JP7330795B2 - 連結機構、連結方法、および牽引運行システム - Google Patents

連結機構、連結方法、および牽引運行システム Download PDF

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本発明は、連結機構、連結方法、および牽引運行システムに関する。
例えば、特許文献1には、駆動体(無人走行車)と従動体(積み荷台車)の連結と切り離しにおいて作業者の負担を軽減することを目的とした装置について示されている。この装置は、駆動体に設けられた駆動側連結アームと、従動体に設けられた従動側連結アームと、無人走行車を走行させる走行経路と、を有し、走行経路は、駆動側連結アームが従動側連結アームに連結するように駆動体を旋回させる連結用旋回路と、駆動側連結アームから従動側連結アームを切り離すように駆動体を連結用旋回路と逆向きに旋回させる切離用旋回路と、を備えている。
特開2000-85571号公報
上述したように、特許文献1の装置では、駆動体を走行させる走行経路は、駆動体の旋回方向を変えることで、駆動側連結アームが従動側連結アームに連結することと、駆動側連結アームが従動側連結アームを切り離すこととを実現させている。このため、旋回方向を一定にしないと駆動体と従動体との連結を維持することができないため、駆動体と従動体とを連結してあらゆる旋回方向に走行させられず、走行方向の制約が生じる。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、人力の介在なく連結および切り離しが可能であり、かつ走行方向の制約を受けずに駆動体と従動体とを連結して走行させることのできる連結機構、連結機構の操作方法、および牽引運行システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る連結機構は、駆動体と従動体の一方に接続した第一部材と、前記駆動体と前記従動体の他方に接続して前記第一部材に着脱可能な第二部材と、を有し、前記第一部材は、前記一方に対する接続部分から水平方向に沿って延在した支持部と、前記支持部から鉛直方向に沿って突出した突起部と、を備え、前記第二部材は、前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された先端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在して前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された一端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在しつつ漸次鉛直方向に向けて前記突起部の前記支持部からの突出高さを逸脱する高さに至り配置された他端部と、を備える。
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る連結方法は、駆動体と従動体の一方に接続した第一部材と、前記駆動体と前記従動体の他方に接続して前記第一部材に着脱可能な第二部材と、を有し、前記第一部材は、前記一方に対する接続部分から水平方向に沿って延在した支持部と、前記支持部から鉛直方向に沿って突出した突起部と、を備え、前記第二部材は、前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された先端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在して前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された一端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在しつつ漸次鉛直方向に向けて前記突起部の前記支持部からの突出高さを逸脱する高さに至り配置された他端部と、を備える、連結機構を用い、前記他端部を通して前記突起部を前記他端部と前記一端部との間に配置させた後、前記突起部を前記先端部側に移動させて前記第一部材と前記第二部材とを連結し、前記突起部と前記先端部とを離すように移動させた後、前記突起部を前記他端部を通して前記他端部と前記一端部との間から外して前記第一部材と前記第二部材とを切り離す。
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る牽引運行システムは、床面を移動可能な駆動体と、前記床面を移動可能な従動体と、前記駆動体と前記従動体の一方に接続した第一部材、および前記駆動体と前記従動体の他方に接続して前記第一部材に着脱可能な第二部材を有する連結機構と、前記駆動体の移動を制御する制御部と、を有し、前記第一部材は、前記一方に対する接続部分から水平方向に沿って延在した支持部と、前記支持部から鉛直方向に沿って突出した突起部と、を備え、前記第二部材は、前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された先端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在して前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された一端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在しつつ漸次鉛直方向に向けて前記突起部の前記支持部からの突出高さを逸脱する高さに至り配置された他端部と、を備え、前記制御部は、前記他端部を通して前記突起部を前記他端部と前記一端部との間に配置させた後、前記突起部を前記先端部側に近づけて前記第一部材と前記第二部材とを連結するように前記駆動体の移動を制御し、前記突起部と前記先端部とを離した後、前記突起部を前記他端部を通して前記他端部と前記一端部との間から外して前記第一部材と前記第二部材とを切り離すように前記駆動体の移動を制御する。
本開示によれば、連結機構において、他端部を通して突起部を他端部と一端部との間に配置させ、突起部を先端部側に移動させることで第一部材と第二部材とを連結することができ、突起部と先端部とを離すように移動させ、突起部を他端部を通して他端部と一端部との間から外して第一部材と第二部材とを切り離すことができる。従って、人力の介在なく連結および切り離しが可能である。また、駆動体の走行において突起部と先端部とを離すように移動させなければ第一部材と第二部材とを切り離せないため、走行方向の制約を受けずに駆動体と従動体とを連結して走行させることができる。
図1は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの側面図である。 図2は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの平面図である。 図3は、本開示の実施形態に係る連結機構の斜視図である。 図4は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの連結動作のフローチャートである。 図5は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの連結動作の工程を示す平面図である。 図6は、図5における側面図である。 図7は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの連結動作の工程を示す平面図である。 図8は、図7における側面図である。 図9は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの連結動作の工程を示す平面図である。 図10は、図9における側面図である。 図11は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの連結動作の工程を示す平面図である。 図12は、図11における側面図である。 図13は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの連結動作の工程を示す平面図である。 図14は、図13における側面図である。 図15は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの切離動作のフローチャートである。 図16は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの切離動作の工程を示す平面図である。 図17は、図16における側面図である。 図18は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの切離動作の工程を示す平面図である。 図19は、図18における側面図である。 図20は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの切離動作の工程を示す平面図である。 図21は、図20における側面図である。 図22は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの切離動作の工程を示す平面図である。 図23は、図22における側面図である。 図24は、本開示の実施形態に係る牽引運行システムの切離動作の工程を示す平面図である。 図25は、図24における側面図である。 図26は、本開示の実施形態に係る連結機構の他の例の平面図である。 図27は、本開示の実施形態に係る連結機構の他の例の平面図である。 図28は、本開示の実施形態に係る連結機構の他の例の側面図である。
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る牽引運行システムの側面図である。図2は、本実施形態に係る牽引運行システムの平面図である。図3は、本実施形態に係る連結機構の斜視図である。
本実施形態の牽引運行システムは、図1から図3に示すように、駆動体1と、従動体2と、連結機構3と、制御部4と、を含む。
駆動体1は、無人搬送車(AGV:Automatic Guided Vehicle)として構成され、図1および図2に示すように、床面Fにライン状に敷設された磁気テープや磁気棒などの磁気部材10の磁気を検出し、磁気部材10のラインに沿って誘導されて無人走行する。図2において、磁気部材10は、直線のラインとして示しているが、湾曲や屈曲するラインを含む。また、駆動体1は、図には明示しないが、制御部4や、走行の駆動源であるモータなどの駆動部5や、駆動部5に電源を供給するバッテリーや、磁気部材10からの磁気を検出する検出部6などが内圧防爆構造および耐圧防爆構造のケースに収容された防爆構造を有している。駆動体1は、矩形状に図示されているが、矩形状に限定されない。
従動体2は、牽引車として構成され、連結機構3を介して駆動体1と連結されて駆動体1の走行に伴って自在に走行したり、人力により自在に走行したりする。従動体2は、矩形状に図示されているが、矩形状に限定されない。
連結機構3は、第一部材31と、第一部材31に着脱可能な第二部材32と、を有している。第一部材31は、駆動体1と従動体2の一方に接続されている。第二部材32は、駆動体1と従動体2の他方に接続されている。本実施形態では、駆動体1に第一部材31が接続され、従動体2に第二部材32が接続された例を示す。
第一部材31は、支持部31Aと、突起部31Bと、を有する。
支持部31Aは、板状に形成され、一方である駆動体1の進行方向の端部に接続され、当該端部の接続部分から進行方向に水平に沿って延在している。駆動体1の進行方向は、前進後退において進行する方向であり、図2の平面視において磁気部材10の直線のラインに重なる直線Cで示している。支持部31Aは、駆動体1に対する接続部分から水平に真っ直ぐ延在して図示されているが、水平から鉛直方向に逸脱する部分を有して湾曲または屈曲していてもよく、水平に沿って延在しているとの表現はこれらの構成を含む。また、支持部31Aは、板状に限らず、例えば棒状に形成されていてもよい。
突起部31Bは、棒状に形成され、支持部31Aの延在端部から鉛直方向に沿って上方に突出して設けられている。本実施形態では、突起部31Bは、円柱状に形成されている。突起部31Bは、駆動体1に対する支持部31Aの接続部分から進行方向に間隔Aを有して設けられている。突起部31Bは、鉛直に真っ直ぐ延在して図示されているが、鉛直から進行方向に逸脱する部分を有して湾曲または屈曲していてもよく、鉛直方向に沿って突出しているとの表現はこれらの構成を含む。また、支持部31Aと突起部31Bは、別部材で接続した構成でも同一部材を曲げ加工した構成でもよい。
この第一部材31は、図2に示す平面視において、駆動体1の重心G1と突起部31Bとが直線上に配置されている。本実施形態では、第一部材31は、平面視において、駆動体1の重心G1と突起部31Bとが駆動体1の進行方向に沿う直線C上に配置されている。
また、第一部材31は、支持部31Aおよび突起部31Bが炭素鋼やステンレス鋼で堅牢に形成されている。突起部31Bは、第二部材32との接触による火花の発生を防ぐため、ベリリウム銅または樹脂の被覆層が表面に施されている。また、第一部材31が設けられた駆動体1は、第一部材31が接続された進行方向の端面が炭素鋼やステンレス鋼で堅牢に形成されている。この駆動体1の進行方向の端面は、第二部材32との接触による火花の発生を防ぐため、ベリリウム銅または樹脂の被覆層が表面に施されている。
第二部材32は、先端部32Aと、一端部32Bと、他端部32Cと、を有する。
先端部32Aは、第二部材32が他方である従動体2から最も離れた端部である。先端部32Aは、第一部材31の支持部31Aの最大高さよりも高い位置であって、突起部31Bの突出端の高さHよりも低い位置に配置されている。即ち、先端部32Aは、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置されている。先端部32Aは、平面視でC字形またはU字形の鉤状に形成され、突起部31Bが掛かるように形成されている。
一端部32Bは、先端部32Aの鉤状の一端から従動体2に向けて延在している。一端部32Bは、第一部材31の支持部31Aの最大高さよりも高い位置であって、突起部31Bの突出端の高さHよりも低い位置に配置されている。即ち、一端部32Bは、先端部32Aと同様に、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置されている。
他端部32Cは、先端部32Aの鉤状の他端から従動体2に向けて延在している。他端部32Cは、係止部32Caと、非係止部32Cbと、を有する。係止部32Caは、先端部32Aから従動体2に向けて延在しつつ漸次鉛直方向の上方に向けて第一部材31の支持部31Aの最大高さよりも高い位置であって、突起部31Bの突出端の高さHよりも高い位置に至るように傾斜して配置されている。即ち、他端部32Cの係止部32Caは、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内から、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さを逸脱する高さに至り傾斜して配置されている。また、係止部32Caは、先端部32Aの位置aから、従動体2に向けて突起部31Bの支持部31Aからの突出高さを逸脱する高さの位置bに至る部分を従動体2の進行方向に間隔Bの範囲で有している。従動体2の進行方向は、前進後退において進行する方向であり、図2の平面視において磁気部材10の直線のラインに重なる直線Cで示している。非係止部32Cbは、係止部32Caにおいて突起部31Bの突出高さの範囲を逸脱した部分から、当該高さ以上の位置で従動体2に向けて延在している。即ち、非係止部32Cbは、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さを逸脱する高さに配置されている。他端部32Cは、非係止部32Cbの延在端が従動体2に不動に固定して接続されている。
この第二部材32は、一端部32Bの延在端および他端部32Cにおける非係止部32Cbの延在端が、従動体2に対して不動に固定して接続されている。第二部材32は、図2に示す平面視で、一端部32Bと他端部32Cが先端部32Aから遠ざかり従動体2に近づくに連れて相互に離れるように延在して設けられ、最も離れた位置で従動体2に接続されている。そして、第二部材32は、平面視において、一端部32Bおよび他端部32Cの各接続部の間の中心Sと先端部32Aとを結ぶ直線上に従動体2の重心G2が存在する。本実施形態では、第二部材32は、平面視において、一端部32Bおよび他端部32Cの各接続部の間の中心Sと先端部32Aと従動体2の重心G2とが従動体2の進行方向に沿う直線C上に配置されている。
また、第二部材32は、先端部32A、一端部32Bおよび他端部32Cが炭素鋼やステンレス鋼で堅牢に形成されている。先端部32A、一端部32Bおよび他端部32Cは、第一部材31との接触による火花の発生を防ぐため、ベリリウム銅または樹脂の被覆層が表面に施されている。被覆層は、第一部材31と第二部材32の一方に施されていればよい。
連結機構3は、駆動体1の走行により第一部材31の突起部31Bが移動し、第二部材32における他端部32Cの非係止部32Cbの下を潜るように他端部32Cを通して突起部31Bが一端部32Bと他端部32Cとの間に配置される。さらに、連結機構3は、駆動体1の走行により第一部材31の突起部31Bが移動し、先端部32Aに近づくように先端部32A側に移動することで、突起部31Bが一端部32Bと他端部32Cの係止部32Caとの間であって先端部32Aに掛かるようになる。これにより、連結機構3は、図3に示すように、第一部材31と第二部材32とが連結する。
また、連結機構3は、駆動体1の走行により第一部材31の突起部31Bが移動し、先端部32Aから離れるように突起部31Bと先端部32Aとを離すようにする。その後、連結機構3は、駆動体1の走行により第一部材31の突起部31Bが移動し、第二部材32における他端部32Cの非係止部32Cbの下を潜るように他端部32Cを通して突起部31Bが一端部32Bと他端部32Cとの間から外れる位置に配置される。これにより、連結機構3は、第一部材31と第二部材32とが切り離される。
このような連結機構3の第一部材31と第二部材32との連結や切り離しに際し、駆動体1の走行により移動する突起部31Bが、第二部材32における他端部32Cの非係止部32Cbの下を潜るようにするため、第一部材31の上記間隔Aが第二部材32の上記間隔Bよりも大きくなるように第一部材31の支持部31Aの延在長さが設定されている。また、第二部材32の水平方向への延在長さCは、第一部材31の上記間隔Aよりも大きい。
制御部4は、例えば、コンピュータであり、図には明示しないが、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサを含む演算処理装置などにより実現される。制御部4は、磁気部材10からの磁気を検出する検出部6から検出信号を入力する。また、制御部4は、検出部6から入力した検出信号により駆動体1の位置を判断し、所定の位置に駆動体1を移動させるように駆動部5を制御する。
以下、上述した牽引運行システムにおける連結動作を説明する。図4は、本実施形態に係る牽引運行システムの連結動作のフローチャートである。図5から図14は、本実施形態に係る牽引運行システムの連結動作の工程を示す図である。
本実施形態の牽引運行システムは、図5に示すように、床面Fに、磁気部材10のラインにより駆動体1を走行させる経路11が設けられている。経路11は、駆動体1の移動を案内する主経路11Aと、主経路11Aから迂回して第一部材31と第二部材32とを連結するように駆動体1の移動を案内する連結経路11Bを有する。連結経路11Bは、主経路11Aから両端11Baが分岐して迂回路を形成している。連結経路11Bは、図5,7,9,11,13において、主経路11Aから直線状に分岐して三角形状の山形に迂回路を形成しているが、この形状に限定されない。
図4から図6に示すように、制御部4は、駆動体1を主経路11Aに沿って走行させる(ステップS1)。そして、図4、図7および図8に示すように、制御部4は、検出部6の検出信号の入力により駆動体1が連結位置に到達した場合(ステップS2:Yes)、駆動体1を停止させる(ステップS3)。駆動体1が連結位置に到達しなければ(ステップS2:No)、制御部4は、駆動体1を主経路11Aに沿って走行させる。ここで、連結位置は、駆動体1の走行により第一部材31の突起部31Bが移動し、第二部材32における他端部32Cの非係止部32Cbの下を潜るように他端部32Cを通して突起部31Bが一端部32Bと他端部32Cとの間に配置される位置である。従動体2は、駆動体1の走行によってこのようになるよう、図5に示すように、予め主経路11A上に第二部材32を配置しておく。この従動体2の配置は、例えば、床面Fに標された目印により規定することができる。また、本実施形態において、連結位置は、連結経路11Bが主経路11Aから分岐する端11Baの位置としている。
図4、図9および図10に示すように、ステップS3の後、制御部4は、駆動体1を回転させる(ステップS4)。回転方向は、突起部31Bが第二部材32における一端部32Bに向けて移動する方向である。回転角度は、駆動体1を図5から図8の進行方向に対して連結経路11Bに沿って後進させた場合に、突起部31Bが第二部材32における他端部32Cの係止部32Caに当接する形態となる角度とする。なお、本実施形態では、この回転角度に合わせるように、連結経路11Bが主経路11Aから分岐する角度を設定している。
図4、図11および図12に示すように、ステップS4の後、制御部4は、駆動体1を連結経路11Bに沿って走行させる(ステップS5)。上述したように、駆動体1を連結経路11Bに沿って走行させると、突起部31Bが第二部材32における他端部32Cの係止部32Caに当接する。このため、図13および図14に示すように、駆動体1の走行に伴い、突起部31Bは、他端部32Cの係止部32Caに沿って先端部32Aに至り、先端部32Aに掛かり、第一部材31が第二部材32に連結される。そして、そのまま駆動体1を後進させることで、駆動体1の移動に伴って従動体2が牽引される。
その後、制御部4は、連結経路11Bに沿って駆動体1を移動させ、この連結経路11Bから主経路11Aに移って走行させる。
図15は、本実施形態に係る牽引運行システムの切離動作のフローチャートである。図16から図25は、本実施形態に係る牽引運行システムの切離動作の工程を示す平面図である。
本実施形態の牽引運行システムは、図16に示すように、床面Fに、磁気部材10のラインにより駆動体1を走行させる経路11が設けられている。経路11は、駆動体1の移動を案内する主経路11Aと、主経路11Aから迂回して第一部材31と第二部材32とを切り離すように駆動体1の移動を案内する切離経路11Cを有する。切離経路11Cは、主経路11Aから両端11Caが分岐して迂回路を形成している。切離経路11Cは、図16,18,20,22,24において、主経路11Aから直線状に分岐して三角形状の山形に迂回路を形成しているが、この形状に限定されない。
図15から図17に示すように、制御部4は、駆動体1を主経路11Aに沿って走行させる(ステップS11)。そして、図15から図19に示すように、制御部4は、検出部6の検出信号の入力により駆動体1が切離位置に到達した場合(ステップS12:Yes)、駆動体1をさらに主経路11Aに沿って走行させる(ステップS13)。駆動体1が切離位置に到達しなければ(ステップS12:No)、制御部4は、駆動体1を主経路11Aに沿って走行させる。その後、制御部4は、駆動体1が切離位置から指定距離Lを走行したところで(ステップS14:Yes)、駆動体1を停止させる(ステップS15)。駆動体1が切離位置から指定距離Lを走行しなければ(ステップS14:No)、制御部4は、駆動体1を主経路11Aに沿って走行させる。
図15、図20および図21に示すように、ステップS15の後、制御部4は、駆動体1を後進させる(ステップS16)。そして、後進させた駆動体1が切離位置に到達した場合(ステップS17:Yes)、制御部4は、駆動体1を停止させる(ステップS18)。駆動体1を切離位置から指定距離Lを走行した位置(ステップS15)から切離位置に後進させることで、第一部材31の突起部31Bが、第二部材32の先端部32Aから離れる。ここで、切離位置は、駆動体1の後述の回転により第一部材31の突起部31Bが移動し、第二部材32における他端部32Cの非係止部32Cbの下を潜るように他端部32Cを通して突起部31Bが一端部32Bと他端部32Cとの間から外れる位置である。本実施形態において、切離位置は、切離経路11Cが主経路11Aから分岐する端11Caの位置としている。また、指定距離Lは、駆動体1の後述の回転により第一部材31の突起部31Bが移動し、第二部材32における他端部32Cの非係止部32Cbの下を潜るように他端部32Cを通して突起部31Bが一端部32Bと他端部32Cとの間から外れるように、突起部31Bが、第二部材32の先端部32Aから離れるための距離である。
図15、図22および図23に示すように、ステップS18の後、制御部4は、駆動体1を回転させる(ステップS19)。回転方向は、突起部31Bが第二部材32における他端部32Cの非係止部32Cbの下を潜り一端部32Bと他端部32Cとの間から外れるように移動する方向である。回転角度は、駆動体1を回転位置から切離経路11Cに沿って前進させた場合に、突起部31Bが第二部材32における他端部32Cの係止部32Caに当接しない形態となる角度とする。なお、本実施形態では、この回転角度に合わせるように、切離経路11Cが主経路11Aから分岐する角度を設定している。
図15、図24および図25に示すように、ステップS19の後、制御部4は、駆動体1を切離経路11Cに沿って走行させる(ステップS20)。上述したように、駆動体1を切離経路11Cに沿って走行させると、突起部31Bは第二部材32における他端部32Cの係止部32Caには当接しない。このため、駆動体1の走行に伴い、突起部31Bは、第二部材32から離れ、第二部材32が第一部材31から切り離される。
その後、制御部4は、切離経路11Cに沿って駆動体1を移動させ、この切離経路11Cから主経路11Aに移って走行させる。
上述したように、本実施形態の連結機構3は、駆動体1と従動体2の一方に接続した第一部材31と、駆動体1と従動体2の他方に接続して第一部材31に着脱可能な第二部材32と、を有し、第一部材31は、駆動体1と従動体2の一方に対する接続部分から水平方向に沿って延在した支持部31Aと、支持部31Aから鉛直方向に沿って突出した突起部31Bと、を備え、第二部材32は、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置された先端部32Aと、先端部32Aから駆動体1と従動体2の他方に向けて延在して突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置された一端部32Bと、先端部32Aから駆動体1と従動体2の他方に向けて延在しつつ漸次鉛直方向に向けて突起部31Bの支持部31Aからの突出高さを逸脱する高さに至り配置された他端部32Cと、を備える。
従って、他端部32Cを通して突起部31Bを他端部32Cと一端部32Bとの間に配置させ、突起部31Bを先端部32A側に移動させることで第一部材31と第二部材32とを連結することができ、突起部31Bと先端部32Aとを離すように移動させ、突起部31Bを他端部32Cを通して他端部32Cと一端部32Bとの間から外して第一部材31と第二部材32とを切り離すことができる。従って、人力の介在なく連結および切り離しが可能である。また、駆動体1の走行において突起部31Bと先端部32Aとを離すように移動させなければ第一部材31と第二部材32とを切り離せないため、走行方向の制約を受けずに駆動体1と従動体2とを連結して走行させることができる。
また、本実施形態の連結機構3では、少なくとも突起部31Bは、ベリリウム銅または樹脂の被覆層が設けられていることが好ましい。
従って、少なくとも突起部31Bにベリリウム銅または樹脂の被覆層を設けることで、突起部31Bと第二部材32との接触による火花の発生を防ぐことができ、防爆対策を講じることができる。
また、本実施形態の連結機構3では、第二部材32は、従動体2に一端部32Bおよび他端部32Cが接続されており、平面視で一端部32Bおよび他端部32Cの各接続部の間の中心と先端部32Aとを結ぶ直線C上に従動体2の重心が存在することが好ましい。
従って、第一部材31と第二部材32とが連結して駆動体1により従動体2が牽引されるとき、第二部材32において平面視で一端部32Bおよび他端部32Cの各接続部の間の中心と先端部32Aとを結ぶ直線C上に従動体2の重心が存在することで、従動体2を安定して牽引できる。
また、本実施形態の連結方法は、駆動体1と従動体2の一方に接続した第一部材31と、駆動体1と従動体2の他方に接続して第一部材31に着脱可能な第二部材32と、を有し、第一部材31は、駆動体1と従動体2の一方に対する接続部分から水平方向に沿って延在した支持部31Aと、支持部31Aから鉛直方向に沿って突出した突起部31Bと、を備え、第二部材32は、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置された先端部32Aと、先端部32Aから駆動体1と従動体2の他方に向けて延在して突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置された一端部32Bと、先端部32Aから駆動体1と従動体2の他方に向けて延在しつつ漸次鉛直方向に向けて突起部31Bの支持部31Aからの突出高さを逸脱する高さに至り配置された他端部32Cと、を備える、連結機構3を用い、他端部32Cを通して突起部31Bを他端部32Cと一端部32Bとの間に配置させた後、突起部31Bを先端部32A側に移動させて第一部材31と第二部材32とを連結し、突起部31Bと先端部32Aとを離すように移動させた後、突起部31Bを他端部32Cを通して他端部32Cと一端部32Bとの間から外して第一部材31と第二部材32とを切り離す。
従って、他端部32Cを通して突起部31Bを他端部32Cと一端部32Bとの間に配置させ、突起部31Bを先端部32A側に移動させることで第一部材31と第二部材32とを連結することができ、突起部31Bと先端部32Aとを離すように移動させ、突起部31Bを他端部32Cを通して他端部32Cと一端部32Bとの間から外して第一部材31と第二部材32とを切り離すことができる。従って、人力の介在なく連結および切り離しが可能である。また、駆動体1の走行において突起部31Bと先端部32Aとを離すように移動させなければ第一部材31と第二部材32とを切り離せないため、走行方向の制約を受けずに駆動体1と従動体2とを連結して走行させることができる。
また、本実施形態の牽引運行システムは、床面Fを移動可能な駆動体1と、床面Fを移動可能な従動体2と、駆動体1と従動体2の一方に接続した第一部材31、および駆動体1と従動体2の他方に接続して第一部材31に着脱可能な第二部材32を有する連結機構3と、駆動体1の移動を制御する制御部4と、を有し、第一部材31は、駆動体1と従動体2の一方に対する接続部分から水平方向に沿って延在した支持部31Aと、支持部31Aから鉛直方向に沿って突出した突起部31Bと、を備え、第二部材32は、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置された先端部32Aと、先端部32Aから駆動体1と従動体2の他方に向けて延在して突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置された一端部32Bと、先端部32Aから駆動体1と従動体2の他方に向けて延在しつつ漸次鉛直方向に向けて突起部31Bの支持部31Aからの突出高さを逸脱する高さに至り配置された他端部32Cと、を備え、制御部4は、他端部32Cを通して突起部31Bを他端部32Cと一端部32Bとの間に配置させた後、突起部31Bを先端部32A側に近づけて第一部材31と第二部材32とを連結するように駆動体1の移動を制御し、突起部31Bと先端部32Aとを離した後、突起部31Bを他端部32Cを通して他端部32Cと一端部32Bとの間から外して第一部材31と第二部材32とを切り離すように駆動体1の移動を制御する。
従って、他端部32Cを通して突起部31Bを他端部32Cと一端部32Bとの間に配置させ、突起部31Bを先端部32A側に移動させることで第一部材31と第二部材32とを連結することができ、突起部31Bと先端部32Aとを離すように移動させ、突起部31Bを他端部32Cを通して他端部32Cと一端部32Bとの間から外して第一部材31と第二部材32とを切り離すことができる。従って、人力の介在なく連結および切り離しが可能である。また、駆動体1の走行において突起部31Bと先端部32Aとを離すように移動させなければ第一部材31と第二部材32とを切り離せないため、走行方向の制約を受けずに駆動体1と従動体2とを連結して走行させることができる。
また、本実施形態の牽引運行システムでは、床面Fに磁気部材10からなる経路11が設けられ、駆動体1は、磁気部材10の磁気を検出する検出部6を有し、制御部4は、検出部6による磁気の検出に基づいて経路11に沿って駆動体1の移動を制御することが好ましい。
従って、床面Fに設けられた磁気部材10からなる経路11に沿って駆動体1を移動させることができ、これにより連結機構3の連結や切り離しを行うことができる。
また、本実施形態の牽引運行システムでは、経路11は、駆動体1の移動を案内する主経路11Aと、主経路11Aから迂回して第一部材31と第二部材32とを連結するように駆動体1の移動を案内する連結経路11Bと、主経路11Aから迂回して第一部材31と第二部材32とを切り離すように駆動体1の移動を案内する切離経路11Cと、を有することが好ましい。
従って、主経路11Aに沿って駆動体1のみ、または駆動体1と駆動体1に連結された従動体2を移動し、連結経路11Bにおいて駆動体1と駆動体1とを連結し、切離経路11Cにより駆動体1と駆動体1とを切り離す。連結経路11Bおよび切離経路11Cは、主経路11Aに迂回して設けられており、主経路11Aの適宜箇所に設けることができ、当該箇所にて駆動体1と駆動体1との連結および切り離しを実施でいる。
以下、連結機構3の他の例について説明する。図26は、本実施形態に係る連結機構の他の例の平面図である。図27は、本実施形態に係る連結機構の他の例の平面図である。図28は、本実施形態に係る連結機構の他の例の側面図である。
図26および図27に示すように、第二部材32は、一端部32Bと他端部32Cの一方が従動体2に接続され、他方が従動体2から離れて設けられていてもよい。
図26では、一端部32Bが従動体2に接続され、他端部32Cが従動体2から離れて設けられた形態を示している。この場合、第二部材32は、平面視で一端部32Bの従動体2への接続部と、先端部32Aとを結ぶ直線C上に従動体2の重心G2が存在する。これにより、第一部材31と第二部材32とが連結して駆動体1により従動体2が牽引されるとき、従動体2を安定して牽引できる。なお、図26の形態の場合、他端部32Cは、係止部32Caのみで非係止部32Cbを有さなくてもよい。
図27では、他端部32Cの非係止部32Cbが従動体2に接続され、一端部32Bが従動体2から離れて設けられた形態を示している。この場合、第二部材32は、平面視で他端部32Cの従動体2への接続部と、先端部32Aとを結ぶ直線C上に従動体2の重心G2が存在する。これにより、第一部材31と第二部材32とが連結して駆動体1により従動体2が牽引されるとき、従動体2を安定して牽引できる。なお、図26の形態の場合、一端部32Bは、係止部32Caの範囲(位置aから位置bまで)よりも長く設けることで、第一部材31の突起部31Bを回転移動させときに一端部32Bにより突起部31Bを当接させることができる。
図28に示すように、第一部材31および第二部材32は、上下方向を逆にして駆動体1および従動体2に取り付けてもよい。
従って、第一部材31において、支持部31Aは、一方である駆動体1の進行方向の端部に接続され、当該端部の接続部分から進行方向に水平に沿って延在している。突起部31Bは、棒状に形成され、支持部31Aの延在端部から鉛直方向に沿って下方に突出して設けられている。
また、第二部材32において、先端部32Aは、第二部材32が他方である従動体2から最も離れた端部であり、第一部材31の支持部31Aの最低高さよりも低い位置であって、突起部31Bの突出端の高さHよりも高い位置に配置されている。即ち、先端部32Aは、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置されている。一端部32Bは、先端部32Aの鉤状の一端から従動体2に向けて延在している。一端部32Bは、第一部材31の支持部31Aの最低高さよりも低い位置であって、突起部31Bの突出端の高さHよりも高い位置に配置されている。即ち、一端部32Bは、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内に配置されている。他端部32Cは、先端部32Aの鉤状の他端から従動体2に向けて延在している。他端部32Cは、係止部32Caと、非係止部32Cbと、を有する。係止部32Caは、先端部32Aから従動体2に向けて延在しつつ漸次鉛直方向の下方に向けて第一部材31の支持部31Aの最低高さよりも低い位置であって、突起部31Bの突出端の高さHよりも低い位置に至るように傾斜して配置されている。即ち、他端部32Cの係止部32Caは、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さの範囲内から、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さを逸脱する高さに至り傾斜して配置されている。また、係止部32Caは、先端部32Aの位置aから、従動体2に向けて突起部31Bの支持部31Aからの突出高さを逸脱する高さの位置bに至る部分を従動体2の進行方向に間隔Bの範囲で有している。非係止部32Cbは、係止部32Caにおいて突起部31Bの突出高さの範囲を逸脱した部分から、当該高さ以下の位置で従動体2に向けて延在している。即ち、非係止部32Cbは、突起部31Bの支持部31Aからの突出高さを逸脱する高さに配置されている。
1 駆動体
2 従動体
3 連結機構
31 第一部材
31A 支持部
31B 突起部
32 第二部材
32A 先端部
32B 一端部
32C 他端部
32Ca 係止部
32Cb 非係止部
4 制御部
6 検出部
10 磁気部材
11 経路
11A 主経路
11B 連結経路
11C 切離経路
C 直線
F 床面
G2 重心
S 中心

Claims (6)

  1. 駆動体と従動体の一方に接続した第一部材と、
    前記駆動体と前記従動体の他方に接続して前記第一部材に着脱可能な第二部材と、
    を有し、
    前記第一部材は、前記一方に対する接続部分から水平方向に沿って延在した支持部と、前記支持部から鉛直方向に沿って突出した突起部と、を備え、
    前記第二部材は、前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された先端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在して前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された一端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在しつつ漸次鉛直方向に向けて前記突起部の前記支持部からの突出高さを逸脱する高さに至り配置された他端部と、を備え
    前記第一部材および前記第二部材は、炭素鋼やステンレス鋼で形成され、前記第一部材の前記突起部と前記第二部材の少なくとも一方にベリリウム銅または樹脂の被覆層が設けられている、連結機構。
  2. 前記第二部材は、前記従動体に対して前記一端部および前記他端部が接続されており、平面視で前記一端部および前記他端部の各接続部の間の中心と前記先端部とを結ぶ直線上に前記従動体の重心が存在する、請求項に記載の連結機構。
  3. 駆動体と従動体の一方に接続した第一部材と、前記駆動体と前記従動体の他方に接続して前記第一部材に着脱可能な第二部材と、を有し、前記第一部材は、前記一方に対する接続部分から水平方向に沿って延在した支持部と、前記支持部から鉛直方向に沿って突出した突起部と、を備え、前記第二部材は、前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された先端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在して前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された一端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在しつつ漸次鉛直方向に向けて前記突起部の前記支持部からの突出高さを逸脱する高さに至り配置された他端部と、を備える、連結機構を用い、
    前記他端部を通して前記突起部を前記他端部と前記一端部との間に配置させた後、前記突起部を前記先端部側に移動させて前記第一部材と前記第二部材とを連結し、前記突起部と前記先端部とを離すように移動させた後、前記突起部を前記他端部を通して前記他端部と前記一端部との間から外して前記第一部材と前記第二部材とを切り離す、連結方法。
  4. 床面を移動可能な駆動体と、
    前記床面を移動可能な従動体と、
    前記駆動体と前記従動体の一方に接続した第一部材、および前記駆動体と前記従動体の他方に接続して前記第一部材に着脱可能な第二部材を有する連結機構と、
    前記駆動体の移動を制御する制御部と、
    を有し、
    前記第一部材は、前記一方に対する接続部分から水平方向に沿って延在した支持部と、前記支持部から鉛直方向に沿って突出した突起部と、を備え、
    前記第二部材は、前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された先端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在して前記突起部の前記支持部からの突出高さの範囲内に配置された一端部と、前記先端部から前記他方に向けて延在しつつ漸次鉛直方向に向けて前記突起部の前記支持部からの突出高さを逸脱する高さに至り配置された他端部と、を備え、
    前記制御部は、前記他端部を通して前記突起部を前記他端部と前記一端部との間に配置させた後、前記突起部を前記先端部側に近づけて前記第一部材と前記第二部材とを連結するように前記駆動体の移動を制御し、前記突起部と前記先端部とを離した後、前記突起部を前記他端部を通して前記他端部と前記一端部との間から外して前記第一部材と前記第二部材とを切り離すように前記駆動体の移動を制御する、
    牽引運行システム。
  5. 前記床面に磁気部材からなる経路が設けられ、
    前記駆動体は、前記磁気部材の磁気を検出する検出部を有し、
    前記制御部は、前記検出部による磁気の検出に基づいて前記経路に沿って前記駆動体の移動を制御する、請求項に記載の牽引運行システム。
  6. 前記経路は、前記駆動体の移動を案内する主経路と、前記主経路から迂回して前記第一部材と前記第二部材とを連結するように前記駆動体の移動を案内する連結経路と、前記主経路から迂回して前記第一部材と前記第二部材とを切り離すように前記駆動体の移動を案内する切離経路と、を有する、請求項に記載の牽引運行システム。
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