JP7311549B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本願発明は、水冷式内燃機関に関するものである。
ガソリン機関やディーゼル機関のような内燃機関では、冷却手段として水冷式が多く採用されている。水冷式には幾通りかの冷却パターンがあるが、シリンダブロックのウォータポンプから連通穴を介してシリンダヘッドの冷却水ジャケットに通水していることが多い(例えば特許文献1)。
また、冷間始動時のシリンダブロックの過冷却防止を主目的として、シリンダブロックの冷却水ジャケットへの送水経路とシリンダヘッドの冷却水ジャケットへの送水経路とを別系統として、冷却水の温度によって開閉するサーモバルブや電磁式のバルブにより、冷間運転時に、シリンダブロックの冷却水ジャケットへの送水を停止して、シリンダブロックの冷却水ジャケットのみに送水する2系統冷却システムも提案されている。
但し、2系統冷却システムでも、冷間運転を脱した後は、冷却水を主としてシリンダブロックの冷却水ジャケットに流して、シリンダブロックの冷却水ジャケットからシリンダヘッドの冷却水ジャケットに連通穴を介して送水していることが多い。
他方、燃料の電子制御などの技術の進歩によって、近年の内燃機関ではシリンダブロックの受熱量が大きく低下しており、冷間運転を脱した後でも、シリンダブロックの冷却水ジャケットに冷却水をフルに流すと過冷却になってしまうことが多い。そこで、シリンダブロックの冷却水ジャケットにスペーサを嵌め入れて、冷却水が主として冷却水ジャケットの上部を流れるように設定することも行われている。
特開2009-216063号公報
特許文献1のように、冷却水がシリンダブロックの冷却水ジャケットを経由してシリンダヘッドの冷却水ジャケットに流れる方式では、シリンダブロックが過冷却されてしまうおそれがある。
この点、特許文献1では、シリンダヘッドに送水する分配通路をシリンダブロックに設けて、分配通路から冷却水をシリンダヘッドの特定部位に噴射することが開示されているが、冷却水がシリンダブロックの冷却水ジャケットをフルに流れることに変わりはないため、シリンダブロックの過冷却をしっかりと防止できるには至っていない。また、分配通路を設けると、それだけ構造が複雑化する問題もある。
上記の各公知技術のうち、スペーサによって整流する方式では、冷間運転を脱した通常運転状態(暖機運転状態)においても、シリンダブロックの冷却水ジャケットのうち上部を除いた部位は冷却水の移動が少なくなっているため、気筒の保温効果を発揮しているといえる。
しかし、この公知冷却でも、冷却水がシリンダブロックの冷却水ジャケットを経由してシリンダヘッドの冷却水ジャケットに流入していることに変わりはないため、シリンダブロックの冷却水ジャケットでの流水の制御には限界があり、シリンダブロックを冷却水によって的確に冷却保温できるには至ってないと思料される。また、スペーサは別部材であるため、それだけコストが嵩むのみならず内燃機関の組み立ての手間も増大する問題がある。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明の内燃機関は、
「それぞれ冷却水ジャケットが形成されたシリンダブロックとシリンダヘッドとを備えており、
前記シリンダブロックの冷却水ジャケットからシリンダヘッドの冷却水ジャケットには送水されずに、前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットから前記シリンダブロックの冷却水ジャケットに送水されて、前記シリンダブロックの冷却水ジャケットへの冷却水の導入割合を前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットへの冷却水の導入割合よりも少なくしている内燃機関であって、
前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットから前記シリンダブロックの冷却水ジャケットに送水する通路は、前記シリンダブロックのボア間部に形成された上向き開口のスリットに向けて送水するジェット通路に形成されて、前記シリンダブロックの冷却水排出口は、前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットよりも下流側において冷却水戻り経路に接続されており、
前記ボア間部のスリットは、クランク軸線方向から見て底面を下向きに凹むように湾曲させた形態である一方、
前記ジェット通路は、クランク軸線方向から見て左右両側からそれぞれ前記スリットの底面に向かうように一対配置されていて互いの間隔が下方に向けて狭まるように傾斜しており、
更に、前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットのうち前記一対のジェット通路の間の部位に、当該冷却水ジャケットの上面と下面とを繋ぐボス部が配置されている
という構成になっている。
シリンダヘッドの冷却水ジャケットとシリンダブロックの冷却水ジャケットとの通水割合は実際の運転を通じて最適な値を選択したらよいが、本願発明者たちが研究・解析したところ、シリンダブロックの冷却水ジャケットへの通水量を、シリンダヘッドの冷却水ジャケットへの通水量の1/10程度に設定するのが好適である。この場合は、気筒はその上部が高温になるので、冷却水が、シリンダブロックの冷却水ジャケットのうち主として上部に流れるように配慮するのが好適である。
本願発明では、シリンダブロックの冷却水ジャケットにシリンダヘッドの冷却水ジャケットから冷却水を噴出しているが、これに加え、気筒列に長く延びるように設けた流路等からシリンダブロックの冷却水ジャケットに冷却水を噴出させることも可能である。この場合も、冷却水は気筒の上部(或いは上端部)に向けて噴出させるのが好ましい。
本願発明では、シリンダブロックの冷却水ジャケットへの通水量がシリンダヘッドの冷却水ジャケットへの通水量よりも少ないため、シリンダブロックの冷却水ジャケットにスペーサを配置したり2系統冷却方式にしたりすることなく、気筒の過冷却を防止できる。従って、簡単な構造でありながら、オイルの温度を高めてピストンの摺動抵抗を低減し、燃費の向上に貢献できる。
また、シリンダブロックからの放熱が抑制されるため、機関及び冷却水の早期昇温を促進できる。その結果、燃費の向上に貢献できると共に、触媒を早期活性化して排気ガスの浄化性能向上も図ることができる。自動車用の内燃機関でヒータの熱源に冷却水を利用している場合、ヒータの効きを良くすることができる利点もある。
シリンダブロックの冷却水ジャケットへの通水を停止するものではないため、温度が高くなる気筒の上部は冷却できる。従って、吸気の過剰昇温によるノッキングの発生や、気筒の縁部がヒートポイント化することによるノッキングの発生を防止できる。すなわち、気筒のうち冷却すべき箇所は的確に冷却できるのであり、従って、ノッキングを抑制しつつ燃費向上等の効果を享受できる。
本願発明では、従来の内燃機関とは異なって、シリンダブロックの冷却水ジャケットからシリンダヘッドの冷却水ジャケットに冷却水を流す連通路は備えていない。従って、シリンダブロックの冷却水ジャケットの水圧を高くする必要はなくて、シリンダブロックの冷却水ジャケットに少ない流量の冷却水を安定的に保持できる。これにより、気筒の保温効果を確実化できる。
本願発明では、シリンダヘッドの冷却水ジャケットには大量の冷却水が流れていて圧力も高くなっているため、冷却水をボア間部のスリットに向けてしっかりと噴射できる。従って、気筒上部(ボア間部)の冷却を確実化して、ノッキングの防止に大きく貢献できる。
そして、シリンダブロックの冷却水ジャケットには、シリンダヘッドの冷却水ジャケットにおいて昇温した冷却水が噴出するため、気筒が過剰冷却されることはなくて、気筒の保温効果が損なわれることはない。また、シリンダブロックの冷却水ジャケットに噴出した冷却水はシリンダヘッドの冷却水ジャケットにおいて昇温しており、このように昇温した冷却水が気筒上部の熱を受けて更に昇温するため、そのまま戻り経路に戻されても問題はない(シリンダヘッドの冷却水ジャケットに戻しても、冷却の仕事は期待できず無駄になる。)。
なお、気筒の冷却手段としては、実施形態のように冷却水分配通路から冷却水を噴出させることも可能であるが、少なくも、ヘッドジャケットからの噴出を採用するのが好適である(ヘッドジャケットは気筒群の上方に広がっているので、気筒は、吸気側も排気側も冷却できる。)。
実施形態に係る冷却水ジャケットの分離平面図である。 積層した冷却水ジャケット群の平面図である。 積層した冷却水ジャケット群の斜視図である。 (A)はシリンダブロックの部分平面図、(B)は積層した冷却水ジャケット群の側面図である。 (A)は積層した冷却水ジャケット群の後面図、(B)はシリンダブロックの冷却水ジャケット及び冷却水分配通路の斜視図である。 シリンダブロックの平面図である。 (A)は図6のVIIA-VIIA視断面図、(B)は図6のVIIB-VIIB視断面図である。 変形例を示す図で、(A)は分離平面図、(B)は積層状態での平面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用しているが、前後方向はクランク軸線方向であり、左右方向は、クランク軸線及びシリンダボア軸線と直交した方向である。前と後ろについては、タイミングチェーンが配置される側を前、変速機が配置される側を後ろとしている。
(1).基本構造
本実施形態は、自動車用の3気筒ガソリンエンジンに適用しており、まず、図1~7に示す基本形を説明する。
図7に示すように、エンジンは、シリンダブロック1と、その上面にガスケット2を介して固定されたシリンダヘッド3とを備えている。シリンダヘッド2の上面には、図示しないヘッドカバーが固定されている。図6に示すように、シリンダブロック1には、3つのシリンダボア4がクランク軸線方向に並んで形成されている。
シリンダヘッド3には、シリンダボア4に対応した下向き開口の燃焼室(凹所)5が形成されており、燃焼室5に点火プラグ5aの電極が露出している。また、燃焼室5には、図示しない前後一対の吸気ポートの終端と、前後一対の排気ポートの始端とが開口している。敢えて説明するまでもないが、吸気ポートの始端はシリンダヘッド3の吸気側面に開口している。他方、一対ずつの排気ポートは1つの排気集合通路に集合しており、排気集合通路は1つの排気出口を介してシリンダヘッド3の排気側面に開口している。排気出口は、平面視で中間部のシリンダボア4の左右側方に開口している。
図7(B)のとおり、シリンダヘッド3はヘッドボルト6の群によってシリンダブロック1に固定されている。例えば図1に示すように、ヘッドボルト6は、気筒列を挟んだ両側でかつ各シリンダボア4を囲う位置に配置されている。従って、前後中間部に位置した左右2本ずつのヘッドボルト6は、隣り合ったシリンダボア4の間のボア間部7の左右側方に配置されている。
図6に明示するように、シリンダヘッド2には、冷却水が通る冷却水ジャケット8を設けている。以下では、便宜的に、シリンダブロック1の冷却水ジャケット8をブロックジャケットと呼ぶこととする。ブロックジャケット8は、平面視では、気筒列を囲うループ形状に形成されており、ボア間部7の箇所では、当該ボア間部7に向けて入り込んだ凹入部8aになっている。
ブロックジャケット8を設けたことにより、気筒9が形成されている。ボア間部7の上部には、これを前後に2分するようにスリット10が形成されている。従って、ブロックジャケット8のうち気筒列の長手中心線を挟んで左右に位置した吸気側と排気側との凹入部8aの上部は、スリット10を介して互いに連通している。
シリンダブロック1の上面のうちブロックジャケット8を挟んだ一方の長手側部(吸気側の長手側部)に、前後長手の冷却水分配通路(吐出通路)11が形成されている。冷却水分配通路11とブロックジャケット8のうち各気筒9に対応した3か所とが、シリンダブロック1の上面に形成した細いスリット状の下ジェット通路12を介して連通している。
他方、例えば図3~5から容易に理解できるように、シリンダヘッド3には、下段の冷却水ジャケット13と上段の冷却水ジャケット14とが形成されており、下段の冷却水ジャケット13に冷却水分配通路11から送水され、更に、下段の冷却水ジャケット13から上段の冷却水ジャケット14に送水される。以下では、便宜的に、シリンダヘッド3における下段の冷却水ジャケット13を下段ヘッドジャケット13と呼び、上段の冷却水ジャケット14を上段ヘッドジャケット14と呼ぶこととする。
(2).冷却水分配通路とブロックジャケット
図6に示すように、冷却水分配通路11は平面視では前後方向にほぼ一直線状に延びる長溝状に形成されているが、中間部の2本のヘッドボルト6の箇所では、ヘッドボルト6を設ける肉部を逃がすための内向き部15を設けたことによって溝幅が狭くなっている。
他方、側面視では、図3,4(B)に示すように、冷却水分配通路11は、前(一端)から後ろ(他端)に向けて深さが浅くなっており、かつ、前端部には下向き張り出し部11aを設けており、下向き張り出し部11aに、図示しないウォータポンプの吐出通路16が連通している。
なお、ウォータポンプはクランク軸によって駆動される方式でもよいし、電動式でもよい。クランク軸で駆動される場合は、補機駆動ベルトで駆動されるので、必然的にシリンダブロック1の前部に配置される。従って、本実施形態のようにウォータポンプの吐出通路16をブロックジャケット8の前部に配置すると、クランク軸で駆動されるウォータポンプにも簡単に対応できる。
図5(特に分図(B)参照)において、ブロックジャケット8の形態を明示している。図5と図4とから理解できるように、ブロックジャケット8は、ボア間部7に対応した前後左右の2か所の凹入部8aと、前後両端の左右2か所ずつの部位8cとの合計8か所において深底部になって、隣り合った深底部8a,8cの間では浅底部8bになっている(凹入部8aは深底部でもあるので、深底部にも符号8aを付している。)。別の視点から見ると、ヘッドボルト6の内側の箇所で深底部8a,8cになっている。
水平方向から見た状態で、深底部8a,8cの下端は若干の平坦面になっているものの、基本的には湾曲した形状に近くなっている。浅底部8bの下端はある程度の範囲で平坦になっている。いずれにしても、深底部8a,8cと浅底部8bとの連接部は丸みを帯びており、両者は滑らかに連続している。図4に示すように、浅底部8bの深さH2は、深底部8a,8cの深さH1の半分とほぼ同じかやや小さくなっている。
また、シリンダボア4との関係でみると、深底部8a,8cの深さH1はシリンダボア4の直径Dとほぼ同じか僅かに大きくなっており、浅底部8bの深さH2は、シリンダボア4の半径Rとほぼ同じかやや小さくなっている。図7(B)に一点鎖線で示すように、少なくともボア間部7の箇所の深底部8aをボア間部7のスリット10よりも下方の部位において幅狭に形成してもよい。
ブロックジャケット8の後端部のうち吸気側にずれた部位に、外向きに突出したリアはみ出し部17を形成している。図5(B)において、リアはみ出し部17を含む平面視四角形(左右長手の長方形)のエリアを一点鎖線で表示しているが、この部位が冷却水出口部18になっている。
図1から最も理解し易いと解されるが、シリンダヘッド3の後部に、上下ヘッドジャケット13,14に接続された排水通路19から吸気側に分岐して下段ヘッドジャケット13に向かうバイパス通路20が接続されており、バイパス通路20の上流端に、下段ヘッドジャケット13に近接した状態で角柱状の中継部20aが形成されて、中継部20aが、ブロックジャケット8の冷却水出口部18に上から連通している。(図7(B)に示すガスケット2には、中継部20aと冷却水出口部18とを連通させる連通穴(図示せず)が空いている。)。
従って、ブロックジャケット8に流入した冷却水は、その後端部から排出されて、下段ヘッドジャケット13から排出された冷却水と一緒に配水部(図示せず)に向かう。図3及び図4では、バイパス通路20と中継部にハッチングを施して形態を明示している。この図のとおり、バイパス通路20は円形になっている。
図1や図5に示すように、ブロックジャケット8のうち排気側の部位でかつ前端寄りの部位に、フロントはみ出し部21を設けている。例えば図6に示すように、既述の下ジェット通路12は、シリンダボア4における左右長手の中心線22の延長線上に位置している。但し、下ジェット通路12は、中心線22を挟んだ前後両側に2本ずつ形成するなど、様々なバリエーションを採用できる。
(3).ヘッドジャケットの概要
次に、シリンダヘッド3の冷却水ジャケットを説明する。先に図面について補足説明しておくに、図2において、右上がりのハッチングで表示しているのは下段ヘッドジャケット13であり、右下がりのハッチングで表示しているのはブロックジャケット8である。ハッチングを施していない部分は上段ヘッドジャケット14である。ヘッドボルト6は点線のハッチングで表示している。
更に、図面について補足説明しておくと、図3,4,5(A)では、下段ヘッドジャケット13と上段ヘッドジャケット14との境界、及び、下段ヘッドジャケット13とブロックジャケット8及び冷却水分配通路11との境界を太線で表示している。
例えば図1から容易に理解できるように、下段ヘッドジャケット13及び上段ヘッドジャケット14は、プラグホール用肉部23、バルブ配置用肉部24、ヘッドボルト配置用肉部25,26などを回避して形成されている。プラグホール用肉部23及びバルブ配置用肉部24は、実際には穴が空いていて筒状になっているが、図では簡略化して全体を肉部として表示している。
なお、例えば図2から理解できるように、上段ヘッドジャケット14及び下段ヘッドジャケット13とも平坦ではなく、各部位において高低差が存在している。従って、図における上段ヘッドジャケット14と下段ヘッドジャケット13とは、厳密には、ジャケット部を平面方向から見た投影図になっている。
図1から理解できるように、下段ヘッドジャケット13及び上段ヘッドジャケット14とも、気筒列の中心線に沿って前後方向に延びるセンタージャケット部13a,14aと、センタージャケット部13a,14aと一体に連続して前後方向に長く延びる排気側ジャケット部13b,14bと、センタージャケット部13a,14aから半島状の状態で突出した吸気側ジャケット部13c,14cとを備えている。上下の排気側ジャケット部13b,14bは、排気ポート及び排気集合通路を挟んで上下に分離している。
排気側ジャケット部13b,14bが前後方向に長く延びているのは、排気ポートに連通した排気集合通路が前後方向に長く延びていることに対応している。上下ヘッドジャケット14,13の後端に出口ポート19a,19bが後ろ向きに突出しており、上下の出口ポート19a,19bは既述の排水通路19に集合している。また、既述のとおり、排水通路19にはバイパス通路20も集合している。排水通路19は、請求項に記載した戻り経路の一部を成している。
なお、排水通路19は図示しない配水制御部に接続されており、配水制御部からラジエータやヒータコアなどの熱交換部に分岐している。各熱交換部を経由した冷却水は、管路を介してウォータポンプに吸引される。また、配水制御部には、低温時に冷却水をウォータポンプにダイレクトに戻す管路も接続されている。
図1の比較から理解できるように、上段ヘッドジャケット14の吸気側ジャケット部14cの突出量は僅かであるのに対して、下段ヘッドジャケット13の吸気側ジャケット部13cは、平面視で冷却水分配通路11に重なる位置まで大きく突出しており、冷却水分配通路11から下段ヘッドジャケット13の吸気側ジャケット部13cの先端部に、ガスケット2に空いた連通穴を介して冷却水が送水されている。図1,6に、吸気側ジャケット部13cと冷却水分配通路11との連通部27を網かけで表示している。
(4).ヘッド内の冷却水の流れ
これらの点を更に正確に説明する。図1に明示するように、2箇所のボア間部7から突出した2つの吸気側ジャケット部14cはヘッドボルト6を避けて二股に分岐しており、その先端部がそれぞれ冷却水分配通路11と連通している。また、前端に位置した吸気側ジャケット部13cは単純な左右長手の形態になっており、その先端部が冷却水分配通路11の前端部に連通している。
他方、後端に位置した吸気側ジャケット部13cは、排気ポートの群等を囲うようにL形に曲がっており、その先端部が冷却水分配通路11の後端部に連通している。後端に位置した吸気側ジャケット部13cも単純な左右長手の形態に形成することは可能であるが、図示のようにL形に形成すると、冷却水分配通路11を短くしてコンパクト化できる利点がある。図3や図5(A)に示すように、下段ヘッドジャケット13の各吸気側ジャケット部13cは、センタージャケット部13aから段落ちした状態に形成されている。
下段ヘッドジャケット13の吸気側ジャケット部13cは、プラグホール用肉部23の前後両側に位置しており、各吸気側ジャケット部13cに流入した冷却水は、各肉部を避けて排気側に横流れしていき、排気側ジャケット部13bで後ろ向きに縦流れてして出口ボート19aに流れ込む。
この場合、図1に示すように、下段ヘッドジャケット13におけるセンタージャケット部13aのうち、ボア間部7の上に位置した部位に、吸気側に向けて突出した整流ボス部28を形成している。従って、ボア間部7の箇所に位置した2つの吸気側ジャケット部13cから排気側に向かう水流は、整流ボス部28によって前部に分岐してから排気側に向かう。
このように整流ボス部28を設けたのは、ボア間部7の上方部に肉部がないことから、水流がセンタージャケット部13aを素通りしてしまうことを防止するためである。排気側でかつボア間部7の箇所に位置したヘッドボルト配置用肉部25は、吸気側に向けて突出するように平面視く字形に形成されている。従って、冷却水がヘッドボルト配置用肉部25を通過するに当たって水流は流速を増しており、これにより、冷却水を排気側ジャケット部13bにまんべんなく流して、排気ポートや排気集合通路をしっかりと冷却できる。
下段ヘッドジャケット13のセンタージャケット部13aと上段ヘッドジャケット14のセンタージャケット部14aとは、図1,2に示すように、平面視で気筒列中心線上に位置した連通穴29を介して互いに連通している。連通穴29は、プラグホール用肉部23を挟んだ前後両側に位置しており、ボア間部7の上方の箇所では、連通穴32は整流ボス部28の箇所に位置している。もとより、連通穴29の位置は任意に設定できる(例えば、上段ヘッドジャケット14における吸気側ジャケット部14cの箇所で連通させてもよい。)。
上段ヘッドジャケット14では、冷却水は、センタージャケット部14aから排気側ジャケット部14bに向けて横流れしていき、排気側ジャケット部14bにおいて、出口ポート19bに向けて縦流れしていく。また、連通穴29が気筒列中心線上に位置しているため、冷却水の一部は吸気側に向かい、反射してから排気側ジャケット部14bに向かう。従って、吸気側の部位が過冷却されることを防止できる。なお、図1,2に示すように、排気側でかつ後端に位置したヘッドボルト配置用肉部26にはオイル落とし穴30が空いている。
(5).気筒の冷却構造
図6を参照して説明したように、シリンダヘッド3におけるボア間部7の上部には、これを前後に分断するスリット10が形成されている。図7(B)に示すように、スリット10は上からフライスカッターを降ろすことによって加工されている。従って、その下面は、正面視で下向きに膨れた(上向きに凹んだ)円弧の形状になっている。
そして、図7(B)に示すように、シリンダヘッド3のうちボア間部7の上方の部位に、下段ヘッドジャケット13のセンタージャケット部13aから冷却水をスリット10に向けて噴出する左右一対の上ジェット通路(冷却水噴出穴)31を形成している。ガスケット2には連通穴2aが空いている。左右の上ジェット通路31は、正面視で逆ハ字を成すように(互いの間隔が下に向けて狭まるように)傾斜している。かつ、両者の延長線が交叉しないように設定している。
シリンダヘッド3において、冷却水は下段ヘッドジャケット13から上段ヘッドジャケット14に流れており、従って、上段ヘッドジャケット14よりも下段ヘッドジャケット13において水圧は高くなっている。また、ブロックジャケット8と下段ヘッドジャケット13とを比べると、冷却水分配通路11から下段ヘッドジャケット13に向かう水量が圧倒的に多く、ブロックジャケット8よりも下段ヘッドジャケット13の水圧が高くなっている。従って、下段ヘッドジャケット13の冷却水は、上ジェット通路31からスリット10に向けて高圧で噴射される。従って、できるだけ少ない水量でボア間部7をしっかりと冷却できる。
本実施形態では、ブロックジャケット8には、冷却水は、シリンダヘッド3に形成した上ジェット通路31と、シリンダブロック1に形成した下ジェット通路12とから送られるのみであり、他にブロックジャケット8への送水部は存在しない。シリンダヘッド3の下段ヘッドジャケット13に対する冷却水の送り量とブロックジャケット8に対する冷却水の送り量とは、おおよそ10:1の割合になっている。
上下ジェット通路31,12の通水割合は任意に設定できるが、ボア間部7を冷却する必要性が勝っているので、上ジェット通路31からの送水量が多いのが好ましい。上ジェット通路31を流れる冷却水の温度は、下ジェット通路12を流れる冷却水の温度よりも高いので、ボア間部7をしっかりと冷却するためには、大半を上ジェット通路31から送水するのが好ましいといえる。なお、図7(B)において符号32で示すのは、シリンダヘッド3の鋳造に際して中子を安定させるために設けた足部の名残の水足である。
(6).変形例(図8)
図8の変形例では、下段ヘッドジャケット13の吸気側ジャケット部13cは、各シリンダボア4の側方において、吸気ポートの対の下方に位置したブリッジ33を介して連続している。従って、前後一対の吸気ポートが配置されている各肉部35は、吸気側ジャケット部13cによって上下左右から囲われている。
そして、下段ヘッドジャケット13のブリッジ部33と下段ヘッドジャケット13の吸気側ジャケット部14cとが、吸気ポートの間を通るポート間通路34によって連通している。ポート間通路34の下端は、シリンダボア4に寄せられている。従って、吸気ポートの下流端部やバルブシートに対する冷却性がアップしている。この変形例では、ブリッジ部33の前後中間部にも連通部27を設けている。従って、図1~7の実施形態に比べて連通部27が2つ増えている。図3,4では、下段ヘッドジャケット13の吸気側ジャケット部13cは、図8の形態になっている。
(7).まとめ
本実施形態は以上の構成であり、ブロックジャケット8への通水量がヘッドジャケット5への通水量に比べて格段に少ないため、冷却水を利用して気筒を保温できる。これにより、オイルの温度を上げてピストンの摺動抵抗を低減し、燃費の向上に貢献できる。
シリンダブロック1に比べてシリンダヘッド3は高温になるが、ヘッドジャケット5への通水量は多いため、シリンダヘッド3の冷却はしっかりと行える。また、気筒9の上部は上下のジェット通路31,12から噴射した冷却水によって的確に冷却できる。従って、冷却すべき箇所はしっかりと冷却して、ノッキングの抑制等に貢献できる。
また、シリンダブロック1からの放熱が抑制されて機関及び冷却水の早期昇温を促進できるため、燃費の向上に貢献できると共に、触媒を早期活性化して排気ガスの浄化性能向上も図ることができる。ヒータの効きもよい。そして、バルブは不要であるため構造は簡単であり、それだけコストを抑制できる。実施形態において、ジェット通路31,12は一種の絞り部として機能しており、その断面積や配置等を調節することにより、ブロックジャケット8への通水量を適正な量に設定できる。この面でも構造が簡単である。
実施形態では、ブロックジャケット8の冷却水出口部18に至った冷却水は、中継部20aを上昇してからバイパス通路20を水平状に流れるが、冷却水が中継部20aにおいて方向変換するに際して流れ抵抗が発生するため、ブロックジャケット8に冷却水が滞る傾向を呈して、気筒の保温性を向上できる。従って、構造を複雑化することなく気筒の保温性を向上できる。
気筒の冷却手段として下段ヘッドジャケット13の冷却水を利用すると、下段ヘッドジャケット13の水圧を利用して気筒9(ボア間部7)を的確に冷却できる。ボア間部7の冷却手段として下部ジェット通路12を利用することも可能であるが、実施形態のように上部ジェット通路31を利用すると、ボア間部7を排気側においても的確に冷却できて好適である。
実施形態のように前後に長い冷却水分配通路11を使用し、冷却水分配通路11からその前後複数の箇所で下段ヘッドジャケット13に送水すると、下段ヘッドジャケット13の全体に冷却水を均等に配分できるため、冷却むらを無くすことができる利点がる。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、実施形態のような前後長手の冷却水分配通路を採用せずに、下段ヘッドジャケットにその前端部から冷却水を送水し、下段ヘッドジャケットから各気筒に冷却水を噴出させることも可能である。
本願発明は、内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダブロック
2 ガスケット
3 シリンダヘッド
4 シリンダボア
6 ヘッドボルト
7 ボア間部
8 ブロックジャケット
9 気筒
10 ボア間部のスリット
11 冷却水分配通路
12 下ジェット通路
13 下段ヘッドジャケット
13a,14a センタージャケット部
13b,14b 排気側ジャケット部
13c,14c 吸気側ジャケット部
18 ブロックジャケットの冷却水出口部
19 戻り経路を構成する排水通路
20 バイパス通路
20a 中継部
27 連通部
28 ボス部
31 ヘッドジャケットからブロックジャケットへの通水通路の一例としての上ジェット通路

Claims (1)

  1. それぞれ冷却水ジャケットが形成されたシリンダブロックとシリンダヘッドとを備えており、
    前記シリンダブロックの冷却水ジャケットからシリンダヘッドの冷却水ジャケットには送水されずに、前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットから前記シリンダブロックの冷却水ジャケットに送水されて、前記シリンダブロックの冷却水ジャケットへの冷却水の導入割合を前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットへの冷却水の導入割合よりも少なくしている内燃機関であって、
    前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットから前記シリンダブロックの冷却水ジャケットに送水する通路は、前記シリンダブロックのボア間部に形成された上向き開口のスリットに向けて送水するジェット通路に形成されて、前記シリンダブロックの冷却水排出口は、前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットよりも下流側において冷却水戻り経路に接続されており、
    前記ボア間部のスリットは、クランク軸線方向から見て底面を下向きに凹むように湾曲させた形態である一方、
    前記ジェット通路は、クランク軸線方向から見て左右両側からそれぞれ前記スリットの底面に向かうように一対配置されていて互いの間隔が下方に向けて狭まるように傾斜しており、
    更に、前記シリンダヘッドの冷却水ジャケットのうち前記一対のジェット通路の間の部位に、当該冷却水ジャケットの上面と下面とを繋ぐボス部が配置されている、
    内燃機関。
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