JP7328413B1 - 簡易的な圧力鍋を構成するフタ - Google Patents
簡易的な圧力鍋を構成するフタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7328413B1 JP7328413B1 JP2022111569A JP2022111569A JP7328413B1 JP 7328413 B1 JP7328413 B1 JP 7328413B1 JP 2022111569 A JP2022111569 A JP 2022111569A JP 2022111569 A JP2022111569 A JP 2022111569A JP 7328413 B1 JP7328413 B1 JP 7328413B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- pot
- plate
- rice
- cooking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cookers (AREA)
Abstract
Description
本願が主に想定している利用形態は、電気炊飯器の釜をガスコンロ炊飯に転用して用いるフタの発明である。ただし用いる鍋釜は限定されるわけではない。
ところで昨今の日本は、電力需給が逼迫している。節電方法のひとつとして、電気を使わずに炊飯する方法が勧められている。そのひとつが土鍋炊飯である。ただし昔は大家族用の大きな羽釜と厚く重いフタによって、加圧炊飯できていた。しかしながら昨今は核家族や単身者世帯が多く、それら世帯では炊飯量が少ない。それゆえ小さな土鍋と軽いフタでの炊飯となり、加圧されず、その結果として美味しいご飯が炊けなかった。
フタに加圧作用をもたせるには、フタに重石を載せれば実現できる。そのような先願として特許文献1、特許文献2があった。特許文献1はドーナツ形の重石で、フタの摘み部分がドーナツ穴に嵌る構成である。特許文献2は砂利詰め小座布団的な重石である。
しかしながら特許文献1、特許文献2とも、蒸気でフタが浮いてズレる危険が高かった。炊飯中は、白濁粘性の泡が吹き出し、釜とフタは滑り易くなる。そして蒸気圧でフタが浮くので、ズレ落ち易い。また製造販売者としても使用者としても、重石は負担がかかる物品であった。重石は重いし嵩張るし、落とせば足を怪我する危険物となる。重石は、運搬、流通にも苦労するし、保管収納でも場所をとる。
課題1、加圧調理可能なフタを形成する事。
課題2、フタが鍋からズレ落ちるのを防ぐ事。
課題3、フタを軽薄短小化する事。
あらためて本願の課題解決手段を説明すると、無害かつ耐熱性ある素材の板材を形成し、この板材を調理鍋の口径より広い面積に切り出し、この板材の上面をおよそ平坦に形成し、この板材の下面は調理鍋の口部分と気密的に閉じ合う形状とし、さらにこの板材の下面にフタと鍋口がズレるのを留める凹凸部を設けることを解決手段とする。
ここでいう板材とは、主に木材であるが、陶磁器、ガラス、金属、ホウロウびき金属、石材でも可能である。耐熱性があれば合成樹脂や他の新素材も採用し得る。
ここでいう「およそ平坦」とは、水平に置いた板材上に一般鍋を載せる場合に、一般鍋が大きく傾いたり、グラついたりしない程度の平坦形状であるという意味である。
ここでいう「気密的」とは、鍋を板材で閉じ、板材に重石を載せ、鍋が沸騰するまで蒸気を漏らさぬ程度の気密性である。深海や宇宙など極端な気圧での気密性ではない。
ここでいう「凹凸部」とは、凸条や突起や溝である。より詳しくは重石を載せた板材が鍋の蒸気圧で浮いても、板材が鍋から外れない程度の段差を有する凹凸部である。
(調理中にフタ開閉する為に把手は必要)であるが、炊飯には該当しない。炊飯は(途中でフタ開閉しない調理)である。そして火を止めて蒸らし時間後にフタ開けするので、その時点で温度は下がってフタ周囲を持てる。このような盲点を見出して(フタ把手の省略)を実現し、フタの上に一般鍋を置く事が可能になり、加圧調理効果を得ているわけである。
本願の加圧調理鍋用のフタの下面にはズレ留め凹凸部を備える構成なので、調理中に蒸気が噴いても、フタがズレる事はなく、安全に調理できる。炊飯においては、白濁粘性の泡が吹き出すので、釜とフタは滑り易くなる。釜内の蒸気は強い圧力になってフタを浮かす。だがフタ周囲から蒸気が漏れれば、鍋内圧力はすぐ下がる。またフタの下面の凹凸部によって、フタはズレないので、安全は保たれるのである。
本願のフタは、軽薄短小化した構成なので、製造、流通、販売、使用、収納の各段階において、作業がし易くなるという効果がある。板状の単純構造ゆえ、作り易い。板状ゆえ荷造り運搬し易く、軽いので流通も楽である。板状で陳列し易く、販売も楽である。家庭で扱う際にも、軽いので楽である。板状ゆえ、収納も嵩張らない。これら多くの利点があるので、製造以外の諸経費も少なくなり、低コスト化できる効果もある。
このフタ1を使っての炊飯方法を説明する。釜4は電気炊飯器の釜4を転用する。電気炊飯器の釜4は、肉厚で丸底で炊飯に適している。釜4に米と所定量の水を入れる。フタ1の裏面を水で濡らしてから、釜4に被せる。フタ1の裏を濡らす事で、密封度が増す。それから一般鍋5に水6を1リットル入れて、フタ1に載せる。一般鍋5が重さ1kgの重石代りとなる。そして釜4をコンロに置いて点火する。釜4が沸騰して、フタ1の周囲から蒸気が出てきたら、中弱火に火力調節する。キッチンタイマーを10分にセット、スタートさせる。10分経過したら火を止め、再びキッチンタイマー10分をスタートさせてご飯を蒸らす。10分経過したら炊き上りである。炊く量やご飯硬さの好みなどに応じて、火加減、加熱時間、蒸らし時間は調節すればよい。一般鍋に入れる水量も調節可能である。
片付け時は、フタ1を適当な場所に収納するだけなので、負担にならない。重石代りの一般鍋5は、水を捨て、鍋は元の鍋置き場に片付けるだけである。特許文献1のような重石を片付ける場合は、嵩張るし、倒れたり落ちたりすると危険なので、低い場所に安定させるなど気苦労がかかる。
実施例2のフタ7は、釜口と溝8が係合するので、蒸気を閉じ込め易い。もちろん溝形状を釜口と密接する丸底溝とすれば、よりピッタリ係合させられる。
7、フタ 8、溝 9、フタ 12、フタ 13、小突起 14、角部分
15、フタ 16、凸条
Claims (2)
- 調理鍋用の蓋、フタにおいて、無害かつ耐熱性ある素材で板材を形成し、この板材を調理鍋の口径より広い面積に切り出し、この板材の上面はおよそ平坦に形成し、この板材は蒸気穴の開いていない形状とし、この板材の下面形状は調理鍋の口部分と気密的に閉じ合う形状とし、この板材の下面にはフタと鍋口がズレるのを留める凹凸部を設けることを特徴とするフタ。
- 調理鍋の口径より広い面積の木材板の上面をおよそ平坦に形成し、この木材板は蒸気穴の開いていない形状とし、この木材板の下面形状は調理鍋の口部分と気密的に閉じ合う形状とし、この板材の下面にはフタと鍋口がズレるのを留める凹凸部を設けることを特徴とするフタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022111569A JP7328413B1 (ja) | 2022-07-12 | 2022-07-12 | 簡易的な圧力鍋を構成するフタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022111569A JP7328413B1 (ja) | 2022-07-12 | 2022-07-12 | 簡易的な圧力鍋を構成するフタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7328413B1 true JP7328413B1 (ja) | 2023-08-16 |
JP2024010306A JP2024010306A (ja) | 2024-01-24 |
Family
ID=87562977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022111569A Active JP7328413B1 (ja) | 2022-07-12 | 2022-07-12 | 簡易的な圧力鍋を構成するフタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7328413B1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001017325A (ja) | 1999-07-12 | 2001-01-23 | Nikkei Products Co | 加熱調理鍋用蓋 |
JP2006130110A (ja) | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Fujinosu:Kk | 電磁誘導加熱調理器対応鍋セット |
JP3149809U (ja) | 2009-01-13 | 2009-04-16 | 信男 嵯峨 | 電気炊飯器用内蓋 |
CN107374334A (zh) | 2016-10-27 | 2017-11-24 | 佛山市顺德区本味至尊科技有限公司 | 易清理黏贴食物的锅具及电加热炊具 |
-
2022
- 2022-07-12 JP JP2022111569A patent/JP7328413B1/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001017325A (ja) | 1999-07-12 | 2001-01-23 | Nikkei Products Co | 加熱調理鍋用蓋 |
JP2006130110A (ja) | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Fujinosu:Kk | 電磁誘導加熱調理器対応鍋セット |
JP3149809U (ja) | 2009-01-13 | 2009-04-16 | 信男 嵯峨 | 電気炊飯器用内蓋 |
CN107374334A (zh) | 2016-10-27 | 2017-11-24 | 佛山市顺德区本味至尊科技有限公司 | 易清理黏贴食物的锅具及电加热炊具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2024010306A (ja) | 2024-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4547399B2 (ja) | 電子レンジ用調理器 | |
US20110056957A1 (en) | Combination Multiple Vessel Cookware | |
JP7328413B1 (ja) | 簡易的な圧力鍋を構成するフタ | |
JP5138388B2 (ja) | 電磁調理器用器物の保温壁部材 | |
KR100650985B1 (ko) | 항아리 가마솥 | |
JP5075667B2 (ja) | 電子レンジ用容器 | |
KR100753622B1 (ko) | 이중 항아리 가마솥 | |
JP5838403B2 (ja) | 電子レンジ用炊飯容器 | |
US10973361B1 (en) | Cooking system for food steaming or cooking | |
JP2008054893A (ja) | 陶器製調理具 | |
JP7227490B2 (ja) | 炊飯器 | |
JP2000023828A (ja) | 炊飯釜 | |
KR100650986B1 (ko) | 이중 항아리 가마솥 | |
JPH04117919A (ja) | 加熱調理器 | |
JP2010268929A (ja) | 炊飯調理具 | |
JP2018015513A (ja) | ポータブル湯燗器 | |
JPH1014776A (ja) | 焼き物調理器具 | |
JPH0540846Y2 (ja) | ||
US20210337997A1 (en) | Cooking tool and system for food steaming or cooking with cooking mat | |
JPH0530667Y2 (ja) | ||
JP3112332U (ja) | つぼ型釜 | |
US7564010B2 (en) | Jar type cauldron | |
KR200175030Y1 (ko) | 도자기 솥 | |
JPS6130587Y2 (ja) | ||
JP4573451B2 (ja) | 蒸気調理鍋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230113 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230411 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7328413 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R155 | Notification before disposition of declining of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155 |