができる。この作用により、熱交換器が配管に引っ張られて配管側に傾いて、反配管側の緩衝材が配管側の緩衝材よりも大きく押しつぶされて、熱交換器の振動が反配管側部に伝わることを緩和できる。以上によれば、熱交換器から空調ケースに伝わる振動を低減可能な車両用空調装置を提供できる。
第1実施形態の車両用空調装置において、蒸発器を空調ケースの内部に設置した状態を示す図面である。 第1実施形態の空調ケースにおいて蒸発器の下部タンクを支持する構成を示した部分断面図である。 蒸発器の下部タンクを支持するために空調ケースに設けられた支持部を示す平面図である。 第1実施形態の車両用空調装置について測定した騒音レベルを示す周波数分析データである。 従来の車両用空調装置について測定した騒音レベルを示す周波数分析データである。 第2実施形態の空調ケースにおいて蒸発器の下部タンクを支持する構成を示した部分断面図である。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
明細書に開示の目的を達成可能な車両用空調装置の一例である第1実施形態の車両用空調装置100について、図1~図5を参照して説明する。図1に示すように、車両用空調装置100は、内部に空気通路を形成するとともに各種の機能部品を収容する空調ケース1を備える。空調ケース1は、複数のケース部材が組み合わされて形成されている。空調ケース1は、例えば、少なくとも第1ケース部材1aと第2ケース部材1bとを嵌合部30において上下方向に結合することによって形成されている。第1ケース部材1aは第2ケース部材1bよりも車両下側に配置されている。第2ケース部材1bは第1ケース部材1aよりも車両上側に配置されている。
第1ケース部材1aと第2ケース部材1bとは、車両の左右方向および前後方向に延びる嵌合部30を形成している。嵌合部30は、例えば、一方のケース部材の結合端面に形成した突起部と他方のケース部材の結合端面に形成した溝部とが嵌合する部分である。
車両用空調装置100は、例えば、車室内前部の裏側であってエンジンルームと車室内とを隔てる隔壁板であるダッシュパネルの後方に設置されている。車両用空調装置100は、大別して送風ユニットと空調ユニットとの2つの部分が左右に並設する構成を有する。
送風ユニットは、空調ケース1の内部に車室内空気もしくは車室外空気を吸引する機能を有し、上部に内外気切換箱を備えている。送風ユニットは、電動式の送風機を備える。送風機は、遠心多翼ファンとファン駆動用のモータとを有する。遠心多翼ファンはスクロールケーシング内に配置されている。スクロールケーシングの空気流れ下流側には、スクロールケーシングの出口から延びる流路を構成するダクト部が設けられている。このダクト部は、送風機から送風された送風空気を蒸発器11に導入するための送風通路10を形成する。送風通路10は、車室内に送風される送風空気が流通する空気通路である。送風ユニットの出口部は、このダクト部によって空調ユニットの入口部に接続されている。
空調ユニットは、空調ケース1の内部に、蒸発器11とヒータコア14といった熱交換器と、エアミックスドア13と、吹出口切換ドアとを内蔵する。空調ケース1は、例えばポリプロピレンのような、ある程度弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなる複数のケース部材によって形成されている。この複数のケース部材は、蒸発器11およびヒータコア14の熱交換器等を所定の位置に収納した後に組み立てられ、スナップフィット等の係合手段、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段等により一体に結合されて空調ケース1を形成する。
空調ケース1は、スクロールケーシング、ダクト部とともに一体的に成形されている。スクロールケーシングおよびダクト部の車両上側の一部が、第2ケース部材1bによって一体成形されており、スクロールケーシングおよびダクト部の車両下側の残部が、第1ケース部材1aによって一体成形されている。蒸発器11を空調ケース1に収容した状態で、空調ケース1の内部には、蒸発器11から延びる流入用配管114、流出用配管115、配管接続部113も収容されている。
流入用配管114、流出用配管115、配管接続部113は、空調ケース1に設けられた配管用開口部21に対向している。配管用開口部21は、空調ケース1において車両前後方向に貫通する貫通穴である。配管用開口部21は、配管接続部113の外形よりも大きな開口部である。蒸発器11を空調ケース1に収容した状態で配管用開口部21を車両後方に正面視した場合、配管用開口部21を通して流入用配管114、流出用配管115、配管接続部113の少なくとも一部を目視することができる。
配管接続部113の外周には、第1ケース部材1aの内面に接触する弾性変形可能なシール部材113aが設けられている。シール部材113aは、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン等のエラストマによって形成される封止用部材である。シール部材113aは、蒸発器11を空調ケース1に収容した状態で、空調ケース1の内面、例えば配管用開口部21の内周縁または内周縁の周囲に形成される面に接触している。シール部材113aが空調ケース1の内面に弾性変形した状態で接触することにより、送風通路10を流下してきた空気が配管接続部113の周囲から空調ケース1の外部に漏れることを防止できる。
空調ケース内には、熱交換器が保持されている。熱交換器は、内部を作動流体が流動することによって振動する。このような振動は、流体通過音とも呼ばれる。熱交換器に伝搬した振動は、熱交換器を支持する空調ケースに伝わり、異音や騒音などの要因となる。車両用空調装置100は、熱交換器の一例である蒸発器11からの振動伝搬を抑制するために、空調ケース1に特有の支持構造を備えている。
蒸発器11の下部タンク111は、熱交換コア部110の下方に位置し空気が通過しない部分である。下部タンク111は、第1ケース部材1aに設けられた支持部18によって支持されている。支持部18と下部タンク111との間には、緩衝材20が介在している。緩衝材20には、変形容易な材質、弾性材料、反発性を有する素材を用いることができる。緩衝材20には、ウレタンゴム、エラストマ、シリコーン系材料、天然ゴム、合成ゴム等を用いることができる。緩衝材20は、蒸発器11のタンクと空調ケース1の内壁との間を、空気が漏れないようにシールしている。緩衝材20は、空気通過方向に直交する長さ方向の下部タンク111の全体にわたる寸法を有する帯状体である。複数の緩衝材20は、下部タンク111の所定位置に接触するように設けられている。
蒸発器11の上部タンク112は、熱交換コア部110の上方に位置し空気が通過しない部分である。上部タンク112は、第2ケース部材1bに設けられた支持部19によって支持されている。支持部19と上部タンク112との間にも、緩衝材を介在させるように構成してもよい。蒸発器11は、第2ケース部材1bと第1ケース部材1aとによって上下から挟まれるようにして空調ケース1の内部に設置されている。空調ケース1は、嵌合部30を形成するように、ケース下部の第1ケース部材1aにケース上部の第2ケース部材1bを組み付けることにより形成されている。
蒸発器11などの熱交換器には、配管が直接または部材を介して接続されている。熱交換器は、配管によって、配管が延びている方向に引っ張られる。このため、熱交換器は、熱交換器において配管との接続部に近い側が接続部から離れた側よりも配管に近づくように傾いた姿勢になりやすい。例えば、蒸発器11は、図1、図2に示すように、配管接続部側の上部が下部よりも配管に近づくように傾きやすい。
このような蒸発器11の姿勢により、下部タンク111は、配管が延びる側に位置する配管側部111aよりも、反配管側部111bがより支持部18に接近するように傾く。配管側部111aは、下部タンク111において、下面に対して上方に延びる面を形成する配管側の側面に相当する。配管側の側面は、下部タンク111の下面と同様の空気通過方向に直交する方向の長さを有している。配管側の側面は、上部が下部よりも、配管の延びる方向に位置するように傾いている。反配管側部111bは、下部タンク111において、下面に対して上方に延びる面を形成し、配管側とは反対側に位置する反配管側の側面に相当する。反配管側の側面は、下部タンク111の下面と同様の空気通過方向に直交する方向の長さを有している。反配管側の側面は、上部が下部よりも、配管の延びる方向に位置するように傾いている。
図2に示すように、支持部18は、配管側支持部18aと反配管側支持部18bとを備える。配管側支持部18aは、下部タンク111において熱媒体の配管が延びる側に位置する配管側部111aを支持している。緩衝材20は、下部タンク111の配管側部111aと配管側支持部18aとによって挟まれて両者間をシールしている。反配管側支持部18bは、下部タンク111において配管側部111aとは反対側の反配管側部111bを支持している。緩衝材20は、下部タンク111の反配管側部111bと反配管側支持部18bとによって挟まれて両者間をシールしている。
反配管側支持部18bにおいて緩衝材20に接触する部分の表面積は、配管側支持部18aにおいて緩衝材20に接触する部分の表面積よりも大きくなっている。反配管側支持部18bは、緩衝材20に接触する支持面を有する。反配管側支持部18bの支持面は、配管側支持部18aにおいて緩衝材20に接触する部分よりも表面積が大きくなるように構成されている。これにより、反配管側支持部18bが緩衝材20に与える圧力は、配管側支持部18aが緩衝材20に与える圧力よりも小さくなる。このように反配管側支持部18bは、緩衝材20を支持する支持圧力を抑制できる支持圧抑制部である。
配管側支持部18aは、空調ケース1から内側に突出する配管側リブである。配管側支持部18aは、空調ケース1の内壁面から突出する板状の突出片部である。配管側支持部18aは、板状の突出片部における先端面によって緩衝材20に接触する。
反配管側支持部18bは、空調ケース1から突出する反配管側リブ18b1に一体に設けられ、反配管側リブ18b1に対して交差する支持面を有する。反配管側リブ18b1は、空調ケース1の内壁面から突出する板状の突出片部である。反配管側支持部18bの支持面は、その表面積が、反配管側リブ18b1における反配管側支持部18bとの結合部の断面積よりも大きく構成されている。配管側支持部18aは小さい面積で緩衝材20に支持圧力を提供するため、緩衝材20の支持された部分は大きく変形して硬くなり弾力性が低下する。一方、反配管側支持部18bは大きな面積で緩衝材20に支持圧力を提供する。このため、緩衝材20の支持された部分は、配管側支持部18aによって支持された緩衝材20の部分よりも、変形量が小さく、さらに変形可能であり弾力性を有している。
反配管側支持部18bは、一端部が反配管側リブ18b1と結合する構成を有するものでも、中央部が反配管側リブ18b1と結合する構成を有するものであってもよい。
反配管側支持部18bは、反配管側リブ18b1の端部から両側に突出する板状部である。反配管側支持部18bと反配管側リブ18b1とは、T字状の断面形状を有する。この構成により、反配管側支持部18bの支持面に外力が作用すると、反配管側支持部18bは両端側部が中央部に対して撓むように変形しやすい。蒸発器11の振動に伴って反配管側支持部18bに断続的に外力が作用した場合、反配管側支持部18bは反配管側リブ18b1との結合部を支点として揺動することができる。反配管側支持部18bは、外力によって変形する弾力性を有している。
反配管側支持部18bの支持面は矩形状である。図2に示すように、反配管側に位置する緩衝材20は、反配管側支持部18bの支持面の一部に接触している。反配管側支持部18bの支持面は、この支持面に接触している緩衝材20の部分の接触面積よりも大きい表面積を有するような大きさを備えている。これにより、反配管側支持部18bの支持面は、反配管側の緩衝材20のうち、空気通過方向に直交する方向の所定長さ範囲全体を支持することができる。空気通過方向に直交する方向は、図2に示す左右方向に相当する。
図3は、空調ケース1のうち第1ケース部材1aの内部を示している。図3に示すように、空調ケース1には、蒸発器11の下部タンク111における配管側の側面に沿うように間隔をあけて並ぶ複数個の配管側支持部18aが設けられている。空調ケース1には、所定個数並ぶ配管側支持部18aの集合体が、空気通過方向に直交する方向に間隔をあけて並ぶように設けられている。
空調ケース1には、蒸発器11の下部タンク111における反配管側の側面に沿うように間隔をあけて並ぶ複数個の反配管側支持部18bが設けられている。反配管側支持部18bは、空調ケース1において、配管側支持部18aの集合体に対して、空気通過方向に対向しない位置に設けられることが好ましい。換言すれば、配管側支持部18aと反配管側支持部18bとは、配管側支持部18aや反配管側支持部18bの並び方向について、互いに重ならない位置に設けられている。
図4は、第1実施形態の車両用空調装置100について測定した騒音レベルを示している。図5は、従来の車両用空調装置について測定した騒音レベルを示している。従来の車両用空調装置は、第1実施形態の車両用空調装置100に対して、反配管側支持部18bを備えず、反配管側にも配管側支持部18aと同様のリブを設けたものである。つまり、従来の車両用空調装置は、蒸発器11の下部タンク111は、配管側と反配管側との両側において突出片部によって支持されている構成を有する。
両図に示すように、破線の円で囲まれた部分に対応する特定の周波数帯域において、従来品の方が第1実施形態品よりも音圧レベルのピーク値が高くなっていることがわかる。このように車両用空調装置100によれば、反配管側支持部18bの振動吸収効果によって空調ケース1への振動伝搬を抑制できることが示されている。
車両用空調装置100のその他の構成について説明する。空調ケース1内の前方側部位には、車両幅方向に延びる送風通路10が設けられ、送風通路10には送風機から送風される空気が蒸発器11に向けて流下する。空調ケース1の内部において、送風通路10の直後に蒸発器11が通路の全域を横切るように配置されている。蒸発器11は、冷凍サイクルを流通する冷媒の蒸発潜熱を空気から吸収して空気を冷却する空気冷却用の熱交換器である。
蒸発器11は、例えば、相互に間隔を空けて配列された複数の冷媒管およびアウターフィンを有する熱交換コア部110と、熱交換コア部110における複数の冷媒管の両端部と接続されるヘッダタンクとを備える。蒸発器11は、さらに配管接続部113を備える。配管接続部113には、熱媒体としての冷媒が蒸発器11へ流入する流入用配管114、冷媒が蒸発器11から流出する流出用配管115が結合されている。配管接続部113は、空調ケース1の外部に設けられた回路を構成する配管が接続できる配管継手部である。配管接続部113には、膨張弁5を接続してもよい。また、配管接続部113は、膨張弁5と一体に形成された部品として構成してもよい。
ヘッダタンクは、熱交換コア部110における冷媒流れ方向の両端部にそれぞれ設けられている。流入用配管114は、蒸発器11の一端側に位置し、蒸発器11における冷媒流入部に相当する流入側ヘッダタンクに接続されている。流出用配管115は、蒸発器11の一端側であって流入側ヘッダタンクに隣接するように位置し、蒸発器11における冷媒流出部に相当する流出側ヘッダタンクに接続されている。流入側ヘッダタンクと流入側ヘッダタンクは、蒸発器11の上部タンク112に相当する。蒸発器11は、上部タンク112とは反対側の下部に下部タンク111を備えている。下部タンク111は、流入側ヘッダタンクから上流側の熱交換コア部110に流入した冷媒が下流側の熱交換コア部110へ折り返すタンク部である。各ヘッダタンクと空調ケース1の壁部との間には、空気漏れを防止するためのインシュレータを備えるようにしてもよい。
熱交換コア部110には、送風機によって送風された空気が流通する。したがって、蒸発器11は、熱交換コア部110を通過する空気が熱交換コア部110を通過する際の入口面または出口面に相当する熱交換部の空気通過面110aを備えることになる。空気通過面110aは、矩形平板状をなしており、この矩形平板状の厚さ方向に空気が通過する。熱交換コア部110は、空気の通過方向に対して直交する方向に広がるように延びる部分である。この空気通過面110aは、熱交換コア部110を通過する際に熱媒体と熱交換する空気の流れによって垂直方向に貫かれる仮想の面であり、冷媒管やアウターフィンによって形成される凹凸のある端部である。したがって、空気通過面110aは、熱交換コア部110において空気流れ方向の端部に形成される平らな面ではない。熱交換コア部110は、鉛直方向に対して傾斜する姿勢で配置されている。さらに蒸発器11は、熱交換コア部110の上端が下端よりも車両前方側に位置するように傾斜した姿勢で空調ケース1の内部に設置されている。
蒸発器11の空気流れ下流側、あるいは車両後方側には、ヒータコア14が設置されている。ヒータコア14は、蒸発器11を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に高温のエンジン冷却水が流れ、この冷却水を熱源として空気を加熱する熱交換器である。
空調ケース1の内部であって蒸発器11の車両後方側には、冷風通路12が設けられている。冷風通路12には、蒸発器11の熱交換コア部110を通過して冷却された冷風が流れる。冷風通路12は、車室内に送風される送風空気が流通する空気通路である。空調ケース1の内部であってヒータコア14よりも車両後方側から車両上方側にわたる部位には、温風通路15が設けられている。温風通路15は、車室内に送風される送風空気が流通する空気通路である。温風通路15には、冷風通路12を流れた後、ヒータコア14を通過して加熱された温風が流れる。
蒸発器11の車両後方であってヒータコア14の車両前方の部位には、ヒータコア14への空気流入通路を開閉し、ヒータコア14を通過する空気とヒータコア14を通過しない空気との風量割合を調整するエアミックスドア13が設置されている。エアミックスドア13は、回転軸を中心にして回転する板状のドア本体を備え、ドア本体の回転位置によって、通路の開放度合いを調節するドアである。エアミックスドア13は、例えばバタフライ式のドア、片持ちドアとすることができる。また、エアミックスドア13は、例えばドア本体に設けられたラックとピニオンとの噛みあわせによりドア本体を平行移動させて通路の開放度合いを調整するスライド方式のドアによって構成してもよい。
冷風通路12および温風通路15の下流側の部位には、冷風通路12からの冷風とヒータコア14からの温風とを合流させて冷風と温風とを混合させる空気混合部16が設けられている。空気混合部16は冷風通路12の下流側と温風通路15の下流側との両方に連通する所定範囲のエリアである。空気混合部16で温度調節された空調空気は、さらに下流に設けられたデフロスタ通路、フェイス通路、フット通路等を通じて車室内の所定の場所に吹き出される。
空調ケース1内の上部であって車両前方側の部位には、空気混合部16に連通し上方に延びるデフロスタ通路が設けられている。デフロスタ通路は、デフロスタダクトを介して車室内に開口するデフロスタ吹出口に連通する。デフロスタ吹出口は、前窓ガラスの内面に向けて開口している。空調ケース1の上部であってデフロスタ通路よりも車両後方側に隣接する部位には、空気混合部16に連通するフェイス通路が設けられている。フェイス通路は、フェイスダクトを介して車室内に開口するフェイス吹出口に連通する。フェイス吹出口は、乗員上半身に向けた空調風を吹き出す。
デフロスタ通路、フェイス通路は、吹出口切換ドア17によって開閉することができる。吹出口切換ドア17は、エアミックスドア13と同様のドアであり、回転位置によってデフロスタ通路およびフェイス通路の両方を開状態に制御したり、一方を開状態にするとともに他方を閉状態に制御したりできる。
空調ケース1内の車両後方側の部位には、空気混合部16に連通するフット通路が設けられている。フット通路は、フットダクトを介して車室内に開口するフット吹出口に連通する。フット吹出口は、乗員下半身に向けた空調風を吹き出す。フット通路は、吹出口切換ドアによって開閉することができる。さらにデフロスタ通路およびフェイス通路に通じる上流側の通路は、吹出口切換ドア17によって開閉することができる。
第1実施形態の車両用空調装置100がもたらす作用効果について説明する。車両用空調装置100は、送風空気の空気通路を内部に有する空調ケース1と、熱交換コア部110が空気通路を横断するように設置されている熱交換器とを備える。車両用空調装置100は、空調ケース1に設けられ熱交換器の下部を支持する支持部18と、熱交換器の下部と支持部18との間に介在する緩衝材20とを備える。支持部18は、熱交換器の下部において熱媒体の流入用配管または流出用配管が延びる側に位置する配管側部111aを支持する配管側支持部18aを備える。支持部18は、熱交換器の下部において反配管側部111bを支持する反配管側支持部18bを備える。反配管側支持部18bは、緩衝材20に接触している部分の表面積が配管側支持部18aよりも大きい。
車両用空調装置100によれば、反配管側支持部18bが緩衝材20に接触する部分の表面積は、配管側支持部18aが緩衝材20に接触する部分の表面積よりも大きく設定されている。この構成により、反配管側支持部18bが緩衝材20に与える支持圧力を、配管側支持部18aが緩衝材20に与える支持圧力よりも小さくできる。これにより、反配管側の緩衝材20の変形量を、配管側の緩衝材20よりも小さくできる。このため、反配管側の緩衝材20は、より弾性変形しやすく熱交換器の振動を吸収する能力を発揮することができる。この作用により、熱交換器が配管に引っ張られて配管側に傾くことで反配管側の緩衝材20が配管側の緩衝材20よりも大きく押しつぶされて熱交換器の振動が反配管側部111bから空調ケース1に伝わることを緩和できる。以上によれば、熱交換器から空調ケース1に伝わる振動を低減可能な車両用空調装置100を提供できる。この車両用空調装置100によれば、空調ケース1の振動を起因とする騒音を抑制できる。
配管側支持部18aは、空調ケース1から突出する配管側リブである。反配管側支持部18bは、空調ケース1から突出する反配管側リブ18b1に一体に設けられて、反配管側リブ18b1に対して交差し緩衝材20に接触する支持面を有する支持圧抑制部である。
この構成によれば、反配管側支持部18bは反配管側リブ18b1に対して交差する支持面を有する支持圧抑制部である。このため、配管側リブである配管側支持部18aよりも、緩衝材20に対する支持圧力を抑えることができる。さらに反配管側支持部18bは、緩衝材20に接触している状態で、反配管側リブ18b1を基点として撓むことができ、熱交換器の振動に対して揺動して空調ケース1に伝搬する振動を減衰することができる。
支持圧抑制部は、反配管側リブ18b1に交差するように反配管側リブ18b1の端部から両側に突出する板状部である。この構成によれば、支持圧抑制部は緩衝材20に接触している状態で、反配管側リブ18b1の先端を支点として両端部が天秤のように撓むことができる。このため、支持圧抑制部は熱交換器の振動に対して揺動することができる。これにより、支持圧抑制部は反配管側リブ18b1に対して両側のうち、どちら側にも撓む。この作用により、空調ケース1に伝搬する広範囲の振動に対して、減衰する効果を高めることができる。
支持圧抑制部の支持面は、支持面に接触している緩衝材20の部分の接触面積よりも大きい表面積を有する。この構成によれば、支持圧抑制部は緩衝材20の表面全体に対して振動を吸収する効果を発揮することができる。
配管側支持部18aは、熱交換器の下部における配管側の側面に沿うように間隔をあけて複数個並んで設けられている。反配管側支持部18bは、熱交換器の下部における反配管側の側面に沿うように間隔をあけて複数個並んで設けられている。この構成によれば、熱交換器の反配管側部111bの広い範囲において、反配管側の緩衝材20が配管側の緩衝材20よりも押しつぶされることを緩和することができる。
配管側支持部18aと反配管側支持部18bは、反配管側支持部18bの並び方向について互いにずらした位置に設けられている。
この構成によれば、さらに反配管側支持部18bは、配管側において配管側支持部18aが存在する部位に対向する反配管側の部位に、設けられていない。このような反配管側の部位においては、緩衝材20は空調ケース1によって支持されていないため、熱交換器から空調ケース1への振動伝搬を抑制できる。さらに反配管側支持部18bは、配管側において配管側支持部18aが存在しない部位に対向する反配管側の部位に、設けられている。このような反配管側の部位では、緩衝材20は反配管側支持部18bによって支持されているため、振動吸収効果により熱交換器から空調ケース1への振動伝搬を緩和できる。したがって、空調ケース1は、熱交換器を保持する機能と、熱交換器の下部からの振動伝搬を抑制する機能とを効果的に発揮することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態に対する他の形態である反配管側支持部118bについて図6を参照して説明する。第2実施形態は、反配管側支持部118b以外の構成は第1実施形態と同様である。
第2実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品および説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏する。第2実施形態では第1実施形態と異なる構成等について説明する。
図6に示すように、反配管側支持部118bは、空調ケース1から突出する板状部である。反配管側支持部118bは、基部118b1が空調ケース1と一体であり、先端部が自由端である板状部である。反配管側支持部118bは、下部タンク111の反配管側の側面に対向する平面部を有している。反配管側支持部118bの平面部は、下部タンク111の反配管側の側面に沿うに先端部に向かって延びている支持面である。
この構成により、反配管側支持部118bの支持面に外力が作用すると、反配管側支持部118bは先端部から基部118b1の間の所定範囲の部位が緩衝材20に接触するように撓む。蒸発器11の振動に伴って反配管側支持部118bに断続的に外力が作用した場合、反配管側支持部118bは基部118b1を支点として撓んだ状態で小刻みに運動できる。反配管側支持部118bは、外力によって変形する弾力性を有している。
また、反配管側支持部118bは、空調ケース1において、図3に示す反配管側支持部18bと同様の位置に設けられている。
第2実施形態によれば、配管側支持部18aは空調ケース1から突出する配管側リブである。反配管側支持部118bは、空調ケース1から突出し反配管側部111bに沿うように延びる板状であって、緩衝材20に接触する支持面を有する支持圧抑制部である。
この構成によれば、反配管側支持部118bは、反配管側支持部118bの根元部を基点として撓むことができる。この撓み作用により、配管側リブである配管側支持部18aよりも、緩衝材20に対する支持圧力を抑えることができる。これにより、熱交換器の振動に対して揺動して反配管側部111bから空調ケース1に伝搬する振動を減衰することができる。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、一つの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
明細書に開示の目的を達成可能な車両用空調装置100において、空調ケース1の支持部が支持する熱交換器は、蒸発器11に限定されない。空調ケース1は、例えば凝縮器等の暖房用の熱交換器、温水等が流れるヒータコア等、空調ケース1の外部へ延びる配管を有するその他の熱交換器を支持可能なケースである。
前述の実施形態において空調ケース1を構成する複数のケース部材は、主に第1ケース部材1aと第2ケース部材1bであるが、この個数や構成に限定されなるものではない。
明細書に開示の目的を達成可能な車両用空調装置100において、反配管側支持部18bと配管側支持部18aとは、空気通過方向に対向する位置に設けられる構成でもよい。
1…空調ケース、 10…送風通路(空気通路)、 11…蒸発器(熱交換器)
12…冷風通路(空気通路)、 15…温風通路(空気通路)、 18,118…支持部
18a…配管側支持部、 18b,118b…反配管側支持部(支持圧抑制部)
20…緩衝材、 110…熱交換コア部、 111…下部タンク(下部)
111a…配管側部、 111b…反配管側部

Claims (5)

  1. 車室内に送風される送風空気が流通する空気通路(10,12,15)を内部に有する空調ケース(1)と、
    通過する前記送風空気と内部を流れる熱媒体とが熱交換する熱交換コア部(110)を有し、前記熱交換コア部が前記空気通路を横断するように設置されている熱交換器(11)と、
    前記空調ケースに設けられ、前記熱交換器の下部(111)を支持する支持部(18;118)と、
    前記熱交換器の前記下部と前記支持部との間に介在する緩衝材(20)と、
    を備え、
    前記支持部は、前記熱交換器の前記下部において前記熱媒体の流入用配管または流出用配管が延びる側に位置する配管側部(111a)を支持する配管側支持部(18a)と、前記熱交換器の前記下部において前記配管側部とは反対側に位置する反配管側部(111b)を支持する反配管側支持部(18b;118b)とを備え、
    前記流入用配管と前記流出用配管は、前記熱交換器において上部に接続されており、
    前記反配管側支持部は、前記緩衝材に接触している部分の表面積が前記配管側支持部よりも大きく、
    前記配管側支持部は、前記空調ケースから突出する配管側リブであり、
    前記反配管側支持部(18b)は、前記空調ケースから突出する反配管側リブ(18b1)に一体に設けられて、前記反配管側リブに対して交差し前記緩衝材に接触する支持面を有する支持圧抑制部であり、
    前記支持圧抑制部は、前記反配管側リブに交差するように前記反配管側リブの端部から両側に突出する板状部である車両用空調装置。
  2. 前記支持圧抑制部の前記支持面は、前記支持面に接触している前記緩衝材の部分の接触面積よりも大きい表面積を有する請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 車室内に送風される送風空気が流通する空気通路(10,12,15)を内部に有する空調ケース(1)と、
    通過する前記送風空気と内部を流れる熱媒体とが熱交換する熱交換コア部(110)を有し、前記熱交換コア部が前記空気通路を横断するように設置されている熱交換器(11)と、
    前記空調ケースに設けられ、前記熱交換器の下部タンク(111)を支持する支持部(18;118)と、
    前記熱交換器の前記下部タンクと前記支持部との間に介在する緩衝材(20)と、
    を備え、
    前記支持部は、前記熱交換器の前記下部タンクにおいて前記熱媒体の流入用配管または流出用配管が延びる側に位置しかつ前記下部タンクの下面に対して直交して上方に延びる側面である配管側部(111a)を支持する配管側支持部(18a)と、
    前記熱交換器の前記下部タンクにおいて前記配管側部とは反対側に位置しかつ前記下部タンクの下面に対して直交して上方に延びる側面である反配管側部(111b)を支持する反配管側支持部(18b;118b)とを備え、
    前記流入用配管と前記流出用配管は、前記熱交換器において上部に接続されており、
    前記反配管側支持部は、前記緩衝材に接触している部分の表面積が前記配管側支持部よりも大きく、
    前記配管側支持部は、前記空調ケースから突出する配管側リブであり、
    前記反配管側支持部(18b)は、前記空調ケースから突出する反配管側リブ(18b1)に一体に設けられて、前記反配管側リブに対して交差し前記緩衝材に接触する支持面を有する支持圧抑制部であり、
    前記支持圧抑制部の前記支持面は、前記支持面に接触している前記緩衝材の部分の接触面積よりも大きい表面積を有する車両用空調装置。
  4. 前記配管側支持部は、前記熱交換器の前記下部における配管側の側面に沿うように間隔をあけて複数個並んで設けられており、
    前記反配管側支持部は、前記熱交換器の前記下部における反配管側の側面に沿うように間隔をあけて複数個並んで設けられている請求項1から請求項のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
  5. 前記配管側支持部と前記反配管側支持部は、前記反配管側支持部の並び方向について互いにずらした位置に設けられている請求項に記載の車両用空調装置。
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