JP7257298B2 - バックゲージの突き当て部材位置決め装置およびバックゲージの突き当て部材位置決め方法 - Google Patents

バックゲージの突き当て部材位置決め装置およびバックゲージの突き当て部材位置決め方法 Download PDF

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Description

本発明は、様々な形状の板金に対して突き当て部材の位置決めを容易に行うことが可能な、バックゲージの突き当て部材位置決め装置およびバックゲージの突き当て部材位置決め方法に関する。
プレスブレーキ等の折り曲げ加工機は、折り曲げようとする板金(ワーク)の奥側端部をバックゲージに設けられた突き当て部材に突き当てた状態で、当該ワークを所定位置で折り曲げる。その際、ワークが安定した状態で突き当てられるように、ワークの形状に応じて突き当て部材の位置決めを適切に行う必要がある。
特開2002-18525号公報
上述した突き当て部材の位置決めを簡易に行うため、ワークの形状から自動的に突き当て部材の設定位置を算出する装置が用いられている。この装置は、ワークの突き当て側の形状が、突き当て部材の突き当て面に平行な直線状である場合に、適切に突き当て部材の設定位置を算出することができる。
しかし、ワークの突き当て側が、突き当て部材の突き当て面に平行でない直線または曲線を含む複雑な形状である場合は、上述した装置で適切に突き当て部材の設定位置を自動算出することができない。そのため、オペレータがワークの形状に基づいて手動で設定位置を決定する必要があり、手間がかかるという問題があった。
本発明は、様々な形状の板金に対して、突き当て部材の位置決めを適切且つ容易に行うことが可能な、バックゲージの突き当て部材位置決め装置およびバックゲージの突き当て部材位置決め方法を提供することを目的とする。
本発明は、折り曲げ加工対象の板金の形状データを取得する板金形状データ取得部と、前記板金形状データ取得部で取得された形状データに対し、前記板金の折り曲げ加工を行うバックゲージの突き当て部材に関する左右方向の位置が決定されると、当該左右方向の位置および前記形状データに基づいて、前記突き当て部材の前後方向の位置を決定する前後方向位置決定部とを備えるバックゲージの突き当て部材位置決め装置を提供する。
また、本発明は、折り曲げ加工対象の板金の形状データを取得し、取得した形状データに対し、前記板金の折り曲げ加工を行うバックゲージの突き当て部材に関する左右方向の位置が決定されると、当該左右方向の位置および前記形状データに基づいて、前記突き当て部材の前後方向の位置を決定するバックゲージの突き当て部材位置決め方法を提供する。
本発明のバックゲージの突き当て部材位置決め装置およびバックゲージの突き当て部材位置決め方法によれば、様々な形状の板金に対して、突き当て部材の位置決めを適切且つ容易に行うことができる。
一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置を用いた板金加工システムの構成を示す全体図である。 一実施形態の突き当て部材位置決め装置に設けられたバックゲージの外観斜視図である。 一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置を用いた板金加工システムの構成を示すブロック図である。 一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置を用いた加工プログラム生成装置で実行される曲げ加工プログラムの生成処理を示すフローチャートである。 一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置を用いた加工プログラム生成装置で実行される曲げ加工プログラムの生成処理を示すフローチャートである。 (a)~(c)は、一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置を用いた加工プログラム生成装置で表示された、ワークの上面図および突き当て部材に対応する図形を示す画面構成図である。 一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置で位置決めされるクランプ型の突き当て部材の形状を示す外観斜視図である。 一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置で、第1L軸位置決定処理により突き当て部材のL軸方向の位置を決定する際の処理を示すフローチャートである。 (a)~(c)は、一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置で、第1L軸位置決定処理によりクランプ型の突き当て部材のL軸方向の位置を決定する際の説明図である。 (a)は、一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置で位置決めされるピン型の突き当て部材の形状を示す外観斜視図であり、(b)は当該突き当て部材の上面図である。 (a)~(c)は、一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置で、第1L軸位置決定処理によりピン型の突き当て部材のL軸方向の位置を決定する際の説明図である。 一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置で、第2L軸位置決定処理により突き当て部材のL軸方向の位置を決定する際の処理を示すフローチャートである。 一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置で、第2L軸位置決定処理により突き当て部材のL軸方向の位置を決定する際の処理を示すフローチャートである。 (a)~(c)は、一実施形態のバックゲージの突き当て部材位置決め装置で、第2L軸位置決定処理により突き当て部材のL軸方向の位置を決定する際の説明図である。 段差を有する突き当て部材の形状を示す外観斜視図である。
以下、一実施形態によるバックゲージの突き当て部材位置決め装置を用いた板金加工システムについて、添付図面を参照して説明する。
〈一実施形態による板金加工システムの構成〉
図1において、板金加工システム1は、折り曲げ加工機(プレスブレーキ)10と、データ管理サーバ20と、バックゲージの突き当て部材位置決め装置としての加工プログラム生成装置30と、NC装置40とを備える。
プレスブレーキ10は、加工対象のワークWを所定位置で折り曲げる装置であり、下部テーブル11に取り付けられたダイ12と、上部テーブル13に取り付けられ、上部テーブル13と共に昇降動作が可能なパンチ14と、ダイ12とパンチ14と間の空間の奥方に設置されたバックゲージ15とを備える。
図2はバックゲージ15の外観斜視図であり、バックゲージ15には、ダイ12上に配置されたワークWの前後方向(L1-L2で示される奥行きのL軸方向)の位置を位置決めするための第1突き当て部材151-1および第2突き当て部材151-2が設けられている。本実施形態では第1突き当て部材151-1および第2突き当て部材151-2は、一体としてL1-L2方向に移動可能であるとともに、それぞれが左右方向(Y1-Y2で示されるY軸方向)および前後方向(LS1-LS2で示されるL軸方向)に独立して移動可能に設けられている。ここで、プレスブレーキ10の手前方向をL1(LS1)方向、奥方向をL2(LS2)方向とし、プレスブレーキ10を見て左方向をY1方向、右方向をY2方向とする。
このように構成されたプレスブレーキ10において、ワークWの奥側端部が第1突き当て部材151-1および第2突き当て部材151-2に突き当てられて、ワークWがダイ12上で位置決めされる。この状態でパンチ14を下降させると、パンチ14とダイ12とによってワークWが挟み込まれて折り曲げられる。
データ管理サーバ20および加工プログラム生成装置30の詳細な構成について、図3のブロック図を参照して説明する。データ管理サーバ20は、ワーク形状データ記憶部21と、加工プログラム記憶部22と、第1CPU23とを有する。ワーク形状データ記憶部21は、加工対象のワークWの形状データを記憶する。加工プログラム記憶部22は、ワークWの折り曲げ加工を行う際の曲げ線の位置情報と、第1突き当て部材151-1および第2突き当て部材151-2の設定位置情報とを含む、加工プログラム情報を記憶する。
第1CPU23は、加工プログラム生成装置30またはNC装置40からの指示に基づいて、ワーク形状データ記憶部21に記憶されたワークWの形状データの読み出し処理を行う。また第1CPU23は、加工プログラム生成装置30またはNC装置40からの指示に基づいて、加工プログラム記憶部22への加工プログラム情報の書き込み処理および呼び出し処理を行う。
加工プログラム生成装置30は、操作情報入力部31と、第2CPU32と、表示部33とを有する。操作情報入力部31は、ワークWの加工プログラム情報の生成に関するオペレータの操作情報を入力する。
第2CPU32は、板金形状データ取得部としてのワーク形状データ取得部321と、前後方向位置決定部としてのL軸方向位置決定部322と、加工プログラム生成部323とを有する。ワーク形状データ取得部321は、データ管理サーバ20から加工対象のワークWのワーク形状データを取得する。L軸方向位置決定部322は、取得したワーク形状データ上で、ワークWを突き当てさせるための第1突き当て部材151-1および第2突き当て部材151-2のL軸方向の位置を決定する。加工プログラム生成部323は、L軸方向位置決定部322で決定された突き当て部材151-1、151-2のL軸方向の位置の情報を用いてワークWの折り曲げ加工プログラムを生成し、データ管理サーバ20に送信する。
表示部33は表示画面を有するディスプレイ装置であり、第2CPU32により処理された情報を表示する。
NC装置40は、データ管理サーバ30からワークWの加工プログラム情報を取得し、取得した加工プログラム情報に基づいてプレスブレーキ10を制御する。
〈一実施形態による板金加工システムの動作〉
次に、本実施形態による板金加工システム1の動作について、図4~図13を参照して説明する。図4A、図4Bは、加工プログラム生成装置30で、ワークWの曲げ加工を行うための曲げ加工プログラムを生成する処理を示すフローチャートである。図5(a)~(c)は、当該処理中に加工プログラム生成装置30の表示部33に表示される画面構成図の一例である。
まず、オペレータが、加工プログラム生成装置30の操作情報入力部31でワークWの曲げ加工プログラムの生成を指示する操作を行うと(S1の「YES」)、当該操作の情報が第2CPU32で取得される。
第2CPU32は、取得した操作情報に基づいて、ワーク形状データ取得部321からデータ管理サーバ20に当該ワークWのワーク形状データを要求する。データ管理サーバ20では、当該要求に基づいて第1CPU23が該当するワークWのワーク形状データをワーク形状データ記憶部21から読み出し、加工プログラム生成装置30に送信する。
加工プログラム生成装置30では、データ管理サーバ20から送信されたワーク形状データがワーク形状データ取得部321で取得され、加工プログラム生成部323に送出される(S2)。
また、ワーク形状データ取得部321で取得されたワーク形状データが表示部33に送出され、図5(a)に示すように、ワークWの上面図が表示されるとともに、第1突き当て部材151-1に対応する図形B1および第2突き当て部材151-2に対応する図形B2が表示される。
次に、オペレータが操作情報入力部31で、当該ワークWに対して実行するn個の曲げ加工工程の情報およびその実行順序を設定する操作を行う(S3)。ワークWに対する曲げ加工工程の情報および実行順序が設定されると、第2CPU32により、各曲げ加工工程(1~n)に関する詳細設定がループ1の処理で実行される。
まず、実行順が最初の曲げ加工工程(1)に関し、オペレータの操作により、用いる金型の種類が選択される。また、表示部33に表示されたワーク形状データ上で、ワークWの曲げ位置(曲げ線C)が設定される(S4、図5(b))。さらに、ワークWの第1突き当て部材151-1および第2突き当て部材151-2に対する突き当て方向が指示される(S5)。ここでは、図5(b)に表示されているワークWの上方向が突き当て方向として指示されたものとする。
次に、オペレータが表示部33の画面上で、表示された図形B1を左右方向(Y軸方向)にワークWの所望の位置までドラッグ操作し、当該位置でドロップ操作を行ってY軸方向の位置を指定すると、加工プログラム生成部323により、第1突き当て部材151-1のY軸方向の位置が当該操作位置に決定される(S6、図5(c))。
Y軸方向の位置が決定されると、L軸方向位置決定部322により第1突き当て部材151-1に関し、ワークWの突き当て方向であるL軸方向の位置が決定される(S7)。L軸方向位置決定部322で実行される、第1突き当て部材151-1のL軸方向の位置決定処理について、第1L軸位置決定処理および第2L軸位置決定処理の2つの例を挙げて説明する。
[第1L軸位置決定処理]
第1L軸位置決定処理の一例について、図6~図8を参照して説明する。本処理で用いる突き当て部材151-1は、突き当て面が、曲げ線Cと平行でない直線や曲線を含んでいてもよい。ここでは、図6に示すようなクランプ型の突き当て部材151-1aを用いる場合について説明する。このクランプ型の突き当て部材151-1aは、突き当て側(下側)の一部に、R形状部分K1、K2および切り欠き部Jを有しており、R形状部分K1、K2、および突き当て側の平面部分K3が突き当て部として利用される。
図7は本処理の動作を示すフローチャートであり、図8(a)~(c)はその動作内容に関する説明図である。本処理ではまず、表示部33に表示されたワークW上面図のワーク形状データの中から、突き当て側のエッジ(輪郭)の形状データ部分Dが抽出される(S701、図8(a))。図8(a)内で、太実線で示す部分が、抽出された形状データ部分Dである。
次に、抽出された形状データ部分Dの中からさらに、位置決めされた第1突き当て部材151-1aの厚み内に属する突き当て可能な形状データ部分Eが抽出される(S702)。「突き当て部材の厚み内に属する」とは、ワークWの板厚の上端および下端が、突き当て部材151-1aの厚みの上端および下端内にあることを示す。ここでは、形状データ部分Dに該当するワークWの部分がすべて第1突き当て部材151-1aの厚み内に属しており、形状データ部分Dと同一部分が形状データ部分Eとして抽出される。
次に、抽出された形状データ部分Eの中からさらに、第1突き当て部材151-1aの図形B1aの幅Fに対応する形状データ部分Gが抽出される(S703、図8(b))。図8(b)内で、太実線で示す部分が、抽出された形状データ部分Gである。
次に、第1突き当て部材151-1aに対応する図形B1aをL軸方向にワーク形状データに近づけ、ステップS703で抽出された形状データ部分G内のいずれかの位置に突き当て面が最初に接するときの図形B1aの位置が、第1突き当て部材151-1aのL軸方向の位置として決定される(S704)。決定されたときの、ワークWの曲げ線Cから第1突き当て部材151-1aの図形B1aまでの距離の最小値が、L値として取得される(図8(c))。取得されたL値は、ワークWの曲げ加工プログラムの生成に用いられる。
また、突き当て部材が他の形状を有する場合の第1L軸位置決定処理の例について、図7、図9、図10を参照して説明する。ここでは、ピン型の突き当て部材151-1bを用いる場合について説明する。図9(a)は、本処理で用いる突き当て部材151-1bの外観斜視図であり、図9(b)はその上面図である。この突き当て部材151-1bは、基板Pに取り付けられた円柱状のピンQ1、Q2を有する形状で構成されている。この形状の突き当て部材151-1bでは、ピンQ1、Q2の外周面のうち、突き当て方向の半周に該当する部分(図9(b)の太実線部分)が、突き当て面として利用される。図10(a)~(c)は、本処理の動作内容に関する説明図である。
この形状の突き当て部材151-1bを用いて第1L軸位置決定処理を行う場合には、まずワーク形状データの中の突き当て側のエッジの形状データ部分Dが抽出され(S701、図10(a))、さらに第1突き当て部材151-1bの厚み内に属する突き当て可能な形状部分Eが抽出される(S702)。
次に、抽出された形状データ部分Eの中からさらに、第1突き当て部材151-1bの図形B1の幅Fに対応する形状データ部分Gが抽出される(S703、図10(b))。図10(b)内で、太実線で示す部分が、抽出された形状データ部分Gである。
次に、第1突き当て部材151-1bの図形B1bをL軸方向にワーク形状データに近づけ、ステップS703で抽出された形状データ部分G内のいずれかの位置にピンQ1、Q2の突き当て面が最初に接するときの図形B1bの位置が、第1突き当て部材151-1bのL軸方向の位置として決定される(S704)。決定されたときの、ワークWの曲げ線Cから第1突き当て部材151-1bの図形B1bまでの距離の最小値が、L値として取得される(図10(c))。
[第2L軸位置決定処理]
第2L軸位置決定処理について、図11および図12を参照して説明する。本処理で用いる突き当て部材151-1は、突き当て面が、曲げ線Cと平行な直線状に形成されていることを前提とする。ここでは、突き当て部材151-1として、例えば図5の図形B1、B2に対応するような、曲げ線Cと平行な直線状の突き当て面を有する直方体の突き当て部材151-1cを用いる場合について説明する。
図11Aおよび図11Bは本処理の動作を示すフローチャートであり、図12(a)~(c)はその動作内容に関する説明図である。本処理ではまず、表示部33に表示されたワークW上面図のワーク形状データの中から、突き当て側のエッジ(輪郭)の形状データ部分Dが抽出される(S711、図12(a))。図12(a)内で、太実線で示す部分が、抽出された形状データ部分Dである。
次に、抽出された形状データ部分Dの中からさらに、位置決めされた第1突き当て部材151-1cの厚み内に属する突き当て可能なワークWの形状データ部分Eが抽出される(S712)。ここでは、形状データ部分Dに該当するワークWの部分がすべて第1突き当て部材151-1cの厚み内に属しており、形状データ部分Dと同一部分が形状データ部分Eとして抽出される。
次に、抽出された形状データ部分Eの中からさらに、第1突き当て部材151-1cの図形B1cの、突き当て方向の面(突き当て面)の幅Fに対応する形状データ部分Gが抽出される(S713、図12(b))。図12(b)内で、太実線で示す部分が、抽出された形状データ部分Gである。
次に、抽出された形状データ部分G内に含まれる線(直線および曲線)がすべて(m個)抽出される(S714)。ここでは、図12(c)に示すように、3つの辺H1、H2、およびH3が抽出されている。
次に、抽出された辺H1、H2およびH3それぞれから、曲げ線Cからの距離で示されるL値の最大値(最大L値)が、ループ2の処理で取得される。
次に、処理対象の線が突き当て部材151-1cの突き当て面に平行な直線であれば(S715の「NO」→S716の「YES」)、曲げ線Cから当該直線までの距離が最大L値の候補として保持される(S717)。処理対象の線が突き当て部材151-1cの突き当て面に平行でない直線であれば(S715の「NO」→S716の「NO」)、当該直線内で、曲げ線Cからの距離の最大値が最大L値の候補として保持される(S718)。処理対象の線が曲線であれば(S715の「YES」)、当該曲線内で、曲げ線Cからの距離の最大値が最大L値の候補として取得され、保持される(S719)。
上述したステップS715~S719の処理は、ステップS714で抽出されたすべての線に対して実行される。ここでは、抽出された辺H1、H2、H3すべてが突き当て部材151-1cの突き当て面に平行でない直線であり、各線内で、曲げ線Cからの距離の最大値が最大L値の候補として保持される。
そして、各線に対して最大L値の候補が取得される都度、当該最大L値の候補が、既に保持した最大L値候補よりも大きいか否かが判定される(S720)。そして、既に保持した最大L値候補よりも大きいと判定した場合には(S720の「YES」)、新たに取得した値を最大L値候補に更新して保持する(S721)。
このようにして実行されたループ2の処理が完了したときに最大L値候補として保持されている値が、第1突き当て部材151-1cに対する最大L値として確定される。ここでは、線H2および線H3から判定された同値の最大L値候補が、第1突き当て部材151-1cに対する最大L値として確定される。そして、抽出された形状データ部分Gの中で、曲げ線Cからの距離が最長である最大L値の位置に第1突き当て部材151-1cの突き当て面Eが設置されるように、第1突き当て部材151-1cのL軸方向の位置が決定される(S722)。
図4Bのフローチャートに戻り、第2突き当て部材151-2に関しても、同様にY軸方向の位置およびL軸方向の位置が決定される(S8、S9)。
そして、各曲げ加工工程に関して決定された、第1突き当て部材151-1のY軸方向の位置およびL軸方向の位置と、第2突き当て部材151-2のY軸方向の位置およびL軸方向の位置の情報を含む詳細設定情報を用いて、ワークWの曲げ加工プログラムが加工プログラム生成部323で生成される(S10)。
生成されたワークWの曲げ加工プログラムの情報はデータ管理サーバ20に送信され、第1CPU23により加工プログラム記憶部22に記憶される。そして、NC装置40において、加工プログラム記憶部22からワークWの折り曲げ加工プログラムの情報が読み出された後、プレスブレーキ10でワークWの曲げ加工が開始される。
その際、データ管理サーバ20から読み出された折り曲げ加工プログラムの情報に基づいて、所定順序で各曲げ加工工程が実行されるように、NC装置40によりプレスブレーキ10が制御される。各曲げ加工工程が実行される際には、当該曲げ加工プログラムの情報でそれぞれ設定されたY軸方向およびL軸方向の位置に第1突き当て部材151-1および第2突き当て部材151-2が移動され、ワークWの突き当てに用いられる。
以上の実施形態によれば、ワークの曲げ加工を行う際に、折り曲げ対象のワークが複雑な形状を有していても突き当て部材が適切な位置で位置決めされるように、曲げ加工プログラムを生成することができる。
上述した実施形態においては、突き当て部材151-1、151-2の位置決め操作に用いる表示情報として、加工プログラム生成装置30の表示部33に突き当て部材151-1、151-2に対応する図形とともに、ワークWの上面図を表示させる場合について説明した。しかし、これには限定されず、ワークWの展開図または3Dシミュレーション情報等を表示させてY軸の突き当て位置を指示し、L軸の突き当て位置を算出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、突き当て部材151-1、151-2のY軸方向の位置を、加工プログラム生成装置30の表示部33の画面上でオペレータが行う操作により決定する場合について説明した。しかし、これには限定されず、オペレータが突き当て部材のY軸方向の移動先を示す数値を入力し、これに基づいて位置決めを行うようにしてもよい。
また、突き当て部材は、図13に示すように、上下方向に段差を有する形状で形成してもよい。図13のように段差を有するクランプ形状の突き当て部材の場合、上段部のR形状部分L1、L2、および突き当て側の平面部分L3と、下段部のR形状部分L4、L5、および突き当て側の平面部分L6のいずれかにワークが接触するように、突き当て部材の位置が決定される。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 板金加工システム
10 折り曲げ加工機(プレスブレーキ)
11 下部テーブル
12 ダイ
13 上部テーブル
14 パンチ
15 バックゲージ
20 データ管理サーバ
21 ワーク形状データ記憶部
22 加工プログラム記憶部
23 第1CPU
30 加工プログラム生成装置
31 操作情報入力部
32 第2CPU
33 表示部
151-1、151-2 突き当て部材
321 ワーク形状データ取得部
322 L軸方向位置決定部
323 加工プログラム生成部

Claims (5)

  1. 折り曲げ加工対象の板金の形状データを取得する板金形状データ取得部と、
    前記板金形状データ取得部で取得された形状データに対し、前記板金の折り曲げ加工を行うバックゲージの突き当て部材に関する左右方向の位置が決定されると、当該左右方向の位置および前記形状データに基づいて、前記突き当て部材の前後方向の位置を決定する前後方向位置決定部と
    を備えることを特徴とするバックゲージの突き当て部材位置決め装置。
  2. 前記前後方向位置決定部は、前記突き当て部材に関する左右方向の位置が決定されると、決定された位置にある突き当て部材の左右方向の幅に対応する、前記形状データの前記突き当て側の輪郭の形状データ部分を抽出し、抽出した形状データ部分の中の、予め設定された前記板金の折り曲げ位置を示す折り曲げ線からの距離が最長の位置に前記突き当て部材の突き当て側の面が設置されるように、前記突き当て部材の前後方向の位置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバックゲージの突き当て部材位置決め装置。
  3. 前記板金の形状データおよび前記突き当て部材に対応する図形を表示する表示部を有し、
    前記前後方向位置決定部は、前記突き当て部材に関する左右方向の位置を、前記表示部に表示された板金の形状データに対して決定された前記突き当て部材に対応する図形の位置に基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のバックゲージの突き当て部材位置決め装置。
  4. 前記突き当て部材は、直方体、切り欠き部を有するクランプ型の形状、上下方向に段差を有する形状、または、円柱状のピンを有する形状で構成される
    ことを特徴とする請求項1~3いずれか1項に記載のバックゲージの突き当て部材位置決め装置。
  5. 折り曲げ加工対象の板金の形状データを取得し、
    取得した形状データに対し、前記板金の折り曲げ加工を行うバックゲージの突き当て部材に関する左右方向の位置が決定されると、当該左右方向の位置および前記形状データに基づいて、前記突き当て部材の前後方向の位置を決定する
    ことを特徴とするバックゲージの突き当て部材位置決め方法。
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