JP3701173B2 - スポンジチタンの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトング装置を用いたスポンジチタンの製造方法に係り、特に押し抜き工程または破砕工程においてトング装置を使用して製造効率を向上させたスポンジチタンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、クロール法によるスポンジチタンは、ステンレス製の容器に予備装入した溶解Mgに所定量の液体四塩化チタンを滴下した後、次いで副生する塩化マグネシウムや過剰の金属マグネシウムを高温・減圧下にて分離除去することで生成される。
【0003】
生成された直後のスポンジチタンは、スポンジチタン塊として還元容器の内部に存在しているので当該容器から抜き出す必要がある。ところが、スポンジチタンのうち還元容器と接触している部分は容器と一部固着しているので、スポンジチタンを抜き出すことは容易ではない。
【0004】
このため、還元容器の底部から油圧シリンダに結合されたロッドを挿入して、還元容器からスポンジチタンを押し抜くという方法が取られている。また、このように還元容器から取り出されたスポンジチタンは塊状であるため、破砕され、さらに所定サイズに整粒される。このように、スポンジチタンの破砕を行う場合は、従来より、プレス切断機でスポンジチタンの小塊に破砕し、その後、ダブルロールクラッシャー等により粉砕・整粒している。
【0005】
しかし、上記のようにスポンジチタンを還元容器から取り出したり、取り出されたスポンジチタンをプレス切断機のプラットホームまで移送するとき、クロール法によるスポンジチタンは、表層部が脆いにもかかわらず内部が硬質であるという特殊な性質を有しているため、スポンジチタンを保持する治具の選定に困難を極めていた。
【0006】
従来では、図6に示すように、金属製のワイヤーロープWをスポンジチタン120に巻き付けてスポンジチタンを保持していた。しかし、スポンジチタンの表面が多孔質でありしかも軟質であるため、スポンジチタンにワイヤーロープを確実に取着するのに長時間を要し、場合によってはスポンジチタン塊がワイヤーロープから外れてしまうという問題があった。
【0007】
また、プレス切断機130でスポンジチタンを破砕する際には、図7に示すように、スポンジチタン120を起立させて行うが、安全を確認しつつ作業を進めるので時間がかかるという問題があった。
【0008】
さらにまた、スポンジチタンの向きを変えるときなどに、ワイヤーロープを掛け替える必要があり、効率的に作業を進めることができなかった。
【0009】
このような問題を解決するため、図8に示すようなトング装置を用いて、物体を移動させる技術が知られている。トング装置100は、クレーン側に設けられた係合部102と、クレーンのフック(図示せず)に係合する係合ピン101と、物体を掴むための一対のクロスアーム104と、このクロスアーム104に回動自在に連結されるテンションバー103と、クロスアーム104を回動自在に連結するフレーム105と、フレーム105の下方に位置し、物体の上面と接触するストッパー106とから構成されている。
【0010】
上記トング装置100には、トングキーオス110aとトングキーメス110bとからなる、ロック機構が設けられている。トングキーオス110aは係合部102側に設けられ、トングキーメス110bは、ストッパー106に設けられている。トング装置100のクロスアーム104は、このロック機構により、拡開した状態で保持される。
【0011】
ロック機構を作動させるには、ストッパー106を物体または架台等へ預け、クロスアーム104を外方向へ拡開させた状態で、クレーンフックを下げることにより行う。すなわち、クレーンフックを下降させることにより、トングキーオス110aがトングキーメス110bの中へ入り込み、トングキーオス110aに設けられた突起物が回転することによりロックが掛かるように構成されている。ロックが掛かった状態では、クレーンでトング装置100を吊り上げてもクロスアーム104は閉じることがない。
【0012】
上記トング装置100を用いて物体を懸吊するときには、ロック機構が作動され、クロスアーム104が開いた状態のトング装置100をクレーンにより吊り上げる。さらに、トング装置100を物体上に位置させる。
【0013】
次いで、ロック機構を解除すると、クロスアーム104は自重により内側へ閉じ、物体とクロスアーム104先端とが接触する。ロック機構は、物体または架台等へ、ストッパー106を預け、クレーンフックを下げることにより、トングキーオス110aの突起物が回転し、トングキーメス110bより外れて、ロックが解除されるように構成されている。そして、クレーンを上昇させると、物体とトング装置との自重により、クロスアーム104が物体側へ食い込み、物体を掴み上げることができる。
【0014】
さらに、物体を所望の位置まで移動させ、クロスアーム104を再び外側へ開かせる場合は、クレーンを下降させることにより、トング装置100のストッパー106を物体へ預け、ピン108、ピン109を支点として、テンションバー103及びクロスアーム104を折曲させて、クロスアーム104を外方向へ拡開させる。
【0015】
しかし、図8に示すトング装置100は、クロスアーム104を開閉したり、またはロック機構を解除させるために、ストッパー106を、物体或いは架台へ預ける必要がある。このため、例えばスポンジチタン塊のように、外径が一定でなく、外周に凹凸を有する円柱状の物体にストッパー106を預ける場合は、クロスアーム104の先部の位置が、物体の外径により変動し、所望の箇所を把持しにくくなるという問題があった。
【0016】
そこで、図9に示すように、電動式チェーンの昇降でクロスアームを開閉し、物体を所望の位置で掴むことを可能としたトング装置が知られている。図9に示すトング装置100は、クレーン側に設けられた係合部102にチェーンモートル114を備えている。このチェーンモートル114から延出するチェーン111にはフック112が設けられており、フック112は、ベースプレート106に設けられた吊りブロック113の吊りピン113aと係合するように構成されている。そして、チェーンモートル114でチェーン111を巻き上げることにより、クロスアーム104が拡開するように構成されている。
【0017】
さらに、図9に示すトング装置100には、チェーンモートル114及びチェーン111の保護を目的とした安全装置(図示せず)が付加されている。安全装置には、クロスアーム104の全開を検知するリミットスイッチまたは近接スイッチ等が取り付けられており、クロスアーム104が全開したときに、チェーンモートル114を自動停止させるように構成されている。
【0018】
図9に示すトング装置100で物体を懸吊するときには、クレーンのフック(図示せず)と、係合ピン101とを係合する。次いで、クレーンでトング装置100を吊り上げ、トング装置100を物体上方まで移動させる。そして、トング装置100のチェーンモートル114を作動させてチェーン111を繰り出す。こうすることにより、クロスアーム104には、自重により、互いに内方向へ閉じる力が作用する。
【0019】
クロスアーム104内側と物体とが接触すると、安全装置は、チェーン111に若干の弛みを生じさせながらチェーンの繰り出しを停止するように作動する。このようにして、物体の掴み位置が決定される。そして、チェーン111に若干の弛みが生じているので、クロスアーム104の自重により、クロスアーム104には、さらに内側に閉じる力が働く。このとき、過度にチェーンを弛ませると絡み付きが起こるため、リミットスイッチまたは近接スイッチは弛みを検知し、過度の弛みが起こらないように調整する。
【0020】
次いで、クレーンによりトング装置を吊り上げる。このとき、物体及びトング装置の自重により、クロスアーム104には、さらに互いに内方向へ閉じる力が作用する。このようにして、物体はクロスアーム104に掴まれ、クレーンにより上方に吊り上げられたり、姿勢変更されるものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上記図9に示すトング装置100においては、鋼塊、アルミニウム塊、石塊等の硬い対象物を懸吊する際は、クロスアーム104は、物体を掴み、懸吊することが可能である。しかし、スポンジチタン塊のように、表層部が軟質な物体を掴むときは、クロスアーム104と表層部とが接触しただけで、チェーン111の繰り出しが停止されてしまうため、スポンジチタンを確実に掴むことが困難であった。
【0022】
すなわち、クロスアーム104先端部がスポンジチタンの内側の硬質部まで食い込まないうちに、トング装置が引き上げられることになり、トング装置を吊り上げたとき、クロスアーム104の先端が、スポンジチタンの表層部を破壊するだけで、吊り上げられないことがあった。
【0023】
本発明は、前記の課題を解決すべく、取扱い性に優れたトング装置を使用してスポンジチタンを効率良く製造することを可能とした、スポンジチタンの製造方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、スポンジチタンを還元容器内で生成する生成工程と、前記スポンジチタンを前記還元容器から押出して取り出す押し抜き工程と、取り出されたスポンジチタンを破砕する破砕工程と、を少なくとも備えたスポンジチタンの製造方法において、前記押し抜き工程と、前記破砕工程は、チェーンモートルからのチェーンの巻き上げ又は繰り下げによりアームの開閉を行うトング装置を用いて前記スポンジチタンを把持する工程を含み、前記スポンジチタンを把持する工程は、前記チェーンを繰り下げて前記アームを閉じる方向に作動させ、前記アームの先端部を前記スポンジチタンに接触させる工程と、前記チェーンをさらに繰り下げて、前記チェーンと前記アームとの間に介在する掴み力を補足するためのリング状部材の長孔の上端部と、前記アーム側に設けられたガイドピンとが接触するまで前記リング状部材を下降させる工程と、前記チェーンモートルに設けられた検知装置により、前記リング状部材の長孔の上端部前記ガイドピンと接触する検知位置まで下降したことを検知する工程と、前記検知がなされた時点で前記チェーンの繰り下げを停止する工程と、前記アームで前記スポンジチタンを掴む工程と、を備えた、ことにより解決される。
【0025】
このように、本発明によれば、スポンジチタンの製造工程において、掴み力を調整することが可能なトング装置を使用するものであり、特に、スポンジチタンを還元容器から取り出す押し抜き工程と、スポンジチタンを破砕する破砕工程とでトング装置を使用しているため、トング装置でスポンジチタンを確実に保持して移動,転倒,回転させることができ、製造効率を向上させることが可能となる。
【0026】
本発明において使用するトング装置は、掴み力を調整し、表層部が脆いスポンジチタンを確実に把持することができるように構成されている。すなわち、トング装置のアームとスポンジチタンの表層部とを接触させたあと、チェーンを繰り出すことにより、リング状部材の長孔の上端部とガイドピンとが接触するまでリング状部材を下降させるように構成されている。
【0027】
このように、クロスアームの支点位置を移動させることにより、チェーンを過度に繰り出して絡ませることなく、スポンジチタンを最初に把持した位置で、スポンジチタンへトング装置の爪をより深く食い込ませることが可能とであり、スポンジチタンを確実に保持することが可能である。
【0028】
そして、上記のように、アーム先端部とスポンジチタンが接触している状態から、クレーンを上昇させることにより、アームを伸張させ、アーム先端をさらにスポンジチタンに食い込ませることが可能となる。このようにして、スポンジチタンが確実に把持される。
【0029】
本発明のスポンジチタンの製造方法において、より具体的には、前記押し抜き工程では、スポンジチタンが生成された還元容器の底部の一部に開口部を設ける処理と、前記開口部からロッドを挿入し、前記還元容器底部に装着されたパンチを介して、前記スポンジチタンを容器上方へ押し出す処理と、該押し出されたスポンジチタンの一部を前記トング装置で把持する処理と、前記トング装置を引き上げて前記スポンジチタンを前記還元容器から抜き出す処理と、がなされる。
【0030】
上記のように、ロッドにより還元容器から押し出されたスポンジチタンを、トング装置で確実に保持し、抜き出すように構成されているので、スポンジチタンを効率よく還元容器から取り出すことが可能となる。
【0031】
また、前記破砕工程では、前記押し抜き工程において前記還元容器から取り出されたスポンジチタンを前記トング装置で破砕手段まで移動させる処理と、前記トング装置で前記スポンジチタンを傾転及び回転させて、前記破砕手段に対する面の位置を変更させる処理と、前記スポンジチタンの前記破砕手段を向いた面の表層部を切断除去する処理とを繰り返し、前記スポンジチタンの略全ての表層部を除去する処理と、前記表層部が除去されたスポンジチタンを前記破砕手段で切断する処理と、がなされるものである。
【0032】
上記のように、不純物の含有率の高い表層部を除去するときに、スポンジチタンをトング装置で確実に保持して、スポンジチタンを傾転及び回転させて、スポンジチタンの略全ての表層部を除去するように構成されているので、表層部の処理を効率よく行うことが可能となる。
【0033】
なお、前記トング装置のアームには、先端側位置で長尺部材が回動可能に連架され、前記長尺部材と前記アームの吊金具とが連結されており、前記吊金具に設けられた検知位置で前記検知がなされる構成とすると好適である。また、アームは長尺部材に支持され、均等に開閉し、より精度良く物体を掴むことが可能となる。
【0034】
また、トング装置のアームの互いに対向する先端部側には、円錐形状の爪部または平板状の爪部が設けられ、該爪部で前記スポンジチタンを把持すると、スポンジチタンをさらに確実に把持することができ好適である。また、平板状の爪部表面に凹凸を設けることにより、スポンジチタンの表面を押しながら把持することが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0036】
図1乃至図5は本発明に係るスポンジチタンの製造方法の一実施例を示すものであり、図1は押し抜き工程において還元容器からスポンジチタンを抜き出す状態を示す概略構成図、図2は破砕工程においてスポンジチタンを起立させる状態を示す概略構成図、図3は破砕工程においてスポンジチタンの表面位置を変更させる状態を示す概略構成図、図4は破砕工程においてスポンジチタンを再び起立状態としプレス切断機まで移動させる状態を示す概略構成図、図5はスポンジチタンの製造方法における工程を示す流れ図である。
【0037】
スポンジチタン1は、還元容器20においてスポンジチタン1を生成する生成工程S1と、生成されたスポンジチタンの残留物を取り除く分離工程S2と、スポンジチタンを還元容器から抜き出す押し抜き工程S3と、還元容器から抜き出されたスポンジチタンを破砕する破砕工程S4と、破砕されたスポンジチタンを整粒して製品化する整粒工程S5と、を備えている。本例では、押し抜き工程S3及び破砕工程S4においてトング装置10を使用するものである。
【0038】
トング装置10は、図1に示すように、電動式チェーン16aの昇降で第2のアームとしてのクロスアーム13を開閉させるものであり、掴み力補足装置Tにより、クロスアーム13の支点を移動させて、スポンジチタン1を最初に把持した位置で、スポンジチタン1への掴み力を補足することができるように構成されている。
【0039】
トング装置10は、図1に示すように、クレーン(図示せず)側に設けられた上部フレーム11と、上部フレーム11に軸着される第1のアームとしてのテンションバー12と、このテンションバー12に回動可能に連結され、互いに交差して配置される第2のアームとしてのクロスアーム13と、このクロスアーム13を回動自在に連結する長尺部材としてのフレーム14と、フレーム14と一体に形成される吊金具15とを主要構成要素としている。
【0040】
また、トング装置10には、後述するように、上記チェーンモートル16と、チェーン16aと、リング状部材17と、吊金具15とから構成される掴み力補足装置Tが設けられている。
【0041】
次に、トング装置10を構成する各部材について説明する。
トング装置10は、図示しないクレーンにより吊り上げられることにより、物体を懸吊するものである。クレーンと、トング装置10とは、上部フレーム11において連結される。
【0042】
上部フレーム11には、一対のテンションバー12が連結されている。テンションバー12の一方の端部はフレーム11にピンPを介して軸着され、他方の端部はピンPを介してそれぞれクロスアーム13に軸着されている。クロスアーム13は、図1に示すように、略L字状のアームであり、互いに交差するように配設されている。また、クロスアーム13には、ピンPを介して、フレーム14が軸着されている。
【0043】
このように、クロスアーム13にフレーム14が軸着され、さらにフレーム14は吊金具15と連結されているので、クロスアーム13がフレーム14に支持されて安定して開閉動作を行い、これによりスポンジチタン1を精度良く掴むことが可能となる。
【0044】
なお、本例のクロスアーム13の自由端部には、スポンジチタンの落下を防止するための落下防止用爪18と、スポンジチタン1を把持するための把持用爪19とが設けられている。これらの爪は、表面形状が凹凸であり、また表層部が軟質のスポンジチタン1を、確実に把持することができるように設けられているものである。
【0045】
上記落下防止用爪18は、先端が尖った円錐状に形成されており、スポンジチタン1への食い込みがより好適になされるように構成されている。また、把持用爪19は平板状に形成され、クロスアーム13の物体側を向いた面の一部分に貼着される。把持用爪19は、耐磨耗性を考慮し、金属から形成されている。なお、把持用爪19の表面を、スポンジチタン1を把持したときに滑りにくくなるように、凹凸面に加工した構成としても良い。
【0046】
なお、本例のトング装置10には、図示しない検知装置が設けられている。
検知装置は、後述するように、リング状部材17の長孔17aの上端部と、ガイドピン15aとが接触したときに、チェーンモートル16のチェーン16aの繰り出し動作を停止させるように構成されている。また、検知装置は、クロスアーム13を拡開するためにチェーン16aを巻き上げたとき、クロスアーム13の拡開が最大となったときに、チェーン16aの巻上げを停止するように作動する。
【0047】
次に、掴み力補足装置Tについて説明する。掴み力補足装置Tは、前記したように、チェーンモートル16と、チェーン16aと、リング状部材17と、吊金具15とから構成されている。
【0048】
吊金具15は、フレーム14に連続して一体に形成されるベースプレート15cと、このベースプレート15c上に設けられ、上部フレーム11側に突出する吊ブロック15bと、吊ブロック15bに設けられるガイドピン15aとから構成されている。吊金具15と、上部フレーム11とは、チェーン16aと、ガイドピン15aとの間に、次述するリング状部材17を介在させて連結されている。
【0049】
リング状部材17には、吊ブロック15bに形成されたガイドピン15aの径よりも若干大きめの幅に形成された長孔17aが設けられている。すなわち、ガイドピン15aに対して、長孔17aは上下に移動可能に構成されている。
【0050】
チェーン16aは、上部フレーム11の近傍に設けられたチェーンモートル16から繰り出されるものであり、チェーンモートル16からチェーン16aを繰り出したり、チェーンモートル16でチェーン16aを巻き取ることにより、チェーン16aの長さが調節されている。また、チェーン16aの、リング状部材17側の端部には、フック16bが設けられている。このフック16bは、リング状部材17の上部に設けられた係合部に連結可能に構成されている。
【0051】
上部フレーム11と、吊金具15とは、チェーンモートル16から繰り出されるチェーン16aと、リング状部材17とを介して連結されており、チェーン16aの巻き取り又は繰り出しにより、テンションバー12とクロスアーム13とを、ピンP及びピンPを支点として回動させることにより、クロスアーム13の開閉を行うように構成されている。
【0052】
以下、トング装置10によるスポンジチタンの懸吊動作、及び掴み力補足装置Tの作用について説明する。
【0053】
先ず、チェーンモートル16でチェーン16aを巻き上げて、トング装置10のクロスアーム13を拡開した状態とし、上部フレーム11と、図示しないクレーンとを係合させ、クレーンでトング装置10を吊り上げる。さらに、トング装置10をスポンジチタン1の上に移動し、クロスアーム13の間にスポンジチタン1を位置させる。
【0054】
次いで、クレーンを下げて、トング装置10のクロスアーム13の爪18をスポンジチタン1の所望の位置に停止させる。このようにして、スポンジチタン1の掴み位置を決定する。そして、チェーンモートル16からチェーン16aを繰り出すと、クロスアーム13は内方向へ動き、クロスアーム13の先端部とスポンジチタン1とが接触する。このとき、吊りブロック15bの上端部に形成されたガイドピン15aは、リング状部材17の長孔17a下端と接触している。さらに、チェーン16aを繰り出していくと、リング状部材17自体が、ガイドピン15aと摺動しながら下方へ向かい、チェーン16aは長孔17aの上端部とガイドピン15aとが接触するまで繰り出されていく。したがって、テンションバー12及びクロスアーム13の自重により、クロスアーム13にはさらに下降しようとする力が作用する。
【0055】
リング状部材17が下方へ向かい、ガイドピン15aと長孔17aの上端とが接すると、チェーンモートル16に備えられた検知装置が作動して、チェーンモートル16はチェーン16aの繰り出し動作を停止する。
【0056】
このようにして、クロスアーム13の先端部を物体に食い込ませた後、クレーンを上昇させることにより、再びリング状部材17の長孔17aにおいてガイドピン15aが摺動するとともに、テンションバー12及びクロスアーム13が伸張され、クロスアーム13に、さらに内側に閉じようとする力が作用され、物体を掴むことができる。
【0057】
なお、本例では、クロスアーム4先端部へ円錐形の落下防止用爪18と、その上部へ平板状の把持用爪19を設けた構成としているので、スポンジチタン塊の様に表層部が軟質な略円柱状の物体であっても、確実に掴持することができる。したがって、把持用爪19で物体を掴持し、下端の落下防止用爪18で物体を支えることにより、略円柱状のスポンジチタン1を横にした状態で懸吊することも可能となる。
【0058】
さらに、スポンジチタン1を横置き状態から竪吊りにしたり、横置き状態から竪置きにしたり、または竪置き状態を横置きにするなど、自在に姿勢変更することも可能である。
【0059】
次に、上記トング装置10を使用してスポンジチタン1を製造する製造方法について説明する。スポンジチタン1は、スポンジチタン1を還元容器20内で生成する生成工程S1と、スポンジチタン1に含まれる残留物を取り除くための分離工程S2と、スポンジチタン1を還元容器20から押出して取り出す押し抜き工程S3と、取り出されたスポンジチタン1を破砕する破砕工程S4と、破砕されたスポンジチタン1を整粒する整粒工程S5と、を経て製造される。
【0060】
還元工程S1は、従来公知・周知の方法により行うものである。すなわち、ステンレス鋼製の還元容器20を加熱した炉内におき、内部に溶解マグネシウムを装入し、不活性雰囲気下で撹拌がない静的な状態で四塩化チタンを滴下して、マグネシウムにより四塩化チタンを還元してスポンジチタン1を生成する。
【0061】
前記還元工程S1で生成されたスポンジチタン1には、還元反応で副生したMgClや過剰に供給された金属マグネシウムが残留しているので、分離工程S2へ移行し、残留物を高温・減圧下にて分離・除去する。
【0062】
分離工程S2において残留物が除去されたら、押し抜き工程S3へ移行し、還元容器20からスポンジチタン1を抜き出す。まず、図1に示すように、真空分離を終えたスポンジチタン1の入った還元容器20の底部21の一部に開口部22を設ける。
【0063】
次に、開口部22からロッド23を挿入し、スポンジチタン1と還元容器20の底部21との間に装着してあったパンチ24を介して、スポンジチタン1を還元容器20から押し抜いていく。還元容器20に固着していたスポンジチタン1は、応力を受けて還元容器20から上方に向かって押し出される。
【0064】
スポンジチタン1が、還元容器20の上部に設けたガイド25付近に達したところで、ロッド23の移動を停止させる。このようにして、スポンジチタン1の一部が還元容器20から突出した状態となる。
【0065】
上記のように、還元容器20から一部が突出したスポンジチタン1に、トング装置10のクロスアーム13先端を接近させて、スポンジチタン1を把持する。
【0066】
そして、スポンジチタン1を把持したトング装置10を、クレーン等により引き上げて、スポンジチタン1を還元容器20から抜き出す。このようにして、還元容器20から、スポンジチタン1を取り出すことができる。
【0067】
還元容器20から抜き出されたスポンジチタン1は、破砕工程S4に搬送される。破砕工程S4では、不純物の含有率の高い表層部だけを削り取った後、スポンジチタン1の長手方向に段階的に切断するものである。
【0068】
破砕工程S4では、トング装置10を支持しているクレーンを作動させてトング装置10を移動させ、押し抜き工程S3で還元容器20から抜き出されたスポンジチタン1を、破砕手段としてのプレス切断機30のプラットホーム31まで移動する。このとき、スポンジチタンはプラットホーム31上に横倒し状態で載置される。
【0069】
プラットホーム31にスポンジチタン1が配置されたら、図2に示すように、トング装置10でスポンジチタン1を把持し、トング装置10を水平方向に移動させてスポンジチタン1を引き起こす。
【0070】
スポンジチタン1が引き起こされたら、次いで、スポンジチタン1を支えているプラットホーム31を水平方向に少しずつ移動させて、スポンジチタン1をプレス切断機30の下方に位置させ、プレス切断機30によりスポンジチタン1の表層部を除去する。
【0071】
このようにして、スポンジチタン1の表層部が切除されるが、一回の切断では、スポンジチタン1の表層部の一部が除去されるだけであるため、表層部全てを除去するためには、表層部の除去作業を繰り返し行う必要がある。
【0072】
スポンジチタン1の表層部の除去作業を繰り返し行うために、上記のように表層部の一部が切除されたスポンジチタン1を、プレス切断の位置から元の位置へ戻す。
【0073】
スポンジチタン1が元の位置へ戻されたら、トング装置10によりスポンジチタン1を傾いた状態にし、スポンジチタン1を回転させることにより、図3に示すように未だ破砕されていない面1cがプレス切断機30側を向くように位置変更する。
【0074】
そして再度、図4に示すようにトング装置10によりスポンジチタン1を起立状態とし、必要であれば所定位置まで移動させ、さらにプラットホーム31を移動させてスポンジチタン1をプレス切断機の下方まで移動し、スポンジチタン1の未だ除去されていない表層部を切除する。このようにして、スポンジチタン1の表面位置を順次変更し、不純物濃度の高い表層部を切除する。
【0075】
以上の処理を終了した後、表層部が除去されて品質の安定したスポンジチタン1を小塊に切断して、プレス切断を完了させる。小塊に破砕されたスポンジチタン1は、整粒工程S5にてダブルロールクラッシャー等により整粒され、製品スポンジチタンが得られる。
【0076】
(具体的実施例1)
本発明のスポンジチタンの製造方法に基づいて、スポンジチタンを還元容器から押し抜いた。スポンジチタンの形状は次の通りである。
▲1▼大きさ ; 径1.6m,長さ2.7m
▲2▼重量 ; 8,000Kg
▲3▼形態 ; 俵状
【0077】
還元容器から押し抜いた直後のスポンジチタンに、クレーンで吊られたトング装置を接近させてトング装置のクロスアームをスポンジチタンに把持させた。次いで、クレーンを巻き上げてスポンジチタンを吊り上げて運搬用台車に移動させた。トング装置装着から搬送終了までに要した時間は15分であった。
【0078】
(比較例1)
具体的実施例1と同様のスポンジチタンについて、重心付近にワイヤーロープを巻き付けたのち、クレーンを用いて吊り上げた。ワイヤーロープ巻き付け開始から搬送終了までに要した時間は、25分であった。
【0079】
(具体的実施例2)
本願発明のトング装置を用いて、スポンジチタンを搬送容器からプレス切断機のプラットホームに移動させた。スポンジチタンの形状は次の通りである。
▲1▼大きさ ; 径1.4m,長さ1.8m
▲2▼重量 ; 3,500Kg
▲3▼形態 ; 俵状
【0080】
プラットホームに移動させたスポンジチタンをプレス切断機の下に移動させてプレス切断を行った。スポンジチタンの表層部切除のプレス切断開始から終了までに要した時間は30分であった。
【0081】
(比較例2)
具体的実施例2と同様のスポンジチタンについて、スポンジチタンの移動及び破砕面の位置変えを、ワイヤーロープを用いて行った。
【0082】
ワイヤーロープ巻き付けからスポンジチタンの表層部切除に要した時間は45分であった。なお、スポンジチタンの移動及び破砕面の位置変えを行うため、スポンジチタンにワイヤーロープを架け替える必要があった。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスポンジチタンの製造方法によれば、スポンジチタンの製造工程において、掴み力を調整することが可能なトング装置を使用するものであり、特に、スポンジチタンを還元容器から取り出す押し抜き工程と、スポンジチタンを破砕する破砕工程とでトング装置を使用しているため、トング装置でスポンジチタンを確実に保持して移動,転倒,回転させることができ、製造効率を向上させることが可能となる。
【0084】
また、スポンジチタンの製造工程において使用されるトング装置は、チェーンと、吊金具との間にリング状部材を介在させ、チェーンを繰り出してクロスアーム先端部と物体とを接触させた後、吊金具に形成されたガイドピンと、リング状部材の長孔上端部とが接触するまで、リング状部材を下降させるように構成されている。このように、クロスアームの支点位置を移動させることにより、チェーンを過度に繰り出して絡ませることなく、スポンジチタンを最初に把持した位置で、スポンジチタンへトング装置の爪をより深く食い込ませることが可能であり、スポンジチタンを確実に保持できるように構成されている。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】押し抜き工程において還元容器からスポンジチタンを抜き出す状態を示す概略構成図である。
【図2】破砕工程においてスポンジチタンを起立させる状態を示す概略構成図である。
【図3】破砕工程においてスポンジチタンの表面位置を変更させる状態を示す概略構成図である。
【図4】破砕工程においてスポンジチタンを再び起立状態としプレス切断機まで移動させる状態を示す概略構成図である。
【図5】本発明のスポンジチタンの製造方法における工程を示す流れ図である。
【図6】従来例を示す説明図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【図8】従来のトング装置を示す説明図である。
【図9】従来のトング装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スポンジチタン
10 トング装置
11 上部フレーム
12 テンションバー(第1のアーム)
13 クロスアーム(第2のアーム)
14 フレーム(長尺部材)
15 吊金具
15a ガイドピン
15b 吊ブロック
15c ベースプレート
16 チェーンモートル
16a チェーン
17 リング状部材
17a 長孔
18 落下防止用爪
19 把持用爪
20 還元容器
21 底部
22 開口部
23 ロッド
24 パンチ
25 ガイド
30 プレス切断機
31 プラットホーム
,P,P トング装置のピン
S1 還元工程
S2 分離工程
S3 押し抜き工程
S4 破砕工程
S5 整粒工程
T トング装置の掴み力補足装置

Claims (6)

  1. スポンジチタンを還元容器内で生成する生成工程と、前記スポンジチタンを前記還元容器から押出して取り出す押し抜き工程と、取り出されたスポンジチタンを破砕する破砕工程と、を少なくとも備えたスポンジチタンの製造方法において、
    前記押し抜き工程と、前記破砕工程は、チェーンモートルからのチェーンの巻き上げ又は繰り下げによりアームの開閉を行うトング装置を用いて前記スポンジチタンを把持する工程を含み、
    前記スポンジチタンを把持する工程は、
    前記チェーンを繰り下げて前記アームを閉じる方向に作動させ、前記アームの先端部を前記スポンジチタンに接触させる工程と、
    前記チェーンをさらに繰り下げて、前記チェーンと前記アームとの間に介在する掴み力を補足するためのリング状部材の長孔の上端部と、前記アーム側に設けられたガイドピンとが接触するまで前記リング状部材を下降させる工程と、
    前記チェーンモートルに設けられた検知装置により、前記リング状部材の長孔の上端部前記ガイドピンと接触する検知位置まで下降したことを検知する工程と、
    前記検知がなされた時点で前記チェーンの繰り下げを停止する工程と、
    前記アームで前記スポンジチタンを掴む工程と、を備えたことを特徴とするスポンジチタンの製造方法。
  2. 前記押し抜き工程では、
    スポンジチタンが生成された還元容器の底部の一部に開口部を設ける処理と、
    前記開口部からロッドを挿入し、前記還元容器底部に装着されたパンチを介して、前記スポンジチタンを容器上方へ押し出す処理と、
    該押し出されたスポンジチタンの一部を前記トング装置で把持する処理と、
    前記トング装置を引き上げて前記スポンジチタンを前記還元容器から抜き出す処理と、がなされることを特徴とする請求項1記載のスポンジチタンの製造方法。
  3. 前記破砕工程では、
    前記押し抜き工程において前記還元容器から取り出されたスポンジチタンを前記トング装置で破砕手段まで移動させる処理と、
    前記トング装置で前記スポンジチタンを傾転及び回転させて、前記破砕手段に対する面の位置を変更させる処理と、前記スポンジチタンの前記破砕手段を向いた面の表層部を切断除去する処理とを繰り返し、前記スポンジチタンの略全ての表層部を除去する処理と、
    前記表層部が除去されたスポンジチタンを前記破砕手段で切断する処理と、がなされることを特徴とする請求項1記載のスポンジチタンの製造方法。
  4. 前記トング装置のアームには、先端側位置で長尺部材が回動可能に連架され、前記長尺部材と前記アームの吊金具とが連結されており、
    前記吊金具に設けられた検知位置で前記検知がなされることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のスポンジチタンの製造方法。
  5. 前記トング装置のアームの互いに対向する先端部側には、円錐形状の爪部または平板状の爪部が設けられ、該爪部で前記スポンジチタンを把持することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のスポンジチタンの製造方法。
  6. 前記平板状の爪部の表面には、凹凸が設けられたことを特徴とする請求項5記載のスポンジチタンの製造方法。
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