JP7304242B2 - 板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成装置およびケガキ線情報生成方法 - Google Patents

板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成装置およびケガキ線情報生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、板金の溶接加工において、加工対象の板金にマーキングするケガキ線の情報を自動生成する、板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成装置およびケガキ線情報生成方法に関する。
板金の溶接加工を行う際には、母材となる板金上に、溶接する板金を配置して作業を行う(特許文献1参照)。その際、母材となる板金上に、溶接する板金の配置位置や溶接加工箇所を示すケガキ線を予め付しておくことで、正確に作業を行うことができる。
特開2015-213933号公報
上述したケガキ線を付す作業は、オペレータが設計図面から溶接指示を読み取り、溶接する板金に手動またはCAD/CAMにより書き込むことで行われる。しかし、これらの工程には多くの時間と労力が費やされ、作業効率が良くないという問題があった。
本発明は、溶接加工対象の板金に、溶接加工に用いるケガキ線を自動でマーキングするための情報を生成することが可能な、板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成装置およびケガキ線情報生成方法を提供することを目的とする。
本発明は、溶接加工対象の第1板金および第2板金の形状データを取得する板金形状データ取得部と、前記第1板金および前記第2板金の中で、前記溶接加工に用いるケガキ線をマーキングするマーキング面の情報を取得するマーキング面情報取得部と、前記溶接加工に関する情報を溶接属性情報として取得する溶接属性情報取得部と、前記第1板金に第2板金を溶接させるための溶接指示を取得すると、前記板金形状データ取得部で取得した第1板金または第2板金の形状データ内の、前記マーキング面情報取得部で取得したマーキング面上に、前記溶接属性情報取得部で取得した溶接属性情報に基づいて生成したケガキ線をマーキングした加工用形状データを生成する加工用形状データ生成部とを備え、前記マーキング面情報取得部は、前記第2板金の形状データの中から選択された溶接対象のエッジの情報を取得するとともに、前記第1板金と前記第2板金との接続形態を示す継手タイプを判定し、前記エッジの情報および前記継手タイプに基づいて前記マーキング面を決定することを特徴とする板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成装置を提供する。
また、本発明は、溶接加工対象の第1板金および第2板金の形状データを取得し、前記第2板金の形状データの中から選択された溶接対象のエッジの情報を取得するとともに、前記第1板金と前記第2板金との接続形態を示す継手タイプを判定し、前記エッジの情報および前記継手タイプに基づいて決定した、前記第1板金および前記第2板金の中で、前記溶接加工に用いるケガキ線をマーキングするマーキング面の情報を取得し、前記溶接加工に関する溶接属性情報を取得し、前記第1板金に第2板金を溶接させるための溶接指示を取得すると、前記第1板金または前記第2板金の形状データ内の前記マーキング面上に、前記溶接属性情報に基づいて生成したケガキ線をマーキングした加工用形状データを生成することを特徴とする板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成方法を提供する。
本発明の板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成装置およびケガキ線情報生成方法によれば、溶接加工対象の板金に、溶接加工に用いるケガキ線を自動でマーキングするための情報を生成することができる。
一実施形態のケガキ線情報生成装置を用いた板金加工システムの構成を示す全体図である。 一実施形態のケガキ線情報生成装置で実行される、ケガキ線をワークにマーキングするためのNCデータを生成する処理を示すフローチャートである。 (a)、(b)は、一実施形態のケガキ線情報生成装置の表示部に表示された溶接加工対象のワークの3D形状データを示す図である。 一実施形態のケガキ線情報生成装置で実行される継手タイプの判定処理を示すフローチャートである。 一実施形態のケガキ線情報生成装置で実行される継手タイプの判定処理を示すフローチャートである。 (a)~(d)は、一実施形態のケガキ線情報生成装置で判定される継手タイプを示す説明図である。 (a)~(d)は、一実施形態のケガキ線情報生成装置で判定される継手タイプを示す説明図である。 一実施形態のケガキ線情報生成装置で実行されるケガキ線のマーキング面の決定処理を示すフローチャートである。 一実施形態のケガキ線情報生成装置で利用される溶接属性情報の詳細に関する説明図である。 (a)~(d)は、ケガキ線情報生成装置で使用されるケガキ線のマーキングタイプを示す説明図である。 (a)、(b)は、ケガキ線情報生成装置で生成された情報に基づいて、すみ肉タイプで溶接されるワークにマーキングタイプAによりケガキ線がマーキングされた状態を示す3D形状データの一例である。 (a)、(b)は、ケガキ線情報生成装置で生成された情報に基づいて、重ねタイプで溶接されるワークにマーキングタイプAによりケガキ線がマーキングされた状態を示す3D形状データの一例である。 (a)、(b)は、ケガキ線情報生成装置で生成された情報に基づいて、すみ肉タイプで溶接されるワークにマーキングタイプCによりケガキ線がマーキングされた状態を示す3D形状データの一例である。 (a)、(b)は、ケガキ線情報生成装置で生成された情報に基づいて、重ねタイプで溶接されるワークにマーキングタイプCによりケガキ線がマーキングされた状態を示す3D形状データの一例である。 (a)、(b)は、ケガキ線情報生成装置で生成された情報に基づいて、突き合わせタイプで溶接されるワークにマーキングタイプCによりケガキ線がマーキングされた状態を示す3D形状データの一例である。
以下、一実施形態による板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成装置を用いた板金加工システムについて、添付図面を参照して説明する。本実施形態の板金加工システムでは、母材となる第1板金(ワークW1)の所定位置に他の第2板金(ワークW2)を溶接する際に用いるケガキ線の情報を生成して、ワークW1およびW2にマーキングを行う。
〈一実施形態による板金加工システムの構成〉
図1において、板金加工システム1は、ケガキ線情報生成装置としての情報処理端末10と、NC装置20と、レーザ加工機30と、溶接機40とを備える。情報処理端末10はCAD/CAMシステムを搭載し、CPU11と、入力部12と、表示部13とを有する。
CPU11は、板金形状データ取得部111と、マーキング面情報取得部112と、溶接属性情報取得部113と、加工用形状データ生成部114と、NCデータ生成部115とを有する。
板金形状データ取得部111は、溶接加工対象のワークW1およびW2の形状データとして、3面図等の2Dデータおよび3D形状データを取得する。
マーキング面情報取得部112は、溶接加工対象のワークW1およびW2の中で、ケガキ線をマーキングする面の情報を取得する。
溶接属性情報取得部113は、実施する溶接加工に関する詳細情報を溶接属性情報として取得する。溶接属性情報としては、始点オフセット長、終点オフセット長、連続/断続情報、ピッチ、溶接長、個数、脚長、マーキングタイプ、および溶接種類の情報の少なくともいずれかが含まれる。これらの情報の詳細については後述する。
加工用形状データ生成部114は、板金形状データ取得部111で取得された情報と、マーキング面情報取得部112で取得された情報と、溶接属性情報取得部113で取得された情報とから、所定ワークの所定面にケガキ線をマーキングした、加工用の形状データを生成する。
NCデータ生成部115は、加工用形状データ生成部114で生成された加工用の形状データに基づいて、レーザ加工機30で所定ワークの所定面にケガキ線をマーキングするためのNCデータ(加工プログラム)を生成する。
入力部12は、オペレータによる操作内容をCPU11に入力する。表示部13は、CPU11による動作内容を表示する。
NC装置20は、NCデータ生成部115で生成されたNCデータに基づいて所定ワークの所定面にケガキ線をマーキングするよう、レーザ加工機30を制御する。またNC装置20は、マーキングされたケガキ線を用いて、ワークW1の所定位置にワークW2を溶接加工するよう、溶接機40を制御する。
〈一実施形態による板金加工システムの動作〉
本実施形態による板金加工システム1により、ワークW1の所定位置に、ワークW2の所定フランジを溶接加工するために用いるケガキ線をマーキングする際の動作について、図2~図14を参照して説明する。図2は、情報処理端末10が、当該ケガキ線をワークW1、W2にマーキングするためのNCデータを生成する処理を示すフローチャートである。
まず、オペレータの操作により、情報処理端末10の入力部12から、ワークW1およびワークW2の形状を示す2Dデータおよび3D形状データが入力される。入力されたデータは、板金形状データ取得部111で取得される(S1)。これらの2Dデータおよび3D形状データには、溶接加工位置を含む溶接加工に関する詳細内容を示す溶接指示情報が、所定のJIS記号、図形、またはテキスト文字等の情報で記載されている。
次に、オペレータがワークW1にワークW2を溶接するための溶接指示操作を行うと、溶接により組み合わせられた状態のワークW1およびワークW2の3D形状データが表示部13に表示される。表示された3D形状データの一例を図3(a)に示す。図3(a)に示す3D形状データでは、所定の板厚を有するワークW1の広域平面上に、同様の形状のワークW2の広域平面が垂直に重なるように組み合わせられた状態で表示されている。
次に、マーキング面情報取得部112において、表示された3D形状データの中から、母材(ワークW1)への溶接対象となるワークW2のエッジが選択される。以降、当該エッジを「選択エッジE」と記載する。図3(b)に、3D形状データ中の選択エッジEを太線で示す。このエッジ部分の選択は、オペレータが手動で入力部12からの操作で行ってもよいし、マーキング面情報取得部112が2Dデータまたは3D形状データ内の溶接指示の情報を解析して自動で行ってもよい。
溶接対象の選択エッジEが選択されると、当該選択エッジEが所属しているワークW2のフランジが、ワークW2内の溶接対象フランジ(溶接フランジF2)として特定される。また、溶接時に選択エッジEが平面内にあるワークW1のフランジが、母材のワークW1内の溶接対象フランジ(母材フランジF1)として特定される(S3)。
母材フランジF1および溶接フランジF2の形状によっては、母材フランジF1の上面と溶接フランジF2の選択エッジEとの間に僅かな隙間が形成される場合もあるが、その距離が所定距離(例えば0.2mm)以内であれば「溶接時に選択エッジEが平面内にある」と判断される。
次に、マーキング面情報取得部112において、母材フランジF1と溶接フランジF2との接続形態を示す継手タイプが判定される(S4)。継手タイプの判定処理について、図4A、図4Bのフローチャート、図5、および図6を参照して説明する。
まず、ステップS3で特定された母材フランジF1と溶接フランジF2とが垂直に接しているか否かが判定される(S401)。垂直に接している場合には(S401の「YES」)、選択エッジEと母材フランジF1とがエッジのみで重なっているか否かが判定される(S402)。選択エッジEと母材フランジF1とがエッジのみで重なっている場合には(S402の「YES」、図5(a))、継手タイプは「両引きタイプ」と判定される(S403)。
ステップS402において、選択エッジEと母材フランジF1とがエッジのみが重なった状態ではない場合には(S402の「NO」)、母材フランジF1と溶接フランジF2とが、いずれか一方の板厚分オーバーラップして接しているか否かが判定される(S404)。いずれか一方の板厚分オーバーラップして接していない場合(S404の「NO」、図5(b))には、「半掛けタイプ」と判定される(S405)。
ステップS404において、いずれか一方の板厚分オーバーラップして接している場合には(S404の「YES」)、溶接フランジF2の選択エッジEまたは選択エッジEに板厚部分を介して対向するエッジが、母材フランジF1内のエッジと共有するか否かが判定される(S406)。溶接フランジF2内の該当するエッジが母材フランジF1内のエッジと共有する場合には(S406の「YES」、図5(c))、「片引きタイプ」と判定される(S407)。
ステップS406において、溶接フランジF2内の該当するエッジが母材フランジF1内のエッジと共有しない場合には(S406の「NO」)、「すみ肉タイプ」と判定される(S408、図5(d))。
ステップS401において、母材フランジF1と溶接フランジF2とが垂直に接していないと判定された場合には(S401の「NO」)、母材フランジF1と溶接フランジF2とが平行な状態で接しているか否かが判定される(S409)。平行な状態で接している場合には(S409の「YES」)、母材フランジF1の板厚部分と溶接フランジF2との板厚部分とがオーバーラップして接しているか否かが判定される(S410)。
板厚部分同士がオーバーラップして接しており(S410の「YES」)、選択エッジEが母材フランジF1の板厚方向の辺ではなく広域平面を構成する長方形の一辺である場合には(S411の「YES」、図6(a))、「突き合わせタイプ」と判定される(S412)。ステップS411において選択エッジEが母材フランジF1の板厚方向の辺である場合には(S411の「NO」、図6(b))、「へりタイプ」と判定される(S413)。
ステップS410において、母材フランジF1と溶接フランジF2とが板厚部分でオーバーラップせず、広域平面でオーバーラップして接している場合には(S410の「NO」)、選択エッジEと母材フランジF1のエッジとが重なっているか否かが判定される(S414)。選択エッジEと母材フランジF1のエッジとが重なっている場合には(S414の「YES」、図6(c))、「へりタイプ」と判定される(S413)。選択エッジEと母材フランジF1のエッジとが重なっていない場合には(S414の「NO」、図6(d))、「重ねタイプ」と判定される(S415)。
図2のフローチャートに戻り、ステップS4で判定された継手タイプに基づいて、マーキング面情報取得部112において、母材フランジF1および溶接フランジF2内のケガキ線のマーキング面が決定される(S5)。ケガキ線のマーキング面の決定処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS4で判定された継手タイプが「すみ肉タイプ」または「重ねタイプ」である場合には(S501の「YES」)、母材フランジF1の表側(上側)の広域平面がマーキング面として決定される(S502)。
判定された継手タイプが「片引きタイプ」または「半掛けタイプ」であり(S501の「NO」→S503の「YES」)、選択エッジEが母材フランジF1と溶接フランジF2とで形成される直角の内側にある場合には(S504の「YES」)、母材フランジF1の表側(直角の内側)の広域平面がマーキング面として決定される(S502)。
継手タイプが「両引きタイプ」であり(S504の「NO」→S505の「YES」)、選択エッジEが母材フランジF1と溶接フランジF2とで形成される直角の内側にある場合には(S506の「YES」)、母材フランジF1および溶接フランジF2の表側(直角の内側)の広域平面がマーキング面として決定される(S507)。
継手タイプが「突き合わせタイプ」である場合には(S505の「YES」→S508の「YES」)、母材フランジF1および溶接フランジF2の表側(上側)の広域平面がマーキング面として決定される(S507)。
ステップS504あるいははステップS506において選択エッジEが母材フランジF1と溶接フランジF2とで形成される直角の外側にあると判定された場合(S504の「NO」、S506の「NO」)、または、継手タイプが「すみ肉タイプ」、「重ねタイプ」、「片引きタイプ」、「半掛けタイプ」、「両引きタイプ」、「突き合わせタイプ」以外の場合には(S508の「NO」)、マーキング面はなしと判定される(S509)。
図2のフローチャートに戻り、決定されたマーキング面の情報がマーキング面情報取得部112で取得されると、溶接属性情報取得部113において、当該溶接加工に関する詳細情報が溶接属性情報として取得される(S6)。取得される溶接属性情報の詳細について、図8を参照して説明する。
溶接属性情報としては例えば、始点オフセット長G、終点オフセット長H、連続/断続情報I、ピッチJ、溶接長K、個数L、脚長M、および溶接種類情報Nが取得される。始点オフセット長Gは、選択エッジEの中で母材フランジF1と共有せず溶接処理の対象外となる両端部のうち、溶接開始位置方向の端部の長さを示し、終点オフセット長Hは、溶接終了位置方向の端部の長さを示す。始点オフセット長Gおよび終点オフセット長Hは、板金形状データ取得部111で取得されたワークW1およびワークW2の形状データに基づいて自動で算出される。
連続/断続情報Iは、溶接加工を、連続した線状で行うかまたは、所定長ごとに断続的に行うかを示す情報である。図8は、選択エッジE内に太線で示すように、断続的に溶接加工を行う場合の例を示す。ピッチJは、溶接加工を断続的に行う場合の、溶接部分の間隔を示す。溶接長Kは、溶接加工を断続的に行う場合の、各溶接部分の作業進行方向の長さを示す。個数Lは、溶接加工を断続的に行う場合の、溶接部分の個数である。脚長Mは、溶接部分の作業進行方向に垂直な方向の長さ、つまり溶接部分の幅である。溶接種類情報Nは、当該溶接加工に用いる溶接機の種類を含む情報である。
これらの連続/断続情報I、ピッチJ、溶接長K、個数L、脚長M、および溶接種類情報Nは、オペレータからの入力操作により取得してもよいし、板金形状データ取得部111で取得された2Dデータまたは3D形状データ内の溶接指示の情報を解析して取得してもよい。
次に、オペレータの操作により、ケガキ線のマーキング形状を示すマーキングタイプが選択される。本実施形態においてマーキングタイプは、図9(a)~(d)に示す4つのタイプA~Dから選択される。
図9(a)に示すマーキングタイプAでは、溶接部分ごとの溶接長Kのみを点線で示す。図9(b)に示すマーキングタイプBでは、溶接部分ごとの溶接長Kおよび脚長M(溶接幅)を点線で示す。図9(c)に示すマーキングタイプCでは、溶接部分ごとの溶接長Kおよび脚長M(溶接幅)を点線で示すとともに、溶接フランジF2の位置決めに用いる位置決め線Pを実線で示す。図9(d)に示すマーキングタイプDでは、図9(c)の溶接幅内のエリアに溶接加工に関する情報、例えば脚長が5mmであることを示す「5」のテキスト情報を示す。選択されたマーキングタイプの情報は、加工用形状データ生成部114で取得される。
加工用形状データ生成部114では、板金形状データ取得部111で取得された2Dデータおよび3D形状データ内の、マーキング面情報取得部112で取得されたマーキング面上に、溶接属性情報取得部113で取得された溶接属性情報および選択されたマーキングタイプに基づいてケガキ線がマーキングされた加工用の形状データが生成される(S8)。
生成された加工用形状データの表示例を、図10~図14を参照して説明する。図10(a)は、母材フランジF1と溶接フランジF2とがすみ肉タイプで接続される場合に、母材の母材フランジF1にマーキングタイプAでケガキ線がマーキングされて表示された状態を示す。図10(b)は、図10(a)の3D形状データのうち、ケガキ線がマーキングされた母材フランジF1のみが表示された状態を示す。
図11(a)は、母材フランジF1と溶接フランジF2とが重ねタイプで接続される場合に、母材の母材フランジF1にマーキングタイプAでケガキ線がマーキングされて表示された状態を示す。図11(b)は、図11(a)の3D形状データのうち、ケガキ線がマーキングされた母材フランジF1のみが表示された状態を示す。
図12(a)は、母材フランジF1と溶接フランジF2とがすみ肉タイプで接続される場合に、母材の母材フランジF1にマーキングタイプCでケガキ線がマーキングされて表示された状態を示す。図12(b)は、図12(a)の3D形状データのうち、ケガキ線がマーキングされた母材フランジF1のみが表示された状態を示す。
図13(a)は、母材フランジF1と溶接フランジF2とが重ねタイプで接続される場合に、母材の母材フランジF1にマーキングタイプBでケガキ線がマーキングされて表示された状態を示す。図13(b)は、図13(a)の3D形状データのうち、ケガキ線がマーキングされた母材フランジF1のみが表示された状態を示す。
図14(a)は、母材フランジF1と溶接フランジF2とが突き合わせタイプで接続される場合に、母材フランジF1およびF2にマーキングタイプBでケガキ線がマーキングされて表示された状態を示す。図14(b)は、図14(a)のようにケガキ線がマーキングされた母材フランジF1およびF2が、分離されて表示された状態を示す。
このようにケガキ線がマーキングされた加工用形状データが生成されると、NCデータ生成部115により、生成された加工用の形状データに基づいてレーザ加工機30でワークW1にケガキ線をマーキングするためのNCデータが生成される(S9)。
生成されたNCデータはNC装置20によりレーザ加工機30に送信され、当該NCデータに基づいて、該当するワークW1およびワークW2に対し、レーザ光によりケガキ線がマーキングされる。そして、マーキングされたケガキ線が用いられて、溶接機40においてNC装置20の制御により、ワークW1にワークW2を溶接する加工作業が行われる。
以上の実施形態によれば、溶接加工に用いるケガキ線の情報を生成し、溶接加工対象のワークに自動でマーキングすることができる。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 板金加工システム
10 情報処理端末
11 CPU
12 入力部
13 表示部
20 NC装置
30 レーザ加工機
40 溶接機
111 板金形状データ取得部
112 マーキング面情報取得部
113 溶接属性情報取得部
114 加工用形状データ生成部
115 NCデータ生成部

Claims (3)

  1. 溶接加工対象の第1板金および第2板金の形状データを取得する板金形状データ取得部と、
    前記第1板金および前記第2板金の中で、前記溶接加工に用いるケガキ線をマーキングするマーキング面の情報を取得するマーキング面情報取得部と、
    前記溶接加工に関する溶接属性情報を取得する溶接属性情報取得部と、
    前記第1板金に第2板金を溶接させるための溶接指示を取得すると、前記板金形状データ取得部で取得した第1板金または第2板金の形状データ内の、前記マーキング面情報取得部で取得したマーキング面上に、前記溶接属性情報取得部で取得した溶接属性情報に基づいて生成したケガキ線をマーキングした加工用形状データを生成する加工用形状データ生成部とを備え
    前記マーキング面情報取得部は、前記第2板金の形状データの中から選択された溶接対象のエッジの情報を取得するとともに、前記第1板金と前記第2板金との接続形態を示す継手タイプを判定し、前記エッジの情報および前記継手タイプに基づいて前記マーキング面を決定する、ことを特徴とする板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成装置。
  2. 前記溶接属性情報は、前記第2板金の溶接対象のエッジ内で溶接処理の対象外となる両端部のうち、溶接開始位置方向の端部の長さを示す始点オフセット長、溶接終了位置方向の端部の長さを示す終点オフセット長、溶接加工を連続した線状で行うかまたは断続的に行うかを示す連続/断続情報、溶接加工を断続的に行う場合の溶接部分の間隔を示すピッチ、溶接部分の長さを示す溶接長、溶接部分の個数、溶接部分の幅を示す脚長、溶接機の種類を示す溶接種類情報、およびケガキ線のマーキング形状を示すマーキングタイプの少なくともいずれかの情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成装置。
  3. 溶接加工対象の第1板金および第2板金の形状データを取得し、
    前記第2板金の形状データの中から選択された溶接対象のエッジの情報を取得するとともに、前記第1板金と前記第2板金との接続形態を示す継手タイプを判定し、前記エッジの情報および前記継手タイプに基づいて決定した、前記第1板金および前記第2板金の中で、前記溶接加工に用いるケガキ線をマーキングするマーキング面の情報を取得し、
    前記溶接加工に関する溶接属性情報を取得し、
    前記第1板金に第2板金を溶接させるための溶接指示を取得すると、前記第1板金または前記第2板金の形状データ内の前記マーキング面上に、前記溶接属性情報に基づいて生成したケガキ線をマーキングした加工用形状データを生成することを特徴とする板金の溶接加工に用いるケガキ線情報生成方法。
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