JP7319512B2 - 構造体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、組立式コンテナなどの容器を構成する部材等として利用可能な構造体に関する。
特許文献1の多層断熱コンテナの容器本体は、発泡樹脂成形品である芯層が、内側外装材と外側外装材でサンドイッチされて構成されている。
特開2002-332047号公報
特許文献1の構成では、芯層と外側外装材の間に隙間が空いており、この隙間の存在のために、外側外装材が成形時に加熱後に冷却されると、外側外装材に皺や波打ちが発生する場合がある。この問題は、特許文献1の容器本体の周壁のような立設壁が設けられた構造体において顕著である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、樹脂成形体の内部にコア材が収容されて構成された構造体において、立設壁が設けられた場合でも樹脂成形体の側面に皺が発生することを抑制可能な構造体を提供するものである。
本発明によれば、ベース部と、前記ベース部の端から立ち上がる立設部を有する構造体であって、前記構造体は、樹脂成形体の内部にコア材が収容されて構成され、前記構造体は、前記ベース部の前記端に、前記立設部に向かって凹む凹部を備える、構造体が提供される。
本発明の構造体は、ベース部の端に、立設部に向かって凹む凹部が設けられている。この凹部によって樹脂成形体には立設部に対向する底壁が形成され、この底壁がコア材に溶着するので、樹脂成形体に皺が発生することが抑制される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記記載の構造体であって、前記樹脂成形体は、前記立設部が設けられた部位での前記構造体の側面となる側壁を備え、前記凹部によって前記立設部に対向する底壁が前記側壁に形成され、前記底壁が前記コア材に溶着されている、構造体である。
好ましくは、前記記載の構造体であって、前記底壁と前記コア材の溶着強度は、前記側壁の前記底壁以外の部位と前記コア材の溶着強度よりも高い、構造体である。
好ましくは、前記記載の構造体であって、前記凹部は、前記ベース部の長手方向の中央に設けられている、構造体である。
本発明の別の観点によれば、前記記載の構造体の製造方法であって、第1及び第2金型の間に第1樹脂シート、コア材、及び第2樹脂シートをこの順で配置した状態で第1及び第2金型の型閉じを行うことによって前記構造体を形成する工程を備える、方法が提供される。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記樹脂成形体は、第1及び第2金型の型閉じ方向に垂直な面に対する角度が45度未満であるベース壁と、前記型閉じ方向に対する角度が45度以下である立壁で構成され、前記立壁と前記コア材の溶着強度は、前記ベース壁と前記コア材の溶着強度よりも低い、方法である。
本発明の一実施形態の容器1の斜視図である。 図1の矢印Xで示す部位で切断した断面図(上ヒンジ部材8及び下ヒンジ部材7は左側面図)である。 図3Aは、図2中の領域Bの拡大図であり、図3Bは、図3Aの上壁5,6を互いに離して表示した断面図である。 図1中の領域Aの拡大図である。 図4の状態からロック部材12を短側壁4から分離した状態を示す。 ロック部材12の左側面図である。 図4の状態においてロック部材12の前後方向の中央面を通る断面図である。 ロック部材12の製造に用いるベース部材12fの斜視図である。 図4の状態からロック部材12による上壁5,6のロックを解除した状態を示す。 図1の容器1の上壁5,6を開いた状態を示す斜視図である。 図10の状態から短側壁4を転倒させた状態を備える斜視図である。 図11の状態から長側壁3を転倒させた状態を備える斜視図である。 底部材2に短側壁4を装着する工程を示す斜視図である。 図14は、図13中の領域Cを、角度を変えて見た斜視図である。 図13中の領域Dの拡大図である。 底部材2に長側壁3を装着する工程を示す斜視図である。 図17Aは、図16中の領域Eの拡大図であり、図17Bは、図17Aの分解図である。 図18A~図18Bは、それぞれ、図17A~図17Bの状態についての、図2と同じ断面の断面図である。 図19Aは、図18Aの状態から長側壁3を転倒させた状態を示し、図19Bは、図19Aの状態から長側壁3が直立する直前まで長側壁3を回動させた後の状態を示す。 図16の領域Eの近傍の斜視図であり、下ヒンジ部材7を底部材2に装着する工程を示す。 図21Aは、図16中の領域Fの拡大図であり、図21Bは、図21Aの分解図である。 図11の状態から短側壁4が直立する直前まで短側壁4を回動させた後の状態を示す斜視図である。 図22から突出部材11c及び長側壁3を抜き出した状態を示し、係合凸部3cの上側を通り且つ水平面に平行な断面図であり、図23A~図23Bは、それぞれ、突出部材11cが係合凸部3cに係合される前の状態と係合された後の状態を示す。 図24Aは、図16中の領域Gを、角度を変えて見た斜視図であり、図24Bは、図24Aの分解図である。 成形機60の構成を示す構成図(コア材25及び金型71,72は断面図)である。 図25の状態から金型71,72を閉じた後の状態を示す断面図である。 図27Aは、凹部26cを有する構造体26を示す断面図であり、図27Bは、凹部26cを有さない構造体26を示す断面図である。 図27Aの構造体26を右側から見た図である(図1の底部材2を前側から見た図に相当)。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.全体構成
図1に示すように、本実施形態の容器1は、組立式の保冷コンテナである。容器1は、底部材2と、互いに対向する一対の長側壁3と、互いに対向する一対の短側壁4と、第1及び第2上壁5,6を備える。これらの部材は、発泡体を樹脂シートでサンドイッチしたサンドイッチ構造であることが強度、断熱性、軽量性等の観点から好ましいが、別の構成であってもよく、中空の二重壁構造や、発泡体のみで構成される構造であってもよい。
容器1は、略直方体形である。底部材2と、上壁5,6は、互いに対向する。一対の短側壁4は、一対の長側壁3の間に配置される。一対の長側壁3と一対の短側壁4によって、容器1の側壁が構成される。上壁5,6によって容器1の蓋が構成される。これらの部材は、容器1の密閉性が高まるように、部材間に隙間が設けられないように互いに連結される。
以下の説明において、上(UP)・下(DOWN)・左(LEFT)・右(RIGHT)・前(FRONT)・後(REAR)は、図1~図2に示すように定義する。すなわち、上壁5の主面に垂直な方向において、上壁5側を「上」、底部材2側を「下」とし、長側壁3の主面に垂直な方向において手前側を「前」、奥側を「後」とし、短側壁4の主面に垂直な方向において図1の左側を「左」、右側を「右」とする。「上」・「下」に向かうことをそれぞれ「高くなる」・「低くなる」とも表現する。「対向」は、好ましくは、平行になるように対向する。「水平面」とは、左右方向に延びる直線及び前後方向に延びる直線を含む面である。
図2に示すように、長側壁3は、下ヒンジ部材7を介して底部材2に回転可能に連結される。短側壁4は、直接、底部材2に回転可能に連結される。上壁5,6は、それぞれ、上ヒンジ部材8を介して長側壁3に回転可能に連結される。長側壁3と短側壁4は、連結機構9(図22に図示)において、互いに連結される。底部材2は、底壁2qと、底壁2qの周囲から立ち上がる周囲壁2iを備える。周囲壁2iは、長側壁3に対向する部位と短側壁4に対向する部位の両方に設けられており、すなわち、底壁2qの全周に渡って設けられている。
2.上壁5,6の構成
図2~図3に示すように、上壁5,6は、互いに重なる重なり部5h,6hを備える。重なり部5h,6hでは、上壁5,6の合計厚さが、重なり部5h,6hに隣接した隣接部5i,6iでの上壁5,6の厚さと同じになっている。上壁5は、重なり部5hの先端に向かって低くなる傾斜面5bを有する。上壁6は、重なり部6hの先端に向かって高くなる傾斜面6bを有する。
上壁5,6を閉じた状態では、重なり部5hの先端面5aが隣接部6iの先端面6gに対向し、重なり部6hの先端面6aが隣接部5iの先端面5gに対向する。先端面5a,6gは、上壁5,6を閉じる際に干渉しにくいように傾斜するテーパー面になっている。傾斜面5bの先端には凸条5kが設けられており、傾斜面6bの基端には、溝6cが設けられている。凸条5kと溝6cが係合することによって、上壁5,6の間に隙間が形成されにくくなっている。
図1及び図5に示すように、上壁5には、先端面5aの近傍に(より詳しくは重なり部5hと隣接部5iに渡って)、上壁5の長手方向(左右方向)に突出する凸部5lが設けられている。上壁6には、先端面6aの近傍に(より詳しくは重なり部6hと隣接部6iに渡って)、上壁6の長手方向(左右方向)に突出する凸部6lが設けられている。凸部5l,6lは、ロック部材12に向かって突出しており、後述するように、凸部5l,6lがロック部材12によって固定されることによって、上壁5,6が不意に開かないようになっている。
凸部5l,6lには、それぞれ、凸条5l1,6l1が設けられている。凸条5l1,6l1は、後述する「6.構造体の製造方法」で示す方法によって上壁5,6を製造する際のパーティングラインに相当する部位に形成されている。凸部5l,6lは落下などの際に衝撃が加わりやすいので、凸条5l1,6l1を設けることによってパーティングラインでの肉厚を大きくして溶着強度を高めている。
3.ロック部材12
図1及び図4~図5に示すように、容器1にはロック部材12が設けられている。ロック部材12は、固定部12aと、ヒンジ部12bと、係合部12cを備える。ロック部材12は、ヒンジ部12bにおいて屈曲可能になっている。固定部12aは、不図示の固定部材(ネジ、ボルト及びナット、リベットなど)によって短側壁4に固定される。係合部12cは、上壁5,6の凸部5l,6lに係合可能になっている。具体的には、係合部12cには開口部12c1が設けられており、開口部12c1に凸部5l,6lが挿入されることによって、係合部12cが凸部5l,6lに係合される。係合部12cが上壁5,6に係合することによって上壁5,6が不意に開くことが抑制される。短側壁4には、外表面側のベース面4eから凹んだ収容凹部4dが設けられている。固定部12a及びヒンジ部12bは、収容凹部4d内に配置されており、固定部12aの外表面12a1がベース面4eと略面一になっている。
図4の状態から係合部12cに対して係合が解除される方向(上壁5,6の長手方向外側方向)の力を加えると、ヒンジ部12bを中心にして係合部12cが回動することによって、係合部12cと上壁5,6の係合が解除され、上壁5,6を開くことができるようになる。
係合部12cの上端近傍には、傾斜部12c2が設けられている。傾斜部12c2は、上壁5,6から離れるように傾斜している。上壁5,6には、傾斜部12c2に隣接した部位に傾斜面5m,6mが設けられている。このため、傾斜部12c2と、傾斜面5m,6mの間に略V字状の溝12dが形成される。そして、この溝12dに指などを入れて係合部12cを押圧することによって係合部12cを容易に回動させることができる。
図6に示すように、係合部12cの平坦部12c3と傾斜部12c2の間の境界線12c4は、直線ではなく曲線になっている。このため、傾斜部12c2を押圧したときに境界線12c4で折れ曲がりにくくなっている。
さらに、図7に示すように、傾斜部12c2の上端12c5は、ヒンジ部12bよりも、左右方向外側に配置されている。このため、傾斜部12c2を上から押圧するだけで係合の解除が可能になっている。また、傾斜部12c2の上端12c5は、ベース面4eよりも左右方向外側に配置されていることが好ましく、凸部5l,6lよりも左右方向外側に配置されていることがさらに好ましい。この場合、係合解除が一層スムーズに行われる。
固定部12aと係合部12cは、ロック部材12として機能させるのに十分な剛性を有する材料で形成することができ、例えば、ポリプロピレンなどのポリオレフィンで形成可能である。ヒンジ部12bは、シリコーンゴムなどのエラストマーによって形成することができる。このような構成によれば、ヒンジ部12bでロック部材12を屈曲させることが容易であり、かつ屈曲・復元を繰り返してもヒンジ部12bが損傷されにくい。
ロック部材12は、互いに分離された固定部12aと係合部12cをヒンジ部12bで連結することによって構成してもよく、図8に示すように固定部12aと係合部12cが連結部12eで連結された構成を有するベース部材12fを準備し、連結部12eをエラストマーで覆うようにヒンジ部12bを形成してもよい。後者の場合、固定部12aと係合部12cが分離される虞がなく、成形性、耐久性に優れている。ロック部材12は、二色成形によって形成可能である。
なお、本実施形態では、重なり部5h,6hにおいて上壁5が上壁6の上側に位置しているので、上壁5を開かないようにすれば、上壁6も開かなくなる。従って、係合部12cは、上壁5とのみ係合させて上壁6と係合させなくてもよい。従って、凸部6lを設けずに、凸部5lのみを開口部12c1に挿入させてもよい。
4.容器1の畳み方
容器1の畳み方について説明する。
まず、図1の状態から、図9に示すように係合部12cを回動させてロック部材12による上壁5,6のロックを解除する。次に、上壁5,6を開いて図10の状態にする。次に、図10の状態から短側壁4を転倒させて図11の状態にする。この際に、長側壁3と短側壁4の間の連結機構9による連結が解除される。次に、図11の状態から長側壁3を転倒させて図12の状態にする。以上の工程によって、容器1をコンパクトに畳むことができる。
容器1を展開するときは、図12の状態から長側壁3を起立させて図11の状態にし、その状態から短側壁4を起立させて図10の状態にすればよい。短側壁4を起立させる動作に連動して長側壁3と短側壁4が連結機構9によって連結されて、長側壁3と短側壁4が起立した状態が維持される。
5.容器1の組み立て方
容器1の組み立て方について説明する。
<短側壁4にラッチ構造体11を装着>
まず、図13~図14に示すように、短側壁4の本体部4aにラッチ構造体11を装着する。ラッチ構造体11は、本体金具11aと突出部材11cを備える。突出部材11cは、本体金具11aから突出する方向に付勢されている。
<短側壁4と底部材2の連結>
図13及び図15に示すように、短側壁4の下端にもうけられた断面略円弧状の凸条4b及びその両端に設けられた突出軸4cを、それぞれ、底部材2の周囲壁2iに設けられた凹部2g及び軸受孔2fに係合させることによって、短側壁4が底部材2に連結される。一対の短側壁4を底部材2に取り付けて、これらを転倒させると、図16に示す状態となる。なお、突出軸4cは、底部材2の左右方向内側に向かって斜め方向に延びる溝2hに沿って移動させて軸受孔2fに係合させている。このため、容器の展開後に、短側壁4を持ち上げた際に、突出軸4cが軸受孔2fの内面に当接し、抜けにくくなっている。
<長側壁3と下ヒンジ部材7の連結>
次に、図16~図21に示すように、長側壁3の本体部3aに下ヒンジ部材7を装着する。下ヒンジ部材7は、ケース7aと、側壁係止部7bと、底部材係止部7cを備える。側壁係止部7bと、底部材係止部7cは、ケース7aから突出する方向に付勢されている。
図17に示すように、長側壁3の下端の内面側には、下ヒンジ部材7を収容する収容凹部3dが設けられている。収容凹部3dの幅方向の両側に設けられた軸受孔3eに側壁係止部7bを係合させることによって下ヒンジ部材7が長側壁3に回転可能に連結される。
図18に示すように、下ヒンジ部材7の上側には、凸条7dが設けられている。収容凹部3d内には湾曲面3gが設けられている。下ヒンジ部材7に対して長側壁3を回動させる際に、凸条7dが湾曲面3gに沿って移動する。湾曲面3gには、係合凹部3g1,3g2が設けられている。凸条7dは係合凹部3g1,3g2以外の部位において湾曲面3gに当接しているときは、湾曲面3gに押し付けられた状態となっている。このため、下ヒンジ部材7に対して長側壁3を回動させて係合凹部3g1,3g2が凸条7dに対向する状態になると、凸条7dが係合凹部3g1,3g2に係合される。
図12に示すように長側壁3が転倒した状態では、図19Aに示すように、凸条7dが係合凹部3g1に係合し、長側壁3が転倒した状態が保持される。このため、図12に示す状態に折り畳んだ状態が安定的に維持される。
図12に示す状態から下ヒンジ部材7に対して長側壁3を回動させると、図19Bに示すように、長側壁3が直立する直前で(本実施形態では水平面に対する角度が80度になった状態で)凸条7dが係合凹部3g2に係合する。このため、長側壁3がほぼ直立しているが容器1の内側に向かってわずかに傾斜状態が保持される。この状態で短側壁4を起立させることによって、長側壁3と短側壁4の連結をスムーズに行うことができる。詳細は後述する。
<下ヒンジ部材7と底部材2の連結>
次に、図16及び図20に示すように、下ヒンジ部材7を底部材2に連結する。底部材2の周囲壁2iの上端の内面側には、下ヒンジ部材7を収容する収容凹部2jが設けられている。収容凹部2jに設けられた係合孔2mに底部材係止部7cを係合させることによって、下ヒンジ部材7が底部材2に連結される。
<長側壁3と短側壁4の連結>
次に、図16及び図21に示すように、長側壁3の本体部3aに係合金具3bを装着する。係合金具3bは、本体部3aの内面から突出する係合凸部3cに隣接した位置に装着される。図22に示すように、ラッチ構造体11と、係合金具3bと、係合凸部3cによって連結機構9が構成される。
図11に示す状態から短側壁4を起立させると、ラッチ構造体11の突出部材11cが係合凸部3cの傾斜面3c1によって押されて後退しながら係合凸部3cを乗り越えることによって、図23Bに示すように突出部材11cと係合凸部3cが係合する。この状態では、突出部材11cは、係合凸部3cの傾斜面3c2と当接する。
一方、短側壁4を転倒させたいときには、短側壁4を転倒させる方向に強い力を加えると、突出部材11cが傾斜面3c2によって押されて後退しながら係合凸部3cを乗り越えることによって突出部材11cと係合凸部3cの係合が解除される。
傾斜面3c1は、傾斜面3c2よりもなだらかになっているので、突出部材11cと係合凸部3cは係合されやすく、かつ係合解除されにくくなっている。また、図23Aに示すように、突出部材11cの先端部11c1は略台形状になっており、その先端面11c2が略平坦になっている。このような構成によれば、先端部11c1が略三角形状になっているような構成に比べて、突出部材11cと係合凸部3cの係合の強度が高められるので、突出部材11cと係合凸部3cの係合が不意に解除されにくくなる。
図22に示すように、突出部材11cが係合凸部3cを乗り越える際に、係合金具3bの係合凸部3b1が本体金具11aの係合凹部11a2に入り込んで係合する。これによって、長側壁3と短側壁4の連結が強固になっている。
ところで、係合凸部3b1と係合凹部11a2は、長側壁3を図11に示すように水平面に対して垂直になるように直立させた状態で短側壁4を起立させることによって係合させる。しかし、長側壁3を直立させようとしても成形の寸法誤差などが原因で長側壁3が容器1の外側に向かってわずかに傾斜してしまう場合がある。特に、図11に示すように、長側壁3に装着された上壁5,6が長側壁3の外側に位置している状態では、上壁5,6が装着された長側壁3の重心が軸受孔3e(側壁係止部7b)(図17を参照)よりも外側にあるので、長側壁3が容器1の外側に向かって傾斜しやすい。この状態で短側壁4を起立させると、係合凸部3b1と係合凹部11a2が係合されないという問題が生じる。
そこで、本実施形態では、このような問題を回避するために、長側壁3が図19Bに示すように容器1の内側に向かってわずかに傾斜した状態で短側壁4を起立させている。この場合、短側壁4を起立させると、短側壁4の本体部4aの側面4a1が、長側壁3の本体部3aの内面3a1に当接して押し上げるので、短側壁4が図22に示すようにほぼ直立した状態にまで起立した時点では、長側壁3が直立した状態になり、突出部材11cと係合凸部3cの係合、及び係合凸部3b1と係合凹部11a2の係合がスムーズに行われる。
<長側壁3と上壁5,6の連結>
次に、図16及び図24に示すように、長側壁3と上壁5,6を連結する。一方の長側壁3と上壁5を連結し、他方の長側壁3と上壁6を連結する。長側壁3と上壁6の連結構造は、長側壁3と上壁5の連結構造と同じなので、以下、長側壁3と上壁5の連結を例に挙げて説明する。
長側壁3と上壁5は、上ヒンジ部材8を介して連結される。上ヒンジ部材8は、ケース8aと、上壁係止部8bと、側壁係止部8cを備える。上壁係止部8bと、側壁係止部8cは、ケース8aから突出する方向に付勢されている。
図24Bに示すように、長側壁3の上端の外面側には、上ヒンジ部材8を収容する収容凹部3jが設けられている。収容凹部3jの幅方向の両側に設けられた軸受孔3kに側壁係止部8cを係合させることによって上ヒンジ部材8が長側壁3に回転可能に連結される。
図24Bに示すように、上壁5の基端には、上ヒンジ部材8を収容する収容凹部5fが設けられている。収容凹部5fの幅方向の両側に設けられた軸受孔5jに上壁係止部8bを係合させることによって上ヒンジ部材8が上壁5に回転可能に連結される。
以上の工程によって、長側壁3と上壁5,6が連結され、図10に示すように組み立てられた容器1が得られる。
6.構造体の製造方法
容器1を構成する底部材2、長側壁3、短側壁4、及び上壁5,6は、発泡体などのコア材を樹脂シートでサンドイッチした構造体26にすることができる。以下、底部材2と同様の形状の構造体26を例にあげて、その製造方法を説明する。
<成形機60の構成>
まず、図25を用いて、本実施形態の構造体の製造方法に利用可能な成形機60について説明する。
成形機60は、シート形成装置64と、金型71,72を備える。シート形成装置64は、ホッパー62と、押出機63と、アキュームレータ67と、Tダイ68を備える。押出機63とアキュームレータ67は、連結管75を介して連結される。アキュームレータ67とTダイ68は、連結管77を介して連結される。以下、各構成について詳細に説明する。
・ホッパー62,押出機63
ホッパー62は、原料樹脂61を押出機63のシリンダ63a内に投入するために用いられる。原料樹脂61の形態は、特に限定されないが、通常は、ペレット状である。原料樹脂は、例えばポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂であり、ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体及びその混合物などが挙げられる。原料樹脂61は、ホッパー62からシリンダ63a内に投入された後、シリンダ63a内で加熱されることによって溶融されて溶融樹脂になる。また、シリンダ63a内に配置されたスクリューの回転によってシリンダ63aの先端に向けて搬送される。スクリューは、シリンダ63a内に配置され、その回転によって溶融樹脂を混練しながら搬送する。スクリューの基端にはギア装置が設けられており、ギア装置によってスクリューが回転駆動される。
・アキュームレータ67、Tダイ68
原料樹脂は、シリンダ63aの樹脂押出口から押し出され、連結管75を通じてアキュームレータ67内に注入される。アキュームレータ67は、シリンダ67aとその内部で摺動可能なピストン67bを備えており、シリンダ67a内に溶融樹脂61aが貯留可能になっている。そして、シリンダ67a内に溶融樹脂61aが所定量貯留された後にピストン67bを移動させることによって、連結管77を通じて溶融樹脂61aをTダイ68内に設けられたスリットから押し出して垂下させて溶融状態の第1及び第2樹脂シート73a,73bを形成する。
・金型71,72
樹脂シート73a,73bは、金型71,72間に導かれる。金型71,72は、型閉じの際に当接するパーティング面で分割可能になっており、金型71,72によって樹脂シート73a,73bが成形される。
<構造体26の製造方法の詳細>
次に、図25~図26を用いて、構造体の製造方法について説明する。この方法は、第1及び第2金型71,72の間に第1樹脂シート73a、コア材25、及び第2樹脂シート73bをこの順で配置した状態で第1及び第2金型71,72の型閉じを行うことによって構造体26を形成する成形工程を備える。成形工程は、垂下工程、賦形工程、コア材溶着工程、型閉じ工程、仕上げ工程を備える。
・垂下工程
垂下工程では、図25に示すように、金型71,72間に、溶融樹脂61aをTダイ68のスリットから押し出して垂下させて形成した樹脂シート73a,73bを垂下する。樹脂シート73a,73bは、それぞれ、コア材25と、金型71,72の間に垂下される。
・賦形工程
賦形工程では、樹脂シート73a,73bを金型71,72の内面形状に沿って賦形させる。樹脂シート73a,73bの賦形は、型閉じ工程の完了までの任意の時点で行うことができる。
・コア材溶着工程
コア材溶着工程では、コア材25を樹脂シート73a,73bに溶着させる。コア材25は、樹脂シート73a,73bに溶着可能な材料で形成され、例えば発泡体である。コア材25の溶着は、型閉じ工程の完了までの任意の時点で行うことができる。
・型閉じ工程
型閉じ工程では、金型71,72を図25中の矢印C1,C2で示す型閉じ方向に移動させることによって、図26に示すように、金型71,72を閉じる。これにより、ピンチオフ部72dにおいて樹脂シート73a,73bが溶着され、ピンチオフ部72dの外側の部位がバリ27となる。
・仕上げ工程
仕上げ工程では、バリ27付きの構造体26を金型71,72から取り出し、バリ27を除去することによって、図27Aに示す構造体26が形成される。
<構造体26の構造の詳細>
図27A~図27Bを用いて、構造体26の構造を詳細に説明する。図27Bは、従来の構成の構造体26であり、図27Aは、改良された構成の構造体26である。
図27A~図27Bに示す構造体26は、ベース部26aと、ベース部26aの端から立ち上がる立設部26bを備える。構造体26は、樹脂シート73a,73bが成形されて構成された樹脂成形体28の内部にコア材25が収容されて構成される。
樹脂成形体28は、型閉じ方向に略垂直な(例えば、型閉じ方向に垂直な面に対する角度が45度未満である)ベース壁28aと、金型71,72の型閉じ方向に略平行な(例えば、型閉じ方向に対する角度が45度以下である)立壁28bで構成される。樹脂成形体28は、立設部26bが設けられた部位での構造体26の側面となる側壁28cを備える。本実施形態では、立設部26bが立ち上げる方向(別の表現だと、ベース部26aの主面に垂直な方向)が型閉じ方向に一致するので、側壁28cが立壁28bとなる。
図27Aに示す構造体26では、ベース部26aの端に、立設部26bに向かって凹む凹部26cが設けられるのに対し、図27Bに示す構造体26では、このような凹部26cが設けられていない。
一般に、コア材25には若干の寸法ばらつきがあり、コア材25が大きめに形成されている場合に、コア材25が樹脂シート73a,73bや金型71,72と干渉することを防ぐために、コア材25は、通常、金型71,72の型閉じ方向に垂直な方向について若干小さめに形成されている。このため、立壁28bとコア材25の溶着強度がベース壁28aとコア材25の溶着強度よりも低くなりやすい。また、立壁28bとコア材25の間に隙間26dができたり、立壁28bとコア材25が非溶着になったりしている状態は、立壁28bとコア材25の溶着強度が0である。
図27Bに示すように、立設部26bが設けられていて且つ凹部26cが設けられていない構造体26では、ベース部26aの端に設けられる隙間26dは、ベース部26aの下壁26a1から立設部26bの上壁26b1にまで広い範囲に渡って延在する。このため、樹脂成形体28が成形後に冷却される際に収縮されて立壁28bに皺や波打ちが発生し、外観が悪化しやすい。
これに対して、図27Aに構造体26には凹部26cが設けられている。凹部26cによって、立設部26bに対向する底壁28c1が側壁28cに形成され、底壁28c1がコア材25に溶着される。言い換えると、凹部26cによって側壁28cの一部がベース壁28aとなり、残りの部分が立壁28bのままになる。
底壁28c1によって、立壁28b及び隙間26dが分断されている。その結果、立壁28bが延在する範囲が狭くなり、冷却の際の収縮による皺や波打ちの発生が抑制される。底壁28c1とコア材25の溶着強度は、側壁28cの底壁28c1以外の部位(立壁28bのままになっている部位)とコア材25の溶着強度よりも高い。
コア材25は、ベース部25aと、立設部25bを有する。ベース部25a及び立設部25bは、それぞれ、ベース部26aと立設部26bに対応する部位に配置される。立設部26b,25bは、それぞれ、ベース部26a,25aの全周に渡って設けられることが好ましい。この場合、構造体26及びコア材25は、トレイのように、全周が立設部26b,25bで囲まれた形状になる。このような形状の場合、立設部25bと樹脂成形体28の間に隙間ができやすいので、本発明を適用する意義が特に大きい。
図27Aに示すように、ベース部26aの下面26a2から立設部26bの上面26b2までの高さをH1とし、ベース部26aの下面26a2から上面26a3までの高さをH2とし、ベース部26aの下面26a2から凹部26cの最深部までの高さをH3する。
H1は、5cm以上が好ましく、8cm以上がさらに好ましい。H1は30cm以下が好ましい。H1が5cm以上である場合に、皺や波打ちが特に発生しやすいので、本発明を適用する意義が特に大きい。また、H1が30cmを超えると成形が困難になる場合がある。
H2/H1は、0.3~0.7であることが好ましく、0.4~0.6であることがさらに好ましい。H2/H1は、具体的には例えば、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。H2は、5cm未満であることが好ましい。この場合に成形性と強度のバランスが特に良好になる。
H3/H1は、0.1~0.9であることが好ましく、0.2~0.8であることが好ましく、0.3~0.7であることがさらに好ましい。H3/H1は、具体的には例えば、0.1,0.2,0.3、0.4、0.5、0.6、0.7,0.8,0.9であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。この場合に、皺や波打ちの発生が特に効果的に抑制される。
図27Aでは凹部26cは1段であるが、凹部26cは、多段であってもよい。
図28に示すように、立設部26bの長手方向についての、立設部26bの長さをL1とし、凹部26cの最深部での長さをL2とする。ベース部26aが複数の辺を有する形状(例:丸め又は面取りされていてもよい矩形状)である場合、L1は、ベース部26aの一辺に設けられた立設部26bの長さに相当する。
L1は、30cm以上が好ましく、40cm以上がさらに好ましく、60cm以上がさらに好ましい。この場合に、皺や波打ちが特に発生しやすいので、本発明を適用する意義が特に大きい。L2/L1は、例えば0.2~0.8であり、0.3~0.7が好ましい。L2/L1は、具体的には例えば、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。立設部26bの長手方向についての、凹部26cを設けていない部位の長さは、30cm以下が好ましく、20cm以下がさらに好ましい。この場合に、皺や波打ちの発生が特に効果的に抑制される。
凹部26cは、一か所に設けてもよく、複数箇所に設けてもよい。ベース部26aが長辺と短辺を有する形状(例:丸め又は面取りされていてもよい矩形状)である場合、凹部26cは、ベース部26aの各長辺に設けることが好ましく、各辺に設けることがさらに好ましい。各辺に複数の凹部26cを設ける場合、複数の凹部26cの合計長さを上記L2とする。
容器1の底部材2の底壁2q及び周囲壁2iは、それぞれ、ベース部26a及び立設部26bに対応する構成であり、図1に示すように、底部材2の長手方向(左右方向)の中央及び短手方向(前後方向)の中央に、底壁2qの端から周囲壁2iに向かって凹む凹部2rを設けられている。これによって、底部材2の周囲壁2iに皺が発生しにくくなっている。
1:容器、
2:底部材、2f:軸受孔、2g:凹部、2i:周囲壁、2j:収容凹部、2h:溝、2m:係合孔、2q:底壁、2r:凹部、
3:長側壁、3a:本体部、3a1:内面、3b:係合金具、3b1:係合凸部、3c:係合凸部、3c1:傾斜面、3c2:傾斜面、3d:収容凹部、3e:軸受孔、3g:湾曲面、3g1:係合凹部、3g2:係合凹部、3j:収容凹部、3k:軸受孔、
4:短側壁、4a:本体部、4a1:側面、4b:凸条、4c:突出軸、4d:収容凹部、4e:ベース面、
5:第1上壁、5a:先端面、5b:傾斜面、5f:収容凹部、5g:先端面、5h:重なり部、5i:隣接部、5j:軸受孔、5k:凸条、5l:凸部、5l1:凸条、5m:傾斜面、
6:第2上壁、6a:先端面、6b:傾斜面、6c:溝、6g:先端面、6h:重なり部、6i:隣接部、6l:凸部、6l1:凸条、6m:傾斜面、
7:下ヒンジ部材、7a:ケース、7b:側壁係止部、7c:底部材係止部、7d:凸条、
8:上ヒンジ部材、8a:ケース、8b:上壁係止部、8c:側壁係止部、
9:連結機構、
11:ラッチ構造体、11a:本体金具、11a2:係合凹部、11c:突出部材、11c1:先端部、11c2:先端面、
12:ロック部材、12a:固定部、12b:ヒンジ部、12c:係合部、12c1:開口部、12c2:傾斜部、12c3:平坦部、12c4:境界線、12c5:上端、12d:溝、12e:連結部、12f:ベース部材、
25:コア材、25a:ベース部、25b:立設部
26:構造体、26a:ベース部、26a1:下壁、26a2:下面、26a3:上面、26b:立設部、26b1:上壁、26b2:上面、26c:凹部、26d:隙間、
27:バリ、
28:樹脂成形体、28a:ベース壁、28b:立壁、28c:側壁、28c1:底壁、
60:成形機、61:原料樹脂、61a:溶融樹脂、62:ホッパー、63:押出機、63a:シリンダ、64:シート形成装置、67:アキュームレータ、67a:シリンダ、67b:ピストン、68:Tダイ、71:金型、72:金型、72d:ピンチオフ部、73a:第1樹脂シート、73b:第2樹脂シート、75:連結管、77:連結管

Claims (3)

  1. 容器を構成する構造体の製造方法であって、
    第1及び第2金型の間に第1樹脂シート、コア材、及び第2樹脂シートをこの順で配置した状態で第1及び第2金型の型閉じを行うことによって前記構造体を形成する工程を備え、
    前記構造体は、ベース部と、前記ベース部の端から立ち上がる立設部を有
    前記構造体は、樹脂成形体の内部にコア材が収容されて構成され、
    前記構造体は、前記ベース部の前記端に、前記立設部に向かって凹む凹部を備え、
    前記樹脂成形体は、前記立設部が設けられたでの前記構造体の側面となる側壁を備え、
    前記凹部によって前記立設部の上壁に対向する底壁が前記側壁に形成され、
    前記底壁が前記コア材に溶着されており、
    前記底壁と前記コア材の溶着強度は、前記側壁の前記底壁以外の部分と前記コア材の溶着強度よりも高く、
    前記側壁の前記底壁以外の前記部分と前記コア材との間には隙間が形成され、
    前記底壁によって、前記隙間が分断されている、方法
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記凹部は、前記ベース部の長手方向の中央に設けられている、方法
  3. 請求項1又は請求項2に記載の方法であって、
    前記樹脂成形体は、第1及び第2金型の型閉じ方向に垂直な面に対する角度が45度未満であるベース壁と、前記型閉じ方向に対する角度が45度以下である立壁で構成され、
    前記立壁と前記コア材の溶着強度は、前記ベース壁と前記コア材の溶着強度よりも低い、方法。
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