JP3311038B2 - 筒状材を含む構造物および床パネル支持具 - Google Patents

筒状材を含む構造物および床パネル支持具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床パネル支持具等の、
筒状材を構成要素として含む構造物に係り、特に工具を
用いて、筒状材を回転させたり、筒状材が他の部材と一
緒に回転してしまわないように該筒状材を固定保持した
りする必要がある構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】横断面円形の筒状材は、通常のスパナ、
レンチ等の工具を引掛けることができない。このため、
従来は、横断面円形の筒状材が雄ねじ材に螺合されてい
る場合等において、筒状材を回転させたり、筒状材が他
の部材とともに回転してしまわないように該筒状材を固
定保持する必要があるとき、通常のスパナ、レンチ等の
工具ではこれらのことを行うことができず、特殊な工具
を用いる必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のように
特殊な工具しか用いることができないのは不便である。
また、通常のスパナ、レンチ等の工具を使用可能とする
ために、筒状材自体に工具を嵌合するための横断面非円
形の部分を加工する試みもなされていたが、このように
筒状材自体に横断面非円形の部分を加工するのは、コス
トが高くなるという問題があった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、本発明の目的は、通常のスパナ、レンチ等の工
具を用いて、筒状材を回転させたり、筒状材が他の部材
とともに回転してしまわないように該筒状材を固定保持
することができ、しかも低コストとすることができる筒
状材を含む構造物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による筒状材を含
む構造物は、雄ねじ部を備えた部材と、内周に雌ねじ部
を設けられており、この雌ねじ部を前記雄ねじ部に螺合
された金属からなる筒状材と、この筒状材挿通される
とともに該筒状材でかしめられて該筒状材に対し固定さ
れた、前記筒状材を回転させるためまたは前記筒状材の
回転を阻止するために工具を嵌合する非円形形状の工具
嵌合材とを有してなるものである。
【0006】
【作用】本発明においては、非円形の工具嵌合材にスパ
ナ、レンチ等の工具を嵌合することにより、これらの工
具で、筒状材を回転させたり、筒状材が他の部材ととも
に回転してしまわないように該筒状材を固定保持するこ
とができる。
【0007】また、筒状材で工具嵌合材をかしめるだけ
でよく、横断面非円形の部分を筒状材自体に加工する必
要がないので、コストを安くすることができる(特に、
筒状材に固定すべき他の部材と一緒に工具嵌合材をかし
めるようにすれば、工具嵌合材を設けることによるコス
ト上昇は最小限となる)。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。なお、以下に示す実施例はいずれも本発明
を、コンクリート等からなる基礎床面上に床パネルを支
持するための床パネル支持具に適用した例であるが、本
発明は他の種の筒状材を含む構造物にも適用できるもの
である。
【0009】図1〜5は、本発明の第一実施例を示す。
この実施例において、床パネル支持具1は、ベース材2
と、ねじ支柱3と、パネル載置板4と、工具嵌合材5
と、筒状材6とを有してなる。前記ベース材2はコンク
リート床面等からなる基礎床面7上に設置されるもの
で、鋼板等の金属板からなり、その中心部には円形の穴
7aが設けられている。前記ねじ支柱3は鋼鉄等の金属
からなり、その下端部付近にはつば部3aが設けられて
いる。前記ねじ支柱3のうちのつば部3aより下方の部
分は、ベース材2の穴2aとベース材2の下面に当てら
れた当て板8に設けられた穴8aとに挿通された上、塑
性変形されて、ベース材2を当て板8とともにかしめて
おり、これにより、ねじ支柱3はベース材2上に垂直方
向に立設されている。前記ねじ支柱3のうちの、つば部
3aより上方の部分の外周には雄ねじ部3bが設けられ
ている。
【0010】前記パネル載置板4は鋼板等の金属板から
なり、その中心部には円形の筒状材挿通穴4aが設けら
れている。前記工具嵌合材5は、鋼鉄等の金属からな
り、図5に示されるように六角形状をなしていて、その
中央部に円形の筒状材挿通穴5aを設けられている。
【0011】筒状材6も鋼鉄等の金属からなり、全体に
横断面円形であるが、その下端部は細く絞られて細径部
6aを形成している。前記細径部6aの内周には雌ねじ
部6bが設けられており、この雌ねじ部6bはねじ支柱
3の雄ねじ部3bに螺合されている。また、前記筒状材
6の上端付近には、該筒状材6の周壁の一部を、全周に
渡って2重に折れ重なって外側につば状に広がるように
塑性変形してなる塑性変形部6cが設けられている。そ
して、前記筒状材6は、工具嵌合材5の筒状材挿通穴5
aおよびパネル載置板4の筒状材挿通穴4aに挿通され
て塑性変形部6cを工具嵌合材5に当接された状態で、
パネル載置板4より上方の部分の周壁を、塑性変形部6
cと同様に、全周に渡って2重に折れ重なって外側につ
ば状に広がるように塑性変形されて塑性変形部6dを形
成され、この塑性変形部6dがパネル載置板4を塑性変
形部6cとの間に挟持することにより、パネル載置板4
をかしめており、これによりパネル載置板4は工具嵌合
材5とともに筒状材6に固定されている(なお、塑性変
形部6cと6dとを形成する順番を逆にしてもよいし、
いずれの塑性変形部も設けない状態で筒状材6を筒状材
挿通穴4aおよび5aに挿通し、塑性変形部6cおよび
6dに対応する2つの塑性変形部を同時に形成すること
により、筒状材6でパネル載置板4をかしめてもよ
い)。
【0012】前記ねじ支柱3の雄ねじ部3bには、上部
側にスカート部9aを設けられた振れ止めナット9が螺
合されている。
【0013】前記筒状材6の上端部には係合部材11が
固定されている。この係合部材11は、鋼鉄、ステンレ
ス鋼、バネ鋼等の適当な弾性を有する金属板材をプレス
成形することにより、基部11aおよび複数の係合片1
1bを一体的に形成してなる。前記基部11aは、短い
筒状をなしており、その内周側を筒状材6の上端部外周
側に嵌着されることにより、筒状材6に固定されてい
る。前記係合片11bは、放射状に配置されていて、そ
の基端側を基部11aに連続されており、基部11aか
ら筒状材6の中心側に向かって斜め下方に延びている。
【0014】図2および3に示されるように、床パネル
12の四隅部の上面側には、凹部12aが設けられてい
る。隣り合う4枚の床パネル12の前記凹部12aには
正方形状の押え材13が嵌合されるようになっており、
この押え材13の中心部には、パネル押えねじ14を挿
通するためのねじ挿通穴13aが設けられている。な
お、押え材13の形状は、必ずしも本実施例のような正
方形である必要はなく、円形や六角形等の他の形状とす
ることもできる。
【0015】前記床パネル12を基礎床面7上に支持す
るには、振れ止めナット9は緩めた状態で、工具嵌合材
5にスパナ、レンチ等の工具(図示せず)を嵌合し、こ
の工具で工具嵌合材5およびパネル載置板4とともに筒
状材6をねじ支柱3に対し回転することにより、パネル
載置板4の高さを適正な位置に調整する。
【0016】次に、振れ止めナット9を締め付け方向
(上方に移動する方向)に回転し、図1のように振れ止
めナット9のスカート部9aの内周面を筒状材6の下端
部に押圧して筒状材6をロックし、ねじ支柱3に対し筒
状材6が回転できないようにするとともに、ねじ支柱3
に対する筒状材6の振れを防止する。ここにおいて、本
構造では、前述のように振れ止めナット9を締め付ける
際に、工具嵌合材5に前記工具を嵌合して保持し、筒状
材6が振れ止めナット9と一緒に回転してしまうのを防
止することができる。
【0017】次に、パネル載置板4に、図1および2に
示されるように、隣り合う4枚の床パネル12の四隅部
を載置する。次に、押え材13のねじ挿通穴13aに挿
通したパネル押えねじ14を上方から係合部材11の係
合片11bの先端間に回転させることなく押し込む。す
ると、係合片11bが弾性曲げ変形することにより、該
係合片11bの先端が雄ねじ部3bのねじ山を越えて行
き、押え材13が床パネル12に当接されてパネル押え
ねじ14の押し込みが停止されたところで、係合片11
bの先端がパネル押えねじ14のねじ溝に係合する。こ
こにおいて、パネル押えねじ14に引き抜き方向に力が
作用しても、係合片11bが斜め下方に傾斜されている
ため、係合片11bの先端がより一層強く雄ねじ部3b
のねじ溝に当接されることになり、パネル押えねじ14
は抜けない。したがって、これにより、押え材13とパ
ネル載置板4との間に床パネル12が挟持され、床パネ
ル12がパネル載置板4上に拘束される。なお、必要な
場合には、前述のようにパネル押えねじ14を係合片1
1bの先端間に押し込んだ後、さらにパネル押えねじ1
4を締め付け方向に回転すると、係合片11bの先端が
雌ねじのねじ山の機能を果して、パネル押えねじ14が
さらに下降しようとするので、パネル押えねじ14に床
パネル12をさらに強固に締め付けさせることができ
る。
【0018】また、係合部11を設けず、筒状材6の上
端部に雌ねじ部を直接設けるか、または雌ねじ部を設け
られた部材を筒状材6の上端側に固定し、これらの雌ね
じ部にパネル押えねじ14を螺合して締め付けることに
より、床パネル12をパネル載置板4と押え材13とで
挟持してもよい。さらに、押え材13で床パネル12を
押える必要がない場合は、係合部11やその代りとなる
前記雌ねじ部等を設けなくてよい。
【0019】本構造では、筒状材6で工具嵌合材5をか
しめるだけでよく、筒状材6自体に横断面非円形の部分
を加工する必要がないので、コストを安くすることがで
きる。特に、本実施例の場合、工具嵌合材5を設けなく
てもパネル載置板4を筒状材6でかしめる作業は必要で
あるところを、パネル載置板4と一緒に工具嵌合材5を
筒状材6でかしめるので、工具嵌合材5を設けることに
よるコスト上昇を最小限とすることができる。
【0020】図6〜9は本発明の第二実施例を示す。本
実施例においては、図6および8に示されるように、筒
状材6の上端側には、長さ方向に延びる直線状の切り溝
15が互いに180度をなす位置に設けられている(な
お、図8はパネル載置板4をかしめる作業を行う前の筒
状材6を示している)。
【0021】図7に示されるように六角形状の工具嵌合
材5の中央部には共通の径および中心点を有する一対の
三日月状の筒状材挿通穴5bが設けられており、これら
の穴5b間には直線状の切り溝嵌合部5cが残存してい
て、該切り溝嵌合部5cは工具嵌合材5の他の部分につ
ながっている。
【0022】本実施例では、図8および9に示されるよ
うに切り溝15に切り溝嵌合部5cが嵌合されるように
して工具嵌合材5の筒状材挿通穴5bに筒状材6を挿通
し、さらにパネル載置板4の筒状材挿通穴4aに筒状材
6を挿通して工具嵌合材5上にパネル載置板4を重ねた
後、前記実施例と同様の筒状材6に塑性変形部6dを形
成することにより、該塑性変形部6dと切り溝15の終
端部15aとの間に工具嵌合材5およびパネル載置板4
がかしめられている。他の構成は前記第一実施例と同様
である。
【0023】本実施例においては、塑性変形部6dを1
個のみ形成するだけでパネル載置板4および工具嵌合材
5をかしめることができるという利点が得られる。ま
た、切り溝嵌合部5cが切り溝15に嵌合されるため、
筒状材6に対して工具嵌合材5を強固に回り止めするこ
とができるという利点も得られる。
【0024】図10〜13は、本発明の第三実施例を示
す。本実施例において、床パネル支持具21は、ベース
材22と、工具嵌合材23と、筒状材24と、パネル載
置板25と、ねじ支柱26とを有してなる。前記ベース
材22は、鋼板等の金属板からなり、このベース材22
の中央部には、図11に示されるように共通の径および
中心点を有する一対の円弧状の穴22aが設けられてお
り、これらの穴22aの両端間には切り溝嵌合部22b
が形成されている。前記工具嵌合材23は図13に示さ
れるように六角形状をなしており、その中央部にはベー
ス材22の筒状材挿通穴22aと同じ形状の筒状材挿通
穴23aが設けられていて、これらの穴23aの両端間
には切り溝嵌合部23bが形成されている。
【0025】前記筒状材24は鋼鉄等の金属からなり、
全体的に横断面円形とされているが、その上端側は絞ら
れて細径とされており、この上端側の内周には雌ねじ部
24aが設けられている。図12は、ベース材22をか
しめる前の筒状材24の形状を示しており、この筒状材
24の下端側には、互いに180度をなす位置において
該筒状材24の長さ方向に延びる切り溝が24bが設け
られている。そして、筒状材24の下端側は、切り溝2
4bを切り溝嵌合部23bおよび22bに嵌合されるよ
うにして工具嵌合材23およびベース材22の筒状材挿
通穴23aおよび22aに挿通された上、前記実施例に
おける塑性変形部6dと同様のつば状の塑性変形部24
cを形成されることにより、工具嵌合材23およびベー
ス材22をかしめている。これにより、ベース材22、
工具嵌合材23および筒状材24は互いに固定されてい
る。
【0026】前記パネル載置板25は、鋼鉄等の金属か
らなり、円板状をなしている。前記ねじ支柱26は鋼鉄
等の金属からなり、その上端側につば部26aを一体的
に設けられている。前記ねじ支柱26のつば部26aよ
り上端側の外周部には上側雄ねじ部26bが、前記ねじ
支柱26のつば部26aより下端側の外周部には下側雄
ねじ部26cがそれぞれ設けられている。また、ねじ支
柱26の上端面には、ドライバ嵌合溝26dが設けられ
ている。前記パネル載置板25は、ねじ支柱26の上側
雄ねじ部26bに螺合された上、塑性変形されることに
よりねじ支柱26をかしめている。これにより、パネル
載置板25はねじ支柱26の上端部付近に、ねじ支柱2
6に対して垂直方向に固定されている。前記ねじ支柱2
6の下側雄ねじ部26cは、筒状材24の雌ねじ部24
aに螺合されている。また、前記ねじ支柱26の下側雄
ねじ部26cには、筒状材24の上方において、振れ止
めナット9が螺合されている。
【0027】図10に示されるように、押え具27は、
押え部28と、筒状部29と、係合部30とを有してな
る。前記押え部28は、鋼鉄等の金属からなり、円板状
をなしていて、その中心部にドライバ嵌合用の十文字状
の穴28aを設けられている。前記筒状部29は、鋼鉄
等の金属からなり、その上端を押え部28の下面に固定
されている。前記係合部30は、鋼鉄、ステンレス鋼、
バネ鋼等の適当な弾性を有する金属板材をプレス成形す
ることにより、基部30aおよび複数の係合片30bを
一体的に形成してなる。前記基部30aは、短い筒状を
なしており、その内周側を筒状部29の下端外周側に嵌
着されることにより、筒状部29に固定されている。前
記係合片30bは、その基端側を基部30aに連続され
ており、該基部30aから筒状部29の中心側に向かっ
て斜め上方に延びている。
【0028】床パネル31を基礎床面6上に支持するに
は、まず振れ止めナット9を緩めた状態において、ドラ
イバ嵌合溝26dにドライバ(図示せず)を嵌合してね
じ支柱26を筒状材24に対しパネル載置板25ととも
に回転することにより、パネル載置板25の高さを適正
な位置に調整する。
【0029】次に、振れ止めナット9を締め付け方向
(下方に移動する方向)に回転し、図10のように振れ
止めナット9のスカート部9aの内周面を筒状材24の
上端部に押圧して筒状材24をロックし、ねじ支柱26
に対し筒状材24が回転できないようにするとともに、
ねじ支柱26に対する筒状材24の振れを防止する。こ
こにおいて、本構造では、前述のように振れ止めナット
9を締め付ける場合、工具嵌合材23に前記工具を嵌合
して筒状材24を保持し、筒状材24が振れ止めナット
9と一緒に回転してしまうのを防止することができる。
【0030】次に、パネル載置板25に、図10に示さ
れるように、隣り合う4枚の床パネル31の四隅部を載
置する。
【0031】次に、係合片30bの先端間にねじ支柱2
6の上端側が挿通されるようにして、押え具27を、押
え部28が床パネル31に当接されるまで下方に押し込
んで行く。すると、係合片30bが弾性曲げ変形するこ
とにより、該係合片30bの先端がねじ支柱26の上側
雄ねじ部26bのねじ山を越えて行き、押え具27の押
し込みを止めたところで、係合片30bの先端が上側雄
ねじ部26bの谷に係合し、押え具27に引き抜き方向
に力が作用されても、押え具27は抜けない状態にな
る。これにより、床パネル31がパネル載置板25と押
え部28との間に挟持される。
【0032】必要な場合には、次に、押え部28の穴2
9にドライバを嵌合して押え具27を所定方向に回転す
ると、係合片30bの先端が上側雄ねじ部26bの谷の
螺旋に沿って移動するため、押え具27がさらに下降
し、押え部28が床パネル31をさらに強く押えるの
で、床パネル31がパネル載置板25と押え部28との
間にしっかりと挟持される。
【0033】なお、前記各実施例では工具嵌合材は六角
形状とされているが、本発明においては、工具嵌合材を
六角形状以外の非円形形状としてもよい。
【0034】また、前記各実施例では、筒状材は横断面
円形とされているが、横断面円形以外の筒状材を用いる
場合にも、スパナ、レンチ等の工具を嵌合し易くするた
めに、本発明を適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、工具嵌合材に工
具を嵌合することにより、通常のスパナ、レンチ等の工
具を用いて、筒状材を回転させたり、筒状材が他の部材
と一緒に回転してしまわないように該筒状材を固定保持
することができ、しかも低コストとすることができる等
の優れた効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による筒状材を含む構造物の第一実施例
を示す縦断面図である。
【図2】前記第一実施例を示す平面図である。
【図3】前記第一実施例における床パネル支持具を示す
正面図である。
【図4】図1のIV−IV線における断面図である。
【図5】前記第一実施例における工具嵌合材を示す平面
図である。
【図6】本発明の第二実施例を示す縦断面図である。
【図7】前記第二実施例における工具嵌合材を示す平面
図である。
【図8】前記第二実施例において工具嵌合材に筒状材を
挿通した状態(かしめ前の状態)を示す縦断面図であ
る。
【図9】図8のIX−IX線における断面図である。
【図10】本発明の第三実施例を示す縦断面図である。
【図11】前記第三実施例におけるベース材を示す平面
図である。
【図12】前記第三実施例において工具嵌合材に筒状材
を挿通した状態(かしめ前の状態)を示す縦断面図であ
る。
【図13】図12のXIII−XIII線における断面
である。
【符号の説明】3 ねじ支柱 3b 雄ねじ部 5 工具嵌合材 6 筒状材6b 雌ねじ部 6d 塑性変形部23 工具嵌合材 24 筒状材 24a 雌ねじ部 24c 塑性変形部 26 ねじ支柱 26c 雄ねじ部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄ねじ部を備えた部材と、内周に雌ねじ
    部を設けられており、この雌ねじ部を前記雄ねじ部に螺
    合された金属からなる筒状材と、この筒状材挿通され
    るとともに該筒状材でかしめられて該筒状材に対し固定
    された、前記筒状材を回転させるためまたは前記筒状材
    の回転を阻止するために工具を嵌合する非円形形状の工
    具嵌合材とを有してなる、筒状材を含む構造物。
  2. 【請求項2】 筒状材の周壁を全周に渡って2重に折れ
    重なって外側につば状に広がるように塑性変形して塑性
    変形部を形成し、この塑性変形部で前記工具嵌合材をか
    しめてなる請求項1記載の筒状材を含む構造物。
  3. 【請求項3】 ベース材と、このベース材に立設された
    ねじ支柱と、このねじ支柱の外周に設けられた雄ねじ部
    と、内周に雌ねじ部を有し、この雌ねじ部を前記雄ねじ
    部に螺合された金属からなる筒状材と、この筒状材に取
    り付けられた、床パネルを載置されて該床パネルを支持
    するパネル載置板とを有してなる床パネル支持具におい
    て、 前記筒状材挿通されるとともに該筒状材でかしめられ
    て該筒状材に対し固定された、前記筒状材を回転させる
    ためまたは前記筒状材の回転を阻止するために工具を嵌
    合する非円形形状の工具嵌合材とを有してなる、床パネ
    ル支持具。
  4. 【請求項4】 ベース材と、このベース材に立設された
    金属からなる筒状材と、この筒状材の内周に設けられた
    雌ねじ部と、この雌ねじ部に螺合された雄ねじ部を外周
    に有するねじ支柱と、このねじ支柱に取り付けられた、
    床パネルを載置されて該床パネルを支持するパネル載置
    板とを有してなる床パネル支持具において、 前記筒状材挿通されるとともに該筒状材でかしめられ
    て該筒状材に対し固定された、前記筒状材を回転させる
    ためまたは前記筒状材の回転を阻止するために工具を嵌
    合する非円形形状の工具嵌合材とを有してなる、床パネ
    ル支持具。
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