JP6710647B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

駐車支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6710647B2
JP6710647B2 JP2017010631A JP2017010631A JP6710647B2 JP 6710647 B2 JP6710647 B2 JP 6710647B2 JP 2017010631 A JP2017010631 A JP 2017010631A JP 2017010631 A JP2017010631 A JP 2017010631A JP 6710647 B2 JP6710647 B2 JP 6710647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
parking frame
target parking
unit
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017010631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018118593A (ja
Inventor
伊藤 和彦
和彦 伊藤
晋也 田川
晋也 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP2017010631A priority Critical patent/JP6710647B2/ja
Publication of JP2018118593A publication Critical patent/JP2018118593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6710647B2 publication Critical patent/JP6710647B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、駐車支援装置に関する。
従来、車両の後退走行予定の経路中に段差が存在するような場合には、車両が段差を乗り越えるときに、車輪の駆動トルクを増加させる必要がある。駆動トルクを増加させて車両の走行を支援する車両走行支援装置には、駆動トルクを増加させるトルクアップ手段と、車両の進行方向に存在する路面の段差を検出する段差検出手段と、トルクアップ手段の作動が許容される第1の状態と、トルクアップ手段の作動が抑制される第2の状態とを切り替える切替手段と、を備えたものがある。切替手段は、段差検出手段により段差が検出された場合に、第1の状態を形成する(例えば、特許文献1)。
特開2008-201270号公報
ところで、一般的な並列駐車を行う駐車支援装置では、目標駐車枠の前方にある路面を走行中の車両を目標駐車枠に後退で導くには、車両を目標駐車枠の前を通り過ぎるように前進走行させた後に旋回させるように後退走行させて目標駐車枠へと導く駐車制御が行われる。ここで、後退走行の経路中に段差が存在する場合には、車輪の駆動トルクを増加させる必要がある。その駆動トルクを増加させるような状態のときに、この駐車支援の制御が行われると、車両を旋回運動させながら段差を乗り越えさせるには、ある程度のトルクの増加が必要であり、車速を通常より高くする必要がある。車両は旋回運動しながら段差に対して斜めに角度を以って目標駐車枠に進入し段差と交差することになる。それによって、左右の車輪が段差に乗り上がるときのタイミングにズレが生じ、車輪の横滑りが生じ易い。このため、後退走行中の車両が描く軌跡に対して横方向のズレが生じ易い。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、車両を目標駐車枠に向けて後退走行させる際に、車両が横方向にズレ難い駐車支援装置を提供することを目的とする。
本発明に係る駐車支援装置は、車両を前記車両の側方に存在する目標駐車枠に駐車するために前進走行させ、前記車両の進行方向を切り替えて、前記目標駐車枠内に後退走行させる経路を設定する駐車支援装置であって、前記目標駐車枠の中心線に対して略直交する方向に沿って延び、且つ、前記目標駐車枠への進入経路上に形成された段差に関する情報を検出する段差情報検出部と、前記段差情報検出部で前記段差に関する情報が検出された場合に、前記目標駐車枠の中心線の延長線と一致する中心線を有し、前記車両の中心線の延長線を挟んで前記目標駐車枠と対向する位置に前記車両を前進走行で導く仮想駐車枠を設定する仮想駐車枠設定部と、少なくとも前記仮想駐車枠まで前記車両の転舵角を最大転舵角に維持した状態で、前記仮想駐車枠の中心線に前記車両の中心線が一致するまで前進走行で前記車両を旋回させて前記仮想駐車枠へと導く円弧状の前進走行経路を設定する前進走行経路設定部と、前記前進走行経路設定部で設定された前記前進走行経路に沿って前記車両を前進走行させ、前記仮想駐車枠の中心線に前記車両の中心線が一致した位置で前記車両を停車させる前進走行制御部と、前記車両を前記仮想駐車枠から前記目標駐車枠の中心線に沿って後退走行で直進させて前記目標駐車枠へと導く直線状の後退走行経路を設定する後退走行経路設定部と、前記後退走行経路設定部で設定された前記後退走行経路に沿って前記車両を後退走行させ、前記目標駐車枠に前記車両を停車させる後退走行制御部と、を有する。
このように構成された本発明に係る駐車支援装置によれば、車両を目標駐車枠に向けて後退走行させる前に、目標駐車枠に対して直進後退走行可能な仮想駐車枠に前進走行で導くための経路を設定することができる。これにより、仮想駐車枠に導いた車両を、目標駐車枠に対して直進後退走行させれば、段差に対して左右車輪を同時に乗り上げさせて横方向にズレるのを防止又は抑制することができる。
本発明の実施例1に係る駐車支援装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係る駐車支援装置の具体的な機器構成を示すハードウェアブロック図である。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その1)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その2)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その3)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その4)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その5)。 実施例1に係る駐車支援装置によって行われる自動駐車の概要について説明する図である(その6)。 実施例1に係る駐車支援装置で行われる処理の全体の流れを示すフローチャートである(その1)。 実施例1に係る駐車支援装置で行われる処理の全体の流れを示すフローチャートである(その2)。 実施例1の四輪車を二輪車に置き換えた二輪モデルを説明する図である。
以下、本発明に係る駐車支援装置の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施例は、本発明の駐車支援装置を車両に実装して、車両の駐車動作を支援するシステムを構成したものである。
(実施例の構成の説明)
まず、本装置の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
本実施例の駐車支援装置1は、前輪が操舵輪である車両2に設置されている。図1に示すように、駐車支援装置1は、画像変換部10と、駐車枠情報検出部11と、段差情報検出部12と、制御開始SW検出部13と、制御開始判断部14と、経路変更判断部15と、仮想駐車枠設定部16と、前進走行経路設定部17と、前進走行制御部18と、後退走行経路設定部19と、後退走行制御部20と、トルク算出部21と、を有する。
画像変換部10は、図2に示す前方カメラ20b(撮像部)、左方カメラ20c(撮像部)、後方カメラ20d(撮像部)及び右方カメラ20e(撮像部)で撮像された複数の画像を取得する。前方カメラ20bは、車両2の前方に取り付けられ、車両2の前端を含む前方直近領域を撮像する。左方カメラ20cは、車両2の左方に取り付けられ、車両2の左端を含む左方直近領域を撮像する。後方カメラ20dは、車両2の後方に取り付けられ、車両2の後端を含む後方直近領域を撮像する。右方カメラ20eは、車両2の右方に取り付けられ、車両2の右端を含む右方直近領域を撮像する。画像変換部10は、各カメラ20b〜20eで撮像された複数の画像をそれぞれ座標変換して、車両2を上空から見下ろした俯瞰図を生成する。画像変換部10は、その生成した複数の俯瞰図を、車両2を表す仮想画像の周囲に合成して、1枚の俯瞰画像を生成する。この俯瞰画像は、ディスプレイ20f(図2)に表示される。なお、このような俯瞰画像を生成する技術は、例えば特開平5−79848号公報及び特開2008−201270号公報等で提案されているなど、既に周知であるため、詳細な説明は省略する。
駐車枠情報検出部11は、車両2を駐車する目標駐車枠W(図3)に関する駐車枠情報を検出する。例えば、駐車枠情報検出部11は、俯瞰画像中に描かれた駐車枠のうち車両が駐車されていない位置を駐車枠情報として取得する。なお、俯瞰画像から各種情報を検出する技術は、例えば特開平5−79848号公報等で提案されているなど、既に周知であるため詳細な説明は省略するが、実施例1では、俯瞰画像の白線のエッジ検出、すなわち、隣り合った画素のコントラストから強コントラスト部を抽出し、ラインフィットによる白線の位置検出により、区画線Wi(図3)の位置が駐車枠情報として取得される。
段差情報検出部12は、段差LD(図3)に関する情報を検出する。この段差LDは、目標駐車枠Wの中心線CL2に対して略直交する方向に沿って延び、且つ、目標駐車枠Wへの進入経路(図8に示す経路L)上に形成された段差である。段差情報検出部12(図1)は、各カメラ20b〜20e(図2)と、レーザレーダ70a(図2)とを有する。
制御開始SW検出部13は、車両2の運転手によるシステム作動SW30b(図2)の操作を検出する。
制御開始判断部14は、制御開始SW検出部13で検出された検出信号の正否を判断する。制御開始判断部14は、検出信号がノイズ等でない場合は、正しいと判断する。制御開始判断部14は、検出信号が正しい場合、その旨を示す正信号を経路変更判断部15に出力する。
経路変更判断部15は、目標駐車枠Wまで車両2を導く際に車両2が辿る経路を変更するか否か判断する。
仮想駐車枠設定部16は、仮想駐車枠VW(図4)を設定する。
前進走行経路設定部17は、前進走行経路L1(図4)を設定する。
前進走行制御部18は、前進走行経路L1に沿って車両2を前進走行させる制御を行う。
後退走行経路設定部19は、後退走行経路L2(図6)を設定する。
後退走行制御部20は、後退走行経路L2に沿って車両2を後退走行させる制御を行う。
トルク算出部21は、車両2が段差LDを乗り上げるときのトルクを段差LDの高さに基づいて算出する。
なお、段差情報検出部12、経路変更判断部15、仮想駐車枠設定部16、前進走行経路設定部17、前進走行制御部18、後退走行経路設定部19、後退走行制御部20及びトルク算出部21の詳細は後述する。
図2は、駐車支援装置1を構成するハードウェア要素を示すハードウェアブロック図である。
駐車支援装置1は、図2に示すように、車両2に敷設されたCAN(Controller Area Network)バス3に接続された、駐車支援装置1が備える各制御モジュールに対して制御指令を送る、カメラECU(Electronic Control Unit)20aと、ADAS(Advanced Driving Assistant System)−ECU30aと、エンジンECU40aと、ブレーキECU50aと、電動パワーステアリングECU60aと、レーザレーダ70aと、を有する。なお、以下において、電動パワーステアリングECU60aを単に電動パワステECU60aと略記することがある。
カメラECU20aには、前方カメラ20bと、左方カメラ20cと、後方カメラ20dと、右方カメラ20eと、がそれぞれ接続される。そのカメラECU20aは、これらカメラ20b〜20eの撮像動作を制御する。
そのカメラECU20aには、さらに、車両2の運転者が駐車支援装置1の動作状況を確認するためのディスプレイ20fが接続される。そのディスプレイ20fは、運転者が視認できる位置に設置されて、画像変換部10(図1)で生成された俯瞰図を表示する。なお、ディスプレイ20fは、タッチパネルの機能を有しており、運転者がディスプレイ20fの所定の位置を押下することによって、押下された位置座標を入力することができる。また、ディスプレイ20fには、適宜、駐車支援装置1の操作メニューが表示されて、運転者はその都度、目標駐車位置の指定や駐車方法の入力等、必要な指示を行う。
ADAS−ECU30aには、車両2の運転者が容易に操作できる位置に設けられた、駐車支援の開始を指示するシステム作動SW30bと、予期しない障害物の進入等によって駐車支援機能が停止した際に、運転者にその旨を報知する制御停止ブザー30cが、それぞれ接続される。そのADAS−ECU30aは、駐車支援装置1の全体の動作を司る。
エンジンECU40aには、車両2のエンジン本体(不図示)が接続されており、エンジン回転数の制御を行う。
ブレーキECU50aには、車両2の各駆動輪に備えられたブレーキキャリパ50bが接続されており、車両2の制動力の制御を行う。
電動パワステECU60aには、パワーステアリングモータ60bが接続されており、駐車動作を行う際に、パワーステアリングモータ60bの回転方向と回転量を制御して、車両2の操舵制御を行う。
レーザレーダ70aは、車両2の前部に取り付けられる。レーザレーダ70aは、発振させたパルス状のレーザ光を車両2の周囲に投光し、段差LD(図3)からレーザ光の反射光を受光することにより、車両2から段差LDまでの方向や距離を測定する。
(自動駐車の概要の説明)
以下、図3〜図8を用いて、駐車支援装置1で行われる動作の概要について順を追って説明する。図3〜図8は、車両2に設置された各カメラ20b〜20e(図2)でそれぞれ撮像された画像を、画像変換部10(図1)において、上空から俯瞰したように座標変換して1枚の俯瞰画像に合成した例である。
図3〜図8に示すように、例えばCGで作成された車両2の現在位置の周りに、カメラ20b〜20eで撮像され座標変換された画像が合成される。以後、この画像を周囲マップIと呼ぶ。この座標変換と合成は、例えばシステム作動SW30b(図2)のON操作とともに開始されて、以後、予め決められた時間間隔で連続的に実行されて、合成された周囲マップIは、随時、ディスプレイ20f(図2)に表示される。
実施例1では、図3〜図8に示す、俯瞰画像に基づいて指定された目標駐車枠Wへ車両2を導く経路が設定される。実施例1では、図3〜図8に示すように、例えば、路面と目標駐車枠Wとの境目に、段差LDが存在している。したがって、駐車支援装置1は、車両2を駐車開始位置P1(図4)から車両2の右方に存在する目標駐車枠W(図3)に後退で駐車するために左方に前進走行させ、車両2の操舵方向及び進行方向を切り替えて、目標駐車枠W内に後退走行させる経路L(図8)を設定する。
(目標駐車枠を示す区画線の説明)
まず、図3を用いて、目標駐車枠を示す区画線について説明する。
目標駐車枠Wは、図3に示すように、路面に例えば白線又は黄線で引かれた区画線で構成される。図3は、目標駐車枠Wの左右を規定するように描画された区画線Wiの例である。車両2は、区画線Wiが描画された目標駐車枠Wに対して駐車される。
(目標駐車位置の指定方法の説明)
次に、図3を用いて、駐車支援装置1を動作させたときの目標駐車位置S1の指定方法について説明する。
車両2の運転者は、車両2を停車させて、ディスプレイ20f(図2)に表示された周囲マップIを確認しながら目標駐車枠Wを指定する。具体的には、車両2の運転者は、自分が駐車したい目標駐車枠Wが、ディスプレイ20fに表示された周囲マップIの中に映る位置まで車両2を図3に白抜きで示す矢印に沿って移動させて、そこで、車両2を一旦停止させる。その後、手指でディスプレイ20fの中の目標駐車位置(目標駐車枠Wの内部の1点)に触れて、目標駐車位置S1(図7)の座標を入力する。
その入力された目標駐車位置S1の座標を示す情報は、駐車枠情報検出部11(図1)に送信される。その駐車枠情報検出部11は、目標駐車位置S1が含まれる目標駐車枠Wを規定する区画線Wiを検出する。
区画線Wiの検出は、例えば撮像部を構成する4台のカメラ(前方カメラ20b,左方カメラ20c,後方カメラ20d,右方カメラ20e)のうち、目標駐車位置S1の座標を含む画像を撮像するカメラを選択して、そのカメラで撮像された画像に対して行われる。
画像処理によって、路面に描画された白線や黄線の検出を行うことは、公知のいずれの方法を用いて行ってもよい。
例えば、路面に描画された白線又は黄線で構成される区画線Wiは、一般に路面に対して明るく撮像される。したがって、路面に対して正の輝度差を有している点(画素)を検出して、検出された点で囲まれ、且つ、所定の幅を持った領域を、区画線Wiを表わす領域として検出すればよい。なお、この方法によると、路面の汚れやごみなども検出される可能性があるため、該当する点を検出した後で、検出された複数の点が直線を構成している等の拘束条件を適用して、区画線Wiを表わす領域を選択することが好ましい。
(段差に関する情報の検出方法の説明)
次に、図3を用いて、段差LDに関する情報の検出方法について説明する。段差情報検出部12(図1)は、各カメラ20b〜20e(図2)により撮像して得られた画像に基づいて、段差LDに関する情報として、段差LDの高さを示す情報を検出する。段差情報検出部12(図1)は、レーザレーダ70a(図2)の検出結果に基づいて、段差LDに関する情報として、車両2から段差LDまでの方向及び距離を示す情報を検出する。
このような情報の検出技術については、例えば特開2005−234999号公報で提案されているなど、既に周知であるため詳細な説明は省略するが、実施例1では、レーザレーダ70a(図2)でレーザ光を照射したとき、段差LDのエッジ部で反射した光の強度が特に強くなる性質を利用して、車両2から段差LDまでの方向及び距離を示す情報が検出される。
また、段差情報検出部12は、画像変換部10で生成された俯瞰画像に、レーザレーダ70a(図2)の検出により得られた車両2から段差LDまでの方向及び距離、各カメラ20b〜20e(図2)の撮像により得られた段差LDの高さを示す情報を対応付ける。
(駐車方法の選択方法の説明)
目標駐車位置S1の設定が完了した後で、運転者は、駐車方法の指定を行う。具体的には、ディスプレイ20fに表示された、駐車方法を選択するメニューの中から、これから行うべき駐車方法を選択する。実施例1では、後退走行によって並列駐車を行う選択がされるものとする。
(経路変更の判断方法の説明)
次に、図8を用いて、駐車方法が選択されたときの経路変更の判断方法について説明する。
駐車方法が選択されると、次に、経路変更判断部15(図1)の作用によって、目標駐車枠Wまで車両2を導く際に車両2が辿る経路を経路L'から経路Lに変更するか否かの判断が行われる。この判断は、段差LDの有無に応じて行われる。
経路L'は、通常の車庫入れの経路として設定され、段差LDが存在しない場合に車両2が辿る経路である。経路L'は、車両2を、目標駐車枠Wを通り越すように目標駐車枠Wに対して左方向に旋回しながら前進走行させた後に、前進走行時とは反対の右方向に操舵しながら旋回させた状態で後退走行させて目標駐車枠Wに導く経路である。経路L'は、前進走行経路L1'と後退走行経路L2'とからなる。経路Lは、段差LDが存在する場合に車両2が辿る経路である。経路Lは、前進走行経路L1と後退走行経路L2とからなる。前進走行経路L1及び後退走行経路L2の設定方法の詳細については後述する。
実施例1では、上述したように、路面と目標駐車枠Wとの境目に段差LDが存在している。したがって、経路変更判断部15(図1)は、図8に示すように、車両2が辿る経路を変更前の経路L'から変更後の経路Lに変更する。
なお、経路変更の判断に必要な情報は、周囲マップI上の座標や、段差情報検出部12で検出された情報が必要に応じて使用される。
(仮想駐車枠の設定方法の説明)
次に、図3及び図4を用いて、仮想駐車枠VW(図4)の設定方法について説明する。
仮想駐車枠設定部16(図1)は、図4に示すように、車両2の中心線CL1の延長線を挟んで目標駐車枠Wと対向する位置に車両2を前進走行で導く仮想駐車枠VWを設定する。この仮想駐車枠VWは、図4に示すように、目標駐車枠Wの中心線CL2の延長線と一致する中心線CL3を有する。
中心線CL1は、図3に示すように、前方カメラ20bの位置Bと、後方カメラ20dの位置Cとを両端とする線分である。中心線CL2は、図3に示すように、車両2が進入する側の左右2本の区画線Wiの端点K1,K2を両端とする線分Kを2等分する点Dを通過し、且つ、線分Kに垂直な線分である。
(前進走行経路の設定方法の説明)
次に、図4、図5及び図11を用いて、前進走行経路L1(図4)の設定方法について説明する。
前進走行経路設定部17(図1)は、図4に示すような円弧状の前進走行経路L1を設定する。この前進走行経路L1は、少なくとも仮想駐車枠VWまで、駐車開始位置P1(図4)にある車両2の転舵角δを最大転舵角δmaxに維持した状態で、図5に示すように、仮想駐車枠VWの中心線CL3に車両2の中心線CL1が一致するまで前進走行で車両2を旋回させて仮想駐車枠VWへと導く経路である。
具体的に、前進走行経路設定部17は、図11に示すような、四輪車を二輪車に置き換えた二輪モデルに基づき、以下の式(1)を用いて、最大転舵角δmaxを算出する。
ここで、Lは、車両2のホイールベースである。そのホイールベースLは、図4に示すように、右前輪20FR及び左前輪20FL同士を繋ぐ前車軸の中心位置Eと、右後輪20RR及び左後輪20RL同士を繋ぐ後車軸の中心位置Fとを両端とする線分である。図11に示した二輪モデルにおける前輪FCは、前車軸の中心位置Eに、後輪RCは、後車軸の中心位置Fに設定されている。回転半径Rは、図11に示すように、二輪モデルが最大転舵角δmaxで回転するときの円の半径であり、これを図4における車両2の中心線CL1と、仮想駐車枠VWの中心線CL3とを2つの接線とする円の半径に適用する。
なお、前進走行経路L1の設定に必要な情報は、周囲マップI上の座標から必要に応じて読み出されて使用される。
(車両の前進走行の制御方法の説明)
次に、図4及び図5を用いて、車両2の前進走行の制御方法について説明する。
前進走行制御部18(図1)は、図4に示すような前進走行経路L1に沿って車両2を前進走行させる。すなわち、前進走行制御部18は、図6に示すように、車両2を最大転舵角δmaxに基づいて操舵させる。具体的に、前進走行制御部18において、パワーステアリングモータ60b(図2)が制御されて、図4に示すように、右前輪20FR及び左前輪20FLが左向きに操舵される。
前進走行制御部18が前進走行制御を行っている最中も、随時、カメラECU20a(図1)において、仮想駐車枠VWの中心線CL3に車両2の中心線CL1が一致したか否かの検出がカメラ画像を用いて行われる。
その一致が検出されると、次に、前進走行制御部18がブレーキキャリパ50b(図2)を動作させて、図5に示すように、仮想駐車枠VWの中心線CL3に車両2の中心線が一致した位置P2で車両2を停車させる。その停車後の状態において、前進走行制御部18において、パワーステアリングモータ60b(図2)が制御されて、右前輪20FR及び左前輪20FLが図6に示すような直進状態に操舵され、車両2の中心線CL1と平行な向きに戻される。
なお、前進走行の制御に必要な情報は、周囲マップI上の座標から必要に応じて読み出されて使用される。
(後退走行経路の設定方法の説明)
次に、図5及び図6を用いて、後退走行経路L2(図6)の設定方法について説明する。
後退走行経路設定部19(図1)は、図6に示すように、直線状の後退走行経路L2を設定する。この後退走行経路L2は、車両2を仮想駐車枠VWから目標駐車枠Wの中心線CL2に沿って後退走行で直進させて目標駐車枠Wへと導く経路である。
なお、後退走行経路L2の設定に必要な情報は、周囲マップI上の座標から必要に応じて読み出されて使用される。
(車両の後退走行の制御方法の説明)
次に、図6及び図7を用いて、車両2の後退走行の制御方法について説明する。
後退走行制御部20(図1)は、図6に示すように、車両2を後退走行させる。具体的に、後退走行制御部20(図1)は、エンジンECU40a(図2)を制御して、図6に示すように、後退走行経路L2に沿って車両2を後退走行させる。
後退走行制御部20が後退走行制御を行っている最中も、随時、カメラECU20a(図1)において、中心位置Eが段差LDに到達したか否かの検出がカメラ画像を用いて行われ、トルク算出部21(図1)において、車両2が段差LDを乗り上げるときのトルクが算出される。
具体的に、トルク算出部21は、段差情報検出部12で検出された段差LDの高さに係数を乗じることで得られるトルクの増加量を算出する。
後退走行制御部20は、車両2が段差LDを乗り上げるときに、トルク算出部21で算出されたトルクの増加量に対応するようにエンジンECU40a(図2)を制御して車両2の後退速度を増加させる。後退走行制御部20は、その増加した後退速度で車両2を後退走行させて段差LDを乗り越えさせる。
車両2が段差LDを乗り上げている最中も、随時、カメラECU20a(図1)において、車両2が段差LDを乗り越したか否かの検出がカメラ画像を用いて行われる。
車両2が段差LDを乗り越したことが検出されると、後退走行制御部20は、エンジンECU40a(図2)を制御して、トルク算出部21で算出されたトルクの増加量に対応して増加した後退速度よりも遅い基準速度で車両2を後退走行させる。
後退走行制御部20が後退走行制御を行っている最中も、随時、カメラECU20a(図1)において、車両2が目標駐車位置S1に到達したか否かの検出がカメラ画像を用いて行われる。
その到達が検出されると、次に、後退走行制御部20が、ブレーキキャリパ50b(図2)を動作させて、図7に示すように、車両2を目標駐車位置S1で停車させる。すなわち、後退走行制御部20は、図7に示すように、段差LDと、右前輪20FR及び左前輪20FL同士を繋ぐ前車軸の中心位置Eとの位置関係に基づいて、目標駐車位置S1で車両2を停車させる。
具体的に、カメラECU20a(図2)は、図7に示すように、右前輪20FR及び左前輪20FL同士を繋ぐ前車軸の中心位置Eが、段差LDを跨いで、さらに所定距離だけ目標駐車枠W内に進入したときに、車両2が目標駐車位置S1に到達し、目標駐車枠Wへの並列駐車が完了したと判断し、後退走行制御部20は、ブレーキキャリパ50b(図2)を動作させて、車両2を停車させる。
なお、後退走行の制御に必要な情報は、周囲マップI上の座標から必要に応じて読み出されて使用される。
(実施例における処理の流れの説明)
以上、駐車支援装置1で行われる処理の概要を説明したが、次に、全体の処理の流れを、図9及び図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS10)駐車枠情報検出部11(図1)において、車両2を駐車する目標駐車枠W(図3)に関する駐車枠情報の検出が行われる。
(ステップS11)カメラECU20a(図2)において、駐車枠情報の検出が完了したか否かの検出が行われる。その完了が検出された場合(ステップS11におけるYES)、ステップS12に進み、その完了が検出されない場合(ステップS11におけるNO)、ステップS10を繰り返す。
(ステップS12)制御開始判断部14(図1)において、検出信号の正否が判断される。制御開始判断部14は、検出信号が正しい場合(ステップS12におけるYES)、ステップS13に進み、検出信号がノイズ等であり正しくない場合(ステップS12におけるNO)、ステップS12を繰り返す。
(ステップS13)経路変更判断部15(図1)において、車両2が辿る経路を段差LDの有無に応じて経路L'から経路Lに変更するか否かの判断が行われる。車両2が辿る経路が経路Lに変更される場合(ステップS13におけるYES)、ステップS14に進み、車両2が辿る経路が経路Lに変更されずに経路L'で維持される場合(ステップS13におけるNO)、図10のステップS27に進む。
(ステップS14)仮想駐車枠設定部16(図1)において、仮想駐車枠VW(図4)が設定される。
(ステップS15)前進走行経路設定部17(図1)及び後退走行経路設定部19(図1)において、それぞれ、前進走行経路L1(図4)及び後退走行経路L2(図6)が設定される。
(ステップS16)前進走行制御部18(図1)において、前進走行経路L1(図4)に沿った車両2の前進走行制御が行われる。
(ステップS17)カメラECU20a(図2)において、仮想駐車枠VWの中心線CL3に車両2の中心線CL1が一致したか否かの検出が行われる。その一致が検出された場合(ステップS17におけるYES)、ステップS18に進み、その一致が検出されない場合(ステップS17におけるNO)、ステップS16を繰り返す。
(ステップS18)前進走行制御部18(図1)において、車両2の停車制御が行われる。
(ステップS19)トルク算出部21(図1)において、段差LDの高さに基づいたトルクの増加量が算出される。
(ステップS20)後退走行制御部20(図1)において、トルクの増加量に対応するように車両2の後退速度を増加させる。
(ステップS21)カメラECU20a(図2)において、段差LDと中心位置Eとの間の距離が算出される。
(ステップS22)カメラECU20a(図2)において、中心位置Eが段差LDの位置に到達したか否かの検出が行われる。その到達が検出された場合(ステップS22におけるYES)、ステップS23に進み、その到達が検出されない場合(ステップS22におけるNO)、ステップS20を繰り返す。
(ステップS23)後退走行制御部20(図1)において、トルクの増加量に対応して増加した後退速度よりも遅い基準速度への減速制御が行われる。
(ステップS24)後退走行制御部20(図1)において、後退走行経路L2(図6)に沿った車両2の後退走行制御が行われる。
(ステップS25)カメラECU20a(図2)において、車両2が目標駐車位置S1に到達した否かの検出が行われる。その到達が検出された場合(ステップS25におけるYES)、ステップS26に進み、その到達が検出されない場合(ステップS25におけるNO)、ステップS24を繰り返す。
(ステップS26)後退走行制御部20(図1)において、車両2の停車制御が行われる。
(ステップS27)一方、ステップS13で経路が経路L'に維持される場合(ステップS13におけるNO)、エンジンECU40a(図2)において、車両2の速度が予め定められた基準速度に設定される。
(ステップS28)前進走行制御部18(図1)において、前進走行経路L1'(図8)に沿った車両2の前進走行制御が行われる。
(ステップS29)後退走行制御部20(図1)において、後退走行経路L2'(図8)に沿った車両2の後退走行制御が行われる。
(ステップS30)カメラECU20a(図2)において、車両2が目標駐車位置S1に到達した否かの検出が行われる。その到達が検出された場合(ステップS30におけるYES)、ステップS26に進み、その到達が検出されない場合(ステップS30におけるNO)、ステップS28を繰り返す。
以上説明したように、このように構成された実施例1の駐車支援装置1によれば、段差情報検出部12で段差LDに関する情報が検出された場合に、仮想駐車枠設定部16において、目標駐車枠Wの中心線CL1の延長線と一致する中心線CL3を有し、車両2の中心線CL1の延長線を挟んで目標駐車枠Wと対向する位置に車両2を前進走行で導く仮想駐車枠VWが設定される。
実施例1の駐車支援装置1によれば、段差LDに関する情報が検出された場合に、車両2を仮想駐車枠VWへ前進走行で導くことができる。その結果、車両2を目標駐車枠Wに向けて後退走行させる前に、目標駐車枠Wに対して直進後退走行可能な仮想駐車枠VWに導くための経路を設定することができる。
すなわち、実施例1の駐車支援装置1によれば、一旦、車両2を仮想駐車枠VWへ導きさえすれば、その後は、車両2を直進状態で後退走行させることによって目標駐車枠Wに進入させることができる。
このため、車両2の右後輪20RR及び左後輪20RLを同時に目標駐車枠Wに進入させることができる。これにより、車両2の右後輪20RR及び左後輪20RLは段差LDを同時に乗り上げることになる。つまり、右後輪20RR及び左後輪20RLが段差LDに乗り上がるときのタイミングにズレが生じることを抑制できるので、右後輪20RR及び左後輪20RLの横滑りが生じ難い。よって、後退走行中の車両2が描く軌跡(経路L2)に対して横方向のズレが生じ難い。
また、実施例1の駐車支援装置1によれば、段差情報検出部12は、画像変換部10で生成された俯瞰画像に、車両2から段差LDまでの方向及び距離、段差LDの高さを示す情報を対応付ける。すなわち、段差LDと、段差LD以外の物体とを対比する形態で俯瞰画像がディスプレイ20fに表示される。このため、例えば段差LDと車両2との位置関係や、段差LDと車両2と高さの差などが運転手に一目瞭然となる。したがって、運転手は俯瞰画像中の段差LDの位置を明確に把握できる。
また、実施例1の駐車支援装置1によれば、車両2に既に備えられている前進駐車機能をそのまま利用して、車両2を仮想駐車枠VWへ前進走行で導くことができる。このため、車両2を仮想駐車枠VWへ導くにあたり余分なソフトウェアを導入しないで済む。したがって、余分なソフトウェアを導入する場合と比べて駐車支援装置1の製造コストを低減できる。
なお、実施例1では、本発明の駐車支援装置を、車両に適用する例を示した。しかし、本発明の駐車支援装置は、操舵輪、ステアリング機構及びこれらの駆動系を備えた移動体(例えば、電動車いす等)についても同様に適用できる。
さらに、実施例1では、目標駐車枠Wとして、左右を規定するように描画された区画線Wiを有する駐車枠とする例を示した。しかし、これに限られない。例えば、四方を囲むように描画された区画線を有する駐車枠や、左右と、前方または後方を規定するように描画された区画線を有する駐車枠や、駐車位置の前後と、左方または右方を規定するように描画された区画線を有する駐車枠を目標駐車枠Wに設定しても良い。また例えば、区画線が描画されていない駐車枠を目標駐車枠Wに設定しても良い。
さらに、実施例1では、前方カメラ20bの位置Bと、後方カメラ20dの位置Cとを両端とする線分で、車両2の中心線CL1を構成する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、図4に示すように、右前輪20FR及び左前輪20FL同士を繋ぐ前車軸の中心位置Eと、右後輪20RR及び左後輪20RL同士を繋ぐ後車軸の中心位置Fとを両端とする線分で、車両2の中心線CL1を構成しても良い。
さらに、実施例1では、駐車枠情報検出部11が、撮像部で撮像された画像を変換した俯瞰画像から駐車枠情報を検出する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、レーザセンサのような三次元計測を行えるセンサを用いて駐車枠情報を検出しても良く、GPS(Global Positioning System)データを用いて駐車枠情報を検出しても良い。
さらに、実施例1では、段差LDが路面と目標駐車枠Wとの境目に存在している例を示した。しかし、これに限られない。例えば、段差付きコインパーキング等のように、車輪が乗り越えなければならない段差が駐車枠の内部に存在する場合もある。このような場合、カメラECU20a(図2)は、右後輪20RR及び左後輪20RL同士を繋ぐ後車軸の中心位置Fが、段差を跨いだとき、あるいは、段差を跨いで、さらに所定距離だけ駐車枠内に進入したときに、車両2が目標駐車位置S1に到達し、目標駐車枠Wへの並列駐車が完了したと判断してもよい。
なお、実施例1では、仮想駐車枠VWから目標駐車枠Wへの後退走行時に、常に後退速度を増加させる例を示した(図10において示すステップS20〜S22)。しかし、これに限られない。例えば、車輪が段差LDに乗り上げるときだけ、後退速度を増加させても良い。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1・・・駐車支援装置
2・・・車両
10・・・画像変換部
11・・・駐車枠情報検出部
12・・・段差情報検出部
16・・・仮想駐車枠設定部
17・・・前進走行経路設定部
18・・・前進走行制御部
19・・・後退走行経路設定部
20・・・後退走行制御部
20b・・・前方カメラ(撮像部)
20c・・・左方カメラ(撮像部)
20d・・・後方カメラ(撮像部)
20e・・・右方カメラ(撮像部)
21・・・トルク算出部
70a・・・レーザレーダ
CL1,CL2,CL3・・・中心線
L・・・経路
L1・・・前進走行経路
L2・・・後退走行経路
LD・・・段差
P1・・・駐車開始位置
VW・・・仮想駐車枠
W・・・目標駐車枠
δ・・・転舵角
δmax・・・最大転舵角

Claims (4)

  1. 車両を前記車両の側方に存在する目標駐車枠に駐車するために前進走行させ、前記車両の進行方向を切り替えて、前記目標駐車枠内に後退走行させる経路を設定する駐車支援装置であって、
    前記目標駐車枠の中心線に対して略直交する方向に沿って延び、且つ、前記目標駐車枠への進入経路上に形成された段差に関する情報を検出する段差情報検出部と、
    前記段差情報検出部で前記段差に関する情報が検出された場合に、前記目標駐車枠の中心線の延長線と一致する中心線を有し、前記車両の中心線の延長線を挟んで前記目標駐車枠と対向する位置に前記車両を前進走行で導く仮想駐車枠を設定する仮想駐車枠設定部と、
    少なくとも前記仮想駐車枠まで前記車両の転舵角を最大転舵角に維持した状態で、前記仮想駐車枠の中心線に前記車両の中心線が一致するまで前進走行で前記車両を旋回させて前記仮想駐車枠へと導く円弧状の前進走行経路を設定する前進走行経路設定部と、
    前記前進走行経路設定部で設定された前記前進走行経路に沿って前記車両を前進走行させ、前記仮想駐車枠の中心線に前記車両の中心線が一致した位置で前記車両を停車させる前進走行制御部と、
    前記車両を前記仮想駐車枠から前記目標駐車枠の中心線に沿って後退走行で直進させて前記目標駐車枠へと導く直線状の後退走行経路を設定する後退走行経路設定部と、
    前記後退走行経路設定部で設定された前記後退走行経路に沿って前記車両を後退走行させ、前記目標駐車枠に前記車両を停車させる後退走行制御部と、を有する
    ことを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記段差情報検出部は、前記段差に関する情報として前記段差の高さを示す情報を検出し、
    前記後退走行制御部が前記後退走行経路設定部で設定された前記後退走行経路に沿って前記車両を後退走行させる際に前記段差を乗り上げるときのトルクを前記段差の高さに基づいて算出するトルク算出部を有し、
    前記後退走行制御部は、前記車両が前記段差を乗り上げるときに、前記トルク算出部で算出されたトルクで前記車両を前記後退走行させることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記後退走行制御部は、
    前記車両が前記段差を乗り越したときに、前記トルク算出部で算出されたトルクよりも小さなトルクで前記車両を後退走行させることを特徴とする請求項2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記段差情報検出部は、前記車両の周囲を撮像する撮像部と、レーザレーダとを有し、前記撮像部により撮像して得られた画像と、前記レーザレーダの検出結果とに基づいて、前記段差に関する情報として前記車両から前記段差までの方向及び距離、前記段差の高さを示す情報を検出するものであって、
    前記撮像部により撮像して得られた画像を俯瞰画像に変換する画像変換部を有し、
    前記段差情報検出部は、前記俯瞰画像に前記車両から前記段差までの方向及び距離、前記段差の高さを示す情報を対応付けることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の駐車支援装置。
JP2017010631A 2017-01-24 2017-01-24 駐車支援装置 Active JP6710647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017010631A JP6710647B2 (ja) 2017-01-24 2017-01-24 駐車支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017010631A JP6710647B2 (ja) 2017-01-24 2017-01-24 駐車支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018118593A JP2018118593A (ja) 2018-08-02
JP6710647B2 true JP6710647B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=63043442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017010631A Active JP6710647B2 (ja) 2017-01-24 2017-01-24 駐車支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6710647B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019217987A (ja) 2018-06-22 2019-12-26 本田技研工業株式会社 車両用ホイール
JP7246167B2 (ja) * 2018-11-14 2023-03-27 フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
WO2020196539A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 住友建機株式会社 アスファルトフィニッシャ
JP7296768B2 (ja) * 2019-04-22 2023-06-23 フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP7347307B2 (ja) * 2020-04-02 2023-09-20 株式会社デンソー 駐車支援装置、駐車支援システム、及び駐車支援方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4499319B2 (ja) * 2001-08-24 2010-07-07 パナソニック株式会社 運転支援装置、運転支援方法および運転ガイドデータ作成方法
JP5115782B2 (ja) * 2006-11-07 2013-01-09 アイシン精機株式会社 駐車支援装置
JP4386082B2 (ja) * 2007-02-20 2009-12-16 トヨタ自動車株式会社 車両走行支援装置
JP2014101101A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Denso Corp 駐車支援装置
JP2017001457A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 クラリオン株式会社 車両用駐車支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018118593A (ja) 2018-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6710647B2 (ja) 駐車支援装置
CN109455222B (zh) 驻车辅助装置
US10179608B2 (en) Parking assist device
EP3016835B1 (en) Vehicle control system
US10525974B2 (en) Parking trajectory calculation apparatus and parking trajectory calculation method
JP4853712B2 (ja) 駐車支援装置
US8793053B2 (en) Vehicle periphery monitoring device
KR101465905B1 (ko) 주차 지원 장치 및 방법
US9505436B2 (en) Parking assist system
US20160075374A1 (en) Park exit assist system
JP6275006B2 (ja) 駐車支援装置
WO2014051125A1 (ja) 駐車支援装置、駐車支援方法およびプログラム
JP6808017B2 (ja) 運転支援装置
JP4946631B2 (ja) 発進支援装置、表示装置
JP2009292339A (ja) 駐車支援装置
KR101947209B1 (ko) 차량과 객체 사이의 상대 위치 결정 방법
JP2011151479A5 (ja)
CN107792177B (zh) 停车支援装置
JP7499209B2 (ja) 駐車支援方法及び駐車支援装置
JPH10244890A (ja) 自動駐車装置
JP5617396B2 (ja) 運転支援装置
US20200140011A1 (en) Parking assistance apparatus
JP2018065404A (ja) 駐車支援装置
JP4598239B2 (ja) 駐車補助装置
JP2011243122A (ja) 運転支援装置、及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6710647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150