JP7303146B2 - 液体容器用吐出器 - Google Patents

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本発明は、液体容器用吐出器に関する。
従来の吐出器として、容器体の口頸部へ嵌合可能な装着キャップからシリンダを垂設するとともに、このシリンダ内に、吐出ヘッドを有する作動部材の下部を昇降可能にかつコイルスプリングで上方へ付勢させて挿入させ、かつ装着キャップの上側に隣接させて、作動部材の抜止め手段である補助キャップを配置したものが知られている(特許文献1)。
具体的には、装着キャップより上方にシリンダの上端部を延出し、この上端部に補助キャップを打栓させている。補助キャップは、シリンダの上端部の外面へ締結(打栓)させた嵌合筒を有し、この嵌合筒の上端部と連設させて、作動部材の下部の上昇範囲を規制する差込み筒を、シリンダの内側へ垂下している。
特開2019-177939
近年では、環境問題上の観点から、吐出器を装着した容器体内の液体を使い切ったときに、素材毎に分別し、廃棄することが求められている。例えば吐出器に金属製コイルスプリングが使われていたら、これを残りのパーツから分別して、廃棄することが望ましい。
しかしながら、特許文献1の吐出器では、シリンダの上端部に補助キャップを打栓しており、補助キャップをシリンダから取り外すことが困難であった。
また補助キャップを指で摘持してシリンダから取り外すことが可能な構造に変更しても、補助キャップと装着キャップとが隣接しているため、補助キャップのみを摘持するスペースがとれず、不便である。
本発明の目的は、コイルスプリングを分別廃棄する操作を簡単な手順で行うことができる液体容器用吐出器を提供することである。
第1の手段は、容器体の口頸部へ装着可能な筒状の装着キャップ2と、
前記装着キャップ2から垂設されたシリンダ10と、
シリンダ10内に昇降可能に取り付けられるとともに、シリンダ10内から起立するステム30に吐出ヘッド34を付設してなる作動部材26と、
作動部材26の下部28に分離可能に取り付けられ、作動部材26を上方へ付勢するコイルスプリングcと、
前記シリンダ10の上端部である上部周壁16に組み付けられ、前記作動部材26の上方移動の範囲を規制する環状の補助キャップ40と、を具備し、
吐出ヘッド34をシリンダ10に対して上下動させることで容器体内の液体をシリンダ内へ吸い込んで吐出ヘッドへ圧送するように設けた液体容器用吐出器であって、
補助キャップ40は、前記上部周壁16へ回転操作により着脱可能に組み付けられた組付け筒42を有し、
この組付け筒の上部から外向きフランジ45を突出するとともに、この外向きフランジ45の先端側より、側外方から挟持可能な操作部50を垂下しており、
この操作部50の下端は前記装着キャップ2の上面に接近しており、
前記操作部50を挟持して前記装着キャップ2に対して引き上げることができるように、前記外向きフランジ45に可変形壁部52を形成した。
本手段では、図1に示す装着キャップ2から垂下するシリンダ10内に作動部材26を取り付け、作動部材の上方移動の範囲を規制する補助キャップ40を設けている。
また、補助キャップ40が有する組付け筒42を、シリンダ10の上部周壁16へ回転操作による着脱可能に組み付けている。故に、上部周壁16から組付け筒42を外すことで、シリンダ10から作動部材26とともにコイルスプリングcを取り出し、分別することができる。
また前記組付け筒42の上部から外向きフランジ45を突出し、この外向きフランジの先端から操作部50を垂下している。そして図3(A)に想像線で示す如く、操作部を側外方から挟持して引き上げることができるように、外向きフランジ45に可変形壁部52を形成している。
この構造によれば、図5(B)に示す如く、前記操作部50を引上げることにより、操作部50と装着キャップ2との間に指の掛かりのスペースAをつくることができるので、操作部50を回転させることが容易となる。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記操作部50を、前記外向きフランジ45の外周端から垂下した操作筒に形成するとともに、前記可変形壁部52を前記外向きフランジ45の全周に亘って形成した。
本手段では、図3(A)及び図3(B)に示す如く、前記操作部50を操作筒とするとともに、前記可変形壁部52を前記外向きフランジ45の全周に亘って形成している。前記操作筒は、前記外向きフランジ45の外周端から垂下されている。
この構造によれば、操作部を任意の径方向から挟持することができるので、操作し易く、使い勝手が良い。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ補助キャップ40は、組付け筒42と連設させて組付け筒よりも上方へ起立するとともに、前記吐出ヘッド34へ分離可能に連結された連結筒48を有しており、
前記シリンダ10の上部周壁16外面と組付け筒42とを主ネジ部S1を介して、また連結筒48と吐出ヘッド34とを副ネジ部S2を介してそれぞれ螺着させるとともに、
前記副ネジ部S2及び主ネジ部S1の一方を正ネジに、他方を逆ネジに形成した。
本手段では、図4に示す如く、シリンダ10の上部周壁16外面と組付け筒42とを主ネジ部S1を介して、また連結筒48と吐出ヘッド34とを副ネジ部S2を介してそれぞれ螺着させている。そして、前記副ネジ部S2及び主ネジ部S1の一方を正ネジに、他方を逆ネジに形成している。
この構造によれば、補助キャップ40の連結筒48から吐出ヘッド34を螺脱させるときに、組付け筒42及び上部周壁16の間の螺合が緩むことがない。
第1の手段に係る発明によれば、作動部材26の上方移動の範囲を規制する環状の補助キャップ40を設け、補助キャップ40は、シリンダ10の上部周壁16へ回転操作により着脱可能に組み付けられた組付け筒42を有し、組付け筒42の上部から外向きフランジ45を介して操作部50を垂下したから、操作部50を回転操作することにより、シリンダ10から作動部材26とともにコイルスプリングcを取り出し、分別することが簡単にできる。
また操作部50を側外方から挟持して引き上げることができるように、外向きフランジ45に可変形壁部52を形成したから、操作部50と装着キャップ2との間に指掛け用スペースAを確保することができ、操作部50を操作することが容易となる。
第2の手段に係る発明によれば、前記操作部50を、前記外向きフランジ45の外周端から垂下した操作筒に形成するとともに、前記可変形壁部52を前記外向きフランジ45の全周に亘って形成したから、操作筒50の任意の径方向から挟持することができ、使い勝手が良い。
第3の手段に係る発明によれば、補助キャップ40は、前記吐出ヘッド34へ分離可能に連結された連結筒48を有しており、前記シリンダ10の上部周壁16外面と組付け筒42とを主ネジ部S1を介して、また連結筒48と吐出ヘッド34とを副ネジ部S2を介してそれぞれ螺着させるとともに、前記副ネジ部S2及び主ネジ部S1の一方を正ネジに、他方を逆ネジに形成したから、補助キャップ40の連結筒48から吐出ヘッド34を螺脱させるときに、組付け筒42及び上部周壁16の間の螺合が緩むことがない。
本発明の実施形態に係る液体容器用吐出器の断面図である。 図1の吐出器の要部拡大図である。 図1の吐出器の補助キャップの構成を示す図であり、同図(A)は補助キャップを側方から見た断面図、同図(B)は補助キャップの平面図である。 図1の吐出器の吐出ヘッドを補助キャップから分離する行程の説明図である。 図1の吐出器の補助キャップの作用の説明図であり、同図(A)は、補助キャップの操作筒を側外方から挟持した状態を、同図(B)は、挟持した操作筒を引き上げた状態をそれぞれ示している。 図1の吐出器のシリンダから作動部材を引き出した状態を示す図である。
図1から図6は、本発明の実施形態に係る液体容器用吐出器を示している。
本実施形態の液体容器用吐出器は、図1に示す如く、装着キャップ2と、シリンダ10と、弁部材24と、作動部材26と、コイルスプリングcと、補助キャップ40とで形成されている。
これらの構造は適宜変更することができる。
本発明では、コイルスプリングcは、その他の部材の材料と異なる材料(例えば金属)で形成している。その他の部材は、モノマテリアル化の要請から、単一の材料(例えば合成樹脂)で形成するとよい。
まず本発明の基本的な構成について簡単に説明する。
装着キャップ2は、図2に示す如く、容器体100の口頸部102へ嵌合(図示例では螺合)可能な装着筒4を有し、この装着筒4の上端からリング状の頂板6を内方へ突出してなる。
シリンダ10は、前記装着キャップ2から垂下されている。図示例のシリンダ10は、シリンダ周壁12(中間周壁)の上端部に付設された鍔部14を有し、この鍔部より上方へ延長壁部(上部周壁16)を延設している。前記鍔部14は、前記頂板6の下面側に取り付けられている。
また前記シリンダ周壁12の下端からは、図1に示す如く、環状板部19を内方へ突出し、この環状板部よりパイプ嵌合筒(下部周壁20)が垂下されている。
前記パイプ嵌合筒には、吸上げパイプ22の上部を嵌合させている。
前記シリンダ周壁12の上部には通気孔hが開口されている。
弁部材24は、前記シリンダ周壁12の下端部に脚部24aを嵌合させるとともに、この脚部内に弁板24bを支承させている。この弁板24bと環状板部19とは第1逆止弁V1を形成している。
また前記脚部24aの上端からは連結片24cを介して台座24dを起立している。
前記連結片24cは、コイルスプリング受部を兼用している。具体的には、連結片24cと作動部材26の下部(図示例ではピストンガイド28)との間に、作動部材26を上方へ付勢するコイルスプリングcが介装されている。
作動部材26は、本実施形態では、図1に示すように、ピストンガイド28と、ステム30と、筒状ピストン32と、吐出ヘッド34と、閉塞筒36とで形成されている。この構造は適宜変更することができる。
図示例のピストンガイド28は、前記台座24dに載置された縦長の本体28aを有する。
この本体の下端からは、フランジ状壁部28bを外方へ張り出している。フランジ状壁部28bの下面には、コイルスプリングcの上端を突き当てている。
またフランジ状壁部28bの周端からは垂下筒部28cを垂設させており、この垂下筒部28c内にコイルスプリングcの上部を分離可能に取り付けている。
前記本体28aの上部には、ステム30の下部が嵌合されている。またステム30の上部には、吐出ヘッド34が連結されている。
前記ステム30の下端部は拡径部に形成されている。この拡径部と前記フランジ状壁部28bとの間には、シリンダ10の内面を摺動する筒状ピストン32が昇降可能に遊嵌されている。
前記筒状ピストン32の下端と前記フランジ状壁部28bの上面とで第2逆止弁V2が形成されている。
前記吐出ヘッド34は、天板34aの中央部から取付筒部34bを垂下しており、この取付筒部34bを前記ステム30の上端部に嵌着させている。また前記取付筒部34bを囲む内筒部34cが天板34aの裏面から、外筒部34dが天板34aの周端からそれぞれ垂下されている。
前記内筒部34cは、吐出ヘッド34を下限位置まで押し下げたときに、補助キャップ40へ留め付けるための係止筒である。内筒部34cの内面には副メネジ35が形成されている。
さらに前記取付筒部34bの上端から、内筒部34c及び外筒部34dを貫通させて、ノズル34eを側外方へ突設させている。
閉塞筒36は、図1に示すように、前記ステム30を囲む垂直筒部36aの下端に付設した閉塞部36bを有し、前記作動部材の押下げ状態で、前記閉塞部が前記通気孔hを閉塞するように形成している。
補助キャップ40は、作動部材26の上方移動の範囲を規制する抜止め手段である。
本実施形態の補助キャップ40は、前記上部周壁16に組み付けられた組付け筒42を有する。
前記組付け筒42の上端からは、図2に示す如く、水平な連結壁部44を内方へ突設し、この連結壁部44の内端から上部周壁16の内側へ垂下する差込み筒46と、当該内端から起立された連結筒48とを連設している。
連結筒48は、吐出ヘッド34を下限位置まで下降させた状態で、前記内筒部34cと分離可能に連結することで、吐出ヘッドの下降状態を保持している。
図示例では、連結筒48の外面には、前記副メネジ35とかみ合う副オネジ49が形成されている。これら副メネジ35及び副オネジ49で副ネジ部S2を形成している。
また前記組付け筒42の上端からは外向きフランジ45を介して操作筒50を垂下している。
操作筒50は、補助キャップ40の最も外周側に位置する外周筒であり、把持筒としての役割を兼ねる。補助キャップ40をシリンダ10に組み付ける際には、操作筒50を把持して組付け操作を行うことができる。
ここまでの構成において、吐出器を使用するときには、図1に想像線で示す容器体の口頸部に吐出器を装着した後に、吐出ヘッド34を開方向へ回転させればよい。そうすると、前記内筒部34cが前記連結筒48から螺脱し、コイルスプリングcの上方付勢力により、作動部材26が上昇する。
吐出ヘッド34を押し下げると、第1逆止弁V1が閉じるとともに第2逆止弁V2が開いて、シリンダ10内の液体が第2逆止弁V2を通過し、ノズル34eから吐出される。また前記押下げを解放すると、作動部材26の上昇によりシリンダ10内が負圧化し、第2逆止弁V2が閉じるとともに第1逆止弁V1が開き、容器体100内の液体がシリンダ10内に吸い上げられる。
本発明においては、まず前記組付け筒42を、シリンダ10の上部周壁16に螺着している。
すなわち、前記上部周壁16の外面に主オネジ18を、また組付け筒42の内面に主オネジとかみ合う主メネジ43を形成している。これら主メネジ43及び主オネジ18で主ネジ部S1が形成されている。
そして、前記操作筒50を把持して開方向へ回転させることにより、前記組付け筒42を上部周壁16から螺脱させることが可能に形成している。
次に本発明においては、前記外向きフランジ45に、図3(B)に点線で示す、環状の可変形壁部52を周設している。
可変形壁部52を設けることで、図5(B)に示す如く、前記操作筒50の径方向の両側を指で摘まんで引き上げたときに、前記可変形壁部52の撓み変形により、操作筒50の全体を引き上げることができるように形成している。
こうした構造にすることにより、前記装着キャップ2に対して操作筒50を離間させ、装着キャップ2との間に、図5(B)に示す、操作筒に指を掛けるための指掛け用スペースAをとることができるようにしている。
こうして引き上げられた操作筒50を開方向へ回転させることにより、前記組付け筒42を上部周壁16から螺脱させることができる。
可変形壁部52は、少なくとも操作筒50を開方向へ回転させたときに、その回転力を組付け筒42に伝達できる程度の強度を有する。
また前記操作筒50の外周面は、図2に示す如く指掛け用凹凸面54に形成している。
前述の構造は、適宜変更することができる。
図示例では、前記可変形壁部52は、薄肉壁部に形成しているが、操作筒50を引き上げることができる程度に変形可能であれば、どのような構造でもよい。
本実施形態では、外向きフランジ45の先端部から操作筒50を垂下しているが、シリンダ10に対する補助キャップ40の組付け及び取り外しの操作が可能な操作部であれば、どのような構造でも構わない。
例えば外向きフランジ45の径方向の両側より、側外方から挟持可能な一対の操作部を垂下してもよい。
組付け筒42は、図示例ではネジ付きの筒体に形成されているが、回転操作によりシリンダ10の上部周壁16に対して着脱可能であればどのような構造でもよい。例えば組付け筒42及び上部周壁16の対向面の一方に上端開口でL字形の係合溝を、他方に、この係合溝内をスライド可能な係合突子をそれぞれ形成してもよい。
好適な一実施態様として、前記主ネジ部S1の螺旋の向きと副ネジ部S2の螺旋の向きは、逆向きに形成することが好ましい(図4参照)。
例えば副ネジ部S2を正ネジ(ネジを頭から見て右に回すと締まるネジ)とするとともに、主ネジ部S1を逆ネジ(ネジを頭から見て左に回すと締まるネジ)に形成するとよい。
このようにする理由は、仮に主ネジ部S1及び副ネジ部S2の螺旋の向きが同じであると、図1に示す状態より、吐出ヘッド34を補助キャップ40から上昇させる際に、主ネジ部S1の螺合が緩んでしまう可能性があるからである。
例えば利用者が吐出ヘッド34の内筒部34cを補助キャップ40の連結筒48に螺合させる際に、必要以上に回転力を加えて副ネジ部S2を固く締めてしまうと、次に吐出ヘッド34を螺上昇させる際に、吐出ヘッド34の外筒部34dに加えた回転力が副ネジ部S2を介して主ネジ部S1に伝達され、主ネジ部S1での螺合が緩んでしまうことがあり得る。
本発明のように主ネジ部S1及び副ネジ部S2の螺旋の向きを逆向きにすると、前記回転力が主ネジ部S1に伝達されることがあっても、主ネジ部S1の螺合が緩むことはない。
故に吐出ヘッド34を螺上昇させようとするときに、意に反して補助キャップ40もシリンダ10から外れてしまうことを防止できる。
前記構成において、図1の状態より、吐出ヘッド34を補助キャップ40から外すためには、図4に示すように、吐出ヘッド34を正ネジの開方向(真上から見て左回り)に回転させればよい。
つぎに、容器体内の液体を使い切ったときには、図5(A)に示す如く、操作筒50の両側を指先で摘まんで引き上げる。
そうすると、図5(B)に示す如く、操作筒50全体が引き上げられ、操作筒50と装着キャップ2との間に指掛け用スペースAができる。
この状態で、操作筒50の両側を把持して、逆ネジの開方向(真上から見て右回り)へ回転させる。そうすると、組付け筒42が上部周壁16から螺脱する。こうすることで、シリンダ10から補助キャップ40を取り外すことができる。
なお、シリンダ10から補助キャップ40を取り外す作業は、図4に示す状態だけではなく、図1のように吐出ヘッド34が補助キャップ40に連結された状態からでも行うことができる。
次に、吐出ヘッド34を把持して、図6に示すように、シリンダ10内から、作動部材26の下部28とともにコイルスプリングcを引き出す。
そして、コイルスプリングcを、作動部材26から分別して、廃棄することができる。
2…装着キャップ 4…装着筒 6…頂板
10…シリンダ 12…シリンダ周壁 14…鍔部
16…上部周壁 18…主オネジ 19…環状板部
20…下部周壁 22…吸上げパイプ
24…弁部材 24a…脚筒 24b…弁板 24c…連結片
24d…台座部
26…作動部材 28…ピストンガイド(下部) 28a…本体
28b…フランジ状壁部 28c…垂下筒部 30…ステム 32…筒状ピストン
34…吐出ヘッド 34a…天板 34b…取付筒部
34c…内筒部(被連結筒) 34d…外筒部 34e…ノズル
35…副メネジ
36…閉塞筒 36a…垂直筒部 36b…閉塞部
40…補助キャップ 42…組付け筒 43…主メネジ 44…連結壁部
45…外向きフランジ 46…差込み筒 48…連結筒 49…副オネジ
50…操作部(操作筒) 52…可変形壁部
54…指掛け用凹凸面 100…容器体 102…口頸部
A…指掛け用スペース c…コイルスプリング h…通気孔
S1…主ネジ部 S2…副ネジ部
V1…第1逆止弁 V2…第2逆止弁

Claims (3)

  1. 容器体の口頸部へ装着可能な筒状の装着キャップ(2)と、
    前記装着キャップ(2)から垂設されたシリンダ(10)と、
    シリンダ(10)内に昇降可能に取り付けられるとともに、シリンダ(10)内から起立するステム(30)に吐出ヘッド(34)を付設してなる作動部材(26)と、
    作動部材(26)の下部(28)に分離可能に取り付けられ、作動部材(26)を上方へ付勢するコイルスプリング(c)と、
    前記シリンダ(10)の上端部である上部周壁(16)に組み付けられ、前記作動部材(26の上方移動の範囲を規制する環状の補助キャップ(40)と、を具備し、
    吐出ヘッド(34)をシリンダ(10)に対して上下動させることで容器体内の液体をシリンダ内へ吸い込んで吐出ヘッドへ圧送するように設けた液体容器用吐出器であって、
    補助キャップ(40)は、前記上部周壁(16)へ回転操作により着脱可能に組み付けられた組付け筒(42)を有し、
    この組付け筒の上部から外向きフランジ(45)を突出するとともに、この外向きフランジ(45)の先端側より、側外方から挟持可能な操作部(50)を垂下しており、
    この操作部(50)の下端は前記装着キャップ(2)の上面に接近しており、
    前記操作部(50)を挟持して前記装着キャップ(2)に対して引き上げることができるように、前記外向きフランジ(45)に可変形壁部(52)を形成したことを特徴とする、液体容器用吐出器。
  2. 前記操作部(50)を、前記外向きフランジ(45)の外周端から垂下した操作筒に形成するとともに、前記可変形壁部(52)を前記外向きフランジ(45)の全周に亘って形成したことを特徴とする、請求項1に記載の液体容器用吐出器。
  3. 補助キャップ(40)は、組付け筒(42)と連設させて組付け筒よりも上方へ起立するとともに、前記吐出ヘッド(34)へ分離可能に連結された連結筒(48)を有しており、
    前記シリンダ(10)の上部周壁(16)外面と組付け筒(42)とを主ネジ部(S1)を介して、また連結筒(48)と吐出ヘッド(34)とを副ネジ部(S2)を介してそれぞれ螺着させるとともに、
    前記副ネジ部(S2)及び主ネジ部(S1)の一方を正ネジに、他方を逆ネジに形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の液体容器用吐出器。
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