JPH0235474Y2 - - Google Patents

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JPH0235474Y2
JPH0235474Y2 JP1983136570U JP13657083U JPH0235474Y2 JP H0235474 Y2 JPH0235474 Y2 JP H0235474Y2 JP 1983136570 U JP1983136570 U JP 1983136570U JP 13657083 U JP13657083 U JP 13657083U JP H0235474 Y2 JPH0235474 Y2 JP H0235474Y2
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JP
Japan
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compressed air
resin sheet
thermoplastic resin
heating
pressure forming
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JP1983136570U
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JPS6042619U (ja
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱可塑性樹脂シートの圧空成形装置
に関するものである。更に詳しくは、熱可塑性樹
脂シートを原料とし、目的とする成形品を圧空成
形法によつて製造するための装置であつて、構造
が簡単で、小型で、外観の優れた成形品の製造に
適した圧空成形装置に関するものである。
従来、熱可塑性樹脂シートを原料とし、圧空成
形法により、雌型のキヤビテイに沿つた成形品を
製造する場合、外観の優れた成形品を得る、成形
サイクルを短縮する、等の目的で、加熱した圧空
を用いたり、加熱したプラグを活用する方式が提
案されている。
加熱した圧空を用いる場合は、圧空を加熱する
ための堅牢な空気タンクと、容量の大きい熱源が
必要であつて、圧空成形装置全体に占める圧空加
熱部分の割合が大となり、全体として大がかりな
装置になつてしまうという欠点があつた。
圧空を加熱する他の技術として、特開昭57−
11022号公報に記載の方法が提案されているが、
圧空を所定の温度まで上昇させるには、相当長い
加熱導管が必要となり、シート加熱部が大がかり
となつてしまう欠点がある。
本考案者らは、かかる状況に鑑み、熱可塑性樹
脂シートを原料とし、目的とする成形品を圧空成
形法によつて製造するための装置であつて、構造
が簡単で、小型で、外観の優れた成形品製造に適
した圧空成形装置を提供することを目的として、
鋭意検討した結果、本考案を完成するに至つたも
のである。
しかして本考案の要旨とするところは、加熱さ
れた熱可塑性樹脂シートを、雌型キヤビテイ形状
に沿つて成形するために、樹脂シート上に送る圧
空導管の途中に、金属容器製の圧空加熱部を備え
た熱可塑性樹脂シートの圧空成形装置において、
前記金属容器製の圧空加熱部の内部には、金属製
の繊維、粒体、これらの焼結体の一種以上を充填
し、その外側には加熱ヒーターが設けられてなる
ことを特徴とする熱可塑性樹脂シートの圧空成形
装置に存する。
本考案において、熱可塑性樹脂シートとは、ス
チレン系樹脂シート、塩化ビニル系樹脂シート、
オレフイン系樹脂シート、ポリアミド類シート、
ポリカーボネートシート、ポリエステルシート等
があげられる。これらシートは、延伸されたもの
であつてもよいし、延伸されていないものであつ
てもよい。
以下、本考案を図面にもとづいて詳細に説明す
るが、本考案はその要旨を超えない限り、以下の
例に限定されるものではない。
第1図は、本考案に係る圧空成形装置を使用し
て、成形品を製造している一例の要部を示す縦断
側面図である。
図において、1は熱可塑性樹脂シート2のロー
ル、3は上側ヒーター、4は下側ヒーター、5は
雌型、6はキヤビテイ、7は雌型枠、8は圧空シ
ール枠、9は熱板、10はヒーター、11は圧空
導管、12は圧空加熱部、13は金属粒体、14
は金網、15は加熱ヒーター、16は成形品であ
る。
本考案に考る圧空成形装置は、加熱された熱可
塑性樹脂シートを、雌型キヤビテイ形状に沿つて
成形するものである。成形に供される熱可塑性樹
脂シートは、通常は、長尺のものをロール状にし
て用いるのがよいが、長尺のものを一成形シヨツ
トの長さに切造し、切断したシートを一成形サイ
クル毎に成形部に供給する方式であつてもよい。
熱可塑性樹脂シートの加熱方式は、輻射加熱方
式が一般的であるが、他の加熱方式、例えば熱風
による加熱方式、熱板接触加熱方式であつてもよ
い。
熱可塑性樹脂シートの加熱位置は、輻射加熱方
式のときは、第1図に示したように、成形部とは
別に設けた加熱部で加熱するのがよい。熱風によ
る加熱方式のときも、成形部とは別に設けた加熱
部で加熱するのがよい。熱板接触加熱方式のとき
は、成形部と加熱部とを分けないで、同一位置と
するのが好ましい。
本考案に係る圧空成形装置は、成形部で樹脂シ
ート上に送る圧空導管11の途中に、金属容器製
の圧空加熱部12を備える。この金属容器製の圧
空加熱部12は、樹脂シート上に送る圧空を加熱
する機能を果すものである。このため、金属容器
は、圧空に耐える耐圧と、外側に設けられる加熱
ヒーターよりの熱を、内側に効率よく伝達する金
属材料から選ぶのが好ましい。金属容器の形状、
大きさは、雌型に設けられたキヤビテイの数、大
きさに応じて種々選ぶことができる。原則とし
て、一成形シヨツトの間に一成形シヨツトに使用
される圧空を、所望の温度に加熱するのがよい。
一成形シヨツトに使用される圧空の量が多いとき
は、複数の金属容器製圧空加熱部を、並列に配置
してもよい。
金属容器製圧空加熱部には、その内部に、金属
製の繊維、粒体、これらの焼結体の一種またはこ
れらの適宜組み合せて充填する。これら充填され
たものは、容器外側に設けられた加熱ヒーターか
らの熱を、圧空に伝えるものであつて、熱伝導率
の高い材料から選ぶのがよい。充填されるもの
は、繊維、粒体、これらの焼結体の一種またはこ
れらを組み合せる。このようにするのは、これら
充填物の比表面積を大きくし、熱効率を高めるた
めである。充填される繊維、粒体等の材質は、青
銅、銅、アルミニウム、ステンレス等がよい。繊
維はできるだけ直径の小さいものがよく、粒体は
外径1mm前後のものが好ましい。
容器外側に設ける加熱ヒーターは、金属容器お
よびこれに充填されたものを加熱し、その中を通
過する圧空を加納する機能を果す。加熱ヒーター
の容量は、一成形シヨツト毎に雌型に送る圧空
を、所望の温度、特に100〜170℃の温度、に加熱
しうる能力があればよい。この目的に使用できる
加熱ヒーターは、バンドヒーター、鋳込みヒータ
ー、カートリツジヒーター等があげられる。バン
ドヒーター、鋳込みヒーター等は金属製容器の外
側壁面に接触させて配置するのがよく、カートリ
ツジヒーターは、金属容器外側から内側に向つて
設けたヒーター差しこみ穴に、外側から差しこみ
配置するのがよい。
本考案に係る圧空成形装置を使用して、成形品
を製造する例を説明する。使用する熱可塑性樹脂
シートは長尺のものをロール状にしたものが好ま
しい。このシートを、加熱部、成形部(本考案に
係る圧空成形装置)、成形品打ち抜き部のそれぞ
れが、直列に連結された構造の成形機を使用して
成形するのが好ましい。圧空成形装置での成形
は、雌型を用いる。雌型のキヤビテイの大きさ、
一成形シヨツトでの成形品の取り数等は、種々変
えることができる。雌型上に配置させた熱可塑性
樹脂シート上には、加熱された圧空を送る。シー
ト上に送つた圧空が途中で漏れないように、シー
トを雌型枠7と圧空シール枠8とで押圧した後に
送るのがよい。シートが雌型キヤビテイ形状に沿
つて成形されたのちは、圧空源を切り、雌型枠7
を上昇させ、圧空シール枠8を降下させ、成形し
た一シヨツト分を、第1図では右側に移送する。
圧空成形装置部分では、加熱部で加熱されたシー
トを、雌型枠7と圧空シール枠8とで押圧し、加
熱された圧空をシート上に送り、成形する。圧空
成形装置部分で成形された成形品は、成形品打ち
抜き部に移送するまでの間に冷却し、打ち抜き部
で各成形品をシートから打ち抜く。
本考案に係る圧空成形装置は、次のように特別
に顕著な効果を奏し、その実用的利用価値は極め
て大である。
(1) 本考案に係る圧空成形装置は、樹脂シート上
に送る圧空導管の途中に、圧空加熱部を備えて
一成形シヨツト毎に、一成形シヨツトに必要な
量の圧空を加熱するので、構造が簡単で、装置
は大型にはならない。
(2) 本考案に係る圧空成形装置は、圧空の加熱
は、シートの加熱部とは関係なくしているの
で、構造が簡単で装置は大型にならない。
(3) 本考案に係る圧空成形装置は、シートを急激
に冷却しないので、シートの型ぎまりがよく、
外観の優れた成形品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る圧空成形装置を使用し
て、成形品を製造している一例の要部を示す縦断
側面図である。 図において、1は熱可塑性樹脂シート2のロー
ル、3は上側ヒーター、4は下側ヒーター、5は
雌型、6はキヤビテテイ、7は雌型枠、8は圧空
シール枠、9は熱板、10はヒーター、11は圧
空導管、12は圧空加熱部、13は金属粒体、1
4は金網、15は加熱ヒーター、16は成形品で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱された熱可塑性樹脂シートを、雌型キヤビ
    テイ形状に沿つて成形するために、樹脂シート上
    に送る圧空導管の途中に、金属容器製の圧空加熱
    部を備えた熱可塑性樹脂シートの圧空成形装置に
    おいて、前記金属容器製の圧空加熱部の内部に
    は、金属製の繊維、粒体、これらの焼結体の一種
    以上を充填し、その外側には加熱ヒーターが設け
    られてなることを特徴とする熱可塑性樹脂シート
    の圧空成形装置。
JP13657083U 1983-09-02 1983-09-02 熱可塑性樹脂シ−トの圧空成形装置 Granted JPS6042619U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13657083U JPS6042619U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 熱可塑性樹脂シ−トの圧空成形装置

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JP13657083U JPS6042619U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 熱可塑性樹脂シ−トの圧空成形装置

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Publication Number Publication Date
JPS6042619U JPS6042619U (ja) 1985-03-26
JPH0235474Y2 true JPH0235474Y2 (ja) 1990-09-26

Family

ID=30307028

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JP13657083U Granted JPS6042619U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 熱可塑性樹脂シ−トの圧空成形装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54118462A (en) * 1978-03-08 1979-09-13 Hitachi Ltd Molding device of inner box and molding method
JPS559843A (en) * 1978-07-07 1980-01-24 Dainippon Printing Co Ltd Film forming device
JPS5711012A (en) * 1980-06-24 1982-01-20 Kobe Steel Ltd Continuous pressing molding machine

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5711012A (en) * 1980-06-24 1982-01-20 Kobe Steel Ltd Continuous pressing molding machine

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JPS6042619U (ja) 1985-03-26

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