JP7302446B2 - 放熱装置 - Google Patents

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本発明は、半導体チップ等の発熱性素子の熱を放散する放熱装置に関する。
ここで、本発明に係る放熱装置の上下方向は限定されるものではないが、本明細書及び特許請求の範囲では、放熱装置の構成を理解し易くするため、放熱装置における発熱性素子が搭載される側を放熱装置の上側、及び、その反対側を放熱装置の下側と定義する。
さらに、本明細書及び特許請求の範囲では、放熱装置の各構成部材の厚さ方向に垂直な面を各構成部材の平面といい、各構成部材の平面に平行な方向を各構成部材の平面方向という。
さらに、本明細書及び特許請求の範囲では、文中に特に明示した場合を除き、「アルミニウム」の語は純アルミニウム及びアルミニウム合金の双方を含む意味で用いられる。
金属-炭素粒子複合材は一般に高い熱伝導性と低い線膨張性を有しており、その製造方法を開示した文献として例えば特許文献1(特許第5150905号公報)及び特許文献2(特許第4441768号公報)が知られている。
ところで、半導体チップ等の発熱性素子の熱を放散する放熱装置は、上下方向に互いに積層状に接合一体化された複数の放熱装置構成部材として、セラミック製絶縁層と、絶縁層の上側に配置された上配線層と、絶縁層の下側に配置された放熱部材とを具備している。発熱性素子は一般に上配線層の上面にはんだ層を介して接合されることで放熱装置に搭載される。
このような放熱装置には、放熱装置が高い放熱性能を有するようにするため高い熱伝導性が要求される。そこで、放熱装置の構成部材の材料として金属-炭素粒子複合材を用いることが特許文献3~7などに提案されている。
特許第5150905号公報 特許第4441768号公報 特開2016-207799号公報 特開2017-117868号公報 特開2018-6673号公報 特開2018-22738号公報 特開2019-96841号公報
而して、一般的に放熱装置は発熱性素子の動作の開始及び停止が繰り返し行われることにより冷熱サイクル負荷を受ける。発熱性素子の発熱量が増加すると、この冷熱サイクル負荷が大きくなり、その結果、放熱装置の構成部材同士を接合した接合界面(例:上配線層と絶縁層との間の接合界面)、上配線層と発熱性素子との間の接合界面(例:発熱性素子とはんだ層との間の接合界面、はんだ層と上配線層との間の接合界面)などに亀裂や剥離が生じる虞がある。特に、上配線層と発熱性素子との間の接合界面は、上配線層、発熱性素子及びはんだ層の材料の影響を大きく受け、そのため当該接合界面に剥離や亀裂が生じ易い。
したがって、上配線層と発熱性素子との間の接合界面での剥離や亀裂を抑制するため、冷却装置には高い放熱性能はもとより更に冷熱サイクル負荷に対して高い信頼性、即ち高い冷熱信頼性も要求される。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、高い放熱性能と高い冷熱信頼性を有する放熱装置を提供することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
1) 上面にはんだ接合される発熱性素子の熱を放散する放熱装置であって、
互いに積層状に接合一体化された複数の放熱装置構成部材として、セラミック製絶縁層と、前記絶縁層の上側に配置された上配線層と、前記絶縁層の下側に配置された放熱部材とを備え、
前記上配線層は、前記絶縁層側に位置する下部と、前記下部の上側に位置する上部とを含むととともに、前記下部と前記上部が接合されており、
前記下部は、第1アルミニウムマトリックスと前記第1アルミニウムマトリックス中に分散した黒鉛粒子とを含み且つ熱伝導率に異方性を有するアルミニウム-黒鉛粒子複合材で形成されるとともに、前記アルミニウム-黒鉛粒子複合材の高熱伝導方向が前記下部の厚さ方向に向いており、
前記上部は、第2アルミニウムマトリックスと前記第2アルミニウムマトリックス中に分散した繊維状炭素粒子とを含み且つ熱伝導率に異方性を有するアルミニウム-繊維状炭素粒子複合材で形成されるとともに、前記アルミニウム-繊維状炭素粒子複合材の高熱伝導方向が前記上部の平面方向に向いている、放熱装置。
2) 前記上配線層の前記上部の厚さが0.05mm~2mmの範囲である前項1記載の放熱装置。
本発明は以下の効果を奏する。
前項1では、上配線層の下部がアルミニウム-黒鉛粒子複合材(これを「第1複合材」ともいう)で形成されるとともに第1複合材の高熱伝導方向が下部の厚さ方向に向いていることにより、上配線層の厚さ方向の熱伝導性が向上し、これにより放熱装置の放熱性能を高めることができる。
さらに、上配線層の上部がアルミニウム-繊維状炭素粒子複合材(これを「第2複合材」ともいう)で形成されるとともに第2複合材の高熱伝導方向が上部の平面方向に向いていることにより、上配線層の上面の平面方向の線膨張係数の異方性が緩和されるとともに、上配線層の上面部の強度がはんだ層の強度よりも低くなる。そのため、冷熱サイクル負荷によるはんだ層の熱応力が緩和され、これにより放熱装置の冷熱信頼性を高めることができる。
前項2では、上配線層の上部の厚さが0.05mm~2mmの範囲であることにより、上述した前項1の効果を確実に奏し得る。
図1は本発明の一実施形態に係る放熱装置の概略斜視図である。 図2は同放熱装置の概略正面図である。 図3は同放熱装置の上配線層の一部切欠き概略正面図である。 図4は第1アルミニウム-黒鉛粒子複合材の本体の概略斜視図である。 図5は図4中のE部分の拡大断面斜視図である。 図6は同上配線層の一製造方法を説明する図である 図7は同上配線層のもう一つの製造方法を説明する図である。 図8は実施例2の放熱装置を製造途中の状態で示す概略正面図である。
本発明の幾つかの実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1及び2に示すように、本発明の一実施形態に係る放熱装置1は、発熱性素子40の熱を放散するものである。発熱性素子40としては、半導体チップ(例:パワー半導体チップ)等が挙げられる。
放熱装置1は、互いに積層状に接合一体化された複数の放熱装置構成部材を備える。具体的には、放熱装置1は、複数の構成部材として、上配線層2、絶縁層5、下配線層6及び放熱部材7を備えるとともに、これらの部材2、5、6、7が上から下へこの記載の順に積層された状態で所定の接合手段により接合一体化されており、これにより放熱装置1が形成されている。
接合手段は限定されるものではなく、接合手段として、ろう付け、圧延クラッド、焼結(例:放電プラズマ焼結)などが用いられる。
放熱装置1において、上配線層2と絶縁層5と下配線層6とが接合一体化されたものは絶縁基板9とも呼ばれている。
絶縁層5は電気絶縁性を有する平面視方形状のものであり、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ケイ素(Si)、アルミナ(Al)などのセラミック製である。絶縁層5の一辺の長さは、上配線層2及び下配線層6の一辺の長さよりも長い。
上配線層2は、絶縁層5の上側に配置されており、具体的には絶縁層5の上面に接合されている。上配線層2の上側には発熱性素子40がはんだ層41を介して接合されて搭載される。本実施形態では、発熱性素子40は上配線層2の上面2aにはんだ接合されて搭載されており、具体的には発熱性素子40は上配線層2の上面2aにはんだ層41を介して接合されて搭載されている。これにより、パワーモジュール等の半導体装置50が得られる。
なお上配線層2の上面2aには、当該上面2aのはんだ接合性を高めるためにニッケルめっき膜等のニッケル膜(図示せず)が形成される場合がある。上配線層2の詳細な構成については後述する。
下配線層6は、放熱装置1に発生する熱応力を緩和することを主な役割とする層であり、絶縁層5の下側に配置されており、具体的には絶縁層5の下面に接合されている。
下配線層6の材料は限定されるものではなく、好ましくは、金属(例:アルミニウム、銅)、金属-炭素粒子複合材(例:アルミニウム-炭素粒子複合材)、グラファイトシートなどの高熱伝導材料が用いられる。
放熱部材7は、空冷式のものであり、例えばヒートシンク(放熱板を含む)からなる板状のものであり、複数の放熱フィン7aを有している。さらに、放熱部材7は絶縁層5の下側に配置されており、具体的には下配線層6の下面にブレージングシート8を介してろう付けにより接合されている。
放熱部材7の材料は限定されるものではなく、好ましくは、金属(例:アルミニウム、銅)、金属-炭素粒子複合材(例:アルミニウム-炭素粒子複合材)などの高熱伝導材料が用いられる。
ブレージングシート8としては、両面アルミニウムブレージングシートなどが用いられる。ブレージングシート8の厚さは限定されるものではないが、ブレージングシート8は一般に薄い方が熱伝導率が高いため、ブレージングシート8の厚さは1mm以下であることが好ましく、特に0.5mm以下であることがよい。ブレージングシート8の厚さの下限は限定されるものではなく、通常0.1mmである。
ブレージングシート8のろう材はアルミニウム系のものであり、特にAl-Si-Mg系ろう材であることが好ましい。さらに、ろう材の流動性を向上させる元素成分(例:Bi、Sr)がろう材に添加されていてもよい。
なお本発明では、下配線層6と放熱部材7とを接合する方法はブレージングシート8を用いたろう付けであることに限定されるものではなく、その他に例えばろう材箔(図示せず)を用いたろう付けであってもよい。また本発明では、ブレージングシート8には熱応力緩和のための厚さ方向に貫通した孔が設けられていてもよい。
さらに本発明では、放熱部材7は空冷式のものであることに限定されるものではなく、その他に例えば液冷式のものであってもよい。この場合、放熱部材は例えば冷却液(例:冷却水)が流れる通路を有するものが用いられる。
放熱装置1では、発熱性素子40に発生した熱は、発熱性素子40からはんだ層41、上配線層2、絶縁層5、下配線層6及び放熱部材7に順次伝導して放熱部材7から放散される。その結果、発熱性素子40が冷却されてその温度が低下する。
次に、上配線層2の構成について以下に説明する。
図1及び2中の矢印W、L及びTは、それぞれ、放熱装置1の各構成部材(即ち、上配線層2、絶縁層5、下配線層6及び放熱部材7)の幅方向、長さ方向及び厚さ方向を示しており、これらは互いに直交している。その他の図中の矢印W、L及びTも同様である。
上配線層2は平面視方形状であり、詳述すると平面視長方形状である。さらに、上配線層2は、絶縁層5側に位置する下部3と、下部3の上側に位置する上部4とを含むとともに、下部3と上部4が積層状に接合一体化されて上配線層2が形成されている。
図3に示すように、上配線層2の下部3は、第1アルミニウムマトリックス(ドットハッチングで示す)11と第1アルミニウムマトリックス11中に分散した黒鉛粒子12とを含む板状のアルミニウム-黒鉛粒子複合材10(これを以下では「第1複合材10」ともいう)で形成されたものである。
第1複合材10において、黒鉛粒子12の種類は限定されるものではなく、黒鉛粒子12として、好ましくは、天然黒鉛粒子(例:鱗片状黒鉛粒子)、人造黒鉛粒子、熱分解黒鉛粒子及びグラフェン(例:単層グラフェン、二層グラフェン、多層グラフェン)からなる群より選択される少なくとも一種が用いられ、より好ましくは高い熱伝導率を有するものが用いられ、具体的には鱗片状黒鉛粒子及びグラフェンからなる群より選択される少なくとも一種が好適に用いられる。
黒鉛粒子12のアスペクト比は限定されるものではなく、好ましくは5以上であることがよい。その理由は、アスペクト比が高い黒鉛粒子は高い熱伝導率を有するからである。このアスペクト比の上限は限定されるものではなく、例えば100である。
ここで以下では、黒鉛粒子12の厚さ方向に垂直な面方向を黒鉛粒子12の平面方向という。
黒鉛粒子12は熱伝導率に異方性を有している。一般に、黒鉛粒子12の厚さ方向の熱伝導率は低く、黒鉛粒子12の平面方向(即ち黒鉛粒子12の長さ方向及び幅方向)の熱伝導率は高い。
黒鉛粒子12の大きさは限定されるものではなく、好ましくは黒鉛粒子12の長軸方向の平均長さが50μm~1800μmの範囲であることがよい。なお、黒鉛粒子12の長軸方向の長さとは、黒鉛粒子12の最も長い方向の長さを意味する。
第1複合材10は、第1アルミニウムマトリックス11中に黒鉛粒子12が分散した複数の黒鉛粒子分散層14と、第1アルミニウムマトリックス11中に黒鉛粒子12等の炭素粒子が実質的に存在していない複数の第1アルミニウム層13とを含むとともに、黒鉛粒子分散層14と第1アルミニウム層13とが交互に複数積層した状態に配列している。
さらに、第1複合材10は熱伝導率に異方性を有するものである。具体的には、黒鉛粒子分散層14と第1アルミニウム層13との積層方向が第1複合材10の最も低い熱伝導率の方向c1(この方向c1を「低熱伝導方向c1」という)であり、この低熱伝導方向c1に直交し且つ互いに直交する二つの方向a1、b1が第1複合材10の高熱伝導率の方向a1、b1(これらの方向a1、b1を「高熱伝導方向a1、b1」という)であり、両方の高熱伝導方向a1、b1に平行な面が第1複合材10の高熱伝導面ABである。
図面では、第1複合材10の高熱伝導面ABは、理解し易くするため上配線層2の下部3に仮想線としての二点鎖線で描かれている。第1複合材10の低熱伝導方向c1はこの高熱伝導面ABに直交している。
第1複合材10の高熱伝導面ABは第1複合材10の黒鉛粒子分散層14に平行であり、第1複合材10中の黒鉛粒子12は高熱伝導面ABに平行な方向に配向している。
上配線層2の下部3では、第1複合材10の低熱伝導方向c1は下部3の平面方向の一方向に向いており、具体的には下部3の幅方向Wに向いている。第1複合材10の高熱伝導方向a1は下部3の厚さ方向Tに向いており、第1複合材10の高熱伝導方向b1は下部3の平面方向における低熱伝導方向c1に直交する方向に向いており、具体的には下部3の長さ方向Lに向いている。
したがって、上配線層2の下部3(即ち第1複合材10)はその平面方向の熱伝導率に異方性を有している。上配線層2の下部3では、第1複合材10の高熱伝導面ABは下部3の平面方向に略垂直であり、上配線層2の下部3の平面方向の熱伝導率は異方的である。
上配線層2の下部3は上述したようにその平面方向の熱伝導率に異方性を有しているので、下部3はその平面方向の線膨張係数についても異方性を有している。
次に、上配線層2の下部3の好ましい製造方法について以下に説明する。
下部3を形成する第1複合材10は、図4に示すように第1複合材10の本体15を所定の切断面(一点鎖線で示す)Fにてスライス状に切断した切断片からなるものである。図4及び5中の矢印X、Y及びZは、それぞれ、第1複合材10の本体15の幅方向、長さ方向及び厚さ方向を示している。
第1複合材10の本体15は、図5に示すように、複数の黒鉛粒子分散層14と複数の第1アルミニウム層13とを含むとともに、黒鉛粒子分散層14と第1アルミニウム層13とが交互に複数積層した状態に配列している。
黒鉛粒子分散層14と第1アルミニウム層13との積層方向は第1複合材10の本体15の厚さ方向Zである。したがって、本体15の低熱伝導方向c1は本体15の厚さ方向Zに向いている。また、本体15の高熱伝導方向a1は本体15の幅方向Xに向いており、本体15の高熱伝導方向b1は本体15の長さ方向Yに向いている。両方の高熱伝導方向a1、b1に平行な面が本体15の高熱伝導面ABである。本体15中の黒鉛粒子12は高熱伝導面ABに平行な方向に配向している。
この本体15は、第1アルミニウム箔(図示せず)上に黒鉛粒子12が塗工された塗工箔(図示せず)が複数積層された塗工箔積層体(図示せず)を焼結することにより得られたものである。本体15の第1アルミニウムマトリックス11は第1アルミニウム箔のアルミニウム材料からなる。
この本体15をその厚さ方向Zと略平行な切断面Fにてスライス状に切断し、これにより板状の第1複合材10を得る。そして、第1複合材10の低熱伝導方向c1が上配線層2の下部3の平面方向と略平行になるように(具体的には低熱伝導方向c1が下部3の幅方向Wに向くように)下部3を第1複合材10で形成する。
図3に示すように、上配線層2の上部4は、第2アルミニウムマトリックス(ドットハッチングで示す)21と第2アルミニウムマトリックス21中に分散した繊維状炭素粒子22とを含む板状のアルミニウム-繊維状炭素粒子複合材20(これを以下では「第2複合材20」ともいう)で形成されたものである。
第2複合材20において、繊維状炭素粒子22の種類は限定されるものではなく、繊維状炭素粒子22として、炭素繊維(例:ピッチ系炭素繊維、PAN系炭素繊維)及びカーボンナノチューブ(例:単層カーボンナノチューブ、二層カーボンナノチューブ、多層カーボンナノチューブ、気相成長炭素繊維)からなる群より選択される少なくとも一種が好適に用いられる。
繊維状炭素粒子22の長さは限定されるものではなく、好ましくは繊維状炭素粒子22の平均長さが50μm~1500μmの範囲であることがよい。
第2複合材20は、第2アルミニウムマトリックス21中に繊維状炭素粒子22が分散した複数の繊維状炭素粒子分散層24と、第2アルミニウムマトリックス21中に繊維状炭素粒子22等の炭素粒子が実質的に存在していない複数の第2アルミニウム層23とを含むとともに、繊維状炭素粒子分散層24と第2アルミニウム層23とが交互に複数積層した状態に配列している。
さらに、第2複合材20は熱伝導率に異方性を有するものである。具体的には、繊維状炭素粒子分散層24と第2アルミニウム層23との積層方向が第2複合材20の最も低い熱伝導率の方向a2(この方向a2を「低熱伝導方向a2」という)であり、この低熱伝導方向a2に直交し且つ互いに直交する二つの方向b2、c2が第2複合材20の高熱伝導率の方向b2、c2(これらの方向b2、c2を「高熱伝導方向b2、c2」という)であり、両方の高熱伝導方向b2、c2に平行な面が第2複合材20の高熱伝導面BCである。
図面では、第2複合材20の高熱伝導面BCは、理解し易くするため上配線層2の上部4に仮想線としての二点鎖線で描かれている。第2複合材20の低熱伝導方向a2はこの高熱伝導面BCに直交している。
第2複合材20の高熱伝導面BCは第2複合材20の繊維状炭素粒子分散層24に平行であり、第2複合材20中の繊維状炭素粒子22は高熱伝導面BCに平行な方向に配向している。
上配線層2の上部4では、第2複合材20の低熱伝導方向a2は上部4の厚さ方向Tに向いている。第2複合材20の高熱伝導方向b2は上部4の平面方向の一方向に向いており、具体的には上部4の長さ方向Lに向いている。第2複合材20の高熱伝導方向c2は上部4の平面方向における高熱伝導方向b2に直交する方向に向いており、具体的には上部4の幅方向Wに向いている。
したがって、上配線層2の上部4では、第2複合材20の高熱伝導面BC(即ち第2複合材20の高熱伝導方向b2、c2)は上部4の平面方向と略平行であり、上配線層2の上部4の平面方向の熱伝導率は等方的である。
上配線層2の上部4は上述したようにその平面方向の熱伝導率が等方的なので、上部4はその平面方向の線膨張係数についても等方的である。
上配線層2の好ましい幾つかの製造方法について以下に説明する。図6は上配線層2の一つの製造方法を説明する図であり、図7は上配線層2のもう一つの製造方法を説明する図である。
まず、図6に示した上配線層2の製造方法について説明する。
同図に示すように、板状の第1複合材10で形成された上配線層2の下部3と、板状の第2複合材20で形成された上配線層2の上部4とを準備する。
そして、下部3と上部4との間にろう材箔17を挟み、下部3と上部4をろう材箔17を介してろう付けにより積層状に接合一体化する。これにより上配線層2が得られる。
次に、図7に示した上配線層2の製造方法について説明する。
同図に示すように、板状の第1複合材10で形成された上配線層2の下部3を準備するとともに、第2アルミニウム箔26上に繊維状炭素粒子22が塗工された複数の塗工箔27を準備する。
そして、加熱加圧焼結装置30として例えば真空ホットプレス装置31に備えられた焼結室32に、下部3と複数の塗工箔27とを積層することにより焼結素材29を形成し、この焼結素材29を真空ホットプレス装置31に備えられた図示しない加熱手段(例:ヒーター)により加熱しながら真空ホットプレス装置31に備えられた一軸加圧手段(例:押圧パンチ34、34)により焼結素材29の厚さ方向(即ち塗工箔27の積層方向)に加圧することにより、複数の塗工箔27を焼結一体化して上部4(第2複合材20)を形成すると同時に上部4と下部3とを焼結接合する。これにより上配線層2が得られる。
焼結素材29の焼結条件は限定されるものではなく、好ましくは、焼結温度は450℃~640℃の範囲、焼結時間(即ち焼結温度の保持時間)は10min~300minの範囲、及び、焼結素材29への加圧力は1MPa~40MPaの範囲であることがよい。
図7中の符号「33」は、真空ホットプレス装置31に備えられた筒状のダイスである。焼結室32はこのダイス33の内側に位置しており、焼結室32を挟んだ対向位置(本実施形態では焼結室32の上下両側位置)に押圧パンチ34、34が配置されている。
なお本発明では、加熱加圧焼結装置30は真空ホットプレス装置31であることに限定されるものではなく、その他に例えば放電プラズマ焼結装置であってもよい。
本実施形態の放熱装置1によれば、上配線層2の下部3が第1複合材10で形成されるとともに第1複合材10の高熱伝導方向a1が下部3の厚さ方向Tに向いているので、上配線層2の厚さ方向Tの熱伝導性が向上し、これにより放熱装置1の放熱性能を高めることができる。
さらに、上配線層2の上部4が第2複合材20で形成されるとともに第2複合材20の高熱伝導方向b2、c2が上部4の平面方向に向いているので、上配線層2の上面2aの平面方向の線膨張係数の異方性が緩和されるとともに、上配線層2の上面部の強度がはんだ層41の強度よりも低くなる。そのため、冷熱サイクル負荷によるはんだ層41の熱応力が緩和され、これにより放熱装置1の冷熱信頼性を高めることができる。
上配線層2の上部4の厚さは限定されるものではなく、好ましくは0.05mm~2mmの範囲であることがよい。この場合、はんだ層41の熱応力を確実に緩和することができる。上部4の厚さのより好ましい下限は0.1mmであり、より好ましい上限は1.5mmである。
上部4(第2複合材20)の機械的強度は限定されるものではなく、好ましくは上部4の平面方向の室温での引張強度は30MPa~120MPaの範囲であることがよい。この場合、はんだ層41の熱応力を確実に緩和することができる。
上配線層2の下部3の厚さは限定されるものではなく、好ましくは0.2mm~1.6mmの範囲であることがよい。この場合、上配線層2の厚さ方向Zの熱伝導率が確実に高くなり放熱装置1の放熱性能を確実に向上させることができる。
以上で本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々に変更可能である。
例えば、アルミニウム-黒鉛粒子複合材10は上記実施形態に示したように第1アルミニウム箔上に黒鉛粒子12が塗工された塗工箔が複数積層された塗工箔積層体を焼結することにより得られたものに限定されるものではなく、本発明ではその他に例えば、アルミニウム粒子(例:アルミニウム粉末)と黒鉛粒子(例:黒鉛粉末)とが混合された混合体を焼結することにより得られたものであってもよい。
また同じく、アルミニウム-繊維状炭素粒子複合材20は上記実施形態に示した方法で得られたものに限定されるものではなく、本発明ではその他に例えば、アルミニウム粒子(例:アルミニウム粉末)と繊維状炭素粒子とが混合された混合体を焼結することにより得られたものであってもよい。
本発明の具体的な実施例及び比較例を以下に示す。ただし本発明は下記実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
実施例1では、図1に示した上記実施形態の放熱装置1を次の方法で製造した。なお、実施例1を理解し易くするため、上記実施形態の放熱装置1の要素に付された符号を用いて実施例1を説明する。
上配線層2を図7に示した上配線層2の製造方法により製造した。
すなわち、上配線層2の下部3を、第1アルミニウムマトリックス11と第1アルミニウムマトリックス11中に分散した黒鉛粒子12とを含む板状のアルミニウム-黒鉛粒子複合材10(これを「第1複合材10」ともいう)で形成した。下部3の幅W、長さL及び厚さTはそれぞれ28.5mm、28.5mm及び0.8mmであった。黒鉛粒子12としては鱗片状黒鉛粒子(その長軸方向の平均長さ500μm)を用いた。
第1複合材10はその平面方向の熱伝導率に異方性を有するものであり、第1複合材10の高熱伝導方向a1及びb1がそれぞれ下部3の厚さ方向T及び長さ方向Lに向いており、第1複合材10の低熱伝導方向c1が下部3の幅方向Wに向いていた。なお、上述の熱伝導率は室温での熱伝導率(以下同じ)である。
上配線層2の上部4を、第2アルミニウムマトリックス21と第2アルミニウムマトリックス21中に分散した繊維状炭素粒子22とを含む板状のアルミニウム-繊維状炭素粒子複合材20(これを「第2複合材20」ともいう)で形成した。上部4の幅W、長さL及び厚さTはそれぞれ28.5mm、28.5mm及び0.4mmであった。繊維状炭素粒子22としてはピッチ系炭素繊維(その平均長さ150μm)を用いた。
第2複合材20の平面方向の熱伝導率は等方的であり、第2複合材20の高熱伝導方向b2及びc2が上部4の平面方向(即ち上部4の長さ方向L及び幅方向W)に向いており、第2複合材20の低熱伝導方向a2が上部4の厚さ方向Tに向いていた。
上配線層2の下部3と上部4は、真空ホットプレス装置31を用いた第1複合材10と第2複合材20との焼結接合により積層状に一体化した。
また、窒化アルミニウム製の絶縁層5とアルミニウム製の下配線層6とをそれぞれ準備した。絶縁層5の幅、長さ及び厚さはそれぞれ30mm、30mm及び0.64mmであった。下配線層6の幅、長さ及び厚さはそれぞれ28.5mm、28.5mm及び0.6mmであった。
次いで、絶縁層5の上面に上配線層2をろう付けにより接合した。また絶縁層5の下面に下配線層6をろう付けにより接合した。これにより、上配線層2と絶縁層5と下配線層6とが接合一体化された絶縁基板9を製作した。
次いで、下配線層6と放熱部材7としてのアルミニウム製ヒートシンクとの間に両面アルミニウムブレージングシート8(その厚さ0.5mm)を挟み、そして、下配線層6と放熱部材(ヒートシンク)7とをブレージングシート8を介して真空ろう付けにより接合した。ヒートシンクの幅W、長さL及び厚さTはそれぞれ40mm、40mm及び15mm)あった。
以上の方法により第1実施例の放熱装置1を製造した。
<実施例2>
実施例2では、図1に示した上記実施形態の放熱装置1を次の方法で製造した。なお、実施例2を理解し易くするため、上記実施形態の放熱装置1の要素に付された符号を用いて実施例2を説明する。
図8に示すように、上配線層2の下部3、上部4、絶縁層5、下配線層6及び放熱部材(ヒートシンク)7として、それぞれ実施例1と同じものを準備した。ここで、上配線層2の下部3と上部4は一体化されておらず即ちそれぞれ別体に形成されていた。
次いで、絶縁層5の上面に上配線層2の下部3をろう付けにより接合した。また、絶縁層5の下面に下配線層6をろう付けにより接合した。
次いで、同図に示すように、上配線層2の下部3と上部4との間にアルミニウム系ろう材箔17(その厚さ32μm)を挟むとともに、下配線層6と放熱部材7との間に両面アルミニウムブレージングシート8(その厚さ0.5mm)を挟み、そして、上配線層2の下部3と上部4とをろう材箔17を介して真空ろう付けにより積層状に接合すると同時に下配線層6と放熱部材7とをブレージングシート8を介して真空ろう付けにより接合した。
以上の方法により実施例2の放熱装置1を製造した。
<比較例>
上配線層全体を実施例1の第1複合材10(その厚さ0.8mm)だけで形成した。また、絶縁層、下配線層及び放熱部材(ヒートシンク)として、それぞれ実施例1と同じものを準備した。
次いで、絶縁層の上面に上配線層をろう付けにより接合した。また、絶縁層の下面に下配線層をろう付けにより接合した。
次いで、下配線層と放熱部材との間に両面アルミニウムブレージングシート(その厚さ0.5mm)を挟み、そして、下配線層と放熱部材とをブレージングシートを介して真空ろう付けにより接合した。
以上の方法により比較例の放熱装置を製造した。
<<冷熱サイクル試験>>
実施例1、2及び比較例のそれぞれの放熱装置の上配線層の上面にニッケルめっき膜を形成し、次いで、リフローによる半導体チップのはんだ付けを行った。その後、各放熱装置について冷熱サイクル試験を-40℃~200℃の試験温度範囲で1000回行った。
そして、冷熱サイクル試験前後の各放熱装置における半導体チップのはんだ接合部を超音波探傷法により評価し、半導体チップのはんだ接合部の接合率を調べた。その結果、実施例1及び2の放熱装置では接合率がそれぞれ94%及び95%であり、比較例の放熱装置では接合率が87%であった。したがって、実施例1及び2の放熱装置は比較例の放熱装置よりも高い冷熱信頼性を有していることを確認し得た。
なお、半導体チップのはんだ付接合部の接合率は次の方法で算出した。
接合率=「冷熱サイクル試験後の半導体チップのはんだ接合部の接合面積」/「冷熱サイクル試験前の半導体チップのはんだ接合部の接合面積」×100%。
本発明は、半導体チップ等の発熱性素子の熱を放散する放熱装置に利用可能である。
1:放熱装置
2:上配線層
3:上配線層の上部
4:上配線層の下部
5:絶縁層
7:放熱部材
10:アルミニウム-黒鉛粒子複合材
11:第1アルミニウムマトリックス
12:黒鉛粒子
20:アルミニウム-繊維状炭素粒子複合材
21:第2アルミニウムマトリックス
22:繊維状炭素粒子
40:発熱性素子
41:はんだ層

Claims (2)

  1. 上面にはんだ接合される発熱性素子の熱を放散する放熱装置であって、
    互いに積層状に接合一体化された複数の放熱装置構成部材として、セラミック製絶縁層と、前記絶縁層の上側に配置された上配線層と、前記絶縁層の下側に配置された放熱部材とを備え、
    前記上配線層は、前記絶縁層側に位置する下部と、前記下部の上側に位置する上部とを含むととともに、前記下部と前記上部が接合されており、
    前記下部は、第1アルミニウムマトリックスと前記第1アルミニウムマトリックス中に分散した黒鉛粒子とを含み且つ熱伝導率に異方性を有するアルミニウム-黒鉛粒子複合材で形成されるとともに、前記アルミニウム-黒鉛粒子複合材の高熱伝導方向が前記下部の厚さ方向に向いており、
    前記上部は、第2アルミニウムマトリックスと前記第2アルミニウムマトリックス中に分散した繊維状炭素粒子とを含み且つ熱伝導率に異方性を有するアルミニウム-繊維状炭素粒子複合材で形成されるとともに、前記アルミニウム-繊維状炭素粒子複合材の高熱伝導方向が前記上部の平面方向に向いている、放熱装置。
  2. 前記上配線層の前記上部の厚さが0.05mm~2mmの範囲である請求項1記載の放熱装置。
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