JP7310328B2 - 型抜き方法、その方法において用いる鋼塊のクランプ装置およびそのクランプ装置を含む型抜き装置 - Google Patents

型抜き方法、その方法において用いる鋼塊のクランプ装置およびそのクランプ装置を含む型抜き装置 Download PDF

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本発明は柱状の鋼塊をモールド内から安全に抜き出すことができる型抜き方法、その方法において用いる鋼塊のクランプ装置およびそのクランプ装置を含む型抜き装置に関する。
従来、真空アーク溶解法(VAR法)やエレクトロスラグ溶解法(ESR法)などでは、長手方向が鉛直方向と平行になるように配置された状態のモールド内で鋼塊が得られる。
ここで、得られる柱状の鋼塊をモールド内から抜き出す場合、初めに柱状のモールドの一方端部をトングで掴み、その長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したままクレーンで吊り上げ、前記モールドを所定の位置まで移動し、前記モールドの他方端部に存するスツール(モールドの蓋に相当)を前記モールドと分離可能とした後、前記クレーンを巻き上げて前記モールドを上方へ移動させることで、前記モールド内から前記鋼塊を抜き出していた。そして、その後、前記鋼塊の上側端部をトングで掴み、その場所に鋼塊を横に倒して置いていた。
なお、鋼材の倒立装置に関して、従来、特許文献1に記載の装置が提案されている。
特開2008-183586号公報
従来の方法によってモールド内から鋼塊を抜き出し、前記鋼塊を所定の場所へ移動させた後、その場所に、安全に、鋼塊を横に倒して置くことは可能である。ただし、この作業はより安全に行う必要がある。特に前記鋼塊が長手方向に長い場合は、前記鋼塊を所望の場所に横に倒して置く前に鋼塊が倒れてしまう可能性があるため、より慎重に作業を行う必要がある。
本発明の課題は、真空アーク溶解法(VAR法)やエレクトロスラグ溶解法(ESR法)などによって得られる柱状の鋼塊を、モールド内から安全に抜き出すことができる型抜き方法、その方法において用いる、鋼塊のクランプ装置およびそのクランプ装置を含む型抜き装置を提供することである。
本発明者は上記課題を解決するため鋭意検討し、本発明の鋼材を完成させた。
本発明は下記(1)~(3)である。
(1)長手方向が鉛直方向と平行になるように配置された状態でその内部において鋼塊が凝固する柱状のモールドの一方端部を第1トングで掴み、前記モールドの長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したままクレーンで吊り上げ、前記モールドを移動した後、前記モールドの他方端部に存する前記モールドの蓋であるスツールが、前記モールドを乗せたまま鉛直方向へ移動可能な台である鋼塊リフターの上面に接するように、前記モールドを前記鋼塊リフター上に置く第1裁置工程と、
前記スツールを前記モールドと分離可能とした後、前記モールドの長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したまま、前記モールド内から前記鋼塊の一部を抜き出す第1抜出工程と、
前記モールド内から前記鋼塊の一部が抜き出された状態で、クランプ装置によって前記鋼塊の側面を水平方向から挟むことで前記鋼塊が倒れないように支える支持工程と、
前記鋼塊の側面が前記クランプ装置によって挟まれた状態で、前記鋼塊の長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したまま、前記モールド内から前記鋼塊の全てを抜き出す第2抜出工程と、
前記鋼塊の上側端部を第2トングで掴み、前記クランプ装置を前記鋼塊の側面から離し、前記鋼塊をクレーンで吊り上げ、前記鋼塊を所定の場所へ移動させた後、その場所に前記鋼塊を横に倒して置く第2裁置工程と、
を備える、型抜き方法。
(2)上記(1)に記載の型抜き方法において用いる前記クランプ装置であって、
前記鋼塊リフターを水平方向から挟むようにその両サイドに配置され、
鉛直方向において移動可能に構成され、
前記鋼塊の側面を水平方向から挟むことで前記鋼塊が倒れないように支持することができる、クランプ装置。
(3)上記(1)に記載の型抜き方法を行うことができる型抜き装置であって、
前記モールドの一方端部を掴む前記第1トングと、
前記鋼塊の上側端部を掴む前記第2トングと、
前記第1トングおよび/または前記第2トングと連結される前記クレーンと、
前記モールドの他方端部に存する前記スツールが上面に接するように前記モールドを置く、前記モールドを乗せたまま鉛直方向へ移動可能な台である前記鋼塊リフターと、
上記(2)に記載のクランプ装置と、
を有する型抜き装置。
本発明によれば、真空アーク溶解法(VAR法)やエレクトロスラグ溶解法(ESR法)などによって得られる柱状の鋼塊を、モールド内から安全に抜き出すことができる型抜き方法、その方法において用いる、鋼塊のクランプ装置およびそのクランプ装置を含む型抜き装置を提供することができる。
本発明の型抜き装置の概略図である。 第1裁置工程を説明するための概略図である。 第1抜出工程を説明するための概略図である。 第1抜出工程を説明するための別の概略図である。 支持工程を説明するための概略図である。 第2抜出工程を説明するための概略図である。 第2裁置工程を説明するための概略図である。 第2裁置工程を説明するための別の概略図である。
本発明について説明する。
本発明は、長手方向が鉛直方向と平行になるように配置された状態でその内部において鋼塊が凝固する柱状のモールドの一方端部を第1トングで掴み、前記モールドの長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したままクレーンで吊り上げ、前記モールドを移動した後、前記モールドの他方端部に存する前記モールドの蓋であるスツールが、前記モールドを乗せたまま鉛直方向へ移動可能な台である鋼塊リフターの上面に接するように、前記モールドを前記鋼塊リフター上に置く第1裁置工程と、前記スツールを前記モールドと分離可能とした後、前記モールドの長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したまま、前記モールド内から前記鋼塊の一部を抜き出す第1抜出工程と、前記モールド内から前記鋼塊の一部が抜き出された状態で、クランプ装置によって前記鋼塊の側面を水平方向から挟むことで前記鋼塊が倒れないように支える支持工程と、前記鋼塊の側面がクランプ装置によって挟まれた状態で、前記鋼塊の長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したまま、前記モールド内から前記鋼塊の全てを抜き出す第2抜出工程と、前記鋼塊の上側端部を第2トングで掴み、前記クランプ装置を前記鋼塊の側面から離し、前記鋼塊をクレーンで吊り上げ、前記鋼塊を所定の場所へ移動させた後、その場所に前記鋼塊を横に倒して置く第2裁置工程と、を備える、型抜き方法である。
このような型抜き方法を、以下では「本発明の方法」ともいう。
また、本発明は、本発明の方法において用いるクランプ装置であって、前記鋼塊リフターを水平方向から挟むようにその両サイドに配置され、鉛直方向において移動可能に構成され、前記鋼塊の側面を水平方向から挟むことで前記鋼塊が倒れないように支持することができる、クランプ装置である。
このようなクランプ装置を、以下では「本発明のクランプ装置」ともいう。
また、本発明は、本発明の方法を行うことができる型抜き装置であって、前記モールドの一方端部を掴む前記第1トングと、前記鋼塊の上側端部を掴む前記第2トングと、前記第1トングおよび/または前記第2トングと連結される前記クレーンと、前記モールドの他方端部に存する前記スツールが上面に接するように前記モールドを置く、前記モールドを乗せたまま鉛直方向へ移動可能な台である前記鋼塊リフターと、本発明のクランプ装置と、を有する型抜き装置である。
このような型抜き装置を、以下では「本発明の型抜き装置」ともいう。
以下において単に「本発明」と記した場合、本発明の方法、本発明のクランプ装置および本発明の型抜き装置のいずれをも意味するものとする。
本発明について図を用いて説明する。
図1は本発明の型抜き装置の概略図である。
図1において本発明の型抜き装置1は、モールド3の一方端部31を掴む第1トング5と、鋼塊7の上側端部71を掴む第2トング9と、第1トング5および/または第2トング9と連結されるクレーン11と、モールド3の他方端部32に存するスツール13が上面151に接するようにモールド3を置く鋼塊リフター15と、クランプ装置17と、を有する型抜き装置である。
図1に示した本発明の型抜き装置1を構成する各部の詳細と、本発明の方法を行う手順とについて、図2~図8を用いて説明する。
<第1裁置工程>
図2は、長手方向が鉛直方向と平行になるように配置された状態でその内部において鋼塊7が凝固する、柱状のモールド3を示している。
真空アーク溶解法(VAR法)やエレクトロスラグ溶解法(ESR法)などでは、柱状のモールドを、その長手方向が鉛直方向と平行になるように配置した状態で、その内部において鋼塊が溶解されたり、その後、凝固したりすることによって柱状の鋼塊7が得られる。
鋼塊7は柱状であればよく、その断面(長手方向の中心軸Lに垂直な断面)の形状は特に限定されない。円形や矩形などであってよい。また、柱状であって、その断面の直径(円形でない場合は等面積円相当径)よりも、長手方向の長さの方が2倍以上長い態様であってよく、3倍以上長い態様であってよい。断面の直径(円形でない場合は等面積円相当径)に対する長手方向の長さの比は、50倍以下であってよく、30倍以下であってよく、10倍以下であってよい。
ここでモールド3が長手方向が鉛直方向と平行になるように配置されるとき、モールドの蓋に相当するスツール13が下側となるように配置される。モールド内にて鋼塊を溶解または凝固する際は、スツール13は閉じられている。
なお、長手方向が鉛直方向と平行になるように配置されたときのモールド3の上部を一方端部31、下部を他方端部32という。
また、長手方向は鉛直方向と完全な平行であることを要しない。後述するように、モールド3を鋼塊リフター15の上に置いたときに、モールド3が倒れない程度に、長手方向と鉛直方向とが略平行であればよい。具体的には、モールドの長手方向の中心軸Lが鉛直方向となす角度が2度以内であることが好ましく、1度以内であることがより好ましい。
本発明において、長手方向と鉛直方向とが平行であることは、同様に、略平行であることを意味するものとする。
図2に示したように長手方向が鉛直方向と平行になるように配置された状態のモールド3について、図3(a)に示すように、その一方端部31を第1トング5で掴む。第1トング5はクレーン11と連結されており、クレーン11の運転士が第1トング5を操作してモールド3等を掴んだり、移動させたりすることができる。
そして、モールド3の長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したままモールド3をクレーン11で吊り上げ、モールド3を移動し、図3(b)に示すように、モールド3を鋼塊リフター15の上に置く。鋼塊リフター15は、モールド3を乗せたまま鉛直方向へ移動可能な台である。ここでモールド3の他方端部32に存するスツール13が、鋼塊リフター15の上面151に接するように鋼塊リフター15上にモールド3を置く。鋼塊リフターの上面151が略水平であって、この上面151にモールド13を置いたときにモールド13の中心軸Lが鉛直方向と略水平であれば、モールド13が鋼塊リフター15上にて自立するため好ましい。
<第1抜出工程>
次に、スツール13をモールド3と分離可能とする。前述のように、モールド13内で鋼塊を溶解させたり凝固させたりする際は、スツール13はモールド3に強固に固定されているが、この固定を開放することで、スツール13とモールド3とは分離可能となる。ただし、図3(b)に示す状態ではその固定を開放しても、スツール13とモールド3とは密着した状態を維持している。
次に、図3(b)に示すように、モールド3の長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したまま、図4に示すように、モールド3内から鋼塊7の一部を抜き出す。
ここで、クレーン11によって第1トング5を引き上げることでモールド3内から鋼塊7の一部を抜き出すことができるが、逆に、クレーン11は動かさずに第1トング5によってモールド3を掴んだまま、鋼塊リフター15が下方へ移動しても、同様に、モールド3内から鋼塊7の一部を抜き出すことができる。
したがって鋼塊リフター15は、その上面にモールド13または鋼塊7を乗せた状態で、鉛直方向に移動可能に構成されていることが好ましい。
<支持工程>
次に、図5に示すように、モールド3の内部から鋼塊7の一部が抜き出された状態で、クランプ装置17によって鋼塊7の側面を水平方向から挟む。そして、鋼塊7が倒れないように支える。
クランプ装置17は鋼塊7の側面を水平方向から挟み、モールド3を完全に抜き出した後であっても鋼塊7が倒れないように支えることができるものであればよい。
また、図5では水平方向(左右方向)から2個のクランプ装置17によって鋼塊7を挟む態様が示されているが、クランプ装置17の数は限定されない。例えば3~4個のクランプ装置17によって水平方向から鋼塊7を囲むようにして支えてもよい。
クランプ装置17は鉛直方向に移動可能に構成されていることが好ましい。この場合、鋼塊7の側面における所望の位置をクランプ装置17によって挟むことができるからである。鋼塊7の長手方向の長さは様々であるが、その上方をクランプ装置17によって挟むことが好ましい。具体的には鋼塊7における長手方向の最上部から40~60%の箇所(重心付近)をクランプ装置17によって挟むことが好ましい。このような箇所をクランプ装置17によって挟むと、モールド3から鋼塊7を完全に抜き出した後であっても鋼塊7が倒れ難い。
<第2抜出工程>
次に、図6に示すように、鋼塊7の側面がクランプ装置17によって挟まれた状態で、鋼塊7の長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したまま、モールド3内から鋼塊7の全てを抜き出す。
クランプ装置17が鋼塊7の側面を水平方向から挟んでいるため、モールド3を完全に抜き出した後であっても、鋼塊7は倒れない。
ここで、クレーン11によって第1トング5を引き上げることでモールド3内から鋼塊7を抜き出すことができる。ただし、逆に、クレーン11は動かさずに第1トング5によってモールド3を掴んだまま、鋼塊リフター15を下方へ移動させても、同様に、モールド3内から鋼塊7を抜き出すことができる。
<第2裁置工程>
次に、図7(a)に示すように、鋼塊7の上側端部71を第2トング9で掴んだ後、図7(b)に示すように、クランプ装置17を鋼塊7の側面から離す。ここで第2トング9は第1トング5と異なる態様のものであってよいが、同じものであってもよい。
そして、図8(a)に示すように、鋼塊7をクレーン11で吊り上げ、図8(b)に示すように、鋼塊7を所定の場所へ移動させる。
ここで、鋼塊7をクレーン11で吊り上げることで、通常、鋼塊7とスツール13とは分離する。
なお、クレーン11の個数は限定されない。クレーン11が1つの場合は、必要に応じて第1トング5または第2トング9をクレーン11と連結して用いる。クレーン11が2以上存在する場合は、第1トング5と連結されたクレーンと、第2トング9と連結されたクレーンとが存在していてよい。
その後、クレーン11を操作して、その場所に鋼塊7を横に倒して置くことができる。
<実施態様>
次に、本発明の実施態様を説明する。
次に説明する本発明の実施態様は、2階建ての建屋において、2階に真空アーク溶解炉が存在し、そこで得られた鋼塊を1階の所定の場所へ移動させて、そこに鋼塊を横に倒して置く態様である。
本発明は、次に説明する実施態様に限定されない。
この実施態様では、建屋の2階に真空アーク溶解炉が設置されている。すなわち、柱状のモールド3の上部が、2階の床上に存し、モールド3の上部以外の部分は2階から1階にかけて存在している。
このような状態において柱状の鋼塊7を得た後、図3(a)に示したように、その一方端部31を第1トング5で掴む。そして、モールド3の長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したままクレーン11で吊り上げ、モールド3を移動し、図3(b)に示したように、モールド3を鋼塊リフター15の上に置く。ここで鋼塊リフター15の上面151が2階の床レベルとなるように配置されていることが好ましい。そして、2階において作業員がスツール13をモールド3と分離可能とする。具体的には、例えばスツール13をモールド3に固定してたボルトや爪を取り外す。
次に、図4に示したように、モールド3内から鋼塊7の一部を抜き出す。
ここで、クレーン11は動かさずに、第1トング5によってモールド3を掴んだまま、鋼塊リフター15を下方(1階方向)へ移動させることで、モールド3内から鋼塊7の一部を抜き出す。
次に、図5に示したように、モールド3の内部から鋼塊7の一部が抜き出された状態で、クランプ装置17によって鋼塊7の側面を水平方向から挟む。そして、鋼塊7が倒れないように支える。ここでクランプ装置17は鉛直方向に移動可能に構成されており、鋼塊7の側面における長手方向の上方をクランプ装置17によって挟む。
次に、図6に示したように、鋼塊7の側面がクランプ装置17によって挟まれた状態で、鋼塊7の長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したまま、クレーン11によって第1トング5を引き上げて、モールド3内から鋼塊7の全てを抜き出す。
次に、図7(a)に示したように、鋼塊7の上側端部71を第2トング9で掴んだ後、図7(b)に示したように、クランプ装置17を鋼塊7の側面から離す。
そして、図8(a)に示したように、鋼塊7をクレーン11で吊り上げる。ただし、この時点で鋼塊7は1階のレベルに存在しているため、1階の内部を移動できる程度に鋼塊7をクレーン11で吊り上げればよい。
その後、図8(b)に示したように、鋼塊7を1階における所定の場所へ移動させ、その場所に鋼塊7を横に倒して置く。
1 型抜き装置
3 モールド
5 第1トング
7 鋼塊
9 第2トング
11 クレーン
13 スツール
15 鋼塊リフター
17 クランプ装置
31 モールドの一方端部
32 モールドの他方端部
71 鋼塊の上側端部
151 鋼塊リフターの上面
L 鋼塊の中心軸

Claims (3)

  1. 長手方向が鉛直方向と平行になるように配置された状態でその内部において鋼塊が凝固する柱状のモールドの一方端部を第1トングで掴み、前記モールドの長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したままクレーンで吊り上げ、前記モールドを移動した後、前記モールドの他方端部に存する前記モールドの蓋であるスツールが、前記モールドを乗せたまま鉛直方向へ移動可能な台である鋼塊リフターの上面に接するように、前記モールドを前記鋼塊リフター上に置く第1裁置工程と、
    前記スツールを前記モールドと分離可能とした後、前記モールドの長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したまま、前記第1トングによって前記モールドを掴んだまま、前記鋼塊リフターを下方へ移動させることで、前記モールド内から前記鋼塊の一部を抜き出す第1抜出工程と、
    前記モールド内から前記鋼塊の一部が抜き出された状態で、クランプ装置によって前記鋼塊の側面を水平方向から挟むことで前記鋼塊が倒れないように支える支持工程と、
    前記鋼塊の側面が前記クランプ装置によって挟まれた状態で、前記鋼塊の長手方向が鉛直方向と平行である状態を維持したまま、前記クレーンによって前記第1トングを引き上げて、前記モールド内から前記鋼塊の全てを抜き出す第2抜出工程と、
    前記鋼塊の上側端部を第2トングで掴み、前記クランプ装置を前記鋼塊の側面から離し、前記鋼塊をクレーンで吊り上げ、前記鋼塊を所定の場所へ移動させた後、その場所に前記鋼塊を横に倒して置く第2裁置工程と、
    を備える、型抜き方法。
  2. 請求項1に記載の型抜き方法において用いる前記クランプ装置であって、
    前記鋼塊リフターを水平方向から挟むようにその両サイドに配置され、
    鉛直方向において移動可能に構成され、
    前記鋼塊の側面を水平方向から挟むことで前記鋼塊が倒れないように支持することができる、クランプ装置。
  3. 請求項1に記載の型抜き方法を行うことができる型抜き装置であって、
    前記モールドの一方端部を掴む前記第1トングと、
    前記鋼塊の上側端部を掴む前記第2トングと、
    前記第1トングおよび/または前記第2トングと連結される前記クレーンと、
    前記モールドの他方端部に存する前記スツールが上面に接するように前記モールドを置く、前記モールドを乗せたまま鉛直方向へ移動可能な台である前記鋼塊リフターと、
    請求項2に記載のクランプ装置と、
    を有する型抜き装置。
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