JP3519701B2 - 横架材支持具 - Google Patents
横架材支持具Info
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Description
側柵等において、上下方向に延びる支柱間に架け渡され
る架木、手摺り、笠木、横木、パネル状材等の横架材を
横架材受けを介して支持する横架材支持具および横架材
支持構造に関する。
材支持構造の多くは、横架材支持具に対し横架材受けが
水平な一つの定められた方向に固定されるようになって
いた。
方向を種々の方向に可変なものもあったが、これらのも
のは鋳物製の部品を用いて構成されており、かつ横架材
支持具が横架材受けを支持する支点は一定位置に固定さ
れていた。
持具に対する横架材受けの方向が水平な一つの定められ
た方向に固定される横架材支持具および横架材支持構造
においては、当然、上下方向に延びる軸に関して支柱に
対する横架材支持具の取付角度が限定されてしまうとと
ともに、横架材を水平方向に対して傾斜して取り付ける
ことができず、傾斜地に設けられるフェンスや、階段の
側壁等には用いることができないという問題があった。
の方向が種々の方向に可変となっている横架材支持具お
よび横架材支持構造においては、鋳物製の部品を用いて
構成されていたので、製造コストが高くなるという問題
があった。
なされたもので、本発明の1つの目的は、上下方向に延
びる軸を中心として横架材支持具に対し横架材受けの方
向を回動可能な横架材支持具および横架材支持構造を提
供することを目的とする。
横架材受けを横方向に延びる軸回りに回動可能であり、
横架材を水平方向のみならず、水平方向に対して任意角
度に傾斜させて支持することができる横架材支持具およ
び横架材支持構造を提供することを目的とする。
することができる横架材支持具および横架材支持構造を
提供することを目的とする。
ら明らかになろう。
材受けを介して横架材を支持する横架材支持具は、上下
方向に延びる支柱の上端部に取り付けられるベース部材
と、このベース部材に、上下方向に延びる軸回りに回転
可能に支持されており、前記横架材受けを支持する回転
部材とを有してなる。
材を回転することによって、上下方向に延びる軸を中心
として横架材支持具に対し横架材受けの方向を回動でき
る。したがって、上下方向に延びる軸に関して支柱に対
する横架材支持具の取付角度が限定されなくなる。
延びる軸回りに回動可能に支持されるので、横架材を水
平方向のみならず、水平方向に対して任意角度に傾斜さ
せて支持することができる。
部材を回転可能に支持する部材等をプレス加工により形
成可能な構成とすることにより、製造コストを低減でき
る。
説明する。
り、この参考例において、横架材支持具1は、ベース部
材2と回転部材7とを有してなる。前記ベース部材2
は、鋼板等の1枚の金属板をプレス加工することによ
り、円板状の屋根部3と、この屋根部3の周縁から該屋
根部3に対し垂直方向に折り曲げられて短い円筒状をな
す側壁部4とを一体的に形成してなり、屋根部3と側壁
部4とはそれらの全周に渡って連続している。前記屋根
部3の中心部には円形の結合穴5(図5,6参照)が開
けられている。前記ベース部材2は、図7,8に示され
るように、フェンス、階段の側柵等において、上下方向
に延びるパイプ材からなる支柱6の上端部の外周を、側
壁部4の内周側に嵌合される。なお、必要な場合には、
ベース部材2は、さらに溶接や、ねじ止めによって支柱
6に固定される。
プ材を主としてプレス加工により加工してなり、筒状部
分7aを有している。そして、図5,6に示されるよう
に、この筒状部分7aの下端部付近をプレス加工により
塑性変形させてベース部材2を緩く挟むことにより、ベ
ース部材2に、屋根部3に対して該回転部材7の軸線、
ひいては上下方向に延びる軸回りに回転可能に支持され
ている。さらに詳しく言うと、回転部材7は、前記ベー
ス部材2の屋根部3の結合穴5に筒状部分7aを挿通し
た状態で、該筒状部分7aを軸方向に圧縮し、該筒状部
分7aの周壁のうちの屋根部3の両側の部分を外側につ
ば状に膨出して第一および第二の膨出部8,9を形成
し、かつこれらの膨出部8,9により屋根部3を緩く挟
まさせることにより、ベース部材2に該回転部材7の軸
線、すなわち上下方向に延びる軸回りに回転可能に支持
されている(なお、第一および第二の膨出部8,9を形
成する際は、回転部材7の素材のうち、第一および第二
の膨出部8,9となる部分は外側への変形を拘束しない
一方、他の部分のうちの外側に膨出する虞がある部分は
外側へ変形しないように拘束しておく)。
材7の軸線を含む平面状となるようにプレス加工により
つぶされて軸支承部10とされており、この軸支承部1
0には長穴状の軸穴11が設けられている。
り、1枚の鋼板等の金属板から、プレス加工により、横
断面円弧状で直線的に延びる本体部13と、1対の突出
片14とを一体的に形成してなる。前記突出片14は本
体部13の中央部から該本体部13に対して垂直方向に
突出されており、互いに平行な状態で対向し合ってい
る。これらの突出片14にはそれぞれねじ挿通穴15
(図8参照)が設けられている。そして、前記突出片1
4間に横架材支持具1の軸支承部10が挿入された状態
で、軸穴11およびねじ挿通穴15に雄ねじ16が挿通
されることにより、図7の一点鎖線で示されるように、
横架材受け12は、水平方向に延びる雄ねじ16を中心
として一定範囲内において回動可能な状態で回転部材7
に支持されている。前記雄ねじ16にはナット17が螺
合されており、雄ねじ16に対しこのナット17を締め
付けることにより横架材受け12を回転部材7に対して
任意角度に固定可能となっている。
の側柵等を構成する横架材18の端部(または中間部)
が、横架材受け12の本体部13の内周面に沿わされた
状態で取付ねじ19およびナット20等により取り付け
られる。
においては、図3の一点鎖線で示されるようにベース部
材2に対して回転部材7を回転することにより、図9の
一点鎖線で示されるようにベース部材2に対して横架材
受け12を上下方向に延びる軸回りに回転することがで
きる。したがって、支柱6の軸線(上下方向に延びる
軸)に関して支柱6に対する横架材支持具1の取付角度
は特定の角度に限定されない。
態とすることにより、図7の一点鎖線で示されるよう
に、水平方向に延びる雄ねじ16を中心として横架材受
け12を回動でき、かつ雄ねじ16に対しナット17を
締め付けることにより、任意の角度において横架材支持
具1に対し横架材受け12を固定することができる。そ
して、これにより、横架材18を水平方向のみならず、
水平方向に対して任意角度に傾斜して支持することがで
きる。
レス加工により製造することができ、さらに両部材2,
7の結合もプレス加工により行うことができるので、横
架材支持具1の製造コストを安価にすることができる。
部付近を平面状となるようにつぶして軸支承部10を形
成すれば、回転部材7ひいては支柱6内への雨水等の侵
入を防止できるとともに、該軸支承部10に長穴を加工
することが可能になるし、該軸支承部10の厚さを薄く
して、横架材受け12を支承しやすくすることもでき
る。その上、該軸支承部10は回転部材7の周壁が2重
に重なって構成されるため、強度を大きくすることがで
きる。
す。この実施例において、横架材支持具1は、ベース部
材2と、軸体21と、回転部材7と、止めねじ22とを
有してなる。前記ベース部材2は、前記第一参考例のベ
ース部材2と同様のものである。
材を主としてプレス加工により加工してなり、ほぼ全体
に円筒状をなしており(したがって、本実施例では、軸
体21の全体が筒状部分をなしている)、図13,14
に示されるように、該軸体21の下端部付近をプレス加
工により塑性変形させてベース部材2をかしめることに
より、ベース部材2に屋根部3に対して垂直方向に固定
されている。さらに詳しく言うと、前記ベース部材2の
屋根部3の結合穴5に軸体21を挿通した状態で、該軸
体21を軸方向に圧縮し、該軸体21の周壁のうちの屋
根部3の両側の部分を外側につば状に膨出して第一およ
び第二の膨出部23,24を形成し、かつこれらの膨出
部23,24により屋根部3を強く挾持させることによ
り、ベース部材2に軸筒21が固定されている。このか
しめ作業は、前記第一参考例における、ベース部材2に
対する回転部材7の取付方法と基本的には同じである
が、前記第一参考例では膨出部8,9で屋根部3を緩く
挟むのに対し、本実施例におけるかしめ作業では膨出部
23,24で屋根部3を強く挾持する点が異なる。な
お、このかしめ作業においても、第一および第二の膨出
部23,24を形成する際、前記軸体21のうち、第一
および第二の膨出部23,24となる部分は外側への変
形を拘束しない一方、他の部分のうちの外側に膨出する
虞がある部分は外側へ変形しないように拘束しておく。
プ材を主としてプレス加工により加工してなり、下端側
に円筒状部25を形成されており、この円筒状部25の
内周を軸体21の外周に回転可能に嵌合されている。前
記円筒状部25には、該円筒状部25の周方向に延びる
溝穴26が設けられている。前記止めねじ22は、頭部
22aを有するとともに、溝穴26を貫通して軸体21
に径方向に螺合されている。そして、この止めねじ22
が締め付けられると、円筒状部25が軸体21と頭部2
2aとの間に挾持され、軸体21に対し回転部材7が固
定されるようになっている。
材7の軸線を含む平面状となるようにプレス加工により
つぶされて軸支承部10とされており、この軸支承部1
0には長穴状の軸穴11が設けられている。
一参考例の横架材受け12と同様のものであり、この横
架材受け12が前記第一参考例の場合と同様にして、雄
ねじ16を中心として一定範囲内において回動可能な状
態で横架材支持具1に支持されている。前記横架材受け
12には、前記第一参考例の場合と同様にして、横架材
18の端部(または中間部)が取り付けられる。
た状態で、図12の一点鎖線で示されるように、軸体2
1に対して回転部材7を回転することにより、ベース部
材2に対して横架材受け12を上下方向に延びる軸回り
に回転することができる。また、止めねじ22を締め付
けることにより、任意の角度において軸体21ひいては
ベース部材2に対し横架材受け12を固定することがで
きる。
じ16に対しナットを緩めた状態とすることにより、図
15の一点鎖線で示されるように、水平方向に延びる雄
ねじ16を中心として横架材受け12を回動でき、かつ
雄ねじ16に対しナットを締め付けることにより、任意
の角度において横架材支持具1に対し横架材受け12を
固定することができる。そして、これにより、横架材1
8を水平方向のみならず、水平方向に対して任意角度に
傾斜して支持することができる。
部材7はプレス加工により製造することができ、さらに
ベース部材2に対する回転部材7の結合もプレス加工に
より行うことができるので、横架材支持具1の製造コス
トを安価にすることができる。
している。この参考例において、横架材支持具1は、ベ
ース部材2と、筒状部材27と、回転部材7とを有して
なる。前記ベース部材2は、前記第一参考例のベース部
材2と同様のものである。
イプ材を主としてプレス加工により加工してなり、上端
部付近を小径、下端側を大径とされた円筒状をなしてい
る。この筒状部材27は、図18に示されるように、前
記第一実施例における軸体21と同様にして、該筒状部
材27の下端部付近を軸方向に圧縮し、該筒状材の周壁
のうちの屋根部3の両側の部分を外側につば状に膨出し
て第一および第二の膨出部28,29を形成し、かつこ
れらの膨出部28,29により屋根部3を強く挾持させ
てかしめることにより、ベース部材2に屋根部3に対し
て垂直方向に固定されている。前記筒状部材27の上端
部付近の内周には雌ねじ部30が設けられている。
おり、その外周部に設けられた雄ねじ部31を雌ねじ部
30に螺合されている。前記回転部材7の上端部付近に
は径方向に軸穴32が貫通されている。また、前記回転
部材7の上端面には、ドライバを嵌合するためのドライ
バ嵌合溝33が設けられている。
一参考例の横架材受け12と同様のものであり、この横
架材受け12が前記第一参考例の場合と同様にして、軸
穴32に挿通された雄ねじ16を中心として一定範囲内
において回動可能な状態で横架材支持具1に支持されて
いる。前記横架材受け12には、前記第一参考例の場合
と同様にして、横架材18の端部(または中間部)が取
り付けられる。
て回転部材7を回転することにより、ベース部材2に対
して横架材受け12を上下方向に延びる軸回りに回転す
ることができる。また、本参考例では、筒状部材27に
対して回転部材7が螺合されているため、筒状部材27
に対して回転部材7を回転することにより、回転部材7
を昇降し、横架材受け12の回動軸(雄ねじ16)の位
置を上下方向に関し調整することができる。
て、雄ねじ16に対しナットを緩めた状態とすることに
より、図19の一点鎖線で示されるように、水平方向に
延びる雄ねじ16を中心として横架材受け12を回動で
き、かつ雄ねじ16に対しナットを締め付けることによ
り、任意の角度において横架材支持具1に対し横架材受
け12を固定することができる。そして、これにより、
横架材18を水平方向のみならず、水平方向に対して任
意角度に傾斜して支持することができる。
プレス加工により製造することができ、さらにベース部
材2に対する筒状部材27の結合もプレス加工により行
うことができるので、横架材支持具1の製造コストを安
価にすることができる。
している。この参考例において、横架材支持具1は、前
記図16〜19の第二参考例と同様に、ベース部材2
と、筒状部材27と、回転部材7とを有してなり、前記
ベース部材2および筒状部材27は前記第二参考例のベ
ース部材2と同様のものである。
るが、その上端部付近に該回転部材7の軸線と垂直方向
に広がる円形のつば状部34を一体的に設けられてい
る。前記回転部材7のうちの、つば状部34より下端側
の部分は比較的に大径とされており、その外周に設けら
れた雄ねじ部31を筒状部材27の雌ねじ部30に螺合
されている。前記回転部材7のうちの、つば状部34よ
り上端側の部分は比較的に小径とされており、その外周
には雄ねじ部35が設けられている。また、前記回転部
材7の上端面には、ドライバを嵌合するためのドライバ
嵌合溝33(図21参照)が設けられている。
横断面コの字状をなすようにプレス加工してなる。この
中間部材36の中央の面(コの字の開口と反対側の面)
の中心部には、バーリング加工を施されたねじ穴37
(図22参照)、両端部付近には上下方向軸穴38,3
9(図21参照)がそれぞれ設けられている。前記中間
部材36の両側の面の両端部付近には、それぞれ横方向
軸穴41,42(図20参照)が設けられている。前記
中間部材36は、ねじ穴37を設けられている面を上に
向けて、ねじ穴37を回転部材7の雄ねじ部35に螺合
されるとともにつば状部34上に載置されている。
であり、前記各参考例および実施例の横架材受け12と
同様に、1枚の鋼板等の金属板からプレス加工により、
横断面円弧状で直線的に延びる本体部13と1対の突出
片14とを一体的に形成してなり、前記突出片14は互
いに平行に対向して設けられており、これらの突出片1
4にはそれぞれねじ挿通穴(図示せず)が設けられてい
る。しかし、これらの横架材受け12においては、前記
突出片14は本体部13の中央部ではなく、一方の端部
から突出されている。そして、前記突出片14間に中間
部材36が挿入された状態で、横方向軸穴41,42お
よび前記ねじ挿通穴に雄ねじ16が挿通されることによ
り、図23の一点鎖線で示されるように、各横架材受け
12は一定範囲内において雄ねじ16を中心として回動
可能な状態で中間部材36に支持される。前記雄ねじ1
6にはナット(図示せず)が螺合されており、雄ねじ1
6に対しこのナットを締め付けることにより中間部材3
6に対し横架材受け12を任意角度に固定可能となって
いる。
段の側柵等を構成する横架材18の端部が、横架材受け
12の本体部13の内周に沿わされた状態で取付ねじ1
9およびナット20等により取り付けられる。
部材7に中間部材36を介して2つの横架材受け12を
支持させることができる。また、中間部材36はつば状
部34上に載置されているので、十分な強度を持って横
架材受け12を介して横架材18を支持することができ
る。
別の使用方法を示している。この場合、1対の横架材受
け12は、上下方向に貫通されたねじ挿通穴(図示せ
ず)を備えている。そして、このねじ挿通穴および中間
部材36の上下方向軸穴38,39に雄ねじ43が挿通
されることにより、各横架材受け12は一定範囲内にお
いて雄ねじ43を中心として回動可能な状態で中間部材
36を介して回転部材7に支持される。前記雄ねじ43
にはナット(図示せず)が螺合されており、雄ねじ43
に対しこのナットを締め付けることにより中間部材36
に対し横架材受け12を任意角度に固定可能となってい
る。
を中心として各横架材受け12をそれぞれ回動できるの
で、フェンス、階段の側柵等のコーナー部を容易に構成
することができる。
部材7の雄ねじ部35に螺合して回転部材7に取り付け
ているが、中間部材36を回転部材7にかしめ等の他の
手段で取り付けてもよい。
す。この参考例において、横架材支持具1は、ベース部
材2と、雄ねじ材45と、回転部材7とを有してなる。
前記ベース部材2は、前記第一参考例のベース部材2と
同様のものである。前記雄ねじ材45は、その下端部付
近に六角形状のつば状部46を一体的に設けられてお
り、かしめによりベース部材2の屋根部3に、該屋根部
3に対して垂直方向に固定されている。すなわち、図2
9,30に示されるように、雄ねじ材45の下端部をベ
ース部材2の結合穴3に挿通した状態で該下端部をプレ
ス加工により押しつぶして塑性変形させ、その塑性変形
部47とつば状部46とでベース部材2の屋根部3をき
つく挾持することにより、屋根部3に固定されている。
前記雄ねじ材45のつば状部46より上方の部分の外周
には雄ねじ部48が設けられている。
プ材を主としてプレス加工により加工してなり、その下
端部付近は小径の円筒状の筒状部分7aとされており、
この筒状部分7aの内周には雌ねじ部49が設けられて
いる。前記雌ねじ部49は雄ねじ材45の雄ねじ部48
に螺合されている。前記回転部材7の上端部付近は、該
回転部材7の軸線を含む平面状となるようにプレス加工
によりつぶされて軸支承部10とされており、この軸支
承部10には長穴状の軸穴11が設けられている。
一参考例の横架材受け12と同様のものであり、この横
架材受け12が前記第一参考例の場合と同様にして、雄
ねじ16を中心として一定範囲内において回動可能な状
態で横架材支持具1に支持されている。前記横架材受け
12には、前記第一参考例の場合と同様にして、横架材
18の端部(または中間部)が取り付けられる。
て回転部材7を回転することにより、ベース部材2に対
して横架材受け12を上下方向に延びる軸回りに回転す
ることができる。また、本参考例においても、雄ねじ材
45に対して回転部材7が螺合されているため、雄ねじ
材45に対して回転部材7を回転することにより、ベー
ス部材2に対して回転部材7を昇降し、横架材受け12
の位置を上下方向に調整することができる。
して、雄ねじ16に対しナットを緩めた状態とすること
により、図31の一点鎖線で示されるように、水平方向
に延びる雄ねじ16を中心として横架材受け12を回動
でき、かつ雄ねじ16に対しナットを締め付けることに
より、任意の角度において横架材支持具1に対し横架材
受け12を固定することができる。そして、これによ
り、横架材18を水平方向のみならず、水平方向に対し
て任意角度に傾斜して支持することができる。
プレス加工により製造することができ、さらにベース部
材2に対する雄ねじ材45の取り付けもプレス加工によ
り行うことができるので、横架材支持具1の製造コスト
を安価にすることができる。
を示している。この参考例において、雄ねじ材45は前
記図25〜31の第四参考例の場合と異なり、つば状部
46より下側の部分の外周にも雄ねじ部50を設けられ
ている。そして、ベース部材2にかしめにより固定され
るのではなく、雄ねじ部50をベース部材2の屋根部の
中心部に螺合されることによりベース部材2に立設され
ている。また、前記雄ねじ材45の下端面には、ドライ
バを嵌合するためのドライバ嵌合溝51が設けられてい
る。他の構成は前記第四参考例と同様である。
て回転部材7を回転するのみならず、雄ねじ材45をベ
ース部材2に対して回転することによっても、ベース部
材2に対して回転部材7を昇降し、横架材受け12の高
さを調整することができる。なお、つば状部46は六角
形状となっているので、雄ねじ材45をベース部材2に
対して回転する場合、スパナ、レンチ等の工具をこのつ
ば状部46に嵌合して雄ねじ材45を回転することがで
きる。また、ドライバ嵌合溝51にドライバを嵌合して
雄ねじ材45を回転することもできる。
している。本実施例は前記図10〜15の第一実施例に
類似した構造を有しているが、以下に詳しく説明するよ
うに、軸体21によりベース部材2と一緒に内側部材5
2がかしめられている。
板をプレス加工することにより、円板状の天井部53
と、この天井部53の周縁から下方に折り曲げられた1
対の側面片54とを一体的に形成してなり、1対の側面
片54は両者でほぼ1つの円筒状をなしているが、互い
の間に間隙51を設けられている。各側面片54には、
該側面片54の円周方向に延びる凸部55が設けられて
おり、この凸部55の横断面は外側に凸の円弧状をなし
ている。前記天井部53の中心部には円形の結合穴56
(図34参照)が開けられている。そして、この結合穴
56およびベース部材2の屋根部3の結合穴5に軸体2
1を挿通した状態で、該軸体21を軸方向に圧縮し、該
軸体21のうちの屋根部3および天井部53の両側の部
分を外側につば状に膨出して第一および第二の膨出部2
3,24を形成し、かつこれらの膨出部23,24によ
り屋根部3および天井部53を挾持することにより、軸
体21により屋根部3および天井部53を互いに重なっ
た状態でかしめている。
の軸穴11は長穴状ではなくねじ穴とされているという
ことを除いて、前記第一実施例と同様である。前記軸穴
11には、図37によく示されるように両端部付近に径
方向に貫通する1対の軸穴57を設けられた軸穴付き雄
ねじ58(この軸穴付き雄ねじ58は、本実施例におい
て第一の軸を構成している)が螺合されており、各軸穴
57は軸支承部10の両側に位置されている。
材受けであり、前記第三参考例の図23の横架材受け1
2と同様のものである。そして、突出片14間に軸穴付
き雄ねじ58が挿入された状態で、軸穴57およびねじ
挿通穴15に雄ねじ59(この雄ねじ59は、本実施例
において第二の軸を構成している)が挿通されることに
より、図38の一点鎖線で示されるように、各横架材受
け12は一定範囲内において雄ねじ59を中心として回
動可能な状態で軸穴付き雄ねじ58の両端部付近に支持
されている。前記雄ねじ59にはナット60が螺合され
ており、雄ねじ59に対しこのナット60を締め付ける
ことにより軸穴付き雄ねじ58に対し横架材受け12を
任意角度に固定可能となっている。
段の側柵等を構成する横架材18の端部が、横架材受け
12の本体部13の内周に沿わされた状態で取付ねじ1
9およびナット20等により取り付けられる。
うに、内側部材52の側面片54を、パイプ材からなる
支柱6の上端部の開口部に押し込み、支柱6の上端部の
周壁がベース部材2の側壁部4と側面片54との間に嵌
合されるようにするのみで、ベース部材2を支柱6に取
り付けることができる。そして、このように嵌合された
とき、側面片54は支柱6の周壁に押されて内方に弾性
変形する一方、凸部55は側面片54の弾性により強く
支柱6の内周に押圧されるので、ベース部材2および内
側部材52ひいては横架材支持具1は支柱6に極めて強
固に取り付けられる。しかも、嵌合時、側面片54は支
柱6の上端部の周壁を側壁部4の内周側と側面片54と
の間に導く案内としての機能を果たすので、支柱6に対
するベース部材2の取付作業は極めて容易に行うことが
できる。このように本実施例では、ベース部材2を支柱
6に溶接したり、ねじ止めしたりする必要がなく、横架
材支持具1を支柱6に簡単かつ迅速に取り付けることが
でき、横架材支持具1の取り付け作業コストを低減でき
る。
して軸穴付き雄ねじ58を回転することにより、図36
の一点鎖線で示されるように、横架材支持具1に対し、
軸穴付き雄ねじ58(第一の軸)を中心として一定範囲
内において横架材18を回動することができる。また、
雄ねじ59に対しナット60を緩めた状態とすることに
より、図38の一点鎖線で示されるように、雄ねじ59
(第二の軸)を中心として横架材受け12を回動し、横
架材受け12を水平方向のみならず、水平方向に対して
任意角度に傾斜することができ、かつ雄ねじ59に対し
ナット60を締め付けることにより、任意の角度におい
て軸穴付き雄ねじ58に対し横架材受け12を固定する
ことができる。また、前記実施例と同様に、ベース部材
2に対して回転部材7を回転することにより、横架材受
け12を上下方向に延びる軸回りに回動できる。このよ
うに、本実施例では、横架材受け12を3つの軸回りに
回動可能とすることができる。
雄ねじ58により構成し、この第一の軸を横架材支持具
1に螺合しているが、本発明においては、第一の軸をね
じではない軸により構成してもよい。
つのベース部材2に対して回転部材7が一つのみ設けら
れているが、本発明においては、一つのベース部材2に
対して複数の回転部材7を設けてもよい。図39〜45
は、本発明の第六参考例を示しており、この参考例は一
つのベース部材2に対して回転部材7を2つ設けた例で
ある。
ース部材2と、2つの筒状部材27と、2つの回転部材
7とを有してなる。前記ベース部材2は、前記第一参考
例のベース部材2と同様のものであるが、屋根部に丸穴
からなる2つの結合穴5(図43参照)を設けられてい
る。
19の第二参考例における筒状部材27と同様のもの
で、前記第二参考例と同様にして結合穴5に挿通されて
ベース部材2に立設されている。各筒状部材27の雌ね
じ部30には、それぞれ大略棒状の回転部材7の外周に
設けられた雄ねじ部31が螺合されている。各回転部材
7の上端部には、軸支承部61が一体的に設けられてお
り、この軸支承部61には丸穴状の軸穴32が設けられ
ている。
材受けであり、前記第三参考例の図23の横架材受け1
2と同様のものである。そして、突出片14間に軸支承
部61が挿入された状態で、軸穴32およびねじ挿通穴
15に雄ねじ16が挿通されることにより、図44の一
点鎖線で示されるように、各横架材受け12は一定範囲
内において雄ねじ16を中心として回動可能な状態で回
転部材7に支持されている。前記雄ねじ16にはナット
17が螺合されており、雄ねじ16に対しこのナット1
7を締め付けることにより回転部材7に対し横架材受け
12を任意角度に固定可能となっている。
段の側柵等を構成する横架材18の端部が、横架材受け
12の本体部13の内周に沿わされた状態で取付ねじ1
9およびナット20等により取り付けられる。
転部材7を回転することにより、各横架材受け12の上
下方向に関する位置をそれぞれ調整できるので、図44
のように各横架材受け12に支持される横架材を一点鎖
線Aで示されるように横から見て互いに一直線上に配列
されるようにして傾けて支持することもできる。
を回転することにより、図45のように、上から見て各
横架材受け12が互いに任意の角度をなすようにするこ
とができるので、フェンス、階段の側柵等のコーナー部
を容易に構成することができ、かつ各横架材受け12間
の角度、ひいては各横架材18間の角度を任意角度に設
定できる。
材2の側壁部4を円筒状としているが、本発明において
は、必要に応じて、これらの側壁部を角筒状等の横断面
非円形状としてもよい。
架材受け12の形状は、前記各実施例のような形状に限
定されるものではなく、これら横架材および横架材受け
の形状は必要に応じて適宜変更することができる。
8は棒状ないしは管状のものとされているが、本発明が
対象とする横架材は、このような棒状のものに限らず、
パネル状のもの(これにはネットフェンスのネット状パ
ネル等も含まれる)をはじめ、上下方向に延びる支柱間
に架け渡されるあらゆる材料を含む。
対し横架材受けの方向を回動可能であるので、上下方向
に延びる軸に関して支柱に対する横架材支持具の取付角
度が限定されない、 (ロ)横架材受けが回転部材に、横方向に延びる軸回り
に回動可能に支持されているので、横架材を水平方向の
みならず、水平方向に対して任意角度に傾斜させて支持
することができる、 (ハ)横架材支持具の製造コストを低減できる、等の優
れた効果を得られるものである。
である。
面図である。
面図である。
面図である。
正面図である。
側面図である。
平面図である。
示す正面図である。
側面図である。
平面図である。
図である。
ある。
す正面図である。
示す正面図である。
平面図である。
断面図である。
す正面図である。
示す正面図である。
平面図である。
図である。
す正面図である。
を示す平面図である。
示す正面図である。
側面図である。
平面図である。
底面図である。
図である。
ある。
す正面図である。
示す縦断面図である。
底面図である。
示す縦断面図である。
底面図である。
部断面して示す側面図である。
す拡大縦断面図である。
す正面図である。
示す正面図である。
側面図である。
平面図である。
底面図である。
縦断面図である。
す正面図である。
を示す平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 横架材受けを介して横架材を支持する横
架材支持具であって、上下方向に延びる支柱の上端部に
取り付けられるベース部材と、このベース部材に上下方
向に立設された、筒状部分を備えた軸体と、円筒状部を
備えていて、この円筒状部の内周を前記軸体の前記筒状
部分の外周に回転可能に嵌合されており、前記横架材受
けを支持する回転部材と、この回転部材の上端部付近を
平面状となるようにつぶして形成された軸支承部と、こ
の軸支承部に設けられた、前記横架材を支持する軸また
はねじを挿通または螺合するための軸穴と、前記回転部
材の前記円筒状部に周方向に延びるように設けられた溝
穴と、この溝穴を貫通して前記軸体に螺合されており、
締め付けられると、前記軸体に前記回転部材を固定する
止めねじとを有してなり、前記軸体は、該軸体の前記筒状部分を前記ベース部材に
挿通した状態で該筒状部分を軸方向に圧縮し、該筒状部
分の周壁のうちの前記ベース部材の両側の部分を外側に
つば状に膨出して第一および第二の膨出部を形成し、こ
れらの第一および第二の膨出部間に前記ベース部材が挟
まれるようにすることにより、前記ベース部材に取り付
けられている 横架材支持具。 - 【請求項2】 前記ベース部材は屋根部とこの屋根部の
周縁に形成された筒状の側壁部とを有しており、このベ
ース部材に、下方に延びる側面片を有する内側部材が該
ベース部材の内側に配置されるようにして取り付けられ
ており、前記支柱を構成するパイプ材の上端部の周壁が
前記内側部材の前記側面片と前記ベース部材の前記側壁
部との間に嵌合される請求項1記載の横架材支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001135684A JP3519701B2 (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 横架材支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001135684A JP3519701B2 (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 横架材支持具 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1495498A Division JP3212279B2 (ja) | 1998-01-10 | 1998-01-10 | 横架材支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001317233A JP2001317233A (ja) | 2001-11-16 |
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ID=18983101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001135684A Expired - Lifetime JP3519701B2 (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 横架材支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3519701B2 (ja) |
-
2001
- 2001-05-07 JP JP2001135684A patent/JP3519701B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2001317233A (ja) | 2001-11-16 |
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