JP7332661B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に係り、特に、運転者が後方を確認するためのバックミラーを備えた鞍乗型車両に関する。
従来から、鞍乗型車両において、運転者が後方を確認するためのバックミラーを車両のハンドル近傍に取り付けるようにした構成が知られている。
特許文献1には、鞍乗型車両のバーハンドルに取り付けられるバックミラーにおいて、バーハンドルに取り付けたミラーホルダからミラーステーが上方に少し伸びてから、車幅方向外側に屈曲して伸びた先端にミラー本体が取り付けられる構成が開示されている。
特開2016-13778号公報
しかし、特許文献1の構成では、ミラー本体の位置調整を行う際に、前後方向には動くものの上下方向には動かないため、運転者の手と干渉させないためにミラー本体を高い位置に設定する必要が生じる。また、前後方向の位置調整を行う際に、上下方向の位置が変わらないことで、バックミラーの後方視認性が低下する可能性があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、ミラー本体を低い位置に配設できると共に後方視認性の高いバックミラーを備えた鞍乗型車両を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車体フレーム(2)の前方に設けられるヘッドパイプ(4)を有する鞍乗型車両(1)において、ミラー本体(10)および該ミラー本体(10)を支持するミラーステー(30)を有するバックミラー(50)を具備し、 前記ミラーステー(30)は、該ミラーステー(30)の基端部(30d)から同軸方向に伸びた後に車幅方向に伸び、前記ミラー本体(10)は、前記ミラーステー(30)が車幅方向に伸びた先端部に取り付けられており、前記基端部(30d)が、鉛直方向に対して前後方向に傾斜した状態で車体に支持されている点に第1の特徴がある。
また、前記ヘッドパイプ(4)に操舵可能に支持されるフロントフォーク(11)と、該フロントフォーク(11)に連結されて車幅方向に延出する操向ハンドル(5)とを有し、前記基端部(30d)は、前記操向ハンドル(5)より前方に位置し、前記ミラー本体(10)は、前記操向ハンドル(5)に近づくにつれて上下方向に離間する軌跡をとる点に第2の特徴がある。
また、前記基端部(30d)は、後方に傾斜しており、前記ミラー本体(10)は、前記操向ハンドル(5)の下方を通る軌跡をとる点に第3の特徴がある。
また、前記ミラーステー(30)は、前記基端部(30d)と同軸方向に延びる第1部分(30a)を有し、前記第1部分(30a)は、車幅方向外側に傾斜している点に第4の特徴がある。
また、前記ミラーステー(30)は、前記第1部分(30a)の車幅方向外側で水平方向に対して斜め下方に伸びる第2部分(30b)を有する点に第5の特徴がある。
また、前記第1部分(30a)と前記第2部分(30b)との間に、水平方向に指向する第3部分(30c)が連結されている点に第6の特徴がある。
また、前記鞍乗型車両(1)の前部がフロントカウル(8)で覆われており、前記第3部分(30c)は、前記ミラーステー(30)が前記フロントカウル(8)の側端部(8a)を跨ぐ部分に配設される点に第7の特徴がある。
また、前記基端部(30d)は、前記鞍乗型車両(1)の前部を覆うフロントカウル(8)を前記ヘッドパイプ(4)の前部に支持するためのカウルステー(20)に取り付けられている点に第8の特徴がある。
また、前記基端部(30d)は、カラー(20b,20c)を介して前記カウルステー(20)に上下方向に支持されている点に第9の特徴がある。
また、前記ミラーステー(30)は、前記ミラー本体(10)の位置を前後に調整した際に前記フロントカウル(8)と干渉しないように動く点に第10の特徴がある。
また、前記基端部(30d)が取り付けられる部分の前記カウルステー(20)は、水平方向に対して斜め下方に伸びる形状である点に第11の特徴がある。
さらに、前記ミラー本体(10)は、回転軌跡における車両前端部において、車体側面視で、前記操向ハンドル(5)と高さ方向で重なる位置から前記操向ハンドル(5)の下方への軌跡をとる点に第12の特徴がある。
第1の特徴によれば、車体フレーム(2)の前方に設けられるヘッドパイプ(4)を有する鞍乗型車両(1)において、ミラー本体(10)および該ミラー本体(10)を支持するミラーステー(30)を有するバックミラー(50)を具備し、前記ミラーステー(30)は、該ミラーステー(30)の基端部(30d)から同軸方向に伸びた後に車幅方向に伸び、前記ミラー本体(10)は、前記ミラーステー(30)の先端部に取り付けられており、前記基端部(30d)が、鉛直方向に対して前後方向に傾斜した状態で車体に支持されているので、ミラー本体を前後に調整することで上下、左右方向の位置も変更でき、後方の視認性をよくすることが可能となる。また、ミラー本体を低い位置に配設することができる。
第2の特徴によれば、前記ヘッドパイプ(4)に操舵可能に支持されるフロントフォーク(11)と、該フロントフォーク(11)に連結されて車幅方向に延出する操向ハンドル(5)とを有し、前記基端部(30d)は、前記操向ハンドル(5)より前方に位置し、前記ミラー本体(10)は、前記操向ハンドル(5)に近づくにつれて上下方向に離間する軌跡をとるので、ミラーステーを上下方向に長くする必要がなくなる。
第3の特徴によれば、前記基端部(30d)は、後方に傾斜しており、前記ミラー本体(10)は、前記操向ハンドル(5)の下方を通る軌跡をとるので、運転者の腕がミラー本体に映り込まず、視認性がよい。
第4の特徴によれば、前記ミラーステー(30)は、前記基端部(30d)と同軸方向に伸びる第1部分(30a)を有し、前記第1部分(30a)は、車幅方向外側に傾斜しているので、ミラーステーを前後に回転させたときに、ミラー本体が急激な車幅方向の角度の変化をしないこととなり、細かなミラー調整が可能となる。
第5の特徴によれば、前記ミラーステー(30)は、前記第1部分(30a)の車幅方向外側で水平方向に対して斜め下方に伸びる第2部分(30b)を有するので、外力が車幅方向外側から加わった際に、ミラーステーが折り曲がる形状となることから、車体側への荷重の入力を小さくすることができる。また、操向ハンドルと干渉する可能性が小さくなる。
第6の特徴によれば、前記第1部分(30a)と前記第2部分(30b)との間に、水平方向に指向する第3部分(30c)が連結されているので、第1部分と第2部分とを連結する頂部を低く抑えることができる。
第7の特徴によれば、前記鞍乗型車両(1)の前部がフロントカウル(8)で覆われており、前記第3部分(30c)は、前記ミラーステー(30)が前記フロントカウル(8)の側端部(8a)を跨ぐ部分に配設されるので、ミラーステーとフロントカウルとの干渉を避けつつ、ミラー本体を所望の位置に配設することが可能となる。
第8の特徴によれば、前記基端部(30d)は、前記鞍乗型車両(1)の前部を覆うフロントカウル(8)を前記ヘッドパイプ(4)の前部に支持するためのカウルステー(20)に取り付けられているので、所望の位置にミラーステーの基端部を設けることができる。
第9の特徴によれば、前記基端部(30d)は、カラー(20b,20c)を介して前記カウルステー(20)に上下方向に支持されているので、カラーを交換することでミラー本体の高さ調整が可能となる。
第10の特徴によれば、前記ミラーステー(30)は、前記ミラー本体(10)の位置を前後に調整した際に前記フロントカウル(8)と干渉しないように動くので、ミラーステーおよびフロントカウルを保護することができる。
第11の特徴によれば、前記基端部(30d)が取り付けられる部分の前記カウルステー(20)は、水平方向に対して斜め下方に伸びる形状であるので、外力が車幅方向外側から加わったときに、ミラーが折り曲がる形状となることから、車体側への荷重の入力を小さくすることができる。
第12の特徴によれば、前記ミラー本体(10)は、回転軌跡における車両前端部において、車体側面視で、前記操向ハンドル(5)と高さ方向で重なる位置から前記操向ハンドル(5)の下方への軌跡をとるので、後方の視認性がよくなる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の一部拡大図である。 自動二輪車の正面図である。 左側のバックミラーおよびその周辺構造を示す斜視図である。 メータ装置およびその周辺構造を示す斜視図である。 左側のバックミラーを左側前方から見た状態を示す斜視図である。 バックミラーの調整範囲を示す左側面図である。 バックミラーの調整範囲を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。また、図2は図1の一部拡大図である。自動二輪車1は、パワーユニットPの駆動力を後輪WRに伝達して走行する鞍乗型車両である。車体フレーム2の前端に設けられるヘッドパイプ4には、左右一対のフロントフォーク11が操舵可能に支持されている。フロントフォーク11の下端部には、前輪WFが回転自在に軸支されている。フロントフォーク11の上端部には、車幅方向に延出する操向ハンドル5が固定されている。フロントフォーク11の下方寄りの位置には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ12が固定されている。
パワーユニットPは、車体フレーム2の下部に吊り下げられている。車体フレーム2の後端下部に設けられるピボット13には、後方に伸びるスイングアーム14が揺動自在に軸支されている。スイングアーム14の後端部には、後輪WRが回転自在に軸支されている。パワーユニットPの燃焼ガスは、後輪WRの車幅方向右側に配設されるマフラ15から後方に排出される。車体フレーム2の上部には、燃料タンク3が配設されている。燃料タンク3の後方には、シート17を支持するシートカウル16が取り付けられている。
フロントフォーク11の前方には、ヘッドパイプ4によって支持されるフロントカウル8が配設されている。車体の前部を覆うフロントカウル8は、防風スクリーン6およびヘッドライト9を支持している。フロントカウル8と操向ハンドル5との間には、メータ装置7が配設されている。フロントカウル8の車幅方向外側には、ミラー本体10を有するバックミラー50が左右一対で配設されている。
図3は、自動二輪車1の正面図である。フロントカウル8の下端部には、左右一対の前側フラッシャランプ18が取り付けられている。バックミラー50は、ミラー本体10およびミラー本体10を支持する棒状のミラーステー30(図示ハッチング部)を有する。ミラー本体10は、車体正面視において、フロントカウル8の上下寸法の中間近傍で、かつ操向ハンドル5より低い位置に配設される。また、ミラー本体10は、車体側面視において、操向ハンドル5の前方下方の位置に配設される。
図4は、左側のバックミラー50およびその周辺構造を示す斜視図である。また、図5はメータ装置7およびその周辺構造を示す斜視図である。車幅方向左側の操向ハンドル5には、クラッチレバー19が揺動可能に軸支されている。メータ装置7は、フロントカウル8の裏面側に支持されている。フロントフォーク11の上端を支持するトップブリッジ21は、ヘッドパイプ4に揺動自在に軸支されるステアリングステム22の上端に固定されている。フロントカウル8は、ヘッドパイプ4から前方に伸びるカウルステー20によって車体に支持されている。バックミラー50は、操向ハンドル5の前方側に取り付けられたクラッチレバー19よりさらに前方に位置する。
バックミラー50のミラーステー30は、フロントカウル8の側端部8aより低い位置でカウルステー20に支持されている。ミラーステー30は、フロントカウル8の側端部8aを跨ぐように上方に向かって凸形状をなして湾曲した形状とされ、これにより、ミラー本体10が操向ハンドル5より低い位置に配設される。
図6は、左側のバックミラー50を左側前方から見た状態を示す斜視図である。この図では、フロントカウル8を取り外した状態を示している。ミラーステー30は、車幅方向外側かつ上方に伸びる第1部分30aと、車幅方向外側かつ下方に伸びる第2部分30bとを有する。そして、第1部分30aと第2部分30bとの間に、水平方向に指向する第3部分30cが連結されており、全体として頂部の高さを抑えた山形をなしている。
第3部分30cは、ミラーステー30がフロントカウル8の側端部8aを跨ぐ部分に配設される。これにより、ミラーステー30とフロントカウル8との干渉を避けつつ、ミラー本体10を所望の位置に配設することが可能となる。
ミラーステー30の基端部30dは、鉛直方向に対して後方かつ車幅方向外側に傾斜した状態で、カウルステー20の外側端部に設けられる円筒ボス20aに挿入されている。そして、基端部30dは、円筒ボス20aの上下に接するカラー20b,20cによって上下方向に支持される。これにより、カラー20b,20cを締めることによってミラーステー30の角度が固定されると共に、カラー20b,20cを緩めることによってミラーステー30の角度調整が可能となる。さらに、カラー20b,20cを交換することで、ミラーステー30の高さ、換言すれば、ミラー本体10の高さを変更することができる。
ミラーステー30は、基端部30dから同軸方向に伸びた後に車幅方向に伸び、ミラー本体10は、ミラーステー30の先端部に取り付けられている。また、基端部30dは、鉛直方向に対して後方向に傾斜した状態で車体に支持されている。これにより、ミラー本体10を前後に調整することで上下、左右方向の位置も変更でき、後方の視認性をよくすることが可能となる。また、ミラー本体10を低い位置に配設することができる。
また、本実施形態では、第1部分30aが車幅方向外側に傾斜しているので、ミラーステー30を前後に回転させたときに、ミラー本体10が急激な車幅方向の角度の変化をしないこととなり、細かなミラー調整が可能となる。
また、ミラーステー30は、第1部分30aの車幅方向外側で水平方向に対して斜め下方に伸びる第2部分30bを有するので、外力が車幅方向外側から加わった際に、ミラーステー30が折り曲がる形状となることから、車体側への荷重の入力を小さくすることができる。また、操向ハンドル5と干渉する可能性が小さくなる。さらに、基端部30dがカウルステー20に取り付けられていることで、所望の位置に基端部30dを設けることができる。
基端部30を支持する円筒ボス20aは、カウルステー20から車幅方向左右に伸びてから斜め下方に伸びる部分である延出部23の先端に固定されている。すなわち、基端部30dが取り付けられる部分のカウルステー20は、水平方向に対して斜め下方に伸びる形状とされる。これにより、外力が車幅方向外側から加わったときに、ミラーが折り曲がる形状となることから、車体側への荷重の入力を小さくすることができる。
図7は、バックミラー50の調整範囲を示す左側面図である。また、図8はバックミラー50の調整範囲を示す正面図である。図7,8では、フロントカウル8を取り外した状態で、ミラー本体10の位置を、前方調整限界位置、中立位置、後方調整位置に変更した際の外観を示している。なお、ミラー本体10は、ミラーステー30の先端部にボールジョイントを介して取り付けられており、ミラーステー30の角度を変更した場合でも反射角度の微調整が可能とされる。
バックミラー50は、ミラーステー30の角度を調整することによって、ミラー本体10の位置を前後に調整することができる。このミラー本体10の位置を前後に調整する際に、ミラー本体10は、車体側面視で前上がり(後下がり)をなす軌跡に沿って移動する。これにより、ミラー本体10を前後に調整することで上下方向の位置も変更でき、後方の視認性をよくすることが可能となる。また、ミラー本体10を低い位置に配設することができる。ミラーステー30は、ミラー本体10を前後に調整する際にフロントカウル8の側端部8aに接触しないように構成されている。
ミラーステー30の基端部30dは、操向ハンドル5の外端より前方かつ車幅方向中央寄りに配設されている。本実施形態では、基端部30dが操向ハンドル5より前方に位置すると共に、基端部30dが後方に傾斜している。これにより、ミラー本体10を後方に動かすにつれて、ミラー本体10が、前後方向で操向ハンドル5に近づくと共に上下方向で操向ハンドル5から離間することとなる。したがって、ミラーステー30を上下方向に長くする必要がなくなると共に、運転者の腕がミラー本体10に映り込まず、視認性を向上させることができる。
ミラーステー30およびミラー本体10の一部は、ミラー本体10の前後方向の位置にかかわらず、操向ハンドル5の下方に位置する。これにより、ミラー本体10の前後方向の位置を調整しても操向ハンドル5を握る運転者の腕がミラー本体10に映り込むことがないため、後方の視認性を向上させることができる。また、ミラー本体10は、回転軌跡における車両前端部において、車体側面視で、操向ハンドル5と高さ方向で重なる位置から操向ハンドル5の下方への軌跡をとる。これにより、後方の視認性がさらに向上する。
なお、自動二輪車の形態、ミラーステーやミラー本体の形状や構造、フロントカウルやカウルステーの形状等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、ミラーステーの基端部は、鉛直方向に対して前方向に傾斜した状態で車体に支持してもよい。この構成によっても、ミラー本体を前後に調整することで上下、左右方向の位置も変わり、後方の視認性をよくすることが可能となる。なお、基端部を前傾させる場合には、ミラー本体を後方に回転させた際に車体側面視で後上がりの軌跡に沿ってミラー本体が動くので、ミラー本体を操向ハンドルより上方に配置するのが好ましい。また、ミラーステーの第1部分が車幅方向外側に傾斜する構成に関しては、ミラーステー自体が車幅方向外側に傾斜していてもよく、さらに、ミラーステーを直線状として取付角が車幅方向外側に傾斜する構成としてもよい。本発明に係るバックミラー構造は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三輪車や四輪車等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、2…車体フレーム、4…ヘッドパイプ、5…操向ハンドル、8…フロントカウル、10…ミラー本体、11…フロントフォーク、20…カウルステー、20b,20c…カラー、30…ミラーステー、30a…第1部分、30b…第2部分、30c…第3部分、30d…ミラーステーの基端部、50…バックミラー

Claims (12)

  1. 車体フレーム(2)と、
    前記車体フレーム(2)の前方に設けられるヘッドパイプ(4)と、
    前記ヘッドパイプ(4)に回動可能に支持されるフロントフォーク(11)と、
    前記フロントフォーク(11)に連結されて車幅方向に延出する操向ハンドル(5)と、
    前記フロントフォーク(11)の前方で車体前部を覆い、側端部(8a)を有するフロントカウル(8)と、を備える鞍乗型車両(1)において、
    前記フロントカウル(8)を支持するカウルステー(20)と、
    ミラーステー(30)および該ミラーステー(30)の先端部に取り付けられるミラー本体(10)を有するバックミラー(50)とを具備し、
    前記ミラーステー(30)は、該ミラーステー(30)の基端部(30d)が前記側端部(8a)よりも低い位置で前記カウルステー(20)に鉛直方向に対して前後方向に傾斜して支持されると共に、前記基端部(30d)と同軸方向に伸びた後に車幅方向に前記側端部(8a)を跨いで伸びることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 記基端部(30d)は、前記操向ハンドル(5)より前方に位置し、
    前記ミラー本体(10)は、前記操向ハンドル(5)に近づくにつれて上下方向に離間する軌跡をとることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記基端部(30d)は、後方に傾斜しており、
    前記ミラー本体(10)は、前記操向ハンドル(5)の下方を通る軌跡をとることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ミラーステー(30)は、前記基端部(30d)と同軸方向に伸びる第1部分(30a)を有し、
    前記第1部分(30a)は、車幅方向外側に傾斜していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記ミラーステー(30)は、前記第1部分(30a)の車幅方向外側で水平方向に対して斜め下方に伸びる第2部分(30b)を有することを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記第1部分(30a)と前記第2部分(30b)との間に、水平方向に指向する第3部分(30c)が連結されていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記鞍乗型車両(1)の前部がフロントカウル(8)で覆われており、
    前記第3部分(30c)は、前記ミラーステー(30)が前記フロントカウル(8)の側端部(8a)を跨ぐ部分に配設されることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記基端部(30d)は、前記フロントカウル(8)を前記ヘッドパイプ(4)の前部に支持するためのカウルステー(20)に取り付けられていることを特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 前記基端部(30d)は、カラー(20b,20c)を介して前記カウルステー(20)に上下方向に支持されていることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記ミラーステー(30)は、前記ミラー本体(10)の位置を前後に調整した際に前記フロントカウル(8)と干渉しないように動くことを特徴とする請求項7に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記基端部(30d)が取り付けられる部分の前記カウルステー(20)は、水平方向に対して斜め下方に伸びる形状であることを特徴とする請求項8または9に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記ミラー本体(10)は、回転軌跡における車両前端部において、車体側面視で、前記操向ハンドル(5)と高さ方向で重なる位置から前記操向ハンドル(5)の下方への軌跡をとることを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗型車両。
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