JPS6140504Y2 - - Google Patents

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JPS6140504Y2
JPS6140504Y2 JP10205282U JP10205282U JPS6140504Y2 JP S6140504 Y2 JPS6140504 Y2 JP S6140504Y2 JP 10205282 U JP10205282 U JP 10205282U JP 10205282 U JP10205282 U JP 10205282U JP S6140504 Y2 JPS6140504 Y2 JP S6140504Y2
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JP
Japan
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mold
vacuum
sheet
pressure forming
large number
Prior art date
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JP10205282U
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JPS597817U (ja
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は真空圧空成形装置に係り、特に加熱軟
化せしめられたシートの真空圧空成形に際して、
該シートを金型内で効果的に冷却せしめ、以て成
形サイクルを著しく短縮し得るようにした真空圧
空成形装置に関するものである。
真空圧空成形装置は、一般に、加熱軟化したシ
ートを雌雄2つの型の間に挾み、その一方の型か
ら加圧空気を吹き出して該シートの片面に加圧力
を作用させる一方、他方の型と該シートの間の空
気を排除して減圧することによつて、その圧力差
により該シートを該他方の型に密着させて成形す
るようにしたものであり、成形品はそれら2つの
型の間において所定の温度となるまで冷却されて
固化せしめられた後に取り出されるようになつて
いる。そして、この2つの型内における成形品の
冷却、固化のために、従来から、熱伝導効率の高
いパイプを金型内に装通してこれに冷却水を通す
ことによつて該金型を冷却していたのである。
しかしながら、真空圧空成形手法の本質上、前
記雌雄2つの型の間には所定の間隙が存在し、し
かもシートは一方の型(一般に雌型)のみに接触
させられ、その面のみは冷却されるが、他方の面
は前記間隙に対面しているために冷却されないの
である。そのうえ、それら2つの型共に相当な容
積の空気室を必要とするために、型内に十分な長
さの冷却パイプを装通させることが場所的にも困
難で、また可動型であるために、それに対する配
管が複雑となつて、金型の所望の冷却が困難とな
つているのである。それ故に形成される成形品の
金型内における冷却、固化が短時間に行なわれ得
なくなり、そこに真空圧空成形装置における型開
きが遅延する大きな原因があつたのである。そし
て、また、型開きの後、トリミング装置まで移送
するにあたり、トリミングに最適な温度まで成形
品を冷却するために所定の滞留時間を設けること
が必要とされるなどの諸理由から、効率化のため
に要請される成形サイクルの短縮化が著しく困難
であるという問題が派生しているのである。
ここにおいて、本考案は、かかる事情に鑑みて
為されたものであつて、型の外側表面積を極めて
大きくして空気冷却による放熱効果を格段に高め
て金型自身によるシートの冷却効果を向上せしめ
以て成形サイクルの短縮化をはかるようにしたこ
とを目的とするものである。
そして、かかる目的を達成するために、本考案
にあつては、多数の真空吸引孔を有する第一の型
と、加圧空気の吹出し孔を多数有する第二の型と
を含み、それら二つの型の間に所定のシート状物
を挾み、該第二の型の吹出し孔からの加圧空気の
吹出し並びに該第一の型の真空吸引孔からの吸引
によつて該シート状物を該第一の型に押し付けて
所定の成形操作を行なうようにした真空圧空成形
装置において、該第一の型の外側面に多数の凹凸
部乃至は凹凸条を設けたことを特徴とするもので
ある。
かくして、かくの如き本考案に従えば、加熱軟
化せしめられたシートに接触せしめられる側の成
形型の表面積を大幅に増大せしめたことによつて
成形型の空気冷却による放熱効果を格段に高め得
これによりシート(成形品)の金型による冷却効
果を向上せしめて、成形品の固化を早めて早急な
型開きを可能とし、以て成形サイクルを大幅に短
縮化せしめ、ひいては成形作業の能率の向上を達
成せしめ得たのであり、更には、成形品の効果的
な冷却によつてトリミングを確実、容易とし、バ
リ発生を消滅せしめ、併せて成形品の経時変化を
可及的に低減せしめ得る優れた効果を奏し得るこ
ととなつたのである。
以下、本考案に係る真空圧空成形装置の一実施
例を、図面にもとづいて、詳細に説明することと
する。
先ず、第1図において、2は真空圧空成形装置
の上型(第一の型)であり、鉄またはアルミニウ
ムから成る中空体であつて、第3図に示されるよ
うに下面には多数の真空吸引孔4を備えた凹部6
が形成されており、また、その上面には前記中空
体内の空気を吸引するための1個の真空吸引大孔
8が設けられている。そして、該上型2の4つの
外側面には、互に平行な横方向の多数の凹溝10
が刻設されて、外側面の表面積が大幅に拡大され
た形状とされているのである。
また、12は、上型2に対向する下型(第二の
型)であり、同じく鉄またはアルミニウムから成
る中空体であつて、第2図に示されるように、上
面には加圧空気の多数の吹出し孔14を備えた凸
部16が形成されており、下部には前記中空体内
へ加圧空気を吹込むための1個の吹込み孔18
(第3図)が設けられている。そして、上、下型
2,12が型締めされたとき、前記凸部16は前
記凹部6に対して所定の間隙をもつて相対向する
ように構成されている。
このように構成された上型2、下型12を取付
けて型締め、型開きし、且つ真空ポンプ、真空タ
ンク等を含む図示しない真空装置と圧縮ポンプ、
圧縮タンク等を含む図示しない空気加圧装置とを
備えた真空圧空成形装置20は、第4図に示され
るように、押出成形機22、トリミングプレス2
4及び粉砕機26とともに連続成形ラインに組み
込まれて、連続的に真空圧空成形が行なわれるの
である。
即ち、押出成形機22にて連続的に押し出され
両縁部をクランプ28にてクランプされて移送さ
せられるプラスチツクシートS(シート状物)は
その可塑化(軟化)された状態下に搬送されて真
空圧空成形装置20に導かれ、そして該装置20
を構成する上型2と下型12との間に挾まれて、
第3図に示されるように、下型12の吹出し孔1
4から加圧空気を吹きつけられる一方、上型2の
真空吸引孔4により吸い上げられ、該シートSと
上型凹部6との間の空気を排除して減圧すること
により、シートSは正確に形成された上型凹部6
面に密着させられ、且つ成形中の短時間の間に冷
却させられ、所定の硬さに固化された後、型開き
とともに真空圧空成形装置20の外部へ送り出さ
れる。そして、その後、コンベヤ等にてトリミン
グプレス24まで送り込まれ、所要の切断がなさ
れて、成形品は製品として集められる一方、抜き
かす25は連なつたまま粉砕機26にて粉砕され
る。なお、この粉砕されたくずは、新材料に混入
されて押出成形機22へ循環供給させられるので
ある。
ところで、かかる連続成形ラインにおいて、該
真空圧空成形装置20の上型2の外側面は、多数
の凹溝10によつて表面積が格段に拡げられてお
り、一例として挙げるならば約3倍程度に拡大さ
れているので、放熱フインとしての放熱効果は極
めて大となつている。従つて、加熱軟化させられ
たシートSが真空圧空成形の段階で所望の温度ま
で冷却され、固化される型内の時間が可及的に短
縮され早期に型開きが可能となり、また真空圧空
成形装置20からトリミングプレス24に成形品
を移動せしめる場合の製品冷却のための滞留時間
も、従来の場合より短時間ですむために、成形サ
イクルを大幅に短縮化でき、ひいては成形作業の
能率の向上を達成せしめ得たのである。また、成
形品の十分な冷却による適切な固化によつて、ト
リミングを確実、容易とし、バリ発生をなくし、
加えて成形品の経時変化を可及的に低減せしめる
等の優れた効果を奏し得ることとなつたのであ
る。
また、本来、雌型である上型2では、比較的広
い面積部分の凹部6が上型2の内側に包まれた形
状を為すことから、空気による自然冷却は極めて
困難であるため、従来のように冷却水を通したパ
イプを型内に装通するとしても、パイプの長さや
設置場所に制限されて十分な冷却が不可能である
等の欠点は、上述の極めて簡単な冷却フイン構造
とすることで、効果的に解消され、以て場所をと
ることもなく、簡潔にして巧妙な解決がなされ得
たのである。
なお、上述の実施例においては、真空吸引孔を
有する第一の型を上型2とし、加圧空気の吹出し
孔を有する第二の型を下型12としたのであるが
本考案は何等これに限定されるものではなく、第
一の型を下型とし、第二の型を上型とすることも
可能である。また本実施例では第一の型に凹溝を
設けた例を示したのであるが、勿論凸条であつて
もよく、更には不規則な凸部および/または凹部
からなるものであつても何等差支えなく、要する
にシートの接触させられる側の第一の型の表面積
を格段に大きくするものであればよいのである。
また、その他、本考案には、その趣旨を逸脱し
ない範囲内において、当業者の知識に基づいて
種々なる変形・改良などを加え得ることは言うま
でもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る真空圧空成形装置の一実
施例を示す上、下型の斜視図であり、第2図はそ
の下型の斜視図、第3図は第1図における−
断面図、第4図は前記真空圧空成形装置を含む連
続押出成形ラインの作動を説明するための正面略
図である。 2:上型(第一の型)、4:真空吸引孔、6:
凹部、10:凹溝、12:下型(第二の型)、1
4:吹出し孔、16:凸部、20:真空圧空成形
装置、22:押出成形機、24:トリミングプレ
ス、26:粉砕機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の真空吸引孔を有する第一の型と、加圧空
    気の吹出し孔を多数有する第二の型とを含み、そ
    れら二つの型の間に所定のシート状物を挾み、該
    第二の型の吹出し孔からの加圧空気の吹出し並び
    に該第一の型の真空吸引孔からの吸引によつて該
    シート状物を該第一の型に押し付けて、所定の成
    形操作を行なうようにした真空圧空成形装置にお
    いて、該第一の型の外側面に多数の凹凸部乃至は
    凹凸条を設けたことを特徴とする真空圧空成形装
    置。
JP10205282U 1982-07-06 1982-07-06 真空圧空成形装置 Granted JPS597817U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10205282U JPS597817U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 真空圧空成形装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10205282U JPS597817U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 真空圧空成形装置

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JPS597817U JPS597817U (ja) 1984-01-19
JPS6140504Y2 true JPS6140504Y2 (ja) 1986-11-19

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JP10205282U Granted JPS597817U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 真空圧空成形装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000301598A (ja) * 1999-04-26 2000-10-31 Araco Corp マッチドダイ成形方法及びマッチドダイ成形装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6384862B2 (ja) * 2014-10-02 2018-09-05 三菱重工機械システム株式会社 ブロー成形金型

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JPS597817U (ja) 1984-01-19

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