JP2010182210A - ロボット教示プログラム修正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボット教示プログラムを教示修正するのに必要な時間等を大幅に削減する。
【解決手段】ロボット教示プログラム修正装置(1)は、ワーク(20)の画像を取得する撮像部(6)と、プログラム(13)の各教示点の三次元位置と撮像部により取得されたワークの画像とに基づいて、ワークの画像上における各教示点の二次元位置を計算する二次元位置計算部(11a)と、ワークの画像とワークの画像上における各教示点の二次元位置とを表示する表示部(5a)と、ワークの画像における明暗差に基づいてワークのバリ取り箇所を自動的に抽出する抽出部(11b)と、教示点の二次元位置が、バリ取り箇所に一致するように変更する教示点位置変更部(11c)と、変更後のワークの画像上における各教示点の二次元位置とロボット教示プログラムの各教示点とに基づいて、プログラムの各教示点の三次元位置を変更するプログラム変更部(11g)とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、ロボット教示プログラム、特にバリ取り加工用のロボット教示プログラムを修正するロボット教示プログラム修正装置に関する。
工場の製造ラインなどにおいては、ロボットが加工対象ワークのバリを除去することが広く知られている。具体的には、ロボットにバリ取り用の加工ツールを取付けると共に、加工対象ワークを所定位置に固定する。そして、加工ツールを所定圧力で加工対象ワークのバリ取り面に押圧しながらバリ取り面に沿って移動させてバリを除去している。
このようなロボットの動作は通常はコンピュータ制御されている。そして、ロボットのプログラムは、ワーク形状などに応じて事前に生成されている。例えば特許文献1においては、視覚センサにより得られた除去対象物の形状データ、CAD情報からの仕上げ部分の状態データを利用して、最適な仕上加工パラメータを導出することが開示されている。
さらに、特許文献2は、ワークの画像を表示するモニタ上の複数の位置をポインティングデバイスにより指定し、ポインティングデバイスにより指示された順番に従ってワークを加工するプログラムを作成することを開示している。
また、特許文献3は、ワークの画像からワーク形状を表す形状データを演算してワーク形状を検出し、ワーク形状の種類に応じて予め定めたロボットの作業工程に関する登録データと検出されたワーク形状とを参照し、所望の作業をロボットに指示するためのプログラムを生成することを開示している。
さらに、特許文献4は、ワーク画像より加工軌跡の位置座標を検出し、検出された加工軌跡の位置座標より教示点の位置座標を算出し、算出された教示点の連続性を基に姿勢ベクトルを算出するロボットの教示装置を開示している。
特許第3427389号明細書 特許第3450609号明細書 特許第3517529号明細書 特許第3543329号明細書
しかしながら、ワークのバリ取り箇所は、ワークのロットに応じて、またはワークの供給元に応じて異なる場合がある。また、操作者がワークの三次元モデルにおける加工線を指定した場合であっても、同様な理由によりバリ取り箇所が異なる場合もある。このような場合には、バリ取り作業を正確に行うためにロボットの教示プログラムを手動で修正する必要がある。
さらに、教示プログラムを修正した後においては、ロボットを実際に動作させて動作確認する必要がある。そして、修正後の教示プログラムでワークのバリ取り加工が良好に行えない場合、例えばバリ取り工具とワークとが干渉して加工できない場合には、バリ取りが正確に行えるのを確認できるまで、教示プログラムを繰返し修正していた。このため、教示プログラムの修正作業とその確認作業には多大な時間を必要としていた。
さらに、ロボットに取付けられた撮像部、例えばカメラによりワークを撮像する場合には、ワークを撮像する位置を決定するために、ロボットの位置姿勢をジョグ送りなどで微調整して教示する必要がある。このようなことは操作者にとって煩雑であり、また時間を多大に消費することとなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ロボット教示プログラムを教示修正するのに必要とされる時間および工数を大幅に削減することのできるロボット教示プログラム修正装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、加工対象ワークをツールによりバリ取り加工するロボットのためのロボット教示プログラムを修正するロボット教示プログラム修正装置において、前記加工対象ワークの画像を取得する撮像部と、バリ取り加工用の前記ロボット教示プログラムに含まれる各教示点の三次元位置と前記撮像部により取得された前記加工対象ワークの画像とに基づいて、前記加工対象ワークの画像上における前記各教示点の二次元位置を計算する二次元位置計算部と、前記加工対象ワークの画像と、前記二次元位置計算部により計算された前記加工対象ワークの画像上における前記各教示点の二次元位置とを表示する表示部と、前記加工対象ワークの画像における明暗差に基づいて前記加工対象ワークのバリ取り箇所を自動的に抽出する抽出部と、前記加工対象ワークの画像上に表示された前記教示点の二次元位置が、前記抽出部により抽出された前記バリ取り箇所に一致するように変更する教示点位置変更部と、該教示点位置変更部により変更された前記加工対象ワークの画像上における前記各教示点の二次元位置と前記ロボット教示プログラムに含まれる前記各教示点とに基づいて、前記ロボット教示プログラムに含まれる前記各教示点の三次元位置を変更するプログラム変更部とを具備する、ロボット教示プログラム修正装置が提供される。
すなわち1番目の発明においては、各教示点の位置が加工対象ワークの画像におけるバリ取り箇所に一致するように自動的に変更され、変更後における各教示点の位置がロボット教示プログラムに保存される。このため、ロボット教示プログラムを教示修正するのに必要とされる時間および工数を大幅に削減することができる。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、さらに、少なくとも一つの前記教示点が前記バリ取り箇所に一致するように変更されるように前記教示点の変更後の位置を指定する位置指定部を含む。
すなわち2番目の発明においては、各教示点の位置が加工対象ワークの画像におけるバリ取り箇所に一致するように操作者が手動により容易に変更できる。これにより、ロボット教示プログラムを教示修正するのに必要とされる時間および工数をさらに削減できる。なお、入力部は、キーボードまたはマウス、もしくは教示操作盤である。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、さらに、前記表示部に表示された前記教示点のうちの隣接する二つの教示点を指定する指定部と、該指定部により指定された二つの教示点の間に少なくとも一つの追加教示点を配置する教示点追加部と、を具備し、前記プログラム変更部は前記追加教示点の三次元位置を計算して前記ロボット教示プログラムに前記追加教示点を追加する。
すなわち3番目の発明においては、教示点の数が不足する場合に追加教示点を容易に配置できる。その結果、ワークの形状に応じて、より適切なバリ取り加工が可能となる。なお、追加教示点の数は、操作者が選択できるものとする。また、指定部は、例えばマウスである。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、さらに、前記ロボット教示プログラムをシミュレーションするシミュレーション部を具備し、前記表示部は、前記シミュレーション部により得られたロボットの軌跡を表示する。
すなわち4番目の発明においては、シミュレーションにより得られたバリ取り加工の軌跡を表示するので、加工対象ワークのバリ取り箇所を適切にバリ取り加工できるか否かを事前に確認することができる。
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記表示部は、前記ロボットの前記ツールの三次元モデルを前記加工対象ワークの画像上に表示し、前記ロボット教示プログラム修正装置はさらに、前記ロボットの前記ツールの先端が前記加工対象ワークに干渉しないように、前記ツールの三次元モデルのツール姿勢を変更するツールモデル姿勢変更部と、該ツールモデル姿勢変更部により変更された前記ツールの三次元モデルのツール姿勢に基づいて前記ツールの三次元姿勢を計算するツール姿勢計算部と、該ツール姿勢計算部により計算された前記ツールの三次元姿勢に基づいて、前記ロボット教示プログラムに含まれる前記ツールの三次元姿勢を変更するツール姿勢変更部とを具備する。
すなわち5番目の発明においては、ツールの三次元モデルのツール姿勢を変更した後で、プログラムに含まれるツールの三次元姿勢を変更している。このため、実際の動作においてもツールの先端が加工対象ワークに干渉しないようにできる。従って、ロボット教示プログラムを教示修正するのに必要とされる時間および工数をさらに削減できる。
6番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記表示部は、前記加工対象ワークの三次元モデルを表示し、前記ロボット教示プログラム修正装置はさらに、前記加工対象ワークの三次元モデルにおいて撮像されるべきバリ取り箇所を指定する指定部と、該指定部により指定された前記バリ取り箇所を前記撮像部により撮像するための前記ロボット教示プログラムを自動的に作成するプログラム作成部とを具備する。
すなわち6番目の発明においては、実際の現場でロボットを撮像位置まで移動させて教示を行うことなしに、オフラインで撮像用のプログラムを作成できる。このため、バリ取り箇所の撮像工程を教示するのに必要とされる時間および工数を削減できる。
7番目の発明によれば、4番目の発明において、前記表示部は、前記加工対象ワークの六面体から構成される三次元モデルを表示し、前記撮像部は前記加工対象ワークの少なくとも一つの面を撮像し、前記シミュレーション部は、前記撮像部により撮像された前記加工対象ワークの前記面の画像を前記加工対象ワークの三次元モデルの対応する面に貼付けるようにした。
すなわち7番目の発明においては、三次元空間に実際の加工対象ワークの擬似的なモデルを配置できる。従って、シミュレーションによるバリ取り加工の事前確認をより正確に行うことができる。
(a)本発明に基づくロボット教示プログラム修正装置のブロック図である。(b)本発明に基づく他のロボット教示プログラム修正装置のブロック図である。 コントローラのブロック図である。 本発明の第一の実施形態に基づくロボット教示プログラム修正装置の動作を説明するためのフローチャートである。 (a)上方から撮像されたワークの画像が表示された表示部を示す図である。(b)側方から撮像されたワークの画像が表示された表示部を示す図である。 (a)教示点が表示されている、図4(a)と同様な図である。(b)教示点が表示されている、図4(b)と同様な図である。 (a)バリ取り箇所がエッジ情報として表示された、図4(a)と同様な図である。(b)さらに教示点が表示された図6(a)と同様な図である。(c)教示点の位置を変更した後における図6(b)と同様の図である。 (a)教示点位置を変更するのを説明するための図4(a)と同様な図である。(b)教示点位置を変更するのを説明するための図4(b)と同様な図である。 追加教示点を追加するのを説明するためのフローチャートである。 (a)追加教示点を説明するための、図4(a)と同様な図である。(b)追加教示点を説明するための、図4(a)と同様な他の図である。 シミュレーション軌跡の表示を説明するためのフローチャートである。 ツールモデルの姿勢の変更を説明するためのフローチャートである。 (a)ツールモデルが表示された、図4(b)と同様な図である。(b)ツールモデルの姿勢の修正を説明するための、図4(b)と同様な図である。(c)ツールモデルの姿勢を操作者が修正するのを説明するための、図4(b)と同様な図である。 ロボット教示プログラムの作成を説明するためのフローチャートである。 (a)加工線が表示された、図4(a)と同様の図である。(b)バリ取り箇所と加工線とが表示された、図4(a)と同様の図である。(c)加工線が変更された状態を示す、図4(a)と同様の図である。 ワークを撮像するためのプログラムの作成を説明するためのフローチャートである。 (a)表示部と、表示部に表示される内容とを示す図である。(b)表示部と、表示部に表示される内容とを示す他の図である。 三次元モデルの作成を説明するためのフローチャートである。 三次元モデルの作成を説明するための斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1(a)は本発明に基づくロボット教示プログラム修正装置1のブロック図である。図1(a)においては、バリ取り工具3が先端に取付けられた多関節ロボット2がコントローラ10に接続されている。図示されるように、撮像部6、例えばCCDカメラがバリ取り工具3近傍においてロボット2のアームに取付けられている。図1(a)から分かるように、撮像部6は、台座19に載置された加工対象ワーク20を撮像するのに使用される。
コントローラ10には、教示操作盤4およびコンピュータ5が接続されている。撮像部6により撮像されたワーク20の画像は、教示操作盤4の表示部4aおよび/またはコンピュータ5の表示部5aに表示できるようになっている。また、コンピュータ5には、入力部7および指定部8が接続されている。入力部7はキーボードまたはマウスであってよく、指定部8はマウスであるのが好ましい。
ところで、図1(b)は本発明に基づく他のロボット教示プログラム修正装置1のブロック図である。図1(b)においては、撮像部6は多関節ロボット2に取付けられてはおらず、撮像部6は、スタンド6aによってワーク20を撮像可能な位置に固定されている。スタンド6aはワーク20を側方から撮像するのに使用される。また、図面には示さないものの、他のスタンドはワーク20を他の位置、例えば上方から撮像するときに使用される。以下の説明においては、図1(a)に示される実施形態について説明するが、本発明の内容は図1(b)に示される実施形態についても概ね同様である。
図2はコントローラのブロック図である。コントローラ10は、CPU11と記憶部12とを主に含んでいる。なお、図2は一つの実施例を示しているにすぎず、コンピュータ5の表示部5aに基づいて操作する場合には、コントローラ10の代わりに、コンピュータ5が図2に示されるCPU11および記憶部12を含んでいるのが好ましい。さらに、教示操作盤4の表示部4aに基づいて操作する場合には、教示操作盤4が、図2に示されるCPU11および記憶部12を含むものとする。ここで、記憶部12は、バリ取り加工を行うための複数の教示点P1〜Pnを含むロボット教示プログラム13を記憶している。ロボット教示プログラム13に含まれる教示点P1〜Pnのそれぞれは三次元位置として定義されている。また、ロボット教示プログラム13は、教示点P1〜Pnにおけるバリ取り工具3の三次元姿勢を含んでいる。
さらに、記憶部12に記憶されるモデルデータ14は、バリ取り工具3の三次元モデルであるツールモデル15と、ワーク20の三次元モデルであるワークモデル16と、多関節ロボット2の三次元モデルであるロボットデータ17とを含んでいる。なお、ロボットデータ17は、ロボット2自体のモデルに加えて、撮像部6の三次元モデルも含むものとする。
また、図2から分かるように、CPU11は、ロボット教示プログラム13の教示点P1〜Pnのそれぞれの三次元位置とワーク20の画像とに基づいて、ワーク20の画像上における教示点P1〜Pnのそれぞれの二次元位置を計算する二次元位置計算部11aと、ワーク20の画像における明暗差に基づいてワーク20のバリ取り箇所を自動的に抽出する抽出部11bと、教示点P1〜Pnのそれぞれがバリ取り箇所に一致するように変更する教示点位置変更部11cと、変更された教示点P1〜Pnのそれぞれの二次元位置とロボット教示プログラム13に含まれる教示点とに基づいて、ロボット教示プログラム13の教示点P1〜Pnの三次元位置を変更するプログラム変更部11dとしての役目を果たす。また、プログラム変更部11dは、後述する追加教示点の三次元位置を計算してロボット教示プログラムに追加教示点を追加する役目も果たす。
さらに、CPU11は、指定部8により指定された二つの教示点の間に少なくとも一つの追加教示点を配置する教示点追加部11eと、ロボット教示プログラム13をシミュレーションするシミュレーション部11gとを含んでいる。
さらに、CPU11は、バリ取り工具3のツールモデル15がワーク20の画像に干渉しないようにツールモデル15のツール姿勢を変更するツールモデル姿勢変更部11hと、変更後のツール姿勢に基づいてバリ取り工具3の三次元姿勢を計算するツール姿勢計算部11iと、計算された三次元姿勢に基づいてロボット教示プログラム13内のバリ取り工具3の三次元姿勢を変更するツール姿勢変更部11jとしての役目を果たす。
さらに、CPU11は、ワークモデル16のうちの指定された加工線がバリ取り箇所に一致するように変更する加工線変更部11kと、変更後の加工線の二次元位置からその三次元位置を計算して加工線の三次元位置を変更する加工線位置計算部11lと、変更後の加工線に基づいてバリ取り加工されるべき教示点を生成する教示点生成部11mとを含む。さらに、CPU11は、ワークモデル16において指定されたバリ取り箇所を撮像部6によって撮像するためにロボット教示プログラム13を自動的に作成するプログラム作成部11nを含んでいる。
図3は、本発明の第一の実施形態に基づくロボット教示プログラム修正装置の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図3を参照しつつ、ロボット教示プログラム修正装置の動作を説明する。
はじめに、図3のステップ101において、撮像部6が台座19上のワーク20を撮像する。このとき、多関節ロボット2がワーク20の撮像位置まで移動し、それにより、ワーク20は、少なくともその上方および/または側方から撮像される。当然のことながら、他の方向からワーク20を撮像することも可能である。
次いで、ステップ102において、教示操作盤4またはコンピュータ5を操作して、ワーク20の画像を記憶部12に記憶させる。このとき、予め設定された撮像部6のキャリブレーションデータ、およびロボット2の撮像位置も取得する。なお、図1(b)に示される実施形態においては、ロボット2の撮像位置の代わりに、スタンド6a等の寸法データが取得されるものとする。
次いで、ステップ103において、ワーク20の画像を教示操作盤4の表示部4aおよび/またはコンピュータ5の表示部5aに表示する。図4(a)および図4(b)は、上方および側方から撮像されたワーク20の画像が表示された表示部5aを例として示す図である。簡潔にする目的で、以下においては、コンピュータ5の表示部5aに表示された画像について説明するが、教示操作盤4の表示部4aに表示される場合も同様である。
図4(a)および図4(b)を参照して分かるように、本実施形態で使用されるワーク20は、ベース21と、ベース21から隆起する隆起部22とを備えていて、隆起部22の上面には二つの開口部23が形成されている。ただし、他の形状のワーク20であっても本発明を適用できるものとする。
再び図3を参照すると、ステップ104において、二次元位置計算部11aは、撮像部6のキャリブレーションデータ、撮像時におけるロボット2の位置を用いて、ロボット教示プログラム13における教示点P1〜Pnの三次元位置からワーク20の画像上における教示点P1〜Pnの二次元位置を計算する。
具体的には、はじめに、撮像時におけるロボット2の位置から見たキャリブレーション時のロボット2の位置を計算して、教示点P1〜Pnの三次元位置を補正する。また、撮像部6のキャリブレーションデータには、台座19の設置位置のデータも含まれているので、このデータも教示点P1〜Pnの三次元位置を補正するのに使用される。
次いで、キャリブレーションデータに含まれる撮像部6の位置、撮像部6のレンズの焦点距離、1ピクセルあたりの長さ、レンズの中心位置などのパラメータを使用して、教示点P1〜Pnの三次元位置をワーク20の画像上に投影して、教示点P1〜Pnの二次元位置を計算する。
次いで、ステップ103において、これら教示点P1〜Pnの二次元位置をワーク20の画像上に表示する。図5(a)および図5(b)のそれぞれは、ワークの画像と教示点とが表示された表示部を示す図である。これら図面および後述する図面においては、教示点Pは黒色楕円で表されており、明確にする目的で、一つまたは複数の教示点Pは破線により囲まれている。図5(a)においては、上方から見たワーク20の画像上に教示点Pが表示されており、図5(b)においては、側方から見たワーク20の画像上に教示点Pが表示されている。
このように複数の教示点P1〜Pnをワーク20の画像上に表示することによって、操作者は、これら教示点P1〜Pnが実際のワーク20からどの程度ズレているのかを視覚的に確認することができる。これに対し、従来技術においては、教示点とワーク20との間のズレを確認するためには、ロボットを教示点P1〜Pnのそれぞれにまで移動させる必要があった。このため、複数の教示点P1〜Pnをワーク20の画像上に表示する本発明においては、教示点とワーク20との間のズレを確認するのに必要とされる時間を大幅に短縮することが可能である。
次いで、図3のステップ106においては、抽出部11bが、ワーク20の画像からワーク20のバリ取り箇所を自動的に抽出する。この点に関し、ワーク20の画像においては、ワーク20のベース21と隆起部22との間の高低差、およびワーク20と背景との間の明るさの差によってコントラスト差が生じている。抽出部11bは、互いに隣接する画素のコントラスト差を全ての画素に対して算出する。そして、コントラスト差が所定値よりも大きい箇所のみを抽出する。そして、そのような箇所を接続することにより、ワーク20のバリ取り箇所をエッジ情報として出力することができる。
図6(a)は、バリ取り箇所がエッジ情報として表示された、図4(a)と同様な図である。図6(a)においては、バリ取り箇所Bは、隆起部22の外周に沿って表示されている。これら図面を比較して分かるように、教示点P1〜Pnの位置がバリ取り箇所Bに合致しているとは限らず、教示点P1〜Pnがバリ取り箇所Bからズレている場合もある。
このような場合には、図3のステップ107において、教示点位置変更部11cが、複数の教示点P1〜Pnをバリ取り箇所Bに向かって一体的に移動させる。具体的には、教示点P1〜Pnの位置とバリ取り箇所Bの位置との間の差がゼロになるように、教示点P1〜Pnの位置に補正量を加える。これにより、教示点P1〜Pnの位置とバリ取り箇所Bとが一致するようになる(図6(c)を参照されたい)。
次いで、図3のステップ108、109において、プログラム変更部11dは、変更された教示点P1〜Pnのそれぞれの二次元位置とロボット教示プログラム13に含まれる教示点とに基づいて、ロボット教示プログラム13の教示点P1〜Pnの三次元位置を変更する。
具体的には、キャリブレーションデータに含まれる画像中心、縦方向の画素サイズ、画素の縦横比、レンズの歪みなどに基づいて教示点P1〜Pnの二次元位置を補正して、三次元空間における直線に変換する。次いで、キャリブレーション時におけるロボット位置から見た撮像時におけるロボット位置と台座19の設置位置とを補正量として、直線に加える。さらに、ワーク20の画像と直線との交点を求め、それにより、二次元位置を三次元位置に変換する。その後、変更後における各教示点P1〜Pnの位置がロボット教示プログラム13に保存される。
このような構成であるので、本発明においては、ロボット2を実際に各教示点の位置まで移動させることなしに、ロボット教示プログラム13を修正することができる。ロットの相違によりまたはワーク20の供給元が異なるためにワーク20のバリ取り箇所Bが異なる場合であっても、ロボット2の教示作用をその都度行う必要はない。このため、本発明においては、ロボット教示プログラム13を教示修正するのに必要とされる時間および工数を大幅に削減できることが分かるであろう。
ところで、図3のステップ107において教示点P1〜Pnの位置を変更する変更作用については、操作者が手動で行うようにしてもよい。図7(a)および図7(b)は、教示点位置を変更するのを説明するための図である。これら図面においては、操作者は複数の教示点P1〜Pnのうちの一つの教示点PAを矢印方向に教示点PA’まで移動させている。
このような教示点PAの移動は、マウスなどの指定部8によって教示点PAを画像上で指定し、バリ取り箇所Bに一致するまでドラッグ操作によって移動させる。あるいは、入力部7または教示操作盤4の方向キーおよび移動量を示す数値キーを操作して、教示点PAを移動させるようにしてもよい。このような場合には、操作者が教示点PAを手動により容易に所望の位置まで移動させられる。また、この場合には、特定の教示点、例えば教示点PAのみを移動させられるので、最小限の数の教示点の移動で済むという利点もある。
さらに、図8は追加教示点を追加するのを説明するためのフローチャートである。また、図9(a)および図9(b)は追加教示点を追加するのを説明する図4(a)と同様な図である。以下、これら図面を参照して、教示点の追加動作について説明する。なお、図8に示される動作は、図3の動作の終了後に行われるものとする。あるいは、図8に示される動作を、図3におけるステップ105とステップ106との間で必要とされる場合に適宜行ってもよい。
はじめに、図8のステップ111において、操作者は、ワーク20の画像に表示された複数の教示点P1〜Pnのうちの隣接する二つの教示点を指定部8により指定する。図9(a)においては、隆起部22の一側に沿って位置する二つの教示点PBが指定されているものとする。
次いで、ステップ112においては、追加されるべき追加教示点PCの数を指定する。追加教示点PCの数を指定するときには、マウスボタンを押下げることにより表示部5aにボックスを表示し、追加教示点PCの数を入力する。追加教示点PCの数を入力するときには教示操作盤4または入力部7の数字キーを使用してもよい。
次いで、ステップ113においては、指定された数の追加教示点PCが、指定された教示点PBの間の中間点に配置される。図9(b)においては、一つの追加教示点PCが二つの教示点PBの間に配置されている。また、二つ以上の追加教示点PCを配置する場合には、それら追加教示点PCは二つの教示点PBの間に等間隔で配置される。なお、追加教示点PCの位置が適切でないと判断される場合には、操作者は指定部8により追加教示点PCを指定してドラッグ操作することにより、追加教示点PCの位置を変更するようにしてもよい。
次いで、ステップ114において、追加教示点PCの三次元位置を計算する。この操作は、前述した図3のステップ108と同様であるので、詳細な説明を省略する。その後、プログラム変更部11dは、追加教示点PCの三次元位置をロボット教示プログラム13に追加する。このように、図8に示される実施形態においては、教示点の数が不足する場合に追加教示点PCを容易に配置できるので、ワーク20の形状に応じたより適切なバリ取り加工が可能となるのが分かるであろう。
さらに、図10はシミュレーション軌跡の表示を説明するためのフローチャートである。以下、図10を参照して、シミュレーション軌跡の表示について説明する。なお、図10に示される動作は、図3におけるステップ109の後で必要とされる場合に行うことができる。また図10に示される動作および後述するフローチャートの動作は図3の動作とは独立して行うようにしてもよい。
図10のステップ121においては、シミュレーション部11gがロボット教示プログラム13をシミュレーションする。これにより、ロボット2が移動するときの三次元の軌跡(シミュレーション軌跡)が得られる。次いで、ステップ122においては、撮像部6のキャリブレーションデータおよび撮像時におけるロボット2の位置を用いて、シミュレーション軌跡の二次元位置が前述したのと同様に計算される。
その後、ステップ123において、シミュレーション軌跡をワーク20の画像上に表示する。これにより、シミュレーション軌跡をワーク20の画像上に表示することにより、ワーク20のバリ取り箇所を適切にバリ取り加工できるか否かを事前に確認することが可能となる。なお、修正前のロボット教示プログラム13に基づいてシミュレーションを行うようにしてもよい。この場合にも同様な効果が得られるのが分かるであろう。
さらに、図11はツールモデルの姿勢の変更を説明するためのフローチャートである。図12(a)は、ツールモデルが表示された、図4(b)と同様な図であり、図12(b)はツールモデルの姿勢の修正を説明するための、図4(b)と同様な図であり、図12(c)は、ツールモデルの姿勢を操作者が修正するのを説明するための、図4(b)と同様な図である。以下、これら図面を参照して、ツールモデルの姿勢の変更について説明する。なお、図11に示される動作は、図3におけるステップ105とステップ106との間で必要とされる場合に適宜行われるものとする。
はじめに、図11のステップ131において、バリ取り工具3のツールモデル15をワーク20の画像上に表示する。このようにツールモデル15を表示すると、図12(a)に示されるように二つのツールモデル15のそれぞれの先端がワーク20の一部分、例えばベース21に重なる場合がある。そのような状態においてロボット2を実際に動作させる場合には、バリ取り工具3の先端がワーク20に干渉するので、バリ取り加工を良好に行うことができない。
従って、ステップ132においては、ツールモデル15のツール姿勢を変更し、それにより、バリ取り工具3とワーク20とが実際に干渉するのを避けるようにする。具体的には、前述したのと同様な手法によりワーク20の画像におけるコントラスト差からワーク20の外形を自動的に抽出する。ワーク20の外形を抽出するときには、抽出部11bが使用される。そして、ワーク20の外形とツールモデル15とを比較して、ツールモデル15がワーク20に干渉しないような位置姿勢を計算する。その後、ツールモデル姿勢変更部11hが、ツールモデル15の姿勢を計算された位置姿勢に変更する(図12(b)を参照されたい)。これにより、ワーク20の画像においては、ツールモデル15がワーク20に重ならないようになる。
次いで、ステップ133において、ツール姿勢計算部11iは、撮像部6のキャリブレーションデータ、撮像時におけるロボット2の位置、変更後のツールモデル15の姿勢に基づいて、バリ取り工具3の三次元姿勢を計算する。前述したのと同様に、この場合にも、キャリブレーション時のロボット2の位置、撮像時におけるロボット2の位置、台座19の設置位置、ワーク20の画像の法線ベクトルなどが使用される。その後、ステップ134においては、ツール姿勢変更部11jは、バリ取り工具3の三次元姿勢に基づいて、ロボット教示プログラム13に含まれるバリ取り工具3の三次元姿勢を変更する。
つまり、図11に示される実施形態においては、バリ取り工具3のツールモデル15のツール姿勢をワーク20の画像上で変更した後で、ロボット教示プログラム13に含まれるバリ取り工具3の三次元姿勢を変更している。バリ取り工具3の三次元姿勢の変更は、ツールモデル15がワーク20に干渉しないように行われるので、実際の動作においてもバリ取り工具3がワーク20に干渉しないようになる。これにより、ロボット教示プログラム13を教示修正するのに必要とされる時間および工数をさらに削減することが可能となる。
なお、ツールモデル15の姿勢変更は、指定部8、例えばマウスを用いて操作者が手動で行うようにしてもよい。図12(c)には、操作者が一方のツールモデル15の姿勢を回転させると共に、ツールモデル15の位置を右方に移動させている状態が示されている。このように操作者がツールモデル15の姿勢などを変更する場合には、所望のツールモデル15のみの姿勢を変更するので、必要最小限の変更で足りる。
さらに、図13はロボット教示プログラムの作成を説明するためのフローチャートである。また、図14(a)は加工線が表示された、図4(a)と同様の図であり、図14(b)はバリ取り箇所と加工線とが表示された、図4(a)と同様の図であり、図14(c)は加工線が変更された状態を示す、図4(a)と同様の図である。以下、これら図面を参照して、ロボット教示プログラムの作成について説明する。
はじめに、図13のステップ141において、ワーク20のワークモデル16を表示部5aに表示する。そして、ステップ142において、操作者はワークモデル16のうちのバリ取り加工されるべき部分を指定部8により加工線として指定する。或る実施形態においては、ワークモデル16における隆起部22の稜線が加工線Lとして指定される。ワークモデル16が三次元データであるので、加工線Lも三次元データである。参考のために、図14(a)には、ワークモデル16のうちの加工線Lのみが表示部5aに表示されている。なお、加工線L内の黒三角印は、加工方向を表すものとする。
図13のステップ143からステップ145は、図3のステップ101からステップ103と同一であるので説明を省略する。なお、教示操作盤4においてはその画面が適宜分割されるとともに、コンピュータ5においては別のウィンドウが適宜表示されるものとする。
その後、ステップ146において撮像部6のキャリブレーションデータ、撮像時におけるロボット2の位置を用いて加工線Lの三次元位置からワーク20の画像上における加工線Lの二次元位置を計算する。次いで、ステップ147において、加工線Lがワーク20の画像上に表示される(図14(b)を参照されたい)。
さらに、ステップ148において、抽出部11bが前述したようにバリ取り箇所Bを抽出する。図14(b)には、加工線Lとバリ取り箇所Bとがワーク20の画像上に表示されている。しかしながら、図14(b)に示されるように、加工線Lがバリ取り箇所Bからズレている場合および/または加工線Lの形状がバリ取り箇所Bの形状とは異なる場合がある。このような場合には、加工線Lに沿ってバリ取り加工したとしても、良好なバリ取り加工を行うことができない。
従って、ステップ149においては、加工線変更部11kは、加工線Lがバリ取り箇所Bに一致するように加工線Lの二次元位置を変更する。図14(b)および図14(c)を比較して分かるように、ステップ149の処理によって、加工線Lの形状および寸法が変化しているのが分かるであろう。
次いで、ステップ150において、加工線位置計算部11lが、変更後の加工線Lの二次元位置からその三次元位置を計算して加工線Lの三次元位置を変更する。これら加工線Lの変更および三次元位置の計算などは、教示点位置変更部11cおよびプログラム変更部11dの動作と概ね同様であるので詳細な説明を省略する。
その後、ステップ152において、教示点生成部11mは、三次元位置が変更された加工線Lに基づいて複数の教示点を作成する。最終的に、プログラム作成部11nは、そのような教示点を含んでいて加工線Lに沿った動作を行うロボット教示プログラム13を自動的に作成して、処理を終了する。
このように図13に示される実施形態においては、加工線Lはワーク20のバリ取り箇所Bに一致するように変更され、変更後の加工線に基づいて教示点およびロボット教示プログラム13が生成される。従って、ワーク20のバリ取り箇所Bの形状に合致したロボット教示プログラム13が得られるのが分かるであろう。
さらに、図15はワークを撮像するためのプログラムの作成を説明するためのフローチャートである。さらに、図16(a)および図16(b)は、表示部5aと、表示部5aに表示される内容とを示す図である。以下、これら図面を参照して、ワークを撮像するためのプログラムの作成について説明する。なお、図15に示される動作は、図3におけるステップ101の前に実施するのが好ましいものとする。
はじめに図15のステップ161において、ワーク20のワークモデル16を表示部5aに表示する。図16(a)から分かるように、このときには、ツールモデル15およびロボットデータ17も一緒に表示される。そして、図16(a)の右方に示されるように、表示部5aの表示内容を、上方から見たワークモデル16に切り替える。
次いで、ステップ162において、操作者は、ワークモデル16におけるバリ取り箇所Bを指定部8により指定する。その後、ステップ163において、操作者は、バリ取り箇所Bと撮像部6との間の距離および角度ならびに撮像時の条件などのパラメータを入力部7または指定部8により指定する。
次いで、ステップ164においては、指定したパラメータを用いて、バリ取り箇所Bを撮像するためのロボット2の位置を計算する。計算されたロボット位置においては、図16(b)の右方において実線で示されるように、撮像部6のモデルはワークモデル16の真上に位置している。従って、このロボット位置においては、ワーク20の頂面図が撮像される。当然のことながら、図4(b)に示されるようなワーク20の側面図が撮像可能な位置も必要に応じて計算される。
その後、ステップ165においては、プログラム作成部11nは、ロボット2の位置を教示点として含んでいてワーク20を撮像するためのプログラムを作成する。あるいは、プログラム作成部11nは、ワーク20のそのような撮像指令をロボット教示プログラム13に追加するようにしてもよい。
このようなプログラムを実行すると、これにより、実際の現場でロボット2を撮像位置に移動させて教示を行うことなしに、オフラインで撮像用のプログラムを作成できる。従って、バリ取り箇所Bの撮像工程を教示するのに必要とされる時間および工数を削減することが可能である。
さらに、図17および図18はそれぞれ三次元モデルの作成を説明するためのフローチャートおよび斜視図である。図17に示される動作は、図15に示されるステップ161の前に行うのが好ましい。
図17のステップ171においては、ワーク20のワークモデル16を表示部5aに表示する。ここで、ワークモデル16は六面体であるものとする。そして、ステップ172においては、撮像部6が所定の撮像位置まで移動して、ワーク20を少なくとも一方向から実際に撮像する。好ましくは、ワーク20は、ワーク20の上下方向、左右方向、前後方向の合計六方向から行われる。なお、ワーク20の各撮像方向は、ワーク20の対応する面に対して垂直であるものとする。
次いで、ステップ173においては、撮像されたワーク20の画像をワークモデル16の対応する面に貼付ける。図18に示されるように、ワーク20の正面画像、側面画像、背面画像などが、六面体のワークモデル16の対応する面に貼付けられる。このような画像が貼付けられたワークモデル16は、実際のワーク20と概ね同様の概観を有することになる。
その後、ステップ174においては、画像が貼付けられたワークモデル16が表示部5aに表示される。そして、シミュレーション部11gがロボット教示プログラム13のシミュレーションを実行する。この場合には、実際のワーク20の擬似的なモデルが使用されるので、シミュレーションによるバリ取り加工の事前確認をより正確に行うことが可能となる。当然のことながら、前述した実施形態のいくつかを適宜組合せることは本発明の範囲に含まれるのは明らかであろう。
1 ロボット教示プログラム修正装置
2 ロボット
3 バリ取り工具(ツール)
4 教示操作盤
4a 表示部
5 コンピュータ
5a 表示部
6 撮像部
6a スタンド
7 入力部
8 指定部(位置指定部)
10 コントローラ
11 CPU
11a 二次元位置計算部
11b 抽出部
11c 教示点位置変更部
11d プログラム変更部
11e 教示点追加部
11g シミュレーション部
11h ツールモデル姿勢変更部
11i ツール姿勢計算部
11j ツール姿勢変更部
11k 加工線変更部
11l 加工線位置計算部
11m 教示点生成部
11n プログラム作成部
12 記憶部
13 ロボット教示プログラム
14 モデルデータ
15 ツールモデル
16 ワークモデル
17 ロボットモデル
19 台座
20 ワーク
21 ベース
22 隆起部
23 開口部
B バリ取り箇所
L 加工線
P1〜Pn 教示点
PC 追加教示点

Claims (7)

  1. 加工対象ワークをツールによりバリ取り加工するロボットのためのロボット教示プログラムを修正するロボット教示プログラム修正装置において、
    前記加工対象ワークの画像を取得する撮像部と、
    バリ取り加工用の前記ロボット教示プログラムに含まれる各教示点の三次元位置と前記撮像部により取得された前記加工対象ワークの画像とに基づいて、前記加工対象ワークの画像上における前記各教示点の二次元位置を計算する二次元位置計算部と、
    前記加工対象ワークの画像と、前記二次元位置計算部により計算された前記加工対象ワークの画像上における前記各教示点の二次元位置とを表示する表示部と、
    前記加工対象ワークの画像における明暗差に基づいて前記加工対象ワークのバリ取り箇所を自動的に抽出する抽出部と、
    前記加工対象ワークの画像上に表示された前記教示点の二次元位置が、前記抽出部により抽出された前記バリ取り箇所に一致するように変更する教示点位置変更部と、
    該教示点位置変更部により変更された前記加工対象ワークの画像上における前記各教示点の二次元位置と前記ロボット教示プログラムに含まれる前記各教示点とに基づいて、前記ロボット教示プログラムに含まれる前記各教示点の三次元位置を変更するプログラム変更部とを具備する、ロボット教示プログラム修正装置。
  2. さらに、少なくとも一つの前記教示点が前記バリ取り箇所に一致するように変更されるように前記教示点の変更後の位置を指定する位置指定部を含む請求項1に記載のロボット教示プログラム修正装置。
  3. さらに、前記表示部に表示された前記教示点のうちの隣接する二つの教示点を指定する指定部と、
    該指定部により指定された二つの教示点の間に少なくとも一つの追加教示点を配置する教示点追加部と、を具備し、
    前記プログラム変更部は前記追加教示点の三次元位置を計算して前記ロボット教示プログラムに前記追加教示点を追加する請求項1または2に記載のロボット教示プログラム修正装置。
  4. さらに、前記ロボット教示プログラムをシミュレーションするシミュレーション部を具備し、
    前記表示部は、前記シミュレーション部により得られたロボットの軌跡を表示する請求項1から3のいずれか一項に記載のロボット教示プログラム修正装置。
  5. 前記表示部は、前記ロボットの前記ツールの三次元モデルを前記加工対象ワークの画像上に表示し、
    前記ロボット教示プログラム修正装置はさらに、
    前記ロボットの前記ツールの先端が前記加工対象ワークに干渉しないように、前記ツールの三次元モデルのツール姿勢を変更するツールモデル姿勢変更部と、
    該ツールモデル姿勢変更部により変更された前記ツールの三次元モデルのツール姿勢に基づいて前記ツールの三次元姿勢を計算するツール姿勢計算部と、
    該ツール姿勢計算部により計算された前記ツールの三次元姿勢に基づいて、前記ロボット教示プログラムに含まれる前記ツールの三次元姿勢を変更するツール姿勢変更部とを具備する請求項1から4のいずれか一項に記載のロボット教示プログラム修正装置。
  6. 前記表示部は、前記加工対象ワークの三次元モデルを表示し、
    前記ロボット教示プログラム修正装置はさらに、
    前記加工対象ワークの三次元モデルにおいて撮像されるべきバリ取り箇所を指定する指定部と、
    該指定部により指定された前記バリ取り箇所を前記撮像部により撮像するための前記ロボット教示プログラムを自動的に作成するプログラム作成部とを具備する、請求項1から4のいずれか一項に記載のロボット教示プログラム修正装置。
  7. 前記表示部は、前記加工対象ワークの六面体から構成される三次元モデルを表示し、
    前記撮像部は前記加工対象ワークの少なくとも一つの面を撮像し、
    前記シミュレーション部は、前記撮像部により撮像された前記加工対象ワークの前記面の画像を前記加工対象ワークの三次元モデルの対応する面に貼付けるようにした、請求項4に記載のロボット教示プログラム修正装置。
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