JP6482980B2 - アルミニウムと炭素粒子との複合体及び絶縁基板 - Google Patents
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アルミニウム系ろう材を用いたろう付けにより他の構成層と積層状に接合される、アルミニウムと炭素粒子との複合体であって、
複合体の外周側面に、複合体と前記他の構成層との接合界面からの前記ろう材の滲出部を複合体の前記外周側面の周方向に誘導する誘導経路が設けられているアルミニウムと炭素粒子との複合体。
前記誘導経路は、複合体の前記外周側面における前記アルミニウム層の外周面部からなる前項1記載のアルミニウムと炭素粒子との複合体。
前記複数の構成層は、前項1〜4のいずれかに記載のアルミニウムと炭素粒子との複合体で形成された第1構成層と、前記第1構成層に対して積層状に配置される第2構成層とを含み、
前記第1構成層と前記第2構成層は、前記第1構成層と前記第2構成層との接合界面に介在されたアルミニウム系ろう材で互いに積層状に接合されたものであるとともに、
前記第1構成層の外周側面に前記ろう材の滲出部が固着している絶縁基板。
本実施例1では、図1〜9に示した上記第1実施形態のアルミニウムと炭素粒子12aとの複合体10を以下の製造方法で製造した。
本実施例2では、上記実施例1と同じ製造方法及び条件でアルミニウムと炭素粒子12aとの複合体10を製造した。次いで、複合体10の外周側面3にその周方向の全周に亘って延びた複数の誘導溝3cを誘導経路15として並列状に所定ピッチで形成した。誘導溝3cの断面形状はV字状であり、誘導溝3cの幅は50μmであり、誘導溝3cのピッチは50μmであった。
本比較例では、アルミニウムと炭素粒子との複合体として、アルミニウム粉末と炭素粒子とを混合した状態で一体に焼結複合化することにより複合体を製造した。炭素粒子としては、平均繊維長150μm及び平均繊維径10μmのピッチ系炭素繊維(詳述するとピッチ系短炭素繊維)を使用した。
2:配線層
3:配線層の外周側面
3a:アルミニウム層の外周面部
3b:炭素粒子層の外周面部
4:絶縁層
5:緩衝層
6:冷却層
7:配線層と絶縁層との接合界面
8:ろう材
8a:ろう材の滲出部
10:アルミニウムと炭素粒子との複合体
11:アルミニウム層
12:炭素粒子層
15:誘導経路
Claims (11)
- 絶縁基板を構成するとともに互いに積層状に接合一体化される複数の構成層のうち少なくとも一つの構成層として用いられ、
アルミニウム系ろう材を用いたろう付けにより他の構成層と積層状に接合される、アルミニウムと炭素粒子との複合体であって、
複合体の外周側面に、複合体と前記他の構成層との接合界面からの前記ろう材の滲出部を複合体の前記外周側面の周方向に誘導する誘導経路が設けられており、
前記誘導経路は、複合体の前記外周側面にその周方向に延びて形成された誘導溝からなるアルミニウムと炭素粒子との複合体。 - 複合体は、アルミニウム層と炭素粒子層が交互に複数積層された状態で焼結複合化されたものであり、
前記誘導経路は、複合体の前記外周側面における前記アルミニウム層の外周面部からなる請求項1記載のアルミニウムと炭素粒子との複合体。 - 前記誘導溝の幅が20μm以上200μm以下に設定されている請求項1又は2記載のアルミニウムと炭素粒子との複合体。
- 互いに積層状に接合一体化された複数の絶縁基板構成層を備え、
前記複数の構成層は、アルミニウムと炭素粒子との複合体で形成された第1構成層と、前記第1構成層に対して積層状に配置される第2構成層とを含み、
前記第1構成層と前記第2構成層は、前記第1構成層と前記第2構成層との接合界面に介在されたアルミニウム系ろう材で互いに積層状に接合されており、
前記第1構成層の外周側面に、前記第1構成層と前記第2構成層との接合界面からの前記ろう材の滲出部を前記第1構成層の前記外周側面の周方向に誘導する誘導経路が設けられるとともに、
前記第1構成層の前記外周側面に前記ろう材の滲出部が固着している絶縁基板。 - 前記複合体は、アルミニウム層と炭素粒子層が交互に複数積層された状態で焼結複合化されたものであり、
前記誘導経路は、前記第1構成層の前記外周側面における前記アルミニウム層の外周面部からなる請求項4記載の絶縁基板。 - 前記誘導経路は、前記第1構成層の前記外周側面にその周方向に延びて形成された誘導溝からなる請求項4又は5記載の絶縁基板。
- 前記誘導溝の幅が20μm以上200μm以下に設定されている請求項6記載の絶縁基板。
- アルミニウムと炭素粒子との複合体で形成された第1構成層と、前記第1構成層に対して積層状に配置される第2構成層とを、前記第1構成層と前記第2構成層との間にアルミニウム系ろう材を介在させた状態でろう付けにより互いに接合するろう付け工程を備えており、
前記第1構成層の外周側面に、前記第1構成層と前記第2構成層との接合界面からの前記ろう材の滲出部を前記第1構成層の前記外周側面の周方向に誘導する誘導経路が設けられている、絶縁基板の製造方法。 - 前記複合体は、アルミニウム層と炭素粒子層が交互に複数積層された状態で焼結複合化されたものであり、
前記誘導経路は、前記第1構成層の前記外周側面における前記アルミニウム層の外周面部からなる請求項8記載の絶縁基板の製造方法。 - 前記誘導経路は、前記第1構成層の前記外周側面にその周方向に延びて形成された誘導溝からなる請求項8又は9記載の絶縁基板の製造方法。
- 前記誘導溝の幅が20μm以上200μm以下に設定されている請求項10記載の絶縁基板の製造方法。
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