JP7305998B2 - タンクフレーム装置及びトイレ装置 - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、タンクフレーム装置及びトイレ装置に関する。
従来、タンク本体がフレーム体に固定されることで壁部後方の壁裏領域に隠されるように配置され、便器本体を洗浄するための洗浄水を貯水するタンクフレーム装置及びトイレ装置が知られている。フレーム体は、たとえば壁裏領域に配置され、便器本体は、壁部前方の表(おもて)面に取り付けられる。便器本体から排出される洗浄水は、壁裏領域に設けられた排水口から外部の下水管等に排出される。便器本体と排水口とは、およそ90度に屈曲した排水部材によって接続される。
排水部材は、位置決め部によってフレーム体に対して位置決めされる。排水口と壁部との前後距離は、設置現場によってそれぞれ異なるため、排水部材の接続距離は、現場ごとに調整する必要がある。このため、排水部材と係合する溝を位置決め部に複数設けることによって接続距離を調整する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
米国公開特許2009/0160181号明細書
しかしながら、上記した技術を用いた場合、排水部材は、位置決め部の溝に係合されるため、排水部材と位置決め部との接触面積が小さくなる。排水部材は、上記した屈曲部分で大きな水圧を受けるため、水圧によって係合が解除される恐れがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、排水部材の接続距離を調整可能であるとともに、水圧によって係合が解除され難いタンクフレーム装置及びトイレ装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るタンクフレーム装置は、壁掛用便器本体が取り付けられる壁部の壁裏領域に配置されるタンク本体と、前記壁裏領域の床面に立設し、前記タンク本体を前記床面よりも高い位置に支持するフレーム体と、前記床面に形成された排水口と前記壁掛用便器本体とを接続する排水部材と、前記フレーム体に対して前記排水部材を位置決めする位置決め部と、を備え、前記位置決め部は、前記排水部材に形成された第1被係合部と係合する第1係合部と、前記フレーム体に形成された第2被係合部と係合する複数の第2係合部とを備え、前記複数の第2係合部は、前記第1係合部との前後距離がそれぞれ異なる。
かかる構成によれば、複数の第2被係合部は、第1被係合部との前後距離がそれぞれ異なるため、第2被係合部に係合させる第2係合部を変更することによって、位置決め部と排水部材の接触面積を確保しながら、排水部材の接続距離を調整することができる。
また、上記したタンクフレーム装置では、前記複数の第2係合部は、前記位置決め部の第1の面と前記第1の面とは異なる第2の面とに設けられる。
かかる構成によれば、複数の第2係合部は、位置決め部の第1の面と第1の面とは異なる第2の面とに設けられるため、たとえば、位置決め部を排水部材周りに沿って回転させることによって第2被係合部と第1被係合部との前後距離が変更できるようになる。これにより、位置決めのパターンを更に増やすことができ、排水部材の接続距離をより細かく調整することができる。
また、上記したタンクフレーム装置では、前記位置決め部は、前記排水部材を挟み込んだ状態で互いに係合する第1位置決め部材および第2位置決め部材を有し、前記第1位置決め部材は、前記第1の面を有し、前記第2位置決め部材は、前記第2の面を有する。
かかる構成によれば、位置決め部は、第1位置決め部材および第2位置決め部材を有し、第1位置決め部材は、第1の面を有し、第2位置決め部材は、第2の面を有するため、たとえば、位置決め部の下半分を第1位置決め部材とし、上半分を第2位置決め部材とした場合、上下を反対にすることで第2被係合部と第1被係合部との前後距離が変更できるようになる。これにより、位置決めのパターンを更に増やすことができ、排水部材の接続距離をより細かく調整することができる。
また、上記したタンクフレーム装置では、前記第2被係合部は、前記第2係合部が前後方向に移動可能となるように形成される。
かかる構成によれば、第2係合部が前後方向に移動することによって、第2被係合部と第1被係合部との前後距離が変わるため、位置決めのパターンを更に増やすことができ、排水部材の接続距離をより細かく調整することができる。
また、上記したタンクフレーム装置では、前記第1被係合部は、前記排水部材の前後方向における異なる位置に少なくとも2つ形成される。
かかる構成によれば、係合させる第1被係合部との組み合わせを変更することによって、位置決めのパターンを更に増やすことができ、排水部材の接続距離をより細かく調整することができる。
さらに、実施形態の一態様に係るトイレ装置は、上述したタンクフレーム装置と、前記壁掛用便器本体と、を備える。
かかる構成によれば、複数の第2被係合部は、第1被係合部との前後距離がそれぞれ異なるため、第2被係合部に係合させる第2係合部を変更することによって、位置決め部と排水部材の接触面積を確保しながら、排水部材の接続距離を調整することができる。
実施形態の一態様によれば、排水部材の接続距離を調整可能であるとともに、水圧によって係合が解除され難いタンクフレーム装置及びトイレ装置を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るトイレ装置の概略斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るタンクフレーム装置の概略組立説明図である。 図3は、第1実施形態に係る位置決め部材の概略左側面図である。 図4Aは、第1実施形態に係る位置決め部材の組立説明図である。 図4Bは、第1実施形態に係る位置決め部材の組立説明図である。 図5Aは、第1実施形態に係るタンクフレーム装置の組立説明図(その1)である。 図5Bは、第1実施形態に係るタンクフレーム装置の組立説明図(その1)である。 図6Aは、第1実施形態に係るタンクフレーム装置の組立説明図(その2)である。 図6Bは、第1実施形態に係るタンクフレーム装置の組立説明図(その2)である。 図7Aは、第1実施形態に係るタンクフレーム装置の組立説明図(その3)である。 図7Bは、第1実施形態に係るタンクフレーム装置の組立説明図(その3)である。 図8は、第2実施形態に係るフレーム体の概略拡大斜視図である。 図9Aは、第2実施形態に係る位置決め部材の組立説明図である。 図9Bは、第2実施形態に係る位置決め部材の組立説明図である。 図9Cは、第2実施形態に係る位置決め部材の組立説明図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するタンクフレーム装置及びトイレ装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を参照して実施形態に係るトイレ装置の全体構成について説明する。図1は、実施形態に係るトイレ装置の概略斜視図である。
なお、図1において、説明を分かりやすくするために、鉛直上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、他の図においても図示している場合がある。
また、かかる直交座標系は、Y軸の正方向視を正面と規定し、X軸の正方向視を左側面、Xの負方向視を右側面、Z軸の負方向視を平面(「上面」ともいう)と規定している。このため、以下の説明では、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。
図1に示すように、第1実施形態に係るトイレ装置Tは、タンクフレーム装置1と、壁部W1に取り付けられる壁掛用便器本体2とを備える。タンクフレーム装置1は、タンク本体10と、フレーム体3と、排水部材5と、位置決め部7と、接続部8(図2参照)とを備える。また、壁掛用便器本体2は、便器20と、温水洗浄機能部21とを備える。
タンク本体10は、壁部W1の壁裏領域に配置され、壁掛用便器本体2を洗浄する水を貯水するとともにこの壁掛用便器本体2に水を供給する。なお、壁裏領域とは、壁掛用便器本体2が配置される壁部W1の壁表領域に対して壁部W1を挟んで反対側に位置し、壁部W1によって隠蔽される領域のことである。タンク本体10は、たとえば、重力を利用して便器20に水を供給する重力給水式である。タンク本体10は、壁部W1の壁裏領域に配置されるため、タンク本体10内の奥行方向(Y軸方向)におけるスペースが小さく限られている。
タンク本体10の上部前面には、取付後のメンテナンス等を行うことができる面板開口部11が形成されている。タンクフレーム装置1が使用されている場合において、面板開口部11には、パネル状部材6が取り付けられており、これにより、面板開口部11は塞がれた状態となっている。
フレーム体3は、壁裏領域の床面F1に立設され、タンク本体10を床面F1よりも高い位置に支持する。フレーム体3は、たとえば、床面F1から垂直上向きに延伸し、下端部が床面F1に固定される複数(ここでは2本)の柱部30と、床面F1に対して平行に延伸し、2つの柱部30を繋ぐ複数(ここでは3本)の梁部31とを有する。
排水部材5は、管状の部材(いわゆるエルボー管)であり、排水口4が設けられた床面F1から垂直上向きに延伸し、壁掛用便器本体2の背面において水平向きに開口する排水流路(図示省略)の高さでおよそ90度に屈曲することで、排水口4と壁掛用便器本体2の排水流路とを接続する。排水口4は、壁部W1の壁裏領域の空間の床面F1に設けられ、便器20から排出される水をトイレ装置Tの外の排水管(図示せず)等に排出する。
位置決め部7は、フレーム体3に対して排水部材5を位置決めする部材である。位置決め部7により、排水部材5の移動が制限される。一方、排水口4と壁部W1との前後距離は、設置現場によってそれぞれ異なるため、排水部材5の接続距離は、現場ごとに調整する必要がある。そこで、位置決め部7は、排水部材5の接続距離を調整することができるようになっている。接続部8は、位置決め部7およびフレーム体3を接続する。なお、接続方法および接続距離の調整については、後述する。
温水洗浄機能部21は、給水ホース(図示省略)が接続され、給水ホースを介してタンク本体10内に配置された給水弁装置等(図示省略)から供給された水を人体局部に向けて吐水し、人体局部を洗浄する。
位置決め部7および接続部8の詳細について図2および図3を参照して説明する。図2は、第1実施形態に係るタンクフレーム装置1の概略組立説明図である。図3は、第1実施形態に係る位置決め部7の概略左側面図である。なお、図2には、各構成が組み立てられる前の状態を示している。
図2に示すように、排水部材5には、複数(ここでは、2つ)の第1被係合部50が形成されている。実施形態において、第1被係合部50は、排水部材5の水平に延在する部分の周方向に沿って形成された溝部である。ここでは、排水部材5の前後方向に異なる位置に2つの第1被係合部50が形成される場合の例を示すが、排水部材5は、少なくとも1つの第1被係合部50を備えていれば良い。また、第1被係合部50は、位置決め部7と係合できるものであればよく、必ずしも溝部であることを要しない。
位置決め部7は、第1位置決め部材70と、第2位置決め部材71とを有している。第1位置決め部材70および第2位置決め部材71は、互いに係合できるように構成されている。具体的には、第1位置決め部材70および第2位置決め部材71にそれぞれ形成された第1係合部85が、排水部材5のうち水平に延在する部分を上下から挟み込んだ状態で互いに係合する。これにより、溝部である第1被係合部50に第1係合部85が嵌まり込み、位置決め部7は、排水部材5に係合した状態となる。
図2において、第1位置決め部材70は、下側(Z軸負方向側)の部材であり、第2位置決め部材71は、上側(Z軸正方向側)の部材である。なお、後述するが、第1位置決め部材70および第2位置決め部材71は、上下反転させて使用することも可能である。すなわち、第2位置決め部材71を下側とし、第1位置決め部材70を上側とすることも可能である。後述する第2被係合部81は、位置決め部7よりも下方に配置され、第1位置決め部材70および第2位置決め部材71のうち下側に配置された位置決め部材と係合する。
接続部8は、位置決め部7に形成された複数の第1係合部85および複数の第2係合部80と、フレーム体3に形成された複数の第2被係合部81とを有する。実施形態において、第2係合部80は突出部であり、第2被係合部81は、中空四角柱の形状をした梁部31に設けられる開口部である。
接続部8は、第2係合部80と第2被係合部81とが係合することにより、位置決め部7とフレーム体3とを接続する。
複数の第1係合部85は、第1位置決め部材70および第2位置決め部材71にそれぞれ設けられている。第1位置決め部材70と第2位置決め部材71とが係合することで、各々に形成された第1係合部85が一体化して、溝部である第1被係合部50に嵌まり込む。これにより、位置決め部7は、第1被係合部50と係合する。また、位置決め部7が接続部8を介してフレーム体3に接続されることで、排水部材5は、移動を制限されて、フレーム体3に対して位置決めされる。
複数の第2係合部80は、第1位置決め部材70および第2位置決め部材71にそれぞれ設けられている。具体的には、図2において、複数の第2係合部80は、第1位置決め部材70の下面700(位置決め部7の第1の面の一例)と、第2位置決め部材71の上面710(位置決め部7の第2の面の一例)とに設けられる。
実施形態において、位置決め部7は、左右方向(X軸方向)に並べられた一対の第2係合部80を合計3組有しており、そのうちの2組が第1位置決め部材70に設けられ、残りの1組が第2位置決め部材71に設けられている。以下では、第1位置決め部材70に設けられている2組の第2係合部80を第2係合部800と記載し、第2位置決め部材71に設けられている第2係合部80を第2係合部801と記載する。また、第1位置決め部材70に設けられている2組の第2係合部800をそれぞれ第2係合部800a,800bと記載する。
第2係合部800a,800bは、前後方向(Y軸方向)に並べられる。すなわち、第2係合部800aと第2係合部800bとは異なる前後位置に配置される。さらに、第2位置決め部材71に設けられる第2係合部801も、第2係合部800a,800bとは異なる前後位置に配置される。このように、複数の第2係合部80、具体的には、第2係合部800a,800bおよび第2係合部801は、位置決め部7の前後方向の異なる位置に形成されている。
図3に、第2係合部800a,800bおよび第2係合部801の形成される位置をそれぞれP1,P2およびP3で示す。図3に示すように、複数の第2係合部80は、第1係合部85との前後距離がそれぞれ異なっている。なお、実施形態において、第2係合部800aと、第2係合部800bとは、第1係合部85を挟んで前後に配置される。
次に、位置決め部7とフレーム体3の接続について図4Aおよび図4Bを参照して説明する。図4Aおよび図4Bは、第1実施形態に係る位置決め部7の組立説明図である。図4Aおよび図4Bに示すように、位置決め部7は、弾性変形する左右移動抑制部850を更に備えている。左右移動抑制部850は、第2係合部80の側方(図4Aでは、右側方)に設けられ、左右方向に沿って延在する。
第2被係合部81は、フレーム体3の梁部31に形成された開口部であり、前後方向に狭く開口している部分(第2被係合部81のX軸負方向側の部分)と、広く開口している部分(第2被係合部81のX軸正方向側の部分)とを有している。
第2係合部80は、位置決め部7からフレーム体3の方向(下方)に突出する形状になっており、前後方向に狭く形成された上側の部分(第2係合部80のZ軸正方向側の部分)と、広く形成された下側の部分(第2係合部80のZ軸負方向側の部分)とを有している。
また、第2係合部80の上側の部分(第2係合部80のZ軸正方向側の部分)は、左右方向にも狭く形成されており、第2係合部80の下側の部分(第2係合部80のZ軸負方向側の部分)は、左右方向にも広く形成されている。
第2被係合部81の前後方向に狭く開口している部分は、第2係合部80の前後方向に狭く形成された上側の部分よりも広く、第2係合部80の広く形成された下側の部分よりも狭く形成されている。また、第2被係合部81の前後方向に広く開口している部分は、第2係合部80の前後方向に広く形成された下側の部分よりも広く形成されている。
位置決め部7をフレーム体3に取り付ける際には、まず、図4Aに示すように、第2被係合部81の前後方向に広く開口している部分に第2係合部80を挿入する。
そして、図4Bに示すように、位置決め部7を左方向(X軸負方向)に移動させることで、第2係合部80の前後方向に広く形成された下側の部分が、第2被係合部81の狭く開口している部分の下に入り込む。そして、位置決め部7を左方向に移動し終えると、左右移動抑制部850が第2被係合部81に嵌り込む。これにより、上下方向(Z軸方向)および左右方向(X軸方向)の移動が制限される。位置決め部7を前後方向(Y軸方向)に移動させようとした場合は、第2係合部80の上側の部分がフレーム体3に接触し、移動が制限される。これらにより、位置決め部7がフレーム体3に接続される。
なお、フレーム体3はタンク本体10(図1参照)を支持するために、金属等の強度の高い部材で作られる場合が多いため、第2係合部80を凸形状とし、第2被係合部81を開口部とすることで接続部8を簡便に形成することができるため好適である。しかし、これに限られず、例えば、第2被係合部81を凸形状としても良く、ボルト等で締結するものであっても良い。
次に、接続部8の接続距離の調整について図5A~図7Bを参照して説明する。図5Aおよび図5Bは、第1実施形態に係るタンクフレーム装置1の組立説明図(その1)であり、図6Aおよび図6Bは、第1実施形態に係るタンクフレーム装置1の組立説明図(その2)であり、図5Aおよび図5Bは、第1実施形態に係るタンクフレーム装置1の組立説明図(その3)である。なお、図5Aおよび図5Bは、第2係合部800aと第2被係合部81とを係合させた状態を示している。また、図6Aおよび図6Bは、第2係合部800bと第2被係合部81とを係合させた状態を示している。また、図7Aおよび図7Bは、第2係合部801と第2被係合部81とを係合させた状態を示している。
上述したように、接続部8は、第2係合部80と第2被係合部81とを係合させることにより、位置決め部7とフレーム体3とを接続する。そして、位置決め部7は、第1被係合部50と係合することで排水部材5を位置決めする。
図5Aおよび図5Bに示すように、第2係合部800aと第2被係合部81とが係合され、排水部材5の位置決めがされた状態において、第2被係合部81と第1被係合部50との前後距離は、距離L1となる。たとえば、第1被係合部50のおよそ10ミリメートル前方に第2被係合部81が位置する。
図6Aおよび図6Bに示すように、第2係合部800bと第2被係合部81とが係合され、排水部材5の位置決めがされた状態において、第2被係合部81と第1被係合部50との前後距離は、距離L2となる。たとえば、第1被係合部50のおよそ25ミリメートル前方に第2被係合部81が位置する。
図7Aおよび図7Bに示すように、第2係合部801と第2被係合部81とが係合され、排水部材5の位置決めがされた状態において、第2被係合部81と第1被係合部50との前後距離は、距離L3となる。たとえば、第1被係合部50のおよそ5ミリメートル後方に第2被係合部81が位置する。
床面F1に設けられる排水口4と壁掛用便器本体2を設置する壁部W1との前後方向(Y軸方向)の距離は、タンクフレーム装置1が設置される現場によって異なる。このため、排水部材5の接続距離は、現場ごとに調整する必要がある。
このように、第1実施形態に係るタンクフレーム装置1において、位置決め部7は、複数の第2係合部80(第2係合部800a,800b,801)を備えており、これら複数の第2係合部80は、第1係合部85との前後距離がそれぞれ異なる。このため、第2被係合部81に係合させる第2係合部80を変更することによって、位置決め部7と排水部材5の接触面積を確保しながら、排水部材5の接続距離を調整することができる。
また、複数の第2係合部80は、位置決め部7の第1の面と第1の面とは異なる第2の面とに設けられる。このため、たとえば、位置決め部7を回転させることによって第2被係合部80と第1被係合部50との前後距離が変更できるようになる。これにより、位置決めのパターンを更に増やすことができ、排水部材5の接続距離をより細かく調整することができる。
また、複数の第2係合部80(第2係合部800a,800b,801)のうち、第2係合部800a,800bは第1位置決め部材70に設けられ、第2係合部801は第2位置決め部材71に設けられる。このため、たとえば、位置決め部7の下半分を第1位置決め部材70とし、上半分を第2位置決め部材71とした場合、第1位置決め部材70および第2位置決め部材71の上下関係を反対にすることで第2被係合部81と第1被係合部50との前後距離が変更できるようになる。これにより、位置決めのパターンを更に増やすことができ、排水部材5の接続距離をより細かく調整することができる。
また、排水部材5の第1被係合部50は、排水部材5の前後方向に異なる位置に少なくとも2つ形成されるため、係合させる第1被係合部50との組み合わせを変更することによって、例えば、2つの第1被係合部50と組み合わせる場合には、第2被係合部81と第1被係合部50の組み合わせによって増やした位置決めパターンを更に2倍にすることができる。このように、位置決めのパターンを更に増やすことができ、排水部材5の接続距離をより細かく調整することができる。
なお、第2係合部80の数は、少なくとも2つであれば良い。すなわち、第2係合部800の数を2つより多くしても良く、少なくしても良い。また、第2係合部801の数を1つより多くしても良い。
次に、第2実施形態に係るタンクフレーム装置について図8および図9A~図9Cを参照して説明する。図8は、第2実施形態に係るフレーム体の概略拡大斜視図である。図9A~図9Cは、第2実施形態に係る位置決め部の組立説明図である。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図9A~図9Cに示すように、第2実施形態に係る位置決め部7Aに形成された第2係合部80Aは、第1実施形態の第2係合部80と同様に、第2係合部80Aの上側の部分(第2係合部80AのZ軸正方向側の部分)が前後方向と左右方向に狭く形成されており、第2係合部80Aの下側の部分(第2係合部80AのZ軸負方向側の部分)が、前後方向と左右方向に広く形成されている。また、位置決め部7Aは、弾性変形する前後移動抑制部855を更に備えている。実施形態において、前後移動抑制部855は、左右移動抑制部850の中途部に設けられ、左右移動抑制部850から前後方向(図9A~図9Cでは、Y軸正方向)に沿って延在する。
図8に示すように、第2実施形態に係るフレーム体3Aに形成された第2被係合部81Aは、左端部(X軸負方向側の端部)にスリット部810を備えている。スリット部810は、第2被係合部81Aの左端部から前方に向けて形成される切欠き状になっている。スリット部810は、第2係合部80Aの上側の部分よりも左右方向に広く形成されており、下側の部分よりも狭く形成されている。
位置決め部7Aをフレーム体3Aに取り付ける際には、まず、図9Aに示すように、第2被係合部81Aの前後方向に広く開口している部分に第2係合部80Aを挿入する。
そして、図9Bに示すように、位置決め部7Aを左方向(X軸負方向)に移動させることで、第2係合部80Aの前後方向に広く形成された下側の部分が、第2被係合部81Aの狭く開口している部分の下に入り込む。そして、位置決め部7を左方向に移動し終えると、左右移動抑制部850が第2被係合部81Aに嵌り込む。これにより、上下方向(Z軸方向)および左右方向(X軸方向)の移動が制限される。また、前後移動抑制部855がフレーム体3Aの梁部31Aの角部に係止されることで、位置決め部7Aの前方(Y軸負方向)への移動が制限される。
位置決め部7を後ろ方向(Y軸正方向)に移動しようとした場合は、第2係合部80Aの上側の部分がフレーム体3Aに接触することで移動が制限される。位置決め部7Aを前方向(Y軸負方向)に移動する際には、図9Cに示すように、前後移動抑制部855を弾性変形させながら位置決め部7Aを前方にスライドさせることによって、前後移動抑制部855の下方に突出した部分の仮止めが外れる。そして、第2係合部80Aの左右方向に広く形成された下側の部分が、スリット部810の下に入り込む。
位置決め部7Aを前方向に移動し終えると、前後移動抑制部855が第2被係合部81Aに嵌り込む。これによって、前後方向(Y軸方向)の移動が制限される。これらにより、位置決め部7Aがフレーム体3Aに接続される。
このように、第2実施形態に係るタンクフレーム装置1Aでは、第2被係合部81Aは、第2係合部80Aが前後方向に移動可能となるように形成されるため、第2係合部80Aが前後方向に移動することによって、第2被係合部81Aと第1被係合部50との前後距離が変わるため、位置決めのパターンを更に増やすことができ、排水部材5の接続距離をより細かく調整することができる。
上述してきたように、第1および第2実施形態に係るタンクフレーム装置1,1Aによれば、位置決め部7,7Aは、排水部材5に形成された第1被係合部50と係合するとともに、位置決めがされた状態で第2被係合部81,81Aと第1被係合部50との前後距離がそれぞれ異なる第2係合部80,80Aが少なくとも2つ設けられているため、第2被係合部81,81Aに係合させる第2係合部80,80Aを変更することによって、位置決め部7,7Aと排水部材5の接触面積を確保しながら、排水部材5の接続距離を調整することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
T トイレ装置
1 タンクフレーム装置
2 壁掛用便器本体
20 便器
21 温水洗浄機能部
3 フレーム体
4 排水口
5 排水部材
50 第1被係合部
6 パネル状部材
7 位置決め部
70 第1位置決め部材
700 下面(第1の面)
71 第2位置決め部材
710 上面(第2の面)
8 接続部
85 第1係合部
80 第2係合部
850 左右移動抑制部
855 前後移動抑制部
81 第2被係合部
810 スリット部
10 タンク本体
11 面板開口部
W1 壁部
F1 床面

Claims (5)

  1. 壁掛用便器本体が取り付けられる壁部の壁裏領域に配置されるタンク本体と、
    前記壁裏領域の床面に立設し、前記タンク本体を前記床面よりも高い位置に支持するフレーム体と、
    前記床面に形成された排水口と前記壁掛用便器本体とを接続する排水部材と、
    前記フレーム体に対して前記排水部材を位置決めする位置決め部と、
    を備え、
    前記位置決め部は、
    前記排水部材に形成された第1被係合部と係合する第1係合部と、
    前記位置決め部の第1の面と前記第1の面とは異なる第2の面とに設けられ、前記フレーム体に形成された第2被係合部と係合する複数の第2係合部と
    を備え、
    前記複数の第2係合部は、前記第1係合部との前後距離がそれぞれ異なる、タンクフレーム装置。
  2. 前記位置決め部は、
    前記排水部材を挟み込んだ状態で互いに係合する第1位置決め部材および第2位置決め部材を有し、
    前記第1位置決め部材は、前記第1の面を有し、
    前記第2位置決め部材は、前記第2の面を有する、請求項に記載のタンクフレーム装置。
  3. 前記第2被係合部は、
    前記第2係合部が前後方向に移動可能となるように形成される、請求項1に記載のタンクフレーム装置。
  4. 前記第1被係合部は、
    前記排水部材の前後方向における異なる位置に少なくとも2つ形成される、請求項1~のいずれか1つに記載のタンクフレーム装置。
  5. 請求項1~のいずれか1つに記載のタンクフレーム装置と、
    前記壁掛用便器本体と、
    を備える、トイレ装置。
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