JP7324635B2 - テーブルの脚構造及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、単支柱型のテーブルの脚構造及びその製造方法に関する。
単支柱型のテーブルの脚構造は、テーブルの基部とテーブルの天板(天板受け)を、パイプ状の単一の支柱を介して連結したものである。その連結の構造に関連する先行技術として以下に示すものがある。
実開昭54-156059号公報 溶接によらず、パイプ材を他の部材に簡単かつ強固に固着できる連結具であり、中心にネジ孔(4)を有する固着具(3)と、ネジ孔(4)と螺合する締付ボルト(6)よりなる。固着具(3)の直径はパイプの内径よりも幾分大きく成形されている。締付ボルト(6)をネジ孔(4)に螺合した状態で固着具(3)をパイプ(2)内に圧入して固定する。 実開昭57-058115号公報 板材をパイプ材の端部にT字形に結合するための楔装置であり、パイプ材の中空内部に差し込まれる二つの板状の脚と、パイプ材の中空内部で両脚を押してパイプ材の内壁面に押し付ける突っ張り材を有する。 実公昭56-032103号公報 脚の中央部に嵌着されたねじ孔を構成するボス部材と、このねじ孔に下端部を螺合することで垂直に立設される上下長短部にねじ部を有する心棒と、上端部にテーブル受けを有し、心棒の外周側全体を被嵌する筒状支柱と、その上端部に心棒が貫通するように設けられた小径段部とを備えるテーブルを開示する。組立時は、脚の中央に心棒を螺合して立設し、心棒の外周側に筒状支柱を被嵌し、心棒の上端をナットで止めて支柱を心棒から抜け止めし、その後、テーブルを固定する。 実公昭57-059698号公報支柱部材3における脚部材2の取り付け位置には、位置決め用突起11,12が設けられている。位置決め用突起11,12は、支柱部材3の下端開口部3aの内面が嵌合して位置決めされる。 特許第5642434号公報 固定体20をパイプ1の内部に進入させ、プレス機5によりパイプ1の長さ方向にプレスすることで、フランジ部23の外縁部がパイプ1の端面1aに食い込んで、パイプの端面1aの内縁部の一部が、傾斜した面23bに沿ってネック部22方向に塑性変形され、ネック部22側に塑性変形した部分2が、フランジ23の下面23bに沿ってネック部22の最も細い上端22aにほぼ接する位置まで到達する。フランジ部23の外周23cとそれに接するパイプ1の端面1aの食い込み部分との強い摩擦、フランジ部23の下面23bと塑性変形部分2との摩擦により、パイプ1に対する固定体20の回転が十分な強さで規制される。
経済性の点からテーブルの脚構造は容易に製造できることが好ましく、また、その製造品質は高いものでなければならない。
特許文献1記載の連結構造は、簡単に組み立てることができる点で優れているが、固着具(3)は、パイプ(2)内で摩擦で止まっているだけである。固定が不確実で、大きな負荷、例えば強くネジを締めたときに耐えられないおそれがある。また、回転方向のズレを防止できない。
特許文献2記載の連結構造は、パイプ材の中空内部で両脚を押してパイプ材の内壁面に押し付けるものであり、摩擦で止まっているだけである。固定が不確実で、大きな負荷、例えば強くネジを締めたときに耐えられないおそれがある。また、回転方向のズレを防止できない。
特許文献3記載の連結構造は、芯棒をネジ止めしているので連結が確実であるものの、芯棒を軸とする回転を止める機構が設けられておらず、脚に対してテーブル面板が回転するおそれがある。特許文献3のようにテーブル面板が円形であれば回転しても支障ないが、正方形あるいは長方形のテーブル面板を使用する脚構造には適用できない。
特許文献4記載の連結構造は、位置決め突起が支柱部材の下端開口部の内面が嵌合することで位置決めされる。支柱部材の断面が正方形あるいは長方形であれば適用できるが、断面が円形のパイプには適用できない。
特許文献5記載の連結構造は、プレス加工が必須になり工程が複雑になるとともに、固定体を、プレスに耐える強度をもたせつつ高い精度で切削加工しなければならず、コストの点で問題がある。
テーブルは、パイプ状の支柱の一端に基部を取り付け、他端にテーブルの天板(天板受け)を取り付けることで製造する。取り付けの際には部材同士をボルトで固定するが、その本数が多く、しかも重たい部材(基部やテーブル)を保持しながらの作業であり、組立工数がかかるという問題がある。特にボルトを下面から取り付ける場合は、基部、テーブルを横にして作業しなければならず、このための養生した作業台が必要になるという問題もある。
正方形又は長方形の天板の場合、支柱と天板の位置関係がずれる(支柱に対して天板が回転する)と、テーブル同士を並べたときに隙間が生じたり、互いに干渉するなどの問題が生じる場合がある。これを避けるには、基部に支柱を組み付け、さらに天板を組み付けた後において、基部と天板の間で発生する角度のズレを最小限に押さえる必要がある。
この発明は上記課題を解決するためになされたもので、組立方法を簡素化でき、組立工数を削減でき、しかも、角度のズレを最小限に押さえて組立品質を向上することのできるテーブルの脚構造、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係るテーブルの脚構造は、
棒状の中心部材20と、
略中央に前記中心部材が垂直に取り付けられる基部1、5と、
前記中心部材を覆うように取り付けられ、位置決め用の突起21a、21bが両端に設けられるパイプ状又は開放パイプ状の第1支柱部材21と、
前記第1支柱部材を覆うように取り付けられるパイプ状の第2支柱部材22と、
前記中心部材の他端に取り付けられる天板受け3とを備え、
前記基部の前記中心部材の取付穴11aの近傍には、前記第1支柱部材の前記突起を受け入れる穴又は凹部11bが設けられ、前記突起21bが前記穴又は凹部に嵌合しつつ前記中心部材が取り付けられ、
前記中心部材の他端を受け入れる前記天板受けの取付穴3aの近傍には、前記第1支柱部材の前記突起を受け入れる穴又は凹部3bが設けられ、前記突起21aが前記穴又は凹部に嵌合しつつ前記天板受けが取り付けられることを特徴とする。
前記第2支柱部材は断面略円形の部材であり、
前記第1支柱部材は断面略コの字状の部材であって、その外周の一部が前記第2支柱部材の内面に接していてもよい。
この発明に係るテーブルの脚構造の製造方法は、
基部を水平に載置する第1工程と、
前記基部の略中央に設けられる取付穴に、棒状の中心部材を垂直に取り付ける第2工程と、
位置決め用の突起が両端に設けられるパイプ状又は開放パイプ状の第1支柱部材及び前記第1支柱部材を被嵌するパイプ状の第2支柱部材を、前記中心部材に通しつつ、前記突起を前記取付穴の近傍に設けられた穴又は凹部に嵌め込む第3工程と、
前記中心部材を受け入れる貫通孔、及び、前記突起を受け入れる穴又は凹部が設けられる天板受けを、前記中心部材を前記貫通孔に、及び、前記突起を前記穴又は凹部に嵌め込みつつ、前記第1支柱部材及び前記第2支柱部材の上端に水平に載置する第4工程と、
前記天板受けを貫通して現れる前記中心部材を前記天板受けに結合して前記天板受けを前記第1支柱部材に固定する第5工程とを備える。
本願発明によれば、各部材を、脚構造本来の向きである垂直方向に組み立てることができ、製造工程における作業が容易になるとともに、組立品質が向上する。組立の際に各部材を脚構造本来の向きとは異なる方向(水平)に配置する必要がなく、これによるデメリット(養生した作業平面が必要等)が生じない。
また、突起により正確な位置決めを行えるので、天板の向きの誤差を抑制でき、組立精度が向上する。
発明の実施の形態に係るテーブルの脚構造の全体斜視図である。 発明の実施の形態に係るテーブルの脚構造から天板受けと外側支柱パイプを除いた状態の全体斜視図である。 図2から、さらに内側支柱パイプを除いた状態の全体斜視図である。 図4(a)は天板受けの通しボルトの締結部分の拡大図である。図4(b)は、図4(a)からナットとバネ座金を除いた状態の拡大図である。 図5(a)は支柱の上端部の拡大図である。図5(b)は支柱の平面図である。図5(c)は、図5(a)から通しボルトと外側支柱パイプを除いた図である。 十字ベースと支柱の接続部の拡大図である(通しボルトと外側支柱パイプを除いている)。 図7(a)は十字ベースの支柱取付部の拡大図である。図7(b)は支柱取付部の平面図である。 発明の実施の形態に係る他のテーブルの脚構造の全体斜視図である。 角ベースと支柱の接続部の拡大図である(外側支柱パイプを除いている)。 角ベースと支柱の接続の説明図である(内側支柱パイプを上方へ持ち上げた状態を示す)。
発明の実施の形態について、図面を参照して説明を加える。
図1は、発明の実施の形態に係るテーブルの脚構造の全体斜視図である。
このテーブルの脚構造は、放射状に配置される4本の脚からなる十字ベース1と、その中心部に垂直に取り付けられる支柱2と、支柱2の上端に取り付けられる天板受け3とを備える。天板受け3は、ナット41とバネ座金42により支柱2に取り付けられる。図示は省略しているが、天板受け3の上には所定の形状(正方形、長方形、円形等)の天板が取り付けられる。天板受け3の四隅に設けられる穴は天板取付用のネジ穴である。
図1のテーブルの脚構造の内部について、図2等を参照して説明を加える。
図2は、図1から天板受け3と、支柱2の表面を構成する外側支柱パイプ22を除いた状態の全体斜視図である。支柱2の内部に設けられる内側支柱パイプ21の形状を見て取れる。内側支柱パイプ21は、外側支柱パイプ22とほぼ同じ長さである。なお、内側支柱パイプ21は、外側支柱パイプ22に溶接等で結合されていてもよい。支柱受け11は十字ベース1の中央に設けられ、その外周が外側支柱パイプ22の内側に嵌合する(図6,図7参照)。
図3は、図2から、さらに内側支柱パイプ21を除いた状態の全体斜視図である。十字ベース1の中心の支柱受け11に通しボルト20が垂直に立設されている。通しボルト20は、少なくともその両端について雄ネジが切られている。支柱受け11の中心にはネジ穴が設けられ、通しボルト20をここにネジ込み、取り付けることができる。通しボルト20のネジ山の一部を潰しておくことでネジ込む長さ(位置)を調整しつつ固定することができる。通しボルト20の他端はバネ座金42を入れてナット41で締め付けることで天板受け3を取り付けることができる。
以上の説明から理解できるように、支柱2は、中心に位置する通しボルト20と、通しボルト20を覆うように取り付けられる内側支柱パイプ21と、内側支柱パイプ21を覆うように取り付けられる外側支柱パイプ22とからなる(図5参照)。内側支柱パイプ21は板金をコの字状に曲げて作られていて、通しボルト20を通せるように長さ方向に空間が設けられている。パイプは管のことであり、断面について見ればその周囲全体にわたり板材のような部材で覆われているものが一般的である。しかし、発明の実施の形態に係る内側支柱パイプ21は図示のように一部が開放されている(図5(b))。本明細書ではそのようなものもパイプ状に含めている(一部が開放されているパイプ状の形態のことを「開放パイプ状」と記すことがある)。内側支柱パイプ21の両端には、位置決め用・回転止め用の突起が設けられている(詳細は後述)。外側支柱パイプ22は断面が円形のパイプ状の部材である。なお、その形状は円形に限定されない。内側支柱パイプ21は、外側支柱パイプ22とほぼ同じ長さであるが、図2から明らかなように通しボルト20はそれらよりも少し長い(ナット41で締め付けることができる程度、天板受け3の表面から通しボルト20が露出する)。
支柱2と天板受け3の連結の詳細について図4及び図5を参照して説明を加える。
図4(a)は天板受け3の通しボルト20の締結部分の拡大図である。図4(b)は、図4(a)からナット41とバネ座金42を除いた状態の拡大図である。図5(a)は支柱2の上端部の拡大図である。図5(b)は支柱2の平面図である。図5(c)は、図5(a)から通しボルト20と外側支柱パイプ22を除いた図である。
天板受け3の略中央に通しボルト用穴(貫通孔)3aが設けられ、これを中心として対称に2つの穴3bが設けられている(図4(b))。2つの穴3bには、内側支柱パイプ21の上端に設けられた2つの突起21aが嵌まり込む。これにより天板受け3は内側支柱パイプ21にしっかりと固定され、回転することがない。通しボルト用穴3aを通って通しボルト20の端が現れるので、ナット41、バネ座金42で天板受け3を内側支柱パイプ21に固定する(図4(a))。なお、穴3bは突起21aが嵌まり込めばよく、貫通孔である必要はない。凹部であってもよい。
外側支柱パイプ22の上端から通しボルト20が突き出ている。内側支柱パイプ21の突起21aも突き出ている(図5(a))。内側支柱パイプ21の断面は略コの字形の開放パイプ状であるが、その対向する2辺にそれぞれ突起21aが設けられている(図5(a)~(c))。なお、内側支柱パイプ21の断面はパイプ状であってもよいし、その形状はコの字形に限定されない。
十字ベース1と支柱2の連結の詳細について図6及び図7を参照して説明を加える。
図6は十字ベース1と支柱2の接続部の拡大図である(通しボルト20と外側支柱パイプ22を除いている)。図7(a)は十字ベース1の支柱取付部11の拡大図である。図7(b)は支柱取付部11の平面図である。
支柱取付部11は、平面の上に短い円筒が突き出したような形状をしている。円筒部分が外側支柱パイプ22の内側に嵌まり込む。支柱取付部11の中心には通しボルト20用のネジ穴11aが設けられ、円周上の対向する2箇所に内側支柱パイプ21の下端に設けられた2つの突起21bが嵌まり込む切り欠き部(凹部)11bが設けられている。支柱取付部11の円筒部分の外周には複数(図では12個)の小突起11cが設けられている。小突起11cは外側支柱パイプ22の内面に接し、これを保持するように機能する。支柱取付部11の突き出し部分(円筒)の高さに対応して、内側支柱パイプ21は外側支柱パイプ22よりも少し短くなっている(支柱2の下端側では突起21bが少し引っ込んでいる)。2つの切り欠き部11bには、内側支柱パイプ21の下端に設けられた2つの突起21bが嵌まり込む。これにより内側支柱パイプ21の位置決めが行われ、回転することがない。下端の突起21bは、上端の突起21aと同様のものである。
図8は、発明の実施の形態に係る他のテーブルの脚構造の全体斜視図である。図1のテーブルの脚構造は基部として十字ベースを使用していたが、図8ではこれに代えて角ベース5を使用している。上部の天板受け3は図1と同じものである。その連結方法は前述の図4、図5と変わらないので説明は省略する。
図9は、角ベース5と支柱2の接続部の拡大図である。支柱2の内部構造を示すために外側支柱パイプ22を除いている。図10は、角ベース5と支柱2の接続の説明図である。位置決め・回転止め用の突起21bと通しボルト20用のネジ穴、突起21bを受ける穴(凹部)5bの位置関係を示すために通しボルト20を除くとともに、内側支柱パイプ21を少し上へ持ち上げた状態を示す。
角ベース5の略中央に通しボルト用穴(ネジ穴)5aが設けられ、これを中心として対称に2つの穴5bが設けられている(図10)。通しボルト用穴(ネジ穴)5aに通しボルト20をネジ込み、角ベース5に垂直に取り付けることができる。通しボルト20のネジ山の一部を潰しておくことでネジ込む長さを調整することができる。なお、角ベース5の裏面からナットで通しボルト20を固定するようにしてもよい。2つの穴5bには、内側支柱パイプ21の下端に設けられた2つの突起21bが嵌まり込む。これにより角ベース5は内側支柱パイプ21にしっかりと固定され、回転することがない。
以上説明してきたテーブルの脚構造の製造方法について説明を加える。
(1)第1工程:十字ベース1、角ベース5などの基部を水平に載置する。
(2)第2工程:基部の略中央に設けられる取付穴11aに、通しボルト20などの中心部材を垂直に取り付ける(ネジ込む)。この状態は、概ね図3に相当する。
(3)第3工程:位置決め用の突起21a、21bが両端に設けられる内側支柱パイプ21及びこれを被嵌する外側支柱パイプ22を、通しボルト20に通しつつ、突起21bを通し支柱受け11の切り欠き部・凹部11bに嵌め込む。内側支柱パイプ21は外側支柱パイプ22の内側に固定されているが、そうでない場合は、まず内側支柱パイプ21を取り付ける。この状態は、概ね図2に相当する。
(4)第4工程:通しボルト20を受け入れる通しボルト用穴(貫通孔)3a、及び、この近傍に設けられ、突起21aを受け入れる穴(又は凹部)3bが設けられる天板受け3を、通しボルト20を通しボルト用穴(貫通孔)3aに、及び、突起21aを穴(又は凹部)3bに嵌め込みつつ、支柱2の上端に水平に載置する。この状態は、概ね図4(b)に相当する。
(5)第5工程:天板受け3を貫通して現れる通しボルト20を天板受け3に結合して支柱2に固定する。具体的には、図4(a)に示すように、バネ座金42を介してナット41で締めつける。図1は、組立を完了した状態に相当する。この後、図示しない天板が天板受け3に取り付けられる。
発明の実施の形態によれば、各部材を、脚構造本来の向きである垂直方向に組み立てることができ、製造工程における作業が容易になるとともに、組立品質が向上する。組立の際に各部材を脚構造本来の向きとは異なる方向(水平)に配置する必要がなく、これによるデメリット(養生した作業平面が必要等)が生じない。特に、基部が重いときに作業性が向上する。
突起21a、21bにより正確な位置決めを行えるので、天板の向きの誤差を抑制でき、組立精度が向上する。
要約すると、発明の実施の形態に係る製造方法は、テーブルのベースを水平に置き、これに垂直に通しボルト20を取り付ける。これにパイプ状の部材を被せることで支柱2を組み立てる。支柱の上部に天板受け3を取り付ける。ボルト20をベースの上から取り付けるので作業性が向上する。天板受け3の中心には通しボルト20用の貫通孔3aが設けられ、これを中心に対称に位置決め・回転止め用の穴3bが複数設けられている。支柱2のパイプ状の部材の上端に設けられた突起が穴3bに嵌合することで天板受け3が支柱2に対して回転しなくなり、角度のズレを抑制する。組立方法の簡素化、組立工数の削減、及び、天板の角度のズレの抑制による組立品質の向上を実現する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
1 十字ベース(脚の基部)
11 支柱受け
11a 通しボルト20用のネジ穴(取付穴)
11b 位置決め・回転止め用突起21bを受ける切り欠き部・凹部
11c 外側支柱パイプ22の内面に接し、これを保持する小突起
2 支柱
20 通しボルト(中心部材)
21 内側支柱パイプ(第1支柱部材)
21a 天板受け3用の位置決め・回転止め用突起
21b 支柱受け11用の位置決め・回転止め用突起
22 外側支柱パイプ(第2支柱部材)
3 天板受け
3a 通しボルト用穴(貫通孔)
3b 位置決め・回転止め用突起21aを受ける穴(凹部)
41 ナット
42 ばね座金
5 角ベース(脚の基部)
5a 通しボルト20用のネジ穴
5b 位置決め・回転止め用突起21bを受ける穴・凹部

Claims (3)

  1. 棒状の中心部材と、
    略中央に前記中心部材が垂直に取り付けられる基部と、
    前記中心部材を覆うように取り付けられ、位置決め用の突起が両端に設けられるパイプ状又は開放パイプ状の第1支柱部材と、
    前記第1支柱部材を覆うように取り付けられるパイプ状の第2支柱部材と、
    前記中心部材の他端に取り付けられる天板受けとを備え、
    前記基部の前記中心部材の取付穴の近傍には、前記第1支柱部材の前記突起を受け入れる穴又は凹部が設けられ、前記突起が前記穴又は凹部に嵌合しつつ前記中心部材が取り付けられ、
    前記中心部材の他端を受け入れる前記天板受けの取付穴の近傍には、前記第1支柱部材の前記突起を受け入れる穴又は凹部が設けられ、前記突起が前記穴又は凹部に嵌合しつつ前記天板受けが取り付けられることを特徴とするテーブルの脚構造。
  2. 前記第2支柱部材は断面略円形の部材であり、
    前記第1支柱部材は断面略コの字状の部材であって、その外周の一部が前記第2支柱部材の内面に接していることを特徴とする請求項1記載のテーブルの脚構造。
  3. 基部を水平に載置する第1工程と、
    前記基部の略中央に設けられる取付穴に、棒状の中心部材を垂直に取り付ける第2工程と、
    位置決め用の突起が両端に設けられるパイプ状又は開放パイプ状の第1支柱部材及び前記第1支柱部材を被嵌するパイプ状の第2支柱部材を、前記中心部材に通しつつ、前記突起を前記取付穴の近傍に設けられた穴又は凹部に嵌め込む第3工程と、
    前記中心部材を受け入れる貫通孔、及び、前記突起を受け入れる穴又は凹部が設けられる天板受けを、前記中心部材を前記貫通孔に、及び、前記突起を前記穴又は凹部に嵌め込みつつ、前記第1支柱部材及び前記第2支柱部材の上端に水平に載置する第4工程と、
    前記天板受けを貫通して現れる前記中心部材を前記天板受けに結合して前記天板受けを前記第1支柱部材に固定する第5工程とを備えるテーブルの脚構造の製造方法。
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