JP7336257B2 - ロアアーム - Google Patents
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Description
図4は、特許文献1(特開2016-168992号公報)に示されるロアアーム10である。
このロアアーム10は、長手方向中央部に、コイルスプリング12を受けるスプリング保持部14を有し、このスプリング保持部14の両側端から上方に突出してスプリング保持部14と一体をなすリブ部16を有する。コイルスプリング12はゴム製等の干渉部材18を介してスプリング保持部14に受けられる。
しかしながら、より高い剛性を得るために、リブ部16の高さを高くすると、リブ部16が、サブフレームと干渉(接触)するおそれがある。一方、リブ部16の厚さ(幅)を大きくすると、リブ部16がサブフレームおよびコイルスプリングと干渉するおそれがある。
すなわち、リブ部16の高さを高くしたり、厚さを大きくするにはスペース的な制約があり、また重量が増加するという課題がある。
本実施の形態に係るロアアームは、車両に用いられるロアアームであって、スプリング保持部を有するロアアーム本体と、前記スプリング保持部の周縁部に固定され、前記ロアアーム本体を補剛するロアアーム材料より強度の高い材料で形成される他部材を具備しており、前記ロアアーム本体は、前記スプリング保持部の両側端から上方に突出して前記スプリング保持部と一体に形成される一対のリブ部を有し、前記他部材の両端に前記リブ部の上面と当接する当接部が形成され、前記他部材が前記当接部において前記リブ部に固定されており、前記他部材は、前記リブ部の前記ロアアーム本体の長手方向形状に沿うように形成される第1の他部材を備え、前記リブ部の長手方向中間部に肉薄部が形成されていることを特徴とする。
前記スプリング保持部を囲むように、一対の前記第1の他部材と一対の前記第2の他部材を枠状に一体に形成することができる。
前記ロアアーム本体をアルミニウム合金の鋳造により形成することができる。
図1は本実施の形態に係るロアアーム20の斜視図、図2はその平面図、図3はその側面図である。
本実施の形態に係るロアアーム20は、特許文献1(特開2016-168992号公報)に示されるロアアームの改良に係るものであり、リブ部の構造を除いては特許文献1に示されるものと基本的に同一である。
後記する補剛部材(他部材)を除くロアアーム20のロアアーム本体21は軽金属例えばアルミニウム合金の重力鋳造法等によって形成される。
ロアアーム20の一端側は、車体側支持部(図示せず)に支軸(図示せず)を介して回動自在に取り付けられる車体側取付部22となっている。
また、ロアアーム20の他端側は二股状をなし、ロアアーム20および車体間に設けられるクッション(図示せず)の下端部が連結軸(図示せず)を介して連結されるクッション連結部24となっている。
スプリング保持部26の中央部には、筒状の突部27が形成されている。この突部27の外周囲に図示しない上記緩衝部材が配置される。突部27はコイルスプリング12の下端部内に入り込み、コイルスプリング12のずれ止めがなされる。
コイルスプリング12の上端部は、車体側スプリング保持部(図示せず)に緩衝部材(図示せず)を介して受けられる。
本実施の形態においては、各リブ部28、29の長手方向両端部を除く部位の中間部が高さの低い肉薄部28a、29aに形成されている。
そして本実施の形態では、円弧状のリブ部28に沿うようにして突部28b、28b上に橋渡し状に補剛部材(他部材)30が固定されている。すなわち、補剛部材30は、その両端部における当接部が突部28b、28bに当接した状態で、当接部において各突部28b、28b上に固定されている。補剛部材30の一端縁(スプリング保持部26側)には、上方に起立するリブ部30aが形成され、補剛部材30自体の補強がされている。
また、同様にして、円弧状のリブ部29に沿うようにして突部29b、29b上に橋渡し状に補剛部材(他部材)31が固定されている。補剛部材31の一端縁(スプリング保持部26側)には、上方に起立するリブ部31aが形成され、補剛部材31自体の補強がされている。
一対の補剛部材30、31は、アルミニウム製のロアアーム本体21よりも強度の高い、例えば鉄合金(他材料)で形成されている。
本実施の形態では、リブ部28、リブ部29を、それぞれ補剛部材30、補剛部材31によって補剛しているので、リブ部28、29を高くしなくても、あるいは厚さ(幅)を大きくしなくとも、ロアアーム20の必要な剛性を確保できる。すなわち、空間的な制約を受けることなく、ロアアーム20必要な剛性を確保できる。
すなわち、図2に破線で示すように、一方の突部28bと一方の突部29b間に亘って、ロアアーム本体21を短手方向に跨ぐように第2の補剛部材33を設ける。同様にして、他方の突部28bと他方の突部29b間に亘って、ロアアーム本体21を短手方向に跨ぐように第2の補剛部材34を設ける。
上記のように、補剛部材は、一対の第1の補剛部材30、補剛部材31、および一対の第2の補剛部材33、第2の補剛部材34の少なくとも一方の補剛部材を設けるようにする。
このように、第1の補剛部材および第2の補剛部材の双方を設けることにより、スプリング反力による上下方向の力、および車両の旋回により発生する左右方向の力に対する剛性を高めることができる。
18 緩衝部材
20 ロアアーム
21 ロアアーム本体
22 車体側取付部
24 クッション取付部
26 スプリング保持部
27 突部
28 リブ部
28a 肉薄部
28b 突部
29 リブ部
29a 肉薄部
29b 突部
30 補剛部材(他部材)
30a リブ部
31 補剛部材(他部材)
31a リブ部
33 補剛部材(他部材)
34 補剛部材(他部材)
Claims (7)
- 車両に用いられるロアアームであって、
スプリング保持部を有するロアアーム本体と、
前記スプリング保持部の周縁部に固定され、前記ロアアーム本体を補剛するロアアーム材料より強度の高い材料で形成される他部材を具備しており、
前記ロアアーム本体は、前記スプリング保持部の両側端から上方に突出して前記スプリング保持部と一体に形成される一対のリブ部を有し、前記他部材の両端に前記リブ部の上面と当接する当接部が形成され、前記他部材が前記当接部において前記リブ部に固定されており、
前記当接部は前記リブ部の上面から突出する突部に固定されていることを特徴とするロアアーム。 - 車両に用いられるロアアームであって、
スプリング保持部を有するロアアーム本体と、
前記スプリング保持部の周縁部に固定され、前記ロアアーム本体を補剛するロアアーム材料より強度の高い材料で形成される他部材を具備しており、
前記ロアアーム本体は、前記スプリング保持部の両側端から上方に突出して前記スプリング保持部と一体に形成される一対のリブ部を有し、
前記他部材の両端に前記リブ部の上面と当接する当接部が形成され、
前記他部材が前記当接部において前記リブ部に固定されており、
前記他部材は、前記リブ部の前記ロアアーム本体の長手方向形状に沿うように形成される第1の他部材を備え、
前記リブ部の長手方向中間部に肉薄部が形成されていることを特徴とするロアアーム。 - 請求項2に記載のロアアームにおいて、
前記当接部は前記リブ部の上面から突出する突部に固定されていることを特徴とするロアアーム。 - 請求項1に記載のロアアームにおいて、
前記他部材は、前記リブ部の前記ロアアーム本体の長手方向形状に沿うように形成される第1の他部材、および前記ロアアーム本体の短手方向において前記ロアアーム本体を跨ぐように形成される第2の他部材の少なくとも一つを備えることを特徴とするロアアーム。 - 請求項2または3に記載のロアアームにおいて、
前記他部材は、前記ロアアーム本体の短手方向において前記ロアアーム本体を跨ぐように形成される第2の他部材を備えることを特徴とするロアアーム。 - 請求項4または5に記載のロアアームにおいて、
前記スプリング保持部を囲むように、一対の前記第1の他部材と一対の前記第2の他部材が一体に形成されることを特徴とするロアアーム。 - 請求項1~6いずれか一項に記載のロアアームにおいて、
前記ロアアーム本体がアルミニウム合金の鋳造により形成されることを特徴とするロアアーム。
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2019
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