JP2001055695A - パルプモールド成形体の乾燥型 - Google Patents

パルプモールド成形体の乾燥型

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JP2001055695A
JP2001055695A JP11224953A JP22495399A JP2001055695A JP 2001055695 A JP2001055695 A JP 2001055695A JP 11224953 A JP11224953 A JP 11224953A JP 22495399 A JP22495399 A JP 22495399A JP 2001055695 A JP2001055695 A JP 2001055695A
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Akira Nonomura
著 野々村
Keiji Eto
敬二 衞藤
Kenichi Otani
憲一 大谷
Taiji Yamada
泰司 山田
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気の逃げ効率及び成形体への熱供給が共に
良好であり、乾燥効率の高いパルプモールド成形体の乾
燥型を提供すること。 【解決手段】 パルプモールド法により成形された湿潤
状態の成形体を収容し得る形状の凹状部11又は凸状部
を有し、凹状部11又は凸状部の表面に、多数の蒸気逃
げ溝12を凹設すると共に多孔金属板30を該表面と密
着当接するように配したパルプモールド成形体の乾燥型
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルプモールド法
により得られた湿潤状態の成形体を乾燥させるための乾
燥型に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パルプ
モールド法によって成形された湿潤状態の成形体を乾燥
させるために用いられる乾燥型には、蒸気を型外へ排出
するための通気路が形成されている。斯かる通気路を有
する乾燥型としては、種々のものが知られている。例え
ば、(1)特開平8−260400号公報に記載のように
多孔質の型材を用いたもの、(2)多孔質の型材の表面に
網を張ったもの、(3) プラスチック成形用の型に用いら
れるベントを型の内面に配したもの等がある。
【0003】しかし、(1) の乾燥型では、型材の内部が
微細な空隙となっていることから、蒸気の通過抵抗が大
きく、蒸気の逃げは大きくならない。また、型材が高価
であることから、製造経費が高くなってしまう。更に、
パルプ繊維が型材に付着して目詰まりが起こり易く、保
守に多大な労力を要する。(2) の乾燥型では、網の跡が
成形体の表面に転写してしまい成形体の外観を損ねてし
まう。また、型材と網との接触は線接触であることか
ら、伝熱効率が不十分であり十分な熱供給が行えない。
(3) の乾燥型は、ベントの付設作業に時間を要し、また
曲率の小さい部分やネジ部等にベントを付設することが
困難である。また、成形体表面にベントの跡が残り、外
観上好ましくない。
【0004】従って本発明は、蒸気の逃げ効率及び成形
体への熱供給が共に良好であり、乾燥効率の高いパルプ
モールド成形体の乾燥型を提供することを目的とする。
また本発明は、乾燥型の蒸気逃がし用の穴の孔の跡が成
形体に転写しにくいパルプモールド成形体の乾燥型を提
供することを目的とする。更に本発明は、安価で保守性
に優れたパルプモールド成形体の乾燥型を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルプモール
ド法により成形された湿潤状態の成形体と嵌合し得る形
状の凹状部又は凸状部を有し、該凹状部又は該凸状部の
表面に、多数の蒸気逃げ溝を凹設すると共に多孔金属板
を該表面と密着当接するように配したパルプモールド成
形体の乾燥型を提供することにより上記目的を達成した
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本
発明のパルプモールド成形体の乾燥型(以下、単に乾燥
型ともいう)の一実施形態の分解斜視図が示されてお
り、図2(a)及び(b)には図1に示す乾燥型から多
孔金属板及び押さえ板を取り外した状態での正面図及び
b−b線断面図がそれぞれ示されている。
【0007】本実施形態の乾燥型1は、パルプモールド
法により得られた湿潤状態の成形体を乾燥させるために
用いられる。この成形体は、口頸部にネジ部を有する円
筒ボトル形状となっている。図1及び図2に示すよう
に、乾燥型1は、凹状部11を有するキャビティプレー
ト10、キャビティプレート10の下面側に配されたバ
ックプレート20、キャビティプレート10の凹状部1
1と嵌合する多孔金属板30、及び多孔金属板30をキ
ャビティプレート10に固定するための押さえ板40と
を有している。
【0008】本実施形態においては、図1及び図2に示
す乾燥型1を2つ用い、2つの凹状部11によって形成
されるキャビティ内に湿潤状態の成形体を収容した状態
下に、それぞれの分割面同士を突き合わせて該成形体の
乾燥を行う。
【0009】キャビティプレート10は、直方体状の金
属製ブロックから構成されており、その上面側には、所
定の方法により成形された湿潤状態の成形体の縦半分と
嵌合し得る形状の凹状部11が凹設されており、この凹
状部11内に成形体が収容される。キャビティプレート
10の上面は平坦になっており、該面が乾燥型1の分割
面(突き合わせ面)となる。
【0010】凹状部11の内面には多数の蒸気逃げ溝1
2が格子状に凹設されている。蒸気逃げ溝12は、凹状
部11において、乾燥すべき成形体の胴部及び底部に対
応する部分に凹設されている。蒸気逃げ溝12によって
取り囲まれている部分は角柱状ないし立ち上がり角度が
直角に近い截頭四角錐状の凸状部13を形成している。
【0011】蒸気逃げ溝12の幅は、蒸気の逃げ効率の
向上、並びに蒸気の逃げムラ、パルプ繊維の加熱ムラ及
び多孔金属板の変形防止の点から0.5〜30mm、特
に1〜10mmであることが好ましい。また、蒸気逃げ
溝12のピッチは、蒸気逃げ溝12の幅及び多孔金属板
30との所望の接触割合から決定される。蒸気逃げ溝1
2の深さは、深ければ深い方が蒸気の逃げ効率が向上す
るが、加工工程の点から、1mm以上、特に3mm以上
あれば十分である。
【0012】蒸気逃げ溝12の縦横の交点には、凹状部
11の法線方向に向けて蒸気逃げ穴14が放射状に且つ
規則的に形成されている。蒸気逃げ穴14は、蒸気逃げ
溝12のピッチの2倍以上のピッチで形成されているこ
とが好ましい。尚、蒸気逃げ穴14は、凹状部11にお
いて、乾燥すべき成形体の口頸部に対応する部分にも形
成されている。
【0013】キャビティプレート10の内部には、その
長手方向に沿って且つ蒸気逃げ穴14と連通するように
貫通孔15が形成されている。その結果、キャビティプ
レート10の内部には、蒸気逃げ穴14と貫通孔15と
によって、蒸気逃げ溝12と乾燥型1の外部とを連通す
る連通路が形成される。そして、湿潤した成形体の乾燥
により発生した蒸気は、該連通路を通じて乾燥型1の外
部に排出される。
【0014】多孔金属板30は、パンチング、電子ビー
ム加工、レーザー加工等によって多数の孔31が形成さ
れた平板状の薄手の金属板をプレス加工して形成されて
おり、キャビティプレート10の凹状部11に嵌合する
形状の凹陥部32及び凹陥部32の周縁から水平方向に
延出したフランジ33を有している。孔31は少なくと
も凹陥部32の全域に形成されている。多孔金属板30
の孔加工は薄肉にすることで容易となるので、これを用
いることで乾燥型に直接孔を加工したり、多孔性粒子を
焼結させて得られる型と比較して、乾燥型1の製造経費
を低くすることができる。
【0015】多孔金属板30は、その厚みが0.1〜1
0mm、特に0.4〜5mm、とりわけ0.8〜3mm
であることが、多孔金属板30の強度確保、孔31の形
成の容易さ、孔31へのパルプ繊維の目詰まりのしにく
さ、多孔金属板30プレス加工のし易さ、蒸気の抜け易
さ等の点から好ましい。また、乾燥工程で成形体を後述
する中子で押圧する場合には、前記範囲の厚みとするこ
とで、多孔金属板30が変形し易くなり、多孔金属板3
0とキャビティプレート10の凹状部11の表面とが一
層良好に密着し、熱伝導の効率が向上する。また、多孔
金属板30及び凹状部11の表面を平滑とすることによ
り、熱伝導の効率が更に向上する。
【0016】多孔金属板30は、その凹陥部32におけ
る孔31の開孔面積率が0.5〜70%、特に1〜40
%であることが、蒸気の逃げ易さと熱伝導性とのバラン
スの点、及び多孔金属板30の強度確保の点から好まし
い。
【0017】多孔金属板30は、その孔径が0.05〜
2mm、特に0.1〜0.6mmであることが、蒸気を
逃げ易くし且つパルプ繊維の目詰まりを防止し、更に孔
31の跡が成形体の表面に凸状に転写することを防止す
る点から好ましい。
【0018】孔31のピッチは、前述の開孔面積率及び
孔径から決定される。
【0019】キャビティプレート10の凹状部11と多
孔金属板30との見掛けの接触面積は、凹状部11の見
掛け面積の10〜90%、特に30〜60%であること
が、蒸気の逃げ易さと熱伝導性とのバランスの点から好
ましい。ここで、「キャビティプレート10の凹状部1
1と多孔金属板30との見掛けの接触面積」とは、多孔
金属板30に孔があいていないと考えた場合の該多孔金
属板30と凹状部11の表面との接触面積をいい、本実
施形態においては凹状部11における凸状部13の上面
の合計面積に相当する。また、「凹状部11の見掛け面
積」とは、凹状部11に蒸気逃げ溝12が形成される前
の該凹状部11の表面積をいう。
【0020】多孔金属板30の凹陥部32がキャビティ
プレート10の凹状部11に嵌合した状態では、凹陥部
32は凹状部11に面接触状態で密着当接している。こ
れにより伝熱効率が向上し、ひいては成形体の乾燥効率
が向上する。
【0021】多孔金属板30は、その凹陥部32がキャ
ビティプレート10の凹状部11に嵌合した状態下に、
多孔金属板30のフランジ33と同形の押さえ板40に
よって押さえ付けられる。詳細には、押さえ板40と、
キャビティプレート10の凹状部11の周縁に形成され
た段差部16とによって、フランジ33が挟持され、更
にボルト41によって押さえ板40及び多孔金属板30
が、キャビティプレート10に着脱可能に固定される。
このように、多孔金属板30が着脱可能に固定されてい
るので、多孔金属板30にパルプ繊維の目詰まりが起こ
っても取り外して洗浄することが容易であり、乾燥型1
はその保守性に優れている。
【0022】キャビティプレート10の下面側には、キ
ャビティプレート10と同形の金属製ブロックからなる
バックプレート20が、所定手段によりキャビティプレ
ート10に固定されている。また、バックプレート20
には、その長手方向に沿って複数の貫通孔が形成されて
おり、該貫通孔に所定の加熱手段、例えば電熱ヒーター
等の発熱体21が嵌挿されている。バックプレート20
に加熱手段を配する場合、成形体の形状に応じて他の乾
燥型のバックプレートと共有することで、型部品の共有
化ができ、型の制作費の低減が図れる。また、型交換を
容易にすることもできる。
【0023】本実施形態の乾燥型1を用いた成形体の好
ましい乾燥方法について図3を参照しながら説明する。
尚、図3においては簡便のため、乾燥型の構造及び形状
等は簡略化してある。先ず、図3(a)に示すように、
2つの乾燥型1,1の分割面同士を突き合わせることに
より、2つの凹状部11で形成されるキャビティ内に、
所定の抄造方法により成形されたパルプモールド成形体
2を収容する。両乾燥型1はバックプレートに配された
発熱体によって予め所定温度に加熱されている。
【0024】次に、図3(b)に示すように、中空の袋
状の中子3を成形体2内に挿入する。中子3は、弾性を
有し伸縮自在であることが好ましい。また中子3は、引
張強度、反発弾性及び伸縮性等に優れたウレタン、フッ
素系ゴム、シリコーン系ゴム又はエラストマー等によっ
て形成されていることが好ましい。
【0025】次に、図3(c)に示すように、中子3内
に加圧流体を供給して中子3を膨張させ、膨張した中子
3により湿潤状態の成形体2を凹状部11の内面に配さ
れた多孔金属板(図示せず)に押圧する。成形体2は、
膨張した中子3によって多孔金属板の内面に押し付けら
れ、成形体2の乾燥が進行すると共に多孔金属板の形状
が成形体2に転写される。このように、成形体2の内部
から外部に向けて成形体2が多孔金属板に押し付けられ
るので、多孔金属板の形状が複雑であっても、高乾燥効
率で成形体2が乾燥する。しかも、精度良く多孔金属板
の形状が成形体2に転写されることになる。その上、中
子3による押圧で多孔金属板が変形し、凹状部11の内
面に一層密着して当接することから、伝熱効率が一層向
上する。更に、多孔金属板に形成する孔の径を前述した
範囲とすることにより、中子3による押圧によっても、
乾燥後の成形体2に該孔の跡がつきにくくなる。中子3
を膨張させるために用いられる加圧流体としては、例え
ば圧縮空気(加熱空気)、油(加熱油)、その他各種の
液が使用される。また、加圧流体を供給する圧力は、
0.01〜5MPa、特に0.1〜3MPaであること
が好ましい。
【0026】成形体2を所定の含水率まで十分に乾燥で
きたら、図3(d)に示すように、中子3内の加圧流体
を抜き、中子3を縮小させる。次いで、縮小した中子3
を成形体2内より取り出し、更に両乾燥型1,1を開い
て成形体2を取り出す。
【0027】本発明は前記実施形態に制限されない。例
えば、凹状部11の表面に凹設する蒸気逃げ溝12は、
乾燥すべき成形体の形状等に応じて種々のパターンであ
ってもよい。
【0028】また、乾燥すべき成形体の形状によって
は、乾燥型1におけるキャビティプレート10として、
図4に示すように乾燥すべき成形体と嵌合し得る形状の
凸状部11’が凸設されたものを用い、該凸状部11’
の表面に蒸気逃げ溝12を設けてもよい。
【0029】また、バックプレート20に加熱手段を配
することに代えて、キャビティプレート10に加熱手段
を配してもよい。
【0030】また、多孔金属板30における孔31の形
状は、四角形、楕円、スリット状でも良く、孔31の寸
法は、多孔金属板30の表裏で異なっても良い。その場
合の開孔面積率は、成形体を当接する面から見た孔形状
で取り扱う。また、多孔金属板30の加工は、切削加工
でも良い。
【0031】また、上記実施形態においては、2つの乾
燥型を突き合わせて使用したが、成形体の形状によって
は1つの乾燥型のみ又は3つ以上の乾燥型を組み合わせ
て用いてもよい。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
【0033】〔実施例1及び比較例1〕図1及び図2に
示す乾燥型を用い、パルプモールド法により製造した成
形体を図3に示す方法で加熱乾燥させた(実施例1)。
また、実施例1において蒸気逃げ溝11を形成せず、蒸
気逃げ穴14(穴径1mm、ピッチ10mm)及び貫通
孔15のみを形成し且つ多孔金属板に代えて銅製の網を
用いる以外は実施例1と同様の操作を行った(比較例
1)。実施例1及び比較例1の何れにおいても、用いた
成形体の初期含水率は77重量%であった。実施例1及
び比較例1の乾燥条件の詳細及び乾燥後の成形体の含水
率を以下の表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示す結果から明らかなように、凹状
部の表面に、多数の蒸気逃げ溝を凹設すると共に多孔金
属板を該表面と密着当接するように配した乾燥型を用い
た実施例1においては、多孔金属板の表面温度が高く、
伝熱効率が高いことが判る。また乾燥後の成形体の含水
率が低く、蒸気の逃げが良いことも判る。そして、伝熱
効率が高く、蒸気の逃げが良いことから、成形体の乾燥
効率が高いことが判る。これに対して、蒸気逃げ溝を設
けず且つ網を配した乾燥型を用いた比較例1において
は、網の表面温度が低く、伝熱効率が低いことが判る。
また乾燥後の成形体の含水率が高く、蒸気の逃げが悪い
ことも判る。そして、伝熱効率が低く、蒸気の逃げが悪
いことから、成形体の乾燥効率が低いことが判る。ま
た、表には示していないが、実施例1において乾燥され
た成形体には、多孔金属板の孔の跡は、小さくて目立た
なかった。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、蒸気の逃げ効率及び成
形体への熱供給が共に良好であり、乾燥効率の高いパル
プモールド成形体の乾燥型が提供される。また、本発明
によれば、乾燥型の蒸気逃がし用孔の跡が成形体に転写
しにくいパルプモールド成形体の乾燥型が提供される。
更に本発明によれば、安価で保守性に優れたパルプモー
ルド成形体の乾燥型が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルプモールド成形体の乾燥型の一実
施形態の分解斜視図である。
【図2】図2(a)及び(b)はそれぞれ、図1に示す
乾燥型から多孔金属板及び押さえ板を取り外した状態で
の正面図及びb−b線断面図である。
【図3】図3(a)〜(d)はそれぞれ、本実施形態の
乾燥型を用いて湿潤状態のパルプモールド成形体を乾燥
させる好ましい方法を示す工程図である。
【図4】本発明のパルプモールド成形体の乾燥型の他の
実施形態(多孔金属板を取り外した状態)を示す断面図
〔図2(b)相当図〕である。
【符号の説明】
1 乾燥型 2 パルプモールド成形体 3 中子 10 キャビティプレート 11 凹状部 11’凸状部 12 蒸気逃げ溝 13 凸状部 30 多孔金属板 31 孔 32 凹陥部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 憲一 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 山田 泰司 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4L055 CJ06 EA15 EA17 EA18 FA14 FA22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプモールド法により成形された湿潤
    状態の成形体と嵌合し得る形状の凹状部又は凸状部を有
    し、該凹状部又は該凸状部の表面に、多数の蒸気逃げ溝
    を凹設すると共に多孔金属板を該表面と密着当接するよ
    うに配したパルプモールド成形体の乾燥型。
  2. 【請求項2】 前記多孔金属板の厚みが0.1〜10m
    m、孔径が0.05〜2mm、開孔面積率が0.5〜7
    0%である請求項1記載のパルプモールド成形体の乾燥
    型。
  3. 【請求項3】 前記凹状部又は前記凸状部と前記多孔金
    属板との見掛けの接触面積が、前記凹状部又は前記凸状
    部の見掛け面積の10〜90%である請求項1又は2記
    載のパルプモールド成形体の乾燥型。
  4. 【請求項4】 キャビティプレートと、該キャビティプ
    レートの下面側に配されたバックプレートとを有し、前
    記キャビティプレートの上面側に前記凹状部が凹設され
    ているか又は前記凸状部が凸設されており、前記キャビ
    ティプレート又はバックプレートに加熱手段が配されて
    いる請求項1〜3の何れかに記載のパルプモールド成形
    体の乾燥型。
  5. 【請求項5】 前記キャビティプレート内に、前記蒸気
    逃げ溝と型外部とを連通する連通路が形成されている請
    求項1〜4の何れかに記載のパルプモールド成形体の乾
    燥型。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003014471A1 (fr) * 2001-08-03 2003-02-20 Kao Corporation Produit en pate moule, dispositif et procede de production correspondants
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KR101832991B1 (ko) 2009-11-13 2018-02-28 패킷 인터내셔날 트레이딩 컴퍼니 인코포레이티드 부분적으로 기계가공된 편평한 바닥면을 포함하는 다공성 소결 펄프 몰드

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