JP2002347147A - 多層容器およびその製造方法 - Google Patents
多層容器およびその製造方法Info
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Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチック多層積層体の切断面が露出して
中間層が溶け出したり、剥離するおそれがないようにす
る。 【解決手段】 多層容器Eは、多層容器本体1が、中間
層1cが内層1aおよび外層1bで挟まれたプラスチッ
ク三層積層体からなり、多層容器本体1の図示上端の開
口部5の外周縁部に連設されたフランジ部2と、フラン
ジ部2の外周縁部から内側に折れ曲がった折り返し部3
とを有し、多層容器本体1内に被収容物Pを充填し、つ
いで、フランジ部2の折り返し側部側の面を加熱溶融さ
せたのち、開口部5を閉塞するための閉鎖部材10を重
ね合せて圧着することにより、折り返し部3が埋設され
た状態でフランジ部2に対して閉鎖部材10が溶着され
ている。
中間層が溶け出したり、剥離するおそれがないようにす
る。 【解決手段】 多層容器Eは、多層容器本体1が、中間
層1cが内層1aおよび外層1bで挟まれたプラスチッ
ク三層積層体からなり、多層容器本体1の図示上端の開
口部5の外周縁部に連設されたフランジ部2と、フラン
ジ部2の外周縁部から内側に折れ曲がった折り返し部3
とを有し、多層容器本体1内に被収容物Pを充填し、つ
いで、フランジ部2の折り返し側部側の面を加熱溶融さ
せたのち、開口部5を閉塞するための閉鎖部材10を重
ね合せて圧着することにより、折り返し部3が埋設され
た状態でフランジ部2に対して閉鎖部材10が溶着され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の用途に対応
した特性を備えたプラスチック多層積層体からなる多層
容器およびその製造方法に関するものである。
した特性を備えたプラスチック多層積層体からなる多層
容器およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】耐水性、ガスバリア性等が要求される各
種の用途に適した容器として、プラスチック多層積層体
からなる多層容器が用いられている。例えば、ガスバリ
ア性が要求される用途に用いられる多層容器としては、
次に説明するような多層容器が知られている。
種の用途に適した容器として、プラスチック多層積層体
からなる多層容器が用いられている。例えば、ガスバリ
ア性が要求される用途に用いられる多層容器としては、
次に説明するような多層容器が知られている。
【0003】この従来の多層容器は、図4に示すよう
に、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物の中間層10
3と、ポリオレフィン内外層101、102とを有する
積層体よりなり、フランジ部104の外周端部を圧縮し
て薄肉化させたスカート105を設け、このスカート1
05における中間層103の厚さを0.02mm以下に
することによって、加圧加熱殺菌処理時に、スカート1
05の外周端面である切断面からエチレン酢酸ビニル共
重合体ケン化物が溶出することを抑制したものである
(特公平5−88181号公報参照)。
に、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物の中間層10
3と、ポリオレフィン内外層101、102とを有する
積層体よりなり、フランジ部104の外周端部を圧縮し
て薄肉化させたスカート105を設け、このスカート1
05における中間層103の厚さを0.02mm以下に
することによって、加圧加熱殺菌処理時に、スカート1
05の外周端面である切断面からエチレン酢酸ビニル共
重合体ケン化物が溶出することを抑制したものである
(特公平5−88181号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
スカートの外周端面である切断面からエチレン酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物の中間層が露出しているため、加圧
加熱殺菌時にエチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物が溶
け出したり、剥離するおそれがある。また、前記中間層
の厚さを0.02mm以下にするためにはスカートの厚
さも極めて薄く加工しなければならず、スカートの成形
作業が煩雑になるばかりでなく、スカートの機械的強度
も小さくなり、耐久性に欠けるという問題点がある。
スカートの外周端面である切断面からエチレン酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物の中間層が露出しているため、加圧
加熱殺菌時にエチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物が溶
け出したり、剥離するおそれがある。また、前記中間層
の厚さを0.02mm以下にするためにはスカートの厚
さも極めて薄く加工しなければならず、スカートの成形
作業が煩雑になるばかりでなく、スカートの機械的強度
も小さくなり、耐久性に欠けるという問題点がある。
【0005】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、プラスチック多層積層
体の切断面が露出して中間層が溶け出したり、剥離する
おそれのない多層容器およびその製造方法を実現するこ
とを目的とするものである。
に鑑みてなされたものであって、プラスチック多層積層
体の切断面が露出して中間層が溶け出したり、剥離する
おそれのない多層容器およびその製造方法を実現するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の多層容器は、プラスチック多層積層体から
なる多層容器本体が、開口部と、前記開口部の外周縁部
に連設されたフランジ部および前記フランジ部の外周縁
部から内側に折れ曲がった折り返し部を有し、前記フラ
ンジ部の折り返し部側の面を加熱溶融させたのち、前記
開口部を閉塞するための閉鎖部材を圧着することによっ
て、前記折り返し部が埋設された状態で前記フランジ部
に対して前記閉鎖部材を溶着したことを特徴とするもの
である。
に、本発明の多層容器は、プラスチック多層積層体から
なる多層容器本体が、開口部と、前記開口部の外周縁部
に連設されたフランジ部および前記フランジ部の外周縁
部から内側に折れ曲がった折り返し部を有し、前記フラ
ンジ部の折り返し部側の面を加熱溶融させたのち、前記
開口部を閉塞するための閉鎖部材を圧着することによっ
て、前記折り返し部が埋設された状態で前記フランジ部
に対して前記閉鎖部材を溶着したことを特徴とするもの
である。
【0007】また、本発明の多層容器の製造方法は、プ
ラスチック多層積層体からなり、開口部と、前記開口部
の外周縁部に連設されたフランジ部と、前記フランジ部
の外周縁部から内側に折れ曲がった折り返し部と、前記
折り返し部の内周端に連設された外方へ膨出する余剰成
形部を有する多層容器中間体をブロー成形したのち、前
記多層容器中間体より前記余剰成形部を切除し、ついで
前記フランジ部の折り返し部側面を加熱溶融させたのち
前記開口部を閉塞するための閉鎖部材を圧着することに
よって、前記折り返し部が埋設された状態で前記フラン
ジ部に対して前記閉鎖部材を溶着することを特徴とする
ものである。
ラスチック多層積層体からなり、開口部と、前記開口部
の外周縁部に連設されたフランジ部と、前記フランジ部
の外周縁部から内側に折れ曲がった折り返し部と、前記
折り返し部の内周端に連設された外方へ膨出する余剰成
形部を有する多層容器中間体をブロー成形したのち、前
記多層容器中間体より前記余剰成形部を切除し、ついで
前記フランジ部の折り返し部側面を加熱溶融させたのち
前記開口部を閉塞するための閉鎖部材を圧着することに
よって、前記折り返し部が埋設された状態で前記フラン
ジ部に対して前記閉鎖部材を溶着することを特徴とする
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】先ず、本発明に係る多層容器の実
施の形態を図面に基づいて説明する。
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】図1は、一実施の形態による多層容器を示
し、(a)は模式正面図、(b)は(a)のA−A線に
沿う模式部分断面図である。
し、(a)は模式正面図、(b)は(a)のA−A線に
沿う模式部分断面図である。
【0010】本実施の形態による多層容器Eは、多層容
器本体1が、中間層1cが内層1aおよび外層1bで挟
まれたプラスチック三層積層体からなり、多層容器本体
1の図示上端の開口部5(図3に示す)の外周縁部に連
設されたフランジ部2と、フランジ部2の外周縁部から
内側に折れ曲がった折り返し部3とを有し、多層容器本
体1内に被収容物Pを充填し、ついで、フランジ部2の
折り返し部側の面を加熱溶融させたのち、開口部5を閉
塞するための閉鎖部材10を重ね合わせて圧着すること
により、折り返し部3が内周端面3aを内側にして埋設
された状態でフランジ部2に対して閉鎖部材10が溶着
されている。
器本体1が、中間層1cが内層1aおよび外層1bで挟
まれたプラスチック三層積層体からなり、多層容器本体
1の図示上端の開口部5(図3に示す)の外周縁部に連
設されたフランジ部2と、フランジ部2の外周縁部から
内側に折れ曲がった折り返し部3とを有し、多層容器本
体1内に被収容物Pを充填し、ついで、フランジ部2の
折り返し部側の面を加熱溶融させたのち、開口部5を閉
塞するための閉鎖部材10を重ね合わせて圧着すること
により、折り返し部3が内周端面3aを内側にして埋設
された状態でフランジ部2に対して閉鎖部材10が溶着
されている。
【0011】因みに、被収容物がレトルト食品である場
合、中間層1cをガスバリア性を有するエチレン酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物、内層1aおよび外層1bを防湿
性を有するポリオレフィンとするが、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物からなる中間層1cが露出する折り
返し部3の内周端面3aを内側にして、折り返し部3が
埋設された状態でフランジ部2に対して閉鎖部材10が
溶着されているため、加圧加熱殺菌処理を行なった際に
中間層1cを構成するエチレン酢酸ビニル共重合体ケン
化物が溶け出したり、剥離することがない。
合、中間層1cをガスバリア性を有するエチレン酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物、内層1aおよび外層1bを防湿
性を有するポリオレフィンとするが、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物からなる中間層1cが露出する折り
返し部3の内周端面3aを内側にして、折り返し部3が
埋設された状態でフランジ部2に対して閉鎖部材10が
溶着されているため、加圧加熱殺菌処理を行なった際に
中間層1cを構成するエチレン酢酸ビニル共重合体ケン
化物が溶け出したり、剥離することがない。
【0012】また、図2は他の実施の形態による多層容
器を示す模式正面図である。
器を示す模式正面図である。
【0013】本実施の形態による多層容器E1 は、多層
容器本体21の図示上端に口部27が連設されており、
口部27をキャップ28によって開閉自在とした点が図
1に示した多層容器Eと異なる。
容器本体21の図示上端に口部27が連設されており、
口部27をキャップ28によって開閉自在とした点が図
1に示した多層容器Eと異なる。
【0014】しかし、図示下端に連設されたフランジ部
22およびフランジ部22に溶着された閉鎖部材30
は、図1に示す多層容器Eのフランジ部2およびフラン
ジ部2に溶着された閉鎖部材10と同様でよいので説明
は省略する。
22およびフランジ部22に溶着された閉鎖部材30
は、図1に示す多層容器Eのフランジ部2およびフラン
ジ部2に溶着された閉鎖部材10と同様でよいので説明
は省略する。
【0015】なお、本発明に係る多層容器は、上述した
各実施の形態によるプラスチック三層積層体からなるも
のに限らず、用途に対応して四層以上のプラスチック多
層積層体からなるものに変更することができる。
各実施の形態によるプラスチック三層積層体からなるも
のに限らず、用途に対応して四層以上のプラスチック多
層積層体からなるものに変更することができる。
【0016】次に、本発明に係る多層容器の製造方法の
一実施の形態を図面に基づいて説明する。
一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】(1)図3の(a)、(b)に示すよう
に、多層容器中間体6の外面を規制するキャビティ11
a、12aをそれぞれ有する分割形式の一対の金型1
1、12を用い、型開きされた一対の金型11、12間
に図示しない押出機のダイ13より多層パリスン14を
押し出して配置したのち型閉じし、ついで多層パリスン
14内に加圧流体を導入してキャビティ11a、12a
に沿う形状に膨張させて、プラスチック多層積層体から
なる多層容器中間体6をブロー成形する。
に、多層容器中間体6の外面を規制するキャビティ11
a、12aをそれぞれ有する分割形式の一対の金型1
1、12を用い、型開きされた一対の金型11、12間
に図示しない押出機のダイ13より多層パリスン14を
押し出して配置したのち型閉じし、ついで多層パリスン
14内に加圧流体を導入してキャビティ11a、12a
に沿う形状に膨張させて、プラスチック多層積層体から
なる多層容器中間体6をブロー成形する。
【0018】この多層容器中間体6は、図3の(b)、
(c)に示すように、多層容器本体1と、多層容器本体
1の図示上面の開口部の外周縁部に連設されたフランジ
部2と、フランジ部2の外周縁部から内側に折れ曲がっ
た折り返し部3と、折り返し部3の内周端面3aに連設
された外方へ向かって膨出する余剰成形部4とを備えて
いる。
(c)に示すように、多層容器本体1と、多層容器本体
1の図示上面の開口部の外周縁部に連設されたフランジ
部2と、フランジ部2の外周縁部から内側に折れ曲がっ
た折り返し部3と、折り返し部3の内周端面3aに連設
された外方へ向かって膨出する余剰成形部4とを備えて
いる。
【0019】(2)上記(1)ののち、図3の(c)に
示すように、折り返し部3の内周端面3aと余剰成形部
4との境界部Lの部分をカッタ等によって切断して、多
層容器中間体6より余剰成形部4を切除することによっ
て、図3の(d)に示すように、折り返し部3の内周端
面3aを切断面とする開口部5を開口させる。
示すように、折り返し部3の内周端面3aと余剰成形部
4との境界部Lの部分をカッタ等によって切断して、多
層容器中間体6より余剰成形部4を切除することによっ
て、図3の(d)に示すように、折り返し部3の内周端
面3aを切断面とする開口部5を開口させる。
【0020】(3)上記(2)ののち、開口部5より多
層容器本体1内に被収容物Pを充填し、ついで、フラン
ジ部2の折り返し部側の面を加熱溶融させる。
層容器本体1内に被収容物Pを充填し、ついで、フラン
ジ部2の折り返し部側の面を加熱溶融させる。
【0021】(4)上記(3)ののち、フランジ部2の
折り返し部側の面上に閉鎖部材10を重ね合わせ、つい
で、図3の(e)、(f)に示すように、フランジ部2
の反折り返し部側面を支持治具15によって支持した状
態で、加圧治具16によって閉鎖部材10をフランジ部
2に向かって圧着することで、折り返し部3が内周端面
3aを内側にして埋設された状態でフランジ部2に対し
て閉鎖部材10が溶着された多層容器Eを製造する。
折り返し部側の面上に閉鎖部材10を重ね合わせ、つい
で、図3の(e)、(f)に示すように、フランジ部2
の反折り返し部側面を支持治具15によって支持した状
態で、加圧治具16によって閉鎖部材10をフランジ部
2に向かって圧着することで、折り返し部3が内周端面
3aを内側にして埋設された状態でフランジ部2に対し
て閉鎖部材10が溶着された多層容器Eを製造する。
【0022】本工程において、支持治具15と加圧治具
16との間で挟圧した際に、折り返し部3が流動してフ
ランジ部2と閉鎖部材10との間に広がって行き、両者
間に隙間がなく溶着強度の大きな溶着部が形成されると
ともに、折り返し部3の内周端面3aは完全に密封され
た状態になる。
16との間で挟圧した際に、折り返し部3が流動してフ
ランジ部2と閉鎖部材10との間に広がって行き、両者
間に隙間がなく溶着強度の大きな溶着部が形成されると
ともに、折り返し部3の内周端面3aは完全に密封され
た状態になる。
【0023】本発明において、ブロー成形される多層容
器本体を構成する材料として、内層および外層は、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の耐水性、
ブロー成形、化学的安定性に優れた熱可塑性樹脂が使用
され、中間層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物、ポリアミド等の酸素バリア性に優れた熱可塑性樹脂
が使用される。また、必要に応じて内層と中間層との間
や外層と中間層との間に公知の接着性樹脂からなる接着
層を設けたり、任意の位置にリサイクル層を設けた多層
構成とすることができる。
器本体を構成する材料として、内層および外層は、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の耐水性、
ブロー成形、化学的安定性に優れた熱可塑性樹脂が使用
され、中間層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物、ポリアミド等の酸素バリア性に優れた熱可塑性樹脂
が使用される。また、必要に応じて内層と中間層との間
や外層と中間層との間に公知の接着性樹脂からなる接着
層を設けたり、任意の位置にリサイクル層を設けた多層
構成とすることができる。
【0024】また、本発明において、閉鎖部材を構成す
る材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂やアルミなど
の金属が使用される。また、閉鎖部材はフィルムやシー
トあるいは射出成形された樹脂成形品が適用でき、酸素
バリア性を付与する手段としては、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物、ポリアミド等の酸素バリア性樹脂
層との多層構成もしくは金属蒸着層や金属薄膜層との多
層構成とすることができる。
る材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂やアルミなど
の金属が使用される。また、閉鎖部材はフィルムやシー
トあるいは射出成形された樹脂成形品が適用でき、酸素
バリア性を付与する手段としては、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物、ポリアミド等の酸素バリア性樹脂
層との多層構成もしくは金属蒸着層や金属薄膜層との多
層構成とすることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載するような効果を奏する。
ので、次に記載するような効果を奏する。
【0026】プラスチック多層積層体からなる多層容器
であるにもかかわらず、フランジ部の外周縁部から内側
に折れ曲がった折り返し部が埋設された状態でフランジ
部に対して閉鎖部材が溶着されているので、プラスチッ
ク多層積層体の切断面である折り返し部の内周端面が露
出することなく、プラスチック多層積層体の中間層が溶
け出したり、多層積層体が剥離することがない。
であるにもかかわらず、フランジ部の外周縁部から内側
に折れ曲がった折り返し部が埋設された状態でフランジ
部に対して閉鎖部材が溶着されているので、プラスチッ
ク多層積層体の切断面である折り返し部の内周端面が露
出することなく、プラスチック多層積層体の中間層が溶
け出したり、多層積層体が剥離することがない。
【図1】一実施の形態による多層容器を示し、(a)は
模式正面図、(b)は(a)のA−A線に沿う模式部分
断面図である。
模式正面図、(b)は(a)のA−A線に沿う模式部分
断面図である。
【図2】他の実施の形態による多層容器の模式正面図で
ある。
ある。
【図3】一実施の形態による多層容器の製造方法の工程
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図4】従来の多層容器の模式断面図である。
1、21 多層容器本体 1a 内層 1b 外層 1c 中間層 2、22 フランジ部 3 折り返し部 4 余剰成形部 5 開口部 6 多層容器中間体 10 閉鎖部材 11、12 金型 11a、12a キャビティ 13 ダイ 14 多層パリスン 15 支持治具 16 加圧治具 27 口部 28 キャップ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月14日(2001.8.1
4)
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 25/34 B65D 25/34 Z 4F213 // B29K 23:00 B29K 23:00 25:00 25:00 33:00 33:00 77:00 77:00 B29L 24:00 B29L 24:00 Fターム(参考) 3E033 AA01 AA08 BA13 BA14 BA15 BA16 BA21 BA22 BB08 CA09 CA16 DA08 DD01 FA03 3E062 AA20 AB14 AC02 BA20 BB06 JA01 JB11 JC07 JD01 4F100 AB10 AK01A AK01B AK01C AK01D AK01E AK04 AK07 AK12 AK42 AK46 AK69 BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA10A BA10C BA10D BA10E DA01 EC03 EC032 EH20 EH202 GB18 JD02 JD07 4F208 AA04 AA10 AA13 AA24 AA29 AG03 AH55 LA01 LA07 LB01 LB22 LD04 LN05 LN14 LN27 LW01 LW26 4F209 AA04 AA10 AA13 AA24 AA29 NA01 NB01 ND01 NG03 NG05 NH06 NJ09 NJ10 NJ22 NJ29 NL02 NW21 NW23 4F213 AA04 AA10 AA13 AA24 AA29 AG03 AH55 WA07 WA09 WA43 WA97 WB01 WB22 WC01 WE02 WE06 WE07 WE09 WE16 WF01 WF37 WK01 WK03 WW01 WW06 WW15 WW21 WW23 WW26
Claims (2)
- 【請求項1】 プラスチック多層積層体からなる多層容
器本体が、開口部と、前記開口部の外周縁部に連設され
たフランジ部および前記フランジ部の外周縁部から内側
に折れ曲がった折り返し部を有し、前記フランジ部の折
り返し部側の面を加熱溶融させたのち、前記開口部を閉
塞するための閉鎖部材を圧着することによって、前記折
り返し部が埋設された状態で前記フランジ部に対して前
記閉鎖部材を溶着したことを特徴とする多層容器。 - 【請求項2】 プラスチック多層積層体からなり、開口
部と、前記開口部の外周縁部に連設されたフランジ部
と、前記フランジ部の外周縁部から内側に折れ曲がった
折り返し部と、前記折り返し部の内周端に連設された外
方へ膨出する余剰成形部を有する多層容器中間体をブロ
ー成形したのち、前記多層容器中間体より前記余剰成形
部を切除し、ついで前記フランジ部の折り返し部側面を
加熱溶融させたのち前記開口部を閉塞するための閉鎖部
材を圧着することによって、前記折り返し部が埋設され
た状態で前記フランジ部に対して前記閉鎖部材を溶着す
ることを特徴とする多層容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156316A JP2002347147A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 多層容器およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156316A JP2002347147A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 多層容器およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002347147A true JP2002347147A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=19000339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001156316A Pending JP2002347147A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 多層容器およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002347147A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006076643A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Dainippon Printing Co Ltd | レトルト食品容器及びその製造方法 |
JP2009286045A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製のカップ型容器及びそのカップ型容器の製造方法 |
JP2020104908A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | キョーラク株式会社 | 構造体 |
JP2021104824A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | キョーラク株式会社 | 容器及び容器口部のシール方法 |
-
2001
- 2001-05-25 JP JP2001156316A patent/JP2002347147A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006076643A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Dainippon Printing Co Ltd | レトルト食品容器及びその製造方法 |
JP2009286045A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製のカップ型容器及びそのカップ型容器の製造方法 |
JP2020104908A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | キョーラク株式会社 | 構造体 |
JP2021104824A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | キョーラク株式会社 | 容器及び容器口部のシール方法 |
JP7364891B2 (ja) | 2019-12-26 | 2023-10-19 | キョーラク株式会社 | 容器及び容器口部のシール方法 |
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