JP2002003960A - トング装置を用いたスポンジチタンの製造方法 - Google Patents

トング装置を用いたスポンジチタンの製造方法

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JP2002003960A JP2000182655A JP2000182655A JP2002003960A JP 2002003960 A JP2002003960 A JP 2002003960A JP 2000182655 A JP2000182655 A JP 2000182655A JP 2000182655 A JP2000182655 A JP 2000182655A JP 2002003960 A JP2002003960 A JP 2002003960A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明の目的は、取扱い性に優れたトング装
置を使用してスポンジチタンを効率良く製造することを
可能としたスポンジチタンの製造方法を提供する。 【解決手段】 スポンジチタン1を還元容器20内で生
成する生成工程と、スポンジチタン1を還元容器20か
ら押出して取り出す押し抜き工程と、この取り出された
スポンジチタン1を破砕する破砕工程と、を少なくとも
備え、押し抜き工程と、破砕工程はトング装置10を用
いて行うもので、クレーンに吊り下げられる上部フレー
ム11と、この上部フレーム11に軸支される一対の第
1のアーム12と、この第1のアーム12にそれぞれ軸
支され互いに交差して配置される第2のアーム13とを
備え、チェーンモートル16と、リング状部材17によ
り、第2のアーム13の開閉による掴み力を補足するト
ング装置10で、スポンジチタン1を保持して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトング装置を用いた
スポンジチタンの製造方法に係り、特に押し抜き工程ま
たは破砕工程においてトング装置を使用して製造効率を
向上させたスポンジチタンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クロール法によるスポンジチタ
ンは、ステンレス製の容器に予備装入した溶解Mgに所
定量の液体四塩化チタンを滴下した後、次いで副生する
塩化マグネシウムや過剰の金属マグネシウムを高温・減
圧下にて分離除去することで生成される。
【0003】生成された直後のスポンジチタンは、スポ
ンジチタン塊として還元容器の内部に存在しているので
当該容器から抜き出す必要がある。ところが、スポンジ
チタンのうち還元容器と接触している部分は容器と一部
固着しているので、スポンジチタンを抜き出すことは容
易ではない。
【0004】このため、還元容器の底部から油圧シリン
ダに結合されたロッドを挿入して、還元容器からスポン
ジチタンを押し抜くという方法が取られている。また、
このように還元容器から取り出されたスポンジチタンは
塊状であるため、破砕され、さらに所定サイズに整粒さ
れる。このように、スポンジチタンの破砕を行う場合
は、従来より、プレス切断機でスポンジチタンの小塊に
破砕し、その後、ダブルロールクラッシャー等により粉
砕・整粒している。
【0005】しかし、上記のようにスポンジチタンを還
元容器から取り出したり、取り出されたスポンジチタン
をプレス切断機のプラットホームまで移送するとき、ク
ロール法によるスポンジチタンは、表層部が脆いにもか
かわらず内部が硬質であるという特殊な性質を有してい
るため、スポンジチタンを保持する治具の選定に困難を
極めていた。
【0006】従来では、図6に示すように、金属製のワ
イヤーロープWをスポンジチタン120に巻き付けてス
ポンジチタンを保持していた。しかし、スポンジチタン
の表面が多孔質でありしかも軟質であるため、スポンジ
チタンにワイヤーロープを確実に取着するのに長時間を
要し、場合によってはスポンジチタン塊がワイヤーロー
プから外れてしまうという問題があった。
【0007】また、プレス切断機130でスポンジチタ
ンを破砕する際には、図7に示すように、スポンジチタ
ン120を起立させて行うが、安全を確認しつつ作業を
進めるので時間がかかるという問題があった。
【0008】さらにまた、スポンジチタンの向きを変え
るときなどに、ワイヤーロープを掛け替える必要があ
り、効率的に作業を進めることができなかった。
【0009】このような問題を解決するため、図8に示
すようなトング装置を用いて、物体を移動させる技術が
知られている。トング装置100は、クレーン側に設け
られた係合部102と、クレーンのフック(図示せず)
に係合する係合ピン101と、物体を掴むための一対の
クロスアーム104と、このクロスアーム104に回動
自在に連結されるテンションバー103と、クロスアー
ム104を回動自在に連結するフレーム105と、フレ
ーム105の下方に位置し、物体の上面と接触するスト
ッパー106とから構成されている。
【0010】上記トング装置100には、トングキーオ
ス110aとトングキーメス110bとからなる、ロッ
ク機構が設けられている。トングキーオス110aは係
合部102側に設けられ、トングキーメス110bは、
ストッパー106に設けられている。トング装置100
のクロスアーム104は、このロック機構により、拡開
した状態で保持される。
【0011】ロック機構を作動させるには、ストッパー
106を物体または架台等へ預け、クロスアーム104
を外方向へ拡開させた状態で、クレーンフックを下げる
ことにより行う。すなわち、クレーンフックを下降させ
ることにより、トングキーオス110aがトングキーメ
ス110bの中へ入り込み、トングキーオス110aに
設けられた突起物が回転することによりロックが掛かる
ように構成されている。ロックが掛かった状態では、ク
レーンでトング装置100を吊り上げてもクロスアーム
104は閉じることがない。
【0012】上記トング装置100を用いて物体を懸吊
するときには、ロック機構が作動され、クロスアーム1
04が開いた状態のトング装置100をクレーンにより
吊り上げる。さらに、トング装置100を物体上に位置
させる。
【0013】次いで、ロック機構を解除すると、クロス
アーム104は自重により内側へ閉じ、物体とクロスア
ーム104先端とが接触する。ロック機構は、物体また
は架台等へ、ストッパー106を預け、クレーンフック
を下げることにより、トングキーオス110aの突起物
が回転し、トングキーメス110bより外れて、ロック
が解除されるように構成されている。そして、クレーン
を上昇させると、物体とトング装置との自重により、ク
ロスアーム104が物体側へ食い込み、物体を掴み上げ
ることができる。
【0014】さらに、物体を所望の位置まで移動させ、
クロスアーム104を再び外側へ開かせる場合は、クレ
ーンを下降させることにより、トング装置100のスト
ッパー106を物体へ預け、ピン108、ピン109を
支点として、テンションバー103及びクロスアーム1
04を折曲させて、クロスアーム104を外方向へ拡開
させる。
【0015】しかし、図8に示すトング装置100は、
クロスアーム104を開閉したり、またはロック機構を
解除させるために、ストッパー106を、物体或いは架
台へ預ける必要がある。このため、例えばスポンジチタ
ン塊のように、外径が一定でなく、外周に凹凸を有する
円柱状の物体にストッパー106を預ける場合は、クロ
スアーム104の先部の位置が、物体の外径により変動
し、所望の箇所を把持しにくくなるという問題があっ
た。
【0016】そこで、図9に示すように、電動式チェー
ンの昇降でクロスアームを開閉し、物体を所望の位置で
掴むことを可能としたトング装置が知られている。図9
に示すトング装置100は、クレーン側に設けられた係
合部102にチェーンモートル114を備えている。こ
のチェーンモートル114から延出するチェーン111
にはフック112が設けられており、フック112は、
ベースプレート106に設けられた吊りブロック113
の吊りピン113aと係合するように構成されている。
そして、チェーンモートル114でチェーン111を巻
き上げることにより、クロスアーム104が拡開するよ
うに構成されている。
【0017】さらに、図9に示すトング装置100に
は、チェーンモートル114及びチェーン111の保護
を目的とした安全装置(図示せず)が付加されている。
安全装置には、クロスアーム104の全開を検知するリ
ミットスイッチまたは近接スイッチ等が取り付けられて
おり、クロスアーム104が全開したときに、チェーン
モートル114を自動停止させるように構成されてい
る。
【0018】図9に示すトング装置100で物体を懸吊
するときには、クレーンのフック(図示せず)と、係合
ピン101とを係合する。次いで、クレーンでトング装
置100を吊り上げ、トング装置100を物体上方まで
移動させる。そして、トング装置100のチェーンモー
トル114を作動させてチェーン111を繰り出す。こ
うすることにより、クロスアーム104には、自重によ
り、互いに内方向へ閉じる力が作用する。
【0019】クロスアーム104内側と物体とが接触す
ると、安全装置は、チェーン111に若干の弛みを生じ
させながらチェーンの繰り出しを停止するように作動す
る。このようにして、物体の掴み位置が決定される。そ
して、チェーン111に若干の弛みが生じているので、
クロスアーム104の自重により、クロスアーム104
には、さらに内側に閉じる力が働く。このとき、過度に
チェーンを弛ませると絡み付きが起こるため、リミット
スイッチまたは近接スイッチは弛みを検知し、過度の弛
みが起こらないように調整する。
【0020】次いで、クレーンによりトング装置を吊り
上げる。このとき、物体及びトング装置の自重により、
クロスアーム104には、さらに互いに内方向へ閉じる
力が作用する。このようにして、物体はクロスアーム1
04に掴まれ、クレーンにより上方に吊り上げられた
り、姿勢変更されるものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記図9に示すトング
装置100においては、鋼塊、アルミニウム塊、石塊等
の硬い対象物を懸吊する際は、クロスアーム104は、
物体を掴み、懸吊することが可能である。しかし、スポ
ンジチタン塊のように、表層部が軟質な物体を掴むとき
は、クロスアーム104と表層部とが接触しただけで、
チェーン111の繰り出しが停止されてしまうため、ス
ポンジチタンを確実に掴むことが困難であった。
【0022】すなわち、クロスアーム104先端部がス
ポンジチタンの内側の硬質部まで食い込まないうちに、
トング装置が引き上げられることになり、トング装置を
吊り上げたとき、クロスアーム104の先端が、スポン
ジチタンの表層部を破壊するだけで、吊り上げられない
ことがあった。
【0023】本発明は、前記の課題を解決すべく、取扱
い性に優れたトング装置を使用してスポンジチタンを効
率良く製造することを可能とした、スポンジチタンの製
造方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1に
係る発明によれば、トング装置を用いたスポンジチタン
の製造方法において、スポンジチタンを還元容器内で生
成する生成工程と、前記スポンジチタンを前記還元容器
から押出して取り出す押し抜き工程と、該取り出された
スポンジチタンを破砕する破砕工程と、を少なくとも備
え、前記押し抜き工程と、前記破砕工程は、クレーンに
吊り下げられる上部フレームと、該上部フレームに軸支
される一対の第1のアームと、該第1のアームにそれぞ
れ軸支され互いに交差して配置される第2のアームとを
備え、前記上部フレームに設けられたチェーンモートル
と、該チェーンモートルにより巻き上げられ又は繰り出
されるチェーンと、該チェーン先端部に連結される長孔
を備えたリング状部材と、該リング状部材と摺動可能に
係合するガイドピンを有し前記第2のアームの交差位置
より第2のアームの先端側に位置する吊金具とを備え、
前記チェーンモートルで前記チェーンを巻き上げ又は繰
り下げさせて、前記リング状部材を上下に移動させるこ
とにより、前記第2のアームの開閉による掴み力を補足
するトング装置で、前記スポンジチタンを保持して行
う、ことにより解決される。
【0025】このように、本発明によれば、スポンジチ
タンの製造工程において、掴み力を調整することが可能
なトング装置を使用するものであり、特に、スポンジチ
タンを還元容器から取り出す押し抜き工程と、スポンジ
チタンを破砕する破砕工程とでトング装置を使用してい
るため、トング装置でスポンジチタンを確実に保持して
移動,転倒,回転させることができ、製造効率を向上さ
せることが可能となる。
【0026】本発明において使用するトング装置は、掴
み力を調整し、表層部が脆いスポンジチタンを確実に把
持することができるように構成されている。すなわち、
トング装置の第2のアームとスポンジチタンの表層部と
を接触させたあと、チェーンを繰り出すことにより、リ
ング状部材の長孔の上端部とガイドピンとが接触するま
でリング状部材を下降させるように構成されている。
【0027】このように、クロスアームの支点位置を移
動させることにより、チェーンを過度に繰り出して絡ま
せることなく、スポンジチタンを最初に把持した位置
で、スポンジチタンへトング装置の爪をより深く食い込
ませることが可能とであり、スポンジチタンを確実に保
持することが可能である。
【0028】そして、上記のように、第2のアーム先端
部とスポンジチタンが接触している状態から、クレーン
を上昇させることにより、第1のアームと第2のアーム
とを伸張させ、第2のアーム先端をさらにスポンジチタ
ンに食い込ませることが可能となる。このようにして、
スポンジチタンが確実に把持される。
【0029】本発明のスポンジチタンの製造方法におい
て、より具体的には、前記押し抜き工程では、スポンジ
チタンが生成された還元容器の底部の一部に開口部を設
ける処理と、該開口部からロッドを挿入し、前記還元容
器底部に装着されたパンチを介して、前記スポンジチタ
ンを容器上方へ押し出す処理と、該押し出されたスポン
ジチタンの一部を前記トング装置で把持する処理と、該
トング装置を引き上げて前記スポンジチタンを前記還元
容器から抜き出す処理と、がなされる。
【0030】上記のように、ロッドにより還元容器から
押し出されたスポンジチタンを、トング装置で確実に保
持し、抜き出すように構成されているので、スポンジチ
タンを効率よく還元容器から取り出すことが可能とな
る。
【0031】また、前記破砕工程では、前記押し抜き工
程において前記還元容器から取り出されたスポンジチタ
ンを前記トング装置で破砕手段まで移動させる処理と、
前記トング装置で前記スポンジチタンを傾転及び回転さ
せて、前記破砕手段に対する面の位置を変更させる処理
と、前記スポンジチタンの前記破砕手段を向いた面の表
層部を切断除去する処理とを繰り返し、前記スポンジチ
タンの略全ての表層部を除去する処理と、前記表層部が
除去されたスポンジチタンを前記破砕手段で切断する処
理と、がなされるものである。
【0032】上記のように、不純物の含有率の高い表層
部を除去するときに、スポンジチタンをトング装置で確
実に保持して、スポンジチタンを傾転及び回転させて、
スポンジチタンの略全ての表層部を除去するように構成
されているので、表層部の処理を効率よく行うことが可
能となる。
【0033】なお、トング装置の前記第2のアームに
は、前記交差位置より第2のアームの先端側位置で、長
尺部材が回動可能に連架され、前記長尺部材と前記吊金
具とが連結されている構成とすることにより、第2のア
ームは長尺部材に支持され、均等に開閉し、より精度良
く物体を掴むことが可能となる。
【0034】また、トング装置の第2のアーム先端部に
は、円錐形状の爪部または平板状の爪部が設けられてい
ると、スポンジチタンをさらに確実に把持することがで
き好適である。また、平板状の爪部表面に凹凸を設ける
ことにより、スポンジチタンの表面を押しながら把持す
ることが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等
は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内
で種々改変することができるものである。
【0036】図1乃至図5は本発明に係るスポンジチタ
ンの製造方法の一実施例を示すものであり、図1は押し
抜き工程において還元容器からスポンジチタンを抜き出
す状態を示す概略構成図、図2は破砕工程においてスポ
ンジチタンを起立させる状態を示す概略構成図、図3は
破砕工程においてスポンジチタンの表面位置を変更させ
る状態を示す概略構成図、図4は破砕工程においてスポ
ンジチタンを再び起立状態としプレス切断機まで移動さ
せる状態を示す概略構成図、図5はスポンジチタンの製
造方法における工程を示す流れ図である。
【0037】スポンジチタン1は、還元容器20におい
てスポンジチタン1を生成する生成工程S1と、生成さ
れたスポンジチタンの残留物を取り除く分離工程S2
と、スポンジチタンを還元容器から抜き出す押し抜き工
程S3と、還元容器から抜き出されたスポンジチタンを
破砕する破砕工程S4と、破砕されたスポンジチタンを
整粒して製品化する整粒工程S5と、を備えている。本
例では、押し抜き工程S3及び破砕工程S4においてト
ング装置10を使用するものである。
【0038】トング装置10は、図1に示すように、電
動式チェーン16aの昇降で第2のアームとしてのクロ
スアーム13を開閉させるものであり、掴み力補足装置
Tにより、クロスアーム13の支点を移動させて、スポ
ンジチタン1を最初に把持した位置で、スポンジチタン
1への掴み力を補足することができるように構成されて
いる。
【0039】トング装置10は、図1に示すように、ク
レーン(図示せず)側に設けられた上部フレーム11
と、上部フレーム11に軸着される第1のアームとして
のテンションバー12と、このテンションバー12に回
動可能に連結され、互いに交差して配置される第2のア
ームとしてのクロスアーム13と、このクロスアーム1
3を回動自在に連結する長尺部材としてのフレーム14
と、フレーム14と一体に形成される吊金具15とを主
要構成要素としている。
【0040】また、トング装置10には、後述するよう
に、上記チェーンモートル16と、チェーン16aと、
リング状部材17と、吊金具15とから構成される掴み
力補足装置Tが設けられている。
【0041】次に、トング装置10を構成する各部材に
ついて説明する。トング装置10は、図示しないクレー
ンにより吊り上げられることにより、物体を懸吊するも
のである。クレーンと、トング装置10とは、上部フレ
ーム11において連結される。
【0042】上部フレーム11には、一対のテンション
バー12が連結されている。テンションバー12の一方
の端部はフレーム11にピンPを介して軸着され、他
方の端部はピンPを介してそれぞれクロスアーム13
に軸着されている。クロスアーム13は、図1に示すよ
うに、略L字状のアームであり、互いに交差するように
配設されている。また、クロスアーム13には、ピンP
を介して、フレーム14が軸着されている。
【0043】このように、クロスアーム13にフレーム
14が軸着され、さらにフレーム14は吊金具15と連
結されているので、クロスアーム13がフレーム14に
支持されて安定して開閉動作を行い、これによりスポン
ジチタン1を精度良く掴むことが可能となる。
【0044】なお、本例のクロスアーム13の自由端部
には、スポンジチタンの落下を防止するための落下防止
用爪18と、スポンジチタン1を把持するための把持用
爪19とが設けられている。これらの爪は、表面形状が
凹凸であり、また表層部が軟質のスポンジチタン1を、
確実に把持することができるように設けられているもの
である。
【0045】上記落下防止用爪18は、先端が尖った円
錐状に形成されており、スポンジチタン1への食い込み
がより好適になされるように構成されている。また、把
持用爪19は平板状に形成され、クロスアーム13の物
体側を向いた面の一部分に貼着される。把持用爪19
は、耐磨耗性を考慮し、金属から形成されている。な
お、把持用爪19の表面を、スポンジチタン1を把持し
たときに滑りにくくなるように、凹凸面に加工した構成
としても良い。
【0046】なお、本例のトング装置10には、図示し
ない検知装置が設けられている。検知装置は、後述する
ように、リング状部材17の長孔17aの上端部と、ガ
イドピン15aとが接触したときに、チェーンモートル
16のチェーン16aの繰り出し動作を停止させるよう
に構成されている。また、検知装置は、クロスアーム1
3を拡開するためにチェーン16aを巻き上げたとき、
クロスアーム13の拡開が最大となったときに、チェー
ン16aの巻上げを停止するように作動する。
【0047】次に、掴み力補足装置Tについて説明す
る。掴み力補足装置Tは、前記したように、チェーンモ
ートル16と、チェーン16aと、リング状部材17
と、吊金具15とから構成されている。
【0048】吊金具15は、フレーム14に連続して一
体に形成されるベースプレート15cと、このベースプ
レート15c上に設けられ、上部フレーム11側に突出
する吊ブロック15bと、吊ブロック15bに設けられ
るガイドピン15aとから構成されている。吊金具15
と、上部フレーム11とは、チェーン16aと、ガイド
ピン15aとの間に、次述するリング状部材17を介在
させて連結されている。
【0049】リング状部材17には、吊ブロック15b
に形成されたガイドピン15aの径よりも若干大きめの
幅に形成された長孔17aが設けられている。すなわ
ち、ガイドピン15aに対して、長孔17aは上下に移
動可能に構成されている。
【0050】チェーン16aは、上部フレーム11の近
傍に設けられたチェーンモートル16から繰り出される
ものであり、チェーンモートル16からチェーン16a
を繰り出したり、チェーンモートル16でチェーン16
aを巻き取ることにより、チェーン16aの長さが調節
されている。また、チェーン16aの、リング状部材1
7側の端部には、フック16bが設けられている。この
フック16bは、リング状部材17の上部に設けられた
係合部に連結可能に構成されている。
【0051】上部フレーム11と、吊金具15とは、チ
ェーンモートル16から繰り出されるチェーン16a
と、リング状部材17とを介して連結されており、チェ
ーン16aの巻き取り又は繰り出しにより、テンション
バー12とクロスアーム13とを、ピンP及びピンP
を支点として回動させることにより、クロスアーム1
3の開閉を行うように構成されている。
【0052】以下、トング装置10によるスポンジチタ
ンの懸吊動作、及び掴み力補足装置Tの作用について説
明する。
【0053】先ず、チェーンモートル16でチェーン1
6aを巻き上げて、トング装置10のクロスアーム13
を拡開した状態とし、上部フレーム11と、図示しない
クレーンとを係合させ、クレーンでトング装置10を吊
り上げる。さらに、トング装置10をスポンジチタン1
の上に移動し、クロスアーム13の間にスポンジチタン
1を位置させる。
【0054】次いで、クレーンを下げて、トング装置1
0のクロスアーム13の爪18をスポンジチタン1の所
望の位置に停止させる。このようにして、スポンジチタ
ン1の掴み位置を決定する。そして、チェーンモートル
16からチェーン16aを繰り出すと、クロスアーム1
3は内方向へ動き、クロスアーム13の先端部とスポン
ジチタン1とが接触する。このとき、吊りブロック15
bの上端部に形成されたガイドピン15aは、リング状
部材17の長孔17a下端と接触している。さらに、チ
ェーン16aを繰り出していくと、リング状部材17自
体が、ガイドピン15aと摺動しながら下方へ向かい、
チェーン16aは長孔17aの上端部とガイドピン15
aとが接触するまで繰り出されていく。したがって、テ
ンションバー12及びクロスアーム13の自重により、
クロスアーム13にはさらに下降しようとする力が作用
する。
【0055】リング状部材17が下方へ向かい、ガイド
ピン15aと長孔17aの上端とが接すると、チェーン
モートル16に備えられた検知装置が作動して、チェー
ンモートル16はチェーン16aの繰り出し動作を停止
する。
【0056】このようにして、クロスアーム13の先端
部を物体に食い込ませた後、クレーンを上昇させること
により、再びリング状部材17の長孔17aにおいてガ
イドピン15aが摺動するとともに、テンションバー1
2及びクロスアーム13が伸張され、クロスアーム13
に、さらに内側に閉じようとする力が作用され、物体を
掴むことができる。
【0057】なお、本例では、クロスアーム4先端部へ
円錐形の落下防止用爪18と、その上部へ平板状の把持
用爪19を設けた構成としているので、スポンジチタン
塊の様に表層部が軟質な略円柱状の物体であっても、確
実に掴持することができる。したがって、把持用爪19
で物体を掴持し、下端の落下防止用爪18で物体を支え
ることにより、略円柱状のスポンジチタン1を横にした
状態で懸吊することも可能となる。
【0058】さらに、スポンジチタン1を横置き状態か
ら竪吊りにしたり、横置き状態から竪置きにしたり、ま
たは竪置き状態を横置きにするなど、自在に姿勢変更す
ることも可能である。
【0059】次に、上記トング装置10を使用してスポ
ンジチタン1を製造する製造方法について説明する。ス
ポンジチタン1は、スポンジチタン1を還元容器20内
で生成する生成工程S1と、スポンジチタン1に含まれ
る残留物を取り除くための分離工程S2と、スポンジチ
タン1を還元容器20から押出して取り出す押し抜き工
程S3と、取り出されたスポンジチタン1を破砕する破
砕工程S4と、破砕されたスポンジチタン1を整粒する
整粒工程S5と、を経て製造される。
【0060】還元工程S1は、従来公知・周知の方法に
より行うものである。すなわち、ステンレス鋼製の還元
容器20を加熱した炉内におき、内部に溶解マグネシウ
ムを装入し、不活性雰囲気下で撹拌がない静的な状態で
四塩化チタンを滴下して、マグネシウムにより四塩化チ
タンを還元してスポンジチタン1を生成する。
【0061】前記還元工程S1で生成されたスポンジチ
タン1には、還元反応で副生したMgClや過剰に供
給された金属マグネシウムが残留しているので、分離工
程S2へ移行し、残留物を高温・減圧下にて分離・除去
する。
【0062】分離工程S2において残留物が除去された
ら、押し抜き工程S3へ移行し、還元容器20からスポ
ンジチタン1を抜き出す。まず、図1に示すように、真
空分離を終えたスポンジチタン1の入った還元容器20
の底部21の一部に開口部22を設ける。
【0063】次に、開口部22からロッド23を挿入
し、スポンジチタン1と還元容器20の底部21との間
に装着してあったパンチ24を介して、スポンジチタン
1を還元容器20から押し抜いていく。還元容器20に
固着していたスポンジチタン1は、応力を受けて還元容
器20から上方に向かって押し出される。
【0064】スポンジチタン1が、還元容器20の上部
に設けたガイド25付近に達したところで、ロッド23
の移動を停止させる。このようにして、スポンジチタン
1の一部が還元容器20から突出した状態となる。
【0065】上記のように、還元容器20から一部が突
出したスポンジチタン1に、トング装置10のクロスア
ーム13先端を接近させて、スポンジチタン1を把持す
る。
【0066】そして、スポンジチタン1を把持したトン
グ装置10を、クレーン等により引き上げて、スポンジ
チタン1を還元容器20から抜き出す。このようにし
て、還元容器20から、スポンジチタン1を取り出すこ
とができる。
【0067】還元容器20から抜き出されたスポンジチ
タン1は、破砕工程S4に搬送される。破砕工程S4で
は、不純物の含有率の高い表層部だけを削り取った後、
スポンジチタン1の長手方向に段階的に切断するもので
ある。
【0068】破砕工程S4では、トング装置10を支持
しているクレーンを作動させてトング装置10を移動さ
せ、押し抜き工程S3で還元容器20から抜き出された
スポンジチタン1を、破砕手段としてのプレス切断機3
0のプラットホーム31まで移動する。このとき、スポ
ンジチタンはプラットホーム31上に横倒し状態で載置
される。
【0069】プラットホーム31にスポンジチタン1が
配置されたら、図2に示すように、トング装置10でス
ポンジチタン1を把持し、トング装置10を水平方向に
移動させてスポンジチタン1を引き起こす。
【0070】スポンジチタン1が引き起こされたら、次
いで、スポンジチタン1を支えているプラットホーム3
1を水平方向に少しずつ移動させて、スポンジチタン1
をプレス切断機30の下方に位置させ、プレス切断機3
0によりスポンジチタン1の表層部を除去する。
【0071】このようにして、スポンジチタン1の表層
部が切除されるが、一回の切断では、スポンジチタン1
の表層部の一部が除去されるだけであるため、表層部全
てを除去するためには、表層部の除去作業を繰り返し行
う必要がある。
【0072】スポンジチタン1の表層部の除去作業を繰
り返し行うために、上記のように表層部の一部が切除さ
れたスポンジチタン1を、プレス切断の位置から元の位
置へ戻す。
【0073】スポンジチタン1が元の位置へ戻された
ら、トング装置10によりスポンジチタン1を傾いた状
態にし、スポンジチタン1を回転させることにより、図
3に示すように未だ破砕されていない面1cがプレス切
断機30側を向くように位置変更する。
【0074】そして再度、図4に示すようにトング装置
10によりスポンジチタン1を起立状態とし、必要であ
れば所定位置まで移動させ、さらにプラットホーム31
を移動させてスポンジチタン1をプレス切断機の下方ま
で移動し、スポンジチタン1の未だ除去されていない表
層部を切除する。このようにして、スポンジチタン1の
表面位置を順次変更し、不純物濃度の高い表層部を切除
する。
【0075】以上の処理を終了した後、表層部が除去さ
れて品質の安定したスポンジチタン1を小塊に切断し
て、プレス切断を完了させる。小塊に破砕されたスポン
ジチタン1は、整粒工程S5にてダブルロールクラッシ
ャー等により整粒され、製品スポンジチタンが得られ
る。
【0076】(具体的実施例1)本発明のスポンジチタ
ンの製造方法に基づいて、スポンジチタンを還元容器か
ら押し抜いた。スポンジチタンの形状は次の通りであ
る。 大きさ ; 径1.6m,長さ2.7m 重量 ; 8,000Kg 形態 ; 俵状
【0077】還元容器から押し抜いた直後のスポンジチ
タンに、クレーンで吊られたトング装置を接近させてト
ング装置のクロスアームをスポンジチタンに把持させ
た。次いで、クレーンを巻き上げてスポンジチタンを吊
り上げて運搬用台車に移動させた。トング装置装着から
搬送終了までに要した時間は15分であった。
【0078】(比較例1)具体的実施例1と同様のスポ
ンジチタンについて、重心付近にワイヤーロープを巻き
付けたのち、クレーンを用いて吊り上げた。ワイヤーロ
ープ巻き付け開始から搬送終了までに要した時間は、2
5分であった。
【0079】(具体的実施例2)本願発明のトング装置
を用いて、スポンジチタンを搬送容器からプレス切断機
のプラットホームに移動させた。スポンジチタンの形状
は次の通りである。 大きさ ; 径1.4m,長さ1.8m 重量 ; 3,500Kg 形態 ; 俵状
【0080】プラットホームに移動させたスポンジチタ
ンをプレス切断機の下に移動させてプレス切断を行っ
た。スポンジチタンの表層部切除のプレス切断開始から
終了までに要した時間は30分であった。
【0081】(比較例2)具体的実施例2と同様のスポ
ンジチタンについて、スポンジチタンの移動及び破砕面
の位置変えを、ワイヤーロープを用いて行った。
【0082】ワイヤーロープ巻き付けからスポンジチタ
ンの表層部切除に要した時間は45分であった。なお、
スポンジチタンの移動及び破砕面の位置変えを行うた
め、スポンジチタンにワイヤーロープを架け替える必要
があった。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明のスポンジチタン
の製造方法によれば、スポンジチタンの製造工程におい
て、掴み力を調整することが可能なトング装置を使用す
るものであり、特に、スポンジチタンを還元容器から取
り出す押し抜き工程と、スポンジチタンを破砕する破砕
工程とでトング装置を使用しているため、トング装置で
スポンジチタンを確実に保持して移動,転倒,回転させ
ることができ、製造効率を向上させることが可能とな
る。
【0084】また、スポンジチタンの製造工程において
使用されるトング装置は、チェーンと、吊金具との間に
リング状部材を介在させ、チェーンを繰り出してクロス
アーム先端部と物体とを接触させた後、吊金具に形成さ
れたガイドピンと、リング状部材の長孔上端部とが接触
するまで、リング状部材を下降させるように構成されて
いる。このように、クロスアームの支点位置を移動させ
ることにより、チェーンを過度に繰り出して絡ませるこ
となく、スポンジチタンを最初に把持した位置で、スポ
ンジチタンへトング装置の爪をより深く食い込ませるこ
とが可能であり、スポンジチタンを確実に保持できるよ
うに構成されている。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】押し抜き工程において還元容器からスポンジチ
タンを抜き出す状態を示す概略構成図である。
【図2】破砕工程においてスポンジチタンを起立させる
状態を示す概略構成図である。
【図3】破砕工程においてスポンジチタンの表面位置を
変更させる状態を示す概略構成図である。
【図4】破砕工程においてスポンジチタンを再び起立状
態としプレス切断機まで移動させる状態を示す概略構成
図である。
【図5】本発明のスポンジチタンの製造方法における工
程を示す流れ図である。
【図6】従来例を示す説明図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【図8】従来のトング装置を示す説明図である。
【図9】従来のトング装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スポンジチタン 10 トング装置 11 上部フレーム 12 テンションバー(第1のアーム) 13 クロスアーム(第2のアーム) 14 フレーム(長尺部材) 15 吊金具 15a ガイドピン 15b 吊ブロック 15c ベースプレート 16 チェーンモートル 16a チェーン 17 リング状部材 17a 長孔 18 落下防止用爪 19 把持用爪 20 還元容器 21 底部 22 開口部 23 ロッド 24 パンチ 25 ガイド 30 プレス切断機 31 プラットホーム P,P,P トング装置のピン S1 還元工程 S2 分離工程 S3 押し抜き工程 S4 破砕工程 S5 整粒工程 T トング装置の掴み力補足装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トング装置を用いたスポンジチタンの製
    造方法において、 スポンジチタンを還元容器内で生成する生成工程と、前
    記スポンジチタンを前記還元容器から押出して取り出す
    押し抜き工程と、該取り出されたスポンジチタンを破砕
    する破砕工程と、を少なくとも備え、 前記押し抜き工程と、前記破砕工程は、 クレーンに吊り下げられる上部フレームと、該上部フレ
    ームに軸支される一対の第1のアームと、該第1のアー
    ムにそれぞれ軸支され互いに交差して配置される第2の
    アームとを備え、 前記上部フレームに設けられたチェーンモートルと、該
    チェーンモートルにより巻き上げられ又は繰り出される
    チェーンと、該チェーン先端部に連結される長孔を備え
    たリング状部材と、該リング状部材と摺動可能に係合す
    るガイドピンを有し前記第2のアームの交差位置より第
    2のアームの先端側に位置する吊金具とを備え、前記チ
    ェーンモートルで前記チェーンを巻き上げ又は繰り下げ
    させて、前記リング状部材を上下に移動させることによ
    り、前記第2のアームの開閉による掴み力を補足するト
    ング装置で、前記スポンジチタンを保持して行う、こと
    を特徴とするトング装置を用いたスポンジチタンの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記押し抜き工程では、 スポンジチタンが生成された還元容器の底部の一部に開
    口部を設ける処理と、 該開口部からロッドを挿入し、前記還元容器底部に装着
    されたパンチを介して、前記スポンジチタンを容器上方
    へ押し出す処理と、 該押し出されたスポンジチタンの一部を前記トング装置
    で把持する処理と、 該トング装置を引き上げて前記スポンジチタンを前記還
    元容器から抜き出す処理と、がなされることを特徴とす
    る請求項1記載のトング装置を用いたスポンジチタンの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記破砕工程では、 前記押し抜き工程において前記還元容器から取り出され
    たスポンジチタンを前記トング装置で破砕手段まで移動
    させる処理と、 前記トング装置で前記スポンジチタンを傾転及び回転さ
    せて、前記破砕手段に対する面の位置を変更させる処理
    と、前記スポンジチタンの前記破砕手段を向いた面の表
    層部を切断除去する処理とを繰り返し、前記スポンジチ
    タンの略全ての表層部を除去する処理と、 前記表層部が除去されたスポンジチタンを前記破砕手段
    で切断する処理と、がなされることを特徴とする請求項
    1記載のトング装置を用いたスポンジチタンの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記トング装置の第2のアームには、前
    記交差位置より第2のアームの先端側位置で、長尺部材
    が回動可能に連架され、前記長尺部材と前記吊金具とが
    連結されていることを特徴とする請求項1乃至3記載の
    トング装置を用いたスポンジチタンの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記トング装置の第2のアームの互いに
    対向する先端部側には、円錐形状の爪部または平板状の
    爪部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3記載
    のトング装置を用いたスポンジチタンの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記平板状の爪部の表面には、凹凸が設
    けられたことを特徴とする請求項5記載のトング装置を
    用いたスポンジチタンの製造方法。
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