JP3027690B2 - 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 - Google Patents
繊維強化プラスチック成形品の製造方法Info
- Publication number
- JP3027690B2 JP3027690B2 JP6210826A JP21082694A JP3027690B2 JP 3027690 B2 JP3027690 B2 JP 3027690B2 JP 6210826 A JP6210826 A JP 6210826A JP 21082694 A JP21082694 A JP 21082694A JP 3027690 B2 JP3027690 B2 JP 3027690B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- reinforced plastic
- supply container
- plastic molded
- core mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/34—Feeding the material to the mould or the compression means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C43/04—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles using movable moulds
- B29C2043/043—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles using movable moulds rotating on their own axis without linear displacement
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/32—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C43/36—Moulds for making articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C43/361—Moulds for making articles of definite length, i.e. discrete articles with pressing members independently movable of the parts for opening or closing the mould, e.g. movable pistons
- B29C2043/3615—Forming elements, e.g. mandrels or rams or stampers or pistons or plungers or punching devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2105/00—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
- B29K2105/06—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2705/00—Use of metals, their alloys or their compounds, for preformed parts, e.g. for inserts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/712—Containers; Packaging elements or accessories, Packages
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
成形品の製造方法に関し、更に詳しくは、繊維強化プラ
スチック成形品の主要部内面形状に対応する凸部を備え
たコア型の上方に、前記繊維強化プラスチック成形品の
主要部外面形状に対応する凹部を備えたキャビティー型
を、昇降による離間・接近が自在に設け、上面開口の供
給容器内に前記繊維強化プラスチック成形品の流動性材
料を予め収納しておき、前記キャビティー型を上昇離間
させた前記コア型の上方で、且つ、前記キャビティー型
の下方に、前記供給容器を移動させてその供給容器を反
転させることにより、前記流動性材料を前記コア型の凸
部上に打ちまけ供給した後、前記コア型に対して前記キ
ャビティー型を下降接近させて、前記流動性材料を前記
繊維強化プラスチック成形品に圧縮成形する繊維強化プ
ラスチック成形品の製造方法に関する。
成形品の製造方法に関し、更に詳しくは、繊維強化プラ
スチック成形品の主要部内面形状に対応する凸部を備え
たコア型の上方に、前記繊維強化プラスチック成形品の
主要部外面形状に対応する凹部を備えたキャビティー型
を、昇降による離間・接近が自在に設け、上面開口の供
給容器内に前記繊維強化プラスチック成形品の流動性材
料を予め収納しておき、前記キャビティー型を上昇離間
させた前記コア型の上方で、且つ、前記キャビティー型
の下方に、前記供給容器を移動させてその供給容器を反
転させることにより、前記流動性材料を前記コア型の凸
部上に打ちまけ供給した後、前記コア型に対して前記キ
ャビティー型を下降接近させて、前記流動性材料を前記
繊維強化プラスチック成形品に圧縮成形する繊維強化プ
ラスチック成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような繊維強化プラスチック成形品
(以下、単に成形品という)の製造方法は、バルクモー
ルディングコンパウンド等、流動性を有する繊維強化プ
ラスチック成形用の材料(以下、流動性材料Mという)
を、前記成形品の主要部内面形状に対応する凸部を備え
たコア型上(更に詳しくは、前記コア型における凸部
上)へ供給した後、前記コア型と、前記成形品の主要部
外面形状に対応する凹部を備えたキャビティー型との間
で圧縮成形(図4、図5参照)することにより、人造大
理石製等、繊維強化プラスチック製の浴槽等の繊維強化
プラスチック成形品を製造するのに使用されている。と
ころで、上述の圧縮成形に先立つ、前記流動性材料Mの
コア型上への供給は、通常、次のような手順で行われて
いる。即ち、図12(イ)に示すように上面開口の供給
容器3内に、前記流動性材料Mを予め収納しておき、前
記キャビティー型を上昇離間させた前記コア型2の上方
0.1〜1.0mで、且つ、前記キャビティー型の下方
に、前記供給容器3を移動させて、その供給容器3を図
12(ロ)に示すように反転させて前記流動性材料Mを
自然落下させることにより、図12(ハ)(ニ)に示す
ように前記流動性材料Mを前記コア型2の凸部2a上に
打ちまけ供給する、ということが行われている。そし
て、前記供給容器3としては、従来、前記流動性材料M
を収容する容器内空間の形状が単なる立方体や直方体に
形成されたものが使用されていた。また、前記流動性材
料Mの自然落下を容易にするため、通常は、前記供給容
器3と前記流動性材料Mとの間に、プラスチックシート
5を介在させるようにし、しかも、前記供給容器3の周
壁部内面に、若干の抜き勾配(5°〜20°)を持たせ
てあった。
(以下、単に成形品という)の製造方法は、バルクモー
ルディングコンパウンド等、流動性を有する繊維強化プ
ラスチック成形用の材料(以下、流動性材料Mという)
を、前記成形品の主要部内面形状に対応する凸部を備え
たコア型上(更に詳しくは、前記コア型における凸部
上)へ供給した後、前記コア型と、前記成形品の主要部
外面形状に対応する凹部を備えたキャビティー型との間
で圧縮成形(図4、図5参照)することにより、人造大
理石製等、繊維強化プラスチック製の浴槽等の繊維強化
プラスチック成形品を製造するのに使用されている。と
ころで、上述の圧縮成形に先立つ、前記流動性材料Mの
コア型上への供給は、通常、次のような手順で行われて
いる。即ち、図12(イ)に示すように上面開口の供給
容器3内に、前記流動性材料Mを予め収納しておき、前
記キャビティー型を上昇離間させた前記コア型2の上方
0.1〜1.0mで、且つ、前記キャビティー型の下方
に、前記供給容器3を移動させて、その供給容器3を図
12(ロ)に示すように反転させて前記流動性材料Mを
自然落下させることにより、図12(ハ)(ニ)に示す
ように前記流動性材料Mを前記コア型2の凸部2a上に
打ちまけ供給する、ということが行われている。そし
て、前記供給容器3としては、従来、前記流動性材料M
を収容する容器内空間の形状が単なる立方体や直方体に
形成されたものが使用されていた。また、前記流動性材
料Mの自然落下を容易にするため、通常は、前記供給容
器3と前記流動性材料Mとの間に、プラスチックシート
5を介在させるようにし、しかも、前記供給容器3の周
壁部内面に、若干の抜き勾配(5°〜20°)を持たせ
てあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記供給容
器3における前記流動性材料Mの収容空間の形状が、従
来は単なる立方体や直方体に形成されていたため、前記
収容空間に収納された流動性材料Mは、前記収容空間の
中央部でも周縁部でも対等に収納されて対等に落下しよ
うとする結果、前記流動性材料Mを前記コア型2上へ打
ちまけ供給する時点で、その打ちまけ供給される流動性
材料Mと、前記コア型2の凸部2a上との間に、図12
(ハ)(ニ)に示すように、外周縁方向へ逃げきれない
エアーAが巻き込まれるようになり、そのエアー巻き込
みに起因して、前記圧縮成形によって得られる成形品に
欠陥が発生する、という問題があった。本発明は、この
ような実情に着目してなされたものであり、上述した欠
陥発生の問題を回避し得る手段を提供することを目的と
している。
器3における前記流動性材料Mの収容空間の形状が、従
来は単なる立方体や直方体に形成されていたため、前記
収容空間に収納された流動性材料Mは、前記収容空間の
中央部でも周縁部でも対等に収納されて対等に落下しよ
うとする結果、前記流動性材料Mを前記コア型2上へ打
ちまけ供給する時点で、その打ちまけ供給される流動性
材料Mと、前記コア型2の凸部2a上との間に、図12
(ハ)(ニ)に示すように、外周縁方向へ逃げきれない
エアーAが巻き込まれるようになり、そのエアー巻き込
みに起因して、前記圧縮成形によって得られる成形品に
欠陥が発生する、という問題があった。本発明は、この
ような実情に着目してなされたものであり、上述した欠
陥発生の問題を回避し得る手段を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る繊維強化プ
ラスチック成形品の製造方法(以下、本発明方法とい
う)は、繊維強化プラスチック成形品の主要部内面形状
に対応する凸部を備えたコア型の上方に、前記繊維強化
プラスチック成形品の主要部外面形状に対応する凹部を
備えたキャビティー型を、昇降による離間・接近が自在
に設け、上面開口の供給容器内に前記繊維強化プラスチ
ック成形品の流動性材料を予め収納しておき、前記キャ
ビティー型を上昇離間させた前記コア型の上方で、且
つ、前記キャビティー型の下方に、前記供給容器を移動
させてその供給容器を反転させることにより、前記流動
性材料を前記コア型の凸部上に打ちまけ供給した後、前
記コア型に対して前記キャビティー型を下降接近させ
て、前記流動性材料を前記繊維強化プラスチック成形品
に圧縮成形する繊維強化プラスチック成形品の製造方法
であって、前記供給容器として、底内面の中央部が、そ
の中央部以外の内面よりも底側へ窪んでいるものを使用
する点を特徴としている。
ラスチック成形品の製造方法(以下、本発明方法とい
う)は、繊維強化プラスチック成形品の主要部内面形状
に対応する凸部を備えたコア型の上方に、前記繊維強化
プラスチック成形品の主要部外面形状に対応する凹部を
備えたキャビティー型を、昇降による離間・接近が自在
に設け、上面開口の供給容器内に前記繊維強化プラスチ
ック成形品の流動性材料を予め収納しておき、前記キャ
ビティー型を上昇離間させた前記コア型の上方で、且
つ、前記キャビティー型の下方に、前記供給容器を移動
させてその供給容器を反転させることにより、前記流動
性材料を前記コア型の凸部上に打ちまけ供給した後、前
記コア型に対して前記キャビティー型を下降接近させ
て、前記流動性材料を前記繊維強化プラスチック成形品
に圧縮成形する繊維強化プラスチック成形品の製造方法
であって、前記供給容器として、底内面の中央部が、そ
の中央部以外の内面よりも底側へ窪んでいるものを使用
する点を特徴としている。
【0005】
【作用】上記特徴を備えた本発明方法によれば、前記供
給容器として、底内面の中央部が、その中央部以外の内
面よりも底側へ窪んでいるものを使用するので、前記流
動性材料を前記供給容器内に予め収納した時点で、前記
供給容器内の中央部で前記流動性材料が比較的多量に収
納される一方、前記供給容器内の周縁部で前記流動性材
料が比較的少量に収納された状態となる。従って、前記
流動性材料を前記供給容器内から前記コア型上へ打ちま
け供給する時点では、比較的多量に収納された前記中央
部の流動性材料が、比較的少量に収納された前記周縁部
の流動性材料よりも、優先的に自然落下するようにな
る。従って、前記流動性材料が前記コア型上へ打ちまけ
供給される時点で、先ず、前記中央部の流動性材料が前
記コア型上の中央部に先に接するように供給された後、
その供給時に巻き込まれようとするエアーを前記コア型
の外周縁方向へ押し出しつつ、前記周縁部の流動性材料
が前記コア型上に遅れて供給されるようになる。従っ
て、前記打ちまけ供給される流動性材料と前記コア型上
との間に、従来のようにエアーが巻き込まれるというこ
とが回避されるようになる。
給容器として、底内面の中央部が、その中央部以外の内
面よりも底側へ窪んでいるものを使用するので、前記流
動性材料を前記供給容器内に予め収納した時点で、前記
供給容器内の中央部で前記流動性材料が比較的多量に収
納される一方、前記供給容器内の周縁部で前記流動性材
料が比較的少量に収納された状態となる。従って、前記
流動性材料を前記供給容器内から前記コア型上へ打ちま
け供給する時点では、比較的多量に収納された前記中央
部の流動性材料が、比較的少量に収納された前記周縁部
の流動性材料よりも、優先的に自然落下するようにな
る。従って、前記流動性材料が前記コア型上へ打ちまけ
供給される時点で、先ず、前記中央部の流動性材料が前
記コア型上の中央部に先に接するように供給された後、
その供給時に巻き込まれようとするエアーを前記コア型
の外周縁方向へ押し出しつつ、前記周縁部の流動性材料
が前記コア型上に遅れて供給されるようになる。従っ
て、前記打ちまけ供給される流動性材料と前記コア型上
との間に、従来のようにエアーが巻き込まれるというこ
とが回避されるようになる。
【0006】
【発明の効果】従って、従来生じていたエアー巻き込み
に起因する成形品の欠陥の発生を回避することができ、
本発明の目的が達成されるようになる。
に起因する成形品の欠陥の発生を回避することができ、
本発明の目的が達成されるようになる。
【0007】尚、上記特徴を備えた本発明方法におい
て、前記供給容器の底内面中央部に、空気抜き孔を開口
形成しておくようにすれば、その空気抜き孔を通して、
前記供給容器の底内面中央部で且つ前記流動性材料の裏
側へ空気が侵入し、その空気侵入に基づいて、前記中央
部の流動性材料が前記コア型上の中央部に一層優先的に
供給されるようになり、もって、上述した本発明方法に
よる作用・効果が一層確実に生じるようになる。
て、前記供給容器の底内面中央部に、空気抜き孔を開口
形成しておくようにすれば、その空気抜き孔を通して、
前記供給容器の底内面中央部で且つ前記流動性材料の裏
側へ空気が侵入し、その空気侵入に基づいて、前記中央
部の流動性材料が前記コア型上の中央部に一層優先的に
供給されるようになり、もって、上述した本発明方法に
よる作用・効果が一層確実に生じるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図5には、本発明方法の一実施例が示され
ている。尚、図面において従来例と同一の符号で表示し
た部分は同一又は相当の部分を示している。
する。図1〜図5には、本発明方法の一実施例が示され
ている。尚、図面において従来例と同一の符号で表示し
た部分は同一又は相当の部分を示している。
【0009】図1中における2は、全体形状がカップ状
を呈する繊維強化プラスチック成形品(本実施例では、
繊維強化プラスチック製(例えば、人造大理石製)の浴
槽、以下、単に成形品という)を製造するのに使用され
る金型の一方としてのコア型であり、そのコア型2は、
前記成形品の主要部内面形状に対応する凸部2aを備え
ている。そのコア型2は、図4、図5に示すように、前
記成形品の主要部外面形状に対応する凹部1aを備えた
キャビティー型1と上下対をなすように配置される。更
に詳しくは、前記コア型2の上方に、前記キャビティー
型1が、昇降による離間・接近が自在に配置される。そ
して、前記成形品の製造に際しては、図1に示すよう
に、上面が開口し、且つ、底内面の中央部がその中央部
以外の内面よりも底側へ窪んでいる(更に詳しくは、底
面が中央を頂点とする上側拡径の錐面に形成された)供
給容器3内に、前記成形品を形成するための流動性材料
M(具体的には、流動性を有するバルクモールディング
コンパウンド)を予め収納しておく。尚、後述する流動
性材料Mの自然落下を容易にするため、従来と同様、前
記供給容器3と前記流動性材料Mとの間に、プラスチッ
クシート5を介在させるようにし、しかも、前記供給容
器3の周壁部内面に、若干の抜き勾配を持たせてある。
そして、前記キャビティー型1を上昇離間させた前記コ
ア型2の上方0.1〜1.0mで、且つ、前記キャビテ
ィー型1の下方に、図1に示すように前記供給容器3を
移動させてその供給容器3を図2に示すように反転させ
ることにより、前記流動性材料Mを前記コア型2の凸部
2a上に図3に示すように打ちまけ供給した後、前記コ
ア型2に対して前記キャビティー型1を図4、図5に示
すように下降接近させて、前記流動性材料Mを前記繊維
強化プラスチック成形品に圧縮成形する。
を呈する繊維強化プラスチック成形品(本実施例では、
繊維強化プラスチック製(例えば、人造大理石製)の浴
槽、以下、単に成形品という)を製造するのに使用され
る金型の一方としてのコア型であり、そのコア型2は、
前記成形品の主要部内面形状に対応する凸部2aを備え
ている。そのコア型2は、図4、図5に示すように、前
記成形品の主要部外面形状に対応する凹部1aを備えた
キャビティー型1と上下対をなすように配置される。更
に詳しくは、前記コア型2の上方に、前記キャビティー
型1が、昇降による離間・接近が自在に配置される。そ
して、前記成形品の製造に際しては、図1に示すよう
に、上面が開口し、且つ、底内面の中央部がその中央部
以外の内面よりも底側へ窪んでいる(更に詳しくは、底
面が中央を頂点とする上側拡径の錐面に形成された)供
給容器3内に、前記成形品を形成するための流動性材料
M(具体的には、流動性を有するバルクモールディング
コンパウンド)を予め収納しておく。尚、後述する流動
性材料Mの自然落下を容易にするため、従来と同様、前
記供給容器3と前記流動性材料Mとの間に、プラスチッ
クシート5を介在させるようにし、しかも、前記供給容
器3の周壁部内面に、若干の抜き勾配を持たせてある。
そして、前記キャビティー型1を上昇離間させた前記コ
ア型2の上方0.1〜1.0mで、且つ、前記キャビテ
ィー型1の下方に、図1に示すように前記供給容器3を
移動させてその供給容器3を図2に示すように反転させ
ることにより、前記流動性材料Mを前記コア型2の凸部
2a上に図3に示すように打ちまけ供給した後、前記コ
ア型2に対して前記キャビティー型1を図4、図5に示
すように下降接近させて、前記流動性材料Mを前記繊維
強化プラスチック成形品に圧縮成形する。
【0010】このような本発明方法によれば、供給容器
3として、底内面の中央部が、その中央部以外の内面よ
りも底側へ窪んでいるものを使用するので、流動性材料
Mを供給容器3内に予め収納した時点で、供給容器3内
の中央部で流動性材料Mが比較的多量に収納される一
方、供給容器3内の周縁部で流動性材料Mが比較的少量
に収納された状態となる。従って、流動性材料Mを供給
容器3内からコア型2上へ打ちまけ供給する時点では、
比較的多量に収納された前記中央部の流動性材料Mが、
比較的少量に収納された前記周縁部の流動性材料Mより
も、優先的に自然落下するようになる。従って、流動性
材料Mがコア型2上へ打ちまけ供給される時点で、先
ず、前記中央部の流動性材料Mがコア型2上の中央部に
先に接するように供給された後、その供給時に巻き込ま
れようとするエアーAをコア型2の外周縁方向へ押し出
しつつ、前記周縁部の流動性材料Mがコア型2上に遅れ
て供給されるようになる。従って、前記打ちまけ供給さ
れる流動性材料Mとコア型2上との間に、従来のように
エアーAが巻き込まれるのが回避されるようになる。
3として、底内面の中央部が、その中央部以外の内面よ
りも底側へ窪んでいるものを使用するので、流動性材料
Mを供給容器3内に予め収納した時点で、供給容器3内
の中央部で流動性材料Mが比較的多量に収納される一
方、供給容器3内の周縁部で流動性材料Mが比較的少量
に収納された状態となる。従って、流動性材料Mを供給
容器3内からコア型2上へ打ちまけ供給する時点では、
比較的多量に収納された前記中央部の流動性材料Mが、
比較的少量に収納された前記周縁部の流動性材料Mより
も、優先的に自然落下するようになる。従って、流動性
材料Mがコア型2上へ打ちまけ供給される時点で、先
ず、前記中央部の流動性材料Mがコア型2上の中央部に
先に接するように供給された後、その供給時に巻き込ま
れようとするエアーAをコア型2の外周縁方向へ押し出
しつつ、前記周縁部の流動性材料Mがコア型2上に遅れ
て供給されるようになる。従って、前記打ちまけ供給さ
れる流動性材料Mとコア型2上との間に、従来のように
エアーAが巻き込まれるのが回避されるようになる。
【0011】次に、別実施例について説明する。前記供
給容器3の底内面中央部に、図6に示すように、空気抜
き孔4を開口形成しておく別実施例も考えられる。この
別実施例によれば、空気抜き孔4を通して、供給容器3
の底内面中央部で且つ流動性材料Mの裏側へ空気が侵入
し、その空気侵入に基づいて、前記中央部の流動性材料
Mがコア型2上の中央部に一層優先的に供給されるよう
になる。
給容器3の底内面中央部に、図6に示すように、空気抜
き孔4を開口形成しておく別実施例も考えられる。この
別実施例によれば、空気抜き孔4を通して、供給容器3
の底内面中央部で且つ流動性材料Mの裏側へ空気が侵入
し、その空気侵入に基づいて、前記中央部の流動性材料
Mがコア型2上の中央部に一層優先的に供給されるよう
になる。
【0012】また、上述の供給容器3の断面形状は、図
7〜図11に示すように種々の変形例が考えられる。
7〜図11に示すように種々の変形例が考えられる。
【0013】また、上述の実施例は、繊維強化プラスチ
ック製の浴槽を圧縮成形するものであったが、前記浴槽
以外の前記成形品(例えば、浄化槽や洗面ボール等)を
製造する場合においても、本発明を適用することができ
るのはいうまでもない。
ック製の浴槽を圧縮成形するものであったが、前記浴槽
以外の前記成形品(例えば、浄化槽や洗面ボール等)を
製造する場合においても、本発明を適用することができ
るのはいうまでもない。
【0014】また、前記圧縮成形は、加熱を伴うもので
あっても、加熱を伴わないものであってもよい。
あっても、加熱を伴わないものであってもよい。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明方法を示す説明図
【図2】本発明方法を示す説明図
【図3】本発明方法を示す説明図
【図4】本発明方法を示す説明図
【図5】本発明方法を示す説明図
【図6】本発明方法の別実施例を示す説明図
【図7】本発明方法で使用される供給容器の別態様を示
す縦断面図
す縦断面図
【図8】本発明方法で使用される供給容器の別態様を示
す縦断面図
す縦断面図
【図9】本発明方法で使用される供給容器の別態様を示
す縦断面図
す縦断面図
【図10】本発明方法で使用される供給容器の別態様を
示す縦断面図
示す縦断面図
【図11】本発明方法で使用される供給容器の別態様を
示す縦断面図
示す縦断面図
【図12】従来方法を示す説明図
1 キャビティー型 1a 凹部 2 コア型 2a 凸部 3 供給容器 4 空気抜き孔 M 流動性材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 栄二 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株 式会社クボタ 滋賀工場内 (56)参考文献 特開 平6−134783(JP,A) 実開 平4−79612(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/00 - 43/58
Claims (2)
- 【請求項1】 繊維強化プラスチック成形品の主要部内
面形状に対応する凸部(2a)を備えたコア型(2)の
上方に、前記繊維強化プラスチック成形品の主要部外面
形状に対応する凹部(1a)を備えたキャビティー型
(1)を、昇降による離間・接近が自在に設け、上面開
口の供給容器(3)内に前記繊維強化プラスチック成形
品の流動性材料(M)を予め収納しておき、前記キャビ
ティー型(1)を上昇離間させた前記コア型(2)の上
方で、且つ、前記キャビティー型(1)の下方に、前記
供給容器(3)を移動させてその供給容器(3)を反転
させることにより、前記流動性材料(M)を前記コア型
(2)の凸部(2a)上に打ちまけ供給した後、前記コ
ア型(2)に対して前記キャビティー型(1)を下降接
近させて、前記流動性材料(M)を前記繊維強化プラス
チック成形品に圧縮成形する繊維強化プラスチック成形
品の製造方法であって、 前記供給容器(3)として、底内面の中央部が、その中
央部以外の内面よりも底側へ窪んでいるものを使用する
繊維強化プラスチック成形品の製造方法。 - 【請求項2】 前記供給容器(3)の底内面中央部に、
空気抜き孔(4)を開口形成しておく請求項1記載の繊
維強化プラスチック成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210826A JP3027690B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210826A JP3027690B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872082A JPH0872082A (ja) | 1996-03-19 |
JP3027690B2 true JP3027690B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=16595763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6210826A Expired - Lifetime JP3027690B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027690B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102756880A (zh) * | 2012-07-25 | 2012-10-31 | 江苏安普特防爆科技有限公司 | 阻隔防爆材料及其压制模具和压制方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4755884B2 (ja) * | 2005-11-04 | 2011-08-24 | 東芝機械株式会社 | 樹脂成形装置 |
JP4825512B2 (ja) * | 2005-12-21 | 2011-11-30 | 東芝機械株式会社 | 樹脂成形装置 |
WO2008032841A1 (fr) * | 2006-09-12 | 2008-03-20 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Récipient de type coupe de polypropylène et procédé de moulage de celui-ci |
JP5408138B2 (ja) * | 2008-09-19 | 2014-02-05 | 東洋製罐株式会社 | 圧縮成形方法及び装置 |
US11964794B2 (en) | 2018-12-28 | 2024-04-23 | Kyoraku Co., Ltd. | Container and structure |
JP7319512B2 (ja) * | 2018-12-28 | 2023-08-02 | キョーラク株式会社 | 構造体の製造方法 |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP6210826A patent/JP3027690B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102756880A (zh) * | 2012-07-25 | 2012-10-31 | 江苏安普特防爆科技有限公司 | 阻隔防爆材料及其压制模具和压制方法 |
CN102756880B (zh) * | 2012-07-25 | 2015-03-04 | 江苏安普特防爆科技有限公司 | 阻隔防爆材料及其压制模具和压制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0872082A (ja) | 1996-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3149188A (en) | Manufacture of ready-to-use cakes of soap and like cleansing materials | |
EP0624447B1 (en) | Method for manufacturing synthetic resin containers | |
TWI341185B (en) | Article of footwear | |
JP3027690B2 (ja) | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 | |
JPH01118417A (ja) | 表皮材一体発泡体の発泡成形方法 | |
JPH1142697A (ja) | ブロー成形方法及びその装置とブロー成形容器 | |
JP3027689B2 (ja) | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 | |
KR200337777Y1 (ko) | 진공흡착패드 | |
JPS6257495B2 (ja) | ||
JPS6240175B2 (ja) | ||
EP1561703A2 (en) | Absorbent tray container and mould and production method therefor | |
JPH0872073A (ja) | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法 | |
CN209832446U (zh) | 推板顶出机构及三板模具 | |
JPS5837624Y2 (ja) | 糸底を有する成形品の成形装置 | |
KR200250562Y1 (ko) | 포장 케이스 겸용 투명비누 성형틀 | |
JP2001055695A (ja) | パルプモールド成形体の乾燥型 | |
JPH0732016Y2 (ja) | 成形型 | |
JPH01206012A (ja) | 薄肉樹脂製品の製造方法 | |
JPH1080268A (ja) | 内周壁に突起を有するシャーレ及びその製造方法 | |
JPH0418821Y2 (ja) | ||
JP2657051B2 (ja) | 樹脂発泡体成形方法 | |
JPH0318162Y2 (ja) | ||
JPS5854021B2 (ja) | 熱可塑性プラスチツク容器の製造方法 | |
JPH0740493Y2 (ja) | 粉末成形用金型への原料供給装置 | |
JPS6283111A (ja) | ウレタンフオ−ム成型体製造用モ−ルド |