JP2575225Y2 - ナット - Google Patents

ナット

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JP2575225Y2
JP2575225Y2 JP1992020220U JP2022092U JP2575225Y2 JP 2575225 Y2 JP2575225 Y2 JP 2575225Y2 JP 1992020220 U JP1992020220 U JP 1992020220U JP 2022092 U JP2022092 U JP 2022092U JP 2575225 Y2 JP2575225 Y2 JP 2575225Y2
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JP
Japan
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nut
hole
detent
cap
circular
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JP1992020220U
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English (en)
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JPH0581519U (ja
Inventor
淳司 荒谷
Original Assignee
株式会社ニチア
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばOAフロアシス
テムやシステムフロア等と通称される二重床システムの
支持脚に用いられるナットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のナットとしては、例えば
図4に示したものが知られている。当該ナット50は、
基本的には、外周上側に形成された円形部51と、外周
中程に形成された鍔部52と、外周下側に形成された廻
止部53と、内周に形成された螺孔54と、から構成さ
れている。而して、この様なものは、螺孔にはボルトが
螺合されると共に、廻止部にはこれに適合するスパナ等
の工具が嵌合されて廻される。ところが、この様なもの
は、下側に設けられた廻止部だけでしか廻す事ができな
かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、叙上の問題
点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その
目的とする処は、下側だけでなく上側からでも廻す事が
できる様にしたナットを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のナットは、基本
的には、外周上側には円形部を外周下側には廻止部を内
周には螺孔を備えた段付ナットと、段付ナットの円形部
に挿入されて段付ナットの廻止部に受止められて鍔部に
なるワッシャと、上壁と円形部になる周壁とを備えて周
壁が段付ナットの円形部に圧入されてワッシャを段付ナ
ットの廻止部との間で挾持固定するキャップと、キャッ
プの上壁に貫通して形成された廻止孔と、から構成した
事に特徴が存する。
【0005】
【作用】螺孔には、ボルトが螺合される。廻止部には、
これに適合する工具が嵌合されて廻される。廻止孔に
は、これに適合する工具が嵌合されて廻される。従っ
て、下側と上側の両側から廻す事ができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は、本考案の実施例に係るナットを示す右
半分を縦断した側面図。図2は、図1の平面図。図3
は、二重床システムの支持脚に適用した場合を示す一部
を縦断した側面図である。ナット1は、円形部2、鍔部
3、廻止部4、廻止孔5、螺孔6とからその主要部が構
成されて居り、この例では、二重床システム20の支持
脚21に適用している。二重床システム20は、オフィ
ス等の床面Fに設置された支持脚21と、これに依り支
持されて床面Fとの間にOA機器等のケーブル類を収納
する為の空間を形成するパネル22とから構成されてい
る。支持脚21は、床面Fに載置又は固定されるベース
23と、これに立設されたボルト24と、これに螺合さ
れるナット1とから成っている。パネル22は、内部が
中空で、下側に形成された受孔25と、上側に形成され
た挿入孔26とを備えている。円形部2は、外周上側に
形成されたもので、この例では、キャップ7の周壁にし
ている。キャップ7は、周壁と上壁を備え、段付ナット
8の外周上半に形成された円形部に圧入される。而し
て、円形部2は、パネル22の受孔25に下から挿入さ
れる。鍔部3は、外周中程に形成されたもので、この例
では、ワッシャ9にしている。ワッシャ9は、段付ナッ
ト8の円形部に挿入されてこの後に圧入されるキャップ
7とに依り挾持固定される。鍔部3の上面には、不織布
等から成るワッシャ状の緩衝材10が貼着されている。
而して、鍔部3は、緩衝材10を介してパネル22の下
面に当合される。廻止部4は、外周下側に形成されたも
ので、この例では、段付ナット8の外周下半に形成され
た六角部にしている。而して、廻止部4には、スパナ等
の工具(図示せず)が嵌合されて廻される。廻止孔5
は、内周上側に形成されたもので、この例では、キャッ
プ7の上壁に貫通して形成されたプラス孔にしている。
而して、廻止孔5には、プラスドライバやマイナスドラ
イバ等の工具Tが嵌合されて廻される。螺孔6は、内周
下側に形成されたもので、この例では、段付ナット8の
内周に形成された雌螺子にしている。次に、この様な構
成に基づいて作用を述解する。二重床システム20のパ
ネル22の高さを床面Fに対して調整する場合は、支持
脚21のボルト24に対してナット1を螺動させる。こ
の時、隣接するパネル22がない場合には、廻止部4に
スパナ等の工具(図示せず)を嵌合させて廻したり、図
3に示す如く、プラスドライバやマイナスドライバ等の
工具Tを挿入孔26から挿入した後、廻止孔5に嵌合さ
せて廻す。隣接するパネル22がある場合には、工具T
を挿入孔26から挿入した後、廻止孔5に嵌合させて廻
す。接着剤(図示せず)を挿入孔26から廻止孔5を経
て螺孔6とボルト24との間に滴下すれば、ボルト24
に対するナット1の緩止めを行なう事ができる。
【0007】尚、廻止孔5は、先の実施例では、プラス
孔であったが、これに限らず、例えばマイナス孔や六角
孔でも良い。
【0008】
【考案の効果】以上、既述した如く、本考案に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 円形部、鍔部、廻止部、廻止孔、螺孔とで構成
し、とりわけ内周上側に廻止孔を形成してこれに適合す
る工具に依り廻し得る様にしたので、下側だけでなく上
側からでも廻す事ができる。 (2) 廻止孔を設けたので、これを利用して螺孔とボ
ルトとの間に接着剤を滴下する事ができ、ボルトに対す
るナットの緩止めを行なう事ができる。(3) キャップを段付ナットの円形部に圧入する様に
したので、キャップに依り段付ナットの円形部の強度や
耐久性を高める事ができる。 (4) キャップを段付ナットの円形部に圧入してワッ
シャを段付ナットの廻止部との間で挾持固定する様にし
たので、これらを溶接等に依らずに一体化でき、コスト
の低減と精度の向上を図る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るナットを示す右半分を縦
断した側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】二重床システムの支持脚に適用した場合を示す
一部を縦断した側面図。
【図4】従来のナットを示す右半分を縦断した側面図。
【符号の説明】
1…ナット、2…円形部、3…鍔部、4…廻止部、5…
廻止孔、6…螺孔、7…キャップ、8…段付ナット、9
…ワッシャ、10…緩衝材、F…床面、T…工具、20
…二重床システム、21…支持脚、22…パネル、23
…ベース、24…ボルト、25…受孔、26…挿入孔、
50…ナット、51…円形部、52…鍔部、53…廻止
部、54…螺孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 37/00 F16B 37/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周上側には円形部を外周下側には廻止
    部を内周には螺孔を備えた段付ナットと、段付ナットの
    円形部に挿入されて段付ナットの廻止部に受止められて
    鍔部になるワッシャと、上壁と円形部になる周壁とを備
    えて周壁が段付ナットの円形部に圧入されてワッシャを
    段付ナットの廻止部との間で挾持固定するキャップと、
    キャップの上壁に貫通して形成された廻止孔と、から構
    成した事を特徴とするナット。
JP1992020220U 1992-04-06 1992-04-06 ナット Expired - Lifetime JP2575225Y2 (ja)

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JPH0581519U JPH0581519U (ja) 1993-11-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54131656U (ja) * 1978-03-06 1979-09-12
JPS61194816U (ja) * 1985-05-27 1986-12-04
JPH0328171Y2 (ja) * 1985-08-13 1991-06-18
JP3118306U (ja) * 2005-06-23 2006-01-26 克旺 高橋 電気暖房された、パソコンマウスの下敷きマット

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