JPH0732166Y2 - 運搬台車の自動牽引装置 - Google Patents

運搬台車の自動牽引装置

Info

Publication number
JPH0732166Y2
JPH0732166Y2 JP9965587U JP9965587U JPH0732166Y2 JP H0732166 Y2 JPH0732166 Y2 JP H0732166Y2 JP 9965587 U JP9965587 U JP 9965587U JP 9965587 U JP9965587 U JP 9965587U JP H0732166 Y2 JPH0732166 Y2 JP H0732166Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting rod
carriage
towing
tow
truck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9965587U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS646104U (ja
Inventor
栄治 菅野
之彦 佐藤
Original Assignee
株式会社カンセイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社カンセイ filed Critical 株式会社カンセイ
Priority to JP9965587U priority Critical patent/JPH0732166Y2/ja
Publication of JPS646104U publication Critical patent/JPS646104U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0732166Y2 publication Critical patent/JPH0732166Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、移送すべき物品を積載する運搬台車の自動牽
引装置に関するものである。
〔考案の背景〕 従来の運搬台車の移載装置としては、例えば第5図及び
第6図に示すようなものがある。第5図に示す自動運搬
台車移載装置は、台車20の上面にローラコンベア21を設
け、この自動運搬台車移載装置の使用時には、その台車
20内に組込まれている動力源(バッテリー)を利用し
て、その台車20及びローラコンベア21を不図示のモータ
ーにより駆動させて、不図示である左右のステーション
に積載品22を移載する装置であり、また第6図に示すよ
うに台車20上に、上下動されるリフター23を設け、この
リフター23及び台車20を、台車20内に組込んである動力
源を利用して上下駆動させ、積載品の移載を行なう移載
装置である。
しかしながらこれらの従来の運搬台車の移載装置にあっ
ては、いずれの場合も台車20内に設置した動力源(バッ
テリー)により台車20及びローラコンベア21又はリフタ
ー23を駆動させる装置であるため、これら移載装置の動
力源の消耗が激しく、長時間の使用は困難であり、しか
も動力源であるバッテリーの交換充電等に時間要する他
専用動力源を搭載した場合上記運搬台車移送装置による
積載能力に影響を与え積載品の重量が規制され積載運搬
効率が低下するという問題点があった。又、積載品を直
接エアシリンダ等で押すものもあるため、ステーション
が台車の両側に必要となりこれによりステーションが大
きくなり、通路より引込んだ場所を必要とするという問
題があった。またバッテリーによる動力源では、走行距
離が短くなる。又、積載物の荷積荷卸し時には必らず自
走式の無人運搬台車20を停止するとなっていたため、運
搬台車20の停止時間のロス、すなわち稼動率の低下及び
運搬台車20の通過時間に合わせた作業が必要となるた
め、ロス時間が生じるといった問題点があった。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、自走式の運搬台車をステーションで停止させる
ことなく自走を継続させ、またステーション等の所定の
位置には、牽引台車を配備しておき、一方上記運搬台車
の移動によって所定の位置に配備されている牽引台車
を、この所定の位置から自動的に牽引し、及び運搬台車
との切り離しを行なって、運搬台車の稼動率を向上させ
さらにはその作業能率を高めることができるようにした
運搬台車の自動牽引装置を提供することを目的とするも
のである。
〔考案の実施例〕
以下に本考案を第1図乃至第4図に示す実施例に基いて
詳細に説明する。
第1図及び第2図において、1は自走式の運搬台車であ
って、この運搬台車1の後端部には、その後方に向けて
水平方向に張り出す牽引金具2が取りつけられている。
この牽引金具2の構造について具体的に述べれば、この
牽引金具2は上方から見て略半円弧状に湾曲した主ガイ
ド杆3と略四半円弧状をした副ガイド杆9を有し、この
主ガイド杆3の両端部は、第3図(B)に示すように、
後述する連結棒11の上端よりも下方に位置されるよう
に、両当板4に固着されている。この両当板4は、鈎型
の取付板6の垂直面に支軸5を介して上記牽引金具2が
水平位置から上方へ向けて揺動可能に軸支されており、
この取付板6は、運搬台車の後部両側にボルト7によっ
て固着されている。またその取付板6には両当板4の揺
動位置を規制するためのストッパ8がそれぞれ形成され
ており、この両ストッパ8により上記牽引金具2が、水
平位置より下方へ揺動することが阻止される。また前記
副ガイド杆9は、その一端が、連結棒11の上端位置より
も上方位置で前記当板4に固定されており、その固定端
より運搬台車1の外方へ向けて張り出す張出部9、及
びこの張出部9の先端から下方へ垂下する垂下部9′
及びこの垂下部9′の下端が主ガイド杆3に沿って曲げ
られると共に、その延長端が、主ガイド杆3の略中央位
置に接続されると共にこの接続部近くに、連結棒11と係
合される半円弧状に湾曲した係合部9″を形成している
ものである。
10は上記運搬台車1に牽引される牽引台車であって、こ
の牽引台車10の前端部には、起立される連結棒11が設け
られている。12はステーション等の所定位置の床面に取
付けられているスタンドであって、このスタンド12には
前記運搬台車1に設けられている牽引金具2の垂下部
9′に衝合し、この衝合力で牽引金具2をその水平方向
位置から上方へ押し上げるための衝突部材13が設けられ
ているものである。
以上が本実施例の構成であって、次にその作用を第3図
(A)〜(G)に基づいて述べると、(A)及び(B)
図に示すように運搬台車1に設けられている牽引金具2
の係合部9″に、連結棒11が引掛けられてることにより
運搬台車1の走行に伴なって牽引されて来る積載品14を
載置した牽引台車10が所定の位置まで前進して来ると、
その運搬台車1に設けられている牽引金具2の副ガイド
杆9の垂下部9′が、スタンド12の衝突部材13に衝突す
ると(C)図の如くその牽引金具2の後端部が衝突部材
13により押し上げられる。このため、その牽引金具2と
連結棒11との係合が解除される。従ってその牽引台車10
はその場に取り残されて運搬台車1のみが、次のステー
ションへ向けて自走する。取り残された牽引台車10上の
積載品14は所望の処理がなされる。上記運搬台車1がさ
らに前進してスタンド12から離れると牽引金具2はその
自重で下り、(E)図で示す如く旧位に復し、自走を続
ける。そこでこの運搬台車1が次のステーションに近ず
くと、このステーションで待機している牽引台車10の連
結棒11の先端が、(F)図で示す如く張出部9の下側
をくぐり抜けて主ガイド杆3と副ガイド杆9との間に入
り込み、さらにその運搬台車1が前進するにつれてその
連結棒11が、副ガイド杆9の内側をそれに沿って案内さ
れ、遂にはその連結棒11が、係合部9″内に入り込む。
これによって、その牽引台車10は運搬台車1の自走によ
り次のステーションまで牽引され、その位置に到達した
牽引台車10は、前記(C)図及び(D)図に示す牽引金
具2と連結棒11との係合の解除により停止されるもので
ある。
第4図は本考案の他の実施例を示すものであって、上記
の実施例においては、特に運搬台車1による牽引台車10
の牽引時において、(G)図に示す如く牽引台車10の待
機位置が運搬台車1の進行方向に対して左側に限られる
ものであるが、これでは不便であるので、牽引台車10の
待機が運搬台車1の右側であっても自動牽引ができるよ
うに、副ガイド杆9の形状を係合部9″を境に左右対称
に形成したものである。
このように、本実施例によれば、上記牽引金具2を具備
せしめた運搬台車1と、その牽引金具2が係合される連
結棒11を設けた牽引台車10と牽引金具2と連結棒11の係
脱を行なうスタンド12を設けたものであって、これによ
り、運搬台車1を継続的に自走させながら、牽引台車を
ステーションから次のステーションへ牽引することがで
きるので、この牽引台車上の積載品14を所定の個所から
所望の個所へ自動的にかつ搬送することができ、運搬の
稼動効率を高めることができる。また牽引台車にはバッ
テリ等の動力源を使用していないことから、その故障等
が少なく、さらには予め牽引台車に、品物を積載するこ
とができるため、運搬台車への荷積、荷おろしの作業性
が高められる等の効果がある。
〔考案の概要〕
本考案は、自走式の運搬台車1に、その走行に伴って牽
引台車10を連結させてこれを牽引させ、またこの連結を
解除してこれを放置させる運搬台車の自動牽引装置であ
って、前記牽引台車10の前端部に連結棒11を起立し、前
記運搬台車1の後部に、それより後方に向けて水平方向
に張り出す牽引金具を、前記水平位置が前記連結棒11の
上端よりも下方に位置し、かつ前記水平位置から上方に
向けて揺動可能に枢支し、前記牽引金具は、その後端部
に前記連結棒11との係合部9″を、また前端部に前記連
結棒11の上端よりも上方位置から前記運搬台車1の外方
に向けて張り出す張出部9、及びこの張出部9の先
端から前記水平位置まで垂下する垂下部9′をそれぞれ
有し、さらに前記運搬台車1の走行域に前記牽引金具の
前記垂下部9′と衝合する衝突部材13を設置し、前記運
搬台車1の走行に伴って前記垂下部9′が前記衝突部材
13に衝合して前記牽引金具を前記水平位置から上方に向
けて揺動させて前記連結棒11と前記係合部9″との係合
を解除し、また前記運搬台車1の走行によって前記張出
部9内に前記連結棒11を導いてこれを前記牽引金具の
前記係合部9″に係合させて前記運搬台車1が前記牽引
車10を牽引するようにしたことを特徴とする運搬台車の
自動牽引装置である。
〔考案の効果〕
従って、この考案の運搬台車の自動牽引装置によれば、
上記牽引金具を具備せしめた運搬台車と、その牽引金具
が係合される連結棒を設けた牽引台車と牽引金具と連結
棒の係脱を行なうスタンドを設けたものであって、これ
により、運搬台車を継続的に自走させなら、牽引台車を
ステーションから次のステーションへ牽引することがで
きるので、スタンドの設置を変えることにより、この牽
引台車上の積載品を所定の個所から所望の個所へ自動的
にかつ無人搬送することができ、運搬の稼動効率を高め
ることができる。また牽引台車にはバッテリ等の動力源
を使用していないことから、その故障等が少なく、さら
には予め牽引台車に、品物を積載することができるた
め、運搬台車への荷積、荷おろしの作業性が高められる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案よりなる自動牽引装置の実施例を示した
斜視図、第2図(A)及び(B)は、牽引金具の斜視図
及び枢着部の側面図、第3図(A),(B),(C),
(D),(E),(F),(G)は、自動牽引の動作説
明図、第4図は他の実施例を示した牽引金具の斜視図、
第5図及び第6図は夫々の従来例を示した斜視図であ
る。 1……運搬台車、2……牽引金具 3……主ガイド杆、4……当板 5……支軸、6……取付板 7……ボルト、8……ストッパ 9……副ガイド杆、9′……垂下部 9″……係合部、9……張出部 10……牽引台車、11……連結棒 12……スタンド、13……衝突部材 14……積載品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走式の運搬台車(1)に、その自走に伴
    って牽引台車(10)を連結させてこれを牽引させ、また
    この連結を解除してこれを放置させる運搬台車の自動牽
    引装置であって、前記牽引台車(10)の前端部に連結棒
    (11)を起立し、前記運搬台車(1)の後部に、それよ
    り後方に向けて水平方向に張り出す牽引金具を、前記水
    平位置が前記連結棒(11)の上端よりも下方に位置し、
    かつ前記水平位置から上方に向けて揺動可能に枢支し、
    前記牽引金具は、その後端部に前記連結棒(11)との係
    合部(9″)を、また前端部に前記連結棒(11)の上端
    よりも上方位置から前記運搬台車(1)の外方に向けて
    張り出す張出部(9)、及びこの張出部(9)の先
    端から前記水平位置まで垂下する垂下部(9′)をそれ
    ぞれ有し、さらに前記運搬台車(1)の走行域に前記牽
    引金具の前記垂下部(9′)と衝合する衝突部材(13)
    を設置し、前記運搬台車(1)の走行に伴って前記垂下
    部(9′)が前記衝突部材(13)に衝合して前記牽引金
    具を前記水平位置から上方に向けて揺動させて前記連結
    棒(11)と前記係合部(9″)との係合を解除し、また
    前記運搬台車(1)の走行によって前記張出部(9)
    内に前記連結棒(11)を導いてこれを前記牽引金具の前
    記係合部(9″)に係合させて前記運搬台車(1)が前
    記牽引車(10)を牽引するようにしたことを特徴とする
    運搬台車の自動牽引装置。
JP9965587U 1987-06-29 1987-06-29 運搬台車の自動牽引装置 Expired - Lifetime JPH0732166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9965587U JPH0732166Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29 運搬台車の自動牽引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9965587U JPH0732166Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29 運搬台車の自動牽引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS646104U JPS646104U (ja) 1989-01-13
JPH0732166Y2 true JPH0732166Y2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=31327017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9965587U Expired - Lifetime JPH0732166Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29 運搬台車の自動牽引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0732166Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102133846A (zh) * 2010-01-26 2011-07-27 日本电气株式会社 移动主体分离装置
JP2023183562A (ja) * 2022-06-16 2023-12-28 ヤマハ発動機株式会社 荷役搬送車

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7330795B2 (ja) * 2019-07-26 2023-08-22 三菱重工業株式会社 連結機構、連結方法、および牽引運行システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102133846A (zh) * 2010-01-26 2011-07-27 日本电气株式会社 移动主体分离装置
JP2011152825A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Nec Corp 移動体用分離装置
DE102011008297B4 (de) * 2010-01-26 2019-10-17 Nec Corp. Vorrichtung zum Trennen beweglicher Körper
JP2023183562A (ja) * 2022-06-16 2023-12-28 ヤマハ発動機株式会社 荷役搬送車

Also Published As

Publication number Publication date
JPS646104U (ja) 1989-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2013168706A1 (ja) 車体用部品取付システム
WO2007013348A1 (ja) 搬送用走行体の配送設備
JPH0732166Y2 (ja) 運搬台車の自動牽引装置
CN113619971B (zh) 一种agv小车物料输送系统及其控制方法
CN113619970B (zh) 一种agv小车物料输送系统及其控制方法
CN211168630U (zh) 带勾式转运小车
CN220410586U (zh) 管道托运车及管道托运结构
JPS6037874Y2 (ja) 搬送台車利用の搬送装置
JPS604845Y2 (ja) 台車利用の搬送装置
JPH0216113Y2 (ja)
CN215286751U (zh) 自动转运系统
CN219116374U (zh) 用于悬挂输送机的牵引装置
JP3399842B2 (ja) 搬送台車の連結運行装置
JPH0349092Y2 (ja)
JPS647098Y2 (ja)
JPS5937407Y2 (ja) 荷搬送設備
CN114802335B (zh) 用于火车车钩拔销和摘风管机器人
JPS6245964Y2 (ja)
JP3619646B2 (ja) 車両搬送ラインの車両再投入装置
CN210884063U (zh) 用于部件运输的H-Frame自动化供线系统
JPS5844045Y2 (ja) 2段トロリ−コンベヤ
JPH0741652Y2 (ja) 搬送用移動体の後押し装置
JPS6037873Y2 (ja) 搬送台車利用の搬送装置
JPH0123881Y2 (ja)
JP2000002100A (ja) 搬送台車の搬入、搬出装置